JPH05120733A - 光デイスク - Google Patents
光デイスクInfo
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- JPH05120733A JPH05120733A JP3303813A JP30381391A JPH05120733A JP H05120733 A JPH05120733 A JP H05120733A JP 3303813 A JP3303813 A JP 3303813A JP 30381391 A JP30381391 A JP 30381391A JP H05120733 A JPH05120733 A JP H05120733A
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- Japan
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- pit
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 アドレスピットおよびトラッキング用グル−
ブの深さをλ/4n2 とし、かつ、ピット幅W1 とグル
−ブ幅W2 との関係をW1 >W2 とする。 【効果】 従来技術では配慮されていなかったランド記
録用光ディスクにおいて、アドレスピットの深さと光ヘ
ッドのトラッキング用グル−ブの深さをともにプリピッ
トの変調度が大きくとれるλ/4n2 とすることができ
るため、プロセスの簡略化、歩留まり向上およびディス
ク性能が向上した光ディスクを提供することができる。
ブの深さをλ/4n2 とし、かつ、ピット幅W1 とグル
−ブ幅W2 との関係をW1 >W2 とする。 【効果】 従来技術では配慮されていなかったランド記
録用光ディスクにおいて、アドレスピットの深さと光ヘ
ッドのトラッキング用グル−ブの深さをともにプリピッ
トの変調度が大きくとれるλ/4n2 とすることができ
るため、プロセスの簡略化、歩留まり向上およびディス
ク性能が向上した光ディスクを提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の授受を光学
的な信号として光記録媒体上に形成したピットを用いて
行う光ディスクに関する。
的な信号として光記録媒体上に形成したピットを用いて
行う光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの記録方式は、(a)ディス
ク面上に形成されたグル−ブ上に情報ピットを記録する
グル−ブ記録方式(イングル−ブ記録方式)と、(b)
グル−ブ間に情報ピットを記録するランド記録方式(オ
ンランド記録方式)とに大別される。これら2種類の記
録方式では、ディスク面上にトラック番地を示すアドレ
スピットと光ヘッドのトラッキング用グル−ブの2種類
のプリフォーマット信号が形成され、グル−ブ記録方式
においてはグル−ブ上に情報ピットを記録する。
ク面上に形成されたグル−ブ上に情報ピットを記録する
グル−ブ記録方式(イングル−ブ記録方式)と、(b)
グル−ブ間に情報ピットを記録するランド記録方式(オ
ンランド記録方式)とに大別される。これら2種類の記
録方式では、ディスク面上にトラック番地を示すアドレ
スピットと光ヘッドのトラッキング用グル−ブの2種類
のプリフォーマット信号が形成され、グル−ブ記録方式
においてはグル−ブ上に情報ピットを記録する。
【0003】ところで、情報ピットを記録再生する光ヘ
ッドはグル−ブから得られるトラッキング信号を元に走
行位置を決定するため、グル−ブの形状寸法はトラッキ
ング信号との関係から決定され、一般的にはその深さと
してλ/8(λ:光波長)が選ばれる。
ッドはグル−ブから得られるトラッキング信号を元に走
行位置を決定するため、グル−ブの形状寸法はトラッキ
ング信号との関係から決定され、一般的にはその深さと
してλ/8(λ:光波長)が選ばれる。
【0004】一方、アドレス信号等のプリピット変調度
が大きく得られるピット深さはλ/4である。したがっ
て、プリピット信号およびグル−ブ信号の両者を同時に
最適条件で得るためには、ディスク面上に深さの異なる
プリピットおよびグル−ブを形成することが必要とな
る。しかしながら、斯様に深さの異なるピットとグルー
ブとを形成しようとすると、ディスクを作製するプロセ
スが複雑となり、工程管理が困難で、生産歩留まり低下
等の原因となる。この問題を解消するため、特開昭62
−28944号公報に記載の「光学情報記録再生ディス
ク」では、前記したグル−ブ記録方式において、トラッ
キング用グル−ブのグルーブ幅W2 とアドレスピットの
ピット幅W1 との関係を、W2 >W1 とすることによ
り、これら両方の深さをλ/8で同じとする条件を見出
し、上記した問題点の解消に効果を上げている。
が大きく得られるピット深さはλ/4である。したがっ
て、プリピット信号およびグル−ブ信号の両者を同時に
最適条件で得るためには、ディスク面上に深さの異なる
プリピットおよびグル−ブを形成することが必要とな
る。しかしながら、斯様に深さの異なるピットとグルー
ブとを形成しようとすると、ディスクを作製するプロセ
スが複雑となり、工程管理が困難で、生産歩留まり低下
等の原因となる。この問題を解消するため、特開昭62
−28944号公報に記載の「光学情報記録再生ディス
ク」では、前記したグル−ブ記録方式において、トラッ
キング用グル−ブのグルーブ幅W2 とアドレスピットの
ピット幅W1 との関係を、W2 >W1 とすることによ
り、これら両方の深さをλ/8で同じとする条件を見出
し、上記した問題点の解消に効果を上げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先願による従来技術はグル−ブ記録方式に関するもの
であって、この従来技術においては、情報ピットをグル
−ブ間に記録するランド記録方式、あるいはプリピット
信号を重視する光ディスクへの適用に関しては、何等の
配慮もなされていなかった。
た先願による従来技術はグル−ブ記録方式に関するもの
であって、この従来技術においては、情報ピットをグル
−ブ間に記録するランド記録方式、あるいはプリピット
信号を重視する光ディスクへの適用に関しては、何等の
配慮もなされていなかった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、特にランド記録方式の光ディ
スクにおいて、プリピット信号およびグル−ブ信号の両
者を同時に良好なものになし得ると共に、製造プロセス
を簡略化するためアドレスピットおよびグル−ブ深さを
同じにした光ディスクを提供することにある。
その目的とするところは、特にランド記録方式の光ディ
スクにおいて、プリピット信号およびグル−ブ信号の両
者を同時に良好なものになし得ると共に、製造プロセス
を簡略化するためアドレスピットおよびグル−ブ深さを
同じにした光ディスクを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは光ヘッド
のトラッキング用信号が、前記グル−ブ幅W2 とグル−
ブ深さdとの積で求まるグル−ブ断面積S=W2 ・dに
依存することを見い出し、従来技術では得られないアド
レスピットの信号強度が大きく得られるピット深さλ/
4n2 の条件下で、前記ピット幅W1 とグル−ブ幅W2
との関係を、W1 >W2 とするようにした。具体的に
は、λを光波長、NAを開口数、n2 をディスク基板の
屈折率とし、光ヘッドの光学特性(光ヘッドスポット
径)λ/NAをλ/NA=Aとしたとき、前記ピット幅
W1 およびグル−ブ幅W2 をそれぞれW1 ≒A/3、W
2 ≒A/4とする。
のトラッキング用信号が、前記グル−ブ幅W2 とグル−
ブ深さdとの積で求まるグル−ブ断面積S=W2 ・dに
依存することを見い出し、従来技術では得られないアド
レスピットの信号強度が大きく得られるピット深さλ/
4n2 の条件下で、前記ピット幅W1 とグル−ブ幅W2
との関係を、W1 >W2 とするようにした。具体的に
は、λを光波長、NAを開口数、n2 をディスク基板の
屈折率とし、光ヘッドの光学特性(光ヘッドスポット
径)λ/NAをλ/NA=Aとしたとき、前記ピット幅
W1 およびグル−ブ幅W2 をそれぞれW1 ≒A/3、W
2 ≒A/4とする。
【0008】
【作用】アドレスピットのピット幅W1 とトラッキング
用グルーブのグル−ブ幅W2 との関係をW1 >W2 とす
ることにより、グル−ブ深さdをλ/4n2 とした場合
においても、グル−ブ断面積は従来技術のグル−ブ深さ
dをλ/8n2 としたときと同じ条件が存在し、従来技
術と同等レベルのトラッキング信号を得ることができ
る。このため、アドレスピットのピット変調度とトラッ
キング用信号がともに良好な光ディスクを得ることがで
きる。かつ、グル−ブ幅が狭くなるためランド記録方式
においては、情報ピットへのグル−ブ端の影響が軽減さ
れる。
用グルーブのグル−ブ幅W2 との関係をW1 >W2 とす
ることにより、グル−ブ深さdをλ/4n2 とした場合
においても、グル−ブ断面積は従来技術のグル−ブ深さ
dをλ/8n2 としたときと同じ条件が存在し、従来技
術と同等レベルのトラッキング信号を得ることができ
る。このため、アドレスピットのピット変調度とトラッ
キング用信号がともに良好な光ディスクを得ることがで
きる。かつ、グル−ブ幅が狭くなるためランド記録方式
においては、情報ピットへのグル−ブ端の影響が軽減さ
れる。
【0009】
(実施例1)図2に、グル−ブ幅W2 とグル−ブ深さd
との積、すなわちグル−ブ断面積S=W2 ・dに着目
し、グル−ブ断面積とグル−ブ変調度との関係について
調べた結果を示す。図2から明らかなように、グル−ブ
変調度はグル−ブ断面積に依存し、グル−ブ断面積との
関係において凸関係であることがわかった。そこで、こ
の関係をグル−ブ深さdをパラメータとして、グル−ブ
幅W2 とグル−ブ変調度との関係で整理すると図3の結
果が得られた。すなわち、グル−ブ深さdをd=λ/4
n2 とした場合においても、従来技術のλ/8n2 と同
じグル−ブ変調度を得ることができる。したがって、従
来トラッキング信号はグル−ブ幅とグル−ブ深さに依存
すると考えられていたが、これはグル−ブ断面積に依存
することであり、該グル−ブ断面積の調整でトラッキン
グ信号を制御できることがわかった。なお、実験を行っ
たときの光学特性はλ/NA=約1.6μmである。
との積、すなわちグル−ブ断面積S=W2 ・dに着目
し、グル−ブ断面積とグル−ブ変調度との関係について
調べた結果を示す。図2から明らかなように、グル−ブ
変調度はグル−ブ断面積に依存し、グル−ブ断面積との
関係において凸関係であることがわかった。そこで、こ
の関係をグル−ブ深さdをパラメータとして、グル−ブ
幅W2 とグル−ブ変調度との関係で整理すると図3の結
果が得られた。すなわち、グル−ブ深さdをd=λ/4
n2 とした場合においても、従来技術のλ/8n2 と同
じグル−ブ変調度を得ることができる。したがって、従
来トラッキング信号はグル−ブ幅とグル−ブ深さに依存
すると考えられていたが、これはグル−ブ断面積に依存
することであり、該グル−ブ断面積の調整でトラッキン
グ信号を制御できることがわかった。なお、実験を行っ
たときの光学特性はλ/NA=約1.6μmである。
【0010】図3のグル−ブ幅W2 をλ/NAで規格化
して、従来技術と同じトラッキング信号が得られるグル
−ブ幅を求めると、その中心は約(λ/NA)・1/4
に相当する。そして、トラッキング信号として必要なグ
ル−ブ変調度:50%を得ることのできるグル−ブ幅は
λ/NAをAとして表したとき、A/8〜A/3まで許
容できる。
して、従来技術と同じトラッキング信号が得られるグル
−ブ幅を求めると、その中心は約(λ/NA)・1/4
に相当する。そして、トラッキング信号として必要なグ
ル−ブ変調度:50%を得ることのできるグル−ブ幅は
λ/NAをAとして表したとき、A/8〜A/3まで許
容できる。
【0011】図4に本発明によるグル−ブ断面の形状と
従来技術によるそれとを比較した結果を示す。この図4
に見られるように、本発明と従来例とではグル−ブ深さ
dとグル−ブ幅W2 との関係:W2 /dで、1/2・
(A/λ)〜4/3・(A/λ)と4・(A/λ)との
違いが生じる。
従来技術によるそれとを比較した結果を示す。この図4
に見られるように、本発明と従来例とではグル−ブ深さ
dとグル−ブ幅W2 との関係:W2 /dで、1/2・
(A/λ)〜4/3・(A/λ)と4・(A/λ)との
違いが生じる。
【0012】次に、プリピット幅W1 とピット変調度と
の関係について述べる。ピット変調度は前記した従来例
に開示されているようにピット深さがλ/4n2 のとき
最大となる。そこで、ピット長lとピット幅W1 との積
で求まるピット面積Sp=l・W1 に着目し、該面積と
ピット変調度との関係について調べた。その結果、プリ
ピット面積Spが再生光スポット径面積(λ/NA)の
半分のときピット変調度は最大となる。そして、上記ピ
ット幅W1 をλ/NAで割った値を指標として、この指
標とピット変調度との関係で表すと図5に示す結果を得
ることができる。すなわち、ピット深さをλ/4n2 と
したとき、アドレスピットのピット変調度が大きく得ら
れるピット幅W1 は約A/3である。
の関係について述べる。ピット変調度は前記した従来例
に開示されているようにピット深さがλ/4n2 のとき
最大となる。そこで、ピット長lとピット幅W1 との積
で求まるピット面積Sp=l・W1 に着目し、該面積と
ピット変調度との関係について調べた。その結果、プリ
ピット面積Spが再生光スポット径面積(λ/NA)の
半分のときピット変調度は最大となる。そして、上記ピ
ット幅W1 をλ/NAで割った値を指標として、この指
標とピット変調度との関係で表すと図5に示す結果を得
ることができる。すなわち、ピット深さをλ/4n2 と
したとき、アドレスピットのピット変調度が大きく得ら
れるピット幅W1 は約A/3である。
【0013】したがって、前記従来例では配慮されてい
なかったランド記録用プリピットの形成諸元は、アドレ
ス用ピットのピット幅をW1 =(λ/NA)・1/3、
トラッキング用グル−ブのグル−ブ幅をW2 =(λ/N
A)・1/4とすることにより、ピットおよびグル−ブ
深さをλ/4n2 と同じとすることができる。すなわ
ち、前記プリピット幅W1 とグル−ブ幅W2 との関係を
W1 >W2 とすることにより、グル−ブ深さを従来技術
のλ/8n2 より深くすることができ、プリピットのピ
ット変調度が大きく得られるλ/4n2 とすることがで
きる。
なかったランド記録用プリピットの形成諸元は、アドレ
ス用ピットのピット幅をW1 =(λ/NA)・1/3、
トラッキング用グル−ブのグル−ブ幅をW2 =(λ/N
A)・1/4とすることにより、ピットおよびグル−ブ
深さをλ/4n2 と同じとすることができる。すなわ
ち、前記プリピット幅W1 とグル−ブ幅W2 との関係を
W1 >W2 とすることにより、グル−ブ深さを従来技術
のλ/8n2 より深くすることができ、プリピットのピ
ット変調度が大きく得られるλ/4n2 とすることがで
きる。
【0014】図1に、本実施例を追記形光ディスクに適
用したときのアドレスピット1およびグル−ブ2の部分
拡大図を示す。ディスク諸元は、レプリカとしてポリカ
ーボネート樹脂(屈折率n2 :1.49)を用い、光ヘ
ッドの光学特性λ/NAは1.6μm、トラックピッチ
Tpは1.6μmとした。そして、グル−ブ幅W2 は
0.4μm、ピット幅W1 は0.5μm、ピット1およ
びグル−ブ2の深さdはλ/4n2 =1400Åとし、
これに、記録膜としてSbSe/Bi系2層記録膜を形
成した結果、トラッキング特性を含む良好な光ディスク
特性を得ることができた。
用したときのアドレスピット1およびグル−ブ2の部分
拡大図を示す。ディスク諸元は、レプリカとしてポリカ
ーボネート樹脂(屈折率n2 :1.49)を用い、光ヘ
ッドの光学特性λ/NAは1.6μm、トラックピッチ
Tpは1.6μmとした。そして、グル−ブ幅W2 は
0.4μm、ピット幅W1 は0.5μm、ピット1およ
びグル−ブ2の深さdはλ/4n2 =1400Åとし、
これに、記録膜としてSbSe/Bi系2層記録膜を形
成した結果、トラッキング特性を含む良好な光ディスク
特性を得ることができた。
【0015】(実施例2)他の実施例として、前記実施
例1におけるプリピット幅W1 とグル−ブ幅W2との関
係をW1 =W2 =0.5μmとして光ディスクを作成し
た。カッティング装置は2ビーム方式のものを用い、プ
リピット1とグルーブ2の間隔をトラックピッチTpの
半分とし、プリピット1およびグル−ブ2を同時にプリ
フォーマットカッティングした。本実施例のようにピッ
ト幅とグル−ブ幅を同一とするということは、これらピ
ット1およびグル−ブ2をプリフォーマットする上記カ
ッティング装置の光学特性を同じとすることができ、カ
ッティング装置の光学設計ならびに光学素子の設置調整
等の簡略化が図れる。なお本実施例においては、形成す
るグル−ブ深さは、グル−ブ幅を実施例1より広くした
分だけ浅くすることが必要となる。このため、本実施例
のグル−ブ深さdは、前記した図2の結果から実施例1
よりも浅いλ/6n2 =900Åとした。
例1におけるプリピット幅W1 とグル−ブ幅W2との関
係をW1 =W2 =0.5μmとして光ディスクを作成し
た。カッティング装置は2ビーム方式のものを用い、プ
リピット1とグルーブ2の間隔をトラックピッチTpの
半分とし、プリピット1およびグル−ブ2を同時にプリ
フォーマットカッティングした。本実施例のようにピッ
ト幅とグル−ブ幅を同一とするということは、これらピ
ット1およびグル−ブ2をプリフォーマットする上記カ
ッティング装置の光学特性を同じとすることができ、カ
ッティング装置の光学設計ならびに光学素子の設置調整
等の簡略化が図れる。なお本実施例においては、形成す
るグル−ブ深さは、グル−ブ幅を実施例1より広くした
分だけ浅くすることが必要となる。このため、本実施例
のグル−ブ深さdは、前記した図2の結果から実施例1
よりも浅いλ/6n2 =900Åとした。
【0016】図6に本実施例による前記実施例1の図1
に相当するプリフォーマット形態を示す。同図から明ら
かなように、トラックピッチTpを1.6μmとすると
グル−ブ2とピット1との間隔が約0.3μm程度に非
常に狭くなることから、グル−ブ2とピット1との間が
明確でなくなる危険性があり、この点においてプロセス
変動等に弱くなる虞がある。この不都合を回避するた
め、本実施例においてはアドレスピット1に隣接する領
域にはグル−ブ2を形成しないように構成してある。な
お、トラックピッチTpをλ/NAより充分長くしたと
きには、上記不都合は生じないため、図1に示すプリフ
ォーマット形態で良いことはもちろんである。
に相当するプリフォーマット形態を示す。同図から明ら
かなように、トラックピッチTpを1.6μmとすると
グル−ブ2とピット1との間隔が約0.3μm程度に非
常に狭くなることから、グル−ブ2とピット1との間が
明確でなくなる危険性があり、この点においてプロセス
変動等に弱くなる虞がある。この不都合を回避するた
め、本実施例においてはアドレスピット1に隣接する領
域にはグル−ブ2を形成しないように構成してある。な
お、トラックピッチTpをλ/NAより充分長くしたと
きには、上記不都合は生じないため、図1に示すプリフ
ォーマット形態で良いことはもちろんである。
【0017】本実施例においても前記実施例1と同様、
良好なディスク特性を得ることができた。さらに、グル
−ブ深さを浅くしたことにより、図2から予想されるよ
うにグル−ブ深さが浅くなるに従いグル−ブ幅の許容範
囲が広くなるため、プロセス変動に強い光ディスクを得
ることができた。
良好なディスク特性を得ることができた。さらに、グル
−ブ深さを浅くしたことにより、図2から予想されるよ
うにグル−ブ深さが浅くなるに従いグル−ブ幅の許容範
囲が広くなるため、プロセス変動に強い光ディスクを得
ることができた。
【0018】ここで上述した各実施例では、本発明をア
ドレスピットがプリフォーマットされたランド記録用デ
ィスクに適用した例について述べたが、トラッキング用
グル−ブのみがプリフォーマットされた光ディスク、あ
るいはグル−ブ記録方式に適用した場合についても良好
なディスク特性を得ることができる。図7に本発明をア
ドレス用プリピットを有するグル−ブ記録方式に適用し
たときのプリピット1とグル−ブ2の部分拡大図を示
す。プリピット幅W1 とグル−ブ幅W2 との関係はW1
>W2 とし、その関係は前記実施例1と同様である。
ドレスピットがプリフォーマットされたランド記録用デ
ィスクに適用した例について述べたが、トラッキング用
グル−ブのみがプリフォーマットされた光ディスク、あ
るいはグル−ブ記録方式に適用した場合についても良好
なディスク特性を得ることができる。図7に本発明をア
ドレス用プリピットを有するグル−ブ記録方式に適用し
たときのプリピット1とグル−ブ2の部分拡大図を示
す。プリピット幅W1 とグル−ブ幅W2 との関係はW1
>W2 とし、その関係は前記実施例1と同様である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来技術
では配慮されていなかった光ディスクのランド記録方式
において、アドレスピットの変調度が大きく得られるピ
ット深さλ/4n2 と同じグル−ブ深さとしたグル−ブ
構成で良好なトラッキング信号を得ることのできる光デ
ィスクを提供することができる。これにより、ディスク
作製プロセスの簡略化とともにディスク性能が向上でき
る。
では配慮されていなかった光ディスクのランド記録方式
において、アドレスピットの変調度が大きく得られるピ
ット深さλ/4n2 と同じグル−ブ深さとしたグル−ブ
構成で良好なトラッキング信号を得ることのできる光デ
ィスクを提供することができる。これにより、ディスク
作製プロセスの簡略化とともにディスク性能が向上でき
る。
【図1】本発明の1実施例に係る光ディスクのプリフォ
ーマット形態を示す説明図である。
ーマット形態を示す説明図である。
【図2】グルーブ断面積とグルーブ変調度との関係を示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】グルーブ幅とグルーブ変調度との関係を示す説
明図である。
明図である。
【図4】従来例と本発明の1実施例のグルーブ断面とを
対比して示す説明図である。
対比して示す説明図である。
【図5】ピット幅とピット変調度との関係を示す説明図
である。
である。
【図6】本発明の他の実施例に係る光ディスクのプリフ
ォーマット形態を示す説明図である。
ォーマット形態を示す説明図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例に係る光ディスクの
プリフォーマット形態を示す説明図である。
プリフォーマット形態を示す説明図である。
1 グル−ブ 2 アドレスピット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 捷雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メデイア研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 情報信号に対応した物理的な凹凸、反射
率、あるいは磁気回転角の違い等を利用して信号記録
(ピット)し、該信号を再生する光ヘッドの走行位置を
制御するための光ディスクのトラッキング用グル−ブ形
状が、グル−ブ幅W2 とグル−ブ深さdとの積で求まる
グル−ブ断面積S=W2 ・dから決定されるグル−ブを
有する光ディスクであって、 光波長をλ、開口数をNA、前記光ヘッドのスポット径
λ/NAをA、およびディスク基板の屈折率をn2 とし
たとき、前記グル−ブ断面積Sが(A/8)・λ/(4
n2 )〜(A/3)・λ/(4n2 )の範囲にあり、か
つ、W2 /d比が1/2・(A/λ)〜4/3・(A/
λ)の範囲にあるようにしたことを特徴とする光ディス
ク。 - 【請求項2】 請求項1記載において、前記光ヘッドの
光スポットが走行するトラックの番地を示すアドレス用
プリピットのプリピット幅W1 と、前記トラッキング用
グル−ブのグル−ブ幅W2 との関係が、W1>W2 であ
るようにしたことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項3】 請求項2記載において、前記プリピット
幅W1 が、光ヘッドのスポット径λ/NAをAとしたと
き、W1 ≒A/3の関係であるようにしたことを特徴と
する光ディスク。 - 【請求項4】 請求項1記載において、前記光ヘッドの
光スポットが走行するトラックの番地を示すアドレス用
プリピットのプリピット幅W1 と、前記トラッキング用
グル−ブのグル−ブ幅W2 との関係がW1 ≒W2 であ
り、かつ、これらグル−ブおよびピットの深さdがほぼ
λ/6であるようにしたことを特徴とする光ディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303813A JPH05120733A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 光デイスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303813A JPH05120733A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 光デイスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05120733A true JPH05120733A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17925616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3303813A Pending JPH05120733A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 光デイスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05120733A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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