JP2589983Y2 - 建機の旋回台構造 - Google Patents

建機の旋回台構造

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JP2589983Y2
JP2589983Y2 JP1993029955U JP2995593U JP2589983Y2 JP 2589983 Y2 JP2589983 Y2 JP 2589983Y2 JP 1993029955 U JP1993029955 U JP 1993029955U JP 2995593 U JP2995593 U JP 2995593U JP 2589983 Y2 JP2589983 Y2 JP 2589983Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バックホウやクレーン
等の建機における旋回台後部側方部分、すなわちウェイ
トと旋回台との境目部分の外観を向上させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばバックホウにおいては、実開平3
‐44078号公報に示されたもののように、ウェイト
の上下幅を旋回台の上下厚みに合わせ、これらの上部に
跨がるようにボンネットを載置する構造や、実開平4‐
119855号公報に示されたもののように、旋回台よ
りもウェイト上部を高く持上げて配置し、そのウェイト
上縁にボンネット下縁を合わせて載置する構造が知られ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記いずれの構造で
も、ボンネット下縁と旋回台との合わせ部分の構造が単
なる突き合わせ構造であるため、ウェイトと旋回台とボ
ンネットとの3者が合わさる部分に、寸法精度の如何に
よっては外観上好ましくない隙間の生じる可能性が比較
的高いものであった。本考案の目的は、旋回台後部の構
造工夫により、上記3者の合わさる部分に極力隙間が生
じないようにして外観向上を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために本
考案は、旋回台後部に、これに搭載される原動部を覆う
ボンネットを開閉自在に配備し、旋回台の後端部に、旋
回台の横側方に回込むサイドウェイト部を有したウェイ
トを取付けるとともに、閉じ状態におけるボンネットと
旋回台との合わせラインを、旋回台上面に沿うボンネッ
ト前側のフロアラインと、ウェイト後端部の上縁に沿
い、かつ、フロアラインよりも高い位置に存在するボン
ネット後側の後端ラインと、これらフロアラインと後端
ラインとを接続する繋ぎラインとで構成し、合わせライ
ンのうちのサイドウェイト部に位置する繋ぎラインが、
側面視においてサイドウェイト部で覆われる状態に、合
わせラインとウェイトとを相対配置し、さらにボンネッ
トの開閉支点をウェイト後端部の上縁付近に設けてある
ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】ボンネット下端縁と旋回台との合わせラインに
前後で段差があると、その段差の間の部分、すなわち、
ボンネット前側のフロアラインとボンネット後側の後端
ラインとを接続する繋ぎラインでは、寸法精度が出し難
くく隙間の生じ易い傾向がある。加えて、ボンネットを
ウェイト後端部の上縁付近に設けた開閉支点で前開き揺
動開閉できる構造では、開閉支点に近い後端ライン、及
び水平なフロアに形成される旋回台上面に位置するフロ
アラインに比べて、それらの段差を接続する繋ぎライン
ではボンネット閉じ状態での位置合わせが難しいもので
もある。
【0006】そこで、従来の突き合わせ配置だけではな
く、繋ぎラインがウェイトの内側に隠れる状態にボンネ
ットとウェイトとを部分的な横重ね配置構造としたか
ら、ウェイトやボンネットに多少上下の寸法誤差があっ
ても、側面視における上下方向の隙間を外からは見えな
いようにサイドウェイト部で覆うことができるととも
に、多少横方向に相対ズレがあっても殆ど目立たなくな
る。
【0007】従って、サイドウェイト部以外の部分にお
いてだけ旋回台とボンネットとの合わせ寸法管理を行う
ものとなり、ウェイトとボンネットとの寸法管理のうち
の最も位置合わせの難しい部分が省ける分、楽な設計で
ありながら隙間発生のおそれを解消させることができ
る。又、ボンネットよりもウェイトが外方に突出するか
ら、旋回に伴ってウェイトが他物と接当することがあっ
ても、ボンネットはまず接当しないようになる。
【0008】
【考案の効果】その結果、ボンネットとウェイトとの2
部品の配置関係をずらすだけの比較的簡単な改造によ
り、ウェイトとボンネットとの上下隙間が実質的に解消
され、旋回台後部における側面視の外観を改善して品質
を向上することができた。
【0009】
【実施例】以下に、本考案の実施例を建機の一例である
バックホウで説明する。図1に小型のバックホウが示さ
れ、1は掘削作業装置、2はクローラ走行装置、3はド
ーザ装置、4は旋回台、5は操縦塔、6はボンネットで
ある。
【0010】次に、旋回台4後部の構造について説明す
る。図1〜図3に示すように、原動部7を覆うボンネッ
ト6を後部の横向き開閉支点P周りで揺動開閉自在に旋
回台4後部に配備し、旋回台4の横側方に回込むサイド
ウェイト部8を有したウェイトWを旋回台4後端に取付
けてある。
【0011】すなわちウェイトWは、左右の屈曲ウェイ
トwa,wbと左右中央のセンターウェイトwcとを並
設して成る3分割構造であり、左右の屈曲ウェイトw
a,wbの前部に、旋回台4の横に廻込むサイドウェイ
ト部8が形成されている。開閉支点Pの旋回台側ブラケ
ット9はセンターウェイトwcに一体形成してあり、こ
のセンターウェイトwcとボンネット6との位置関係は
精度良く現出される。
【0012】閉じ状態におけるボンネット6下縁と旋回
台4との合わせラインLは、旋回台4上面に沿うボンネ
ット6前側のフロアラインaと、ウェイトW後端部の上
縁に沿い、かつ、フロアラインaよりも高い位置に存在
するボンネット6後側の後端ラインcと、これらフロア
ラインaと後端ラインcとを接続する傾斜した繋ぎライ
ンbとで構成されている。
【0013】繋ぎラインbはサイドウェイト部8の内側
に配置されており、側面視においては繋ぎラインbが見
えないようにサイドウェイト部8で覆われている。そし
て、図2に示すように、ボンネット6の下縁にはゴムシ
ール19が取付けてあり、旋回台4、及びサイドウェイ
ト部8内の側壁8sとの隙間を極力なくすようにしてあ
る。このシール構造とウェイトWによる合わせラインL
の覆い構造とにより、良好な防音効果も得ている。
【0014】操縦塔5内には各種の制御弁が装備され、
そのうちの旋回用制御弁10とスイング用制御弁11と
の切換機構Aが構成されている。すなわち、図4,図5
に示すように、操縦塔5の左サイドに配置の切換ペダル
12と操縦塔5内の揺動式の二股切換フォーク13とを
連動ロッド14で連動するとともに、支持軸15に移動
可能に支承されたシフトロッド16の途中部位を二股切
換フォーク13の間に挟込み配置してある。前記両制御
弁10,11を並設して、各スプール10s,11s先
端の固定ピン10p,11pを対向配置してあり、シフ
トロッド16先端の挿入部16aを固定ピン10p,1
1pのいずれかを選択しての嵌合自在構造に構成してあ
る。
【0015】つまり、通常はバネ17の付勢作用によっ
て旋回用制御弁10が選択されており、操作レバー18
によって旋回操作が行える状態になっている。そして、
切換ペダル12を踏み込み操作すれば、挿入部16aが
移動操作されてシフトロッド16がスイング用制御弁1
1に連動連結され、同じ操作レバー18を用いながらス
イング操作が行える状態になるのである。
【0016】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】ボンネットとサイドウェイトとの関係を示す断
面図
【図3】ボンネットとウェイトとの関係を示す平面図
【図4】制御弁の切換構造を示す原理図
【図5】切換機構の要部を示す斜視図
【符号の説明】
4 旋回台 6 ボンネット 8 サイドウェイト部 L 合わせライン a フラアライン b 繋ぎライン c 後端ライン W ウェイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−194124(JP,A) 実開 昭63−950(JP,U) 実願 昭63−121873号(実開 平2− 41851号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 平1−91369号(実開 平3− 29556号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(4)後部に、これに搭載される
    原動部を覆うボンネット(6)を開閉自在に配備し、前
    記旋回台(4)の後端部に、該旋回台(4)の横側方に
    回込むサイドウェイト部(8)を有したウェイト(W)
    を取付けるとともに、閉じ状態における前記ボンネット
    (6)と前記旋回台(4)との合わせライン(L)を、
    前記旋回台(4)上面に沿う前記ボンネット(6)前側
    のフロアライン(a)と、前記ウェイト(W)後端部の
    上縁に沿い、かつ、前記フロアライン(a)よりも高い
    位置に存在する前記ボンネット(6)後側の後端ライン
    (c)と、これらフロアライン(a)と後端ライン
    (c)とを接続する繋ぎライン(b)とで構成し、 前記合わせライン(L)のうちの前記サイドウェイト部
    (8)に位置する繋ぎライン(b)が、側面視において
    該サイドウェイト部(8)で覆われる状態に、前記合わ
    せライン(L)と前記ウェイト(W)とを相対配置し、
    さらに前記ボンネット(6)の開閉支点(P)を前記ウ
    ェイト(W)後端部の上縁付近に設けてある 建機の旋回
    台構造。
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