JP2588750Y2 - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

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JP2588750Y2
JP2588750Y2 JP1992065919U JP6591992U JP2588750Y2 JP 2588750 Y2 JP2588750 Y2 JP 2588750Y2 JP 1992065919 U JP1992065919 U JP 1992065919U JP 6591992 U JP6591992 U JP 6591992U JP 2588750 Y2 JP2588750 Y2 JP 2588750Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブラウン管等のディス
プレイ画面上のカーソルの操作に用いられるポインティ
ングデバイスの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のポインティングデバイスは、画
像情報を処理する情報処理機器、TVゲーム機器等に用
いられている。図4は、一般に用いられているポインテ
ィングデバイスを応用した操作器の一例を示したもので
ある。ケース20の中央にはポインティングデバイス3
0が装着され、ケース20の四隅には各種機能設定用の
押しボタン41a,41b,41c,41dが設けられ
ている。このポインティングデバイス30を操作するこ
とにより、図示しない表示画面上のカーソルの上、下、
左、右への移動を指示することができる。ケース20の
側面からは電子機器等へ接続するためのコネクタ42が
ケーブル43を介して設けられている。
【0003】図5はポインティングデバイス30の断面
図である。図5を参照して、プリント回路基板51の上
面に略円盤状の台座52が載置されている。この台座5
2は、ABS樹脂製である。台座52の上面には、感圧
シート53が配置されている。この感圧シート53は、
圧電素子からなる。感圧シート53上には、ラバー性の
ベース31が載置されている。更に、ベース31上に
は、手指の面積より十分大きい面積のキャップ32が配
置されている。
【0004】図6は図5に示すポインティングデバイス
の感圧シートの平面図である。図5をも参照して、感圧
シート53は、後述するベース31の突起31a,31
b,31c,31dにそれぞれ対応する4つの圧力検知
領域53a,53b,53c,53dに分割されてい
る。各圧力検知領域53a〜53dは、これらに圧力が
加わると、それぞれ、押圧力に応じたレベルの信号U
(上方向)、信号D(下方向)、信号L(左方向)、信
号R(右方向)を出力する。
【0005】ベース31の下面であって感圧シート53
の各圧力検知領域53a〜53dに対向する箇所には、
突起31a,31b,31c,31dが形成されてい
る。これらの突起31a〜31dは、後述する操作杆3
1−1の中心軸を中心にして等角度間隔に配置され、且
つ操作杆31−1よりも外方に位置する。これらの突起
31a,31b,31c,31dは、球面を有し、それ
ぞれ、領域53a,53b,53c,53dに当接す
る。
【0006】一方、ベース31のキャップ32に対向す
る面には、円柱状の操作杆31−1が形成されている。
この操作杆31−1は、キャップ32を揺動自在に支持
するものである。
【0007】キャップ32のベース31に対向する面の
中央部には、ボスあるいはリブ32−1が形成されてい
る。このリブ32−1は、ベース31の操作杆31−1
を受け入れると共に、ベース31に押圧力を伝えるもの
である。また、キャップ32の外周縁には、フランジ3
2−2が形成されている。このフランジ32−2の上面
は、自然状態ではケース20の内面から0.8mmの間
隔をおいて離れており、キャップ32が押圧され傾いた
ときにケース20の内面と当接するようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ベース31
の上面には操作杆31−1の周囲領域に環状の凹部31
−2が形成されている。これは、リブ32−1を介して
ベース31に伝達される押圧力を出来るだけ下方に集束
させるようにするためのものである。このため、凹部3
1−2の深さは操作杆31−1寄りが最も深く、外周側
へ向けて漸減するように形成されている。ところが、こ
のような凹部31−2の形状では、突起31a〜31d
がリブ32−1の直下ではなく外周寄りにあるため、リ
ブ32−1を通してベース31に作用する押圧力が各突
起31a〜31dに伝達されにくいという問題が残る。
【0009】そこで、本考案の課題は、キャップに加え
られる押圧力が確実にベースの各突起に伝達される構造
のポインティングデバイスを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数の圧力検
知領域を有する感圧シートと、中央部に上方へ突出する
操作杆を有し前記感圧シート上に配置されて該感圧シー
トに押圧力を与えるためのベースと、該ベース上に載置
され前記操作杆の周囲に対応する箇所には前記ベースに
当接するように下方に突出したリブを有するキャップと
を含むポインティングデバイスにおいて、前記ベースの
下面であって前記感圧シートの各圧力検知領域に対向す
る箇所にはそれぞれ前記感圧シートに当接する突起を形
成し、前記ベースの上面側であって前記操作杆の周囲に
は外周側に向けて深さが漸増する環状の凹部を形成した
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】このような構造によれば、リブを介してベース
に加わる押圧力が径方向に分散しにくくなると共に、凹
部の傾斜に沿って伝達されて各突起に到達し易くなる。
【0012】
【実施例】以下に、図1を参照して本考案の実施例につ
いて説明する。図1において、図5と同じ部分には同一
番号を付し、説明は省略する。本実施例では、ベース3
1の上面に形成する環状の凹部31−3の形状を、図5
に示した凹部31−2と逆の形状、すなわち深さが外周
側へ向かって漸増するようにしたものである。特に、凹
部31−3の形成領域は、リブ32−1に近い箇所から
突起31a〜31dの真上近くの箇所まで延び、この真
上近くの箇所で最も深くなるように形成されている。
【0013】一方、キャップ32のベース31に対向す
る面には、リブ32−1に加えてこれを取り囲むように
環状のリブ32−3が形成されている。このリブ32−
3は、キャップ32をベース31上に載置した時に、ベ
ース31の突起31a〜31dの上方付近に位置し、か
つベース31の上面からやや離れる長さ(0.2mm)
に設定されている。そして、キャップ32が押圧され傾
いたときにはリブ32−3がベース31の上面に当接す
る。
【0014】このような構造によれば、キャップ32の
中央部に手指により押圧力が加えられた場合には、この
押圧力はリブ32−1によりベース31に加わり、凹部
31−3により径方向へ分散することが抑制されるだけ
でなく、凹部31−3の傾斜に沿うように伝達されて突
起31a〜31dのいずれかからこれに対応した圧力検
知領域に作用する。このような操作はカーソルの微調整
に適している。
【0015】一方、キャップ32の外周部に手指により
押圧力が加えられた場合には、この押圧力はリブ32−
3によりベース31に加わり、そのまま直下に伝達され
て突起31a〜31dのいずれかからこれに対応した圧
力検知領域に作用する。このような操作はカーソルの粗
調整に適している。
【0016】図2、図3を参照して、ポインティングデ
バイスの全体の構造について説明する。ケース20は上
ケース21と下ケース22とから成る。プリント回路基
板51は下ケース22へねじにより取り付けられる。図
1で説明したように、操作部は、円形の台座52と、感
圧シート53と、ラバー製のベース31と、樹脂製のキ
ャップ32とから成る。台座52は下ケース22へねじ
により取り付けられる。
【0017】プリント回路基板51上には、感圧シート
53上に形成された印刷配線(図示せず)と接続するた
めのコネクタ51−1や、後述するスイッチ51−2
a、51−2bが実装されている。プリント回路基板5
1上にはまた、電解コンデンサ51−3や、ICチップ
51−4、51−5等の多数の回路部品が実装されてい
る。これらの回路部品は、感圧シート53から供給され
る信号R、L、U、D(図6)を処理するための信号処
理回路を構成する。プリント回路基板51上には更に、
上述した部品を電気的に接続するための印刷配線が形成
されているが、図示は省略している。信号処理回路には
コード51−6を介してコネクタ51−7が接続されて
いる。コネクタ51−7は、図示しない電子機器に接続
可能であり、信号処理回路で処理された信号は、コード
51−6、コネクタ51−7を通して電子機器に出力さ
れる。
【0018】台座52は、底板52−1と、切り欠き5
2−3や突起52−4a、52−4bを有する側壁52
−2とから成る。側壁52−2の外側には、台座52を
下ケース22へ取り付けるための支持部52−5a、5
2−5bが設けられている。底板52−1には、感圧シ
ート53とベース31とを保持するための3本のピン5
2−6a、52−6b、52−6cが設けられている。
【0019】感圧シート53は、図6で説明したよう
に、4つの圧力検知素子(図示せず)を有する検出部5
3−1と、各圧力検知素子に接続した印刷配線(図示せ
ず)が形成された配線引出し部53−2とから成る。感
圧シート53には、ピン52−6a、52−6b、52
−6cと対応する位置にそれぞれ、これらのピンが貫通
可能な貫通孔53−3a、53−3b、53−3cが設
けられている。同様に、ベース31にも、ピン52−6
a、52−6b、52−6cと対応する位置にそれぞ
れ、これらのピンが貫通可能な貫通孔31−4a、31
−4b、31−4cが設けられている。感圧シート53
は、ピン52−6a、52−6b、52−6cに貫通孔
53−3a、53−3b、53−3cをはめ込むことに
より台座52に装着される。同様に、ベース31も、ピ
ン52−6a、52−6b、52−6cに貫通孔31−
4a、31−4b、31−4cをはめ込むことにより、
感圧シート53に重なった状態で台座52に装着され
る。なお、感圧シート53の配線引出し部53−2は、
切り欠き52−3を通して台座52の外へ導出され、コ
ネクタ51−1によりプリント回路基板51上の信号処
理回路に接続される。また、キャップ32に設けられた
切り欠き32−4に台座52の突起52−4a、52−
4bが嵌合する。このような構造により、感圧シート5
3及びベース31は位置ずれあるいは芯ずれを生ずるこ
と無く台座52の所定位置に組み付けられる。台座52
はプリント回路基板51上に実装されても良い。
【0020】図3において、上ケース21にはスイッチ
51−2a、51−2bをオン、オフするための押しボ
タン21a、21bが組み付けられている。例えば、ス
イッチ51−2aは、カーソルを所望の位置まで移動さ
せた時に、移動が終了し位置が確定したことを電子機器
に知らせる信号を送出するためのものであり、スイッチ
51−2bは、スイッチ51−2aで送出した信号を解
除するためのものである。
【0021】
【考案の効果】以上説明してきたように本考案によれ
ば、ベースの上面に形成する凹部の形状を改良したこと
により、キャップの中央部に形成したリブを介してベー
スに加えられる押圧力をベース下面の突起に確実に伝達
することができ、押圧力に応じたカーソル移動を行わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるポインティングデバイスの一実施
例の断面図である。
【図2】本考案によるポインティングデバイスを用いた
操作器の分解斜視図である。
【図3】図2に示された操作器の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】従来のポインティングデバイスを用いた操作器
の一例を示す斜視図である。
【図5】従来のポインティングデバイスの断面図であ
る。
【図6】本考案に用いられる感圧シートを示す図であ
る。
【符号の説明】
30 ポインティングデバイス 31 ベース 31−1 操作杆 31−2,31−3 凹部 31a,31b,31c,31d 突起 32 キャップ 32−1,32−3 リブ 51 プリント回路基板 52 台座 53 感圧シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−79423(JP,A) 特開 平1−114930(JP,A) 特開 平2−30221(JP,A) 実開 昭56−56119(JP,U) 実開 平5−36537(JP,U) 実開 平5−55225(JP,U) 実開 平5−55226(JP,U) 特表 平5−509435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/00 - 13/76 G06F 3/033 310

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧力検知領域を有する感圧シート
    と、中央部に上方へ突出する操作杆を有し前記感圧シー
    ト上に配置されて該感圧シートに押圧力を与えるための
    ベースと、該ベース上に載置され前記操作杆の周囲に対
    応する箇所には前記ベースに当接するように下方に突出
    したリブを有するキャップとを含むポインティングデバ
    イスにおいて、前記ベースの下面であって前記感圧シー
    トの各圧力検知領域に対向する箇所にはそれぞれ前記感
    圧シートに当接する突起を形成し、前記ベースの上面側
    であって前記操作杆の周囲には外周側に向けて深さが漸
    増する環状の凹部を形成したことを特徴とするポインテ
    ィングデバイス。
JP1992065919U 1991-10-09 1992-09-22 ポインティングデバイス Expired - Fee Related JP2588750Y2 (ja)

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US07/957,249 US5349263A (en) 1991-10-09 1992-10-06 Pointing device suitable for miniaturization

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