JP2590829Y2 - 傘立て用錠 - Google Patents

傘立て用錠

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JP2590829Y2
JP2590829Y2 JP1992068174U JP6817492U JP2590829Y2 JP 2590829 Y2 JP2590829 Y2 JP 2590829Y2 JP 1992068174 U JP1992068174 U JP 1992068174U JP 6817492 U JP6817492 U JP 6817492U JP 2590829 Y2 JP2590829 Y2 JP 2590829Y2
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紀彦 小幡
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、傘立ての傘収容溝に傘
を収容する簡単な動作で、開閉レバーが大きな回動量で
回転して傘収容溝を閉鎖して傘を保管する傘立て用錠に
関する。
【0002】
【従来の技術】傘立て用錠の傘収容溝に傘を挿入する簡
単な操作で、傘が保管されるワンタッチ型式の傘立て用
錠の従来例には、実開平4−20585号公報に記載さ
れた技術等がある。この傘立て用錠は、図10の横断面
図に示すように、取り付け部材1に固着される支持部材
2の前面に傘収容溝3が形成され、傘収容溝3の中央部
を交差する横長孔(図示しない)には、湾曲した内面を
有する保持部材4が挿入され、保持部材4の中間部が、
支持部材2に設けられた軸5に枢着される。
【0003】軸5に巻回されるばね6により、保持部材
4の前方部分4aが支持部材2の前面から突出する方向
に付勢され、後方部分4bが傘収容溝3に突出してい
る。後方部分4bの後面には錠装置7に固着された錠止
装置8が係合する鋸歯錠部分8aが設けられる。そし
て、傘を傘収容溝3に挿入すると、後方部分4bを傘に
押された保持部材4が軸5を支点として回動し、保持部
材4が傘を抱持したまま前方部分4aが傘収容溝を閉鎖
する。次に、錠装置7を操作して錠止装置8で保持部材
4をロックする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の傘立て用錠にあっては、傘を挿入する簡単な動作で
自動的に傘が保管できるように保持部材4は前方部分4
aと後方部分4bとに寄ってU字形状をなしている。従
って、ワンタッチで閉鎖できるが、U字形状の保持部材
4の開口部が狭く、正面から傘を挿入することができな
かった。又、前方部分4aが傘収容溝3を閉鎖するまで
傘を後方部分4bに押し付けなければならなかったた
め、操作しずらい欠点があった。本考案は、かかる課題
を解決することを目的とし、傘の挿入が容易である傘立
て用錠を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の傘立て用錠は、前面に傘収容溝が設けられ
るケースと、該ケースに回動可能に嵌挿される枢軸と、
該枢軸に枢着され先端部が上記傘収容溝に突出する傘受
けレバーと、上記枢軸に固着され、一側の外周面に上記
枢軸と同心の歯車が形成され、他側が上記傘収容溝を開
閉する開閉レバーと、上記傘受けレバーに固着された軸
に枢着され、上記歯車と上記ケースに設けられた内歯車
に噛合するピニオンと、上記開閉レバーが閉鎖方向に回
動したときに上記枢軸を施錠する施錠装置とを設け、上
記傘受けレバーの回動が上記ピニオンにより同方向に増
速されて上記開閉レバーに伝達されることを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】上記のように構成された傘立て用錠は、傘を傘
収容溝に挿入して傘受けレバーを押動すると、傘受けレ
バーの回動がピニオンにより増速され、開閉レバーが同
方向に大きく回動して傘収容溝を閉鎖する。従って、傘
を傘収容溝に押し込む量が少なくてすみ、傘の保管操作
が従来よりも容易になり、開閉レバーが閉鎖されるとき
に騒音が発生することはなく、開閉レバーの閉鎖と共に
施錠される。
【0007】傘立て用錠を解錠すると、開閉レバー及び
傘受けレバーが回動可能になり、傘を手前に引くと、開
閉レバーが高速に開いて傘が取り出され、開閉レバーは
傘収容溝を開いた状態に保持され、次の利用客を待つ。
【0008】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図1はケースのカバーを除去した傘立て用錠の
正面図、図2(A),(B)は傘検知片の傾動状態を示
す図1の平面図、図3(A),(B)は図2(A),
(B)の側面図、図4は傘立て用錠の斜視図、図5は傘
立て用錠の正面図、図6は傘立て用錠の側面図、図7
(A),(B)は開閉カバーの開状態及び閉状態を示す
図5の横断面図である。
【0009】傘立て用錠のケース10は、上部ケース1
1と下部ケース12と、後壁13とにより構成され(図
6参照)、上部ケース11,下部ケース12には後壁1
3が嵌入する溝14が設けられ(図7(A)参照)、下
部ケース12の接合面に孔15が設けられ、上部ケース
11の接合面には孔15に対応するねじ孔(図示しな
い)が設けられ、孔15に挿通されるねじ16がねじ孔
に螺合し、上部ケース11と下部ケース12が締結され
る(図6参照)。
【0010】後壁13には4個の孔17が穿設され(図
1参照)、孔17に挿入される取り付けボルト18(図
2参照)により、傘立て錠が傘立ての枠(図示しない)
に取り付けられる。後壁13の下端縁より直角に起立す
るL字形状の起立壁19,19が設けられ、起立壁1
9,19を貫通する支軸20の両端に止め輪21が嵌着
され、支軸20には、傘検知片22の両側に起立する側
壁23,23が枢着される。
【0011】傘検知片22の下端部には傘検知部24が
取り付けられ、支軸20に巻回されたばね25の一端2
5aが側壁23に係止され、他端25bが後壁13に係
止される(図1参照)。従って、傘検知片22は、図3
に示す矢印F方向に付勢される。傘検知片22の上端に
ストッパ26が延設され、傘検知片22が矢印F方向に
傾動したときに、ストッパ26が起立状態になる。
【0012】上部ケース11及び下部ケース12には錠
挿入孔27が設けられ(図7(A)参照)、錠挿入孔2
7にはシリンダ錠28が挿入され、シリンダ錠28の上
端面に設けられた鍵孔にキーKが挿入される。シリンダ
錠28のロータ28aの端部は四角形状に形成され、ロ
ータ28aの端部に固着されるカムレバー29は、一端
に突起30が延設され、他端にばね受け31が設けら
れ、中央部に山形のカム面32が形成される(図8
(A)参照)。
【0013】ばね受け31と下部ケース12との間には
ばね33が挿入され、カムレバー29は、施錠方向であ
る矢印R方向に付勢され、突起30が起立状態のストッ
パ26に当接する。重ね合わされた上部ケース11と下
部ケース12の前面には、傘収容溝34が設けられ、上
部ケース11と下部ケース12の接合面には、傘収容溝
34に開口する横長孔35が穿設される。
【0014】横長孔35の上壁面及び下壁面に枢軸36
が挿入され、この枢軸36には、次に述べる開閉レバー
37の一端が固着され、傘受けレバー38の一端が枢着
される。傘受けレバー38の一端は、切欠部38aによ
り二股状に形成され、この切欠部38aの中に開閉レバ
ー37の一端が回動可能に挿入され、開閉レバー37の
一端の外周面にセグメント状の歯車39が設けられる。
【0015】傘受けレバー38には、切欠部38aを貫
通する軸40が固着され、軸40に回動可能に装着され
るピニオン41が歯車39に噛合すると共に、ケース1
0内に設けられたセグメント状の内歯車42にも噛合す
る。内歯車42の上面には突起42aが設けられ、突起
42aに巻回されたばね47の一端47aが、傘受けレ
バー38の上面に立設されたピン48に係止され、ばね
47の他端47bが内歯車42に係止される(図7
(B)参照)。
【0016】従って、図7aに示すように、開閉レバー
37はケース10に前面に突出して傘収容溝34を開い
ており、傘受けレバー38は傘収容溝34内に突出して
いる。傘収容溝34に傘を挿入すると、傘に押された傘
受けレバー38が枢軸36と共に時計方向(図7(A)
において矢印S方向)に回動し、ピニオン41が内歯車
42に噛み合ったまま反時計方向に回動し、開閉レバー
37が、傘受けレバー38よりも大きな回動量で時計方
向に回動して傘収容溝34を閉鎖し、開閉レバー37と
傘受けレバー38とが傘を挟持する。
【0017】ケース10の内部には、図8(A)に示す
ように、枢軸36の近傍にローラ接触面43aが設けら
れ、ローラ接触面43aと枢軸36との間に底付きのロ
ーラ収容凹部43が形成され、ローラ収容凹部43の内
部にばね44及びローラ45が挿入される。ローラ収容
凹部43は先端の開口部に向かって狭くなっており、枢
軸36の外周面とローラ接触面43aとの間にローラ4
5の突出を阻止する楔面が形成されている(図9参
照)。従って、ローラ45がこの楔面に圧接していると
きには、ローラ45が枢軸36を反時計方向の回動を阻
止する。
【0018】図8(A)に示すように、ケース10に中
間部を枢着された解除レバー46の一端46aはカム面
32に接触し、他端46bはローラ45に近接してい
る。そして、カムレバー29を時計方向(解錠方向)に
回動すると、カム面32に一端46aを押された解除レ
バー46が反時計方向に回動し、他端46bに押動され
たローラ45が楔面から後退し、枢軸36が反時計方向
に回動可能になり、開閉レバー37を開いて傘を取り出
すことが可能になる。
【0019】以上のように構成された傘立て用錠の作用
を、不使用状態,傘の挿入並びに施錠,解錠の順に説明
する。傘立て用錠が使用されていないときには、傘検知
片22が矢印F方向に傾き、ストッパ26は起立してい
る(図3(A)参照)が、傘検知片22はケース10の
下方に隠れているので、一般の人には気付かれ難く、勝
手に操作し難い位置にある。開閉レバー37はケース1
0の前方に突出し、傘収容立て溝34は開かれている
(図7(A)参照)。
【0020】カムレバー29の突起30はストッパ26
に当接しているので、カムレバー29は反時計方向の回
動を阻止されている。シリンダ錠28のロータ28a
は、カムレバー29と共に反時計方向に回動することが
できないので、施錠不能であり、キーKを抜き取ること
はできない。
【0021】傘収容溝34に傘を挿入すると、傘検知片
22が矢印Fの反対方向に回動し(図3(A)参照)、
ストッパ26が左側に傾いて突起30より離れる。従っ
て、カムレバー29が回動可能になり、ばね33の押圧
力により位置30′に移動するので、キーKは抜取可能
になる。
【0022】一方、傘収容溝34に傘を挿入したとき
に、傘に押された傘受けレバー38が、図7(A)にお
いて時計方向に回動するので、開閉レバー37が同方向
に増速されて回動し、傘収容溝34を閉鎖すると共に、
開閉レバー37と傘受けレバー38が傘を挟持する(図
7(B)参照)。従って、傘で傘受けレバー38を押す
量が従来よりも少なくても、開閉レバー37が大きく回
動して傘収容溝34を閉鎖するので、傘の挿入動作が簡
単になる。
【0023】傘受けレバー38と一体となっている枢軸
36が、時計方向に回動するときには、枢軸36に接触
するローラ45を楔面から遠ざかる方向に押すので、枢
軸36は時計方向に自由に回動できるが、枢軸36の反
時計方向に回動に対しては、枢軸36に接触するローラ
45が楔面に係入するので、傘受けレバー38が傘に押
され終わった時点で施錠状態となる。従って、傘収容溝
34に傘を挿入する簡単な動作で傘を施錠状態に保管す
ることができ、キーKを抜き取って携帯することができ
る。
【0024】傘の保管を終わり、鍵孔に挿入したキーK
を図8(B)において時計方向に回動すると、カム面3
2が解錠レバー46の一端46aを押動し、反時計方向
に回動した解錠レバー46の他端46bがローラ45を
ローラ収容凹部43内に押し込み、枢軸36が反時計方
向に回動可能になり、枢軸36と一体の傘受けレバー3
8と共に開閉レバー37も回動可能になる。従って、傘
をそのまま手前に引き出す簡単な動作で傘を取り出すこ
とができる。
【0025】以上の実施例では、ケースの下方に傘検知
片を設け、傘を検知したときにシリンダ錠が回動可能に
なるようにしたが、傘検知片を設けない傘立て用錠にも
適用することができる。
【0026】
【考案の効果】本考案の傘立て用錠は以上のように構成
されているので、傘収容溝に傘を挿入するときに傘受け
レバーを押動する量を少なくすることができるので、傘
の保管操作が従来よりも簡単であり、傘の保管操作に騒
音が発生する虞もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケースのカバーを除去した傘立て用錠の正面図
である。
【図2】図2(A),(B)は傘検知片の傾動状態を示
す図1の平面図である。
【図3】図3(A),(B)は図2(A),(B)の側
面図である。
【図4】傘立て用錠の斜視図である。
【図5】傘立て用錠の正面図である。
【図6】傘立て用錠の側面図である。
【図7】図7(A),(B)は開閉カバーの開状態及び
閉状態を示す図5の横断面図である。
【図8】図8(A),(B)は解錠レバーによる施錠状
態及び解錠状態を説明する要部平面図である。
【図9】図8(A)の部分拡大図である。
【図10】傘立て用錠の従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ケース 11 上部ケース 12 下部ケース 13 後壁 20 支軸 22 傘検知片 25 ばね 26 ストッパ 28 シリンダ錠 29 カムレバー 30 突起 32 カム面 33 ばね 34 傘収容溝 35 横長孔 36 枢軸 37 開閉レバー 38 傘受けレバー 39 歯車 41 ピニオン 42 内歯車 43 ローラ収容凹部 44 ばね 45 ローラ 46 解除レバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に傘収容溝が設けられるケースと、 該ケースに回動可能に嵌挿される枢軸と、 該枢軸に枢着され先端部が上記傘収容溝に突出する傘受
    けレバーと、 上記枢軸に固着され、一側の外周面に上記枢軸と同心の
    歯車が形成され、他側が上記傘収容溝を開閉する開閉レ
    バーと、 上記傘受けレバーに固着された軸に枢着され、上記歯車
    と上記ケースに設けられた内歯車に噛合するピニオン
    と、 上記開閉レバーが閉鎖方向に回動したときに上記枢軸を
    施錠する施錠装置とを設け、 上記傘受けレバーの回動が上記ピニオンにより同方向に
    増速されて上記開閉レバーに伝達されることを特徴とす
    る傘立て用錠。
JP1992068174U 1992-09-30 1992-09-30 傘立て用錠 Expired - Lifetime JP2590829Y2 (ja)

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JPH0632653U JPH0632653U (ja) 1994-04-28
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