JP2589098Y2 - ブラウン管の取付け構造 - Google Patents

ブラウン管の取付け構造

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JP2589098Y2
JP2589098Y2 JP1992032434U JP3243492U JP2589098Y2 JP 2589098 Y2 JP2589098 Y2 JP 2589098Y2 JP 1992032434 U JP1992032434 U JP 1992032434U JP 3243492 U JP3243492 U JP 3243492U JP 2589098 Y2 JP2589098 Y2 JP 2589098Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビジョン受像機の
ブラウン管をキャビネットに取付けるブラウン管の取付
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機のブラウン管
をキャビネットに取付ける場合には、例えば図4に示す
ように、フロントキャビネット11の前面内壁部の4隅
に設けられた取付け部12に、ブラウン管13の防爆バ
ンド14より突設されたブラケット15をマウンティン
グスクリュー16を介して締着し、その後にリヤキャビ
ネットをフロントキャビネット11に締付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、従来のブ
ラウン管の取付け構造では、ブラウン管13を取付ける
のに4本のマウンティングスクリュー16を必要とし、
しかも締め付け作業時の工数が増大する等、部品点数が
多くコスト高になっていた。
【0004】本考案は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、ブラウン管をキャビネットに取付け
る場合のマウンティングスクリューの本数を削減すると
共に、作業工数を減らしてコスト低減を図ってなるブラ
ウン管の取付け構造を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本考案によるブラウン管の取付け構造では、
フロントキャビネットの前面内壁の4隅にネジ孔を有す
る取付けボス部と、この取付けボス部の取付け面より一
定の隙間を保持したリブとを一体的に突設し、ブラウン
管の周囲に設置した防爆バンドの4隅に取付け穴を形成
したブラケットを突設し、ブラウン管上部の左右2箇所
のブラケットをフロントキャビネットの取付けボス部と
リブとの間に差し込み、ブラウン管下部の左右2箇所の
ブラケットをフロントキャビネットの取付けボス部に締
着すると共に、上記ブラウン管上部の左右2箇所のブラ
ケットをフロントキャビネットとリヤキャビネットとの
間に共締め可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】このような構成に基づいて、本考案によるブラ
ウン管の取付け構造では、ブラウン管をキャビネット内
に組み付けする場合、ブラウン管の上部に突設した左右
2箇所のブラケットをフロントキャビネットの取付けボ
ス部とリブとの間に差し込んで仮止めし、ブラウン管の
下部に突設した左右2箇所のブラケットをフロントキャ
ビネットの取付けボス部にマウンティングスクリューを
介して締着した後に、上記フロントキャビネットにリヤ
キャビネットを組付ける際に、ブラウン管の上部に突設
した左右2箇所のブラケットをフロントキャビネットと
リヤキャビネットとの間に共締めすることができるの
で、マウンティングスクリューの使用本数を半減するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1は本考案の実施例であるブラウン管の
取付け構造を示す背面図、図2は図1のA−A線断面図
である。図において1はテレビジョン受像機のブラウン
管、2はフロントキャビネット、3はリヤキャビネッ
ト、4は回り止め用座金を有するマウンティングスクリ
ューをそれぞれ示している。
【0009】上記フロントキャビネット2の前面内壁の
4隅には、ネジ孔2aを形成した取付けボス部2bが一
体的に設けられていると共に、この取付けボス部2bの
上部でネジ孔2aを外れた位置には、取付けボス部2b
の面より一定の隙間を保持してリブ2cがフロントキャ
ビネット2より一体的に突設されている。
【0010】上記ブラウン管1の周囲に設置された防爆
バンド5の4隅には、マウンティングスクリュー4を挿
入するための取付け穴6aを形成したブラケット6が突
設されており、上記ブラウン管1の下部に突設した左右
2箇所のブラッケット6がマウンティングスクリュー4
を介してフロントキャビネット2の取付けボス部2bに
締着されるようになっている。
【0011】したがって、このように構成された本考案
の実施例によりブラウン管1をキャビネット内に組み付
けする場合は、まず、ブラウン管1の上部に突設した左
右2箇所のブラケット6をフロントキャビネット2の取
付けボス部2bとリブ2cとの間に差し込んで仮止めし
た後に、ブラウン管1の下部に突設した左右2箇所のブ
ラケット6をフロントキャビネット2の取付けボス部2
bにマウンティングスクリュー4を介して締着する。こ
のとき、上記ブラウン管1の上部に突設したブラケット
6の取付け穴6aは、フロントキャビネット2の取付け
ボス部2bのネジ孔2cに一致するように調整される。
そして、上記フロントキャビネット2にリヤキャビネッ
ト3を組付ける際に、ブラウン管1の上部に突設した左
右2箇所のブラケット6をフロントキャビネット2とリ
ヤキャビネット3との間に共締めすることにより組付け
される。
【0012】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
るブラウン管の取付け構造によれば、ブラウン管の上部
に突設した左右2箇所のブラケットをフロントキャビネ
ットの取付けボス部とリブとの間に差し込んで仮止めし
た後に、ブラウン管の下部に突設した左右2箇所のブラ
ケットをフロントキャビネットの取付けボス部にマウン
ティングスクリューを介して締着するようにしたので、
ブラウン管をキャビネットに取付ける場合のマウンティ
ングスクリューの本数を半減することができると共に、
ブラウン管をキャビネットに組付ける際の作業工数が減
り、大幅なコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例であるブラウン管の取付け構造
を示す背面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】ブラウン管の組付け状態を示す断面図
【図4】従来構造のブラウン管の取付け構造を示す背面
【符号の説明】
1 ブラウン管 2 フロントキャビネット 2a ネジ孔 2b 取付けボス部 2c リブ 3 リヤキャビネット 5 防爆バンド 6 ブラケット 6a 取付け穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントキャビネットの前面内壁の4隅
    にネジ孔を有する取付けボス部と、この取付けボス部の
    取付け面より一定の隙間を保持したリブとを一体的に突
    設し、ブラウン管の周囲に設置した防爆バンドの4隅に
    取付け穴を形成したブラケットを突設し、ブラウン管上
    部の左右2箇所のブラケットをフロントキャビネットの
    取付けボス部とリブとの間に差し込み、ブラウン管下部
    の左右2箇所のブラケットをフロントキャビネットの取
    付けボス部に締着すると共に、上記ブラウン管上部の左
    右2箇所のブラケットをフロントキャビネットとリヤキ
    ャビネットとの間に共締め可能に構成したことを特徴と
    するブラウン管の取付け構造。
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