JP2590486B2 - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2590486B2
JP2590486B2 JP62212598A JP21259887A JP2590486B2 JP 2590486 B2 JP2590486 B2 JP 2590486B2 JP 62212598 A JP62212598 A JP 62212598A JP 21259887 A JP21259887 A JP 21259887A JP 2590486 B2 JP2590486 B2 JP 2590486B2
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正敏 河合
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はプリンタ装置に関する。本発明は例えば、自
動車のセンターコンソールパネルに組付けられるプリン
タ装置、更には、ファクシミリ、テレビ、ビデオ、計測
機などの機器のパネルに組付けられるプリンタ装置に利
用することができる。
(従来の技術) 従来よりプリンタ装置としては、特開昭58−14792号
公報、特開昭59−140088号公報に開示されているよう
に、固定フレームと、固定フレームに開放自在に枢支さ
れサーマルヘッドが取付けられたブラケットとからなる
ものが知られている。
このプリンタ装置では、印刷する紙を交換するにあた
っては、サーマルヘッドが取付けられたブラケットを揺
動して開放する。
ところで、上記したプリンタ装置では、ファクシミ
リ、テレビ等の機器のパネルに組付けられている場合に
は、プリンタ装置全体をパネルから外し、パネルから外
したプリンタ装置のブラケットを開放して紙の交換をし
なければならかった。そのため紙の交換をより簡単にで
きるプリンタ装置が望まれていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、そ
の目的は、紙の交換を一層簡単になしうるプリンタ装置
を提供するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明に係るプリンタ装置は、機器のパネルに固定さ
れ、前面部に形成された取出口と、取出口の後方に連通
する収納室と、取出口と収納室の間に設けられた案内部
とをもつ固定フレームと、 少なくとも紙収納部をもち、固定フレームの案内部に
往復動自在に案内され、前面を押圧するこることにより
収納室へ押込まれて収納される引出フレームと、 固定フレームと引出フレームとの間に介在し、引出フ
レームを押出して引出フレームの少なくとも紙収納部を
固定フレームの取出口から引出す押出部材と、 引出フレームおよび固定フレームの少なくとも一方に
設けられ、引出フレームを固定フレームに係止して引出
フレームを固定フレームの収納部に保持する係止部材
と、 固定フレームおよび引出フレームの少なくとも一方に
設けられ、係止部材の係止を解除する係止解除部材とを
備え、引出フレームは、紙収納部が配設されたフレーム
本体と、紙に印刷する印字部を備えると共にフレーム本
体に開閉自在に枢支され、固定フレームの収納室に引出
フレームが収納されているときに紙収納部を覆って閉
じ、且つ開放により紙収納部に連通する紙交換用空間を
形成する揺動ブラケットと、フレーム本体と揺動ブラケ
ットとの間に介在し揺動ブラケットを開放する方向へ付
勢すると共に引出フレームの引出操作に伴い揺動ブラケ
ットを印字部と共に開放させ紙収納部を露出させる第2
不正部材と、フレーム本体および揺動ブラケットの少な
くとも一方に設けられ、第2付勢部材の付勢力に抗して
揺動ブラケットを閉じた状態に係止する第2係止部材
と、引出フレームが所定距離引出されたときに第2係止
部材の係止を解除する第2係止解除部材とで構成されて
いることを特徴とする。
固定フレームは機器のパネルに固定されるものであ
る。機器のパネルとしては、自動車のセンターコンソー
ル、インストルメントパネル、テレビのパネル、ファク
シミリのパネル、ワードプロセッサのパネル、パーソナ
ルコンピュータのパネル等が代表的なものである。固定
フレームは、その前面部に形成された取出口と、取出口
の後方に配置された収納室と、取出口と収納室との間に
設けられた案内部とをもつ。案内部は凸又は凹で形成で
きる。
引出フレームは固定フレーム対して引出し自在とされ
たフレームである。引出フレームには紙収納部が設けら
れている。紙収納部は、用紙がロール状に巻かれたロー
ルを回転自在に収納するタイプでもよく、場合によって
はシート状の用紙を積層した給紙カセットを着脱自在に
収納するタイプでもよい。
押出部材は、価格の低減性、組付け容易性などを考慮
するとばね部材を用いることができる。ばね部材として
は、ねじりコイルばね、板ばね、コイルばね等を用いる
ことができる。又、押出部材は、駆動モータを用いて形
成することもできる。駆動モータとしては、前進及び後
退量の調整が容易なリニア式の超音波モータ、ステッピ
ングモータを用いることができる。ステッピングモータ
を使用した場合には、モータ軸側にピニオンを取付け、
引出フレーム側にピニオンの回転により前進後退するラ
ックを設けることができる。
係止部材は、引出フレームを固定フレームに係止し引
出フレームを固定フレームの収納室に保持するものであ
る。係止部材としては、例えば係止爪と係止爪に引掛か
るピンとの組合わせで形成できる。又、係止部材は爪車
と爪との組合わせで形成することもできる。
係止解除部材は、係止部材の係止を解除するものであ
る。係止部材が係止爪と係止爪に引掛かるピンとの組合
わせで形成されている場合には、係止爪及びピンの少な
くとも一方を移動させて両者の係止を解除する押しボタ
ン等で形成することかできる。
印刷を行なう印字部として機能するヘッドとしてはサ
ーマルヘッドが代表的なものである。サーマルヘッド、
プラテンローラは通常、引出フレームに取着するが場合
によっては固定フレームに取着してもよい。サーマルヘ
ッドは、感熱記録紙を使用する直接感熱方式、リボンシ
ートを溶かして用紙に転写する熱転写方式のいずれでも
よい。
さらには本発明かかるプリンタ装置では、ヘッドの作
動を制御するとともにプラテンローラの回転量を制御す
る制御部を引出フレーム、固定フレームの少なくとも一
方に設けることができる。制御部はマイクロコンピュー
タを主体として形成できる。又、プラテンロールの回転
量を検出するセンサを設けてもよい。
本発明に係るプリンタ装置では、引出フレームは、紙
収納部が配設されたフレーム本体と、フレーム本体に開
閉自在に枢支され開放により紙収納部に連通する紙交換
用空間を形成すると共に印字部をもつ揺動ブラケット
と、フレーム本体と揺動ブラケットとの間に介在し揺動
ブラケットを開放する方向へ付勢する第2付勢部材と、
フレーム本体および揺動ブラケットの少なくとも一方に
設けられ第2付勢部材の付勢力に抗して揺動ブラケット
を閉じた状態に係止する第2係止部材と、引出フレーム
が所定距離引出されると作動し該第2係止部材の係止を
解除する第2係止解除部材とをもつ構成である。
(作用) 本発明に係るプリンタ装置において、係止部材によ
り、引出フレームは固定フレームに係止し、引出フレー
ムは固定フレームの収納室内に保持されている。
ところで紙の交換をするにあたっては、係止解除部材
を作動させて係止部材の係止を解除する。すると、引出
フレームは固定フレームに対して引出可能な状態とな
る。そのため押出部材により、引出フレームは固定フレ
ームから押出され、結局、引出フレームの前面側は固定
フレームの取出口から引出される。その結果、引出フレ
ームの紙収納部は固定フレームから引出される。紙収納
部を固定フレームから引出した状態で、紙を紙収納部に
収納する。収納が終わったら、引出フレームの前面を指
先等で押圧することにより、引出フレームを固定フレー
ムの収納室内に戻す。
この状態で、係止部材の作動により引出フレームは固
定フレームに係止される。このように係止部材が係止し
ている状態では、引出フレームは固定フレームから外れ
ることはない。
(実施例) 本発明に係るプリンタ装置を自動車の車室内に取付け
られるプリンタ装置に適用した一実施例について第1図
〜第11図を参照して説明する。
(構成) 本実施例に係るプリンタ装置は、第11図に示すように
機器のパネルとしての自動車のセンターコンソール1に
形成された取付口2に保持されている。ここで第1図
は、センターコンソール1の取付口2に組付けた状態の
概略斜視図であり、第2図は横方向に切断した断面図で
あり、第3図は第2図のIII−III線に沿う概略断面図で
あり、第4図は第2図のIV−IV線に沿う概略断面図であ
り、第5図は紙収納部付近を示し、第2図のV−V線に
沿う断面図であり、第6図〜第9図はそれぞれ作用状態
を示す断面図であり、第10図は紙収納部付近の分解斜視
図である。
本実施例に係るプリンタ装置の外ケースとなる固定フ
レーム3は、センターコンソール1、インストルメント
パネル等に取付位置が制限される自動車の車室内に取付
け得るように、第1図〜第4図に示すように上下の高さ
寸法Hが低い薄型箱状で、奥行き寸法が長く設定されて
いる。
固定フレーム3は、センターコンソール1の取付口2
内に保持されるものであり、第4図に示すように上面開
口の内フレーム5と、ねじ6で内フレーム5に一体的に
取着された下面開口の外フレーム7とで形成されてい
る。第2図に示すように固定フレーム3の前面部に取出
口8が形成されている。さらに固定フレーム3内には、
取出口8の後方に連通する収納室9が形成されている。
ここで内フレーム5に第4図に示すように案内部として
の断面ほぼコの字形状のレールガイド10がほぼ平行に互
いに対向して取着されている。レールガイド10は第2図
および第3図に示すように取出口8と収納室9との間に
設けられている。
固定フレーム3の収納室9内に引出フレーム12が出入
れ自在に収納されている。引出フレーム12は、第9図に
示すように、ストッパ軸26が固着された引出フレーム本
体13と、引出フレーム本体13にブラケット軸14を介して
開閉自在に枢支された揺動ブラケット15とからなる。な
おブラケット軸14は第2図に示すように引出フレーム本
体13の立壁13a間に架設されている。ブラケット軸14に
は第2付勢部材としてのねじりコイルばね16が取着され
ている。第8図及び第9図に示すように、ねじりコイル
ばね16の一端16aはストッパ軸26に当接し、ねじりコイ
ルばね16の他端16bは揺動ブラケット15に当接してい
る。従ってねじりコイル16は引出フレーム本体13と揺動
ブラケット15との間に介在している。ここでねじりコイ
ルばね16の付勢力で、揺動ブラケット15は常に開放する
方向につまり第9図に示す矢印Z1方向に付勢されてい
る。
第4図に示すように引出フレーム12の引出フレーム本
体13に断面逆L字形状のレール17がねじ18により取着さ
れている。レール17はレールガイド10に案内される。従
って引出フレーム12はレールガイド10に沿って第2図に
示す矢印X1方向および矢印X2方向へ往復動自在である。
第9図に示すように引出フレーム本体13に紙収納部19が
保持されている。紙収納部19は、上面開口の収納空間19
aをもつ容器部20と、容器部20につながる紙ガイド部21
とからなる。
引出フレーム本体13には、表面がゴム製の紙搬送用の
プラテンロール22が回転自在に取着されている。プラテ
ンロール22は第10図に示すように、ロール本体23とロー
ル本体23の軸芯方向の両端の軸受24と軸受24の一方に設
けられたギヤ25とからなる。ここで第9図に示すように
揺動ブラケット15がブラケット軸14を中心として開放し
て揺動ブラケット15の開放角度が一定量以上になると、
揺動ブラケット15の端部15aがストッパ軸26に当接し、
これにより揺動ブラケット15の開放角度が一定量に制限
される。
引出フレーム本体13の前面にはパネル27が設けられて
いる。パネル27には手掛部27a、手掛用空間27bが設けら
れている。揺動ブラケット15の前面にはパネル28が設け
られている。パネル27とパネル28との間には、紙通過用
の隙間29が形成されている。
さらに第10図に示すように、揺動ブラケット15には板
ばね34がリベット32aを介して取着され、ヘッド取付板3
2は支軸33を介して若干揺動可能に取着される。ヘッド
取付板32には、1行ぶんづつ印刷を行なう印字部である
ラインプリンタとして機能するサーマルヘッド35がねじ
36により取着されている。サーマルヘッド35は、多数個
の発熱素子を並設して形成されており、適宜の発熱素子
に電流が流れるとその発熱素子が発熱し、以て印刷を行
なうものである。又、ヘッド取付板32の両端部にU溝38
が形成されている。U溝38は、プラテンロール22の軸受
24に係合する。第9図に示すようにヘッド取付板32に紙
ガイド部37が固着されている。
さらに第3図に示すように引出フレーム本体13にはモ
ータ取付板39がねじ40を介して取着され、モータ取付板
39に駆動モータ41がねじ42を介して取着されている。
又、引出フレーム本体13には減速歯車43、44が取着され
ている。ここで駆動モータ41が回転すると、その駆動ギ
ヤ41aの駆動力は減速歯車43、44を介してプラテンロー
ル22のギヤ25に伝達され、この結果プラテンロール22が
回転する。
第10図および第2図に示すように、引出フレーム12の
後部側に設けたばね軸12aには、押出部材としてのばね
部材47が保持されている。従ってばね部材47は、固定フ
レーム3の内フレーム5の後面壁5bと引出フレーム12の
引出フレーム本体13の後部側との間に介在している。こ
こでばね部材47の棒部47aは常に固定フレーム3の内フ
レーム5の後面壁5bに圧接している。従って、引出フレ
ーム12が固定フレーム3の収納室9内に収納された状態
では、引出フレーム12は、ばね部材47の付勢力で第2図
に示す矢印X1方向へ付勢される。
第6図に示すように固定フレーム3の内フレーム5に
は係止部材としてのロックピン50が固着されている。
又、引出フレーム12の前端部には、係止部材としてのロ
ック板51が支軸52を介して矢印Y1方向およびY2方向に揺
動自在に枢支されている。ロック板51が係止爪状をなし
ており、その先端には傾斜部51a、係止孔51bが形成され
ている。支軸52にはねじりコイルばね53が取着され、ね
じりコイルばね53の付勢力によってロック板51は常に矢
印Y2方向に付勢されている。引出フレーム12のパネル27
のボタン孔27bに、係止解除部材としての押しボタン54
が出没自在に取着されている。押しボタン54は、凸部54
aによりパネル27のボタン孔27bから外れ止めされてい
る。ここで第6図に実線で示すようにロック板51の係止
孔51bとロックピン50とが係止している状態で、押しボ
タン54を指先等で矢印X2方向へ押圧操作すると、押しボ
タン54に押圧されてロック板51は支軸52を中心として矢
印Y1方向へ揺動し、その結果ロック板51の係止孔51bと
ロックピン50との係止は解除される。この状態でパネル
27の手掛部27aを指先などで引張ると、引出フレーム12
は固定フレーム3から引出される。
第9図に示すように引出フレーム本体13には第2係止
部材としての係止板57が支軸58を介して揺動自在に枢支
されている。係止板57の先端部に傾斜部57aおよび係止
孔57bが形成されている。第10図に示すように係止板57
は2個設けられており、連接部59でつながっている。引
出フレーム本体13のピン60と係止板57の下端部との間に
は、ばね61が介在している。ばね61の付勢力で係止板57
は矢印W1方向へ付勢されている。
揺動ブラケット15には第2係止部材としての係止ピン
55が固着されている。また第9図に示すように引出フレ
ーム12の引出フレーム本体13の壁にピン65が固着されて
いる。ピン65に、第2係止解除部材としてのリンク66の
後端側の長穴67が嵌合している。リンク66の後端部に当
接片68が形成されている。またリンク66の前端部は支軸
69を介して係止板57の下端部に揺動自在に連結されてい
る。この結果リンク66は引出フレーム12に保持されてい
る。
なお本実施例に係るプリンタ装置では、サーマルヘッ
ド35の印字面35aの発熱素子に流す電流を制御したりプ
ラテンロール22の回転を制御する図略の制御部が引出フ
レーム12に設けられている。この制御部はCPUを主体と
して形成されている。
なお第1図において、パネル27には、電源を投入する
電源ボタン75、駆動モータ41を駆動するスタートボタン
76、電源ボタン75のオン状態を表示する表示用LED78、
スタートボタン76のオン状態を表示する表示用LED77が
設けられている。
(作用) 次に本実施例に係るプリンタ装置の作用について説明
する。
感熱記録紙をプリンタ装置内に収納するにあたって
は、ロック板51の係止孔51bがロックピン50に係止し引
出フレーム12が固定フレーム3の収納室9内に収納され
ている状態で、パネル27の押しボタン54を使用者の指先
などで矢印X2方向へ押圧操作する。すると第6図に示す
ように二点鎖線でロック板51が支軸52を中心として矢印
Y1方向へ揺動し、ロック板51の係止孔51bとロックピン5
0との係合が解除される。このように解除された状態で
は、引出フレーム12は固定フレーム3から引出可能な状
態である。そのため、ロック板51とロックピン50との係
合が解除されると、ばね部材47の付勢力で、引出フレー
ム12の引出フレーム本体13は、ばね部材47の作用範囲ぶ
ん前方つまり矢印X1方向へ自動的に押出される。従って
引出フレーム12は固定フレーム13から、換言するとセン
ターコンソール1の取付孔2から所定量引出される。さ
らにパネル27の手掛部27aに指先などを引掛けて手前側
へ引くと、引出フレーム12はさらに前方へ引出される。
引出されると、第9図に示すように固定フレーム3側に
固着したピン3dにリンク66の当接片68が当接する。する
とピン3dがストッパーとして機能するため、リンク66は
それ以上前進つまり矢印X1方向へは移動できない。しか
しパネル27の手掛部27aは指先などでさらに手前側へ引
かれる。その結果、係止板57は支軸58を中心として第9
図に示す矢印W2方向へ揺動し、その結果、係止板57の係
止孔57bとピン55との係止は解除される。すると、ねじ
りコイルばね16の付勢力で揺動ブラケット15は上方つま
り矢印Z1方向へブラケット軸14を中心としてストップ軸
26に当たるまで自動的に揺動し、これにより揺動ブラケ
ット15は所定角度開放される。このとき揺動ブラケット
15はセンターコンソール1、運転席の他の機器にあたら
ない。
上記のように揺動ブラケット15が所定角度開放される
と、紙収納部19の収納空間19aに連通する紙交換用空間7
2が形成される。このときサーマルヘッド35が紙交換用
空間72に対面する。そして紙交換用空間72から第9図に
示すように、感熱記録紙71aをフラット状に巻き戻した
状態のロール71を、紙収納部19の収納空間19a内に収納
する。この場合、フラット状に巻き戻した感熱記録紙71
aを、プラテンロール22の上に位置させる。なお感熱記
録紙71aは基紙の上に発色層を形成したものである。
上記したように紙収納部19にロール71を収納した状態
で、パネル27を指先などで矢印X2方向へ押圧操作し引出
フレーム12を固定フレーム3内に少し戻し、これにより
リンク66の当接片68とピン3dとの係止を解除する。する
と係止片57はばね61の付勢力で支軸58を中心として矢印
W1方向へ揺動する。
次に指先などでパネル28を操作して揺動ブラケット15
をブラケット軸14を中心として矢印Z2方向へ揺動する。
すると揺動ブラケット15の係止ピン55は係止板57の傾斜
部57aに当接しつつ、係止板57の係止孔57bに嵌合して係
合する。この状態では、第8図から明らかなように、引
出フレーム本体13に対して揺動ブラケット15を閉じてい
る。
続いてパネル27を指先などでばね部材47の付勢力に抗
してさらに押圧する。するとロック板51の傾斜部51aが
ロックピン50に当接するためロック板51は若干揺動しつ
つ、結局、第6図に実線で示すようにロック板51の係止
孔51bとロックピン50とは嵌合して係止する。これによ
り引出フレーム12は固定フレーム3の収納室9に収納さ
れ、固定フレーム3から外れない。
ところで、感熱記録紙71aに印刷を行なう場合には電
源ボタン75およびスタートボタン76を押圧操作する。す
ると、駆動モータ41が駆動し、減速歯車43、44、ギヤ25
を介してプラテンロール22が一行分ずつ間欠的に回転す
る。すると第5図に示すようにプラテンロール22により
ロール71の感熱記録紙71aは一行分づつ間欠的に前方つ
まり矢印X1方向へ隙間29を通して押出される。このとき
制御部のデータに応じてサーマルヘッド35の印字面35a
の発熱素子が発熱するので、感熱記録紙71aの発色層が
発色し印字される。なお板ばね34の付勢力でヘッド取付
板32が付勢されているので、サーマルヘッド35の印字面
35aはプラテンロール22側に付勢され、よってサーマル
ヘッド35の印字面35aは感熱記録紙71aに押圧され、印字
が良好に行なわれる。
(効果) 本実施例では感熱記録紙71aを巻いたロール71を交換
するにあたっては、引出フレーム12を固定フレーム3か
ら引出して、引出フレーム12に設けられている紙収納部
19にロール71を収納する構成である。従って紙交換の際
に、プリンタ装置全体をセンターコンソール1の取付口
2から取り外さなくても済み、紙交換作業性を容易にす
ることができる。
又本実施例では、引出フレーム12の紙収納部19を固定
フレーム3つまり自動車のセンターコンソール1の取付
口2から引出す構成であるため、紙を交換しない状態で
は、引出フレーム12は押しこまれており、センターコン
ソール1と運転席との間の空間を大きくするに有利であ
る。
本実施例では引出フレーム12の前面側の操作のみで、
ロール71の交換を行なうことができるので、自動車のセ
ンターコンソール1やインストルメントパネル等のよう
に上方空間および下方空間がない取付場所に取付けるの
に適する。
本実施例では第7図に示すようにレールガイド10とレ
ール17とはほとんど隙間なく嵌合しているので、自動車
の走行中に引出フレーム12が固定フレーム3に対してが
たつくことを抑止できる。
本実施例ではプリンタ装置はセンターコンソール1内
に組み込まれており、パネル27、28の部分しか露出して
いないので、自動車の車内にさしこむ直射日光の影響を
少なくするに有利である。殊に紙収納部19はセンターコ
ンソール1、固定フレーム3、揺動プラケット15、ヘッ
ド取付板32で覆われるので、紙収納部19に収納される紙
への直射日光による悪影響を少なくできる。
(変形例) 本実施例では、ロックピン50を固定フレーム3側に保
持し、ロック板51を引出フレーム12側に保持したが、こ
れと逆にロックピン50を引出フレーム12に保持し、ロッ
ク板51を固定フレーム3側に保持してもよい。また本実
施例では、ばね部材47を引出フレーム12に保持したが、
これに代えて固定フレーム3に保持してもよい。上記し
た本実施例では引出フレーム12の引出フレーム本体13に
紙収納部19が取着されているが、これに代えて揺動ブラ
ケット15に紙収納部19を取着してもよい。また本実施例
ではサーマルヘッド35はラインプリンタ方式であるが、
これに代えて感熱記録紙71aを横切る方向にサーマルヘ
ッドを移動させるシリアルプリンタ方式としてもよい。
本実施例では係止板57を引出フレーム12に取着し、係止
ピン55を揺動ブラケット13に取着したが逆にしてもよ
い。
なお固定フレーム3や引出フレーム12に受信部などを
設け、受信専用のファクシミリとしてもよい。さらには
送信する原稿を読み取るための読み取りヘッド、読み取
りヘッドで読み取ったデータを送信する送信部などを取
着して、送信及び受信兼用のファクシミリとして使用し
てもよいことは勿論である。
本発明にかかるプリンタ装置をテレビのパネルに固定
した実施例の斜視図を第12図に示す。第12図に示すよう
に、この実施例では、テレビ80のパネル81の取付口82に
固定フレーム、引出フレーム等が挿入されている。この
実施例においてもパネル27には、押しボタン54、電源ボ
タン75、スタートボタン76、表示用LED77、78が設けら
れている。
[発明の効果] 本発明に係るプリンタ装置によれば、前述したよう
に、固定フレームから引出フレームを引出し、引出フレ
ームに設けられている紙収納部に紙を収納する構成であ
る。従ってプリンタ装置全体を機器のパネルから取外さ
なくても済み、紙交換作業性を容易にすることができ
る。
また本発明に係るプリンタ装置では固定フレームが薄
型箱状で奥行きが長いものである場合には、自動車のセ
ンターコンソールやインストルメントパネル、グローブ
ボックスに取付けるに適する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明のプリンタ装置の一実施例を示
し、第1図は自動車のセンターコンソールに取付けた状
態の概略斜視図であり、第2図は横方向に切断した断面
図であり、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図で
あり、第4図は第2図のIV−IV線に沿う断面図であり、
第5図は第2図のV−V線に沿う断面図であり、第6図
はロック板付近を示し、第2図のVI−VI線に沿う断面図
であり、第7図は固定フレームから引出フレームを引出
している状態の概略断面図であり、第8図は引出フレー
ムが固定フレーム内に押しこまれている状態の断面図で
あり、第9図は引出フレームを固定フレームから引出す
と共に揺動ブラケットを開放して紙を交換している状態
の断面図であり、第10図は紙交換部付近の概略分解斜視
図であり、第11図はプリンタ装置をセンターコンソール
に取付けた状態の斜視図である。第12図は異なる実施例
を示し、プリンタ装置をテレビのパネルに組付けた状態
を示す斜視図である。 図中、1はセンターコンソール(機器のパネル)、3は
固定フレーム、5は内フレーム、7は外フレーム、8は
取出口、9は収納室、10はレールガイド(案内部)、12
は引出フレーム、13は引出フレーム本体、15は揺動ブラ
ケット、16はねじりコイルバネ(第2付勢部材)19は紙
収納部、22はブラテンロール、32はヘッド取付板、35は
サーマルヘッド、41は駆動モータ、47はばね部材(押出
部材)、47aは棒部、50はロックピン(係止部材)、51
はロック板(係止部材)、54は押しボタン(係止解除部
材)、55は係止ピン(第2係止部材)、57は係止板(第
2係止部材)、66はリンク(第2係止解除部材)、71は
ロール、71aは感熱記録紙、72は紙交換用空間、80はテ
レビ、81はパネルをそれぞれ示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器のパネルに固定され、前面部に形成さ
    れた取出口と、該取出口の後方に連通する収納室と、該
    取出口と該収納室の間に設けられた案内部とをもつ固定
    フレームと、 少なくとも紙収納部をもち、該固定フレームの該案内部
    に往復動自在に案内され、前面を押圧することにより該
    収納室へ取込まれて収納される引出フレームと、 該固定フレームと該引出フレームとの間に介在し、該引
    出フレームを押出して該引出フレームの少なくとも該紙
    収納部を該固定フレームの該取出口から引出す押出部材
    と、 該引出しフレームおよび該固定フレームの少なくとも一
    方に設けられ、該引出フレームを該固定フレームに係止
    して該引出フレームを該固定フレームの該収納室に保持
    する係止部材と、 該固定フレームおよび該引出フレームの少なくとも一方
    に設けられ、該係止部材の係止を解除する係止解除部材
    とを備え、 該引出フレームは、 紙収納部が配設されたフレーム本体と、 紙に印刷する印字部を備えると共に該フレーム本体に開
    閉自在に枢支され、該固定フレームの収納室に該引出フ
    レームが収納されているときに該紙収納部を覆って閉
    じ、且つ開放により該紙収納部に連通する紙交換用空間
    を形成する揺動ブラケットと、 該フレーム本体と該揺動ブラケットとの間に介在し該揺
    動ブラケットを開放する方向へ付勢すると共に該引出フ
    レームの引出操作に伴い揺動ブラケットを印字部と共に
    開放させ該紙収納部を露出させる第2付勢部材と、 該フレーム本体および該揺動ブラケットの少なくとも一
    方に設けられ、該第2付勢部材の付勢力に抗して該揺動
    ブラケットを閉じた状態に係止する第2係止部材と、 該引出フレームが所定距離引出されたときに該第2係止
    部材の係止を解除する第2係止解除部材とで構成されて
    いることを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】押出部材は、固定フレームと引出フレーム
    との間に介在するばね部材である特許請求の範囲第1項
    記載のプリンタ装置。
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