JP2776230B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2776230B2
JP2776230B2 JP5348165A JP34816593A JP2776230B2 JP 2776230 B2 JP2776230 B2 JP 2776230B2 JP 5348165 A JP5348165 A JP 5348165A JP 34816593 A JP34816593 A JP 34816593A JP 2776230 B2 JP2776230 B2 JP 2776230B2
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JP
Japan
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groove
guide groove
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一郎 上野
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライトワンス型、書換
可能型等の光ディスクに関するもので、特に螺旋状の案
内溝と案内溝間(非溝部)とに情報トラックが設けられ
た光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】ライトワンス型や書換可能型等の光ディ
スクに於いて、記録密度を上げるために、トラッキング
制御用の案内溝(以下、グルーブとも記す)に情報を記
録すると共に、前記案内溝と案内溝との間(以下、ラン
ド又は非溝部とも記す)にも情報を記録する光ディスク
が提案されている。この光ディスクはポリカーボネート
等の透明基板上に記録層が設けられている。図2は案内
溝と非溝部とに情報を記録する光ディスクの一例を示す
図である。図2に於いて、実線は情報トラックピッチと
略等幅の案内溝(グルーブG)を示し、点線は前記案内
溝と案内溝との間の非溝部(ランドL)を示す。情報が
記録される情報トラックは、案内溝Gの他に非溝部Lに
も設けられている。
【0003】この情報トラックは図に示されているよう
に略1周の案内溝部の情報トラックと略1周の非溝部の
情報トラックとが情報トラックの方向に交互に配置され
ている。従って、案内溝部の情報トラックに隣接する情
報トラックは常に非溝部の情報トラックとなり、非溝部
の情報トラックに隣接する情報トラックは常に案内溝部
の情報トラックとなっている。
【0004】図3は従来の光ディスクの一例を示す図で
ある。図3に於いて、(E)は光ディスクのトラックフ
ォーマットを示す平面図であり、(F)は光ディスクの
半径方向の切断線XYで切断した場合の断面図である。
光ディスク6の案内溝及びランドの配置は図2に示すも
のと同じである。光ディスク6はCLV方式で回転制御
される光ディスクの例であって、T15、T17、T1
9は案内溝部の情報トラックであり、T16、T18は
非溝部の情報トラックである。前記情報トラックは、略
1周の情報トラックが複数のセクタに分割される。
【0005】前記各セクタは、セクタ情報や同期信号な
どの管理情報が記録されるプリピット領域とユーザがデ
ータ等を記録する記録領域とからなる。前記プリピット
領域に記録される情報はプリフォーマット信号とも呼ば
れ、案内溝の形成時に凹凸状のピットP1、P2として
形成される。案内溝部の情報トラック例えばT19で
は、記録領域G3にユーザのデータが記録され、プリピ
ット領域にプリピットP1が管理情報として記録されて
いる。この場合プリピット領域には案内溝は形成されな
い。
【0006】また非溝部の情報トラック例えばT16で
は、記録領域L3にユーザのデータが記録され、プリピ
ット領域にプリピットP2が管理情報として記録されて
いる。図3に於いて、案内溝とプリピット以外の面の高
さは光ディスクの透明基板10Cの上面UFと略同じで
あり、案内溝の底面の高さはBFで示されている。図3
に(F)で示されているように、プリピットP1、P2
は案内溝と同様に透明基板10Cの上面UFに対して凹
状になるように形成されている。図4は案内溝とトラッ
キング誤差信号との関係を示す図である。光ディスクか
らの反射光は4分割フォトダイオード等の光検知器で受
光されプッシュプル方式等の周知の検出方法でトラッキ
ング誤差信号が検出される。このトラッキング誤差信号
は、図4に示すようにレーザ光スポットの情報トラック
の中心線からのずれに応じて出力される。
【0007】図4に於いて、Gは光ディスクの案内溝を
示し、Lは非溝部を示している。またトラッキング誤差
信号TEは、レーザ光スポットが案内溝部を走査する時
は実線で示す極性によってトラッキング制御が行われ、
非溝部を走査する時は点線で示すように極性を切り換え
てトラッキング制御が行われる。このトラッキング誤差
信号の極性切り替えは、前記プリピット領域から得られ
る極性切り替え信号に基づいて行われる。
【0008】トラッキング誤差信号の極性を切り換える
ための前記極性切り替え信号が凹凸形状によるピットに
よって形成された場合、非溝部に設けられたプリピット
領域から得られるトラッキング誤差信号の極性が溝部で
得られるトラッキング誤差信号の極性と同じになり、良
好なトラッキング制御が行われないと言う問題がある。
また、前記極性切り替え信号を記録するために、記録領
域の記録容量が減少すると言う問題があった。
【0009】例えば図3に示す光ディスク6では、情報
トラックT16が走査される場合、プリピットP2が記
録されているプリピット領域で検出されるトラッキング
誤差信号と記録領域L3で検出されるトラッキング誤差
信号との極性が逆転する。さらに、案内溝を所定ピッチ
でうねらせてRF再生信号の振幅変動から種々の情報得
るようにした光ディスクが提案されている。係る光ディ
スクで、前記極性切り替え信号を得るようにすると、極
性切り替え信号を得るためのプリピット領域は必ずしも
必要ではなくなるが、情報トラックの中心線がうねるた
めに良好なトラッキング制御が行えないと言う問題があ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の光ディスクは
前記問題点に鑑みて成されたものであって、その目的
は、案内溝と非溝部とに情報トラックを設けた光ディス
クに於いて、記録容量を低下させることなく、光ディス
ク装置で高精度のトラッキング制御が可能な光ディスク
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクは、
螺旋状に形成された案内溝と、前記案内溝と案内溝の間
の非溝部とに情報トラックを設けて情報を記録するよう
にした光ディスクであって、略一周の前記案内溝の情報
トラックと略一周の前記非溝部の情報トラックとを交互
に設け、前記案内溝の情報トラックと前記非溝部の情報
トラックとの境界付近以外では、前記案内溝の溝幅を前
記案内溝のピッチの略1/2とし、前記境界近傍では、
前記案内溝の溝幅を前記案内溝のピッチの略1/2を中
心に変動させた光ディスクであり、前記案内溝の変動を
検出してトラッキング誤差信号の極性切り換えが容易に
行えるものである。
【0012】
【作用】本発明の光ディスクは、螺旋状に形成された案
内溝と、前記案内溝と案内溝との間の非溝部とに情報を
記録するようにした光ディスクであって、略一周の前記
案内溝の情報トラックと略一周の前記非溝部の情報トラ
ックとが交互に設けられ、前記案内溝の情報トラックと
前記非溝部の情報トラックとの境界付近では、前記案内
溝の溝幅が前記案内溝のピッチの略1/2を中心に変調
される。この溝幅の変動によってRF再生信号の振幅が
変動することを利用して、トラッキング信号の極性を切
り換えるための極性切り換え信号が検出される。また本
発明の光ディスクを用いた光ディスク装置では、情報ト
ラックの中心線がうねらないので、良好なトラッキング
制御が行える。
【0013】
【実施例】本発明の光ディスクは、同心円状或いは螺旋
状の案内溝に情報トラックを設けると共に、前記案内溝
と案内溝との間にも情報トラックを設けて記録密度を向
上させた光ディスクであって、その原盤作製時に、案内
溝の終端部付近で案内溝の幅を所定のピッチで変化させ
たもので、この光ディスクの記録或いは再生を行う光デ
ィスク装置に於いて、前記案内溝の変化に応じた再生信
号の変化から、案内溝のトラックと非溝部のトラックと
の境界を示す極性切り換え信号が検出され、この極性切
り換え信号によって前記トラッキング誤差信号の極性が
変更されるようにしたものである。
【0014】本発明の光ディスクの情報トラックは案内
溝(グルーブG)と非溝部(ランドL)とに設けられる
が、案内溝の配置は図2に示すものと略同一である。但
し案内溝の配置は同心円状であっても良い。図1は本発
明に係わる光ディスクの実施例を示す図である。図1に
示す光ディスク1はCLV方式で回転制御されるもの
で、グルーブとランドの配置は図2に示すものを例にし
て以下の説明を行う。図1は光ディスク1のトラックフ
ォーマットを示す平面図であり、G1、G2は案内溝に
設けられた情報トラックであり、L1、L2は非溝部に
設けられた情報トラックである。
【0015】同図に於いて、案内溝に設けられた情報ト
ラック例えばG1は、略1周が複数のセクタに分割さ
れ、非溝部に設けられた情報トラック例えばL1も、略
1周が複数のセクタに分割されている。前記トラックG
1とトラックL1とのトラック方向の境界B1付近で
は、前記トラックG1では案内溝の幅が所定ピッチで変
更されている。この場合案内溝の中心線は変化しない。
同様にしてトラックG2とトラックL2とのトラック方
向の境界B2の近傍に於いても、トラックG2の案内溝
の幅が所定ピッチで変化されている。
【0016】このように本発明の光ディスク1は、案内
溝の情報トラックと非溝部の情報トラックとの境界付近
に、案内溝の溝幅を所定ピッチで変動させた溝幅変調部
2を有する。尚、前記案内溝幅の変化は案内溝の形成時
に同時に行われる。ここで光ディスク1の具体的な寸法
例を示すと、溝ピッチが1600nm、トラックピッチ
が800nm、案内溝の深さが60nm、溝幅の変動分
が800nmである。また前記光ディスク1に情報を記
録或いは再生する光ディスク装置では、例えばレーザ光
の波長が680nm、対物レンズの開口数NAが0.6
程度のものが使用される。
【0017】図1に於いて、案内溝に設けられた情報ト
ラックに隣接する情報トラックは非溝部の情報トラック
であり、また案内溝の幅はみぞピッチの略1/2に設定
されている。以下、光ディスク装置に於いて、本発明の
光ディスクを用いて記録或いは再生が行われる場合につ
いて説明する。例えば案内溝の情報トラックG1から非
溝部の情報トラックL1にかけて光スポットが走査され
る場合、前記溝幅変調部2では案内溝の溝幅変動により
光学ヘッドから出力されるRF再生信号の振幅が変動す
る。そして前記RF再生信号の振幅変動が検出されると
これを基に前記極性切り替え信号が生成され、この極性
切り替え信号によってトラッキング誤差信号の極性が反
転される。
【0018】同様にして、非溝部の情報トラックL1か
ら案内溝の情報トラックG2にかけて光スポットが走査
される場合も、前記溝幅変調部2では案内溝の溝幅変動
により光学ヘッドから出力されるRF再生信号の振幅が
変動する。そして前記RF再生信号の振幅変動が検出さ
れるとこれを基に極性切り替え信号が生成され、トラッ
キング誤差信号の極性が反転される。
【0019】
【発明の効果】本発明の光ディスクによれば、トラッキ
ング誤差信号の極性を切り換えるための信号をトラック
幅を変調することによって記録するので、光ディスクの
記録容量が減少せず、また、トラックの中心線が変更さ
れないので光ディスク装置で良好なトラッキング制御が
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光ディスクの実施例を示す図で
ある。
【図2】案内溝と非溝部とに情報を記録する光ディスク
の第1の例を示す図である。
【図3】従来の光ディスクの第1の例の例を示す図であ
る。
【図4】案内溝とトラッキング誤差信号との関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 本発明の光ディスク 2 溝幅変調部 G 案内溝(グルーブ) L 非溝部(ランド) G1、G2 案内溝に設けられた情報トラック L1、L2 非溝部に設けられた情報トラック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋状に形成された案内溝と、前記案内溝
    と案内溝との間の非溝部とに情報トラックを設けて情報
    を記録するようにした光ディスクであって、 略一周の前記案内溝の情報トラックと略一周の前記非溝
    部の情報トラックとを交互に設け、前記案内溝の情報ト
    ラックと前記非溝部の情報トラックとの境界付近以外で
    は、前記案内溝の溝幅を前記案内溝のピッチの略1/2
    とし、前記境界近傍では、前記案内溝の溝幅を前記案内
    溝のピッチの略1/2を中心に変動させたことを特徴と
    する光ディスク。
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