JP2589467B2 - 光学式記録デイスク - Google Patents
光学式記録デイスクInfo
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- JP2589467B2 JP2589467B2 JP61004328A JP432886A JP2589467B2 JP 2589467 B2 JP2589467 B2 JP 2589467B2 JP 61004328 A JP61004328 A JP 61004328A JP 432886 A JP432886 A JP 432886A JP 2589467 B2 JP2589467 B2 JP 2589467B2
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- Japan
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- groove
- optical recording
- width
- recording disk
- disk
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスクを形成する基盤の面に、プリグリ
ーブ（以下PGと略）と呼ばれる溝を形成し、このプリグ
リーブ反射率の異なるビットを形成することで、信号が
記録される光学式記録ディスクに関する。
ーブ（以下PGと略）と呼ばれる溝を形成し、このプリグ
リーブ反射率の異なるビットを形成することで、信号が
記録される光学式記録ディスクに関する。
光学式記録ディスクには、その記録再生装置を大幅に
簡略化し、尚かつ、高密度化を達成する為に、あらかじ
めディスク上に、案内溝（PG）と、案内番地（プリアド
レス、以下PAと略）を、形成する必要がある。
簡略化し、尚かつ、高密度化を達成する為に、あらかじ
めディスク上に、案内溝（PG）と、案内番地（プリアド
レス、以下PAと略）を、形成する必要がある。
ここで、第２図に示すPG及びPAの溝２の断面形状は、
理論的には矩形のものとして理論計算され、その溝２の
巾は、0.6±0.02μｍ、溝２の深さは、使用するレーザ
光の波長λの1/8がPGに対して、λの1/4がPAに対して最
適であると考えられていた。
理論的には矩形のものとして理論計算され、その溝２の
巾は、0.6±0.02μｍ、溝２の深さは、使用するレーザ
光の波長λの1/8がPGに対して、λの1/4がPAに対して最
適であると考えられていた。
実際にPGを形成する場合、以下の理由によって、上記
理論値通りの溝巾、及び溝深さを作る事は、不可能であ
る。
理論値通りの溝巾、及び溝深さを作る事は、不可能であ
る。
まず第１に、ガラス原盤上のフォトレジストをレーザ
ー光線によって露光し、その後現像するマスタリング工
程に於て、フォトレジストの露光が、レーザー光線自体
の強度分布に依存するためガウス分布で近似できる強度
分布をもつ、レーザー光線を用いているので、切りたっ
たエッジを作る事が、非常にむずかしい点があげられ
る。
ー光線によって露光し、その後現像するマスタリング工
程に於て、フォトレジストの露光が、レーザー光線自体
の強度分布に依存するためガウス分布で近似できる強度
分布をもつ、レーザー光線を用いているので、切りたっ
たエッジを作る事が、非常にむずかしい点があげられ
る。
次に、もし仮に、矩形に形成可能であるとしても、PG
の溝２の巾は、高密度化の為に、細く、ピッチも狭いた
めPGの溝２の断面形状を矩形とすると金属スタンパから
抜きとる転写工程に於て、PGを損傷するおそれがある事
があげられる。
の溝２の巾は、高密度化の為に、細く、ピッチも狭いた
めPGの溝２の断面形状を矩形とすると金属スタンパから
抜きとる転写工程に於て、PGを損傷するおそれがある事
があげられる。
以上、２点の理由により、PGの溝２の断面形状は、前
記理論値どおりに出来ず、実用上、不適当な形状になら
ざるを得なかった。
記理論値どおりに出来ず、実用上、不適当な形状になら
ざるを得なかった。
本発明は、従来の光学式記録ディスクの前述の欠点を
除去する為のもので、PGの巾と、深さ、及びそのテーパ
度によって、得られる各種信号の質が最大になる様に
し、情報の安定で、しかも良質の記録再生を行なえるこ
とを目的とする。
除去する為のもので、PGの巾と、深さ、及びそのテーパ
度によって、得られる各種信号の質が最大になる様に
し、情報の安定で、しかも良質の記録再生を行なえるこ
とを目的とする。
本発明は、前述の目的を達成するために、基盤に形成
されるPGの溝形状を断面台形状となすとともに、PGの深
さが105±5nmであるときに、PGの奥幅0.2μｍ、入口巾
0.8μｍ、中間値が0.45±0.05μｍとすることを要旨と
するものである。
されるPGの溝形状を断面台形状となすとともに、PGの深
さが105±5nmであるときに、PGの奥幅0.2μｍ、入口巾
0.8μｍ、中間値が0.45±0.05μｍとすることを要旨と
するものである。
本発明のPGを形成した光学式記録ディスクの断面を第
１図に示す。尚、第２図と同一符号は、同一部分を示
す。
１図に示す。尚、第２図と同一符号は、同一部分を示
す。
光学式記録ディスクに於て、その鏡面部の反射率を10
0とした場合、鏡面部A,PA部Ｂ、PG部Ｃ、PG部に記録を
行なった場合の反射光量をＤとし、それらの様子を第５
図に示す。PA部Ｂは、システムを制御する信号であり、
記録部Ｄは情報を記録再生する信号であり、両者は、PG
部Ｃを境にして、出力される為、システムを制御する信
号であるPA部Ｂの振巾が大きくなれば、Ｃのレベルが下
がり、従ってＤの振巾が小さくなる。つまり、ＢとＤ
は、Ｃを境に、あい反する関係にある。ここで、Ｃのレ
ベルをどこに設定するかは、システムがどの信号を、ど
れだけ必要としているかによるが、Ｃのレベルを決定す
る主な因子は、溝２の深さであり、我々は、105nm±5nm
を採用した。
0とした場合、鏡面部A,PA部Ｂ、PG部Ｃ、PG部に記録を
行なった場合の反射光量をＤとし、それらの様子を第５
図に示す。PA部Ｂは、システムを制御する信号であり、
記録部Ｄは情報を記録再生する信号であり、両者は、PG
部Ｃを境にして、出力される為、システムを制御する信
号であるPA部Ｂの振巾が大きくなれば、Ｃのレベルが下
がり、従ってＤの振巾が小さくなる。つまり、ＢとＤ
は、Ｃを境に、あい反する関係にある。ここで、Ｃのレ
ベルをどこに設定するかは、システムがどの信号を、ど
れだけ必要としているかによるが、Ｃのレベルを決定す
る主な因子は、溝２の深さであり、我々は、105nm±5nm
を採用した。
又、鏡面部の反射率の変化によるシステム制御信号の
一種である、もどり光量差（以下ΔLRと略）と、PG巾の
関係を第４図に示す、もどり光量差は、システムがある
特定番地をさがす場合に、トラックをジャンプしてい
き、その特定番地に、トラッキングをひき込む時に、ピ
ックアップの移動方向判別に、非常に重要な役割をもつ
が、そのΔLRは、記録膜反射率が図の様に変化しても、
いずれも、奥端と基盤面との中間の巾0.4〜0.5μｍの時
に、最大値をとることがわかる。
一種である、もどり光量差（以下ΔLRと略）と、PG巾の
関係を第４図に示す、もどり光量差は、システムがある
特定番地をさがす場合に、トラックをジャンプしてい
き、その特定番地に、トラッキングをひき込む時に、ピ
ックアップの移動方向判別に、非常に重要な役割をもつ
が、そのΔLRは、記録膜反射率が図の様に変化しても、
いずれも、奥端と基盤面との中間の巾0.4〜0.5μｍの時
に、最大値をとることがわかる。
また、同じくシステム制御信号の一種であるトラッキ
ングエラー（以下TEと略）と溝巾との関係を第３図に示
す。
ングエラー（以下TEと略）と溝巾との関係を第３図に示
す。
TE、振巾は、あるトラック上をピックアップがトレー
スしていく時に用いる信号であり、大きければ大きいほ
ど良いが、本システムでは、奥端と基盤面との中間の巾
0.4〜0.5μｍ時の出力でも充分なほどの振巾が得られて
いる。
スしていく時に用いる信号であり、大きければ大きいほ
ど良いが、本システムでは、奥端と基盤面との中間の巾
0.4〜0.5μｍ時の出力でも充分なほどの振巾が得られて
いる。
このような観点からして、本発明に於ては、光学式記
録ディスクのPGが、製造上台形になることからして、そ
の台形の巾と深さを変化させ、システム制御信号のPA,P
GのΔLR、PGのTEと記録部信号の全ての関連に於て最適
値を求め、前記の値が得られた。
録ディスクのPGが、製造上台形になることからして、そ
の台形の巾と深さを変化させ、システム制御信号のPA,P
GのΔLR、PGのTEと記録部信号の全ての関連に於て最適
値を求め、前記の値が得られた。
本発明は、上述のように、各システム制御信号を最大
に出力させる方向に保ちつつ、尚かつ、あい反する記録
特性をも、最大限に出力させる様にしそれぞれの信号の
レベルを調和させる事で、情報を安定に、しかも良好に
記録し、また再生し得るものである。そして、PGの形状
は、台形であることから、PGが形成されている基盤の製
造は従来通り行なえるので、量産性が阻害されることが
ない等の効果がある。
に出力させる方向に保ちつつ、尚かつ、あい反する記録
特性をも、最大限に出力させる様にしそれぞれの信号の
レベルを調和させる事で、情報を安定に、しかも良好に
記録し、また再生し得るものである。そして、PGの形状
は、台形であることから、PGが形成されている基盤の製
造は従来通り行なえるので、量産性が阻害されることが
ない等の効果がある。
第１図は、本発明のPGの断面寸法図、第２図は、第１図
のPGに、記録膜（斜線部）を作成し、尚かつピットを形
成させた場合の断面寸法図、第３図は反射率の変化によ
るPG巾とTEの関係図、第４図は反射率の変化によるPG巾
とΔLRの関係図、第５図は光学式記録ディスクの各部の
反射光量の関係図である。
のPGに、記録膜（斜線部）を作成し、尚かつピットを形
成させた場合の断面寸法図、第３図は反射率の変化によ
るPG巾とTEの関係図、第４図は反射率の変化によるPG巾
とΔLRの関係図、第５図は光学式記録ディスクの各部の
反射光量の関係図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 臼田 保伸 審判官 犬飼 宏 審判官 岡本 利郎 (56)参考文献 特開 昭50−50641（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】予めディスク上に案内溝と案内番地を形成
したディスクであって、基盤に形成されるプリグルーブ
の溝形状を断面台形状となし、該断面台形状のプリグル
ーブの深さを105±5nm、奥端の幅を0.2μｍ、該奥端の
基盤面との中間の幅を0.45±0.05μｍとしたことを特徴
とする光学式記録ディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61004328A JP2589467B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 光学式記録デイスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61004328A JP2589467B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 光学式記録デイスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62164237A JPS62164237A (ja) | 1987-07-20 |
| JP2589467B2 true JP2589467B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=11581379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61004328A Expired - Fee Related JP2589467B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 光学式記録デイスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2589467B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3875423T2 (de) * | 1987-08-21 | 1993-05-19 | Sharp Kk | Optische platte zur verwendung in optischen speichergeraeten. |
| JP2637587B2 (ja) * | 1988-12-28 | 1997-08-06 | キヤノン株式会社 | 情報記録媒体及び記録・再生方法 |
| JPH0423239A (ja) * | 1990-05-17 | 1992-01-27 | Sony Corp | 光記録媒体 |
| CN1224525A (zh) * | 1997-04-24 | 1999-07-28 | 松下电器产业株式会社 | 光记录媒体及所用的基板 |
-
1986
- 1986-01-14 JP JP61004328A patent/JP2589467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62164237A (ja) | 1987-07-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |