JP2590119Y2 - ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置Info
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- JP2590119Y2 JP2590119Y2 JP1990129595U JP12959590U JP2590119Y2 JP 2590119 Y2 JP2590119 Y2 JP 2590119Y2 JP 1990129595 U JP1990129595 U JP 1990129595U JP 12959590 U JP12959590 U JP 12959590U JP 2590119 Y2 JP2590119 Y2 JP 2590119Y2
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- container
- silver halide
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] この考案は、ハロゲン化銀写真感光材料用処理の液漏
れや臭気漏れを防止し、交換や廃棄が容易であるハロゲ
ン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀
写真感光材料用処理容器を備える感光材料処理装置に関
するものである。
れや臭気漏れを防止し、交換や廃棄が容易であるハロゲ
ン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀
写真感光材料用処理容器を備える感光材料処理装置に関
するものである。
[従来の技術] 露光済みの感光材料を処理する感光材料処理装置とし
て、例えばハロゲン化銀写真感光材料を発色現像、漂
白、定着、安定等の各処理槽に連続搬送して処理するも
のがある。これらのハロゲン化銀写真感光材料用処理液
(以下処理液という)が貯留される処理槽には、処理液
がハロゲン化銀写真感光材料の処理で劣化又は処理剤成
分が消費されてハロゲン化銀写真感光材料の仕上がり品
質が低下することを防止するため、例えば新しい処理液
を貯留した処理液容器が接続されており、ポンプの駆動
で処理液容器から処理液を処理槽へ供給している。この
処理液の供給は、例えば処理液を処理液容器に入れたも
のを供給し処理液容器ごと交換する方法が考案されてい
る。
て、例えばハロゲン化銀写真感光材料を発色現像、漂
白、定着、安定等の各処理槽に連続搬送して処理するも
のがある。これらのハロゲン化銀写真感光材料用処理液
(以下処理液という)が貯留される処理槽には、処理液
がハロゲン化銀写真感光材料の処理で劣化又は処理剤成
分が消費されてハロゲン化銀写真感光材料の仕上がり品
質が低下することを防止するため、例えば新しい処理液
を貯留した処理液容器が接続されており、ポンプの駆動
で処理液容器から処理液を処理槽へ供給している。この
処理液の供給は、例えば処理液を処理液容器に入れたも
のを供給し処理液容器ごと交換する方法が考案されてい
る。
また、この場合処理液容器に樹脂ボトルを使用すると
容器廃棄の際嵩ばったり、廃棄費用が嵩む等の問題があ
るため、外箱にフレキシブル部材で形成した内袋を収納
し、この内袋に処理液を貯留して供給するようにするこ
とも考案されている。このようにすると処理液の供給が
終了すると、外箱から内袋を取出して外箱を解体し、内
袋は畳んで廃棄することができる。
容器廃棄の際嵩ばったり、廃棄費用が嵩む等の問題があ
るため、外箱にフレキシブル部材で形成した内袋を収納
し、この内袋に処理液を貯留して供給するようにするこ
とも考案されている。このようにすると処理液の供給が
終了すると、外箱から内袋を取出して外箱を解体し、内
袋は畳んで廃棄することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、処理液を貯留した処理液容器が接続される
が、この処理液容器に接続部が突出して設けられ、この
接続部が処理液容器に重ねて搬送したり、保管する場合
に邪魔になって嵩ばるなどの問題がある。
が、この処理液容器に接続部が突出して設けられ、この
接続部が処理液容器に重ねて搬送したり、保管する場合
に邪魔になって嵩ばるなどの問題がある。
また、処理液容器の接続部は、運搬時や保管時等には
確実に液漏れが生じないようにすると共に、接続時には
簡単かつ確実に接続される構造が要求される。
確実に液漏れが生じないようにすると共に、接続時には
簡単かつ確実に接続される構造が要求される。
さらに、フレキシブルな内袋を処理液に貯留する場合
に、空気を吸引して処理液を供給するようにすると、構
造が複雑になる上、吸引口を下方に位置させなければな
らないため、空気を吸引しないで供給することが好まし
いが、内袋がフレキシブルな部材で形成されていると内
袋の材質同士が吸着して処理液を最後まで供給すること
が困難である。このように処理液が内袋に残ると、処理
コストの増加になると共に、処理容器を交換する際に、
処理液容器から処理液や臭気の漏れが生じて作業者の手
等に接触したり、自動現像機の腐蝕が生じたり、更には
結晶が付いたりして環境を害する問題がある。
に、空気を吸引して処理液を供給するようにすると、構
造が複雑になる上、吸引口を下方に位置させなければな
らないため、空気を吸引しないで供給することが好まし
いが、内袋がフレキシブルな部材で形成されていると内
袋の材質同士が吸着して処理液を最後まで供給すること
が困難である。このように処理液が内袋に残ると、処理
コストの増加になると共に、処理容器を交換する際に、
処理液容器から処理液や臭気の漏れが生じて作業者の手
等に接触したり、自動現像機の腐蝕が生じたり、更には
結晶が付いたりして環境を害する問題がある。
この考案は、上記の欠点を解決するもので、ハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器から運搬時や保管時等に
確実に液漏れが生じないようにすると共に、接続時には
簡単かつ確実に接続可能であり、廃棄する際には嵩ばら
ず、しかも焼却または分別廃棄が可能で公害対策の要求
に応えることができ、さらに処理液を最後まで供給でき
交換時に処理液の漏れや臭気漏れが防止されるハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器及びそのハロゲン化銀写
真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置を提
供することを目的としている。
化銀写真感光材料用処理液容器から運搬時や保管時等に
確実に液漏れが生じないようにすると共に、接続時には
簡単かつ確実に接続可能であり、廃棄する際には嵩ばら
ず、しかも焼却または分別廃棄が可能で公害対策の要求
に応えることができ、さらに処理液を最後まで供給でき
交換時に処理液の漏れや臭気漏れが防止されるハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器及びそのハロゲン化銀写
真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決し、かつ目的を達成するため、請求項
1記載の考案は、『紙材で形成した外箱(2)に、ハロ
ゲン化銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレキシブル
部材で形成した内袋(3)を収納し、この内袋(3)に
処理槽側と接続する容器接続部(4)を設けたハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器(1)であり、前記容器
接続部(4)には処理槽側との接続によって連通する開
閉弁(9)を備え、さらに前記容器接続部(4)には開
閉弁(9)を覆うようにキャップ(10)が設けられ、前
記内袋(3)には前記容器接続部(4)の管部(11)が
固着され、この管部(11)には開閉弁(9)の筒体(1
2)を嵌合して固定され、この筒体(12)には隔壁(12
b)が設けられ、この隔壁(12b)には連通孔(12c)が
環状の位置に形成され、さらに隔壁(12b)の管部側に
は連通孔(12c)の周囲を囲む凸状の弁座部(12d)が形
成され、前記筒体(12)には弾性部材からなる皿状の弁
体(13)が設けられ、この弁体(13)の周囲には連通孔
(13a)が複数環状の位置に形成され、この弁体(13)
の縁部(13b)が筒体(12)に固着され、弁体(12)の
弁部(13c)は通常弁体自体の弾性力で弁座部(12d)に
圧着され、前記弁体(13)の中央部には弁軸(14)が固
着されており、この弁軸(14)が隔壁(12b)に摺動可
能に挿通され、この弁軸(14)を管部方向へ押圧して移
動させることで、弁体(13)の弁部(13c)が弁座部(1
2d)から離れて処理液が流れる連通路が形成され、開閉
弁(9)が解放状態になるように構成され、前記容器接
続部(4)の開閉弁(9)の筒体(12)を、処理槽へハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液を供給する処理槽側接
続部(34)の開閉弁(9)の筒体(12)に当てがい、締
付リング(42)の締付方向の回動により前記容器接続部
(4)の開閉弁(9)の筒体(12)が、前記処理槽側接
続部(34)の開閉弁(35)の筒体(36)に装着され、さ
らに前記容器接続部(4)に毛管現象で導く毛管部材
(8)を備えることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料用処理液容器。』であり、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器は処理槽側と接続しない状態では、容器
接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が弁座に圧接され、
処理液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭気が
外部に漏れることが簡単な構造で防止される。一方、接
続時には締付リングの締付方向の回動により容器接続部
と処理槽側接続部とが自動的に連通し、簡単かつ確実に
接続可能である。
1記載の考案は、『紙材で形成した外箱(2)に、ハロ
ゲン化銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレキシブル
部材で形成した内袋(3)を収納し、この内袋(3)に
処理槽側と接続する容器接続部(4)を設けたハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器(1)であり、前記容器
接続部(4)には処理槽側との接続によって連通する開
閉弁(9)を備え、さらに前記容器接続部(4)には開
閉弁(9)を覆うようにキャップ(10)が設けられ、前
記内袋(3)には前記容器接続部(4)の管部(11)が
固着され、この管部(11)には開閉弁(9)の筒体(1
2)を嵌合して固定され、この筒体(12)には隔壁(12
b)が設けられ、この隔壁(12b)には連通孔(12c)が
環状の位置に形成され、さらに隔壁(12b)の管部側に
は連通孔(12c)の周囲を囲む凸状の弁座部(12d)が形
成され、前記筒体(12)には弾性部材からなる皿状の弁
体(13)が設けられ、この弁体(13)の周囲には連通孔
(13a)が複数環状の位置に形成され、この弁体(13)
の縁部(13b)が筒体(12)に固着され、弁体(12)の
弁部(13c)は通常弁体自体の弾性力で弁座部(12d)に
圧着され、前記弁体(13)の中央部には弁軸(14)が固
着されており、この弁軸(14)が隔壁(12b)に摺動可
能に挿通され、この弁軸(14)を管部方向へ押圧して移
動させることで、弁体(13)の弁部(13c)が弁座部(1
2d)から離れて処理液が流れる連通路が形成され、開閉
弁(9)が解放状態になるように構成され、前記容器接
続部(4)の開閉弁(9)の筒体(12)を、処理槽へハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液を供給する処理槽側接
続部(34)の開閉弁(9)の筒体(12)に当てがい、締
付リング(42)の締付方向の回動により前記容器接続部
(4)の開閉弁(9)の筒体(12)が、前記処理槽側接
続部(34)の開閉弁(35)の筒体(36)に装着され、さ
らに前記容器接続部(4)に毛管現象で導く毛管部材
(8)を備えることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料用処理液容器。』であり、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器は処理槽側と接続しない状態では、容器
接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が弁座に圧接され、
処理液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭気が
外部に漏れることが簡単な構造で防止される。一方、接
続時には締付リングの締付方向の回動により容器接続部
と処理槽側接続部とが自動的に連通し、簡単かつ確実に
接続可能である。
また、紙材で形成した外箱に、フレキシブル部材で形
成した内袋を収納しており、この内袋に貯溜した処理液
の供給が終了すると、外箱から内袋を取出して、外箱を
解体し、内袋を畳んで廃棄したり、また外箱や内袋を焼
却または分別して廃棄する。
成した内袋を収納しており、この内袋に貯溜した処理液
の供給が終了すると、外箱から内袋を取出して、外箱を
解体し、内袋を畳んで廃棄したり、また外箱や内袋を焼
却または分別して廃棄する。
また、容器接続部に処理液を毛管現象で導く毛管部材
を備えており、毛管現象で底部の処理液が容器接続部に
導かれると共に、内袋がくっついて吸引困難になること
を防止し、内袋内の殆どの処理液が残りなく供給され
る。
を備えており、毛管現象で底部の処理液が容器接続部に
導かれると共に、内袋がくっついて吸引困難になること
を防止し、内袋内の殆どの処理液が残りなく供給され
る。
請求項2記載の考案は、『紙材で形成した外箱(2)
に、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレ
キシブル部材で形成した内袋(3)を収納し、この内袋
(3)に設けた処理槽側と接続する容器接続部(4)に
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液を毛管現象で導く毛
管部材(8)を備えるハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器(1)を有し、前記容器接続部(4)には処理槽
側との接続によって連通する開閉弁(9)を備え、前記
内袋(3)には前記容器接続部(4)の管部(11)が固
着され、この管部(11)には開閉弁(9)の筒体(12)
を嵌合して固定され、この筒体(12)には隔壁(12b)
が設けられ、この隔壁(12b)には連通孔(12c)が環状
の位置に形成され、さらに隔壁(12b)の管部側には連
通孔(12c)の周囲を囲む凸状の弁座部(12d)が形成さ
れ、前記筒体(12)には弾性部材からなる皿状の弁体
(13)が設けられ、この弁体(13)の周囲には連通孔
(13a)が複数環状の位置に形成され、この弁体(13)
の縁部(13b)が筒体(12)に固着され、弁体(13)の
弁部(13c)は通常弁体自体の弾性力で弁座部(12d)に
圧着され、前記弁体(13)の中央部には弁軸(14)が固
着されており、この弁軸(14)が隔壁(12b)に摺動可
能に挿通され、この弁軸(14)を管部方向へ押圧して移
動させることで、弁体(13)の弁部(13c)が弁座部(1
2d)から離れて処理液が流れる連通路が形成され、開閉
弁(9)が開放状態になるように構成され、前記容器接
続部(4)の開閉弁(9)の筒体(12)を、処理槽へハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液を供給する処理槽側接
続部(34)の開閉弁(35)の筒体(36)に当てがい、締
付リング(42)の締付方向の回動により前記容器接続部
(4)の開閉弁(9)の筒体(12)が、前記処理槽側接
続部(34)の開閉弁(9)の筒体(12)に装着され、前
記容器接続部(4)と前記処理槽側接続部(34)とを連
通して吸引させることを特徴とする感光材料処理装
置。』であり、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器
は処理槽側と接続しない状態では、容器接続部に設けた
開閉弁の弁体の弁部が弁座に圧接され、処理液が流れる
連通路を閉塞しており、処理液や臭気が外部に漏れるこ
とが簡単な構造で防止される。一方、接続時には締付リ
ングの締付方向の回動により容器接続部と処理槽側接続
部とが自動的に連通し、簡単かつ確実に接続可能であ
る。
に、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレ
キシブル部材で形成した内袋(3)を収納し、この内袋
(3)に設けた処理槽側と接続する容器接続部(4)に
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液を毛管現象で導く毛
管部材(8)を備えるハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器(1)を有し、前記容器接続部(4)には処理槽
側との接続によって連通する開閉弁(9)を備え、前記
内袋(3)には前記容器接続部(4)の管部(11)が固
着され、この管部(11)には開閉弁(9)の筒体(12)
を嵌合して固定され、この筒体(12)には隔壁(12b)
が設けられ、この隔壁(12b)には連通孔(12c)が環状
の位置に形成され、さらに隔壁(12b)の管部側には連
通孔(12c)の周囲を囲む凸状の弁座部(12d)が形成さ
れ、前記筒体(12)には弾性部材からなる皿状の弁体
(13)が設けられ、この弁体(13)の周囲には連通孔
(13a)が複数環状の位置に形成され、この弁体(13)
の縁部(13b)が筒体(12)に固着され、弁体(13)の
弁部(13c)は通常弁体自体の弾性力で弁座部(12d)に
圧着され、前記弁体(13)の中央部には弁軸(14)が固
着されており、この弁軸(14)が隔壁(12b)に摺動可
能に挿通され、この弁軸(14)を管部方向へ押圧して移
動させることで、弁体(13)の弁部(13c)が弁座部(1
2d)から離れて処理液が流れる連通路が形成され、開閉
弁(9)が開放状態になるように構成され、前記容器接
続部(4)の開閉弁(9)の筒体(12)を、処理槽へハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液を供給する処理槽側接
続部(34)の開閉弁(35)の筒体(36)に当てがい、締
付リング(42)の締付方向の回動により前記容器接続部
(4)の開閉弁(9)の筒体(12)が、前記処理槽側接
続部(34)の開閉弁(9)の筒体(12)に装着され、前
記容器接続部(4)と前記処理槽側接続部(34)とを連
通して吸引させることを特徴とする感光材料処理装
置。』であり、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器
は処理槽側と接続しない状態では、容器接続部に設けた
開閉弁の弁体の弁部が弁座に圧接され、処理液が流れる
連通路を閉塞しており、処理液や臭気が外部に漏れるこ
とが簡単な構造で防止される。一方、接続時には締付リ
ングの締付方向の回動により容器接続部と処理槽側接続
部とが自動的に連通し、簡単かつ確実に接続可能であ
る。
また、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の容器
接続部と処理槽へ処理液を供給する処理槽側接続部とを
連通させて吸引し、これでハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器に設けられた毛管部材で底部の処理液が容器
接続部に導かれ、内袋内の殆どの処理液を残りなく供給
する。
接続部と処理槽へ処理液を供給する処理槽側接続部とを
連通させて吸引し、これでハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器に設けられた毛管部材で底部の処理液が容器
接続部に導かれ、内袋内の殆どの処理液を残りなく供給
する。
[考案の実施の形態] 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図乃至第7図は請求項1記載の考案のハロゲン化
銀写真感光材料用処理液容器を示し、第1図はハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器の斜視図、第2図は内袋
の斜視図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は
第2図のIV−IV断面図、第5図はハロゲン化銀写真感光
材料用処理容器の容器接続部の拡大断面図、第6図は処
理液が供給される状態を示すハロゲン化銀写真感光材料
用処理液容器の断面図、第7図は処理液が供給される状
態を示す他の実施例のハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器の断面図である。
銀写真感光材料用処理液容器を示し、第1図はハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器の斜視図、第2図は内袋
の斜視図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は
第2図のIV−IV断面図、第5図はハロゲン化銀写真感光
材料用処理容器の容器接続部の拡大断面図、第6図は処
理液が供給される状態を示すハロゲン化銀写真感光材料
用処理液容器の断面図、第7図は処理液が供給される状
態を示す他の実施例のハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器の断面図である。
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は外箱2
と、この外箱2に収納された内袋3とからなっており、
このハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は感光材
料処理装置の処理槽に接続され、内袋3に貯溜される処
理液を処理槽に供給する。
と、この外箱2に収納された内袋3とからなっており、
このハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は感光材
料処理装置の処理槽に接続され、内袋3に貯溜される処
理液を処理槽に供給する。
外箱2は紙材で形成され、解体或いは折畳み可能にな
っており、処理液の供給が終了すると、解体或いは折畳
んで焼却または分別廃棄され、この廃棄の際に嵩ばるこ
とがなく、作業性が向上すると共に、廃棄するのに要す
る費用が軽減される。
っており、処理液の供給が終了すると、解体或いは折畳
んで焼却または分別廃棄され、この廃棄の際に嵩ばるこ
とがなく、作業性が向上すると共に、廃棄するのに要す
る費用が軽減される。
この外箱2は第1図に示すように、長方体になってお
り、その一隅部に逃部2aを設け、この逃部2aに形成した
孔部2bから内袋3の容器接続部4を突出させている。ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は外箱2の一隅
部に逃部2aを有し、この逃部2aに内袋3の容器接続部4
を突出させることで、ハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器1を重ねて搬送したり、保管する場合に容器接続
部4が邪魔になって嵩ばることがない。
り、その一隅部に逃部2aを設け、この逃部2aに形成した
孔部2bから内袋3の容器接続部4を突出させている。ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は外箱2の一隅
部に逃部2aを有し、この逃部2aに内袋3の容器接続部4
を突出させることで、ハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器1を重ねて搬送したり、保管する場合に容器接続
部4が邪魔になって嵩ばることがない。
内袋3は第2図乃至第4図に示すように、長方形のシ
ート材5,6を2枚重ねて、そのシート材5,6の周辺を熱溶
着7して袋状になっており、この内袋3に処理液が貯溜
される。この内袋3は可燃性のフレキシブル部材で形成
されており、処理液の供給が終了すると、外箱2から取
出して折畳んで廃棄される。
ート材5,6を2枚重ねて、そのシート材5,6の周辺を熱溶
着7して袋状になっており、この内袋3に処理液が貯溜
される。この内袋3は可燃性のフレキシブル部材で形成
されており、処理液の供給が終了すると、外箱2から取
出して折畳んで廃棄される。
内袋3の容器接続部4には処理液を毛管現象で導く毛
管部材8が取付けられている。この毛管部材8は第6図
及び第7図に示すように、外箱2の底部方向に延びてお
り、さらに毛管部材8は長手方向に溝8aを多数有してい
る。この毛管部材8は内袋3から供給される処理液が少
量になって、処理液が供給されることで内袋3を形成す
るシート部材5,6が密着することを防止すると共に、毛
管現象で底部の処理液が溝8aにより容器接続部4に導か
れ、内袋3内の殆どの処理液を供給することができる。
管部材8が取付けられている。この毛管部材8は第6図
及び第7図に示すように、外箱2の底部方向に延びてお
り、さらに毛管部材8は長手方向に溝8aを多数有してい
る。この毛管部材8は内袋3から供給される処理液が少
量になって、処理液が供給されることで内袋3を形成す
るシート部材5,6が密着することを防止すると共に、毛
管現象で底部の処理液が溝8aにより容器接続部4に導か
れ、内袋3内の殆どの処理液を供給することができる。
さらにより好ましい態様として、この内袋3の容器接
続部4には第5図に示すように、処理槽側との接続によ
って連通する開閉弁9を備え、さらにこの容器接続部4
には開閉弁9を覆うようにキャップ10が設けられてい
る。内袋3のシート材5には容器接続部4の管部11が固
着され、この管部11には開閉弁9の筒体12の凹部12aを
嵌合して固定されている。さらに、この筒体12には隔壁
12bが設けられ、この隔壁12bには連通孔12cが環状の位
置に形成されており、さらに隔壁12bの管部側には連通
孔12cの周囲を囲む凸状の弁座部12dが形成されている。
筒体12には弾性部材からなる皿状の弁体13が設けられ、
この弁体13の周囲には連通孔13aが複数環状の位置に形
成されている。この弁体13の縁部13bが筒体12に固着さ
れ、弁体13の弁部13cは通常弁体13自体の弾性力で弁座
部12dに圧着される。
続部4には第5図に示すように、処理槽側との接続によ
って連通する開閉弁9を備え、さらにこの容器接続部4
には開閉弁9を覆うようにキャップ10が設けられてい
る。内袋3のシート材5には容器接続部4の管部11が固
着され、この管部11には開閉弁9の筒体12の凹部12aを
嵌合して固定されている。さらに、この筒体12には隔壁
12bが設けられ、この隔壁12bには連通孔12cが環状の位
置に形成されており、さらに隔壁12bの管部側には連通
孔12cの周囲を囲む凸状の弁座部12dが形成されている。
筒体12には弾性部材からなる皿状の弁体13が設けられ、
この弁体13の周囲には連通孔13aが複数環状の位置に形
成されている。この弁体13の縁部13bが筒体12に固着さ
れ、弁体13の弁部13cは通常弁体13自体の弾性力で弁座
部12dに圧着される。
弁体13の中央部には弁軸14が固着されており、この弁
軸14が隔壁12bに摺動可能に挿通され、この弁軸14を管
部方向へ押圧して移動させることで、弁体13の弁部13c
が弁座部12dから離れて処理液が流れる連通路が形成さ
れ、開閉弁9が開放状態になる。
軸14が隔壁12bに摺動可能に挿通され、この弁軸14を管
部方向へ押圧して移動させることで、弁体13の弁部13c
が弁座部12dから離れて処理液が流れる連通路が形成さ
れ、開閉弁9が開放状態になる。
従って、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は
処理槽側と接続しない状態では、容器接続部4に設けた
開閉弁9の弁体13の弁部13cが弁座12dに圧接され、処理
液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭気が外部
に漏れることが防止される。
処理槽側と接続しない状態では、容器接続部4に設けた
開閉弁9の弁体13の弁部13cが弁座12dに圧接され、処理
液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭気が外部
に漏れることが防止される。
第8図乃至第10図は請求項2記載の考案のハロゲン化
銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置
を示し、第8図は感光材料処理装置の概略図、第9図及
び第10図はハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器と処
理槽側との接続を示す断面図である。
銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置
を示し、第8図は感光材料処理装置の概略図、第9図及
び第10図はハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器と処
理槽側との接続を示す断面図である。
感光材料処理装置20の一方にはハロゲン化銀写真感光
材料Pである印画紙の供給マガジン21がセットされ、こ
の供給マガジン21からローラ22を介してハロゲン化銀写
真感光材料Pが引出され、このハロゲン化銀写真感光材
料Pには焼込部23でネガフィルムFの画像が焼込まれ
る。この画像が焼込まれたハロゲン化銀写真感光材料P
は、現像槽24、漂白槽25、定着槽26、安定化槽27等の各
処理槽に順次搬送されて現像処理され、さらに乾燥部28
に搬送して乾燥される。漂白槽25、定着槽26、安定化槽
27及び乾燥部28の下方にはそれぞれハロゲン化銀写真感
光材料用処理液容器1がセットされている。このそれぞ
れのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1はホース
29を介して現像槽24、漂白槽25、定着槽26及び安定化槽
27に接続され、それぞれのホース29に配置されたポンプ
30の駆動によってハロゲン化銀写真感光材料用処理液容
器1の処理液を吸引して処理槽に供給するようになって
いる。このハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は
前記のように構成されているから、ポンプ30を駆動する
ことで、毛管現象で底部の処理液が容器接続部4に導か
れ、内袋3内の殆どの処理液を供給することができる。
材料Pである印画紙の供給マガジン21がセットされ、こ
の供給マガジン21からローラ22を介してハロゲン化銀写
真感光材料Pが引出され、このハロゲン化銀写真感光材
料Pには焼込部23でネガフィルムFの画像が焼込まれ
る。この画像が焼込まれたハロゲン化銀写真感光材料P
は、現像槽24、漂白槽25、定着槽26、安定化槽27等の各
処理槽に順次搬送されて現像処理され、さらに乾燥部28
に搬送して乾燥される。漂白槽25、定着槽26、安定化槽
27及び乾燥部28の下方にはそれぞれハロゲン化銀写真感
光材料用処理液容器1がセットされている。このそれぞ
れのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1はホース
29を介して現像槽24、漂白槽25、定着槽26及び安定化槽
27に接続され、それぞれのホース29に配置されたポンプ
30の駆動によってハロゲン化銀写真感光材料用処理液容
器1の処理液を吸引して処理槽に供給するようになって
いる。このハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は
前記のように構成されているから、ポンプ30を駆動する
ことで、毛管現象で底部の処理液が容器接続部4に導か
れ、内袋3内の殆どの処理液を供給することができる。
処理槽に処理液を供給するホース29の処理槽側接続部
34にも、第9図及び第10図に示すように、ハロゲン化銀
写真感光材料用処理液容器1の容器接続部4との接続に
よって連通する開閉弁35を備えている。この開閉弁35の
筒体36は処理槽側接続部34のバルブヘッド37に螺着さ
れ、さらにこの両者の間はOリング38でシールされてい
る。筒体36にはプランジャ39が移動可能に設けられ、こ
のプランジャ39の周囲に設けられた突起39aとバルブヘ
ッド37との間にはスプリング40が設けられている。この
スプリング40でプランジャ39の弁部39bに設けられたO
リング41が筒体36の弁座部36aに常に当接するように付
勢されている。また、筒体36の凹部36bには締付リング4
2のフランジ42aが摺動可能に設けられている。
34にも、第9図及び第10図に示すように、ハロゲン化銀
写真感光材料用処理液容器1の容器接続部4との接続に
よって連通する開閉弁35を備えている。この開閉弁35の
筒体36は処理槽側接続部34のバルブヘッド37に螺着さ
れ、さらにこの両者の間はOリング38でシールされてい
る。筒体36にはプランジャ39が移動可能に設けられ、こ
のプランジャ39の周囲に設けられた突起39aとバルブヘ
ッド37との間にはスプリング40が設けられている。この
スプリング40でプランジャ39の弁部39bに設けられたO
リング41が筒体36の弁座部36aに常に当接するように付
勢されている。また、筒体36の凹部36bには締付リング4
2のフランジ42aが摺動可能に設けられている。
従って、処理槽側とハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器1とを接続しない状態では、処理槽側のホース29
に設けられた処理槽側接続部34の開閉弁35はスプリング
40によってプランジャ39の弁部39bが筒体36の弁座部36a
に当接しているため、処理液通路43が閉塞され、ホース
29から処理液や臭気が外部に漏れることが防止される。
液容器1とを接続しない状態では、処理槽側のホース29
に設けられた処理槽側接続部34の開閉弁35はスプリング
40によってプランジャ39の弁部39bが筒体36の弁座部36a
に当接しているため、処理液通路43が閉塞され、ホース
29から処理液や臭気が外部に漏れることが防止される。
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の容器接続
部4を処理槽側のホース29の処理槽側接続部34に接続す
るには、第9図に示すように、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器1の容器接続部4の開閉弁9の筒体12
を、ホース29の処理槽側接続部34の開閉弁35の筒体36に
当てがい、締付リング42を締付方向へ回動する。この締
付リング42の締付方向の回動で容器接続部4の開閉弁9
の筒体12が、処理槽側接続部34の開閉弁35の筒体36に装
着されていき、第10図に示すような接続状態になる。
部4を処理槽側のホース29の処理槽側接続部34に接続す
るには、第9図に示すように、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器1の容器接続部4の開閉弁9の筒体12
を、ホース29の処理槽側接続部34の開閉弁35の筒体36に
当てがい、締付リング42を締付方向へ回動する。この締
付リング42の締付方向の回動で容器接続部4の開閉弁9
の筒体12が、処理槽側接続部34の開閉弁35の筒体36に装
着されていき、第10図に示すような接続状態になる。
この接続状態では、ハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器1の容器接続部4の開閉弁9の弁軸14と、ホース
29の処理槽側接続部34の開閉弁35のプランジャ39の弁部
39bとが当接して押圧され、この両者の押圧で弁軸14は
管部方向へ移動して弁体13の弁部13cが弁座部12dから離
なれる。一方、プランジャ39はスプリング40に抗して移
動し、その弁部39bのOリング41が筒体36の弁座部39bか
ら離れ、それぞれの開閉弁9,35が開放され、処理液が供
給可能になる。
液容器1の容器接続部4の開閉弁9の弁軸14と、ホース
29の処理槽側接続部34の開閉弁35のプランジャ39の弁部
39bとが当接して押圧され、この両者の押圧で弁軸14は
管部方向へ移動して弁体13の弁部13cが弁座部12dから離
なれる。一方、プランジャ39はスプリング40に抗して移
動し、その弁部39bのOリング41が筒体36の弁座部39bか
ら離れ、それぞれの開閉弁9,35が開放され、処理液が供
給可能になる。
このように、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器
1の容器接続部4と、ホース29の処理槽接続部34との接
続によって、それぞれの開閉弁9,35が連通するため、ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の交換時に処理
槽側からも液漏れや臭気漏れが生じることが防止され
る。
1の容器接続部4と、ホース29の処理槽接続部34との接
続によって、それぞれの開閉弁9,35が連通するため、ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の交換時に処理
槽側からも液漏れや臭気漏れが生じることが防止され
る。
[考案の効果] 以上のように、請求項1記載の考案のハロゲン化銀写
真感光材料用処理液容器では、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器は処理槽側と接続しない状態では、容器
接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が弁座に圧接され、
処理液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭気が
外部に漏れることが簡単な構造で防止される。一方、接
続時には締付リングの締付方向の回動により容器接続部
と処理槽側接続部とが自動的に連通し、簡単かつ確実に
接続可能である。
真感光材料用処理液容器では、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器は処理槽側と接続しない状態では、容器
接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が弁座に圧接され、
処理液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭気が
外部に漏れることが簡単な構造で防止される。一方、接
続時には締付リングの締付方向の回動により容器接続部
と処理槽側接続部とが自動的に連通し、簡単かつ確実に
接続可能である。
また、紙材で形成した外箱に、フレキシブル部材で形
成した内袋を収納しており、この内袋に貯溜した処理液
の供給が終了すると、外箱から内袋を取出して、外箱を
解体し、内袋を畳んで廃棄したり、また外箱や内袋を焼
却または分別して廃棄することができる。また、容器接
続部に処理液を毛管現象で導く毛管部材を備えているか
ら、毛管現象で底部の処理液が容器接続部に導かれ、内
袋内の殆どの処理液を残りなく供給することができ、処
理コストを低減すると共に、ハロゲン化銀写真感光材料
用処理液容器はその交換する際に処理液や臭気の漏れが
生じて作業者の手等に接触したり、環境を害することが
防止される。
成した内袋を収納しており、この内袋に貯溜した処理液
の供給が終了すると、外箱から内袋を取出して、外箱を
解体し、内袋を畳んで廃棄したり、また外箱や内袋を焼
却または分別して廃棄することができる。また、容器接
続部に処理液を毛管現象で導く毛管部材を備えているか
ら、毛管現象で底部の処理液が容器接続部に導かれ、内
袋内の殆どの処理液を残りなく供給することができ、処
理コストを低減すると共に、ハロゲン化銀写真感光材料
用処理液容器はその交換する際に処理液や臭気の漏れが
生じて作業者の手等に接触したり、環境を害することが
防止される。
また、請求項2記載の考案のハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器を備える感光材料処理装置では、ハロゲ
ン化銀写真感光材料用処理液容器は処理槽側と接続しな
い状態では、容器接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が
弁座に圧接され、処理液が流れる連通路を閉塞してお
り、処理液や臭気が外部に漏れることが簡単な構造で防
止される。一方、接続時には締付リングの締付方向の回
動により容器接続部と処理槽側接続部とが自動的に連通
し、簡単かつ確実に接続可能である。
料用処理液容器を備える感光材料処理装置では、ハロゲ
ン化銀写真感光材料用処理液容器は処理槽側と接続しな
い状態では、容器接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が
弁座に圧接され、処理液が流れる連通路を閉塞してお
り、処理液や臭気が外部に漏れることが簡単な構造で防
止される。一方、接続時には締付リングの締付方向の回
動により容器接続部と処理槽側接続部とが自動的に連通
し、簡単かつ確実に接続可能である。
また、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の容器
接続部と処理槽へ処理液を供給する処理槽側接続部とを
連通させて吸引し、これでハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器に設けられた毛管部材で底部の処理液が容器
接続部に導かれ、内袋内の殆どの処理液を残りなく供給
することができ、処理コストを低減すると共に、ハロゲ
ン化銀写真感光材料用処理液容器の交換時に液漏れや臭
気漏れが生じることが防止され、作業者の手等に接触し
たり、環境を害することがない。
接続部と処理槽へ処理液を供給する処理槽側接続部とを
連通させて吸引し、これでハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器に設けられた毛管部材で底部の処理液が容器
接続部に導かれ、内袋内の殆どの処理液を残りなく供給
することができ、処理コストを低減すると共に、ハロゲ
ン化銀写真感光材料用処理液容器の交換時に液漏れや臭
気漏れが生じることが防止され、作業者の手等に接触し
たり、環境を害することがない。
第1図乃至第7図は請求項1記載の考案のハロゲン化銀
写真感光材料用処理液容器を示し、第1図はハロゲン化
銀写真感光材料用処理液容器の斜視図、第2図は内袋の
斜視図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は第
2図のIV−IV断面図、第5図はハロゲン化銀写真感光材
料用処理容器の容器接続部の拡大断面図、第6図は処理
液が供給される状態を示すハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器の断面図、第7図は処理液が供給される状態
を示す他の実施例のハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器の断面図、第8図乃至第10図は請求項2記載の考案
のハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光
材料処理装置を示し、第8図は感光材料処理装置の概略
図、第9図及び第10図はハロゲン化銀写真感光材料用処
理容器と処理槽側との接続を示す断面図である。 図中符号1はハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器、
2は外箱、3は内袋、2aは逃部、2bは孔部、4は容器接
続部、5,6はシート材、8は毛管部材、9,35は開閉弁、1
1は管材、12は筒体、12dは弁座部、13は弁体、13cは弁
部、20は感光材料処理装置、34は処理槽側接続部であ
る。
写真感光材料用処理液容器を示し、第1図はハロゲン化
銀写真感光材料用処理液容器の斜視図、第2図は内袋の
斜視図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は第
2図のIV−IV断面図、第5図はハロゲン化銀写真感光材
料用処理容器の容器接続部の拡大断面図、第6図は処理
液が供給される状態を示すハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器の断面図、第7図は処理液が供給される状態
を示す他の実施例のハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器の断面図、第8図乃至第10図は請求項2記載の考案
のハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光
材料処理装置を示し、第8図は感光材料処理装置の概略
図、第9図及び第10図はハロゲン化銀写真感光材料用処
理容器と処理槽側との接続を示す断面図である。 図中符号1はハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器、
2は外箱、3は内袋、2aは逃部、2bは孔部、4は容器接
続部、5,6はシート材、8は毛管部材、9,35は開閉弁、1
1は管材、12は筒体、12dは弁座部、13は弁体、13cは弁
部、20は感光材料処理装置、34は処理槽側接続部であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−299851(JP,A) 実開 昭58−50695(JP,U) 特表 昭61−501623(JP,A) 特表 平4−502600(JP,A) 国際公開90/6888(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 3/06
Claims (2)
- 【請求項1】紙材で形成した外箱(2)に、ハロゲン化
銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレキシブル部材で
形成した内袋(3)を収納し、この内袋(3)に処理槽
側と接続する容器接続部(4)を設けたハロゲン化銀写
真感光材料用処理液容器(1)であり、前記容器接続部
(4)には処理槽側との接続によって連通する開閉弁
(9)を備え、さらに前記容器接続部(4)には開閉弁
(9)を覆うようにキャップ(10)が設けられ、前記内
袋(3)には前記容器接続部(4)の管部(11)が固着
され、この管部(11)には開閉弁(9)の筒体(12)を
嵌合して固定され、この筒体(12)には隔壁(12b)が
設けられ、この隔壁(12b)には連通孔(12c)が環状の
位置に形成され、さらに隔壁(12b)の管部側には連通
孔(12c)の周囲を囲む凸状の弁座部(12d)が形成さ
れ、前記筒体(12)には弾性部材からなる皿状の弁体
(13)が設けられ、この弁体(13)の周囲には連通孔
(13a)が複数環状の位置に形成され、この弁体(13)
の縁部(13b)が筒体(12)に固着され、弁体(12)の
弁部(13c)は通常弁体自体の弾性力で弁座部(12d)に
圧着され、前記弁体(13)の中央部には弁軸(14)が固
着されており、この弁軸(14)が隔壁(12b)に摺動可
能に挿通され、この弁軸(14)を管部方向へ押圧して移
動させることで、弁体(13)の弁部(13c)が弁座部(1
2d)から離れて処理液が流れる連通路が形成され、開閉
弁(9)が開放状態になるように構成され、前記容器接
続部(4)の開閉弁(9)の筒体(12)を、処理槽へハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液を供給する処理槽側接
続部(34)の開閉弁(9)の筒体(12)に当てがい、締
付リング(42)の締付方向の回動により前記容器接続部
(4)の開閉弁(9)の筒体(12)が、前記処理槽側接
続部(34)の開閉弁(35)の筒体(36)に装着され、さ
らに前記容器接続部(4)に毛管現象で導く毛管部材
(8)を備えることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料用処理液容器。 - 【請求項2】紙材で形成した外箱(2)に、ハロゲン化
銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレキシブル部材で
形成した内袋(3)を収納し、この内袋(3)に設けた
処理槽側と接続する容器接続部(4)にハロゲン化銀写
真感光材料用処理液を毛管現象で導く毛管部材(8)を
備えるハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器(1)を
有し、前記容器接続部(4)には処理槽側との接続によ
って連通する開閉弁(9)を備え、前記内袋(3)には
前記容器接続部(4)の管部(11)が固着され、この管
部(11)には開閉弁(9)の筒体(12)を嵌合して固定
され、この筒体(12)には隔壁(12b)が設けられ、こ
の隔壁(12b)には連通孔(12c)が環状の位置に形成さ
れ、さらに隔壁(12b)の管部側には連通孔(12c)の周
囲を囲む凸状の弁座部(12d)が形成され、前記筒体(1
2)には弾性部材からなる皿状の弁体(13)が設けら
れ、この弁体(13)の周囲には連通孔(13a)が複数環
状の位置に形成され、この弁体(13)の縁部(13b)が
筒体(12)に固着され、弁体(13)の弁部(13c)は通
常弁体自体の弾性力で弁座部(12d)に圧着され、前記
弁体(13)の中央部には弁軸(14)が固着されており、
この弁軸(14)が隔壁(12b)に摺動可能に挿通され、
この弁軸(14)を管部方向へ押圧して移動させること
で、弁体(13)の弁部(13c)が弁座部(12d)から離れ
て処理液が流れる連通路が形成され、開閉弁(9)が開
放状態になるように構成され、前記容器接続部(4)の
開閉弁(9)の筒体(12)を、処理槽へハロゲン化銀写
真感光材料用処理液を供給する処理槽側接続部(34)の
開閉弁(35)の筒体(36)に当てがい、締付リング(4
2)の締付方向の回動により前記容器接続部(4)の開
閉弁(9)の筒体(12)が、前記処理槽側接続部(34)
の開閉弁(9)の筒体(12)に装着され、前記容器接続
部(4)と前記処理槽側接続部(34)とを連通して吸引
させることを特徴とする感光材料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129595U JP2590119Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129595U JP2590119Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0485441U JPH0485441U (ja) | 1992-07-24 |
JP2590119Y2 true JP2590119Y2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=31876990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990129595U Expired - Lifetime JP2590119Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590119Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4605568B2 (ja) * | 2000-11-24 | 2011-01-05 | 大日本印刷株式会社 | バッグインボックス用充填口 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5849119Y2 (ja) * | 1981-10-02 | 1983-11-09 | 弥一 工藤 | 防黴具 |
US5647511A (en) * | 1984-03-29 | 1997-07-15 | Liqui-Box Corporation | Collapsed bag with evacuation channel form unit |
JPS62299851A (ja) * | 1986-06-20 | 1987-12-26 | Konica Corp | 写真感光材料処理装置 |
US4893731A (en) * | 1988-12-20 | 1990-01-16 | The Coca-Cola Company | Collapsible bag with evacuation passageway and method for making the same |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990129595U patent/JP2590119Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0485441U (ja) | 1992-07-24 |
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