JP2589429Y2 - エンジンのクランク軸の後端部のオイルシール装置 - Google Patents
エンジンのクランク軸の後端部のオイルシール装置Info
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- JP2589429Y2 JP2589429Y2 JP1992045271U JP4527192U JP2589429Y2 JP 2589429 Y2 JP2589429 Y2 JP 2589429Y2 JP 1992045271 U JP1992045271 U JP 1992045271U JP 4527192 U JP4527192 U JP 4527192U JP 2589429 Y2 JP2589429 Y2 JP 2589429Y2
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- Japan
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- oil
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエンジンのクランク軸の
後端部のオイルシール装置に関し、構造を簡略にして組
み立て工数を削減し、安価に実施できるものを提供す
る。
後端部のオイルシール装置に関し、構造を簡略にして組
み立て工数を削減し、安価に実施できるものを提供す
る。
【0002】
【従来の技術】本考案の対象となるエンジンのクランク
軸の後端部のオイルシール装置の基本構造は、図1又は
図9に示すように、エンジンEのクランクケース1に軸
受け3を介してクランク軸4を支持し、クランクケース
1の後端壁2にオイルシール支持部材6を取り付け、後
部の軸受け3から後方に突出するクランク軸4の後端部
5の周面に当該オイルシール支持部材6を臨ませ、当該
オイルシール支持部材6に支持したオイルシール7をク
ランク軸4の後端部5の周面に油密可能に接触させると
ともに、クランクケース1の後端壁2にリアエンドプレ
ートとフライホイルハウジングとのいずれかから成る後
部連結部材8を取り付けた形式のものである。
軸の後端部のオイルシール装置の基本構造は、図1又は
図9に示すように、エンジンEのクランクケース1に軸
受け3を介してクランク軸4を支持し、クランクケース
1の後端壁2にオイルシール支持部材6を取り付け、後
部の軸受け3から後方に突出するクランク軸4の後端部
5の周面に当該オイルシール支持部材6を臨ませ、当該
オイルシール支持部材6に支持したオイルシール7をク
ランク軸4の後端部5の周面に油密可能に接触させると
ともに、クランクケース1の後端壁2にリアエンドプレ
ートとフライホイルハウジングとのいずれかから成る後
部連結部材8を取り付けた形式のものである。
【0003】この形式の従来技術としては、図9に示す
ように、縦型ディーゼルエンジンEのクランクケース後
端壁2に後部連結部材であるリアエンドプレート8と軸
受けケースカバー60とを別々に固定し、軸受けケース
カバー60をリアエンドプレート8の開口部61に嵌挿
して軸受け3に後方から臨ませるとともに、当該ケース
カバー60をオイルシール支持部材6として構成し、軸
受けケースカバー60にオイルシール7を装着してクラ
ンク室14内のオイルが軸受けケースカバー60外に漏
れ出るのを防止するように構成したものがある。尚、同
ディーゼルエンジンEのリアエンドプレート8にはセル
スタータなどが取り付け可能に構成されるとともに、ク
ランク軸4の後端部5にはフライホイル15が接続され
る。
ように、縦型ディーゼルエンジンEのクランクケース後
端壁2に後部連結部材であるリアエンドプレート8と軸
受けケースカバー60とを別々に固定し、軸受けケース
カバー60をリアエンドプレート8の開口部61に嵌挿
して軸受け3に後方から臨ませるとともに、当該ケース
カバー60をオイルシール支持部材6として構成し、軸
受けケースカバー60にオイルシール7を装着してクラ
ンク室14内のオイルが軸受けケースカバー60外に漏
れ出るのを防止するように構成したものがある。尚、同
ディーゼルエンジンEのリアエンドプレート8にはセル
スタータなどが取り付け可能に構成されるとともに、ク
ランク軸4の後端部5にはフライホイル15が接続され
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】リアエンドプレート8
と軸受けケースカバー60とをクランクケース後端壁2
に別々に固定したうえで、当該ケースカバー60をオイ
ルシール支持部材6として構成するため、構造が複雑に
なり、組み立て工数も増えて製造コストが上昇する。ま
た、クランク軸4に対する油密精度を高く維持するた
め、オイルシール7を装着する軸受けケースカバー60
はノックピンなどの位置決め固定構造によりクランクケ
ース1に精確に位置決めされる。従って、オイルシール
装置の構造は軸受けケースカバー60に加えてその位置
決め固定構造のために一層複雑になり、製造コストも増
大してしまう。本考案はクランク軸の後端部のオイルシ
ールの構造を簡略にすること、およびオイルシールを固
定するための構造を簡素化することを技術的課題とす
る。
と軸受けケースカバー60とをクランクケース後端壁2
に別々に固定したうえで、当該ケースカバー60をオイ
ルシール支持部材6として構成するため、構造が複雑に
なり、組み立て工数も増えて製造コストが上昇する。ま
た、クランク軸4に対する油密精度を高く維持するた
め、オイルシール7を装着する軸受けケースカバー60
はノックピンなどの位置決め固定構造によりクランクケ
ース1に精確に位置決めされる。従って、オイルシール
装置の構造は軸受けケースカバー60に加えてその位置
決め固定構造のために一層複雑になり、製造コストも増
大してしまう。本考案はクランク軸の後端部のオイルシ
ールの構造を簡略にすること、およびオイルシールを固
定するための構造を簡素化することを技術的課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図面により以下に説明する。即
ち、本考案は前記基本構造のエンジンのクランク軸の後
端部のオイルシール装置において、オイルシール支持部
材6を上記エンジン後部連結部材8の内周壁部分10で
構成し、エンジン後部連結部材8の内周壁部分10に油
密用支持口12を開口し、油密用支持口12の内周壁1
3をクランク軸4の後端部5の周面に臨ませ、当該内周
壁13にオイルシール7を装着し、 オイルシール7の鍔
部18をエンジン後部連結部材8とクランクケース後端
壁2とで挟圧させて構成したことを特徴とするものであ
る。上記エンジン後部連結部材8はリアエンドプレート
とフライホイルハウジングとのいずれかから成るため、
オイルシール7はこれらのいずれかに装着される。ま
た、クランク軸4の軸受け支持構造は、下方から軸受け
キャップでクランク軸4をクランクケース1に支持させ
る方式のハンガー型、或はクランクケース1に空けたト
ンネル状の貫通口にクランク軸を嵌挿させる方式のトン
ネル型を問わない。
の手段を、実施例を示す図面により以下に説明する。即
ち、本考案は前記基本構造のエンジンのクランク軸の後
端部のオイルシール装置において、オイルシール支持部
材6を上記エンジン後部連結部材8の内周壁部分10で
構成し、エンジン後部連結部材8の内周壁部分10に油
密用支持口12を開口し、油密用支持口12の内周壁1
3をクランク軸4の後端部5の周面に臨ませ、当該内周
壁13にオイルシール7を装着し、 オイルシール7の鍔
部18をエンジン後部連結部材8とクランクケース後端
壁2とで挟圧させて構成したことを特徴とするものであ
る。上記エンジン後部連結部材8はリアエンドプレート
とフライホイルハウジングとのいずれかから成るため、
オイルシール7はこれらのいずれかに装着される。ま
た、クランク軸4の軸受け支持構造は、下方から軸受け
キャップでクランク軸4をクランクケース1に支持させ
る方式のハンガー型、或はクランクケース1に空けたト
ンネル状の貫通口にクランク軸を嵌挿させる方式のトン
ネル型を問わない。
【0006】
【作用】従来技術では軸受けケースカバー60にオイル
シール7を装着していたのに対して、本考案ではエンジ
ン後部連結部材8の内周壁部分10をオイルシール支持
部材6として、これにオイルシール7を装着してクラン
ク軸4の後端部5の周面を油密可能に接触させる。この
ため、本考案ではクランクケース後端壁2にリアエンド
プレートとは別途に軸受けケースカバー60を配置する
必要がなくなる。また、リアエンドプレートなどのエン
ジン後部連結部材8は、通常、クランクケース1に対し
てノックピン等で位置決めされるので、オイルシール7
をエンジン後部連結部材8に装着するだけでクランク軸
4に対する油密精度は高く維持できる。このため、従来
技術では、オイルシール7の装着部材である軸受けケー
スカバー60のための専用の位置決め固定構造が必要で
あったが、当該エンジン後部連結部材8にはその必要は
ない。
シール7を装着していたのに対して、本考案ではエンジ
ン後部連結部材8の内周壁部分10をオイルシール支持
部材6として、これにオイルシール7を装着してクラン
ク軸4の後端部5の周面を油密可能に接触させる。この
ため、本考案ではクランクケース後端壁2にリアエンド
プレートとは別途に軸受けケースカバー60を配置する
必要がなくなる。また、リアエンドプレートなどのエン
ジン後部連結部材8は、通常、クランクケース1に対し
てノックピン等で位置決めされるので、オイルシール7
をエンジン後部連結部材8に装着するだけでクランク軸
4に対する油密精度は高く維持できる。このため、従来
技術では、オイルシール7の装着部材である軸受けケー
スカバー60のための専用の位置決め固定構造が必要で
あったが、当該エンジン後部連結部材8にはその必要は
ない。
【0007】
【考案の効果】エンジン後部連結部材の内周壁部分によ
りオイルシール支持部材を構成するので、従来の軸受け
ケースカバー及びその位置決め固定構造を省略できる。
また、これらの省略により、オイルシール装置の構造が
簡略になり、組み立て工数が削減されて安価に実施でき
る。そして、オイルシール7の鍔部18をエンジン後部
連結部材8とクランクケース後端壁2とで挟圧させる。
この構成から、オイルシールを固定するための構造は、
エンジン後部連結部材8とクランクケース後端壁2とが
兼ねることにより、複数本のオイルシール固定専用ボル
トと、複数個のオイルシール固定専用ネジ孔とを省略で
きる分だけ、その構造が簡単になり、その実施コストを
引き下げることができる。 さらに、オイルシール7の鍔
部18は、エンジン後部連結部材8とクランクケース後
端壁2とで挟圧されることにより、このエンジン後部連
結部材8とクランクケース後端壁2との接当面間を封止
するので、この接当面間からのオイルの滲みだしを防止
する働きをも兼ね備える。
りオイルシール支持部材を構成するので、従来の軸受け
ケースカバー及びその位置決め固定構造を省略できる。
また、これらの省略により、オイルシール装置の構造が
簡略になり、組み立て工数が削減されて安価に実施でき
る。そして、オイルシール7の鍔部18をエンジン後部
連結部材8とクランクケース後端壁2とで挟圧させる。
この構成から、オイルシールを固定するための構造は、
エンジン後部連結部材8とクランクケース後端壁2とが
兼ねることにより、複数本のオイルシール固定専用ボル
トと、複数個のオイルシール固定専用ネジ孔とを省略で
きる分だけ、その構造が簡単になり、その実施コストを
引き下げることができる。 さらに、オイルシール7の鍔
部18は、エンジン後部連結部材8とクランクケース後
端壁2とで挟圧されることにより、このエンジン後部連
結部材8とクランクケース後端壁2との接当面間を封止
するので、この接当面間からのオイルの滲みだしを防止
する働きをも兼ね備える。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて述べ
る。図1は実施例1を示す縦型ディーゼルエンジンのク
ランクケースの後端壁周辺の縦断右側面図、図2は同エ
ンジンのクランク軸の後端部のオイルシール装置の要部
拡大縦断右側面図である。上記ディーゼルエンジンEの
クランクケース1に平軸受け3を介してクランク軸4を
支持し、クランクケース1の後端壁2に鉄板製のリアエ
ンドプレート8を取り付け、リアエンドプレート8の内
周壁部分10に油密用支持口12を開口し、油密用支持
口12の内周壁13をクランク軸4の後端部5に臨ま
せ、当該内周壁13に環状のオイルシール7を装着し、
当該オイルシール7をクランク軸4の後端部5の周面に
油密可能に接触させる。
る。図1は実施例1を示す縦型ディーゼルエンジンのク
ランクケースの後端壁周辺の縦断右側面図、図2は同エ
ンジンのクランク軸の後端部のオイルシール装置の要部
拡大縦断右側面図である。上記ディーゼルエンジンEの
クランクケース1に平軸受け3を介してクランク軸4を
支持し、クランクケース1の後端壁2に鉄板製のリアエ
ンドプレート8を取り付け、リアエンドプレート8の内
周壁部分10に油密用支持口12を開口し、油密用支持
口12の内周壁13をクランク軸4の後端部5に臨ま
せ、当該内周壁13に環状のオイルシール7を装着し、
当該オイルシール7をクランク軸4の後端部5の周面に
油密可能に接触させる。
【0009】即ち、図2に示すように、上記オイルシー
ル7の前部を外周側に延出して鍔部18を形成し、オイ
ルシール7の鍔部18をリアエンドプレート8とクラン
クケース後端壁2とに挟圧させるとともに、オイルシー
ル7の内周側に張り出したパッキン19をクランク軸4
の大径の後端部5に接触させ、当該後端部5の後部にフ
ライホイル15を取り付ける。上記リアエンドプレート
8の油密用支持口12をバーリングによりL字状に屈曲
して、油密用支持口12に耳部16を後ろ向きに形成す
るとともに、オイルシール7の後部を外周側に突出させ
て凸部17を形成し、リアエンドプレート8の耳部16
をオイルシール7の凸部17に係合してオイルシール7
に前方への抜け止め機能を付与する。
ル7の前部を外周側に延出して鍔部18を形成し、オイ
ルシール7の鍔部18をリアエンドプレート8とクラン
クケース後端壁2とに挟圧させるとともに、オイルシー
ル7の内周側に張り出したパッキン19をクランク軸4
の大径の後端部5に接触させ、当該後端部5の後部にフ
ライホイル15を取り付ける。上記リアエンドプレート
8の油密用支持口12をバーリングによりL字状に屈曲
して、油密用支持口12に耳部16を後ろ向きに形成す
るとともに、オイルシール7の後部を外周側に突出させ
て凸部17を形成し、リアエンドプレート8の耳部16
をオイルシール7の凸部17に係合してオイルシール7
に前方への抜け止め機能を付与する。
【0010】これにより、クランク軸4の後端部5の周
面はクランクケース後端壁2とリアエンドプレート8に
対してオイルシール7を介して油密されるので、クラン
ク室14内のオイルがクランク軸4の後端部4を通り外
部に漏れ出るのを阻止できる。また、リアエンドプレー
ト8の内周壁部分10をオイルシール支持部材6として
構成することにより、冒述の従来技術に示す軸受けケー
スカバー60を省略してオイルシール装置の構造を簡略
にできる。尚、ディーゼルエンジンEのフライホイル1
5をフライホイルハウジングで覆う場合には、リアエン
ドプレート8に代えて当該フライホイルハウジングをオ
イルシール支持部材6に構成しても差し支えない。
面はクランクケース後端壁2とリアエンドプレート8に
対してオイルシール7を介して油密されるので、クラン
ク室14内のオイルがクランク軸4の後端部4を通り外
部に漏れ出るのを阻止できる。また、リアエンドプレー
ト8の内周壁部分10をオイルシール支持部材6として
構成することにより、冒述の従来技術に示す軸受けケー
スカバー60を省略してオイルシール装置の構造を簡略
にできる。尚、ディーゼルエンジンEのフライホイル1
5をフライホイルハウジングで覆う場合には、リアエン
ドプレート8に代えて当該フライホイルハウジングをオ
イルシール支持部材6に構成しても差し支えない。
【0011】図3は本考案の実施例2を示し、リアエン
ドプレート8に平滑状の油密用支持口12を開口し、当
該支持口12の内周壁13を前後に亘り同一径に形成す
ることにより、実施例1のような耳部を省略して、形状
を簡略化したものである。図4は本考案の実施例3を示
し、リアエンドプレート8の油密用支持口12の内周壁
13を後方に近付くほど径が大きくなるテーパー面に形
成して、クランクケース1の側への抜け外れを防止する
ようにしたものである。
ドプレート8に平滑状の油密用支持口12を開口し、当
該支持口12の内周壁13を前後に亘り同一径に形成す
ることにより、実施例1のような耳部を省略して、形状
を簡略化したものである。図4は本考案の実施例3を示
し、リアエンドプレート8の油密用支持口12の内周壁
13を後方に近付くほど径が大きくなるテーパー面に形
成して、クランクケース1の側への抜け外れを防止する
ようにしたものである。
【0012】図5は本考案の実施例4を示し、リアエン
ドプレート8の油密用支持口12の内周壁13を山形に
突出し、オイルシール7の外側壁に谷形の凹条部21を
形成し、山形の内周壁13をオイルシール7の凹条部2
1に嵌合して、オイルシール7をリアエンドプレート8
に抜け外れ不能に装着したものである。図6は本考案の
実施例5を示し、上記実施例4とは逆に、当該油密用支
持口12の内周壁13を谷形に凹設し、オイルシール7
の外側壁に山形の凸条部22を形成して、谷形の内周壁
13をオイルシール7の凸条部22に嵌合したものであ
る。
ドプレート8の油密用支持口12の内周壁13を山形に
突出し、オイルシール7の外側壁に谷形の凹条部21を
形成し、山形の内周壁13をオイルシール7の凹条部2
1に嵌合して、オイルシール7をリアエンドプレート8
に抜け外れ不能に装着したものである。図6は本考案の
実施例5を示し、上記実施例4とは逆に、当該油密用支
持口12の内周壁13を谷形に凹設し、オイルシール7
の外側壁に山形の凸条部22を形成して、谷形の内周壁
13をオイルシール7の凸条部22に嵌合したものであ
る。
【0013】図7は本考案の実施例6を示し、リアエン
ドプレート8の油密用支持口12の内周壁13に断面矩
形状の環状突起23を突出し、オイルシール7の外側壁
に環状溝24を形成して、内周壁13の環状突起23に
オイルシール7の環状溝24を嵌合したものである。図
8は本考案の実施例7を示し、上記実施例6とは逆に、
当該油密用支持口12の内周壁13に断面三角形状の環
状溝25を凹設し、オイルシール7の外側壁に山形の環
状突起26を形成して、内周壁13の環状溝25にオイ
ルシール7の環状突起26を嵌合したものである。
ドプレート8の油密用支持口12の内周壁13に断面矩
形状の環状突起23を突出し、オイルシール7の外側壁
に環状溝24を形成して、内周壁13の環状突起23に
オイルシール7の環状溝24を嵌合したものである。図
8は本考案の実施例7を示し、上記実施例6とは逆に、
当該油密用支持口12の内周壁13に断面三角形状の環
状溝25を凹設し、オイルシール7の外側壁に山形の環
状突起26を形成して、内周壁13の環状溝25にオイ
ルシール7の環状突起26を嵌合したものである。
【図1】実施例1を示す縦型ディーゼルエンジンのクラ
ンクケースの後端壁周辺の縦断右側面図である。
ンクケースの後端壁周辺の縦断右側面図である。
【図2】同エンジンのクランク軸の後端部のオイルシー
ル装置の要部拡大縦断右側面図である。
ル装置の要部拡大縦断右側面図である。
【図3】実施例2を示す図2の相当図である。
【図4】実施例3を示す図2の相当図である。
【図5】実施例4を示す図2の相当図である。
【図6】実施例5を示す図2の相当図である。
【図7】実施例6を示す図2の相当図である。
【図8】実施例7を示す図2の相当図である。
【図9】従来技術を示す図1の相当図である。
1 クランクケース 2 1の後端壁 3 軸受け 4 クランク軸 5 4の後端部 6 オイルシール支持部材 7 オイルシール 8 エンジン後部連結部材 10 8の内周壁部分 12 10の油密用支持口 13 12の内周面18 7の鍔部 E エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 3/14 F02B 77/00 F02F 7/00 301
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン(E)のクランクケース(1)に軸
受け(3)を介してクランク軸(4)を支持し、クランクケ
ース(1)の後端壁(2)にオイルシール支持部材(6)を取
り付け、後部の軸受け(3)から後方に突出するクランク
軸(4)の後端部(5)の周面に当該オイルシール支持部材
(6)を臨ませ、 当該オイルシール支持部材(6)に装着したオイルシール
(7)をクランク軸(4)の後端部(5)の周面に油密可能に
接触させるとともに、クランクケース(1)の後端壁(2)
にリアエンドプレートとフライホイルハウジングとのい
ずれかから成るエンジン後部連結部材(8)を取り付けた
エンジンのクランク軸の後端部のオイルシール装置にお
いて、 オイルシール支持部材(6)を上記エンジン後部連結部材
(8)の内周壁部分(10)で構成し、エンジン後部連結部
材(8)の内周壁部分(10)に油密用支持口(12)を開口
し、油密用支持口(12)の内周壁(13)をクランク軸
(4)の後端部(5)の周面に臨ませ、当該内周壁(13)に
オイルシール(7)を装着し、 オイルシール(7)の鍔部(18)をエンジン後部連結部材
(8)とクランクケース後端壁(2)とで挟圧させて構成し
た、 ことを特徴とするエンジンのクランク軸の後端部のオイ
ルシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045271U JP2589429Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | エンジンのクランク軸の後端部のオイルシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045271U JP2589429Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | エンジンのクランク軸の後端部のオイルシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596537U JPH0596537U (ja) | 1993-12-27 |
JP2589429Y2 true JP2589429Y2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=12714653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992045271U Expired - Fee Related JP2589429Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | エンジンのクランク軸の後端部のオイルシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589429Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010116877A1 (ja) | 2009-04-07 | 2010-10-14 | 内山工業株式会社 | シール構造 |
CN104514647B (zh) * | 2013-10-04 | 2018-06-22 | 爱信精机株式会社 | 内燃机 |
JP6197552B2 (ja) * | 2013-10-04 | 2017-09-20 | アイシン精機株式会社 | 内燃機関および内燃機関のチェーンカバー構造 |
CN115929453A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-04-07 | 东风商用车有限公司 | 一种温控型柴油机后油封强制冷却结构 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP1992045271U patent/JP2589429Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0596537U (ja) | 1993-12-27 |
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