JP2590415Y2 - 車両用小物収納装置 - Google Patents

車両用小物収納装置

Info

Publication number
JP2590415Y2
JP2590415Y2 JP1993052272U JP5227293U JP2590415Y2 JP 2590415 Y2 JP2590415 Y2 JP 2590415Y2 JP 1993052272 U JP1993052272 U JP 1993052272U JP 5227293 U JP5227293 U JP 5227293U JP 2590415 Y2 JP2590415 Y2 JP 2590415Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
urging
box
guide
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993052272U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0717654U (ja
Inventor
岩本  隆
敏秀 君沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP1993052272U priority Critical patent/JP2590415Y2/ja
Publication of JPH0717654U publication Critical patent/JPH0717654U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2590415Y2 publication Critical patent/JP2590415Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用小物収納装置に
関し、特にインストルメントパネルの上面に設置するの
に好適な車両用小物収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サングラスやタバコなどの小物の収納部
としてインストルメントパネルの内側の遊び空間を有効
に利用し得るようにするために、リッド付きの小物収納
ボックスをインストルメントパネルの上面に設けること
がある(実開昭62−23973号公報等参照)。この
種の小物収納ボックスは、使用性の面から見ると、その
開口面接はできるだけ大きくとれることが好ましい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、開口面積を
大きくとると、これに伴って開口を塞ぐためのリッドの
面積も増大せざるを得ない。そしてリッドの面積が過度
に大きいと、リッドを開いた際に、これが運転者の視界
を遮ることになるので好ましくない。その反面、視界を
遮らない程度にリッド面積を規定すると、収納ボックス
としての実用性が阻害されてしまうこととなる。
【0004】本考案は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
開いた状態のリッドが運転者の視界の妨げとならないよ
うに改良された車両用小物収納装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、上面が開放された箱体と、該箱体の上面開
口を開閉するべく箱体に軸支されたリッドと、該リッド
を開方向へ付勢する第1付勢手段と、該第1付勢手段の
付勢力に抗して前記リッドを閉状態に保持する第1ロッ
ク手段とを有する車両用小物収納装置であって、前記リ
ッドの支持軸が係合するべく、弧状部及び直線状部から
なる第1ガイド手段と、前記リッドの一端が係合するべ
く、前記第1ガイド手段の弧状部と直線状部との接続部
から分岐した円弧状の第2ガイド手段と、前記第1ガイ
ド手段の直線状部と平行に延在する第3ガイド手段に係
合し、かつ前記リッドの一端側と係脱可能な把持手段を
有する連結手段と、前記連結手段を常時上向きに付勢す
る第2付勢手段と、前記第2付勢手段の付勢力に抗して
前記連結手段を没入位置に保持する第2ロック手段とを
有することを特徴とする車両用小物収納装置を提供する
ことによって達成される。
【0006】
【作用】このような構成によれば、リッドの開放端が、
支持軸を中心とする円弧運動によって適宜な開角度をも
って開く。そしてそれ以上は、第1ガイド手段の弧状部
に沿って支持軸が下向きに移動し得ると同時に、リッド
の一端部も第1ガイド手段の直線状部に沿って下向きに
移動し得るので、開口面に直交する向きに沿ってリッド
が移動し得ることとなり、大面積のリッドであっても、
箱体の内側に没入させることができる。
【0007】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本考案の構成を詳細に説明する。
【0008】図1は、本考案に基づき構成された小物収
納装置を設置した乗用車のインストルメントパネル回り
を示している。この小物収納装置1は、インストルメン
トパネル2の上面の中央部に埋設され、図2に示したよ
うに、上面が開放された箱体3と、この箱体3の上面開
口を閉じるためのリッド4とからなっている。またリッ
ド4の厚さを利用してキャッシュカードや各種プリペイ
ドカード等を挿入保持し得るように、リッド4の開放端
側の右端部には、カード収納部5が形成されている。
【0009】箱体3は、左右両側面と前後面と底面とが
閉じられており、図3及び図4に示すように、一方の側
壁内面にカップホルダ6がその一端をもって枢支されて
いる。このカップホルダ6は、その枢軸に巻装された捩
りコイルばね7によって常時その遊端を上向きに跳ね上
げ付勢されると共に、その内面に突設されたストライカ
8が、箱体3の一方の側壁内面に設けられた公知のハー
トカムを応用したオルタネート式のラッチ機構9に係合
可能なようになっており、捩りコイルばね7による付勢
力に抗して通常は折り畳んだ状態(図4に実線にて示す
状態)が保持されるようになっている。
【0010】図6に併せて示すように、リッド4は、車
両の前側に位置する支持端側が、箱体3の側壁前部に一
体的に設けられたガイド手段に係合している。このガイ
ド手段は、その上部が適宜な曲率で後方へと湾曲した弧
状部10aと、該弧状部10aから連続的に下向きに延
出された直線状部10bとからなる第1ガイド溝10
と、これら弧状部10aと直線状部10bとの接続部か
ら前方へ分岐した円弧状をなす第2ガイド溝11とから
なっている。これらの第1・第2各ガイド溝10・11
には、両ガイド溝10・11の上端間寸法に対応した前
後方向間隔をおいてリッド4の側面に突設された一対の
ピン12・13が係合している。
【0011】なお、リッド4が閉じた状態で、前側ピン
12は第2ガイド溝11の上端部に係合し、後側ピン1
3は第1ガイド溝の弧状部10aの上端部に係合してい
る。ここで第2ガイド溝11の曲率中心は、第1ガイド
溝の弧状部10aの上端に整合しており、後側ピン13
を枢軸として前側ピン12が第2ガイド溝11内を下向
き移動することにより、リッド4がその開放端を上向き
に跳ね上げて所定の角度(約45度)開くようになって
いる。
【0012】後側ピン13には、ピニオン14が固設さ
れており、箱体3の側壁に設けられた回転式粘性ダンパ
15の回転軸に設けられたピニオン16に噛み合い、リ
ッド4の跳ね上げ速度が調節されるようになっている。
【0013】また前側ピン12には、第1ガイド溝の弧
状部10aと第2ガイド溝11とに挟まれた位置に設け
られたスタッドピン17に巻装された第1付勢手段とし
ての捩りコイルばね18の一端が係合しており、これに
よってリッド4が開方向へ常時弾発付勢されている。
【0014】リッド4の開放端は、箱体3の後壁に設け
られた公知のハートカムを応用したオルタネート式のラ
ッチ機構19(第1ロック手段)により、捩りコイルば
ね18の付勢力に抗して閉状態が保持されるようになっ
ている。
【0015】箱体3の前壁の外面には、図5に示すよう
に、第3ガイド手段としてのスライド溝20が垂直方向
に形成されており、該スライド溝20には、上下移動自
在に連結部材21が摺合している。この連結部材21
は、箱体3の前壁上部外面に設けられた第2付勢手段と
しての定荷重ばね22の一端を連結することにより、常
時上向きに弾発付勢されている。また連結部材21に
は、公知の回転式粘性ダンパ23が付設されており、粘
性ダンパ23の回転軸に設けられたピニオン24がスラ
イド溝20と平行に延設されたラック25に噛み合うこ
とにより、定荷重ばね22にて駆動される連結部材21
の上向きの移動速度が、適宜な一定速度に調整されるよ
うになっている。
【0016】一方、リッド4の支持端側には、横向きの
バー26が設けられ、連結部材21の上面には、このバ
ー26を把持し得るキャッチャ27が設けられている。
【0017】そしてリッド4の支持端部端面には、リッ
ド4が水平状態の時に前方を向く爪状突起28が突設さ
れており、箱体3の前壁外面の中央下部に設けられた公
知のオルタネート式ラッチ機構29(第2ロック手段)
にこれが係合し、定荷重ばね22の付勢力に抗してリッ
ド4の没入位置が保持されるようになっている。
【0018】次に上記実施例の作動要領について説明す
る。
【0019】閉じた状態にあっては、リッド4の開放端
は箱体3の後壁に設けられたラッチ機構19に係合して
いる。この状態のリッド4の開放端上面を適度に押し込
むと、ラッチが解除され、捩りコイルばね18の付勢力
によってその開放端側を跳ね上げるようにしてリッド4
が開く。捩りコイルばね18は、図7に示すように、第
1ガイド溝の弧状部10aと第2ガイド溝11との接続
部のやや下方に突設されたストッパピン30で止まり、
リッド4は概ね45度の開角度をもって一旦停止する。
【0020】このリッド4が斜めに開いた状態でも(図
2に示した状態)、内部の物の取り出しや収納は十分に
行えるが、このままでは、走行中にリッド4が運転者の
視界を遮ることが考えられる。そこでこの状態から更に
手動でリッド4を起こすと、バー26がキャッチャ27
に把持されると共に、前側ピン12は第1ガイド溝の直
線状部10bに乗り移ってそのまま下方へ移動し、後側
ピン13は第1ガイド溝の弧状部10aを経て直線状部
10bに沿って下方へ移動する。従って、リッド4は直
立姿勢の状態で前壁の前面の空間内に没入する(図2に
想像線で示した状態)。そして前壁外面の中央下部に設
けられたラッチ機構29に爪状突起28が係合すること
でリッド4の没入状態が保持される。
【0021】リッド4を閉じる際には、直立姿勢で没入
したリッド4の上端を適度に押し込む。するとラッチが
解除され、定荷重ばね22に駆動されてリッド4が上昇
する。ここで捩りコイルばね18が第2ガイド溝11の
分岐点を塞ぐ形になっているので、後側ピン13は第1
ガイド溝の弧状部10aへ入り込む。そして後側ピン1
3が弧状部10aの終端に到達したところでリッド4は
一旦停止する。この状態では、バー26がキャッチャ2
7に把持されているので、リッド4ががたついたりする
ことが防止される。
【0022】ここから捩りコイルばね18の付勢力に抗
してリッド4の開放端を手動で更に押し下げれば、リッ
ド4は水平になり、ラッチ機構19にて閉状態に保持さ
れる。
【0023】
【考案の効果】このように本考案によれば、リッドが直
立した状態で収納されるので、突出部の面積が最小化さ
れ、視界を遮らずに済む。しかも開口面積が拡大される
ので、ボックス内へのアクセスが容易になるうえ、リッ
ドを開け放した状態にしておいても何等支障がないの
で、使用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の取付状態を示す乗用車のインスト
ルメントパネル回りの斜視図。
【図2】本考案装置の全体斜視図。
【図3】本考案装置の一部切除して示す右側面図。
【図4】図3に於けるIV−IV線方向から見た部分断面図
【図5】本考案装置の前面図。
【図6】図5に於けるVI−VI線に沿う一部省略して示す
部分断面図。
【図7】要部右側面図。
【符号の説明】
1 小物収納装置 2 インストルメントパネル 3 箱体 4 リッド 5 カード収納部 6 カップホルダ 7 捩りコイルばね 8 ストライカ 9 ラッチ機構 10 第1ガイド溝 11 第2ガイド溝 12 前側ピン 13 後側ピン 14 ピニオン 15 回転式粘性ダンパ 16 ピニオン 17 スタッドピン 18 捩りコイルばね 19 ラッチ機構 20 スライド溝 21 連結部材 22 定荷重ばね 23 回転式粘性ダンパ 24 ピニオン 25 ラック 26 バー 27 キャッチャ 28 爪状突起 29 ラッチ機構 30 ストッパピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 7/04 B60R 7/06 E05D 15/58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開放された箱体と、該箱体の上面
    開口を開閉するべく箱体に軸支されたリッドと、該リッ
    ドを開方向へ付勢する第1付勢手段と、該第1付勢手段
    の付勢力に抗して前記リッドを閉状態に保持する第1ロ
    ック手段とを有する車両用小物収納装置であって、 前記リッドの支持軸が係合するべく、弧状部及び直線状
    部からなる第1ガイド手段と、 前記リッドの一端が係合するべく、前記第1ガイド手段
    の弧状部と直線状部との接続部から分岐した円弧状の第
    2ガイド手段と、 前記第1ガイド手段の直線状部と平行に延在する第3ガ
    イド手段に係合し、かつ前記リッドの一端側と係脱可能
    な把持手段を有する連結手段と、 前記連結手段を常時上向きに付勢する第2付勢手段と、 前記第2付勢手段の付勢力に抗して前記連結手段を没入
    位置に保持する第2ロック手段とを有することを特徴と
    する車両用小物収納装置。
JP1993052272U 1993-08-31 1993-08-31 車両用小物収納装置 Expired - Fee Related JP2590415Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993052272U JP2590415Y2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 車両用小物収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993052272U JP2590415Y2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 車両用小物収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0717654U JPH0717654U (ja) 1995-03-31
JP2590415Y2 true JP2590415Y2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=12910152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993052272U Expired - Fee Related JP2590415Y2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 車両用小物収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2590415Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4503473B2 (ja) * 2005-03-24 2010-07-14 ダイキョーニシカワ株式会社 車両用収納部構造
JP4691409B2 (ja) * 2005-08-01 2011-06-01 不二ラテックス株式会社 回転動作補助装置
JP5895714B2 (ja) * 2012-06-01 2016-03-30 スズキ株式会社 収納部構造
CN108528261B (zh) * 2018-06-06 2024-02-09 浙江工业职业技术学院 一种新能源汽车充电结构
CN108471011B (zh) * 2018-06-06 2024-02-09 浙江工业职业技术学院 新能源汽车的充电装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0717654U (ja) 1995-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4125589B2 (ja) 小物入れ
JPH04107129U (ja) カツプホルダ装置
US5890692A (en) Cup holder device
US6796591B2 (en) Glove compartment and cup holder device for automobile
JP2590415Y2 (ja) 車両用小物収納装置
JP2956838B2 (ja) 車両用の容器
JP3524800B2 (ja) 車両用物入れ装置
JP4297562B2 (ja) 車載用小物入れ
JP2000153738A (ja) コンソールボックス
JP3625740B2 (ja) 車両用収納体
JPS62210150A (ja) 車両用グロ−ブボツクス
JPH11105631A (ja) ドアの開閉装置及びポップアップディスプレイ
JP2020024295A (ja) 表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器
JPS6344298Y2 (ja)
JP2606579Y2 (ja) 車載用小物入れ
JP2513135Y2 (ja) ラゲ―ジル―ムの収納装置
JP2584092Y2 (ja) 車載用小物入れ
JPH0235111B2 (ja) Jidoshayodoahandorusochi
JPH0834276A (ja) 自動車用シートのアームレスト
KR0129290Y1 (ko) 자동차용 사물함 겸용 컵 홀더
KR0175099B1 (ko) 컵홀더 기능을 갖는 수납구
JPH0242516Y2 (ja)
JP3503419B2 (ja) スライドドアの開閉構造
JPH0241259Y2 (ja)
JPS5845423Y2 (ja) 自動車用スライドドアの錠止装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees