JP3720621B2 - 通帳プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関等に設置されるATM(自動預金支払機)等における通帳プリンタに関する。更に詳細には、挿入口より吸入された通帳の磁気データ(磁気ストライプ:MS)を読み取るMSユニットと、通帳上の画像を読み取る光学スキャナと、光学スキャナが検出した通帳の印字行に印字を行う印字部と、通帳のページを捲るターンページ部とが、筐体に対して後方に移動可能なスライド部材上に搭載された通帳プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
ATMでは、フロント側の挿入口に差し込まれた通帳を装置内に吸入し、通帳の磁気データをMSユニットで読み取ると共に、通帳上の画像を光学スキャナで読み取り、通帳の所定の印字行に印字を行い、その後、印字済みの通帳を上記挿入口より装置外に排出する通帳プリンタが用いられている。
【0003】
図10はこの種の通帳プリンタを示す側面図である。図10において、水平方向に配置された搬送路1は、搬送ローラやガイド板等から構成され、そのフロント側の端部には、通帳の挿入口2が設けられている。
【0004】
又、搬送路1に沿って、挿入口2に差し込まれた通帳上の磁気データを読み取るMSユニット3と、通帳上の画像(バーコードや文字)を読み取る光学スキャナ4と、光学スキャナ4が検出した通帳の印字行に印字を行う印字部5と、新規の通帳を発行するまで旧通帳を一時的に退避させたり、取り忘れた通帳を蓄積する取り込み部6が設けられている。
【0005】
通帳発行部11〜14は搬送路1上に新規の通帳を送り出すもので、この通帳発行部11〜14と搬送路1とを結ぶ搬送路15上には、通帳のページを捲るターンページ部16が設けられている。
【0006】
上記搬送路1,MSユニット3,光学スキャナ4,印字部5,取り込み部6及びターンページ部16は、筐体7に対して後方に移動可能なスライド部材10上に搭載されている。このスライド部材10の上側には、筐体7に対して後方に移動可能なもう一つのスライド部材20が設けられており、ここに、搬送路15上に新規の通帳を送り出す上記通帳発行部11〜14が搭載されている。
【0007】
上記装置において、挿入口2に通帳を差し込むと、通帳は搬送路1上を搬送され、MSユニット3にて磁気ストライプの読み取りがなされる。その後、光学スキャナ4に搬送され、印字行を見つけるための読み取り走査が行われ、印字部5にて、所定の印字行に文字等の記録が行われる。この印字終了後、通帳は挿入口2に戻され、排出される。尚、印字行が無くなった場合は、ターンページ部16へ送られて改頁がなされる。
【0008】
通帳の最終頁での印字行が無くなると、所定のスタイルの新規の通帳が、これを収納した通帳発行部11〜14内の通帳収納部から搬送路15に向けて送り出される。この新規の通帳は、その後、印字部5とMSユニット3にて、所定の印字と磁気ストライプの書き込みが行われ、挿入口2に送られて排出される。この間、旧通帳は取り込み部6に一時退避しており、新規の通帳の排出に続いて、排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の通帳プリンタでは、2つのスライド部材20,10が上下に配置され、上側のスライド部材20上に通帳発行部11〜14が搭載され、下側のスライド部材10に印字部5等のユニットが搭載されている。このため、ユニット構成が複雑になるだけでなく、筐体7の上下方向の寸法が大きくなり、装置が大型化する。
【0010】
又、上記構成の通帳プリンタでは、通帳発行部11〜14とターンページ部16とが異なるスライド部材20,10上に搭載されるので、通帳発行部11〜14とターンページ部16との接続部(搬送路15)での通帳の受け渡しが必要になる。そこで、受け渡しを円滑に行うために、各ユニットを筐体7に組み付け後、接続部の位置調整を行わねばならず、調整作業が面倒である。
【0011】
更に、上記構成の通帳プリンタでは、スライド部材20上に全ての通帳発行部11〜14が搭載されているため、ATM等の稼動時間内に通帳発行部11〜14の何れかで通帳補充の必要が生じた場合、全ての通帳発行部11〜14を移動させて補充することになり、ATM等の稼動を停止しなければならない。
【0012】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたもので、その目的は、小型で且つ調整作業が容易になる通帳プリンタであって、通帳補充を装置の稼動を停止することなく行える通帳プリンタを実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1の発明は、挿入口より吸入された通帳の磁気データを読み取るMSユニットと、通帳上の画像を読み取る光学スキャナと、前記光学スキャナが検出した通帳の印字行に印字を行う印字部とが、筐体に対して後方に移動可能なスライド部材上に搭載された通帳プリンタにおいて、通帳の搬送路上に新規の通帳を送り出す通帳発行部を設け、この通帳発行部も前記スライド部材上に搭載すると共に、前記通帳発行部には、前記スライド部材に対して後方に引き出し可能な移動通帳収納部をリヤ側に設けたことを特徴とするものである。
【0014】
この発明では、光学スキャナ及び印字部を搭載したスライド部材上に、通帳発行部をも搭載したので、ユニット構成が単純になるだけでなく、筐体の上下方向の寸法が小さくなり、装置が小型化する。
【0015】
又、本発明では、通帳発行部と印字部等とが一つのスライド部材上に搭載されるので、筐体外でスライド部材上に通帳発行部や印字部等を搭載し、その後、これらユニットを筐体に組み付ければ、各ユニットを筐体に組み付けた後の調整は不要になり、調整作業が容易になる。
【0016】
更に、上記構成の通帳プリンタでは、通帳発行部に、固定通帳収納部と移動通帳収納部を設けたので、通帳補充の必要が生じた場合でも、固定通帳収納部をそのままにしてATM等の稼動を続行し、この続行中に、移動通帳収納部のみを後方に引き出し、通帳補充を行うことができる。
【0017】
請求項2記載の発明は、通帳発行部を効率よく筐体内に収納できるように、上記通帳発行部として、印字部よりもフロント側の搬送路上に新規の通帳を送り出す第1の通帳発行部と、印字部よりもリヤ側の搬送路上に新規の通帳を送り出す第2の通帳発行部とを設け、これら第1及び第2の通帳発行部についても、印字部等が搭載されたスライド部材上に搭載すると共に、第1の通帳発行部には、スライド部材に対して移動しない固定通帳収納部だけを設け、第2の通帳発行部には、移動通帳収納部をリヤ側に設けたものである。
【0018】
更に、請求項3記載の発明は、第1及び第2の通帳発行部の各フロント側とリヤ側に、上蓋が上下に開閉可能な通帳収納部を設けると共に、第2の通帳発行部におけるリヤ側の通帳収納部のみを移動通帳収納部としたものである。
【0019】
この発明では、第1及び第2の通帳発行部に効率よく通帳収納部を形成できる。又、第1及び第2の通帳発行部におけるフロント側とリヤ側の通帳収納部が、移動通帳収納部を含め、上蓋を上下に開閉可能であるため、ATM等の非稼動時間に筐体に対してスライド部材を搭載ユニットと共に後方に移動した際の、全通帳収納部に対する新規の通帳補充も、容易に行える。
【0020】
【実施の形態】
本発明の実施の形態例を図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態例を示す側面図である。図1において、水平方向に配置された搬送路51は、搬送ローラやガイド板等から構成され、そのフロント側の端部には、通帳の挿入口52が設けられている。
【0021】
又、搬送路51に沿って、挿入口52に差し込まれた通帳上の磁気ストライプを読み取るMSユニット53と、通帳上の画像(バーコードや文字)を読み取る光学スキャナ54と、光学スキャナ54が検出した通帳の印字行に印字を行う例えばワイヤドット方式の印字部55と、通帳のページを捲るターンページ部56と、新規の通帳を発行するまで旧通帳を一時的に退避させたり、取り忘れた通帳を蓄積する取り込み部57が設けられている。
【0022】
更に、印字部55よりもフロント側の搬送路51上に新規の通帳を送り出す第1の通帳発行部58と、印字部55よりもリヤ側の搬送路51上に新規の通帳を送り出す第2の通帳発行部59も設けられている。
【0023】
上記搬送路51,MSユニット53,光学スキャナ54,印字部55,ターンページ部56,取り込み部57,第1の通帳発行部58及び第2の通帳発行部59は、筐体71に対して後方に移動可能なスライド部材72上に搭載され、スライド部材72と共に後方に移動できるようになっている。
【0024】
ここで、MSユニット53,光学スキャナ54及び印字部55は、従来から用いられるものと同様なものである。一方、ターンページ部56は、例えば図2に示すような構成を有している。ここで、図2はターンページ部を示す側面図である。図2において、搬送路51に沿って一定間隔をおいて配置された捲りローラ81,82は、搬送ローラを兼ねたもので、その下方には、それぞれ、通帳80を挟み込んだり解放したりする従動ローラ83,84が配置されている。又、捲りローラ81,82間の通帳80の下方には、正方向の捲り動作時に通帳80の下面を支え上側に押すアーム85と、逆方向の捲り動作時に通帳80の下面を支え上側に押すアーム86とが配置されている。
【0025】
ターンページ部56による通帳80の捲り動作に入る前段階で、従動ローラ83,84が押し付けられた状態の捲りローラ81,82を回転させて、図2に示す位置まで通帳80を移動する。そして、正方向の捲り動作時には、捲りローラ82をロックさせ、従動ローラ83を待避させると共にアーム85を通帳80に押し付け(図2の状態)、捲りローラ81を反時計方向に回転させる。この捲りローラ81の回転により1枚分が図3に示すように膨らみ、その後、図4に示すように跳ね上がった状態になる。
【0026】
この状態になると、従動ローラ83を捲りローラ81側に押し付け、アーム85を元の位置に下げ、捲りローラ82のロックを解除し、捲りローラ81を時計方向に回転させる。これにより、跳ね上がった状態の通帳1枚分が通帳80の移動につれて時計方向に回転し、ページ捲りが終了する。通帳80の逆方向の捲り動作も、正方向の捲り動作と全く同様である。
【0027】
次に、取り込み部57の構成を図5を用いて説明する。この取り込み部57は、通帳を水平平面内で180°回転させる180°ターン機構をも備えており、水平方向に通帳を引き込んで一時的に待避させ、必要に応じて、そこで180°ターンさせたり、下方の蓄積容器91内に通帳を落下させるものである。
【0028】
取り込み部57内の切り替えガイド92は、新規の通帳発行までの間、搬送ローラ93から送り込まれた旧通帳を一時的に右方位置に退避させておく時や、上方の第2の通帳発行部59から送られてきた通帳を搬送ローラ93側に案内する時には、図5に示すように水平方向を向いている。一方、搬送ローラ93から送り込まれた通帳を下方の蓄積容器91内に収容する場合は、切り替えガイド92は、軸92aを中心に時計方向に回動した傾斜位置をとり、蓄積容器91を開口させる。蓄積容器91の入り口側にある取り込みローラ91aは、通帳を一時退避させたり、蓄積容器91内に送り込んだりするものである。
【0029】
取り込み部57内の180°ターン機構は、通帳が水平面上で回転できるように、通帳の中心を針状先端部で押さえるピン94と、ピン94を中心とする円弧上の位置であって図5の紙面の垂直方向からピン94を挟む位置に置かれた一対の駆動ローラ95とから構成されている。そして、180°ターン動作時には、水平に置かれた通帳の中心をピン94の先端で押さえ、ピン94を挟むように配置された駆動ローラ95を互いに逆方向に回転させて、通帳をピン94を中心に回転させることにより行う。尚、通帳の直線搬送時には、ピン94を挟む一対の駆動ローラ95は同方向に回転する。
【0030】
第1の通帳発行部58と第2の通帳発行部59は、新規の通帳を収容する通帳収納部の構造を除き、同様の構成を有している。そこで、第2の通帳発行部の構成を図6(必要に応じて図1)を用いて説明する。
【0031】
図6において、繰り出しローラ101,102は、それぞれ、フロント側の固定通帳収納部103内,リヤ側の移動通帳収納部104内まで突出し、立てた状態で図6の横方向に積層された通帳に接している。ここで、固定通帳収納部とは、スライド部材72(図1参照)に対して相対的に移動しない通帳収納部を意味し、移動通帳収納部とは、スライド部材72に対して相対的に後方(矢印方向)に引き出し可能な通帳収納部を意味する。
【0032】
固定通帳収納部103,移動通帳収納部104は、繰り出し側の下端に通帳排出用開口103a,104aが穿設されており、繰り出しローラ101,102の回転により通帳を通帳収納部103,104の下方に送り出せるようになっている。通帳収納部103,104内の通帳押さえ105,106は、通帳を繰り出しローラ101,102側に押圧するもので、これにより、繰り出しローラ101,102が十分の繰り出し力を発揮するようになっている。
【0033】
駆動ローラ107は、固定通帳収納部103から通帳を繰り出す際には、繰り出しローラ101と共に反時計方向に回転し、移動通帳収納部104から通帳を繰り出す際には、繰り出しローラ102と共に時計方向に回転するものである。駆動ローラ107には、通帳を挟持して搬送できるように、従動ローラ108,109が前後方向から押圧されている。ベルト搬送部111,112は、駆動ローラ107で送り出された通帳を更に下方に送るものである。尚、金具113は、第2の通帳発行部59をスライド部材72側に取り付けるためのものである。
【0034】
図7〜図9は第2の通帳発行部の具体例を示す図で、図7は第2の通帳発行部の具体例の外観図、図8は第2の通帳発行部の上蓋等を取り除いた内部構造図、図9は移動通帳収納部を引き出した状態の第2の通帳発行部の側面図である。これらの図において、図6と同一部分には同一符号を付した。
【0035】
この具体例において、第2の通帳発行部59におけるフロント側とリヤ側の通帳収納部103,104は、図7に示すように、上蓋121,122が2点鎖線で示すように上下に開閉可能になっている。又、図7に示すロック解除レバー125の上部を引き下げれば、図9に示すフック126が反時計方向に回転し、第2の通帳発行部59の側部に突設したピン128との掛合が解かれ、移動通帳収納部104を図9に示すように引き出せるようになっている。
【0036】
移動通帳収納部104の支持は、図9に示すように、第2の通帳発行部59の側部にアウタレール131を水平方向に取り付け、このアウタレール131に摺動可能に嵌合したインナレール132を移動通帳収納部104に取り付けることにより行っている。又、通帳押さえ105の付勢は、図8に示すように、通帳押さえ105にシャフト133を取り付け、このシャフト133を図示されていないテンションスプリングを用いて引っ張ることにより行っている。通帳押さえ106の付勢も付勢も同様である。
【0037】
第1の通帳発行部58と第2の通帳発行部59との相違点は、図1に示すフロント側及びリヤ側の通帳収納部153、154が共に固定通帳収納部で構成されている点であり、その他の構成は共通する。即ち、図1に示すように、繰り出しローUラ151,152は、それぞれ、固定通帳収納部153,154内まで突出し、通帳に接している。
【0038】
固定通帳収納部153,154は、繰り出し側の下端に通帳排出用開口が穿設されており、繰り出しローラ151,152の回転により通帳を通帳収納部153,154の下方に送り出せるようになっている。駆動ローラ157は、固定通帳収納部153から通帳を繰り出す際には、繰り出しローラ151と共に反時計方向に回転し、固定通帳収納部154から通帳を繰り出す際には、繰り出しローラ152と共に時計方向に回転するもので、この駆動ローラ157には、通帳を挟持して搬送できるように、従動ローラ158,159が押圧されている。
【0039】
ベルト搬送部161,162は、駆動ローラ107で送り出された通帳を更に下方に送るものである。金具163は、第1の通帳発行部58をスライド部材72側に取り付けるためのものである。フロント側とリヤ側の通帳収納部153,154にも、上蓋が上下に開閉可能に設けられている。
【0040】
上記形態例において、挿入口52に通帳を差し込むと、通帳は搬送路51上を搬送され、MSユニット53にて磁気ストライプの読み取りがなされる。その後、光学スキャナ54に搬送され、印字行を見つけるための読み取り走査が行われ、印字部55にて通帳の印字行に文字等の記録が行われる。この印字終了後、通帳は挿入口52に戻され、排出される。尚、印字行が無くなった場合は、ターンページ部56まで送られて改頁がなされる。
【0041】
通帳の最終頁での印字行が無くなると、所定のスタイルの新規の通帳が、これを収納した通帳発行部58,59内の通帳収納部から送り出される。この新規の通帳は、その後、印字部55とMSユニット53にて、所定の印字と磁気ストライプの書き込みが行われ、挿入口52に送られて排出される。この間、旧通帳は取り込み部57に一時退避しており、新規の通帳の排出に続いて、排出される。
【0042】
この形態例では、搬送路51,MSユニット53,光学スキャナ54,印字部55,ターンページ部56,取り込み部57等を搭載したスライド部材72上に、通帳発行部58,59も搭載したので、ユニット構成が単純になるだけでなく、筐体71の上下方向の寸法が小さくなり、装置を小型化できる。
【0043】
又、本形態例では、通帳発行部58,59と印字部55等とが一つのスライド部材72上に搭載されるので、筐体71外でスライド部材72上に通帳発行部58,59や印字部55等を搭載し、その後、これら組み立てたユニットを筐体71に組み付ければ、各ユニットを筐体71に組み付けた後の調整は不要になり、調整作業が容易になる。
【0044】
更に、本形態例では、第2の通帳発行部59のリヤ側に、移動通帳収納部104を設けたので、通帳補充の必要が生じた場合でも、固定通帳収納部103,153,154をそのままにしてATM等の稼動を続行し、この続行中に、移動通帳収納部104のみを後方に引き出し、通帳補充を行うことができる。
【0045】
又、本形態例では、通帳発行部として、印字部55よりもフロント側の搬送路51上に新規の通帳を送り出す第1の通帳発行部58と、印字部55よりもリヤ側の搬送路1上に新規の通帳を送り出す第2の通帳発行部59とを設け、これら通帳発行部58,59についても、印字部55等が搭載されたスライド部材72上に搭載すると共に、第1の通帳発行部58には、固定通帳収納部だけを設け、第2の通帳発行部59には、移動通帳収納部104をリヤ側に設けたので、通帳発行部を効率よく筐体71内に収納できる。
【0046】
この形態例の第1及び第2の通帳発行部58,59には、それぞれ、フロント側とリヤ側に上蓋が上下に開閉可能な通帳収納部103,104,153,154を設け、第2の通帳発行部59におけるリヤ側の通帳収納部104のみを移動通帳収納部としている。このため、第1及び第2の通帳発行部58,59に効率よく通帳収納部103,104,153,154を形成できる。又、移動通帳収納部104を含めた全通帳収納部103,104,153,154の上蓋が上下に開閉可能であるため、ATM等の非稼動時間に筐体71に対してスライド部材72を搭載ユニットと共に後方に移動した際の、全通帳収納部103,104,153,154に対する新規の通帳補充も、容易に行える。
【0047】
尚、本発明は上記形態例の構成に限られるものではない。例えば、上記形態例では第1及び第2の通帳発行部58,59を設け、それぞれに二つの通帳収納部を設けたが、これに限らず、例えば、第1の通帳発行部58に一つの固定通帳収納部を設け、第2の通帳発行部59に一つの移動通帳収納部を設けてもよい。又、上記形態例における第1の通帳発行部58を削除し、第2の通帳発行部59に固定通帳収納部を増設してもよい。又、本発明は、上記形態例における固定通帳収納部の幾つかを、移動通帳収納部に変更することを否定するものでもない。
【0048】
更に、MSユニット53,光学スキャナ54,印字部55,ターンページ部56,取り込み部57及び通帳発行部58,59等のスライド部材72上への搭載位置についても、その機能を発揮できるのであれば、上記形態例の配置に限る必要はない。又、本発明はATM用通帳プリンタに限るものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明では、光学スキャナ及び印字部を搭載したスライド部材上に、通帳発行部をも搭載したので、ユニット構成が単純になるだけでなく、筐体の上下方向の寸法が小さくなり、装置を小型化できる。
【0050】
又、通帳発行部と印字部等とが一つのスライド部材上に搭載されるので、筐体外でスライド部材上に通帳発行部や印字部等を搭載し、その後、これらユニットを筐体に組み付ければ、各ユニットを筐体に組み付けた後の調整は不要になり、調整作業が容易になる。
【0051】
更に、通帳発行部に、固定通帳収納部と移動通帳収納部を設けたので、通帳補充の必要が生じた場合でも、固定通帳収納部をそのままにしてATM等の稼動を続行し、この続行中に、移動通帳収納部のみを後方に引き出し、通帳補充を行うことができる。
【0052】
請求項2記載の発明では、通帳発行部として、印字部よりもフロント側の搬送路上に新規の通帳を送り出す第1の通帳発行部と、印字部よりもリヤ側の搬送路上に新規の通帳を送り出す第2の通帳発行部とを設け、これら第1及び第2の通帳発行部についても、印字部等が搭載されたスライド部材上に搭載すると共に、第1の通帳発行部には、固定通帳収納部だけを設け、第2の通帳発行部には、移動通帳収納部をリヤ側に設けたので、通帳発行部を効率よく筐体内に収納できる。
【0053】
請求項3記載の発明では、第1及び第2の通帳発行部の各フロント側とリヤ側に、上蓋が上下に開閉可能な通帳収納部を設けると共に、第2の通帳発行部におけるリヤ側の通帳収納部のみを移動通帳収納部としたので、第1及び第2の通帳発行部に効率よく通帳収納部を形成できる。
【0054】
又、第1及び第2の通帳発行部におけるフロント側とリヤ側の通帳収納部が、移動通帳収納部を含め、上蓋を上下に開閉可能であるため、ATM等の非稼動時間に筐体に対してスライド部材を搭載ユニットと共に後方に移動した際の、全通帳収納部に対する新規の通帳補充も、容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す側面図である。
【図2】ターンページ部を示す側面図である。
【図3】ターンページ部の他の動作状態を示す側面図である。
【図4】ターンページ部の他の動作状態を示す側面図である。
【図5】取り込み部を示す側面図である。
【図6】第2の通帳発行部を示す側面図である。
【図7】第2の通帳発行部の具体例を示す外観図である。
【図8】第2の通帳発行部の具体例における上蓋等を取り除いた内部構造図である。
【図9】移動通帳収納部を引き出した状態の第2の通帳発行部の側面図である。
【図10】従来の通帳プリンタを示す側面図である。
【符号の説明】
51 搬送路
52 挿入口
53 MSユニット
54 光学スキャナ
55 印字部
56 ターンページ部
57 取り込み部
58 第1の通帳発行部
59 第2の通帳発行部
71 筐体
72 スライド部材
103,153,154 固定通帳収納部
104 移動通帳収納部
113,163 金具
121,122 上蓋

Claims (3)

  1. 挿入口より吸入された通帳の磁気データを読み取るMSユニットと、通帳上の画像を読み取る光学スキャナと、前記光学スキャナが検出した通帳の印字行に印字を行う印字部とが、筐体に対して後方に移動可能なスライド部材上に搭載された通帳プリンタにおいて、
    通帳の搬送路上に新規の通帳を送り出す通帳発行部を設け、この通帳発行部も前記スライド部材上に搭載すると共に、
    前記通帳発行部には、前記スライド部材に対して後方に引き出し可能な移動通帳収納部をリヤ側に設けた通帳プリンタ。
  2. 前記通帳発行部として、前記印字部よりもフロント側の搬送路上に新規の通帳を送り出す第1の通帳発行部と、前記印字部よりもリヤ側の搬送路上に新規の通帳を送り出す第2の通帳発行部とを設け、これら第1及び第2の通帳発行部を前記スライド部材上に搭載すると共に、
    前記第1の通帳発行部には、前記スライド部材に対して移動しない固定通帳収納部だけを設け、前記第2の通帳発行部には、前記移動通帳収納部をリヤ側に設けたことを特徴とする請求項1記載の通帳プリンタ。
  3. 前記第1及び第2の通帳発行部の各フロント側とリヤ側に、上蓋が上下に開閉可能な通帳収納部を設けると共に、前記第2の通帳発行部におけるリヤ側の通帳収納部のみを移動通帳収納部としたことを特徴とする請求項2記載の通帳プリンタ。
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