JP2589896B2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JP2589896B2
JP2589896B2 JP3214191A JP21419191A JP2589896B2 JP 2589896 B2 JP2589896 B2 JP 2589896B2 JP 3214191 A JP3214191 A JP 3214191A JP 21419191 A JP21419191 A JP 21419191A JP 2589896 B2 JP2589896 B2 JP 2589896B2
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厚吉 寺嶋
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Akai Electric Co Ltd
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Akai Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角速度を検出するに
用いる振動ジャイロに関し、細い線条による、振動体の
適正なる支持を容易ならしめるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の振動ジャイロとしては、
たとえば図6に示すように、横断面形状が四角形をなす
柱状の振動体1の二側面にそれぞれの圧電素子2,3を
貼着して振動子4としたところにおいて、それを、振動
体1に貫通させた線条5,6によって支持するものがあ
り、ここでは、振動子4を屈曲振動させつつ角速度を検
出することとしている。
【0003】なおこの場合における振動子4の支持位置
は、振動子4の節点と対応する位置もしくはその近傍位
置としており、その振動子4の、線条5,6による支持
は、柱状の振動体1の一側面から反対側の側面に貫通す
る小孔を設け、その小孔内に各線条5,6を固定するこ
とにより行っている。
【0004】また、図7に示す従来装置では、相互に直
交する方向にのびる二本の線条5,6によって振動子4
を支持することとしており、さらに、図8に示す装置で
は、振動子4の節点と対応する位置もしくはその近傍位
置で、振動体1の相互に隣接する角部に四本の条5a,
5b, 6a, 6bをそれぞれ連結することによって振動子4を
支持することとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6および
図7に示すような従来構造にあっては、振動体1に小孔
を正確に形成するとともに、それらの各小孔に各線条
5,6を通すことが必要になり、この場合において、線
条径を小孔径より小さくしたときには、各線条の固定の
ために、小孔内へ接着剤等を充填することがさらに必要
になる一方、線条径を小孔径より大きくしたときには、
各線条を小孔内に圧入することが必要になり、しかも、
太い線条では、振動に対する抵抗が大きくなって、振動
が減衰され易いという不都合があった。
【0006】また、図8に示すような支持構造では、振
動子4の支持が点状支持となるため、線条5a, 5b, 6a,
6bの連結部で振動体1が破損され易い欠点があった。
【0007】そこで、この発明は、十分細い線条によ
る、振動子の適正なる支持を極めて容易ならしめ、併せ
て、振動体の破損のおそれをほぼ完全に取除くことがで
きる振動ジャイロを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の振動ジャイロ
は、四角形横断面形状を有する柱状の振動の側面に圧
電素子を貼着して振動子としたところにおいて、振動体
長手方向軸線に対して相互に反対側に位置する二側面
の、節点と対応する位置もしくはその近傍位置に、振動
の長手方向軸線と直交する方向にのびるそれぞれの条
溝を設け、そして、それらの各条溝を通る線条で振動子
を挟持するものである。
【0009】
【作用】この振動ジャイロでは、振動体に設けた二対の
条溝のそれぞれに、所要の太さの線条を掛合させること
によって振動子を支持することができるので、適正にし
て確実なる支持を極めて容易に実現することができると
ともに、振動の減衰を有効に防止することができ、ま
た、外力による振動体の破損のおそれを十分に取除くこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明における振動体を例示する斜
視図であり、ここでは、横断面形状が四角形をなす柱状
振動体1の、長手方向軸線に対して相互に反対側に位
する二側面7,8において、それを後述する振動子と
したときに一の節点となる位置と対応する位置、もしく
はその近傍位置に、振動体の長手方向軸線と直交する方
向にのびる一対の条溝9,10を形成し、さらにそれらに
二側面7,8の、これもまた振動体1を振動子としたと
きに他の節点となる位置と対応する位置もしくはその近
傍位置に、他の対の条溝11, 12を同様に形成する。
【0011】なお、図に示すところでは各条溝9,10,
11, 12の横断面形状をV字状としているが、それをU字
状その他の形状としてもよいことはもちろんである。
【0012】ところで、このような条溝9,10, 11, 12
の形成は、たとえば、複数本の振動体1を並列に配置し
た状態で、ダイシングマシンその他を用いてそれらの振
動体1に同時に溝加工を施すことにより、正確にかつ迅
速に行うことができる。
【0013】それぞれの条溝9,10, 11, 12を以上のよ
うにして形成した振動体1に対しては、図2に示すよう
に、それの中央部分で、相互に隣接する二側面のそれぞ
れに圧電素子2,3を貼着し、これによって振動子4を
構成する。
【0014】しかる後は、図示しない支持台に両端を固
定される二本一対の線条5A, 5Bおよび6A, 6Bのそれぞれ
を、振動体1に設けたそれぞれの条溝9,10および11,
12に掛合させて固定して、それらの線条5A, 5B, 6A, 6B
で振動子4を挟持する。
【0015】図3は、線条5A, 5B, 6A, 6Bのこのような
掛合固定状態を、線条5Aを例にとって示す横断面図であ
り、線条5Aは、それの条溝10への掛合状態においては、
それぞれの溝壁10A, 10Bに密に接して位置するので、そ
こへの張力の作用下で、十分安定して固定されることに
なる。
【0016】なおここで、線条5Aの、より一層強固で確
実な固定をもたらすためには、その線条5Aを、たとえば
接着剤13によって振動体1に固着することきもでき、ま
た、溶接その他によって固着することもできる。
【0017】かくして、この振動ジャイロによれば、そ
れぞれの条溝位置で、線条5A, 5B,6A, 6Bをもって振動
子4を挟持することによって、その振動子4を極めて容
易に、しかも適正かつ確実に支持することができるとと
もに、振動体1の破損のおそれをほぼ完全に取除くこと
ができる。
【0018】加えて、各線条5A, 5B, 6A, 6Bを、たとえ
ば、高張力鋼その他からなる細線で構成することによ
り、振動の減衰を有効に防止することができるととも
に、支持強度を十分に高めることができる。
【0019】図4は、それぞれの条溝9,10, 11, 12の
他の形成例を示す斜視図であり、これは、条溝11, 12
を、条溝9,10の形成側面7,8と直交するそれぞれの
側面14, 15に形成したものである。
【0020】それぞれの条溝9,10, 11, 12をこのよう
に形成した場合の振動子4の支持は、図5に示すよう
に、各対の線条5A, 5Bおよび6A, 6Bを、相互に直交する
方向に延在させて、それぞれの条溝9,10および11, 12
に、前述したと同様に掛合固定することにより行われ
る。
【0021】この例によれば、振動子4の一層安定した
支持が可能になるとともに、振動子4の屈曲振動の際
の、振動方向に対する抵抗をさらにバランスよく配分す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、十分細い
線条により、振動子の、適正にして確実なる支持を極め
て容易に行うことができ、振動の減衰を有利に低減し、
また、振動体の破損のおそれをほぼ完全に取除くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動体への条溝の形成例を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例を示す斜視図である。
【図3】線条の固定例を示す横断面図である。
【図4】条溝の他の形成例を示す斜視図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】他の従来例を示す斜視図である。
【図8】さらに他の従来例を示す斜視図である。
【符合の説明】
1 振動体 2,3 圧電素子 4 振動子 5A, 5B, 6A, 6B 線条 7,8,14, 15 側面 9,10, 11, 12 条溝 10A, 10B 溝壁 13 接着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面形状が四角形をなす柱状の振動体
    の側面に圧電素子を貼着してなる振動子において、 前記振動体の長手方向軸線に対して相互に反対側に位置
    する二側面の節点と対応する位置もしくはその近傍位
    置に、振動体の長手方向軸線と直交する方向にのびる条
    溝を設け、それらの各条溝を通る線条で振動子を挟持し
    てなる振動ジャイロ。
JP3214191A 1991-08-01 1991-08-01 振動ジャイロ Expired - Lifetime JP2589896B2 (ja)

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JPH0534162A JPH0534162A (ja) 1993-02-09
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JP3211562B2 (ja) * 1994-05-12 2001-09-25 株式会社村田製作所 圧電振動子
EP1406062B1 (en) 1997-05-28 2012-05-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating gyroscope

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