JP2588549Y2 - ガラスパネル下端の支持装置 - Google Patents

ガラスパネル下端の支持装置

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JP2588549Y2
JP2588549Y2 JP1993031830U JP3183093U JP2588549Y2 JP 2588549 Y2 JP2588549 Y2 JP 2588549Y2 JP 1993031830 U JP1993031830 U JP 1993031830U JP 3183093 U JP3183093 U JP 3183093U JP 2588549 Y2 JP2588549 Y2 JP 2588549Y2
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glass panel
inclined wall
lower frame
edge
wall surface
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篤人 高梨
潔 宮本
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Fujisash Co Ltd
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Fujisash Co Ltd
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係るガラスパネル下端
の支持装置は、例えばトップライトと呼ばれる天窓装置
の屋根面を構成するガラスパネルの下端を、水密を保持
した状態で支持する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】例えば隣接した1対のビルディングの間
の空間をテラスとして利用する場合、この1対のビルデ
ィングの壁面同士の間に、トップライトと呼ばれる天窓
装置を設ける。この様な天窓装置は、ガラスパネルを傾
斜した状態で設け、このガラスパネルによって屋根面を
構成する。天窓上面に降った雨は、このガラスパネルの
上面を下方に流れて排出される。従って、ガラスパネル
の下端は上記天窓装置を構成する下框に対して、水密を
保持した状態で支持する必要がある。
【0003】天窓装置を構成するガラスパネルの下端部
を下框に支持する部分の構造として、実願平5−112
67号、同5−15592号には、図2に示す様な構造
が記載されている。カーテンウォール1の上端部に支持
された支持枠2の上面には下框3が、支持固定されてい
る。そして、この下框3の内側半部(図2の右半部)
に、ガラスパネル4の下端部を支持している。
【0004】上記下框3の外側半部(図2の左半部)に
は、この下框3の上面を構成し、外側縁に向かう程低く
なる傾斜壁面5を形成している。又、上記下框の内側
半部には段部6を、この傾斜壁面5の内側縁よりも下方
に凹んだ状態で形成している。上記傾斜壁面5の内端部
は、この段部6の上方に迄延長して、庇部7としてい
る。又、段部6の底面内周縁部には係止溝8を形成し、
この係止溝8にパッキング9を係止している。
【0005】上記ガラスパネル4の下端部は、このパッ
キング9に載置している。又、この状態でガラスパネル
4の下端縁部は、上記庇部7の下側に挿入されて、その
端縁をスペーサ10に突き当てている。更に、上記庇部
7の下面と上記ガラスパネル4の下端部上面との間に
は、コーキング材11を充填している。12は、このコ
ーキング材11の流失を防止する為のバックアップ材で
ある。
【0006】ガラスパネル4の下端部を、上述の様にし
て下框3に支持する為、このガラスパネル4の上面に降
った雨水は、上記コーキング材11の上面、庇部7の上
面、傾斜壁面5の上面を流れて、天窓装置外に排出され
る。一方、上記ガラスパネル4の下面に付着した凝縮水
は、上記パッキング9に堰き止められ、このパッキング
9の内側面に沿って下方に流下し、上記下框3に形成し
た通孔13を通じて排出される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する、従来のガラスパネル下端の支持装置
の場合、次に述べる様な不都合を生じる。
【0008】即ち、ガラスパネル4の下端縁部を庇部7
の下側に挿入し、この庇部7の内端縁と上記ガラスパネ
ル4の上面との間の段差をコーキング材11により埋め
ていた為、このコーキング材11の上面と上記ガラスパ
ネル4の上面との間に、急に傾斜角度が緩くなる折れ曲
がり部14が生じる事が避けられない。
【0009】この様な折れ曲がり部14には、上記ガラ
スパネル4の上面に付着し、雨水で流された汚れが溜ま
り易く、溜まった場合にはこの汚れがガラスパネルの下
方から見える様になって、天窓装置の体裁を悪くしてし
まう。
【0010】本考案のガラスパネル下端の支持装置は、
上述の様な不都合を解消するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案のガラスパネル下
端の支持装置は、前述した従来のガラスパネル下端の支
持装置と同様に、傾斜した状態で支持されて屋根面を構
成するガラスパネルと、このガラスパネルの下端部をそ
の内側半部に支持する下框とから成る。
【0012】特に、本考案のガラスパネル下端の支持装
置に於いては、上記下框の外側半部上面を形成し、外側
縁に向かう程低くなる傾斜壁面と、上記下框の内側半部
に、この傾斜壁面の内側縁よりも下方に凹んだ状態で形
成された段部と、この段部の底部に係止されて、その上
面に上記ガラスパネルの下端部を載置するパッキング
と、このパッキングに沿って上記ガラスパネルの下面と
上記下框との間に充填された接着剤と、上記ガラスパネ
ルの下端縁と上記傾斜壁面の内側縁との間の隙間を埋め
るコーキング材とを備えている。そして、上記ガラスパ
ネルの下端縁位置を上記傾斜壁面の内側縁位置よりも高
くしている。
【0013】
【作用】上述の様に構成される本考案のガラスパネル下
端の支持装置の場合には、ガラスパネル上面の傾斜角度
とコーキング材上面の傾斜角度とをほぼ等しくできる。
この結果、上記両上面の連続部に、従来構造の様な折れ
曲がり部が形成されず、この連続部に汚れが溜まりにく
くなる。
【0014】
【実施例】図1は本考案の実施例を示している。尚、前
述した従来構造と同等部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略し、以下、本考案の特徴部分を中心に説明
する。
【0015】下框3aの外側半部(図1の左半部)に
は、この下框3aの上面を構成し、外側縁に向かう程低
くなる傾斜壁面5aを形成している。又、上記下框3a
の内側半部には段部6aを、この傾斜壁面5aの内側縁
よりも下方に凹んだ状態で形成している。本考案の支持
装置を構成する下框3aの場合には、上記傾斜壁面5a
の内端部には、前記従来構造に於ける様な庇部7(図2
参照)は形成していない。
【0016】上記段部6aの底面内周縁部には係止溝8
を形成し、この係止溝8にパッキング9を係止してい
る。ガラスパネル4の下端部は、このパッキング9に載
置している。又、上記下框3aの内側縁で上記係止溝8
の側方部分には、延長壁部16を形成している。そし
て、この延長壁部16の上面と上記ガラスパネル4の下
端部下面との間に、上記パッキング9の内側面に沿っ
て、構造シリコン等の接着剤17を充填している。上記
ガラスパネル4の下端部は、この接着剤17により、上
記下框3aに結合される。
【0017】又、上記ガラスパネル4の下端部をパッキ
ング9に載置した状態で、このガラスパネル4の下端縁
下半部と上記段部6aの内側面との間には、バックアッ
プ材12aを挟持している。そして、このバックアップ
材12aの上面と、上記ガラスパネル4の下端縁上半部
と、上記段部6aの内側面とにより三方を囲まれる溝部
15に、コーキング材11aを充填している。上記バッ
クアップ材12aと上記段部6aの底面との間にはスペ
ーサ10aを設けて、このバックアップ材12aを支持
している。
【0018】尚、上記ガラスパネル4の下端部を下框3
aに結合した状態で、このガラスパネル4の下端縁位置
は前記傾斜壁面5aの内側縁位置よりも高くなってい
る。従って、上記コーキング材11aの上面の傾斜角度
は、上記ガラスパネル4の上面及び上記傾斜壁面5aの
傾斜角度とほぼ等しくなる。
【0019】上述の様に本考案のガラスパネル下端の支
持装置の場合には、ガラスパネル4上面の傾斜角度と、
コーキング材11a上面の傾斜角度と、傾斜壁面5aの
傾斜角度とがほぼ等しくなり、これら各上面同士が滑ら
かに連続する。この結果、各上面の連続部に、従来構造
の様な折れ曲がり部が形成されず、この連続部に汚れが
溜まりにくくなる。
【0020】
【考案の効果】本考案のガラスパネル下端の支持装置
は、以上に述べた通り構成され作用するが、ガラスパネ
ルの下端部上面に汚れが付着しにくくなって、ガラスパ
ネルを設けた天窓装置等の体裁を良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図。
【図2】従来構造の1例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 カーテンウォール 2 支持枠 3、3a 下框 4 ガラスパネル 5、5a 傾斜壁面 6、6a 段部 7 庇部 8 係止溝 9 パッキング 10、10a スペーサ 11、11a コーキング材 12、12a バックアップ材 13 通孔 14 折れ曲がり部 15 溝部 16 延長壁部 17 接着剤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した状態で支持されて屋根面を構成
    するガラスパネルと、このガラスパネルの下端部をその
    内側半部に支持する下框とから成る、ガラスパネル下端
    の支持装置に於いて、上記下框の外側半部上面を形成
    し、外側縁に向かう程低くなる傾斜壁面と、上記下框の
    内側半部に、この傾斜壁面の内側縁よりも下方に凹んだ
    状態で形成された段部と、この段部の底部に係止され
    て、その上面に上記ガラスパネルの下端部を載置するパ
    ッキングと、このパッキングに沿って上記ガラスパネル
    の下面と上記下框との間に充填された接着剤と、上記ガ
    ラスパネルの下端縁と上記傾斜壁面の内側縁との間の隙
    間を埋めるコーキング材とを備え、上記ガラスパネルの
    下端縁位置を上記傾斜壁面の内側縁位置よりも高くし
    た、ガラスパネル下端の支持装置。
JP1993031830U 1993-05-24 1993-05-24 ガラスパネル下端の支持装置 Expired - Fee Related JP2588549Y2 (ja)

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JPH0685823U JPH0685823U (ja) 1994-12-13
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