JPH0592650A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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Publication number
JPH0592650A
JPH0592650A JP3283814A JP28381491A JPH0592650A JP H0592650 A JPH0592650 A JP H0592650A JP 3283814 A JP3283814 A JP 3283814A JP 28381491 A JP28381491 A JP 28381491A JP H0592650 A JPH0592650 A JP H0592650A
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JP
Japan
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roller
cassette
tape
platen
thermal head
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Application number
JP3283814A
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English (en)
Inventor
Koushirou Yamaguchi
晃志郎 山口
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドとプラテンが圧接したことを
条件としてカセットカバーを閉位置に係止し得る印字装
置を提供すること。 【構成】 ローラリリースツマミ42の右または左への
回動により、右または左へ移動するローラリリースロッ
ド14と前後に移動するカセットリリースノッチ70が
設けられ、ローラリリースロッド14が右方位置から左
方位置へ移動するとその角部52がローラ支持部材13
のカム部54を押上げ、ローラ支持部材13に支持され
たテープ送りローラ21とプラテンローラ33がテープ
駆動ローラ40とサーマルヘッド11に圧接され、同時
に、カセットリリースノッチ70のカム部73からロー
ラリリースツマミ42のボス74が離間してカセットリ
リースノッチ70が後方に移動して、その係止部71が
カセットカバー60のフック部67に係合して、カセッ
トカバー60が閉位置にロックされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともインクリボ
ンを収容したリボンカセットを着脱自在に装着するよう
に構成した印字装置に関し、特にサーマルヘッドとプラ
テンが圧接したことを条件としてカセットカバーを閉位
置に係止し得るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、例えば、実開平1−85
085号公報に記載のように、サーマルヘッドを備えた
印字装置においては、通常インクリボンなどを収容した
リボンカセットをカセット収容部に着脱自在に装着する
ように構成され、またサーマルヘッドはキャリッジや機
枠に固定的に付設され、プラテンは操作部材を操作する
ことによりサーマルヘッドに圧接する圧接位置とサーマ
ルヘッドから離間したリリース位置とに亙って切り換え
可能に構成され、カセット収容部を開閉自在に覆うカセ
ットカバーは手動操作にて開位置と閉位置とに切り換え
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の印字装置におい
ては、プラテンを位置切り換え操作する為の操作部材
と、カセットカバーを閉位置に係止する係止機構とは、
全く独立に作動するように構成してあったため、操作部
材の操作が不十分でプラテンが完全に圧接位置に切り換
えられていない状態でもカセットカバーを閉位置に係止
することが可能であった。そのため、プラテンが完全に
圧接位置に切り換えられていない状態でカセットカバー
を閉じて印字作動させてしまうという問題があった。こ
の場合、所期の品質で或いは全く印字させることができ
ず、印字装置が故障したと勘違いしてしまうなどの問題
が起こる。本発明の目的は、サーマルヘッドとプラテン
が圧接したことを条件としてカセットカバーを閉位置に
係止し得るような印字装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る印字装置
は、少なくともインクリボンを収容したリボンカセット
を着脱自在に装着するように構成した印字装置におい
て、複数の発熱素子を印字方向と直交する方向に列設し
てなるサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドに相対す
るプラテンと、前記サーマルヘッドとプラテンの少なく
とも一方を移動させてサーマルヘッドとプラテンを接離
させる操作部材と、前記リボンカセットを収容する収容
部を開閉自在に覆うカセットカバーと、前記操作部材に
作動的に連結され、操作部材がサーマルヘッドとプラテ
ンを圧接させるべく操作されたときカセットカバーを閉
位置に係止する係止機構とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】請求項1に係る印字装置においては、印字の際
は操作部材を操作してサーマルヘッドとプラテンの少な
くとも一方を移動させて両者を圧接状態に切り換え、プ
ラテンとサーマルヘッド間に送られる印字媒体にサーマ
ルヘッドにより印字する。一方、カセットの交換時など
カセットカバーを開く際には操作部材を操作し係止機構
を解除すると、カセットカバーを開くことができる。カ
セットの交換後などカセットカバーを閉じる際、サーマ
ルヘッドとプラテンを圧接させるべく操作部材を操作す
ると、カセットカバーは係止機構により閉位置に係止さ
れる。一方、サーマルヘッドとプラテンを完全に圧接さ
せずにカセットカバーを閉じても、係止機構が作用しな
いためカセットカバーは閉位置に係止されない。
【0006】
【発明の効果】請求項1に係る印字装置によれば、前記
作用の項で説明したように、操作部材、係止機構などを
設けたことにより、サーマルヘッドとプラテンとを完全
に圧接させずにカセットカバーを閉じても、係止機構が
作用せずカセットカバーが閉位置に係止されないから、
サーマルヘッドとプラテンの圧接が不十分の状態でカセ
ットカバーが閉位置に係止されることがない。これによ
り、サーマルヘッドとプラテンが完全に圧接しない状態
でカセットカバーを閉じて印字作動させることを解消で
き、カセットカバーを閉じた後は常に正常に印字でき、
印字装置が故障したと勘違いすることもない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。本実施例は、印字媒体としてのテープ
を送り出しながらサーマルヘッドで印字するように構成
したテープ印字装置に本発明を適用した場合の実施例で
ある。図1に図示のように、このテープ印字装置1は、
本体ケース3の前部に設けられたキーボード4及びその
後方近くに設けられた液晶ディスプレイ5と、本体ケー
ス3の後部の右半部内に組み込まれた印字機構と、同右
半部内のカセット収容部に着脱自在に装着されたテープ
カセット2と、本体ケース3の左半部内に組み込まれた
テープカット機構及びコントロールユニットなどを備え
ている。最初に、印字機構のサーマルヘッド11とプラ
テンローラ33とテープ送り機構について説明する。
【0008】図2〜図6に図示のように、本体ケース3
の後部の右半部の底部をなすフレーム10上にサーマル
ヘッド11、テープ駆動ギヤ12、ローラ支持部材1
3、ローラリリースロッド14、カバーリリースノッチ
15が設けられ、ローラ支持部材13上にはテープ送り
ローラユニット16とプラテンローラユニット17が配
設されている。テープ送りローラユニット16は、第1
可動ローラホルダ20、テープ送りローラ21、中間ロ
ーラホルダ22、中間ローラ23、折曲した板バネから
なる中間ローラバネ24を備え、テープ送りローラ21
は、支軸25に回転可能に支持され、支軸25の両端部
は第1ローラホルダ20に軸支されるとともに、ローラ
支持部材13の切欠孔27に可動に軸支され、第1可動
ローラホルダ20の上下1対の突起29は、ローラ支持
部材13の長孔26に可動に案内され、第1可動ローラ
ホルダ20は、ローラ支持部材13に対して微小角度傾
動可能である。プラテンローラユニット17は、第2ロ
ーラホルダ32と、プラテンローラ33とを備え、プラ
テンローラ33は支軸34に回転可能に支持され、支軸
34の両端部は、第2ローラホルダ32に軸支されると
ともに、ローラ支持部材13の切欠孔35に可動に軸支
され、第2ローラホルダ32の上下1対の突起36はロ
ーラ支持部材13の長孔37に可動に案内され、第2ロ
ーラホルダ32はローラ支持部材13に対して微小角度
傾動可能に構成してある。このように、テープ送りロー
ラユニット16とプラテンローラユニット17はローラ
支持部材13に対して夫々独立に図5、図6において左
右方向へ可動に案内され夫々上下1対のバネ28、38
で独立にサーマルヘッド11側へ付勢されている。
【0009】このように、テープ送りローラユニット1
6とプラテンローラユニット17はローラ支持部材13
に対して左右方向へ可動且つ傾動可能に独立懸架されて
いるので、サーマルヘッド11やテープ駆動ローラ40
が多少傾いていてもプラテンローラ33はサーマルヘッ
ド11に対して上下均等な圧力で押圧される。また、テ
ープ送りローラ21をテープ駆動ローラ40に向かって
押圧するバネ28による押圧力において、上側のバネ2
8による押圧力が下側のバネ28による押圧力よりも強
く設定されている。これは、バネ28が第1可動ローラ
ホルダ20に押圧する位置に対して、テープ送りローラ
21のテープ駆動ローラ40に押圧される位置が上方に
偏っているためである。上記設定によりテープ送りロー
ラ21は上端から下端に亙って均一な押圧力にてテープ
駆動ローラ40に押圧される。尚、バネ28は上下共同
一のものが使用されているが、上側のバネ28の撓み量
を下側のバネ28の撓み量よりも大きくすることによ
り、上記設定が実現される(図5参照)。尚、テープ駆
動ローラ40は後述のようにテープカセット2内に設け
られているが、説明の都合上図5に図示してある。尚、
ローラ支持部材13の右端部はフレーム10に立設され
た枢支軸19に回動自在に枢支され捩りバネ57で右回
り方向へ付勢されている。前記中間ローラ23はテープ
送りローラ21とプラテンローラ33の双方に圧接され
テープ駆動ギヤ12によって回転駆動されるテープ送り
ローラ21の回転が中間ローラ23を介してプラテンロ
ーラ33に伝達される。中間ローラ23は中間ローラホ
ルダ22に支持され、中間ローラホルダ22は中間ロー
ラバネ24によりプラテンローラ33の方へ付勢されて
いる。
【0010】図2〜図4、図7に図示のように、ローラ
リリースツマミ42にインサート成形された支軸43に
対してローラリリースレバー44が回転可能に軸支さ
れ、ローラリリースツマミ42に固定された突起45と
ローラリリースレバー44の穴46が係合してローラリ
リースツマミ42の回動がローラリリースレバー44に
伝達される。ローラリリースレバー44とローラリリー
スロッド14は支軸47により回転可能に連結され、ロ
ーラリリースツマミ42を図2、図3にて左回り又は右
回りに回動させると、ローラリリースロッド14が右方
向又は左方向に移動する。ローラリリースロッド14が
右方位置(リリース状態)から左方位置(圧接状態)に
移動すると、ローラリリースロッド14の角部52がロ
ーラ支持部材13のカム部54を押上げ、ローラ支持部
材13を圧接状態へと移動させる。尚、ローラリリース
ロッド14には移動時の摩擦抵抗を減少させるため、2
個のローラ55が取付けてある。
【0011】テープ送りローラユニット16とプラテン
ローラユニット17はローラ支持部材13に対して独立
懸架的に弾性付勢されているため、ローラ支持部材13
の圧接によって、夫々テープ駆動ローラ40とサーマル
ヘッド11とに圧接する。尚、図4に図示のようにロー
ラリリースロッド14には突起53が設けてある。これ
は、ローラ支持部材13の圧接状態を安定させ且つロー
ラリリースツマミ42に感触を伝えるためのもので、ロ
ーラリリースロッド14の突起53がローラ支持部材1
3の凹部56に嵌まることでロック状態となる。尚、ロ
ーラ支持部材13を押動する角部52はローラリリース
ロッド14の上下両端部に設けられ、また突起53はロ
ーラリリースロッド14の上下方向中間部に設けられて
いる。これにより、作動力が最も必要なカム部54の湾
曲点54aを乗り越えるときは角部52が作用し、その
後カム部54の平坦部に突起53を作用させることで作
動負荷の軽減を図っている。
【0012】次に、カセットカバー60の枢着機構と係
止機構について説明する。図8〜図10に図示のよう
に、前記枢着機構に関して、カセットカバー60左右1
対のヒンジ部61はフレーム10の枢支穴62に回転可
能に夫々軸支され、カセットカバー60の後端部には板
バネ63が取り付けられ、テープカセット2が装着状態
のときは板バネ63がテープカセット2のリブ64に当
接し、またテープカセット2が非装着状態のときは板バ
ネ63が本体カバー65のリブ66に当接して、板バネ
63の反力はカセットカバー60をカバー開方向に回動
付勢する。また、テープカセット2が装着状態であって
カセットカバー60が閉状態のときはテープカセット2
のリブ64を押圧付勢し、テープカセット2の浮き上が
りを防止する。
【0013】前記係止機構に関して、カセットカバー6
0の前端にはフック部67が形成され、このフック部6
7がカセットリリースノッチ70の係止部71と係合し
てカセットカバー60が閉位置にロックされる。カセッ
トリリースノッチ70の下端部はフレーム10の枢支ブ
ラケット75に支軸又は1対の軸状凸部を介して回動可
能に枢着されている。前記カセットリリースノッチ70
はバネ72によりフック部67の方へ付勢され、係止部
71とフック部67との係合が保たれる。図2、図3、
図9、図10に図示のように、カセットリリースノッチ
70の係止部71の少し前側の部分には左右1対の縦リ
ブ76が形成され、この縦リブ76がフレーム10の上
壁部10aの受け部77に当接することで、カセットリ
リースノッチ70が後方限界位置に規制される。カセッ
トリリースノッチ70にはローラリリースツマミ42の
円弧状のボス74と係合可能なカム部73であって、支
軸43を中心とする円弧状のカム面を有するカム部73
が形成されており、ローラリリースツマミ42の回動に
より、ボス74とカム部73との係合、離脱を介して、
カセットリリースノッチ70が作動する。ローラリリー
スツマミ42を左方へ回動させ、ボス74でカム部73
を前方に押し、バネ72の付勢力に抗してカセットリリ
ースノッチ70を前方ヘ押動させると、カセットリリー
スノッチ70の係止部71とカセットカバー60のフッ
ク部67との係合が外れ、板バネ63の弾性力によりカ
セットカバー60が上方へ揺動して開くように構成して
ある。
【0014】次に、ローラリリースツマミ42を介して
カセットカバー60とローラ支持部材13とが連動する
作用について説明すると、図11はカセットカバー60
が開閉する途中の状態を示し、ローラリリースロッド1
4とローラ支持部材13とはロック解除されているがプ
ラテンローラ33とテープ送りローラ21は夫々ほぼ圧
接状態になっており、カム部73がボス74で前方へ押
され、係止部71がフック部67に係合しないように構
成してある。そして、図2に図示のように、プラテンロ
ーラ33と送りローラ21が完全に圧接状態になったと
きにボス74がカム部73から後方へ離れてカセットリ
リースノッチ70が後方限界位置へ復帰する。従って、
プラテンローラ33とテープ送りローラ21が完全に圧
接状態になったときにのみカセットカバー60が閉位置
に係止され、それらが離間状態(テープ送り及び印字が
行なわれない状態)でカセットカバー60が閉位置に係
止されることはない。ローラリリースロッド14の角部
53がローラ支持部材13のカム部54の湾曲点54a
を右方へ通過した状態では捩りバネ57によってローラ
支持部材13は自動的にリリース方向へつまり左回りに
回動するように構成してある。更に、図2、図3、図7
に図示のように、ローラリリースレバー44にはピン4
8に支持された戻しバネ49が連結され、この戻しバネ
49によりローラリリースレバー44とローラリリース
ツマミ42はリリース方向(左回り方向)へ付勢されて
いる。従って、ローラ支持部材13とローラリリースツ
マミ42は常に圧着状態かリリース状態に保持されるこ
とになる。
【0015】次に、サーマルヘッド11の取付構造につ
いて説明する。図4、図6に図示のように、サーマルヘ
ッド11が設けられたヘッド取付け部材80は、側面視
にてL字状の部材からなり、その縦壁部81にはサーマ
ルヘッド11の本体である縦1列128ドットの発熱素
子83が形成され、またその底壁部82の中央部にはビ
ス穴83が形成され、底壁部82の左右両端部の下面に
は係合ピン84が突設され、底壁部82の右端近くには
前後方向に長い偏心カラー挿通穴85が形成されてい
る。図6に図示のように、偏心カラー挿通穴85に対応
する位置においてフレーム10にはピン86が立設固定
され、このピン86に対して偏心した偏心カラー87は
偏心カラー挿通穴85の短径と等しい外径に形成され、
偏心カラー挿通穴85に挿通させた偏心カラー87はピ
ン86に回動自在に外嵌され、偏心カラー87の上端に
は6角の頭部88が形成されている。
【0016】前記1対の係合ピン84は、フレーム10
に形成された1対の左右方向に長い係合長穴89に夫々
係合され、ヘッド取付け部材80は係合長穴89と係合
ピン84を介して左右方向へ移動可能に構成してある。
サーマルヘッド11の組付けつまりヘッド取付け部材8
0の組付け時には、先ず1対の係合長穴89に1対の係
合ピン84を夫々嵌め、偏心カラー87を偏心カラー挿
通穴85とピン85とに嵌めた状態で、ビス穴83に挿
通させたビス90をフレーム10のネジ穴に仮止めして
おき、最後の調節の際に偏心カラー87の頭部88を工
具で回動操作して偏心カラー87を回動させて、ヘッド
取付け部材80の左右方向位置を微調節し、サーマルヘ
ッド11の発熱素子83のセンターがプラテンローラ3
3の周面のセンターに正規の位置関係で当接するように
位置設定し、その状態でビス90を締め付けてヘッド取
付け部材80をフレーム10に固定する。
【0017】次に、テープ駆動ギヤ12とリボン駆動カ
ム94を駆動するための駆動機構について説明する。図
2、図3、図5、図10、図12に図示のように、テー
プカセット2内のテープ駆動ローラ40とテープ駆動ギ
ヤ12とはカム部12aにて係合して回転が伝達され、
またテープ駆動ギヤ12はテープ送りローラ21の軸端
のギヤ18に噛合している。リボン駆動カム94はテー
プカセット2内のリボン駆動スプール95と係合し回転
が伝達される。テープ駆動ギヤ12とリボン駆動カム9
4はステッピングモータ95で駆動されるモータギヤ9
6によって駆動される。モータギヤ96からの回転駆動
力はギヤ97、98、クラッチバネ99によって構成さ
れたワンウェイクラッチ付きのクラッチギヤを介して伝
達される。モータギヤ96は上側のギヤ97と歯合し、
ステッピングモータ95の回転駆動力は下側のギヤ98
から出力され、このギヤ98はギヤ100、101を介
してテープ駆動ギヤ12に連動連結され、また前記ギヤ
98はギヤ102を介してリボン駆動ギヤ103へ連動
連結されている。インクリボン104の供給方向(繰り
出し方向)にリボン駆動ギヤ103が回転するとバネ9
3を介してリボン駆動カム94との間に滑りが生じ、イ
ンクリボン104を定量ずつ送る。このとき発生する滑
りトルクがインクリボン104を巻取るための巻取りト
ルクとなる。
【0018】テープカセット2を装着した状態を示す図
10に示すように、このテープ印字装置は透明テープ1
05の裏側に熱転写印字を行い、両面テープ106に貼
りつけてラミネートタイプの印字テープ107を作成す
るものでなので、カセット2内には、透明テープリール
108と、両面テープリール109と、インクリボンリ
ール110の3種のテープが収容してある。透明テープ
105はサーマルヘッド11の発熱素子83の所で、プ
ラテンローラ33で押圧されてインクリボン104と密
着した状態で、印字がなされ、次に透明テープ105
は、テープ駆動ローラ40とテープ送りローラ21とに
よって、両面テープ106に貼り合わされ外部へ送出さ
れる。こうして印字されたテープ107は本体ケース3
から飛び出した状態となり、ユーザーが引き出すことも
可能である。仮にユーザーがテープ107を引き出した
とき、ギヤ97とギヤ98とが直結されまたは1つのギ
ヤで構成されている場合には、ステッピングモータ95
のホールディングトルクがテープ駆動ギヤ12に直接作
用し、テープ駆動ローラ40とテープ107との間には
滑りが生じテープ駆動ギヤ12は回転しないためリボン
駆動カム94も停止したままの状態になる。このとき、
インクリボン104は透明テープ105と共に引き出さ
れるため、サーマルヘッド11の近傍でインクリボン1
04がグチャグチャにジャムることになる。
【0019】この機構ではクラッチギヤのワンウエイク
ラッチ機構(バネクラッチ機構)によってその問題を解
決している。即ち、図2において、テープ107を送り
出すのは図の矢印方向である。スッテピングモータ95
により駆動する際には、モータギヤ96が右回転すると
ギヤ97は左回転する。クラッチバネ99はギヤ97に
取り付けられており、ギヤ97が左回転するとクラッチ
バネ99が閉り方向となってギヤ98に回転が伝達さ
れ、図2の矢印方向に各ギヤが回転し、テープ107と
インクリボン104が夫々送られる。次に、ユーザーが
テープ107を強引に引き出した場合、モータ駆動時と
は逆にテープ駆動ギヤ12が主動側となり、図2におけ
る各ギヤの見かけ上の回転方向は同じであるが、ギヤ9
7とギヤ98の関係は逆になり、駆動側のギヤ98が主
動側となって左回転するため、クラッチバネ99が緩む
状態となりギヤ97には回転が伝達されず、ギヤ98は
ステッピングモータ95のホールディングトルクの影響
を受けない。リボン駆動ギヤ103はギヤ102を介し
てギヤ98と直結状態なので、インクリボン104を巻
取る方向に回転する。従って、テープ107を故意に引
き出してもインクリボン104は確実に巻取られグチャ
グチャにジャムることはない。
【0020】尚、前記実施例では、サーマルヘッド11
を固定的に設け且つプラテンローラ33を可動に構成し
たが、これと反対にサーマルヘッド11を可動に設け且
つプラテンローラ33を固定的に設けることも有り得
る。また、前記実施例は本発明をテープ印字装置に適用
した場合について説明したが、これ以外に本発明は、少
なくともインクリボンを収容したリボンカセットを着脱
自在に装着するように構成した種々の形式の印字装置に
も同様に適用することができるし、本発明の技術思想を
逸脱しない範囲で前記実施例の各部材に種々の変更を付
加した種々の形態でも実施することが出来ることは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープ印字装置の平面図である。
【図2】印字機構の要部(圧接状態)の平面図である。
【図3】印字機構の要部(リリース状態)の平面図であ
る。
【図4】サーマルヘッド取付け構造等の拡大部分横断平
面図である。
【図5】テープ送りローラユニット等の縦断面図であ
る。
【図6】プラテンローラユニットの縦断面図である。
【図7】ローラリリースツマミとローラリリースレバー
の縦断面図である。
【図8】カセットカバーとその枢支機構の縦断面図であ
る。
【図9】カセットカバーの係止機構の縦断面図である。
【図10】テープカセットの内部構造等の平面図であ
る。
【図11】印字機構の要部(圧接状態とリリース状態の
中間状態)の平面図である。
【図12】回転伝達機構の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 2 テープカセット 11 サーマルヘッド 33 プラテンローラ 42 ローラリリースツマミ 60 カセットカバー 67 フック部 70 カセットリリースノッチ 71 係止部 73 カム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 33/14 7318−2C 35/28 7318−2C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともインクリボンを収容したリボ
    ンカセットを着脱自在に装着するように構成した印字装
    置において、 複数の発熱素子を印字方向と直交する方向に列設してな
    るサーマルヘッドと、 前記サーマルヘッドに相対するプラテンと、 前記サーマルヘッドとプラテンの少なくとも一方を移動
    させてサーマルヘッドとプラテンを接離させる操作部材
    と、 前記リボンカセットを収容する収容部を開閉自在に覆う
    カセットカバーと、 前記操作部材に作動的に連結され、操作部材がサーマル
    ヘッドとプラテンを圧接させるべく操作されたときカセ
    ットカバーを閉位置に係止する係止機構と、 を備えたことを特徴とする印字装置。
JP3283814A 1991-10-03 1991-10-03 印字装置 Pending JPH0592650A (ja)

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