JPH0727641B2 - 光学式記録媒体用基板 - Google Patents

光学式記録媒体用基板

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JPH0727641B2
JPH0727641B2 JP61162469A JP16246986A JPH0727641B2 JP H0727641 B2 JPH0727641 B2 JP H0727641B2 JP 61162469 A JP61162469 A JP 61162469A JP 16246986 A JP16246986 A JP 16246986A JP H0727641 B2 JPH0727641 B2 JP H0727641B2
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groove
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optical recording
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守 杉本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリグルーブ及びアドレスピッドを有する光学
的に記録及び再生の可能な光学式記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
従来、光ディスクファイル装置用の光ディスクには、照
射光を光学的に案内するためのプリグルーブをがらかじ
め形成され、このプリグルーブに沿って照射光を走査し
てプリグルーブの中に情報を記録していた。またトラッ
ク一周はいくつかのセクターに分割されていて、各セク
タの先頭にはトラックアドレス、セクターアドレス等の
アドレスビットが形成されており、セクター単位の検索
が可能になっている(例えば、日経エレクトロニクス19
83年,11月21日号,197頁)。
従来の追加記録型光ディスクにおいては、プリグルーブ
の中に情報を記録しても、信号対雑音比(S/N)は、読
み取り誤りを起こさない条件を満足する程充分な値が確
保できた。ところが情報の書き換えが可能な光ディスク
に、この方式を採用するとS/Nが小さく、エラー率を低
くする条件を満たさないという問題が生ずる。特に、垂
直磁化膜を記録媒体とする光磁気ディスクにおいては、
磁化による1度以下の偏光面回転を検出して情報を再生
するので、S/Nを高めることが重要な技術課題となって
いる。そこで、プリグルーブの間のランド部にアドレス
ピットを記録する溝間記録方式が提案されている(例え
ば、特開昭60−50733,特開昭61−13458,特開昭61−2245
0)。
第4図(a)は、従来の溝上記録型の光学式記録媒体用
基板の断面拡大図である。プリグルーブPG、アドレスビ
ットAPの溝幅Wap≦0.7μm、溝深さ である。これは主に信号強度の高い追記型媒体に使用さ
れているため、データピットDPの幅がプリグルーブ幅で
制限されS/Nが多少劣化してもシステムでは何ら問題は
発生していない。次に、信号強度の低い書換型媒体で
は、S/Nの劣化はシステムの信頼性を落とすので溝上記
録は難しく、第4図(b)に示すような溝間記録型が提
案されている。この方式であれば、信号強度の低い光磁
気記録媒体でも溝間の広いランド部にデータピットDPを
記録するためS/Nを高くすることができた。一般的にWp
=0.5μm、WA=0.45μmのためデータピットDPが記録
される溝間ランド幅は1.1μmと広く、S/Nの向上に寄与
している。プリグルーブPG深さ アドレスピットAPの深さ であり、媒体のS/Nが高く、アドレス変調も最も高い、
原理的には理想的な構成といえる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この溝間記録方式には3つの問題がある。1つ
は、この溝間記録のカッティング装置が2ビームで加工
する等技術的に高度であるため装置価格が非常に高く、
この装置で加工された光学式記録媒体が高くなってしま
うという問題である。もう1つは、溝間に信号を記録す
るため、カッティング装置の送りピッチムラにより、溝
間ランド部幅が変動してしまうという問題である。具体
的には、1.6μmのトラックピッチに対し、通常カッテ
ィング装置の送り精度は、±0.1μm以内である。プリ
グルーブ幅Wpを0.6μmとすると溝間ランド部は、1μ
m幅となり、上記送り精度の±0.1μmの変動は、ラン
ド部幅変動となる。即ち、データ信号DPが記録再生され
る溝間ランド部幅は1.0±0.1μmとなり、±10%の変動
をもつことになりこれはS/Nの変動の要因となってい
た。また、スタンパを作るマスタリングプロセスの中で
ドロップアウトを発生させる可能性が高い、レジストを
コーティングする工程で発生したドロップアウトは溝間
記録方式の場合、光学式記録媒体にそのまま残ってしま
い、ビットエラーレートBERの高い(悪い)媒体として
しまっていた。
そこで本発明はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、安価でS/Nが高く、ドロップア
ウトの少ない即ち、BERの低い光学式記録媒体用基板を
提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による光学式記録媒体用基板は、記録及び再生用
ビームの波長をλ、該記録及び再生用ビームの透過する
光透過層の屈折率をn、トラックピッチをP、プリグル
ーブ及びアドレスピットの位相深さd、幅をW(但し、
プリグルーブ及びアドレスビットのトップ幅とボトム幅
を夫々WT,WBとしたとき、 とする。)としたとき かつ を満足したプリグルーブとアドレスピットとが同一トラ
ック上に形成されてなることを特徴とする。
〔実施例〕
第1図が本発明の光学式記録媒体用基板の一実施例であ
る。プリグルーブ及びアドレスピットの幅Wの定義を示
したのが第2図である。まず第1図の例では、プリグル
ーブPG及びアドレスピットAPの溝幅Wをトラックピッチ
Pの半分とした。即ち また溝深さ とした。本発明を第3図を用いて説明する。まず、本発
明の溝幅広カットにより、S/Nが高くなることは、第3
図(b)の での反射信号がWと比例して大きくなることによりわか
る。また、通常の光学ヘッドのエアリーディスク径は、
1.2〜1.6μmであるためフラットな記録エリアが増大す
れば、信号強度も上がりこれもS/Nを高くする要因であ
る。次にS/N増大に寄与する要因として、トラッキング
誤差信号を大きくすることが重要である。それには、第
3図(a),(b)より溝深さ が最もよい。更に、アドレスピットAPの変調が高いこと
も必要である。
が良い。信号強度、トラッキング誤差信号強度、アドレ
ス信号強度の3つの相反する条件を、書換型の光磁気記
録のように信号強度が低い媒体に適用した場合、まず溝
幅Wは、 がよいことがわかった。ただし、溝幅Wをトラックピッ
チPに近づけるに従い、トラッキング誤差信号が0に近
づいてしまうため、 が好ましい。
一方、溝幅Wを幅広にするとアドレス信号は逆に下がっ
てしまう。そこで、アドレス信号の変調を上げるため、
溝深さdを と深くすればよいことがわかった。ただし、溝深さdを に近づけるに従い、トラッキング誤差信号が0に近づい
てしまうため が好ましい。
尚、カッティング装置による本発明の加工方法である
が、通常の露光パワーより高めとする、レーザービーム
の焦点をガラス原盤表面に合わせず多少、ディフォーカ
スさせる、対物レンズのニューメリカルアパキャーNAを
通常の0.9〜0.93から0.7〜0.8と下げる等の方法また
は、これらの組み合わせにより溝幅、溝深さ、溝形状を
適宜変えられる。
〔発明の効果〕
以上の様に本発明によれば、プリグルーブ、アドレスピ
ット等の溝を形成するカッティング装置は、コンパクト
ディスクとかレーザーディスクをカッティングしている
従来の低価格な1ビーム装置でよいため、安価な書換型
光ディスクが提供できた。更に溝上にデータを記録する
ため、カッティング装置のトラック送りピッチ精度によ
らず、データの記録部幅が変動せず、S/Nが変動しな
い。レジストコート時に発生したドロップアウトをカッ
ティング装置で加工した部分が溝上となるためBERが低
くなるという特徴を有する。次に、S/Nを上げるため溝
幅を広げるとアドレス信号が低くなるところを溝深さを
深くすることによりアドレス信号強度を高めることがで
きた。本発明の幅広カットを施したモノトーン溝上記録
により、安価でS/Nの高い光学式記録媒体を提供するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の光学式記録媒体用基板の
断面拡大図。 第2図は、プリグルーブ、アドレスピットの溝形状の断
面拡大図。 第3図(a)は、溝深さdとアドレス信号、トラッキン
グ誤差信号、反射信号の関係を示す図。 第3図(b)は、溝幅Wとアドレス信号、トラッキング
誤差信号、反射信号の関係を示す図。 第4図(a)は、従来の光学式記録媒体用基板の断面拡
大図。 第4図(b)は、従来の光学式記録媒体用基板の断面拡
大図。 P……トラックピッチ d……プリグルーブ及びアドレスピットの位相深さ W……プリグルーブ及びアドレスピットの溝幅 PG……プリグループ AP……アドレスピット DP……データピット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録及び再生用ビームの波長をλ、該記録
    及び再生用ビームの透過する光透過層の屈折率をn、ト
    ラックピッチをP、プリグルーブ及びアドレスピットの
    位相深さをd、幅をW(但し、プリグルーブ及びアドレ
    スピットのトップ幅とボトム幅を夫々WT,WBとしたとき とする。)としたとき、 かつ を満足したプリグルーブとアドレスピットとが同一トラ
    ック上に形成されてなることを特徴とした光学式記録媒
    体用基板。
JP61162469A 1986-07-10 1986-07-10 光学式記録媒体用基板 Expired - Lifetime JPH0727641B2 (ja)

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US5581539A (en) * 1994-08-12 1996-12-03 Mitsubishi Chemical Corporation Optical recording medium
JPH0917029A (ja) 1995-06-26 1997-01-17 Pioneer Electron Corp 光ディスクとその読取装置および光ディスク製造方法
KR20000005288A (ko) * 1996-04-10 2000-01-25 사토 도리 광기록매체_

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