JP2590120Y2 - ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置Info
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- JP2590120Y2 JP2590120Y2 JP1990129596U JP12959690U JP2590120Y2 JP 2590120 Y2 JP2590120 Y2 JP 2590120Y2 JP 1990129596 U JP1990129596 U JP 1990129596U JP 12959690 U JP12959690 U JP 12959690U JP 2590120 Y2 JP2590120 Y2 JP 2590120Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] この考案は、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器
の交換や廃棄が容易であるハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器を備える感光材料処理装置に関するものであ
る。
の交換や廃棄が容易であるハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器を備える感光材料処理装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 露光済みのハロゲン化銀写真感光材料を処理する感光
材料処理装置として、例えばハロゲン化銀写真感光材料
を発色現像、漂白、定着、安定等の各処理槽に連続搬送
して処理するものがある。これらのハロゲン化銀写真感
光材料用処理液(以下処理液という)が貯留される処理
槽には、処理液がハロゲン化銀写真感光材料の処理で劣
化又は処理剤成分が消費されてハロゲン化銀写真感光材
料の仕上がり品質が低下することを防止するため、例え
ば新しい処理液を貯留した処理液容器が接続されてお
り、ポンプの駆動で処理液容器から処理液を処理槽へ供
給している。この処理液容器内の処理液残量は液面検出
センサ等で行なわれている。また、処理液容器に処理液
を入れたものを供給し、処理液容器ごと交換する方法も
交換されている。さらに、この場合処理液容器に樹脂ボ
トルを使用すると、容器廃棄の際嵩ばったり、廃棄費用
が嵩む等の問題があるため、外箱にフレキシブル部材で
形成した内袋を収納し、この内袋に処理液を貯留して供
給するようにすることも考案されている。このようにす
ると、処理液の供給が終了すると、外箱から内袋を取り
出して外箱を解体し、内袋は畳んで廃棄することができ
る。
材料処理装置として、例えばハロゲン化銀写真感光材料
を発色現像、漂白、定着、安定等の各処理槽に連続搬送
して処理するものがある。これらのハロゲン化銀写真感
光材料用処理液(以下処理液という)が貯留される処理
槽には、処理液がハロゲン化銀写真感光材料の処理で劣
化又は処理剤成分が消費されてハロゲン化銀写真感光材
料の仕上がり品質が低下することを防止するため、例え
ば新しい処理液を貯留した処理液容器が接続されてお
り、ポンプの駆動で処理液容器から処理液を処理槽へ供
給している。この処理液容器内の処理液残量は液面検出
センサ等で行なわれている。また、処理液容器に処理液
を入れたものを供給し、処理液容器ごと交換する方法も
交換されている。さらに、この場合処理液容器に樹脂ボ
トルを使用すると、容器廃棄の際嵩ばったり、廃棄費用
が嵩む等の問題があるため、外箱にフレキシブル部材で
形成した内袋を収納し、この内袋に処理液を貯留して供
給するようにすることも考案されている。このようにす
ると、処理液の供給が終了すると、外箱から内袋を取り
出して外箱を解体し、内袋は畳んで廃棄することができ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところが、処理液を貯留した処理液容器が接続される
が、この処理液容器に接続部が突出して設けられ、この
接続部が処理液容器に重ねて搬送したり、保管する場合
に邪魔になって嵩ばるなどの問題がある。
が、この処理液容器に接続部が突出して設けられ、この
接続部が処理液容器に重ねて搬送したり、保管する場合
に邪魔になって嵩ばるなどの問題がある。
また、処理液容器の接続部は、運搬時や保管時等には
確実に液漏れが生じないようにすると共に、接続時には
簡単かつ確実に接続される構造が要求される。
確実に液漏れが生じないようにすると共に、接続時には
簡単かつ確実に接続される構造が要求される。
さらに、フレキシブルな内袋を処理液を貯溜する場合
に、処理液を供給することによって内袋の形状が任意に
変化するため、液面検出センサ等で処理液残量を検知す
ることができず、その結果処理液残量を正確に把握する
ことが困難である。このため、例えばハロゲン化銀写真
感光材料の処理液が内袋に残ると、処理コストの増加に
なると共に、処理容器を交換する際に処理液容器から処
理液や臭気の漏れが生じて作業者の手等に接触したり、
自動現像機の腐蝕が生じたり更には結晶物が付いたりし
て環境を害する等の問題がある。
に、処理液を供給することによって内袋の形状が任意に
変化するため、液面検出センサ等で処理液残量を検知す
ることができず、その結果処理液残量を正確に把握する
ことが困難である。このため、例えばハロゲン化銀写真
感光材料の処理液が内袋に残ると、処理コストの増加に
なると共に、処理容器を交換する際に処理液容器から処
理液や臭気の漏れが生じて作業者の手等に接触したり、
自動現像機の腐蝕が生じたり更には結晶物が付いたりし
て環境を害する等の問題がある。
一方、処理液がないのにポンプ等を駆動し続けると、
装置に悪影響を及ぼすことになると共に感光材料仕上が
り性能に悪影響を及ぼす等の問題がある。
装置に悪影響を及ぼすことになると共に感光材料仕上が
り性能に悪影響を及ぼす等の問題がある。
この考案は、上記の欠点を解決するもので、ハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器から運搬時や保管時等に
確実に液漏れが生じないようにすると共に、接続時には
簡単かつ確実に接続可能であり、しかも廃棄する際に嵩
ばらず、焼却または分別廃棄が可能で公害対策の要求に
応えることができ、さらにハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器の処理液を最期まで供給でき、適切な時期に
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の交換時が可能
なハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光
材料処理装置を提供することを目的としている。
化銀写真感光材料用処理液容器から運搬時や保管時等に
確実に液漏れが生じないようにすると共に、接続時には
簡単かつ確実に接続可能であり、しかも廃棄する際に嵩
ばらず、焼却または分別廃棄が可能で公害対策の要求に
応えることができ、さらにハロゲン化銀写真感光材料用
処理液容器の処理液を最期まで供給でき、適切な時期に
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の交換時が可能
なハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光
材料処理装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この
請求項1記載の考案は、『紙材で形成した外箱(2)
に、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレ
キシブル部材で形成した内袋(3)を収納し、この内袋
(3)に設けた処理槽側と接続する容器接続部(4)を
有するハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器(1)を
備え、前記容器接続部(4)には処理槽側との接続によ
って連通する開閉弁(9)を備え、前記内袋(3)には
前記容器接続部(4)の管部(11)が固着され、この管
部(11)には開閉弁(9)の筒体(12)を嵌合して固定
され、この筒体(12)には隔壁(12b)が設けられ、こ
の隔壁(12b)には連通孔(12c)が環状の位置に形成さ
れ、さらに隔壁(12b)の管部側には連通孔(12c)の周
囲を囲む凸状の弁座部(12d)が形成され、前記筒体(1
2)には弾性部材からなる皿状の弁体(13)が設けら
れ、この弁体(13)の周囲には連通孔(13a)が複数環
状の位置に形成され、この弁体(13)の縁部が前記筒体
(12)に固着され、弁体(13)の弁部(13c)は通常弁
体自体の弾性力で弁座部(12d)に圧着され、前記弁体
(13)の中央部には弁軸(14)が固着されており、この
弁軸(14)が隔壁(12b)に摺動可能に挿通され、この
弁軸(14)を管部方向へ押圧して移動させることで、弁
体(13)の弁部(13c)が弁座部(12d)から離れて処理
液が流れる連通路が形成されて、開閉弁(9)が開放状
態になるように構成され、前記容器接続部(4)の開閉
弁(9)の筒体(12)を、処理槽へハロゲン化銀写真感
光材料用処理液を供給する処理槽側接続部(34)の開閉
弁(35)の筒体(36)に当てがい、締付リング(42)の
締付方向の回動により前記容器接続部(4)の開閉弁
(9)の筒体(12)が、前記処理槽側接続部(34)の開
閉弁(35)の筒体(36)に装着され、前記容器接続部
(4)と前記処理槽側接続部(34)とを連通して吸引さ
せ、さらに前記内袋(3)のハロゲン化銀写真感光材料
用処理液量を検出する処理液量検出手段(31)を前記ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器(1)と別体に備
えることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器を備える感光材料処理装置。』であり、ハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器は処理槽側と接続しない
状態では、容器接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が弁
座部に圧接され、処理液が流れる連通路を閉塞してお
り、処理液や臭気が外部に漏れることが簡単な構造で防
止される。一方、接続時には締付リングの締付方向の回
動により容器接続部と処理槽側接続部とが自動的に連通
し、簡単かつ確実に接続可能である。
請求項1記載の考案は、『紙材で形成した外箱(2)
に、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレ
キシブル部材で形成した内袋(3)を収納し、この内袋
(3)に設けた処理槽側と接続する容器接続部(4)を
有するハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器(1)を
備え、前記容器接続部(4)には処理槽側との接続によ
って連通する開閉弁(9)を備え、前記内袋(3)には
前記容器接続部(4)の管部(11)が固着され、この管
部(11)には開閉弁(9)の筒体(12)を嵌合して固定
され、この筒体(12)には隔壁(12b)が設けられ、こ
の隔壁(12b)には連通孔(12c)が環状の位置に形成さ
れ、さらに隔壁(12b)の管部側には連通孔(12c)の周
囲を囲む凸状の弁座部(12d)が形成され、前記筒体(1
2)には弾性部材からなる皿状の弁体(13)が設けら
れ、この弁体(13)の周囲には連通孔(13a)が複数環
状の位置に形成され、この弁体(13)の縁部が前記筒体
(12)に固着され、弁体(13)の弁部(13c)は通常弁
体自体の弾性力で弁座部(12d)に圧着され、前記弁体
(13)の中央部には弁軸(14)が固着されており、この
弁軸(14)が隔壁(12b)に摺動可能に挿通され、この
弁軸(14)を管部方向へ押圧して移動させることで、弁
体(13)の弁部(13c)が弁座部(12d)から離れて処理
液が流れる連通路が形成されて、開閉弁(9)が開放状
態になるように構成され、前記容器接続部(4)の開閉
弁(9)の筒体(12)を、処理槽へハロゲン化銀写真感
光材料用処理液を供給する処理槽側接続部(34)の開閉
弁(35)の筒体(36)に当てがい、締付リング(42)の
締付方向の回動により前記容器接続部(4)の開閉弁
(9)の筒体(12)が、前記処理槽側接続部(34)の開
閉弁(35)の筒体(36)に装着され、前記容器接続部
(4)と前記処理槽側接続部(34)とを連通して吸引さ
せ、さらに前記内袋(3)のハロゲン化銀写真感光材料
用処理液量を検出する処理液量検出手段(31)を前記ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器(1)と別体に備
えることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器を備える感光材料処理装置。』であり、ハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器は処理槽側と接続しない
状態では、容器接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が弁
座部に圧接され、処理液が流れる連通路を閉塞してお
り、処理液や臭気が外部に漏れることが簡単な構造で防
止される。一方、接続時には締付リングの締付方向の回
動により容器接続部と処理槽側接続部とが自動的に連通
し、簡単かつ確実に接続可能である。
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1が紙材で形
成した外箱に、フレキシブル部材で形成した内袋を収納
しており、内袋に貯溜した処理液の供給が終了すると、
外箱から内袋を取出して、外箱を解体し、内袋を畳んで
廃棄したり、またこの外箱や内袋を焼却または分別して
廃棄する。
成した外箱に、フレキシブル部材で形成した内袋を収納
しており、内袋に貯溜した処理液の供給が終了すると、
外箱から内袋を取出して、外箱を解体し、内袋を畳んで
廃棄したり、またこの外箱や内袋を焼却または分別して
廃棄する。
また、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の容器
接続部と処理槽へ処理液を供給する処理槽側接続部とを
連通させて吸引し、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器と別体に備えた処理液量検出手段で内袋の処理液残
量を検出する。このため、処理液を供給することによっ
て内袋の形状が任意に変化しても、処理液残量を正確に
検知することができ、内袋内の殆どの処理液を残りなく
供給して、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の交
換を行なうことができる。
接続部と処理槽へ処理液を供給する処理槽側接続部とを
連通させて吸引し、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器と別体に備えた処理液量検出手段で内袋の処理液残
量を検出する。このため、処理液を供給することによっ
て内袋の形状が任意に変化しても、処理液残量を正確に
検知することができ、内袋内の殆どの処理液を残りなく
供給して、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の交
換を行なうことができる。
[考案の実施の形態] 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図乃至第7図は請求項1記載の考案の感光材料処
理装置に備えられるハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器を示し、第1図はハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器の斜視図、第2図は内袋の斜視図、第3図は第2
図のIII−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、
第5図はハロゲン化銀写真感光材料用処理容器の容器接
続部の拡大断面図、第6図は処理液が供給される状態を
示すハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の断面図、
第7図は処理液が供給される状態を示す他の実施例のハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の断面図である。
理装置に備えられるハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器を示し、第1図はハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器の斜視図、第2図は内袋の斜視図、第3図は第2
図のIII−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、
第5図はハロゲン化銀写真感光材料用処理容器の容器接
続部の拡大断面図、第6図は処理液が供給される状態を
示すハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の断面図、
第7図は処理液が供給される状態を示す他の実施例のハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の断面図である。
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は外箱2
と、この外箱2に収納された内袋3とからなっており、
このハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は感光材
料処理装置の処理槽に接続され、内袋3に貯溜される処
理液を処理槽に供給する。
と、この外箱2に収納された内袋3とからなっており、
このハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は感光材
料処理装置の処理槽に接続され、内袋3に貯溜される処
理液を処理槽に供給する。
外箱2は紙材で形成され、解体或いは折畳み可能にな
っており、処理液の供給が終了すると、解体或いは折畳
んで焼却または分別廃棄する。この廃棄の際に嵩ばるこ
とがなく、作業性が向上すると共に、廃棄するのに要す
る費用が軽減される。
っており、処理液の供給が終了すると、解体或いは折畳
んで焼却または分別廃棄する。この廃棄の際に嵩ばるこ
とがなく、作業性が向上すると共に、廃棄するのに要す
る費用が軽減される。
この外箱2は第1図に示すように、長方体になってお
り、その一隅部に逃部2aを設け、この逃部2aに形成した
孔部2bから内袋3の容器接続部4を突出させている。ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は外箱2の一隅
部に逃部2aを有し、この逃部2aに内袋3の容器接続部4
を突出させることで、ハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器1を重ねて搬送したり、保管する場合に容器接続
部4が邪魔になって嵩ばることがない。
り、その一隅部に逃部2aを設け、この逃部2aに形成した
孔部2bから内袋3の容器接続部4を突出させている。ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は外箱2の一隅
部に逃部2aを有し、この逃部2aに内袋3の容器接続部4
を突出させることで、ハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器1を重ねて搬送したり、保管する場合に容器接続
部4が邪魔になって嵩ばることがない。
内袋3は第2図乃至第4図に示すように、長方形のシ
ート材5,6を2枚重ねて、そのシート材5,6の周辺を熱溶
着7して袋状になっており、この内袋3に処理液が貯溜
される。この内袋3は可燃性のフレキシブル部材で形成
されており、処理液の供給が終了すると、外箱2から取
出して折畳んで廃棄したり、焼却または分別廃棄され
る。
ート材5,6を2枚重ねて、そのシート材5,6の周辺を熱溶
着7して袋状になっており、この内袋3に処理液が貯溜
される。この内袋3は可燃性のフレキシブル部材で形成
されており、処理液の供給が終了すると、外箱2から取
出して折畳んで廃棄したり、焼却または分別廃棄され
る。
より好ましい態様として、内袋3の容器接続部4には
処理液を毛管現象で導く毛管部材8が取付けられてい
る。この毛管部材8は第6図及び第7図に示すように、
外箱2の底部方向に延びており、さらに毛管部材8は長
手方向に溝8aを多数有している。この毛管部材8は内袋
3から供給される処理液が少量になって、処理液が供給
されることで内袋3を形成するシート部材5,6が密着す
ることを防止すると共に、毛管現象で底部の処理液が溝
8aにより容器接続部4に導かれ、内袋3内の殆どの処理
液を供給することができる。
処理液を毛管現象で導く毛管部材8が取付けられてい
る。この毛管部材8は第6図及び第7図に示すように、
外箱2の底部方向に延びており、さらに毛管部材8は長
手方向に溝8aを多数有している。この毛管部材8は内袋
3から供給される処理液が少量になって、処理液が供給
されることで内袋3を形成するシート部材5,6が密着す
ることを防止すると共に、毛管現象で底部の処理液が溝
8aにより容器接続部4に導かれ、内袋3内の殆どの処理
液を供給することができる。
さらに好ましい態様として、この内袋3の容器接続部
4には第5図に示すように、処理槽側との接続によって
連通する開閉弁9を備え、さらにこの容器接続部4には
開閉弁9を覆うようにキャップ10が設けられている。内
袋3のシート材5には容器接続部4の管部11が固着さ
れ、この管部11には開閉弁9の筒体12の凹部12aを嵌合
して固定されている。さらに、この筒体12には隔壁12b
が設けられ、この隔壁12bには連通孔12cが環状の位置に
形成されており、さらに隔壁12bの管部側には連通孔12c
の周囲を囲む凸状の弁座部12dが形成されている。筒体1
2には弾性部材からなる皿状の弁体13が設けられ、この
弁体13の周囲には連通孔13aが複数環状の位置に形成さ
れている。この弁体13の縁部13bが筒体12に固着され、
弁体13の弁部13cは通常弁体13自体の弾性力で弁座部12d
に圧着される。弁体13の中央部には弁軸14が固着されて
おり、この弁軸14が隔壁12bに摺動可能に挿通され、こ
の弁軸14を管部方向へ押圧して移動させることで、弁体
13の弁部13cが弁座部12dから離れて処理液が流れる連通
路が形成され、開閉弁9が開放状態になる。
4には第5図に示すように、処理槽側との接続によって
連通する開閉弁9を備え、さらにこの容器接続部4には
開閉弁9を覆うようにキャップ10が設けられている。内
袋3のシート材5には容器接続部4の管部11が固着さ
れ、この管部11には開閉弁9の筒体12の凹部12aを嵌合
して固定されている。さらに、この筒体12には隔壁12b
が設けられ、この隔壁12bには連通孔12cが環状の位置に
形成されており、さらに隔壁12bの管部側には連通孔12c
の周囲を囲む凸状の弁座部12dが形成されている。筒体1
2には弾性部材からなる皿状の弁体13が設けられ、この
弁体13の周囲には連通孔13aが複数環状の位置に形成さ
れている。この弁体13の縁部13bが筒体12に固着され、
弁体13の弁部13cは通常弁体13自体の弾性力で弁座部12d
に圧着される。弁体13の中央部には弁軸14が固着されて
おり、この弁軸14が隔壁12bに摺動可能に挿通され、こ
の弁軸14を管部方向へ押圧して移動させることで、弁体
13の弁部13cが弁座部12dから離れて処理液が流れる連通
路が形成され、開閉弁9が開放状態になる。
従って、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1は
処理槽側と接続しない状態では、容器接続部4に設けた
開閉弁9の弁体13の弁部13cが弁座12dに圧接され、処理
液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭気が外部
に漏れることが防止される。
処理槽側と接続しない状態では、容器接続部4に設けた
開閉弁9の弁体13の弁部13cが弁座12dに圧接され、処理
液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭気が外部
に漏れることが防止される。
第8図乃至第10図はこの考案のハロゲン化銀写真感光
材料用処理液容器を備える感光材料処理装置を示し、第
8図は感光材料処理装置の概略図、第9図及び第10図は
処理容器と処理槽側との接続を示す断面図である。
材料用処理液容器を備える感光材料処理装置を示し、第
8図は感光材料処理装置の概略図、第9図及び第10図は
処理容器と処理槽側との接続を示す断面図である。
感光材料処理装置20の一方にはハロゲン化銀写真感光
材料Pである印画紙の供給マガジン21がセットされ、こ
の供給マガジン21からローラ22を介してハロゲン化銀写
真感光材料Pが引出され、このハロゲン化銀写真感光材
料Pには焼込部23でネガフィルムFの画像が焼込まれ
る。この画像が焼込まれたハロゲン化銀写真感光材料P
は、現像槽24、漂白槽25、定着槽26、安定化槽27等の各
処理槽に順次搬送されて現像処理され、さらに乾燥部28
に搬送して乾燥される。
材料Pである印画紙の供給マガジン21がセットされ、こ
の供給マガジン21からローラ22を介してハロゲン化銀写
真感光材料Pが引出され、このハロゲン化銀写真感光材
料Pには焼込部23でネガフィルムFの画像が焼込まれ
る。この画像が焼込まれたハロゲン化銀写真感光材料P
は、現像槽24、漂白槽25、定着槽26、安定化槽27等の各
処理槽に順次搬送されて現像処理され、さらに乾燥部28
に搬送して乾燥される。
漂白槽25、定着槽26、安定化槽27及び乾燥部28の下方
にはそれぞれハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1
がセットされている。このそれぞれのハロゲン化銀写真
感光材料用処理液容器1はホース29を介して現像槽24、
漂白槽25、定着槽26及び安定化槽27に接続され、それぞ
れのホース29に配置されたポンプ30の駆動によってハロ
ゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の処理液を吸引し
て処理槽に供給するようになっている。このハロゲン化
銀写真感光材料用処理液容器1は前記のように構成され
ているから、ポンプ30を駆動することで、毛管現象で底
部の処理液が容器接続部4に導かれ、内袋3内の殆どの
処理液を供給することができる。
にはそれぞれハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1
がセットされている。このそれぞれのハロゲン化銀写真
感光材料用処理液容器1はホース29を介して現像槽24、
漂白槽25、定着槽26及び安定化槽27に接続され、それぞ
れのホース29に配置されたポンプ30の駆動によってハロ
ゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の処理液を吸引し
て処理槽に供給するようになっている。このハロゲン化
銀写真感光材料用処理液容器1は前記のように構成され
ているから、ポンプ30を駆動することで、毛管現象で底
部の処理液が容器接続部4に導かれ、内袋3内の殆どの
処理液を供給することができる。
現像槽24、漂白槽25、安定槽26及び安定化槽27に接続
したそれぞれのホース29には、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器1の処理液残量を検出する処理液量検出
手段31が備えられている。この処理液量検出手段31はハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の処理液残量を
液圧で検出し、所定の液圧以下になると検出信号を制御
装置32に送り、この制御装置32によって警報手段33を駆
動する。この警報手段33としては感光材料装置の運転を
停止したり、ランプやブザー等での警報があり、この警
報によってハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1を
新たな処理液容器と交換する。
したそれぞれのホース29には、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器1の処理液残量を検出する処理液量検出
手段31が備えられている。この処理液量検出手段31はハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の処理液残量を
液圧で検出し、所定の液圧以下になると検出信号を制御
装置32に送り、この制御装置32によって警報手段33を駆
動する。この警報手段33としては感光材料装置の運転を
停止したり、ランプやブザー等での警報があり、この警
報によってハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1を
新たな処理液容器と交換する。
なお、処理液量検出手段31は、例えば流量でハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器1の処理液残量を検出す
るものでもよく、或いはハロゲン化銀写真感光材料用処
理液容器1の重量から処理液残量を検出するものでもよ
い。
化銀写真感光材料用処理液容器1の処理液残量を検出す
るものでもよく、或いはハロゲン化銀写真感光材料用処
理液容器1の重量から処理液残量を検出するものでもよ
い。
このように処理槽に処理液を供給するホース29の処理
槽側接続部34にも、第9図及び第10図に示すように、ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の容器接続部4
との接続によって連通する開閉弁35を備えている。この
開閉弁35の筒体36は処理槽側接続部34のバルブヘッド37
に螺着され、さらにこの両者の間はOリング38でシール
されている。筒体36にはプランジャ39が移動可能に設け
られ、このプランジャ39の周囲に設けられた突起39aと
バルブヘッド37との間にはスプリング40が設けられてい
る。このスプリング40でプランジャ39の弁部39bに設け
られたOリング41が筒体36の弁座部36aに常に当接する
ように付勢されている。また、筒体36の凹部36bには締
付リング42のフランジ42aが摺動可能に設けられてい
る。
槽側接続部34にも、第9図及び第10図に示すように、ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の容器接続部4
との接続によって連通する開閉弁35を備えている。この
開閉弁35の筒体36は処理槽側接続部34のバルブヘッド37
に螺着され、さらにこの両者の間はOリング38でシール
されている。筒体36にはプランジャ39が移動可能に設け
られ、このプランジャ39の周囲に設けられた突起39aと
バルブヘッド37との間にはスプリング40が設けられてい
る。このスプリング40でプランジャ39の弁部39bに設け
られたOリング41が筒体36の弁座部36aに常に当接する
ように付勢されている。また、筒体36の凹部36bには締
付リング42のフランジ42aが摺動可能に設けられてい
る。
従って、処理槽側とハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器1とを接続しない状態では、処理槽側のホース29
に設けられた処理槽側接続部34の開閉弁35はスプリング
40によってプランジャ39の弁部39bが筒体36の弁座部36a
に当接しているため、処理液通路43が閉塞され、ホース
29から処理液や臭気が外部に漏れることが防止される。
液容器1とを接続しない状態では、処理槽側のホース29
に設けられた処理槽側接続部34の開閉弁35はスプリング
40によってプランジャ39の弁部39bが筒体36の弁座部36a
に当接しているため、処理液通路43が閉塞され、ホース
29から処理液や臭気が外部に漏れることが防止される。
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の容器接続
部4を処理槽側のホース29の処理槽側接続部34に接続す
るには、第9図に示すように、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器1の容器接続部4の開閉弁9の筒体12
を、ホース29の処理槽側接続部34の開閉弁35の筒体36に
当てがい、締付リング42を締付方向へ回動する。この締
付リング42の締付方向の回動で容器接続部4の開閉弁9
の筒体12が、処理槽側接続部34の開閉弁35の筒体36に装
着されていき、第10図に示すような接続状態になる。
部4を処理槽側のホース29の処理槽側接続部34に接続す
るには、第9図に示すように、ハロゲン化銀写真感光材
料用処理液容器1の容器接続部4の開閉弁9の筒体12
を、ホース29の処理槽側接続部34の開閉弁35の筒体36に
当てがい、締付リング42を締付方向へ回動する。この締
付リング42の締付方向の回動で容器接続部4の開閉弁9
の筒体12が、処理槽側接続部34の開閉弁35の筒体36に装
着されていき、第10図に示すような接続状態になる。
この接続状態では、ハロゲン化銀写真感光材料用処理
液容器1の容器接続部4の開閉弁9の弁軸14と、ホース
29の処理槽側接続部34の開閉弁35のプランジャ39の弁部
39bとが当接して押圧され、この両者の押圧で弁軸14は
管部方向へ移動して弁体13の弁部13cが弁座部12dから離
なれる。一方、プランジャ39はスプリング40に抗して移
動し、その弁部39bのOリング41が筒体36の弁座部39bか
ら離れ、それぞれの開閉弁9,35が開放され、処理液が供
給可能になる。
液容器1の容器接続部4の開閉弁9の弁軸14と、ホース
29の処理槽側接続部34の開閉弁35のプランジャ39の弁部
39bとが当接して押圧され、この両者の押圧で弁軸14は
管部方向へ移動して弁体13の弁部13cが弁座部12dから離
なれる。一方、プランジャ39はスプリング40に抗して移
動し、その弁部39bのOリング41が筒体36の弁座部39bか
ら離れ、それぞれの開閉弁9,35が開放され、処理液が供
給可能になる。
このように、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器
1の容器接続部4と、ホース29の処理槽接続部34との接
続によって、それぞれの開閉弁9,35が連通するため、ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の交換時に処理
槽側からも液漏れや臭気漏れが生じることが防止され
る。
1の容器接続部4と、ホース29の処理槽接続部34との接
続によって、それぞれの開閉弁9,35が連通するため、ハ
ロゲン化銀写真感光材料用処理液容器1の交換時に処理
槽側からも液漏れや臭気漏れが生じることが防止され
る。
[考案の効果] 以上のように、この考案では、ハロゲン化銀写真感光
材料用処理液容器は処理槽側と接続しない状態では、容
器接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が弁座に圧接さ
れ、処理液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭
気が外部に漏れることが簡単な構造で防止される。一
方、接続時には締付リングの締付方向の回動により容器
接続部と処理槽側接続部とが自動的に連通し、簡単かつ
確実に接続可能である。
材料用処理液容器は処理槽側と接続しない状態では、容
器接続部に設けた開閉弁の弁体の弁部が弁座に圧接さ
れ、処理液が流れる連通路を閉塞しており、処理液や臭
気が外部に漏れることが簡単な構造で防止される。一
方、接続時には締付リングの締付方向の回動により容器
接続部と処理槽側接続部とが自動的に連通し、簡単かつ
確実に接続可能である。
また、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器が紙材
で形成した外箱に、フレキシブル部材で形成した内袋を
収納しており、この内袋に貯溜した処理液の供給が終了
すると、外箱から内袋を取出して、外箱を解体し、内袋
を畳んで廃棄したり、またこの外箱や内袋を焼却または
分別して廃棄することができる。
で形成した外箱に、フレキシブル部材で形成した内袋を
収納しており、この内袋に貯溜した処理液の供給が終了
すると、外箱から内袋を取出して、外箱を解体し、内袋
を畳んで廃棄したり、またこの外箱や内袋を焼却または
分別して廃棄することができる。
また、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の容器
接続部と処理槽へ処理液を供給する処理槽側接続部とを
連通させて吸引し、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器と別体に備えた処理液量検出手段で内袋の処理液残
量を検出するため、処理液を供給することによって内袋
の形状が任意に変化しても、処理液残量を正確に検知す
ることができ、内袋内の殆どの処理液を残りなく供給し
て、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の交換を行
なうことができる。
接続部と処理槽へ処理液を供給する処理槽側接続部とを
連通させて吸引し、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器と別体に備えた処理液量検出手段で内袋の処理液残
量を検出するため、処理液を供給することによって内袋
の形状が任意に変化しても、処理液残量を正確に検知す
ることができ、内袋内の殆どの処理液を残りなく供給し
て、ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の交換を行
なうことができる。
従って、処理コストが低減すると共に、ハロゲン化銀
写真感光材料用処理液容器を交換する際に、ハロゲン化
銀写真感光材料用処理液容器から処理液や臭気の漏れが
生じて作業者の手等に接触したり、環境を害することが
防止され、また処理液がないのにポンプ等を駆動し続け
ることが防止され、装置や仕上がり性能に悪影響を及ぼ
すことがなくなる。
写真感光材料用処理液容器を交換する際に、ハロゲン化
銀写真感光材料用処理液容器から処理液や臭気の漏れが
生じて作業者の手等に接触したり、環境を害することが
防止され、また処理液がないのにポンプ等を駆動し続け
ることが防止され、装置や仕上がり性能に悪影響を及ぼ
すことがなくなる。
第1図乃至第7図は請求項1記載の考案の感光材料処理
装置に備えられるハロゲン化銀写真感光材料用処理液容
器を示し、第1図はハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器の斜視図、第2図は内袋の斜視図、第3図は第2図
のIII−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、第
5図はハロゲン化銀写真感光材料用処理容器の容器接続
部の拡大断面図、第6図は処理液が供給される状態を示
すハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の断面図、第
7図は処理液が供給される状態を示す他の実施例のハロ
ゲン化銀写真感光材料用処理液容器の断面図、第8図乃
至第10図は請求項2記載の考案のハロゲン化銀写真感光
材料用処理液容器を備える感光材料処理装置を示し、第
8図は感光材料処理装置の概略図、第9図及び第10図は
ハロゲン化銀写真感光材料用処理容器と処理槽側との接
続を示す断面図である。 図中符号1はハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器、
2は外箱、3は内袋、2aは逃部、2bは孔部、4は容器接
続部、5,6はシート材、8は毛管部材、9,35は開閉弁、1
1は管材、12は筒体、12dは弁座部、13は弁体、13cは弁
部、20は感光材料処理装置、31は処理液量検出手段、32
は制御装置、33は警告手段、34は処理槽側接続部であ
る。
装置に備えられるハロゲン化銀写真感光材料用処理液容
器を示し、第1図はハロゲン化銀写真感光材料用処理液
容器の斜視図、第2図は内袋の斜視図、第3図は第2図
のIII−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、第
5図はハロゲン化銀写真感光材料用処理容器の容器接続
部の拡大断面図、第6図は処理液が供給される状態を示
すハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器の断面図、第
7図は処理液が供給される状態を示す他の実施例のハロ
ゲン化銀写真感光材料用処理液容器の断面図、第8図乃
至第10図は請求項2記載の考案のハロゲン化銀写真感光
材料用処理液容器を備える感光材料処理装置を示し、第
8図は感光材料処理装置の概略図、第9図及び第10図は
ハロゲン化銀写真感光材料用処理容器と処理槽側との接
続を示す断面図である。 図中符号1はハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器、
2は外箱、3は内袋、2aは逃部、2bは孔部、4は容器接
続部、5,6はシート材、8は毛管部材、9,35は開閉弁、1
1は管材、12は筒体、12dは弁座部、13は弁体、13cは弁
部、20は感光材料処理装置、31は処理液量検出手段、32
は制御装置、33は警告手段、34は処理槽側接続部であ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−299851(JP,A) 特開 昭64−58340(JP,A) 実開 昭58−50695(JP,U) 特表 昭61−501623(JP,A) 特表 平4−502600(JP,A) 国際公開90/6888(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 3/06
Claims (1)
- 【請求項1】紙材で形成した外箱(2)に、ハロゲン化
銀写真感光材料用処理液を貯溜するフレキシブル部材で
形成した内袋(3)を収納し、この内袋(3)に設けた
処理槽側と接続する容器接続部(4)を有するハロゲン
化銀写真感光材料用処理液容器(1)を備え、前記容器
接続部(4)には処理槽側との接続によって連通する開
閉弁(9)を備え、前記内袋(3)には前記容器接続部
(4)の管部(11)が固着され、この管部(11)には開
閉弁(9)の筒体(12)を嵌合して固定され、この筒体
(12)には隔壁(12b)が設けられ、この隔壁(12b)に
は連通孔(12c)が環状の位置に形成され、さらに隔壁
(12b)の管部側には連通孔(12c)の周囲を囲む凸状の
弁座部(12d)が形成され、前記筒体(12)には弾性部
材からなる皿状の弁体(13)が設けられ、この弁体(1
3)の周囲には連通孔(13a)が複数環状の位置に形成さ
れ、この弁体(13)の縁部が前記筒体(12)に固着さ
れ、弁体(13)の弁部(13c)は通常弁体自体の弾性力
で弁座部(12d)に圧着され、前記弁体(13)の中央部
には弁軸(14)が固着されており、この弁軸(14)が隔
壁(12b)に摺動可能に挿通され、この弁軸(14)を管
部方向へ押圧して移動させることで、弁体(13)の弁部
(13c)が弁座部(12d)から離れて処理液が流れる連通
路が形成されて、開閉弁(9)が開放状態になるように
構成され、前記容器接続部(4)の開閉弁(9)の筒体
(12)を、処理槽へハロゲン化銀写真感光材料用処理液
を供給する処理槽側接続部(34)の開閉弁(35)の筒体
(36)に当てがい、締付リング(42)の締付方向の回動
により前記容器接続部(4)の開閉弁(9)の筒体(1
2)が、前記処理槽側接続部(34)の開閉弁(35)の筒
体(36)に装着され、前記容器接続部(4)と前記処理
槽側接続部(34)とを連通して吸引させ、さらに前記内
袋(3)のハロゲン化銀写真感光材料用処理液量を検出
する処理液量検出手段(31)を前記ハロゲン化銀写真感
光材料用処理液容器(1)と別体に備えることを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感
光材料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129596U JP2590120Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129596U JP2590120Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0485442U JPH0485442U (ja) | 1992-07-24 |
JP2590120Y2 true JP2590120Y2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=31876991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990129596U Expired - Lifetime JP2590120Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590120Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5849119Y2 (ja) * | 1981-10-02 | 1983-11-09 | 弥一 工藤 | 防黴具 |
US5647511A (en) * | 1984-03-29 | 1997-07-15 | Liqui-Box Corporation | Collapsed bag with evacuation channel form unit |
JPS62299851A (ja) * | 1986-06-20 | 1987-12-26 | Konica Corp | 写真感光材料処理装置 |
JPH0790163B2 (ja) * | 1987-08-31 | 1995-10-04 | 株式会社島津製作所 | 圧送式液体供給装置 |
US4893731A (en) * | 1988-12-20 | 1990-01-16 | The Coca-Cola Company | Collapsible bag with evacuation passageway and method for making the same |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990129596U patent/JP2590120Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0485442U (ja) | 1992-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |