JP4509418B2 - 通帳処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関等に設置される通帳処理装置に関する。さらに詳細には、デスクに対して、水平方向にスライド可能に引出部材を設け、印字部を含む上機構部が通帳移動経路から上方に離れる方向に傾動可能なプリンタをこの引出部材に搭載した通帳処理装置に関する。
【0002】
近年、コンピュータバンキングシステムが急速に進展し、金融機関の窓口でテラーによって操作される通帳処理(印字)装置も、多く用いられている。この装置では、取引処理時間の短縮化のために、ATM(自動預金支払機)とは異なり、通帳の挿入口と排出口とを分離したブーメラン方式を採用することが望まれている。さらに、省スペース化を実現するために、デスク内にプリンタを格納したデスク一体型の装置が望まれている。
【0003】
【従来の技術】
この種のデスク一体型通帳処理装置は、図5に示すような外観をしており、デスク1上には、顧客の口座番号や取引内容等を入力するキーボード2や操作処理内容等が表示されるディスプレイ3が載せられている。又、図示しないが、印鑑等のイメージを読み取るための光学スキャナも設けられている。この通帳処理装置において、通帳は挿入口5から差し込まれ、伝票は挿入口6から差し込まれる。そして、デスク1内のプリンタで印字等の処理がなされた通帳や伝票は、スタッカ7上に排出される。
【0004】
デスク1には、デスク1に対して水平方向にスライド可能な引出部材8が設けられ、印字部を含む上機構部が通帳移動経路から上方に離れる方向に傾動可能なプリンタが、この引出部材8に搭載されている。
【0005】
この従来装置のプリンタ及びその周辺部分の概念的構成は図6で示される。この図において、緩い傾斜の第1搬送路11は、搬送ローラやガイド板等から構成され、デスク1の手前側には上記挿入口5がつながり、奥側にはプリンタ12がつながっている。
【0006】
又、挿入口5に差し込まれた通帳上の磁気データ(磁気ストライプ:MS)を読み取ったり逆に記録したりするMSユニット13と、通帳上の画像(バーコードや文字)を読み取る光学スキャナ(OCR)14が、第1搬送路11に沿って設けられている。プリンタ12は、光学スキャナ14が検出した通帳の印字行に印字を行うもので、印字部を含む上機構部12aは、通帳移動経路(第1搬送路11の延長線上の位置にある)から上方に離れる方向に傾動可能である。このプリンタ12としては、通帳のページを捲るターンページ機構を備えたものもある。
【0007】
第2及び第3搬送路15,16は円弧状に直列配置され、両者のつなぎ部と挿入口6との間には、第4搬送路17が設けられている。第2搬送路15と第3搬送路16は、プリンタ12で印字済みの通帳や伝票をスタッカ7に排出する経路を構成し、第3搬送路16と第4搬送路17は挿入口6に差し込まれた伝票を第1搬送路11に送り込む経路を構成する。このために、第1搬送路11と第2搬送路15との合流点には搬送路変更用のゲート18が設けられ、第2搬送路15と第3搬送路16と第4搬送路17との合流点にも搬送路変更用のゲート19が設けられている。なお、第2〜第4搬送路15〜17についても、第1搬送路11と同様に搬送ローラやガイド板等から構成されている。
【0008】
ここで、プリンタ12だけでなく、上記第1〜第4搬送路11,15〜17,MSユニット13及び光学スキャナ14(図6中において二点鎖線で囲まれた部分)も、引出部材8に搭載される。
【0009】
上記従来装置において、挿入口5に通帳を差し込むと、通帳は第1搬送路11上を搬送され、MSユニット13にて磁気ストライプの読み取りがなされる。その後、光学スキャナ14に搬送され、印字行を見つけるための読み取り走査が行われ、プリンタ12にて、所定の印字行に文字等の記録が行われる。この印字終了後、通帳は第2及び第3搬送路15,16を経由してスタッカ7に排出される。
【0010】
一方、挿入口6に伝票を差し込むと、伝票は第4搬送路17及び第2搬送路15を経由して第1搬送路11に入り、プリンタ12へ送られ、記録がなされる。この印字終了後、伝票は第2及び第3搬送路15,16を経由してスタッカ7に排出される。
【0011】
上記構成の通帳処理装置におけるジャム発生時や印字用インクリボン交換時には、図7に示すように、水平方向(X方向)に引出部材8を引き出し、プリンタ12の上機構部12aを、通帳移動経路から上方に離れる方向にさせてその位置にロックし、下機構部12bとの間の通帳移動経路上に詰まった通帳や伝票を取り出したり、上機構部12a上のインクリボンを交換する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ジャム解消後やインクリボン交換後に、上機構部12aを閉位置に戻すことを忘れて引出部材8をデスク1に押し込むと、プリンタ12が図6の位置に戻った後でも上機構部12aは開位置にあり、オペレータが本来の作業を開始したときに、印字を行えないことになる。
【0013】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、その課題は、引出部材を格納位置に戻すとき、プリンタの上機構部を確実に閉位置に戻すことをオペレータに実行させる通帳処理装置を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、デスクに対して、水平方向にスライド可能に引出部材を設け、印字部を含む上機構部が通帳移動経路から上方に離れる方向に傾動可能なプリンタをこの引出部材に搭載した通帳処理装置において、前記引出部材が前記デスクに押し込まれた格納位置と前記デスクから引き出された引出位置に、前記引出部材をロック可能なスライドロック機構と、前記上機構部を上方に傾動した開位置にロック可能な開ロック機構と、前記デスク側に設けられた規制部と、前記引出部材側に設けられ、前記引出部材が引出位置にあるときに、前記規制部に係合可能であり、且つ係合状態では前記引出部材の格納位置への移動を禁止する係合部と、前記上機構部が開位置まで傾動したことに連動して前記係合部を前記規制部に係合させ、前記引出部材の格納位置への移動を禁止させる連動手段とを有することを特徴とするものである。
【0015】
この発明では、ジャム発生時や印字用インクリボン交換時に引出部材をデスクから引き出して、プリンタの上機構部を開位置にロックして復旧・交換作業を行う。ジャム解消後やインクリボン交換後に、上機構部を閉位置に戻すことを忘れて引出部材をデスクに押し込もうとしても、この状態では、上機構部が開位置まで傾動したことに連動して係合部は規制部と係合している。よって、引出部材の格納位置への移動は禁止される。
【0016】
このため、オペレータは、プリンタの上機構部を閉位置に戻すことに気付き、上機構部を閉位置に戻すことになる。この結果、係合部と規制部との係合は解除され、上機構部を閉位置に戻した状態で引出部材を格納位置に戻すことができる。すなわち、プリンタの上機構部を確実に閉位置に戻すことをオペレータに実行させることになる。
【0017】
請求項2に係る発明は、規制部として、上下方向に向けて穿設されたロック穴と、係合部として、上下方向に移動可能に設けられ、引出部材が引出位置にあるときには、ロック穴に嵌入可能なシャフトと、シャフトをロック穴から抜け出す方向に付勢するスプリングと、上機構部と一体になって傾動し、上機構部が開位置に傾動するときには、シャフトをロック穴内に嵌入させる、連動手段としての押圧部材とを有するものである。この発明では、構成が極めて簡単になる。
【0018】
【実施の形態】
本発明の実施の形態例が図5〜図7に示した従来装置と相異する点は、引出部材を格納位置に戻すとき、プリンタの上機構部を確実に閉位置に戻すことをオペレータに実行させる機構を付加した点であり、従って、本形態例は図5〜図7に示した従来装置の基本的構成を全て有している。
【0019】
すなわち、本形態例もデスク一体型通帳処理装置であり、図5に示すような外観をしており、デスク上には、顧客の口座番号や取引内容等を入力するキーボードや操作処理内容等が表示されるディスプレイが載せられている。又、印鑑等のイメージを読み取るための光学スキャナも設けられている。さらに、図5における挿入口5,6と同様な挿入口を有しており、通帳や伝票もこれらの挿入口に差し込まれ、デスク内のプリンタで印字等の処理がなされた通帳や伝票が、スタッカ7と同様なスタッカ上に排出されるようになっている。
【0020】
本形態例中のデスクにも、デスクに対して、水平方向にスライド可能に引出部材が設けられ、印字部を含む上機構部が通帳移動経路から上方に離れる方向に傾動可能なプリンタが、この引出部材に搭載されている。
【0021】
本形態例におけるプリンタ及びその周辺部分の概念的構成も図6及び図7に示した構成と共通しており、緩い傾斜の第1搬送路や、MSユニット,光学スキャナ(OCR),第2〜第4搬送路等が設けられている。そして、プリンタだけでなく、第1〜第4搬送路,MSユニット及び光学スキャナ等も、引出部材に搭載されている。本形態例での印字作業も、図5〜図7に示した従来装置と全く同様になされる。
【0022】
そこで、本形態例の主要部のみを図1〜図4を用いて重点的に説明する(プリンタは図6に示した場合と同様に引出部材上に傾いて配置されるが、図1〜図3ではプリンタが水平になるように全体を回転させた状態を示している)。まず、図4に示すように、デスクから水平方向に引き出される引出部材20は、従来装置における引出部材8と同様な形状を有するもので、その側面には、引出方向に延びた摺動レール21が固着されている。この摺動レール21は、図示しないデスク側に設けたガイドレールに摺動自在に嵌合し、引出部材20の水平方向の移動を実現するものである。
【0023】
又、引出部材20の側面には、引出部材20がデスクに押し込まれた格納位置とデスクから引き出された引出位置に、引出部材20をロック可能なスライドロック機構が設けられている。このスライドロック機構としては種々なものが考えられるが、本形態例でのスライドロック機構23は、引出部材20の側面にピン24,25でもって回動可能に枢着された二つのフック26,27と、両フック26,27を同期してロック方向あるいはアンロック方向に回転させるために、両フック26,27間に連結されたリンク28と、両フック26,27をロック方向に付勢するために、リンク28・引出部材20間に掛止されたスプリング29とから構成されている。
【0024】
二つのフック26,27は、デスク側に突設されたロックピン30と係脱するもので、ロックピン30が嵌合するためのロック溝26a,27aが、同方向に且つ引出方向と直交する方向(図4における下方向)に形成されている。又、フック26,27には、引出部材20が格納位置方向や引出位置方向に移動してロックピン30に摺接した際に、アンロック方向の回転力を受け、ロックピン30がロック溝26a,27aに進入できるように、摺接斜面26b、27bが水平方向から対峙するように設けられている。
【0025】
図4は引出部材20がX方向に移動して引出位置に到達している状態を示しており、ロックピン30とフック27のロック溝27aとが嵌合し、ロック状態にある。この引出位置から引出部材20を格納位置に戻すには、図示しないハンドルを用いて、フック27をアンロック方向に回転させる力をスライドロック機構23に与え、ロックピン30とロック溝27aとの嵌合状態を解除し、引出部材20を押し込めばよい。これにより、今度はフック26の摺接斜面26bがロックピン30に当接し、フック26が一時的にアンロック方向に回転した後、ロック溝26aにロックピン30が嵌合する。すなわち、引出部材20は格納位置にロックされる。
【0026】
本形態例に用いるプリンタ40は、特に図3に示すように、印字部(ヘッド)41を含む上機構部42が、通帳移動経路から上方に離れる方向に傾動可能に設けられている。光学スキャナ50を経てプリンタ40内に入った通帳は、通帳移動経路を形成する搬送ローラ43等により搬送されながら、印字部41による印字が行われる。本形態例での印字方式は、インクリボン44を用いたワイヤドット式であるが、これに限るものではない。
【0027】
プリンタ40の下機構部45は、図1及び図2に示すように、引出部材20のフレーム60に取り付けられている。この下機構部45に対する上機構部42の傾動中心は、ヒンジシャフト61である。又、上機構部42と下機構部45との間に通帳移動経路を形成する上記搬送ローラ43は、下機構部45側に設けられている。
【0028】
開ロック機構65は、上機構部42を、上方に傾動した開位置にロックするもので、上機構部42の側方に突設されたヒンジピン66と、ヒンジピン66により垂直面内で回動可能に支持されたレバー67と、レバー67の略コの字形の長穴67aに嵌合し且つ下機構部45に突設されたロックピン68と、ロックピン68がレバー67の長穴67aの端部と嵌合するようにレバー67を付勢するスプリング69から構成されている。
【0029】
レバー67の略コの字形の長穴67aについて詳しく説明すると、長穴67aは、レバー67の長手方向(図1〜図3の上下方向)を向いた中間溝67a1と、中間溝67a1の上端から図1〜図3の右方向に延びた閉位置時嵌合溝67a2と、中間溝67a1の下端から図1〜図3の右方向に延びた開位置時嵌合溝67a3とからなる。
【0030】
そして、レバー67の取っ手67bを引き上げると、レバー67がスプリング69の付勢力に抗して図1〜図3における反時計方向に回転し、ロックピン68が相対的に長穴67aの中間溝67a1方向に移動するようになっている。
【0031】
従って、上機構部42が閉位置にある図1の状態から、レバー67の取っ手67bを引き上げると、ロックピン68が相対的に長穴67aの閉位置時嵌合溝67a2内を中間溝67a1方向に摺動し、さらに取っ手67bを引き上げると、ロックピン68が長穴67aの中間溝67a1内を相対的に下方に摺動し、上機構部42を開くことができる。この上機構部42が開いた状態で取っ手67bを引き上げる力を抜くと、レバー67はスプリング69の付勢力により図1〜図3における時計方向に回転させられ、ロックピン68が相対的に長穴67aの開位置時嵌合溝67a3内に進入し、図2に示すように、上機構部42は開位置にロックされる。
【0032】
ジャム発生時やインクリボン44の交換時には、この開位置に上機構部42をロックして、下機構部45との間の通帳移動経路上に詰まった通帳や伝票を取り出したり、上機構部42内のインクリボン44を交換する。上機構部42を再び閉位置に戻すには、一度レバー67の取っ手67bを引き上げて、ロックピン68を相対的に開位置時嵌合溝67a3内を中間溝67a1方向に摺動させた後、レバー67の角度をその状態に保った状態で、取っ手67bにかかる力を抜き、ロックピン68を長穴67aの中間溝67a1内に進入させる。その後は、上機構部42がその自重により元の高さまで下降し、この下降後、スプリング69の付勢力によりレバー67は図1〜図3における反時計方向に回転させられ、ロックピン68が相対的に長穴67aの閉位置時嵌合溝67a2内に進入し、上機構部42は図1に示す閉位置に戻ることになる。
【0033】
図1及び図2に示すように、デスク側の部材70には、規制部として、ロック穴71が上下方向に向けて穿設されている。一方、引出部材20側には、規制部に係合可能な係合部として、シャフト80が設けられている。シャフト80は、引出部材20が引出位置にあるときにロック穴71に嵌入可能であり、且つ嵌入状態では引出部材20の格納位置への移動を禁止するものである。なお、図1及び図2においては、引出部材20は引出位置にある。
【0034】
ブラケット81は板材をコの字形に折り曲げたもので、シャフト80を軸方向(上下方向)に移動可能に支持している。このブラケット81は引出部材20側(引出部材20そのものやプリンタ40の下機構部45)に固着されている。又、シャフト80の中間部分には、つば部を形成するようにEリング82が係止されており、シャフト80上のEリング82・ブラケット81間に位置する部分には、シャフト80をロック穴71から抜け出す方向に付勢するスプリング83が嵌挿されている。このため、上機構部42が閉位置に戻っているときには、スプリング83の付勢力により、シャフト80はロック穴71から抜け出ている。
【0035】
一方、プリンタ40の上機構部42には、上機構部42が開位置まで傾動したことに連動してシャフト80をロック穴71に嵌入させ、引出部材20の格納位置への移動を禁止させる押圧部材85が、連動手段として、取り付けられている。この押圧部材85は、板材を屈曲させて形成したもので、先端屈曲部でシャフト80の頭部を押下できるように設けられている。
【0036】
引出部材20を引出位置まで引き出し、レバー67を操作して上機構部42を開位置にロックしたときには、この押圧部材85の押圧によって、必ず、シャフト80がロック穴71に嵌入することになる。
【0037】
このため、ジャム発生時やインクリボン44の交換時に引出部材20をデスクから引き出して、プリンタ40の上機構部42を開位置にロックして復旧・交換作業を行い、ジャム解消後やインクリボン44の交換後に、上機構部42を閉位置に戻すことを忘れて引出部材20をデスクに押し込もうとしても、この状態では、シャフト80がロック穴71に嵌入しているため、引出部材20を格納位置に戻すことはできない。
【0038】
よって、オペレータは、プリンタ40の上機構部42を閉位置に戻す必要があることに気付き、上機構部42を閉位置に戻すことになる。これにより、シャフト80とロック穴71との嵌合は解除され、引出部材20を格納位置に戻すことができる。すなわち、プリンタ40の上機構部42を確実に閉位置に戻すことをオペレータに実行させることができる。
【0039】
尚、本発明は上記形態例の構成に限られるものではない。例えば、プリンタの上機構部が開位置まで傾動したことに連動して係合部を規制部に係合させる連動手段は、機械的に運動を伝達するものに限らず、例えば、プリンタの上機構部が開位置まで傾動したことを検知するセンサを設け、このセンサによりソレノイドを駆動制御し、係合部を規制部に係合させるようにしてもよい。
【0040】
又、規制部と係合部の組み合わせとして、上記形態例では、シャフト80をロック穴71に嵌入させ、引出部材20の格納位置への移動を禁止させるものを用いているが、このような機能を発揮する機構は数多くあり、シャフトとロック穴との組み合わせに限る必要はない。しかし、押圧部材でシャフトをロック穴に嵌入させるものが最も構成を簡単にできる。さらに、スライドロック機構や開ロック機構についても、上記形態例の構成に限らない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、ジャム解消後やインクリボン交換後に、上機構部を閉位置に戻すことを忘れて引出部材をデスクに押し込もうとしても、この状態では、上機構部が開位置まで傾動したことに連動して係合部は規制部と係合しているので、引出部材の格納位置への移動は禁止される。このため、オペレータは、プリンタの上機構部を閉位置に戻すことに気付き、上機構部を閉位置に戻すことになる。よって、プリンタの上機構部を確実に閉位置に戻すことをオペレータに実行させることができる。請求項2記載の発明によれば、引出部材を格納位置へ戻すことを禁止する機構を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の主要部を示す側面図である。
【図2】図1における他の作動状態を示す側面図である。
【図3】図2の状態における斜視図である。
【図4】スライドロック機構の一例を示す斜視図である。
【図5】従来の通帳処理装置を示す斜視図である。
【図6】図5中の主要部の概念的構成を示す側面図である。
【図7】図6における他の作動状態を示す側面図である。
【符号の説明】
20 引出部材
23 スライドロック機構
26,27 フック
28 リンク
29 スプリング
30 ロックピン
40 プリンタ
41 印字部
42 上機構部
44 インクリボン
45 下機構部
50 光学スキャナ
60 フレーム
61 ヒンジシャフト
65 開ロック機構
66 ヒンジピン
67 レバー
67a 長穴
67b 取っ手
68 ロックピン
69 スプリング
70 デスク側部材
71 ロック穴
80 シャフト
82 Eリング
83 スプリング
85 押圧部材

Claims (2)

  1. デスクに対して、水平方向にスライド可能に引出部材を設け、印字部を含む上機構部が通帳移動経路から上方に離れる方向に傾動可能なプリンタをこの引出部材に搭載した通帳処理装置において、
    前記引出部材が前記デスクに押し込まれた格納位置と前記デスクから引き出された引出位置に、前記引出部材をロック可能なスライドロック機構と、
    前記上機構部を上方に傾動した開位置にロック可能な開ロック機構と、
    前記デスク側に設けられた規制部と、
    前記引出部材側に設けられ、前記引出部材が引出位置にあるときに、前記規制部に係合可能であり、且つ係合状態では前記引出部材の格納位置への移動を禁止する係合部と、
    前記上機構部が開位置まで傾動したことに連動して前記係合部を前記規制部に係合させ、前記引出部材の格納位置への移動を禁止させる連動手段と
    を有することを特徴とする通帳処理装置。
  2. 前記規制部として、上下方向に向けて穿設されたロック穴と、
    前記係合部として、上下方向に移動可能に設けられ、前記引出部材が引出位置にあるときには、前記ロック穴に嵌入可能なシャフトと、
    前記シャフトを前記ロック穴から抜け出す方向に付勢するスプリングと、
    前記上機構部と一体になって傾動し、前記上機構部が開位置に傾動するときには、前記シャフトを前記ロック穴内に嵌入させる、前記連動手段としての押圧部材とを有することを特徴とする請求項1記載の通帳処理装置。
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