JPS61124009A - キ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本廃明はキー本体周辺部位の機械的変位による機械的結
合又はそこへのタッチによる静電結合をその識別信号の
発生に供せしめるようにしたキーに関する。

ディスプレイ装置等では、キーボードを必要不可欠な構
成部品としている。そして、そこで用いられる各キーは
多くの場合単一の機能出力しか有しない。従って、キー
ボードから多数の情報を入力させ得るようにするには、
その数に応じたキーを増設すればよいことになるが、キ
ーの数が多くなればなるほど、誤操作を引き起こし易い
ばかりでなく、操作性の向上を阻害する要因となる。又
、キーボードを嵩高にしてしまう。

〔従来の技術〕

従来のディスプレイ装置に設けられているカーソル移動
キーとしては、上下左右方向移動キー、ホームポジショ
ンキー及びディスプレイ画面がフイールドで定義されて
いる場合におけるフィールド間移動キー等しかないし、
又それらのキーは独立したキー機能しか有しない。これ
らのキーだけでは以下に述べるカーソル移動に際して不
都合を感じつつもそれらのキー操作でその不都合を凌が
ざるを得なかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ディスプレイ装置への情報入力には、それまでに入力し
て来た画面上の位置から斜め方向へカーソルを移動させ
て入力を続行したい場合が、その多少を問わず生ずる。

このような場合における従来採っている手段は上述のよ
うな既設のキーの組み合わせを用いるか、又は新たなキ
ー装置機構を装備する如きものであった。

それ故、多数のカーソル移動キーの操作を行なわなけれ
ばならないことから、誤操作を生じ易い上、操作性に劣
る結果となっている。又、キー数の多さはキーボードの
コンパクト化を阻んでいる。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上述の問題点の解消に有効なキーを提供するも
ので、その手段はキー本体と、キー本体内に互いに電気
的に絶縁され且つ環状に対向配置されその少なくとも一
方は所定の間隔で互いに電気的に絶縁された分割電極と
して形成された２つの電極とを備えたキーにして、その
分割電極への作用に応答して生ぜしめられる電極間の結
合をその識別信号の発生に供せしめるように構成したも
のである。

〔作用〕

本発明キーによれば、キー本体内に少なくとも一方を分
割電極として配置された２つの電極のうちの任意の分割
電極への作用により生ぜしめられる電極間の結合をその
識別信号の発生に供せしめるようにしている。従って、
分割電極位置に予め方向等を割り当てておき、その位置
での電極間の結合を生せしめるべくその位置に作用を及
ぼせば、所望の信号の発生に至らしめることができる。

従って、分割電極数に応じた数の機能を単一のキーに付
与し得、以って操作性の向上、誤操作の低減、キーボー
ドのコンパクト化に寄与し得る。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照しながら本発明の詳細な説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示す。この図は本発明キー
がキーボードのキー取付機１に取り付けられた状態での
斜視図である。２はキー取付盤１に固着された円盤状の
電極植設盤で、その盤周面から中心に向かって所定距離
だけ入った盤上面に互いに電気的に絶縁された所要数の
電極３が円環状に分割植設されている。又、盤周面近傍
の盤上面にスプリング４の下端が固着されている（第２
図参照）。電極植設盤２に対しその盤周面から所定距離
だけ隔てられて上下動可能に、有蓋円筒体５がスプリン
グ４の上端に固着されている。その円筒体５の天井５Ａ
には、電極３との電気的接触を生ぜしめられる円環状の
電極６が固着されているが、円筒体５が押し下げられた
状態においては、電極３のコンタクトと電極６のコンタ
クトとの接触を生じさせなくするのに十分なだけ円筒体
５を上方に押し上げるよう、スプリング４の機械的能力
を決めである。

このように構成されたキーにおいて、その有蓋円筒体５
の上面の所定周辺部を押し下げてその部位のスプリング
部を最圧縮させ、その部位を最低位に至らしめるよう円
筒体５の傾動を生ぜしめれば、その部位の電極６のコン
タクトとこれに対応する電極３のコンタクトとの電気的
閉成を生ぜしめ得る。

従って、上述部位に予め方向等を割り当てておけば、上
述電気的閉成をその識別信号の発生に供することができ
る。例えば、発明キーをディスプレイ装置のカーソル移
動キーとして用い、上述部位の各々をその各方向に割り
当てたとすると、カーソルを移動させたい方向のキー部
位を押し下げることにより、そのオペレータの意図した
方向にカーソルを移動させることができる。

このような機能は分割された電極３の数だけ単一の本発
明キーに付与することが可能になり、これによりキーの
操作性の向上、誤操作の低減が図れる上、キーボードの
コンパクト化に寄与する。

第３図は本発明の第２の実施例を示す。この実施例は第
１の実施例が電極３と電極６との機械的結合をその識別
信号の発生に用い得るように構成されているのに対し電
ｆｉ３’　　と電極６゛　との静電的結合をその識別信
号の発生に用いたことにその差違がある。そのために、
第３図の（３−１）及び（３−２）に示すように、電極
３は分割されていない円環状電極３゛　とし、電極６は
所要数に分割され、各電極が円環状電極３から等距離だ
け隔てられて対向された分割電極６“　とじて構成され
たことにこの実施例の特徴部分がある。そして、識別信
号を取り出すため、各分割電極６°は対応する増幅器７
の一方の入力に接続され、電極３″は各増幅器の他方の
入力に接続されている。

このキーの場合には、第１の実施例の場合と同様、分割
電極６′の各々に方向が割り当てられていたとすると、
成る分割電極部位に指等をタッチさせればその静電容量
が変化し、その変化を示す信号が対応する増幅器７の出
力に発生されることになる。

かくして、可動部分がないことから生ずる相違を除いて
、第１の実施例キーと同効を奏することができる。

なお、上記実施例において、その対向電極の双方が分割
されていてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、■単一のキーに
複数の機能を付与し得ると共に、■操作性の向上、誤操
作の低減が図れて、■しかもキーボードのコンパクト化
に寄与する、等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す図、第２図は第１
図実施例の断面図、第３図の（３−１）は本発明の第２
の実施例キーの上面斜視図、第３図の（３−２）は本発
明の第２の実施例の電気回路図である。 図において、３，６′は分割電極、３°、６は単一の電
極、２は電極植設盤、４はスプリング、５は有蓋円筒体
である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）キー本体と、キー本体内に互いに電気的に絶縁さ
   れ且つ環状に対向配置されその少なくとも一方は所定の
   間隔で互いに電気的に絶縁された分割電極として形成さ
   れた２つの電極とを備えたキーにして、その分割電極へ
   の作用に応答して生ぜしめられる電極間の結合をその識
   別信号の発生に供せしめるように構成したことを特徴と
   するキー。
2. （２）前記２つの電極の一方は他方の電極を被冠し且つ
   これに対し部分的に接触変位可能に支持された非導電性
   材料の被冠体の内側適所に設けられていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のキー。
3. （３）前記２つの電極の一方は他方の電極を被冠する非
   導電性材料の被冠体内側であって前記他方の電極から所
   定間隔だけ隔てられて分割配置されたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のキー。