JP2002047680A - 建設機械の作業アタッチメントに適用される箱形断面構造及び作業アタッチメント - Google Patents
建設機械の作業アタッチメントに適用される箱形断面構造及び作業アタッチメントInfo
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Abstract
等に接触させ、傷つけてしまうことがあり、外観上の美
観を損なうし、このオフセットブームの側面には、会社
名等を記載している場合が多く、これが読めなくなると
いう問題があった。 【解決手段】 板材を断面L字型に形成した第1構成部
材及び第2構成部材とを、互いに内角が向かい合うよう
に接合し、第1構成部材或いは第2構成部材の一端縁が
側方に突出するように構成して箱形断面構造を形成し、
作業アタッチメントに適用した。
Description
ベル等の建設機械の作業アタッチメントに適用される箱
形断面構造と、その箱形断面構造が適用された作業アタ
ッチメントに関する。
回型ショベルと呼ばれるものである。図において1は車
幅内旋回型ショベル、2は下部走行体、3は上部旋回
体、4は作業アタッチメント、5は基端ブーム、6はオ
フセットブーム、7はフロントブーム、8はアーム、9
はバケット、10はブームシリンダ、11は基端ブーム
5とオフセットブーム6に枢支されるオフセットシリン
ダ、12は基端ブーム5とフロントブーム7に枢支され
るリンクロッド、13はアームシリンダ、14はバケッ
トシリンダ、15は基端側オフセット枢支軸、16はフ
ロント側オフセット枢支軸である。図のような車幅内旋
回型ショベル1では、ブームシリンダ10、アームシリ
ンダ13、バケットシリンダ14により、作業アタッチ
メント4を前後(上下)方向に回動させるほか、基端ブ
ーム5、オフセットブーム6、フロントブーム7、リン
クロッド12により構成される4節リンクを、オフセッ
トシリンダ11により動作させることにより、基端ブー
ム5の前後方向中心線に対してアーム8(フロントブー
ム7)の前後方向中心線を平行にオフセット移動させる
ことを可能に構成している。
ッチメント4を反対側から見た図である。車幅内旋回型
ショベル1ではオフセットシリンダ11及びリンクロッ
ド12を機械前後方向で左側へまとめて配置しているた
め、オフセットブームの右側には何も配置されていな
い。この種の車幅内旋回型ショベル1で、機体右側の側
溝掘削を行う場合、目視できるオフセットブーム6の左
側へオフセットシリンダ11及びリンクロッド12を配
置したことにより、掘削した溝壁や塀等にオフセットシ
リンダ11やリンクロッド12を接触させて損傷させる
恐れは低いが、オフセットブーム6の右側面部は掘削し
た溝壁等に接触させ、傷つけてしまうことがあり、外観
上の美観を損なうし、このオフセットブーム6の側面に
は、会社名等を記載している場合が多く、これが読めな
くなるという問題があった。
る。図において、6aはオフセットブーム、20は上
板、21は下板、22,23は側板であり、上板20,
下板21,側板22,23を溶接することにより箱形断
面を形成している。このオフセットブーム6aによれ
ば、上板20と下板21の両側端縁が側板22,23よ
り側方に突出しているため、側板22,23を溝壁等の
障害物に接触させることをある程度防ぐことができる
が、生産工程上、溶接時の位置決め、仮組、溶接作業
等、手間が生じる。
フセットブーム6bのように(図6のC−C断面に相
当)、板材を曲げ加工することにより、上板25,側板
26,下板27を一体型に形成して断面視コ字形とし、
たものが考えられている。しかしながら、これによれ
ば、上板25と下板27の間に側板28を填め込む構造
となっているため、曲げ加工に寸法精度が要求される。
れば、板材を断面L字型に形成した第1構成部材及び第
2構成部材とを、互いに内角が向かい合うように接合
し、第1構成部材或いは第2構成部材の一端縁が側方に
突出するように構成した。これによれば、突出した縁部
が溝壁等の障害物に先に接触するので、側面部が接触し
て傷つくことを防ぐことができる。また、L字型同士の
組合せであるため、寸法制度にも若干の余裕を得ること
ができ、生産効率を向上させることが出来る。
成部材は、前記第2構成部材より厚肉の板材を曲げ加工
して構成し、前記第1構成部材の一端縁が側方に突出す
るようにしたので、強度の高い厚肉の第1構成部材が側
方に突出するので、溝壁等の障害物に接触させた場合の
ダメージを小さくすることができる。また第2構成部材
を第1構成部材に対して薄肉とできるので、重量の増加
を抑えることができる。
成部材の一端縁が側方に突出するとともに、前記第2構
成部材が他側方に突出するようにした場合では、第1構
成部材の他端縁が箱形断面構造の上面に現れず、上面視
での美観を向上できる。また、上面に凹凸が生じないの
で、雨水の滞留を防ぐことができる。
に旋回可能に連結された上部旋回体に、起伏揺動自在に
装着された作業アタッチメントであって、前記作業アタ
ッチメントは、上部旋回体に起伏揺動自在に連結された
基端ブームと、前記基端ブームの先端に左右揺動自在に
連結されたオフセットブームと、前記オフセットブーム
の先端に左右揺動自在に連結されたフロントブームと、
前記フロントブームに上下方向に揺動自在に連結された
アームと、前記オフセットブームの一側方に配置された
リンクロッド及びオフセットシリンダを有して構成さ
れ、前記リンクロッドは、前記基端ブームとフロントブ
ームに左右方向に揺動自在に連結され、前記オフセット
シリンダは前記基端ブームとオフセットブームに揺動自
在に連結された建設機械において、前記第1構成部材及
び第2構成部材により構成される箱形断面構造は、前記
オフセットブームに適用されるとともに、前記リンクロ
ッド及びオフセットシリンダが配置された側の反対側
に、前記第1構成部材或いは第2構成部材の一端縁が突
出するように構成した。
セットシリンダが配置された側の側面は、リンクロッド
及びオフセットシリンダにより障害物に接触することが
ない(一般的には、リンクロッド及びオフセットシリン
ダの損傷を防ぐため、これらを建設機械の運転席側に配
置して目視し易くしている。)。オフセットブームのこ
の反対側の側面は、例えば側溝掘り時に溝壁に接触させ
て傷つく可能性があるが、本発明によれば、第1構成部
材或いは第2構成部材の一端縁がこの側面側に突出して
いるため、この端縁部のみ接触することで傷を最小限に
抑えることができる。また、第1構成部材を厚肉とし、
この第1構成部材の一端縁をこの側面側に突出させた場
合には、接触によるダメージ(変形)を更に確実に抑え
ることが出来る。更に、このように構成すると、第1構
成部材にオフセットシリンダが枢支されることとなるた
め、厚肉で高強度の第1構成部材をオフセットシリンダ
が押すこととなり、変形を防ぐことができ、第2構成部
材は第1構成部材に比して薄肉であるので、オフセット
ブームの重量を軽減することができる。これにより、建
設機械のフロント重量を低減し、機体バランスを向上さ
せることが出来る。
ロッドが、前記オフセットブームと平行に配置された箱
形断面構造で構成され、前記オフセットシリンダは、前
記オフセットブームと前記リンクロッドとの間に配置さ
れ、前記第1構成部材及び第2構成部材により構成され
る箱形断面構造が、前記リンクロッドに適用されるとと
もに、前記リンクロッドの前記オフセットブームと対面
しない側へ、前記第1構成部材或いは第2構成部材の一
端縁が突出するように構成したので、リンクロッドを箱
形断面構造とし、オフセットブームをあたかも2本の平
行配置されたオフセットブームにより構成して、これら
の間にオフセットシリンダを内装したたような場合であ
っても、オフセットブームとリンクロッドの両外側面に
第1構成部材或いは第2構成部材の一端縁が突出してる
ため、この端縁部のみ溝壁等の障害物に接触することで
傷を最小限に抑えることができる。また、第1構成部材
を厚肉とし、この第1構成部材の一端縁をこの側面側に
突出させた場合には、接触によるダメージ(変形)を更
に確実に抑えることが出来る。更に、このように構成す
ると、第1構成部材にオフセットシリンダが枢支される
こととなるため、厚肉で高強度の第1構成部材をオフセ
ットシリンダが押すこととなり、変形を防ぐことがで
き、第2構成部材は第1構成部材に比して薄肉であるの
で、オフセットブームの重量を軽減することができる。
これにより、建設機械のフロント重量を低減し、機体バ
ランスを向上させることが出来る。
て説明する。図1は本発明の第1の実施形態を示す側面
図である。図において、従来技術と同一の構成要素を示
すものには同一の符号を付す。図において、1’は油圧
ショベル、4’は作業アタッチメント、50はオフセッ
トブームである。図2は、図1のA−A断面図である。
図において、51は第1構成部材、52は第2構成部
材、53は第1構成部材51の下板部、54は第1構成
部材51の側板部、55は第1構成部材51の側方側端
縁部、56は第1構成部材51の上側端縁部、57は第
2構成部材52の上板部、58は第2構成部材52の側
板部、59は第2構成部材52の下側端縁部、60は第
2構成部材52の側方側端縁部、61はオフセットシリ
ンダ枢支ブラケットである。
比較的厚肉の鋼板を断面視でL字形に曲げ加工して構成
している。そしてこの第1構成部材51の側板部にオフ
セットシリンダ枢支ブラケット61が溶接により固着し
てある。第2構成部材52は、第1構成部材51より薄
肉の鋼板を断面視でL字形に曲げ加工して構成してい
る。更に、第1構成部材51の下板部53の上面に第2
構成部材52の下側端縁部59が接するように、また第
1構成部材51の上側端縁部56に第2構成部材52の
上板部57の下面が接するようにして、第1構成部材5
1と第2構成部材52を溶接により固着している。
る。このような構成であれば、図8に示した従来技術に
比して、溶接部分の長さを短くすることが出来、生産効
率,生産コストを抑えることができ、また図9に示す従
来技術のように、厳密な寸法管理が必要でないため、生
産効率を向上することができる。
ブラケット61を厚肉の第1構成部材51の側板部54
に固着し、オフセットシリンダ11はこの第1構成部材
51を押し引きすることでオフセットブーム50を左右
揺動させるので、オフセットシリンダ11の作用力によ
り変形することはない。更に、第2構成部材52は第1
構成部材51より薄肉であるので、オフセットブーム5
0を軽量化することが可能であり、また第2構成部材5
2は大きな力が直接作用しないので、薄肉の鋼板により
形成した場合でも変形等を起こすこともない。
縁部55が第2構成部材52の側板部58より外方に突
出しているため、油圧ショベル1が側溝掘削を行うと
き、溝壁の側壁にオフセットブームを接触させても、側
方側端縁部55が接触するのみであり、側板部58の広
い面積に傷を付けることがない。なお、通常油圧ショベ
ルの運転席側にオフセットシリンダ11とリンクロッド
12を配置しているので、目視できる運転席側では注意
を払うことが可能であり、オフセットシリンダ11やリ
ンクロッド12を溝壁等に接触させて変形或いは損傷さ
せてしまう可能性は低い。この側板部58には、油圧シ
ョベル製造メーカ名や、ユーザである土木建築業者名,
レンタル業者名等やこれらを示すマーク等が記入される
ことが多いため、本実施形態の構成によれば、これらの
文字やマークが傷ついて読めなくなるという事態を防ぐ
ことができる。
構成部材52の上板部57のみ現れるため、外観上の美
観を得ることができ、また段差が生じないので、雨水等
の滞留を防ぐことができる。
の実施形態を説明する。図3は第2実施形態の作業アタ
ッチメントの平面図である。図において、70は作業タ
ッチメント、71は基端ブーム、72はオフセットブー
ム、73はフロントブーム、74はアーム、75はバケ
ット、76はアームシリンダ、77はオフセットシリン
ダ、78,79はオフセットシリンダ77を枢支するオ
フセットシリンダ枢支ブラケット、80は第1オフセッ
トブーム構成構造物、100は第2オフセットブーム構
成構造物であり、第1オフセットブーム構成構造物80
或いは第2オフセットブーム構成構造物100の何れか
一方が、前述の第1の実施形態におけるリンクロッド1
2に相当するものとなる。ここでは、説明の都合上、第
2オフセットブーム構成構造物100をリンクロッド1
2に相当するものとする。
ドを箱形断面構造で構成して第2オフセットブーム構成
構造物100とした。オフセットシリンダ77は、第1
オフセットブーム構成構造物80と第2オフセットブー
ム構成構造物100に枢支され、このオフセットシリン
ダ77の伸縮により第1オフセットブーム構成構造物8
0と第2オフセットブーム構成構造物100とが平行状
態を保って左右に揺動する。これにより基端ブーム71
の前後方向中心線に対して、フロントブーム73(アー
ム74)の前後方向中心線が平行にオフセット移動す
る。なお、オフセットシリンダ77は一端が基端ブーム
或いはフロントブームに枢支されてもよい。強固な箱形
断面構造の第1オフセットブーム構成構造物80と第2
オフセットブーム構成構造物100の間にオフセットシ
リンダ77を配置しているため、掘削時に溝壁等の障害
物にオフセットシリンダ77を接触させて破損させるこ
とがない。
いて、81は第1オフセットブーム構成構造物80の第
1構成部材、82は第1オフセットブーム構成構造物8
0の第2構成部材、83は第1構成部材81の下板部、
84は第1構成部材81の側板部、85は第1構成部材
81の側方側端縁部、86は第1構成部材81の上側端
縁部、87は第2構成部材82の上板部、88は第2構
成部材82の側板部、89は第2構成部材82の下側端
縁部、90は第2構成部材82の側方側端縁部である。
また、101は第2オフセットブーム構成構造物100
の第1構成部材、102は第2オフセットブーム構成構
造物100の第2構成部材、103は第1構成部材10
1の下板部、104は第1構成部材101の側板部、1
05は第1構成部材101の側方側端縁部、106は第
1構成部材101の上側端縁部、107は第2構成部材
102の上板部、108は第2構成部材102の側板
部、109は第2構成部材102の下側端縁部、110
は第2構成部材102の側方側端縁部である。
基づいて説明する。第1オフセットブーム構成構造物8
0及び第2オフセットブーム構成構造物100の何れ
も、第1構成部材81,101を比較的厚肉の鋼板を断
面視でL字形に曲げ加工して構成している。そしてこの
第1構成部材81,101の側板部にオフセットシリン
ダ枢支ブラケット78,79が第1オフセットブーム構
成構造物80,第2オフセットブーム構成構造物100
それぞれに溶接により固着してある。第2構成部材8
2,102は、第1構成部材81,101より薄肉の鋼
板を断面視でL字形に曲げ加工して構成している。更
に、第1構成部材81,101の下板部83、103の
上面に第2構成部材82,102の下側端縁部89,1
09がそれぞれ接するように、また第1構成部材81,
101の上側端縁部86,106に第2構成部材82,
102の上板部87,107の下面がそれぞれ接するよ
うにして、第1構成部材81,101と第2構成部材8
2,102をそれぞれ溶接により固着している。
形態と同様の作用が、第1オフセットブーム構成構造物
80及び第2オフセットブーム構成構造物100それぞ
れについて得られる。すなわち、オフセットシリンダ枢
支ブラケット78,79を厚肉の第1構成部材81,1
01それぞれの側板部84,104に固着し、オフセッ
トシリンダ77はこの第1構成部材81,101を押し
引きすることでオフセットブーム72を左右揺動させる
ので、オフセットシリンダ77の作用力により変形する
ことはない。更に、第2構成部材82,102は第1構
成部材81,101より薄肉であるので、オフセットブ
ーム72を軽量化することが可能であり、また第2構成
部材82,102は大きな力が直接作用しないので、薄
肉の鋼板により形成した場合でも変形等を起こすことも
ない。
側方側端縁部85,105が第2構成部材82,102
の側板部88,108よりそれぞれ外方に突出している
ため、油圧ショベル1が側溝掘削を行うとき、溝壁の側
壁にオフセットブーム72を接触させても、側方側端縁
部85或いは105が接触するのみであり、側板部8
8,108の広い面積に傷を付けることがない。この側
板部88,108には、油圧ショベル製造メーカ名や、
ユーザである土木建築業者名,レンタル業者名等やこれ
らを示すマーク等が記入されることが多いため、本実施
形態の構成によれば、これらの文字やマークが傷ついて
読めなくなるという事態を防ぐことができる。
構成部材82,102の上板部87,107のみ現れる
ため、外観上の美観を得ることができ、また段差が生じ
ないので、雨水等の滞留を防ぐことができる。
面図であり、第1の実施形態を示す図1のA−A断面に
相当するものである。図において、第1の実施形態と同
様の構成要素を示すものについては同一の符号を付す。
120はオフセットブーム、121は第1構成部材、1
22は第2構成部材、123は第1構成部材121の下
板部、124は第1構成部材121の側板部、125は
第1構成部材121の側方側端縁部、126は第1構成
部材121の上側端縁部、127は第2構成部材122
の上板部、128は第2構成部材122の側板部、12
9は第2構成部材122の下側端縁部、130は第2構
成部材122の側方側端縁部、131はオフセットシリ
ンダ枢支ブラケットである。
の下板部123の上面に、第2構成部材122の下側端
縁部129が溶接により固定され、また、第1構成部材
121の側板部124の裏面側に第2構成部材122の
側方側端縁部130が溶接により固定されている。これ
によると、オフセットブーム120の上面に段差が生じ
るため、雨水等の滞留が発生する恐れはあるが、組み立
て性については、第1の実施形態のものよりも更に寸法
精度に余裕を持たせることができる。すなわち、第1構
成部材121或いは第2構成部材122の曲げ加工時に
若干の寸法誤差が生じても、確実に第1構成部材121
と第2構成部材122を当接し溶接固定することができ
る。この他の作用については、第1実施形態のものと同
様である。
面L字型に形成した第1構成部材及び第2構成部材と
を、互いに内角が向かい合うように接合し、第1構成部
材或いは第2構成部材の一端縁が側方に突出するように
構成したので、突出した縁部が溝壁等の障害物に先に接
触するので、側面部が接触して傷つくことを防ぐことが
できる。また、L字型同士の組合せであるため、寸法制
度にも若干の余裕を得ることができ、生産効率を向上さ
せることが出来る。
第1構成部材は、前記第2構成部材より厚肉の板材を曲
げ加工して構成し、前記第1構成部材の一端縁が側方に
突出するようにしたので、強度の高い厚肉の第1構成部
材が側方に突出するので、溝壁等の障害物に接触させた
場合のダメージを小さくすることができる。また第2構
成部材を第1構成部材に対して薄肉とできるので、重量
の増加を抑えることができる。
1構成部材の一端縁が側方に突出するとともに、前記第
2構成部材が他側方に突出するようにした場合では、第
1構成部材の他端縁が箱形断面構造の上面に現れず、上
面視での美観を向上できる。また、上面に凹凸が生じな
いので、雨水の滞留を防ぐことができる。
ば、オフセットブームのリンクロッド及びオフセットシ
リンダが配置された側の側面は、リンクロッド及びオフ
セットシリンダにより障害物に接触することがない(一
般的には、リンクロッド及びオフセットシリンダの損傷
を防ぐため、これらを建設機械の運転席側に配置して目
視し易くしている。)。オフセットブームのこの反対側
の側面は、例えば側溝掘り時に溝壁に接触させて傷つく
可能性があるが、本発明によれば、第1構成部材或いは
第2構成部材の一端縁がこの側面側に突出しているた
め、この端縁部のみ接触することで傷を最小限に抑える
ことができる。また、第1構成部材を厚肉とし、この第
1構成部材の一端縁をこの側面側に突出させた場合に
は、接触によるダメージ(変形)を更に確実に抑えるこ
とが出来る。更に、このように構成すると、第1構成部
材にオフセットシリンダが枢支されることとなるため、
厚肉で高強度の第1構成部材をオフセットシリンダが押
すこととなり、変形を防ぐことができ、第2構成部材は
第1構成部材に比して薄肉であるので、オフセットブー
ムの重量を軽減することができる。これにより、建設機
械のフロント重量を低減し、機体バランスを向上させる
ことが出来る。
ば、前記リンクロッドが、前記オフセットブームと平行
に配置された箱形断面構造で構成され、前記オフセット
シリンダは、前記オフセットブームと前記リンクロッド
との間に配置され、前記第1構成部材及び第2構成部材
により構成される箱形断面構造が、前記リンクロッドに
適用されるとともに、前記リンクロッドの前記オフセッ
トブームと対面しない側へ、前記第1構成部材或いは第
2構成部材の一端縁が突出するように構成したので、リ
ンクロッドを箱形断面構造とし、オフセットブームをあ
たかも2本の平行配置されたオフセットブームにより構
成して、これらの間にオフセットシリンダを内装したた
ような場合であっても、オフセットブームとリンクロッ
ドの両外側面に第1構成部材或いは第2構成部材の一端
縁が突出しているため、この端縁部のみ溝壁等の障害物
に接触することで傷を最小限に抑えることができる。ま
た、第1構成部材を厚肉とし、この第1構成部材の一端
縁をこの側面側に突出させた場合には、接触によるダメ
ージ(変形)を更に確実に抑えることが出来る。更に、
このように構成すると、第1構成部材にオフセットシリ
ンダが枢支されることとなるため、厚肉で高強度の第1
構成部材をオフセットシリンダが押すこととなり、変形
を防ぐことができ、第2構成部材は第1構成部材に比し
て薄肉であるので、オフセットブームの重量を軽減する
ことができる。これにより、建設機械のフロント重量を
低減し、機体バランスを向上させることが出来る。
明を適用した油圧ショベル等の建設機械が、例えば溝掘
削を行う場合に、溝壁に作業アタッチメントを構成する
箱形断面構造部分を接触させた場合でも、接触により傷
が入る面を小さくすることができ、側面に建設機械の製
造メーカ名等を記入している場合でも、損傷により読め
なくなることを防ぐことができる。また、作業アタッチ
メントを軽量化することが可能であるとともに、破損を
防止することができる。
の側面図である。
メントの平面図である。
る。
側面図である。
反対側から見た側面図である。
る。
ム 11,77 オフセットシリンダ 12 リンクロッド 51,81,101,121 第1構成部材 52,82,102,122 第2構成部材
Claims (5)
- 【請求項1】 板材を断面L字型に形成した第1構成部
材及び第2構成部材とを、互いに内角が向かい合うよう
に接合し、第1構成部材或いは第2構成部材の一端縁が
側方に突出するように構成したことを特徴とした建設機
械の作業アタッチメントに適用される箱形断面構造。 - 【請求項2】 前記第1構成部材は、前記第2構成部材
より厚肉の板材を曲げ加工して構成し、前記第1構成部
材の一端縁が側方に突出するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の建設機械の作業アタッチメントに適用
される箱形断面構造。 - 【請求項3】 前記第1構成部材の一端縁が側方に突出
するとともに、前記第2構成部材が他側方に突出するよ
うにしたことを特徴とする請求項1乃至2何れか一項記
載の建設機械の作業アタッチメントに適用される箱形断
面構造。 - 【請求項4】 下部走行体に旋回可能に連結された上部
旋回体に、起伏揺動自在に装着された作業アタッチメン
トであって、前記作業アタッチメントは、上部旋回体に
起伏揺動自在に連結された基端ブームと、前記基端ブー
ムの先端に左右揺動自在に連結されたオフセットブーム
と、前記オフセットブームの先端に左右揺動自在に連結
されたフロントブームと、前記フロントブームに上下方
向に揺動自在に連結されたアームと、前記オフセットブ
ームの一側方に配置されたリンクロッド及びオフセット
シリンダを有して構成され、前記リンクロッドは、前記
基端ブームとフロントブームに左右方向に揺動自在に連
結され、前記オフセットシリンダは前記基端ブームとオ
フセットブームに揺動自在に連結された建設機械におい
て、前記第1構成部材及び第2構成部材により構成され
る箱形断面構造は、前記オフセットブームに適用される
とともに、前記リンクロッド及びオフセットシリンダが
配置された側の反対側に、前記第1構成部材或いは第2
構成部材の一端縁が突出するように構成したことを特徴
とする請求項1乃至3何れか一項記載の建設機械の作業
アタッチメント。 - 【請求項5】 前記リンクロッドが、前記オフセットブ
ームと平行に配置された箱形断面構造で構成され、前記
オフセットシリンダは、前記オフセットブームと前記リ
ンクロッドとの間に配置され、前記第1構成部材及び第
2構成部材により構成される箱形断面構造が、前記リン
クロッドに適用されるとともに、前記リンクロッドの前
記オフセットブームと対面しない側へ、前記第1構成部
材或いは第2構成部材の一端縁が突出するように構成し
たことを特徴とする請求項4記載の建設機械の作業アタ
ッチメント。
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