JP2589942Y2 - 小型電子機器のカバー構造 - Google Patents

小型電子機器のカバー構造

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JP2589942Y2
JP2589942Y2 JP1993058610U JP5861093U JP2589942Y2 JP 2589942 Y2 JP2589942 Y2 JP 2589942Y2 JP 1993058610 U JP1993058610 U JP 1993058610U JP 5861093 U JP5861093 U JP 5861093U JP 2589942 Y2 JP2589942 Y2 JP 2589942Y2
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義英 椛沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばリモートコント
ローラなどの操作部及び電池収納部を有する小型電子機
器のカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エアコン用のリモートコントロ
ーラなどに適用されるこの種の小型電子機器は、エアコ
ン本体の各種機能を選択実行する操作スイッチと、駆動
用の電池を交換可能な状態に収納する電池収納部がそれ
ぞれ本体ケースに設けられており、電池収納部からの電
池の脱落を防止するために、本体ケースの一側にはこの
電池収納部を覆う摺動可能なスライドカバーが設けられ
ている。こうした小型電子機器の場合、使用頻度の比較
的少ない操作スイッチを操作部として電池収納部に並設
し、この操作部及び電池収納部を1つのスライドカバー
で覆うようにしたものが知られており、これにより、必
要最小限の操作スイッチのみを本体ケースより露出させ
て、本体ケースの外観を向上させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成における
小型電子機器の場合、操作部を使用する際にスライドカ
バーを開けようとすると、このスライドカバーが本体ケ
ースから簡単に脱落してしまい、操作部のみならず必要
のない電池収納部も露出状態になる。したがって、この
ような事態を避けるために、スライドカバーが操作部の
み露出する半開き状態に位置したときに、電池収納部の
係止受部とスライドカバーの係止部とを係止させて、ス
ライドカバーの脱落を防止するようにしているが、逆に
一旦係止部と係止受部が係止すると、電池交換を行う場
合などにおいてスライドカバーの取外しが困難になると
いった問題点を有していた。
【0004】そこで、本考案は上記問題点に鑑み、操作
部が開く位置でスライドカバーの動きを確実に規制し、
かつ、このスライドカバーを本体カバーから容易に取外
すことの可能な小型電子機器のカバー構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、操作部と電池
収納部とを一側に並設してなる本体ケースと、この本体
ケースに摺動可能に設けられ前記操作部及び電池収納部
の上面を兼用して覆う変形可能なスライドカバーとから
なり、前記スライドカバーの半開き状態において前記本
体ケースの係止受部に係止し、かつこの係止状態を解除
可能な係止部を前記スライドカバーに設けたものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成により、本体ケースに沿ってスライド
カバーを摺動させると、係止部と係止受部との係止によ
って、操作部が露出する半開き時に、一旦スライドカバ
ーの動きが規制される。この状態でスライドカバーに外
力を加えると、スライドカバー自体の変形により係止部
と係止受部との係止が解かれ、スライドカバーを本体ケ
ースから取外すことができるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき、小型電子機
器としてエアコン用のワイヤレスリモートコントロール
装置に適用した場合の例を、図1乃至図7に基づいて詳
述する。装置の外観を示す図1乃至図3において、1は
合成樹脂製のケース本体であり、この本体ケース1の内
部には、リモートコントロール装置の各種機能に必要な
電子部品を搭載したプリント基板(図示せず)が内蔵さ
れる。また、本体ケース1の上部正面側には、必要に応
じて設定温度やタイマー予約時間などを表示するLCD
表示部2が設けられており、このLCD表示部2の下方
に位置して、通常比較的使用頻度の多い温度スイッチ3
と、運転/停止スイッチ4が露出した状態に配設され
る。5は、これらの温度スイッチ3および運転/停止ス
イッチ4よりも使用頻度の少ない、例えば安眠スイッチ
や運転切換スイッチなどの各種スイッチなどから構成さ
れる操作部であり、電源としての電池6を挿脱可能に収
納する電池収納部7とともに、本体ケース1の正面側下
側部に並設される。さらに、8は本体ケース1の頂部に
設けられた発光部であり、前記温度スイッチ3,運転/
停止スイッチ4および操作部5の各スイッチを押圧操作
することによって、図示しないエアコン本体に所定の例
えば赤外線による制御信号を出力するようになってい
る。一方、本体ケース1の下側部において、9は操作部
5及び電池収納部7の外周に沿ってU字状に形成された
外縁部であり、この外縁部9と操作部5との間および操
作部5の上端には、外縁部9よりも高く案内部10が形成
される。外縁部9の上面は平坦状をなすが、その両側上
端には凸状をなす左右一対の突起部11が形成される。ま
た、電池収納部7の中央上部には、係止受部たる係止受
片12が突出形成される。
【0008】13は、本体ケース1に対して摺動可能に設
けられる合成樹脂製のスライドカバーである。このスラ
イドカバー13は、操作部5及び電池収納部7の上面を兼
用して覆う上面平坦状のカバー部14と、その外周に沿っ
てU字状に形成された立下がり部15とにより構成され、
図1の全閉状態において、本体ケース1の外形全体に跨
がって覆うように設けられる。また、立下がり部15の上
部外側面には凹凸状をなす一対のカバー押え部16が形成
され、このカバー押え部16に対して図2に示す外力Fを
加えることにより、カバー部14が弾性変形するようにな
っている。立下がり部15の内側適所には、図4に示すよ
うに案内部10の外面に当接する複数のリブ17が設けられ
ており、立下がり部15の下面が外縁部9に当接しつつ、
リブ17が案内部10に案内されることにより、スライドカ
バー13は案内部10に沿って本体カバー1の正面側で上下
方向にスライド移動するようになっている。さらに、立
下がり部15の下面上端には、突起部11に嵌入する一対の
凹部18が形成されるとともに、カバー部14の中央上端に
は、図2に示す操作部5のみを開けたスライドカバー13
の半開き時において、本体ケース1の係止受片12に係止
する係止部としての係止片19が一体的に形成される。
【0009】しかして、カバー押え部16を利用して、カ
バー部14の上端面が本体ケース1に当接する位置にスラ
イドカバー13を移動させると、スライドカバー13の凹部
18が本体ケース1の突起部11にそれぞれ嵌入するととも
に、図1に示すように、電池収納部7のみならず操作部
5もスライドカバー13によってその上面が完全に覆われ
た状態になる。このとき、スライドカバー13の立下がり
部15に対し内側に向かう力を加えると、案内部10とリブ
17との当接によりこの案内部10がストッパーとして作用
し、立下がり部15の内側方向への変形を防止することが
可能となる。一方、カバー部14の上方から外力を加える
などして、スライドカバー13の立下がり部15に対し外側
に向かう力を加えても、今度は突起部11と凹部18との係
止により、これがストッパーとして作用するため、同様
に立下がり部15の外側方向への変形を防止することが可
能となる。したがって、スライドカバー13はいかなる外
力に対しても変形やずれなどを起こすことなく、本体ケ
ース1の操作部5および電池収納部を確実に覆うことが
できるようになる。
【0010】また、図1におけるスライドカバー13の全
閉状態から、突起部11と凹部18との係止状態を解きつつ
スライドカバー13を本体ケース1の下側方向に摺動させ
ると、図5に示すように本体ケース1の係止受片12がス
ライドカバー13の係止片19に係止して、一旦スライドカ
バー13は図2に示す操作部5のみを開けた位置でその動
きが規制される。このため、スライドカバー13が脱落す
ることなく、操作部5のみを露出した半開き状態で、操
作部5の各種スイッチを操作することができる。さら
に、電池交換等の際に、スライドカバー13を本体ケース
1から取外す場合には、図2に示すスライドカバー13の
半開き状態の位置から、カバー押え部16の側方に対して
それぞれ外力Fを加えると、係止片19とともにスライド
カバー13のカバー部14は外力Fにより弾性変形して、図
5に示す位置からスライドカバー13および係止片19全体
が上方に押し上げられる。このとき、係止片19はカバー
部14における変形量の最も大きな中央部に位置するた
め、図6に示すように、外力Fによって係止片19の下端
は容易に係止受片12の上端よりも高い位置に押し上げら
れ、係止受片12と係止片19との係止を簡単に解除するこ
とができる。したがって、カバー押え部16に対して多少
の外力Fを与えつつ、スライドカバー13を下方に移動さ
せることにより、このスライドカバー13を本体ケース1
より無理なく取外すことができる。
【0011】以上のように上記実施例によれば、操作部
5のみが露出するスライドカバー13の半開き状態で係止
片19と係止受片12とを係止させることにより、この操作
部5の開く位置でスライドカバー13の動きを確実に規制
することができるため、操作部5を操作する際に、スラ
イドカバー13が脱落するなどの不具合を一掃できる。ま
た、単にカバー押え部16に対して多少の外力Fを与える
だけで、係止片12と係止受片19との係止が解除されるた
め、電池交換などの際にスライドカバー13を本体カバー
1から容易に取外すことが可能となる。
【0012】また、実施例上の効果として、本体ケース
1とスライドカバー13との当接部分に、それぞれ突起部
11および凹部18を設けることによって、スライドカバー
13を完全に閉じた状態では本体ケース1の突起部11とス
ライドカバー13の凹部18が互いに嵌合するため、スライ
ドカバー13の変形やずれを防止することができる。特
に、本実施例における本体ケース1の外形全体に跨がっ
て覆う構造のスライドカバー13の場合、カバー部14の上
方から外力を加えると立下がり部15は比較的簡単に外側
に変形するが、前記突起部11と凹部18との嵌合によって
この外側への変形を抑えることができるため、スライド
カバー13の変形による本体カバー1およびスライドカバ
ー13間の噛み違いや隙間などの発生を防ぐことが可能と
なる。また、実施例とは逆に、本体カバー1に凹部18を
形成するとともに、スライドカバー13に突起部11を形成
することも可能ではあるが、この場合には、突起部11が
スライドカバー13とともに摺動するため開閉時の邪魔に
なる。さらに、スライドカバー13の上端以外の位置に突
起11を形成した場合にも、立下がり部15が変形しやすく
なり、実用上好ましくない。したがって、実施例に示す
位置に突起部11および凹部を形成すれば、スライドカバ
ー13を摺動する際の邪魔にならず、しかも、立下がり部
15に対する変形やずれを最大限に防止することができ
る。
【0013】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、係止片および係止受片の取付け位置な
どは、本体ケースおよびスライドカバーの形状などを考
慮して適宜変更すればよい。また、本考案は実施例中に
示すエアコン用のリモートコントロール装置のみなら
ず、操作部と電池収納部とをスライドカバーで兼用して
覆うあらゆる小型電子機器に適用できる。
【0014】
【考案の効果】本考案は、操作部と電池収納部とを一側
に並設してなる本体ケースと、この本体ケースに摺動可
能に設けられ前記操作部及び電池収納部の上面を兼用し
て覆う変形可能なスライドカバーとからなり、前記スラ
イドカバーの半開き状態において前記本体ケースの係止
受部に係止し、かつこの係止状態を解除可能な係止部を
前記スライドカバーに設けたものであり、操作部が開く
位置でスライドカバーの動きを確実に規制し、かつ、こ
のスライドカバーを本体カバーから容易に取外すことの
可能な小型電子機器のカバー構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すスライドカバーを閉じ
た状態の正面図である。
【図2】同上スライドカバーを半開きにした状態の正面
図である。
【図3】同上スライドカバーを取外した状態の正面図で
ある。
【図4】同上スライドカバーの背面図である。
【図5】同上図2のA−A線断面図である。
【図6】同上外力Fを加えた場合における図2のA−A
線断面図である。
【図7】同上要部の一部切欠き断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 5 操作部 7 電池収納部 12 係止受片(係止受部) 13 スライドカバー 19 係止片(係止部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部と電池収納部とを一側に並設して
    なる本体ケースと、この本体ケースに摺動可能に設けら
    れ前記操作部及び電池収納部の上面を兼用して覆う変形
    可能なスライドカバーとからなり、前記スライドカバー
    の半開き状態において前記本体ケースの係止受部に係止
    し、かつこの係止状態を解除可能な係止部を前記スライ
    ドカバーに設けたことを特徴とする小型電子機器のカバ
    ー構造。
JP1993058610U 1993-10-29 1993-10-29 小型電子機器のカバー構造 Expired - Lifetime JP2589942Y2 (ja)

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JPH0726637U JPH0726637U (ja) 1995-05-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5169703B2 (ja) * 2008-10-07 2013-03-27 パナソニック株式会社 リモコン送信機

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