JP2590691Y2 - パラボラアンテナの支持装置 - Google Patents
パラボラアンテナの支持装置Info
- Publication number
- JP2590691Y2 JP2590691Y2 JP1991098672U JP9867291U JP2590691Y2 JP 2590691 Y2 JP2590691 Y2 JP 2590691Y2 JP 1991098672 U JP1991098672 U JP 1991098672U JP 9867291 U JP9867291 U JP 9867291U JP 2590691 Y2 JP2590691 Y2 JP 2590691Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- parabolic antenna
- column
- strut
- hole
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Waveguide Connection Structure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパラボラアンテナの支柱
を折り曲げ可能な構造とし、強風時の破損を防止するも
のである。
を折り曲げ可能な構造とし、強風時の破損を防止するも
のである。
【0002】
【従来の技術】パラボラアンテナの支柱を取付金具を介
して建造物に固定、あるいは同支柱の下端部を大地に直
接埋設するものであった。
して建造物に固定、あるいは同支柱の下端部を大地に直
接埋設するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】放送衛星または通信衛
星のテレビ電波を受信するパラボラアンテナは、反射鏡
の中心軸より偏移した位置に一次放射器を備えたオフセ
ットが多く使用されているため、日本国内においては同
反射鏡の中心軸は水平に近く、同中心軸に垂直な水平方
向の風には大きな抵抗とはならないが、同反射鏡の中心
軸に平行な方向の風にたいしては大きな風圧を受ける構
造となっている。このようなパラボラアンテナでは台風
時などの強風による破損の心配があるだけでなく、同パ
ラボラアンテナの破損した破片による他の建造物あるい
は人畜に対する二次災害の危険すらある。本考案は、強
風時にはパラボラアンテナの反射鏡を地面近くに伏せる
構造とし、風圧の影響を最小限とするものである。
星のテレビ電波を受信するパラボラアンテナは、反射鏡
の中心軸より偏移した位置に一次放射器を備えたオフセ
ットが多く使用されているため、日本国内においては同
反射鏡の中心軸は水平に近く、同中心軸に垂直な水平方
向の風には大きな抵抗とはならないが、同反射鏡の中心
軸に平行な方向の風にたいしては大きな風圧を受ける構
造となっている。このようなパラボラアンテナでは台風
時などの強風による破損の心配があるだけでなく、同パ
ラボラアンテナの破損した破片による他の建造物あるい
は人畜に対する二次災害の危険すらある。本考案は、強
風時にはパラボラアンテナの反射鏡を地面近くに伏せる
構造とし、風圧の影響を最小限とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】パラボラアンテナの上部
および下部の二本の支柱で構成し、上部支柱の中央より
下方の一点に同上部支柱の中心軸に直交する回動軸を備
え、下部支柱の上端部に同回動軸の軸受を備え、同上部
支柱を同回動軸を中心に水平もしくは同上部支柱頂部が
水平面以下となるまで回動可能とする。また前記上部支
柱頂部にパラボラアンテナを装着時、前記回動軸の上下
で回転モーメントが略平衡するごとく同上部支柱下部に
錘を装着する。
および下部の二本の支柱で構成し、上部支柱の中央より
下方の一点に同上部支柱の中心軸に直交する回動軸を備
え、下部支柱の上端部に同回動軸の軸受を備え、同上部
支柱を同回動軸を中心に水平もしくは同上部支柱頂部が
水平面以下となるまで回動可能とする。また前記上部支
柱頂部にパラボラアンテナを装着時、前記回動軸の上下
で回転モーメントが略平衡するごとく同上部支柱下部に
錘を装着する。
【0005】
【作用】放送衛星または通信衛星のテレビ電波を受信す
るパラボラアンテナは、同アンテナの反射鏡10の中心軸
と所定の角をなす線上に一次放射器を有するオフセット
形式のものが多く、同反射鏡10の中心軸は日本国内では
略水平となる。この状態では、前記反射鏡10る中心軸と
平行方向の風に対して最大の風圧を受ける向きとなって
いる。
るパラボラアンテナは、同アンテナの反射鏡10の中心軸
と所定の角をなす線上に一次放射器を有するオフセット
形式のものが多く、同反射鏡10の中心軸は日本国内では
略水平となる。この状態では、前記反射鏡10る中心軸と
平行方向の風に対して最大の風圧を受ける向きとなって
いる。
【0006】前記反射鏡10を支持する支柱を折れ曲がる
構造とし、強風時には同反射鏡10を地面に伏せる如く上
部支柱14を倒し、同反射鏡10の受ける風圧を最小にす
る。図1において「′」を付けた符号は、パラボラアン
テナを装着した前記上部支柱を水平位置まで倒したとき
の「′」のない符号のものである。また、前記上部支柱
14の下端部に錘15を装着し、同上部支柱14の前記折曲
点、すなわち回動軸17の上下で同回動軸17に対する回転
モーメントを略等しくし、小さい力で操作可能とする。
構造とし、強風時には同反射鏡10を地面に伏せる如く上
部支柱14を倒し、同反射鏡10の受ける風圧を最小にす
る。図1において「′」を付けた符号は、パラボラアン
テナを装着した前記上部支柱を水平位置まで倒したとき
の「′」のない符号のものである。また、前記上部支柱
14の下端部に錘15を装着し、同上部支柱14の前記折曲
点、すなわち回動軸17の上下で同回動軸17に対する回転
モーメントを略等しくし、小さい力で操作可能とする。
【0007】
【実施例】パラボラ反射鏡10、およびダウンコンバータ
取付具12を介してダウンコンバータ11をその先端部に備
える上部支柱14の中央より下方に、同上部支柱14の中心
軸に直交する水平方向に貫通孔を備える。下端部を大地
18に埋設した下部支柱16の上端部を、前記上部支柱14を
挟む二枚の対向板19とする。例えば同下部支柱16を断面
がコの字状の鋼材とし、同下部支柱16上端部を同鋼材の
平行する二面を連結する中央部材21の先端を同中央部材
21の幅と同等またはやや長い長さで切除する。
取付具12を介してダウンコンバータ11をその先端部に備
える上部支柱14の中央より下方に、同上部支柱14の中心
軸に直交する水平方向に貫通孔を備える。下端部を大地
18に埋設した下部支柱16の上端部を、前記上部支柱14を
挟む二枚の対向板19とする。例えば同下部支柱16を断面
がコの字状の鋼材とし、同下部支柱16上端部を同鋼材の
平行する二面を連結する中央部材21の先端を同中央部材
21の幅と同等またはやや長い長さで切除する。
【0008】前記下部支柱16上端の対向板19の略中央に
同対向板19に垂直な孔を二枚の同対向板19に同軸に設
け、同対向板19で挟んだ前記上部支柱14の貫通孔を通し
て回動軸17を挿入する。前記回動軸17は、前記上部支柱
14を支える部分を円柱状としたボルトとし、同ボルトの
先端にナットを螺合し、同回動軸17を中心に同上部支柱
14を回動可能にするとともに同ボルトおよび同上部支柱
14の脱落を防止する。
同対向板19に垂直な孔を二枚の同対向板19に同軸に設
け、同対向板19で挟んだ前記上部支柱14の貫通孔を通し
て回動軸17を挿入する。前記回動軸17は、前記上部支柱
14を支える部分を円柱状としたボルトとし、同ボルトの
先端にナットを螺合し、同回動軸17を中心に同上部支柱
14を回動可能にするとともに同ボルトおよび同上部支柱
14の脱落を防止する。
【0009】前記上部支柱14の通常使用位置での固定
は、例えば同上部支柱14の下端中央に同上部支柱14
の回動方向に貫通孔22を備え、先端部を雄ネジとし他
端を把手とした固定具20を同貫通孔に挿入し、同上部
支柱14の回動を停止する下部支柱16の中央部材21
の同貫通孔の対向位置に設けた雌ネジにネジ止めする。
図1に示す概念図において前記上部支柱14の下端に装
着した錘に貫通孔22を備え、同貫通孔22を介して固
定するものとしてある。前記上部支柱14の待避時に
は、上部支柱14を固定具20をはずして回動軸17を
中心に回動させて前記先端を切除した中央部材21の先
端部で係止する。このとき、前記のように中央部材21
の先端を同中央部材21の幅と同等の長さで切除すると
きは、上部支柱は鉛直から略90度で係止される。ま
た、中央部材21の先端を同中央部材21の幅より長い
長さで切除するときは、上部支柱は鉛直から90度を越
す角度で係止されることとなる。また前記上部支柱14
の待避時の固定は、同上部支柱14の同上端部および/
または下端部を支持棒により地面に固定するものであっ
てもよい。
は、例えば同上部支柱14の下端中央に同上部支柱14
の回動方向に貫通孔22を備え、先端部を雄ネジとし他
端を把手とした固定具20を同貫通孔に挿入し、同上部
支柱14の回動を停止する下部支柱16の中央部材21
の同貫通孔の対向位置に設けた雌ネジにネジ止めする。
図1に示す概念図において前記上部支柱14の下端に装
着した錘に貫通孔22を備え、同貫通孔22を介して固
定するものとしてある。前記上部支柱14の待避時に
は、上部支柱14を固定具20をはずして回動軸17を
中心に回動させて前記先端を切除した中央部材21の先
端部で係止する。このとき、前記のように中央部材21
の先端を同中央部材21の幅と同等の長さで切除すると
きは、上部支柱は鉛直から略90度で係止される。ま
た、中央部材21の先端を同中央部材21の幅より長い
長さで切除するときは、上部支柱は鉛直から90度を越
す角度で係止されることとなる。また前記上部支柱14
の待避時の固定は、同上部支柱14の同上端部および/
または下端部を支持棒により地面に固定するものであっ
てもよい。
【0010】前記上部支柱14の下端部に同上部支柱14の
中心軸と同軸に雌ネジまたは雄ネジを備え、パラボラ反
射鏡10およびダウンコンバータ11を上端に装着した同上
部支柱14の前記回動軸17に対する回転モーメントを略平
衡せしめる錘15を装着する。前記錘15の固定は、同錘15
の貫通孔を通して前記上部支柱14下端部の雌ネジまたは
雄ネジにボルトまたはナットによる。
中心軸と同軸に雌ネジまたは雄ネジを備え、パラボラ反
射鏡10およびダウンコンバータ11を上端に装着した同上
部支柱14の前記回動軸17に対する回転モーメントを略平
衡せしめる錘15を装着する。前記錘15の固定は、同錘15
の貫通孔を通して前記上部支柱14下端部の雌ネジまたは
雄ネジにボルトまたはナットによる。
【0011】また、前記ダウンコンバータ取付具12の前
記反射鏡取付具13への固着点を回動可能とし、前記上部
支柱14の回動時に同ダウンコンバータ取付具12も同上部
支柱に近接する如く待避せしめ、同上部支柱14を水平位
置より更に回動し、前記反射鏡10を大地18に近接せしめ
ることもできる。
記反射鏡取付具13への固着点を回動可能とし、前記上部
支柱14の回動時に同ダウンコンバータ取付具12も同上部
支柱に近接する如く待避せしめ、同上部支柱14を水平位
置より更に回動し、前記反射鏡10を大地18に近接せしめ
ることもできる。
【0012】
【考案の効果】以上の構成により強風時にはパラボラ反
射鏡を地面に向けることにより同反射鏡に対する風圧を
小さくし、強風による破損を防ぐとともに破片による他
の建造物あるいは人畜に対する二次災害を防止すること
ができる。また上部支柱の下端に備えた錘により、女性
や子供にも容易に操作が可能となる。
射鏡を地面に向けることにより同反射鏡に対する風圧を
小さくし、強風による破損を防ぐとともに破片による他
の建造物あるいは人畜に対する二次災害を防止すること
ができる。また上部支柱の下端に備えた錘により、女性
や子供にも容易に操作が可能となる。
【図1】本考案支持装置の構造概念図である。
【図2】回動軸周辺の一部切欠要部斜視図である。
10 パラボラ反射鏡 10′ パラボラ反射鏡 11 ダウンコンバータ 11′ ダウンコンバータ 12 ダウンコンバータ取付具 12′ ダウンコンバータ取付具 13 反射鏡取付具 13′ 反射鏡取付具 14 上部支柱 14′ 上部支柱 15 錘 15′ 錘 16 下部支柱 17 回動軸 18 大地 19 対向板 20 固定具 21 中央部材 22 貫通孔
Claims (3)
- 【請求項1】 パラボラアンテナの取付支柱を上下に二
分割し、同パラボラアンテナをその先端に備える上部支
柱の中央より下方に同上部支柱の中心軸に直交する回動
軸と、下端部を大地に埋設して略鉛直に立てた下部支柱
の上端部に同回動軸を挿入する軸受を備え、同上部支柱
を下部支柱に回動自在に係合して同上部支柱を鉛直状態
より90度、または90度超180度未満の範囲で回動
可能とするとともに、同上部支柱の下端部中央に同上部
支柱の中心軸に直交する貫通孔と、同下部支柱の同上部
支柱の貫通孔の対応部にネジ孔を備え、同パラボラアン
テナの通常使用位置では、同上部支柱を略鉛直に立て
て、同貫通孔に貫通したネジを同ネジ孔により同上部支
柱の下端を同下部支柱にネジ止めするようにしたことを
特徴とするパラボラアンテナの支持装置。 - 【請求項2】 前記上部支柱の中央より下方に同上部支
柱の中心軸に直交する方向に回動軸を備え、前記下部支
柱の上端部を同上部支柱を挟む二枚の対向する板状とす
るとともに同対向板の面に垂直な孔に同上部支柱の回動
軸を挿入し、同上部支柱を同回動軸周囲に回動可能とし
たことを特徴とする請求項1記載のパラボラアンテナの
支持装置。 - 【請求項3】 前記上部支柱の下端部に錘を固着し、同
上部支柱の上端部にパラボラアンテナを取付けた状態で
前記回動軸上下の回転モーメントを略平衡させたことを
特徴とする請求項1または請求項2記載のパラボラアン
テナの支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991098672U JP2590691Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | パラボラアンテナの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991098672U JP2590691Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | パラボラアンテナの支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548408U JPH0548408U (ja) | 1993-06-25 |
JP2590691Y2 true JP2590691Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=14226011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991098672U Expired - Fee Related JP2590691Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | パラボラアンテナの支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590691Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60190003A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-09-27 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 逃がし可能なアンテナ支持装置 |
JPH0191308U (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-15 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP1991098672U patent/JP2590691Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0548408U (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |