JP2589097C - - Google Patents

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JP2589097C
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pattern
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Ibiden Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリント配線板に関し、特に多数の格子の交点上にランドが形成さ
れ、この格子間に2以上の配線チャンネルを有し、かつこのランド上に配線パタ
ーンを接続したプリント配線板に関するものである。 (従来の技術) 多数の格子の交点上にランドが形成され、この格子間に2以上の配線チャンネ
ルを有し、かつこのランド上に配線パターンを接続したプリント配線板にあって
は、その配線パターンを如何に効率良く配線するかが重要な問題である。すなわ
ち、この種のプリント配線板にあっては、格子上に設けられた多数のランドに配
線パターンを接続して、当該プリント配線板上に搭載される電子部品間等の電気
的接続を行なうのであるが、今日のように電子部品の小型化、多機能化が進んで
くると、これを搭載するためのプリント配線板の配線パターンも高密度化及び小
型化しなければならないからである。 また、これらの配線パターンはCAD装置を用いて形成することが多いが、こ
のCAD装置での処理が容易なように、配線パターンが引かれる道、すなわち格 子及び配線チャンネルを予め形成して、これらの格子上あるいは配線チャンネル
上に配線パターンを形成するようにしているのである。 すなわち、CAD装置を用いてプリント配線板に形成されるランドまたはスル
ーホールに配線パターンを接続するためには、次のような種々の条件を満たさな
ければならないのである。 電子部品の高密度実装を可能とするために、各配線パターンはスペース効率
良く配線しなければならない。 各配線パターンは、互いに接触してショートしないように、所定の距離を維
持した状態で配線しなければならない。 配線パターンは、CAD装置での処理が可能なように、単純な形状のもので
なければならない。 このような条件を満たすプリント配線板は従来より種々提案されており、特開
昭60−194592号公報に示された「プリント配線基板」や特開昭60−9
2695号公報に示された「高密度印刷配線方法」等にその例が見られる。例え
ば、特開昭60−194592号公報に示された「プリント配線基板」は、 「格子内に2以上の所定本数だけ配線チャネルを持つプリント配線基板におい
て、配線パターン本数が該所定本数に等しい格子内においては配線チャネル上に
配線され、配線パターン本数が該所定本数未満の格子内においては、配線パター
ン相互の間隔および配線パターンと格子パッドの間隔が均等になるごとく配線さ
れたことを特徴とするプリント配線基板」 である。 ところで、この特開昭60−194592号公報に示されたプリント配線基板
にあっては、第5図に示すように、各配線パターンが格子パッドから直接配線チ
ャネルに向けて配線されているため、配線パターンが引き出された格子パッドと
これに隣接する格子パッド間に大きな空間が形成されるため、スペース効率の良
い配線の仕方とは言えなくなる。それだけではなく、第5図にて示したように、
対角線上に位置する格子パッドから配線パターンを引き出さなければならない場
合には、引き出された配線パターン同士が近接して、ショートの原因となる可能
性もある。このことは、特開昭60−92695号公報に示された高密度印刷配
線 方法においても同様な問題となる可能性がある。 そこで、本発明者等は、上記の従来技術の欠点を解析した結果、ランド(格子
パッドあるいはスルーホール)から出る配線パターンを一旦格子上にのせて引き
出すことが良い結果を生むことを新規に知見し、本発明を完成したのである。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は以上のような経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとする
問題点は、ランドから配線パターンを引き出す場合のスペース効率の悪さであり
、これに伴なう配線パターンのショート等の問題である。 そして、本発明の目的とするところは、配線パターンをより一層スペース効率
良く引き回すことによって、高密度実装が達成でき各配線パターン間のショート
等の問題をなくすことができるプリント配線板を提供することにある。 (問題点を解決するための手段及び作用) 以上の問題点を解決するために本発明が採った手段は、実施例に対応する第3
図および第4図を参照して説明すると、 「多数の格子(11)の交点(12)上にランド(14)が形成され、格子(11)間に2以上
の配線チャンネル(13)を有し、かつランド(14)上に配線パターン(15)を接続する
プリント配線板において、 各ランド(14)から出る複数の配線パターン(15)を一旦格子(11)上にのせて引き
出して、 これらの配線パターン(15)が出発したランド(14)及びこれに隣接する他のラン
ド(14)間に形成された配線チャンネル(13)と格子(11)との交点にて、これらの配
線パターン(15)をその進行方向に対して45°の角度で折り曲げるとともに、 さらに、これらの配線パターン(15)を、これらを通すランド(14)間に必要数だ
け新たに形成した配線チャンネル(16)上にのせるように折り曲げたことを特徴と
するプリント配線板(10)」 である。 次に、この構成を、図面に示した具体例に従って詳細に説明する。 第1図〜第4図には本発明に係るプリント配線板(10)の一部分であって、それ
ぞれ場所の異なる部分の拡大平面図が示してある。また、このプリント配線板(1 0)は、多数の格子(11)の交点(12)の内の必要なものの上にランド(14)が形成され
ているものである。さらに、このプリント配線板(10)にあっては、その適宜なラ
ンド(14)上に配線パターン(15)を接続してなるものであり、この配線パターン(1
5)を格子(11)間に形成する場合に、CAD装置を使用して配線チャンネル(13)が
格子(11)間に形成されるのである。 各格子(11)は、第1図〜第4図にては一点鎖線にて示してあるが、一般には2.
54mmを一単位にして形成され、プリント配線板(10)上に配線パターン(15)をCA
D装置等で機械的に形成する場合等の基準線として使用されるものである。そし
て、これら各格子(11)間はさらに分割され、複数の配線をするための配線チャン
ネル(13)が形成される。この配線チャンネル(13)は、第1図〜第4図の点線にて
示したように、プリント配線板(10)の全体に形成されるものであり、第1図、第
3図及び第4図の2点鎖線にて示したように、場所によっては別の配線チャンネ
ル(16)が適宜設定されるものである。 また、このプリント配線板(10)にあっては、その多数の格子(11)の任意の交点
(12)上にランド(14)が形成してある。すなわち、ランド(14)は、第1図、第2図
及び第3図に示したように、全ての格子(11)の交点(12)上に形成されている場合
に限らず、第4図に示したように格子(11)の交点(12)上に形成されない場合もあ
るものである。 これらのランド(14)の内の適宜箇所には配線パターン(15)が接続してあるが、
このランド(14)から出る配線パターン(15)は一旦格子(11)上にのせて引き出すと
ともに、この引き出された配線パターン(15)は、その後進行方向に対して45°
の角度で折り曲げられている。この配線パターン(15)が最初に折り曲げられる場
所は、配線パターン(15)が出発したランド(14)及びこれに隣接する他のランド(1
4)間に形成される配線チャンネル(13)と格子(11)との交点上である。 このように、配線パターン(15)をランド(14)から出して、一旦格子(11)上にの
せて引き出すとともに、その後格子(11)と配線チャンネル(13)との交点にてその
進行方向に対して45°の角度で折り曲げることにより、配線パターン(15)が進
むべき方向において、特にこの配線パターン(15)が接続されているランド(14)及
びこれに隣接するランド(14)間のスペースを有効に使用することができるのであ る。また、この配線パターン(15)をその進行方向に対して45°の角度で折り曲
げることも、特に第2図に示したように、他の配線パターン(15)を形成する場合
のスペースを有効に利用する役割を果しているものである。その理由は、互いに
隣接する4つの格子(11)によって形成される空間は正方形であり、この正方形内
で複数の配線パターン(15)を特にその進行方向を変えて形成する場合には、この
配線パターン(15)をその進行方向に対して45°の角度で折り曲げると容易に他
の配線パターン(15)と平行にすることができるため、最もスペース効率のよいも
のだからである。 さらに、この折り曲げられた配線パターン(15)は、次の条件を満足しながら更
に折り曲げられて他の必要箇所に接続されるのである。すなわち、この一度折り
曲げられた配線パターン(15)は、これを通すランド(14)間に必要な数だけ新たに
形成した配線チャンネル(13)や別の配線チャンネル(16)上にのせるように更に折
り曲げられるのである。この一旦折り曲げた配線パターン(15)を、さらに引き出
す具体的条件を場合に分けて説明すると、次の通りである。すなわち、 (イ)ランド(14)間に配線チャンネル(13)の数と異なる数の配線パターン(15)
を通す場合; この場合には、第1図及び第4図に示したように、折り曲げられた配線パター
ン(15)をランド(14)間の新たに作成した別の配線チャンネル(16)上にて格子(11)
と平行に配線するのである。このようにすれば、折り曲げられた先の配線パター
ン(15)は、ランド(14)間で偏って配線されないから、配線パターン(15)が各ラン
ド(14)とは最も離れた位置にあることになる。従って、ショートの問題を十分回
避することができるのである。 この場合、第4図に示したプリント配線板(10)にあっては、上側中央に位置す
る格子(11)にはランド(14)が形成されておらず、この格子(11)については配線パ
ターン(15)は単に通過するのみである。この場合には、折り曲げられた先の配線
パターン(15)(図示下側のパターン)は、ランド(14)がない格子(11)上にランド
(14)が形成されているものとみなして、これら各ランド(14)間の新たに作成され
た別の配線チャンネル(16)上にて格子(11)と平行に配線されるのである。 (ロ)ランド(14)間に配線チャンネル(13)の数と同数の配線パターン(15)を通 す場合; この場合には、第2図及び第3図に示したように、折り曲げられた配線パター
ン(15)をランド(14)間に位置する配線チャンネル(13)であって配線パターン(15)
が出発したランド(14)側に近い配線チャンネル(13)上に配線するのである。 (実施例) 参考例1 第1図には本発明の第1参考例が示してある。この第1参考例にあっては、格
子(11)間の配線パターン(15)の数が配線チャンネル(13)の数より少ない場合を想
定している。 この第1参考例にあっては、格子(11)間で配線チャンネル(13)に加えて、その
中央に新たに形成した別の配線チャンネル(16)を設定してあり、この中央の別の
配線チャンネル(16)上に配線パターン(15)をシフトさせたものである。参考例2 第2図には本発明の第2参考例が示してある。この第2参考例にあっては、格
子(11)間の配線パターン(15)の数と配線チャンネル(13)の数とが同数の場合を想
定している。 この第2参考例にあっては、格子(11)間に形成されている配線チャンネル(13)
の全てが使用されるのであり、各配線チャンネル(13)上に配線パターン(15)をシ
フトさせたものである。実施例1 第3図には本発明の第1実施例が示してある。この第1実施例にあっては、格
子(11)間の配線パターン(15)の数と配線チャンネル(13)の数とが同数である箇所
(図示右側部分)と、格子(11)間の配線パターン(15)の数(2本)が配線チャン
ネル(13)の数(3本)より少ない箇所(図示左側部分)とが存在している場合を
想定している。 この第1実施例にあっては、図示右側部分において格子(11)間で3本設定した
配線チャンネル(13)上に各配線パターン(15)を配置し、図示左側部分においては
配線チャンネル(13)に加えて、新たに作成した別の配線チャンネル(16)を設定し
てあり、この別の配線チャンネル(16)上に配線パターン(15)をシフトさせたもの である。実施例2 第4図には本発明の第2実施例が示してある。この第2実施例にあっては、ラ
ンド(14)の存在しない格子(11)がある場合である。 この第2実施例の場合には、1つの配線パターン(15)がランド(14)の存在しな
い格子(11)上を通過し、上記第1及び第2参考例を複合したような状態で配線し
てある。従って、この場合には、上記各参考例の場合より、配線パターン(15)の
長さが長くなっているものである。 (発明の効果) 以上詳述した通り、本発明にあっては、上記実施例に例示した如く、 「各ランド(14)から出る複数の配線パターン(15)を一旦格子(11)上にのせて引
き出して、これらの配線パターン(15)が出発したランド(14)及びこれに隣接する
他のランド(14)間に形成された配線チャンネル(13)と格子(11)との交点にて、配
線パターン(15)をその進行方向に対して45°の角度でそれぞれ折り曲げるとと
もに、 さらに、これらの配線パターン(15)を、これらを通すランド(14)間に必要数だ
け新たに形成した配線チャンネル(16)上にのせるように折り曲げたこと」にその
構成上の特徴があり、これにより、配線パターンをより一層スペース効率良く引
き回すことができるのである。そして、高密度実装が達成でき各配線パターン間
のショート等の問題をなくすことのできるプリント配線板を提供することができ
るのである。 すなわち、本発明に係るプリント配線板(10)にあっては、導体間隔を大きくすることができるため、ショートすなわち短絡事故を発生
しにくくすることができる。 上記によりスペース効率の良い配線が可能となるから、配線パターン(15)
が直接接続されないランド(14)の形状を大きくすることができ、製造及び検査の
困難な径の小さいランド(14)の数を減少することができる。 上記の及びのことができることから、製造歩留りを犠牲にすることなく
、プリント配線板(10)の高密度化を達成することができる。 プリント配線板(10)の両面(多層板にあっては全層)のランド(14)の径を大
きくすることができるから、このランド(14)の形成を確実に行うことができる(
所謂座切れを防止できる)だけでなく、ランド(14)の穴明け工程を容易化するこ
とができ、従ってプリント配線板(10)のコストの低減を図ることができる。 第2図に示したように、ランド(14)に直接入らない配線パターン(15a)がラ
ンド(14)に直接入る配線パターン(15)を迂回しながら、1本多く配線が可能とな
る。換言すれば、高密度化ができるのである。 配線パターン(15)が直接接続されないランド(14)の形状を大きくすることが
できるから、ある意味での配線パターン(15)の短縮やクロストークを防止するこ
とができ、プリント配線板(10)の電気的特性や信頼性の向上を図ることができる
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るプリント配線板であって、格子間に一本の配線パターンを
通した部分の拡大平面図、第2図は本発明に係るプリント配線板であって、格子
間に二本の配線パターンを通した部分の拡大平面図、第3図及び第4図は本発明
の実施例を示すプリント配線盤の部分の拡大平面図である。 なお、第5図は従来の配線パターンの配線状況を示したプリント配線板の部分
拡大平面図である。 符号の説明 10…プリント配線板、11…格子、12…交点、 13…配線チャンネル、14…ラン
ド、15…配線パターン、16…別の配線チャンネル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 多数の格子の交点上にランドが形成され、前記格子間に2以上の配線チャンネ
    ルを有し、かつ前記ランド上に配線パターンを接続するプリント配線板において
    、 各ランドから出る複数の配線パターンを一旦格子上にのせて引き出して、 これらの配線パターンが出発したランド及びこれに隣接する他のランド間に形
    成された配線チャンネルと前記格子との交点にて、これらの配線パターンをその
    進行方向に対して45°の角度でそれぞれ折り曲げるとともに、 さらに、これらの配線パターンを、これらを通すランド間に必要数だけ新たに
    形成した配線チャンネル上にのせるように折り曲げたことを特徴とするプリント
    配線板。

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