JP2590379Y2 - 空調用操作器 - Google Patents

空調用操作器

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JP2590379Y2
JP2590379Y2 JP1993075091U JP7509193U JP2590379Y2 JP 2590379 Y2 JP2590379 Y2 JP 2590379Y2 JP 1993075091 U JP1993075091 U JP 1993075091U JP 7509193 U JP7509193 U JP 7509193U JP 2590379 Y2 JP2590379 Y2 JP 2590379Y2
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mode
cover
switch
sensor cover
sensor
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利夫 山本
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Azbil Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空調用操作器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】空調用操作器は、空調のON/OFF、
温度設定、風量設定等を行うものであるが、これらはあ
くまで一般ユーザー向けの機能であり、これとは別に専
門的な設定(例えば、温度設定の上限、下限の調節や制
御性の調整など)ができるようになっている。このた
め、前者を通常使用、後者を専門使用と呼ぶ場合、通常
使用時のモード(以下、通常モードという)と、専門使
用時のモード(以下、専門モードという)を切換えるた
めのモード切換スイッチが備わっている。
【0003】前記専門モードは特殊な場合に用いるもの
であるから、通常使用時に専門モードに切り換わること
のないよう、一般に前記切換スイッチは、操作器本体の
内部に配置され、カバーを外さないと操作できないよう
になっている。また、カバーを嵌め戻す際には、専門モ
ードから通常モードに切り換わっていないと、カバーを
定位置にセットできないようになっている。
【0004】図7は従来の空調用操作器のカバーを外し
た状態の平面図、図8はカバーを嵌めた状態の図7のA
−A矢視の断面図、図9はカバーを外した状態の図7の
A−A矢視の断面図、図10はカバーを嵌め戻す際の状
態を示す図7のA−A矢視の断面図、図11はカバーを
嵌め戻した状態を示す図7のB−B矢視の断面図であ
る。
【0005】図において、1は操作器本体、2は操作器
本体1の上面開口全面を塞ぐカバーである。操作器本体
1の内部には、回路基板3が配置され、回路基板3上に
は液晶表示板4、スライド式のモード切換スイッチ5等
が配置されている。カバー2は、図11に示すように、
操作器本体1の係合部6に係合フック7を係合させるこ
とで、操作器本体1と完全にロックされるものである。
カバー2の裏面には、モード切換スイッチ5を操作する
ための突起8が設けられ、カバー2を閉じる際の操作に
より、専門モード位置から通常モード位置に操作される
ようになっている。また、カバー2は、モード切換スイ
ッチ5が通常モード位置に位置する状態でないと、正し
く嵌合できないようになっている。
【0006】次に作用を説明する。通常モードで使用す
る場合には、カバー2をつけた状態で普通に使用する。
一方、専門モードに切換える場合は、まずカバー2を外
す。そして、図9に示すように回路基板3等の内部機構
を露出させた状態で、モード切換スイッチ5を指で矢印
(イ)方向にスライド操作し、専門モード位置に切換え
る。
【0007】専門モードでの使用を終了した場合は、図
10に示すようにカバー2を操作器本体1の前面に配置
し、矢印(ロ)方向にスライドさせる。これにより、カ
バー2の裏面の突起8によって、モード切換スイッチ5
が通常モード位置に戻し操作されるとともに、図11に
示すように、カバー2側の係合フック7が操作器本体1
側の係合部6に係合して、カバー2と操作器本体1が完
全にロックする。
【0008】また、別の従来例として、操作パネルの表
面に隠しスイッチを設けたり、特定の複数のキーを一定
時間以上押し続けることで専門モードに入るようにした
操作器もある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】温度検知センサは室内
側すなわちカバー側に設ける必要がある。従って、従来
の空調用操作器のように操作器本体の全面を覆うカバー
を外して、操作器本体の中身を全部露出させた状態でモ
ード切換えを行うものでは、回路、温度検知センサなど
露出させながらの作業となるため、静電気等のノイズ
を拾ったり、カバーの取り付け、取り外しおよびスイッ
チ作動調整時に温度検知センサに接触しないように作業
をする必要があり、間違って触れて損傷を与え、機能を
失う可能性があり、安全でない。また、全体を覆うカバ
ーを外すため、作業が簡単でない等の問題があった。
【0010】また、隠しスイッチを付けたり、特定のキ
ー操作により専門モードに入るようにしたものでは、一
般の使用者が誤って専門モードに入れてしまう可能性も
あって、不都合を生じることがある。
【0011】この考案は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、温度検知センサを露出させず
に、温度、風量の調整モード切換えを行うことができる
と共に、通常使用時に誤って専門モードに入れてしまう
おそれがなく、しかも専門モードでの作業終了後は、確
実に通常モードへ戻すことのできる空調用操作器を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案に係る空調用操
作器は、隣接して配置されたモード切換スイッチおよび
温度検知センサを覆うセンサカバーと、このセンサカバ
ーの移動のみで前記モード切換スイッチを操作するよう
に該センサカバーに設けたスイッチ操作部と、前記セン
サカバーが前記モード切換スイッチを特定モードにセッ
トした位置の場合のみ該センサカバーと干渉しないで組
み付けられる化粧枠とを備えたものである。
【0013】
【作用】この考案における空調用操作器は、使用に際し
て、第2の位置にセンサカバーがあるときスイッチが専
門モード位置になり、第1の位置にセンサカバーがある
ときスイッチが通常モード位置になるように設定してお
く。このような設定のもとに、化粧枠を取り外した状態
でセンサカバーを第2の位置に移動することにより、ス
イッチを専門モードに切換えることができる。また、専
門モードでの使用が終了したら、センサカバーを第1の
位置に戻し、化粧枠を操作器本体に装着してロックす
る。もし、第1の位置へスイッチを戻し忘れた場合は、
化粧枠がロック不可能となるので、戻し忘れをチェック
することができる。このように、センサカバーを取り外
すことなくモード切換えを行うことができる
【0014】
【実施例】実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1
はこの考案の一実施例の分解斜視図である。図におい
て、20は壁面に設けられたスイッチボックス、21は
スイッチボックスブラケット、22はスイッチボックス
ブラケット21をスイッチボックス20に固定するネ
ジ、30は操作器本体、40は嵌め込み式の化粧枠であ
る。操作器本体30は取付ネジ31でスイッチボックス
ブラケット21に固定され、取付ネジ31は化粧枠40
で隠されるようになっている。操作器本体30には、図
1では図示されない回路基板が固定され、回路基板の主
要部は操作パネル32で覆われている。また、回路基板
の端部には温度検知センサ50が配置されるとともに、
この温度検知センサ50に隣接させてスライド式のモー
ド切換スイッチ60が配置されている。70は、温度検
知センサ50とモード切換スイッチ60を共に覆うセン
サカバーである。
【0015】図2(a)は操作器の外観を示す平面図、
図2(b)は操作器から化粧枠40を外して操作器本体
30を露出させた状態を示す平面図、図2(c)はセン
サカバー70を専門モード位置に動かした状態を示す平
面図である。図(a)〜(c)に示すように、操作パネ
ル32には液晶表示板32a、運転/停止スイッチ32
b、風量調整スイッチ32c、温度調整スイッチ32
d、32e等が設けられている。
【0016】図3は図2(a)のIII−III矢視断
面図、図4は図2(c)のIV−IV矢視断面図、図5
はセンサカバーの構成図、図6は温度検知センサ50の
支持構造を示す構成図である。図3、図4において、操
作器本体30に固定した回路基板35の上には、図6に
示すようなセンサホルダ51を介して温度検知センサ5
0が保持され、空間に浮いた状態で温度を検出できるよ
うになっている。センサカバー70は、このセンサホル
ダ51に保持された温度検知センサ50と、その隣に配
置されたモード切換スイッチ60とを一緒に内部に収容
できる長方形の箱形に形成されている。このセンサカバ
ー70は、操作器本体30の端部表面に沿って、図3に
示す左端位置(第1の位置)から、図4に示す右端位置
(第2の位置)までの範囲で所定量スライド自在に設け
られ、その状態で操作器本体30から外れないように固
定されている。図5において、71はそのための抜け止
めである。なお、センサホルダ51は、図6に示すよう
に回路基板35に設けた取付孔36に、足51aを嵌め
込むことで回路基板35に固定されている。また、温度
検知センサ50のリード部を互い違いの支持片51b,
51c間に挟むことで、温度検知センサ50を定位置に
保持するようになっている。
【0017】図3、図4、図5に示すように、センサカ
バー70は、温度検知センサ50に対向する部分に通気
孔72を有し、モード切換スイッチ60に対向する部分
に一対のつまみ押し片73、73を有する。一対のつま
み押し片73、73の間には、ちょうどモード切換スイ
ッチ60の上面のつまみ6が係合しており、センサカ
バー70をスライドさせることで、モード切換スイッチ
60を切換えることができるようになっている。また、
移動方向と平行するセンサカバ−70の辺縁に形成され
た位置決め用凹部74a,74bの間に凸部75が設け
られている。
【0018】一方、上記センサカバー70の側縁に対向
する本体30には、上記位置決め用凹部74a、74b
に係合にて、センサカバ−70を第1の位置、第2の位
置に位置決めする凸部38が設けられている。そして、
本体30には凸部38との対向部および両端部には本体
薄肉部、39が設けられており、モード切替時に凸部3
8が凸部75に乗り越えて、例えば凹部74aから凹部
74bに係合するとき、本体30の側壁が本体薄肉部3
9によってたわみやすく、センサカバー70の移動およ
び位置決めが突易が確実となる。
【0019】また、化粧枠40は、図3に示すようにセ
ンサカバー70が左端位置にあるときは、操作器本体3
0に正しく装着できてロック部45、37(45は突
起、37は凹部)でロックすることができ、この状態
で、センサカバー70を化粧枠40の内縁42で位置規
制して動かないように保持するようになっている。化粧
枠40を外すと、センサカバー70は自由に動くことが
でき、右端位置に操作することができる。但し、この状
態で、化粧枠40を操作器本体30に装着しようとする
と、図4の一点鎖線で示すように、化粧枠40の内縁4
2がセンサカバー70に干渉し、センサカバー70を装
着できない。
【0020】次に作用を説明する。通常使用時は、化粧
枠40を嵌めた図2(a)の状態で使用する。専門モー
ドに切換える場合は、まず化粧枠40を取り外して、図
2(b)の状態にする。そうすると、化粧枠40による
位置規制が外れて、センサカバー70が動ける状態にな
る。その状態でセンサカバー70を、図2(c)あるい
は図4の矢印(ハ)方向にスライドさせる。そうする
と、センサカバー70のつまみ押し片73、73間に挟
まれたモード切換スイッチ60のつまみが右端位置に移
動し、モード切換スイッチ60が専門モード位置(OP
ER)に切り換わる。
【0021】専門モード位置での作業を終了したら、セ
ンサカバー70を図3に示す左端位置に戻し、モード切
換スイッチ60を通常モード位置(USER)に移動す
る。そして、化粧枠40を操作器本体30に装着しロッ
クして、作業を完了する。
【0022】なお、もしセンサカバー70を左端位置へ
戻し忘れた場合は、化粧枠40を操作器本体30に装着
しようとしても、化粧枠40がセンサカバー70に干渉
して装着できず、ロック不可能となるので、センサカバ
ー70の戻し忘れ、つまりモードの戻し忘れを防止する
ことができる。
【0023】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、セン
サカバーを移動させることにより、モード切換えができ
るようにし、化粧枠を外した状態でないとセンサカバー
を動かせない構造とし、しかもセンサカバーを通常使用
時の位置に戻さないと化粧枠を嵌め戻せないように構成
したので、温度検知センサとモード切換スイッチを露出
させずに、簡単確実にモード切換えを行うことができ
る。また、化粧枠を外さないと専門モードに入れられな
いので、通常使用時に誤って専門モードに入れてしまう
おそれがない。しかも専門モードでの作業終了後は、確
実に通常モードへ戻すことのできる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による空調用操作器の分解
斜視図である。
【図2】(a)は同操作器の外観を示す平面図、(b)
は同操作器から化粧枠を外して操作器本体を露出させた
状態を示す平面図、(c)はセンサカバーを専門モード
位置に動かした状態を示す平面図である。
【図3】図2(a)のIII−III矢視断面図であ
る。
【図4】図2(c)のIV−IV矢視断面図である。
【図5】同操作器のセンサカバーの構成図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は裏面図、
(d)は横断面図である。
【図6】同操作器における温度検知センサの支持構造を
示す構成図である。
【図7】従来の空調用操作器のカバーを外した状態の平
面図である。
【図8】同従来の操作器のカバーを嵌めた状態の図7の
A−A矢視の断面図である。
【図9】同従来の操作器のカバーを外した状態の図7の
A−A矢視の断面図である。
【図10】同従来の操作器のカバーを嵌め戻す際の状態
を示す図7のA−A矢視の断面図である。
【図11】同従来の操作器のカバーを嵌め戻した状態を
示す図7のB−B矢視の断面図である。
【符号の説明】
30 操作器本体 32 操作パネル 40 化粧枠 50 温度検知センサ 60 モード切換スイッチ(スイッチ) 70 センサカバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接して配置されたモード切換スイッチ
    および温度検知センサを覆うセンサカバーと、このセン
    サカバーの移動のみで前記モード切換スイッチを操作す
    るように該センサカバーに設けたスイッチ操作部と、前
    記センサカバーが前記モード切換スイッチを特定モード
    にセットした位置の場合のみ該センサカバーと干渉しな
    いで組み付けられる化粧枠とを備えた空調用操作器。
JP1993075091U 1993-12-29 1993-12-29 空調用操作器 Expired - Lifetime JP2590379Y2 (ja)

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