JP2590023Y2 - メタル担体 - Google Patents

メタル担体

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JP2590023Y2
JP2590023Y2 JP1993033037U JP3303793U JP2590023Y2 JP 2590023 Y2 JP2590023 Y2 JP 2590023Y2 JP 1993033037 U JP1993033037 U JP 1993033037U JP 3303793 U JP3303793 U JP 3303793U JP 2590023 Y2 JP2590023 Y2 JP 2590023Y2
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泰 石川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車エンジンなどの
内燃機関から排出される排ガスを浄化する触媒を担持す
るためのメタル担体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のメタル担体として、厚さ
50μm程度の耐熱性ステンレス鋼の平坦な金属箔(以
下、平箔という)と、この平箔を波付け加工した金属箔
(以下、波箔という)を重ねて渦巻状に巻き回し、ある
いは交互に重ねて積層しハニカム体を成形し、このハニ
カム体をステンレス鋼などの耐蝕性、耐熱性金属で製造
した外筒に収納、固定して構成されたものが知られてい
る。
【0003】このメタル担体は、排ガス浄化用の触媒を
担持させたのち、例えば自動車エンジンの排ガス経路内
に搭載固定されて使用される。このメタル担体は取付け
られるべき自動車の排気量が大きければ、それに対応し
て大きい容量のメタル担体を必要とする。そのためメタ
ル担体は従来、自動車の排気量、車種に応じて、それぞ
れ固有の寸法に製作使用されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、寸法の異なる
メタル担体を製作する場合、製造ラインをいちいち切替
えなければならいが、その種類が多い割りには、生産数
量が少ない、いわゆる少量多品種の生産となっていた。
このため生産コストの点で割高となるという問題があっ
た。したがって、本考案は、上述のような問題点を解消
するものであって、生産コストの点で有利なメタル担体
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するため、製造する担体を統一できる形状、容量でグ
ルーピングした数種類の担体基準ユニットを予め作成し
ておき、必要な個々の容量に応じて担体基準ユニットを
組合わせ、特定の自動車の排気量、車種に合った容量の
メタル担体に構成することが可能となるようにした。す
なわち、本考案は、金属製ハニカム体を外筒に収納して
なる同一外径で長さが同じあるいは異なる担体基準ユニ
ットを2以上互いに同軸的に接合してなるメタル担体に
おいて、 前記担体基準ユニットにおける外筒の両端部がその周
縁に沿って内側に折り曲げられ、該ハニカム体を保持し
ていることを特徴とするメタル担体 前記担体基準ユニットにおける外筒の両端部の周縁内
側に沿って該ハニカム体を保持するためのリテイナーが
設けられていることを特徴とするメタル担体 前記担体基準ユニットの外径に対する長さ比が1/4
〜1/1であることを特徴とする前項またはに記載
のメタル担体 前記担体基準ユニットの金属製ハニカム体と外筒との
間に断熱材が圧入されていることを特徴とする前項ま
たはに記載のメタル担体である。
【0006】以下本考案を図に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。担体基準ユニットは、これを選択集合す
れば所望の形状・容量となるように、例えば図1に示す
ように、予め外径(R)は同一であるが種々の軸方向長
さ(L)を有する複数の標準化した小容量ユニット1
a,1b,1cであり、外筒2の両端部をその周縁に沿
って内側にり曲げた折曲げ部3a,3bを形成して、嵌
入したハニカム体4を保持する構成、あるいは図3に示
すように、外筒2の両端部の周縁内側に沿ってリテイナ
ー5a,5b等を固定して、ハニカム体を機械的に保持
する構成にすることができる。外筒とハニカム体との接
合はこれに限定することなく、すでに開示された手段を
用いることは一向に差支えない。担体基準ユニットにお
ける形状は、同一外径で長さが異なる2種類以上のもの
を、例えば、担体基準ユニットの外径Rと長さLとの比
L/Rが1/4〜1/1の範囲になるようにするのが好
ましく、この範囲で標準化したものを、例えば図1に示
すような(a),(b),(c)から選択し、所望の容
量となるように適宜に組合わせて接合し、所定容量のメ
タル担体とすることができる。図4の(a)は図1にお
ける基準ユニット1cと1cの組合わせ、図4(b)は
1cと1bを組合わせ、各担体基準ユニットの外筒折曲
げ部3a,3bを溶接で接合6して目標の担体7を構成
している。
【0007】また、金属製ハニカム体4と外筒2との間
には適当な治具を用いて断熱材8を充填してもよく、こ
のように構成することにより、外筒とハニカム体との温
度差を少なくし熱応力による損傷の発生を防ぐことがで
きる。なお、図2は担体基準ユニットの斜視図を示す。
【0008】
【作用】同一外径で長さが同じ、あるいは異なる2種類
以上のものを必要に応じ任意数、組合わせることによ
り、いかなる自動車の排気量、車種に対応した所定の容
量のメタル担体とすることができるため、従来のよう
に、特定の自動車の排気量、車種に合わせて、いちいち
所定の寸法のメタル担体を作成する必要がなくなる。す
なわち、少ない種類の担体基準ユニットを予め作ってお
き、その組合わせにより、殆どいかなる自動車の排気
量、車種に対しても対応することができる。
【0009】
【実施例】20Cr−5Al−残部Feからなるフェラ
イト系ステンレス鋼からなる幅50mm、厚さ50μmの
平箔と、同じものをコルゲート加工した波箔(波高1.
2mm、波ピッチ2.4mm)とを、互いに重ね合わせなが
らバックテンション5〜20Kgを掛けて巻回し、直径
108mmのハニカム体を形成した。このハニカム体を同
じくフェライト系ステンレス鋼からなる直径110mm×
長さ60mmの外筒内に挿入したのち、断熱材として例え
ばセラミック系硬化性スラリーをハニカム体と外筒との
間に加圧エアーを介して充填、硬化させた。ついで、上
下縁部をその周縁に沿ってそれぞれ内側に折り曲げたの
ち、これを真空炉中に装入し700〜800℃まで昇温
し、その温度で30〜60分保定して平箔、波箔にクリ
ープを生じさせ、ついで1200〜1250℃まで昇温
し、その温度で30〜60分保持して拡散接合させたの
ち、1200〜1000℃まで炉冷し、さらに非酸化性
ガス(He、N2 )を吹き込み急冷した。その結果、長
さ50mmの担体基準ユニットが得られた。
【0010】同様にして、平箔および波箔の幅が70mm
のものを用いた以外は同一材料、同一寸法の平箔および
波箔を用いて直径108mmのハニカム体を形成した。こ
のハニカム体を直径110mm×長さ80mmの外筒に圧入
し、上下縁部をそれぞれ内側に折り曲げたのち、同様に
熱処理して長さ70mmの担体基準ユニットを得た。
【0011】これら2種類の担体基準ユニットを図4に
示すように外筒2の対向端折曲げ部3a,3bをその周
縁に沿って互いに溶接6して、適当に組合わせ、表1に
示すように外筒での容量が500cc、700cc、900
cc、1100cc、1300cc、1500ccのメタル担体
2を得た。
【0012】
【表1】
【0013】この表1から明らかなように、本実施例に
よれば、作成される担体の種類は従来の6種類と比較し
て2種類と1/3とすることができる。なお、上記実施
例では、外筒とハニカム体が直接接触している場合につ
いて説明したが、場合によっては断熱材、例えばセラミ
ック系断熱材を介在させ、あるいは外周セル内に断熱材
を充填してもよい。また、ハニカム体の作成において、
長さ50mmの担体基準ユニットの場合は、予め幅50mm
の平箔および波箔を用い、長さ70mmの担体基準ユニッ
トの場合は、予め幅70mmの平箔および波箔を用いた
が、これに限らず、より広い幅の平箔および波箔を用い
て長尺のハニカム体を作成しておき、これを長さ50mm
あるいは70mmに裁断して長さ50mmあるいは70mmの
基準ユニット担体を作るようにしてもよい。
【0014】なお、上記実施例では基準ユニット担体の
寸法として、長さが50mmおよび70mmの2種類のもの
について説明したが、必要に応じ任意の長さの基準ユニ
ット担体(例えば、担体基準ユニットの外径/長さ比が
1/4〜1/1の範囲で適宜選択して)を3種類以上予
め作るようにしてもよい。
【0015】また、上記実施例では外筒の両端部を内側
に折り曲げてハニカム体を保持したが、その他、任意の
形状のリテーナー(止め具)でハニカム体を保持するよ
うにしてもよい。また上記実施例では基準ユニットの対
向端部を溶接により接合する例について説明したが、そ
れ以外に任意の機械的手段で基準ユニット相互を接合し
てもよい。なお、基準ユニットを一体の外筒に直列的に
挿入固定しても担体製造が容易になり有利である。
【0016】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
同一外径で長さが同じ、あるいは異なる2種類以上のも
のを必要に応じ任意数、組合わせることにより、いかな
る自動車の排気量、車種に対応した所定の容量のメタル
担体とすることができるため、従来のように、特定の自
動車の排気量、車種に合わせて、いちいち所定の寸法の
メタル担体を作成する必要がなくなり、生産ラインの簡
略化、効率化が図られ、生産コストの点で極めて有利と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c)は本考案の軸方向寸法
の異なる基準ユニット担体の一例を示す断面図。
【図2】本考案基準ユニット担体の一例を示す斜視図。
【図3】本考案基準ユニット担体の他の例を示す断面
図。
【図4】本考案のメタル担体の構成例を示す断面図。
【符号の説明】
1a,1b,1c…担体基準ユニット 2…外筒 3a,3b…折曲げ部 4…ハニカム体 5…リテーナ 6…接合部 7…メタル担体 8…断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−277527(JP,A) 特開 平6−272548(JP,A) 実開 平5−87220(JP,U) 実開 平5−87221(JP,U) 実開 平2−105520(JP,U) 実開 昭62−162329(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 3/28 301 - 311 B01J 35/04 321

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製ハニカム体を外筒に収納してなる
    同一外径で長さが同じあるいは異なる担体基準ユニット
    を2以上互いに同軸的に接合してなるメタル担体におい
    て、前記担体基準ユニットにおける外筒の両端部がその
    周縁に沿って内側に折り曲げられ、該ハニカム体を保持
    していることを特徴とするメタル担体。
  2. 【請求項2】 金属製ハニカム体を外筒に収納してなる
    同一外径で長さが同じあるいは異なる担体基準ユニット
    を2以上互いに同軸的に接合してなるメタル担体におい
    て、前記担体基準ユニットにおける外筒の両端部の周縁
    内側に沿って該ハニカム体を保持するためのリテイナー
    が設けられていることを特徴とするメタル担体。
  3. 【請求項3】 前記担体基準ユニットの外径に対する長
    さ比が1/4〜1/1であることを特徴とする請求項1
    または2に記載のメタル担体。
  4. 【請求項4】 前記担体基準ユニットの金属製ハニカム
    体と外筒との間に断熱材が圧入されていることを特徴と
    する請求項1または2に記載のメタル担体。
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