JP2587821B2 - 穿孔の底に環状凹所を形成するための装置 - Google Patents

穿孔の底に環状凹所を形成するための装置

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JP2587821B2 JP62000087A JP8787A JP2587821B2 JP 2587821 B2 JP2587821 B2 JP 2587821B2 JP 62000087 A JP62000087 A JP 62000087A JP 8787 A JP8787 A JP 8787A JP 2587821 B2 JP2587821 B2 JP 2587821B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23B51/0036Drills for enlarging a hole by a tool-carrying eccentric

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばコンクリート、石、煉瓦、鋼など
の任意の形式の表面に形成した穿孔の底部に環状凹所す
なわち半径方向拡大部を形成する装置に関するものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明の目的は、例えば下方部分を径方向に拡張で
きる各アンカーボルトのようなファスニング部材を、形
成した穿孔内に挿入して固定する際に、そのファスニン
グ部材の下方拡張部分を受けてしっかりと固定できるよ
うにする環状凹所を穿孔内の底部に正確に形成できる装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明によれば、媒体
の表面にある孔の底部に環状凹所を形成する、回転手段
と噛合可能な装置であって、基体と、対向する2つの端
部を備え、一方の端部が他方と端部と回転させるために
前記回転手段と接続可能に構成された、前記基体の内部
で回転可能な回転軸と、前記回転軸の他方の端部と一体
的で、それらと共に回転可能な切削具と、前記基体から
切削具まで延長する第1の空洞を、軸線に対して偏心し
た位置に備え、かつその第1の空洞に回転軸を収容する
ように構成された、基体に対して回転可能な円筒形状の
内側ケーシングと、前記内側ケーシング片を収容する第
2の空洞を備えた円筒状の外側ケーシング片とから成
り、前記内側ケーシング片が外側ケーシング片の軸線に
対して偏心した位置に配置され、前記内側ケーシング片
と外側ケーシング片とを、内側ケーシング片に収納され
た回転軸の外側ケーシング片の軸に対する偏心度が最も
小さくなり、切削具が前記外側ケーシングの軸線と同軸
上に位置して、内側ケーシング片及び外側ケーシング片
の両方が前記媒体にある孔の中に挿入できる位置まで相
対的に回転できるように構成し、また、内側ケーシング
片と外側ケーシング片とを、切削具が外側ケーシング片
の外周を越えてかつ穴の壁内に向けて半径方向に突出す
るように相対的に回転し、その後一体的に回転するよう
に構成して、切削具を遊星的に回転させ孔内に環状の凹
所を形成するようにすると共に、内側ケーシング片に半
径方向に拡大するヘッドを設け、前記ヘッドに歯車を一
体的に又は十分に固定して設け、前記歯車を無端歯車又
は基体に設けられた手動で駆動されるその他の回転ギヤ
部材に噛み合うようにし、かつ、外側ケーシング片に半
径方向の溝を備えた半径方向に拡大するヘッドを設け、
基体の側部にラチェットを設け、ラチェットに、外側ケ
ーシング片を基体に固定して外側ケーシング片を動かな
くするために、外側ケーシング片のヘッドの半径方向溝
に係合するシャフトを設け、さらに、内側ケーシング片
のヘッドに、外側ケーシング片のヘッドの肩部の端部に
突き当たるスタッブを設け、それにより、ラチェットが
外側ケーシング部片を開放した時に、内側ケーシング片
が、その回転中に、スタッブを前記肩部の作動端に当て
て、外側ケーシング片を一方向又は他方向に引っ張るよ
うにしたことを特徴とする穿孔の底部に環状凹所を形成
するための装置が提供される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、この発明の実施例につい
て詳述する。
図面に示されるているように、本体1は、第2図に符
号2で示す穿孔機械のハウジングに結合され、そしてク
ランプ3などの適当な手段によって互いに固定されてい
る。軸4は穿孔機械2の回転ヘッド同軸に装着され、こ
の軸4は形成すべき穿孔の深さに相応した長さを有して
いる。この軸4の先端部にはねじが切られており、この
ねじ突き先端部に、環状凹所を形成する切削具5がナッ
ト6によって固定されている。
本体1の軸線方向に沿ってのびる軸4は内側ケーシン
グ部片7の中に収容され、この内側ケーシング部片7は
切削具5に隣接してた位置までのびている。内側ケーシ
ング部片7のヘッド8は径方向にかなり広がっており、
このヘッド8には歯車9がねじ10によって固定されてい
る。歯車9は、内側ケーシング部片7のヘッド8と一体
に構成してもよい。内側ケーシング部片7のヘッド8及
び歯車9は軸受11を介して本体1に回転可能に取付けら
れ、従って全体として本体1に対して回転できるように
されている。同時に、軸4は内側ケーシング部片7の中
で回転できるようにされている。この場合軸4と内側ケ
ーシング部片7とは偏心して配置されている。
また、内側ケーシング部片7は、第2のすなわち外側
ケーシング部片12の中に収容されており、その外側ケー
シング部片12は偏心的に設けられた円筒状の長手開孔を
備え、この長手開孔の直径は内側ケーシング部片7の直
径に一致している。
外側ケーシング部片12も拡大ヘッド13を備え、この拡
大ヘッド13は、第2図に詳細に示すように、内側ケーシ
ング部片7とそれのヘッド8との間の環状段部に接して
いる。
外側ケーシング部片12の拡大ヘッド13の下端から切削
具5までの距離で、環状凹所を形成しようとする穿孔の
深さが決まるので、形成しようとする穿孔の深さに応じ
て、軸4、内側及び外側ケーシング部片7、12の長さは
決定される。
切削具5は、装置に結合される穿孔機械の作動によっ
ての回転される。両ケーシング部片7、12が回転運動で
きしかもこれらケーシング部片7、12および軸4が互い
に偏心して取付けられているので、切削具5それ自体を
回転させる前に径方向に動かして外側ケーシング部片12
と同軸位置にさせ、穿孔内へ容易に挿入できるようにす
ることができる。そして作業時には切削具5の軸線は、
外側ケーシング片12の軸線からずらされ、それにより切
削具5は回転軸4を中心に回転すると共に、外側ケーシ
ング片12の軸線を中心に遊星的に移動し、それにより、
穿孔の底部に意図した環状凹所を形成することができ
る。
さらに、内側ケーシング部片7および外側ケーシング
部片12のヘッド8および拡大ヘッド13には装置の駆動部
が配置され、この駆動部は穿孔の中における切削具5の
偏心の度合いを制御したり変える働きをする。
軸4を収容している内側ケーシング部片7は、軸受11
の回りで、内側ケーシング部片7のヘッド8に設けた歯
車9を介して回転駆動される。この歯車9は、本体1そ
れ自体に装着された無端ねじ(例えばウォーム歯車)14
と係合し、この無端ねじ14の軸線方向の拡大部の端部に
はピニオン15が設けられている。このピニオン15は、回
転ハンドル17に固く結合された別の歯車16と係合するよ
うにされている。この歯車組立体は、明らかに、任意の
別の形式の伝動装置に置き換えることができる。同様
に、回転ハンドル17についても、ハンドル、フリーホイ
ールまたは他の普通の駆動手段に置き換えることができ
る。
ラチエット18は装置の作動手段の一部として本体1に
取付けられ、その軸19は、外側ケーシング部片12の拡大
ヘッド13における半径方向の溝孔20(第4図に詳細に示
す)を貫通してのびている。
さらに、内側ケーシング部片7のヘッド8には、スピ
ゴット21が設けられ、このスピゴット21は、外側ケーシ
ング部片12の拡大ヘッド13における肩部22とに係止す
る。さらに具体的に説明すると、この肩部22は外側ケー
シング部片12のヘッド13に設けられ、内側ケーシング部
片7のスピゴット21は、軸4が外側ケーシング部片12と
同軸になる位置に内側ケーシング部片7が位置する時に
肩部22の一端に係止し、又、軸4が外側ケーシング部片
12の軸に対して最も偏心する位置に内側ケーシング部片
7が位置する時に肩部22の他端に係止するようにされて
いる。
従って、肩部22は、第4図に詳細に示されるように、
180゜の弧を描いてのび、内側ケーシング部片7と共に
スピゴット21が180゜回転できるようにしている。この
ように、肩部22の両端区域だけが作動に関与することに
なる。一つのスピゴット21は、肩部22の両端に対応する
ように配置される2つの簡単なスピゴット或いは他の任
意の止め部材に置き換えることもできる。
上述した構成から理解できるように、外側ケーシング
部片12は、ラチエット18を介して本体1に固定された状
態で作動されるか、又は、内側ケーシング部片7のスピ
ゴット21が外側ケーシング部片12の肩部22に係止した時
に、内側ケーシング部片7によって引きずられて動かさ
れる。
装置の作動は、次の通りである。
装置の本体1は、穿孔機械2または他の任意の駆動要
素に結合される。外側ケーシング部片12は、その溝孔20
がラチエット18に対向する位置に配置される。このラチ
エットが作動されて、その軸19が溝孔20に導入され、こ
れで、外側ケーシング部片12は本体1に固定される。こ
の後、内側ケーシング部片7が、外側ケーシング部片12
の長手開孔の中で回転され、内側ケーシング部片7に収
容された軸4が外側ケーシング部片12と同軸に位置する
ようにされる。この状態で、装置は、外側ケーシング部
片12の拡大ヘッド13の下面が、穿孔の形成された壁の表
面に当接する位置まで、穿孔の中に挿入される。
その後に、ハンドル17が回転させられ、これが、対応
する前述した伝動装置を介して、内方のケーシング部片
7を回転させる。その際に、外側ケーシング部片12は、
静止状態に保たれる。これによって、内側ケーシング部
片7の長手開孔、即ち、そこに収容された軸4は外側ケ
ーシング部片12の軸線に対して偏心していく。その結果
として、切削具5は、穿孔の側面に従いながら、かつ求
められる環状凹所の達成のために材料を切削しながら、
本体1に対して横方向に動かされる。
内側ケーシング部片7が、外側ケーシング部片12に対
して180゜回転したときに、スタッブすなわちスピゴッ
ト21が肩部22と接触する。このときに、軸19は、溝孔20
のラチエット18から引抜かれ、その後に、スタッブ21が
肩部22を押すときに、内側ケーシング部片7が外側ケー
シング部片12を引張りながら、両ケーシング部片7、12
が共に回転する。
軸4が外側ケーシング12の軸に対して最も偏心してい
る位置にある時に、外側ケーシング12が360゜回転する
まで、ハンドル17を回転させると、環状凹所の形成作業
が完了する。
この位置において、ラチエット18の軸は、再び、外側
ケーシング部片12の溝孔20に対向する位置に位置する。
凹所を穿孔の周の一部分だけに形成しようとする場合
には、ケーシング部片7、1は、前述した最大360゜の
角度の代りに、かかる凹所のために所望の角度だけ回転
させられる。所望の角度が回転したときに、ハンドル17
は、ラチエット18の軸が溝孔20に対向するまで、反対方
向に回転させられる。
形成すべき環状凹所が部分的な場合にも、全体的な場
合にも、外側ケーシング部片12を押さえるために、ラチ
エット18の軸19が溝20に導入される。その後に、スタッ
ブ21が肩部22の反対端に当たるまで、ハンドル17が、前
と反対方向に回転させられる。この位置において、内側
ケーシグ部片7の長手開孔、即ち、そこに収容された軸
4は外側ケーシング部片12と同軸上に位置する。これに
より、切削具5は、外側ケーシング部片12と同軸上に位
置し、穿孔から装置が引き抜けるようになる。
以上説明した通り、内側ケーシング7に収納された軸
4が外側ケーシング12と同軸上に位置するように装置を
調節した後、装置を、環状凹所を形成すべき穿孔内に挿
入し、その後上述した方式で装置を作動することによっ
て、切削具5を外側ケーシング12に対して横方向、即ち
半径方向に動かす。その後、外側ケーシング12を360゜
又はそれ以外の角度だけ回転させると、切削具5は遊星
的に作動して、完全な、又は部分的な環状凹所を形成す
る。
前述した構成に従う装置の作動から、実際上理論的に
見て完全な、穿孔の切削を遂行できる結果が得られる。
特に、望ましい前述したコンクリートの場合のように、
表面が硬い材料に基いて形成されているときには、切削
具の冷却が必要である。
この意味において、作られる破片を引ずる切削具など
の区域に冷却水を導入するため外側ケーシング部片12に
は、第2図および第5図に明示されているような、通路
23が構成される。必要ならば、第6図に図示されている
ように、通路23は、ケーシング部片7および12の一方の
1つの母線、具体的にはケーシング部片7の外周母線ま
たはケーシング部片12の内部開孔の母線、に沿う溝孔2
3′として実現できる。
さらに、外側ケーシング部片12の外面には、切欠き24
が設けられ、これは、コンクリートに作られた穿孔の真
の表面と共に、前述した破片と冷却水のための出口通路
を形成する。ケーシング部片12のこの切欠き24は、外側
ケーシング部片12を動かさずに、内側ケーシング部片7
を回転させたときに、軸4が描く弧に向い合うように、
位置する。この方式によれば、前記切欠き24は、切削具
5の侵入に対してコンクリートが与える抵抗に対する反
作用として、コンクリートの中に作られる穿孔の表面を
押すケーシング部片12の区域に、向い合うような位置に
常に保たれる。
さらに具体的に言えば、冷却系に連結するために、基
本的に円筒形の部片25が設けられ、これに、冷却水のた
めの入口管26および出口管27が連結される。
この部片25は、第2図に示されるように、外側ケーシ
ング部片12のヘッド13のまわりに、これに対して自由に
回転できるように取付けられる。故に、部片25は、ケー
シング部片12が回転するときに、不動にとどまる。
その前方区域で、部片25は、緊密で弾性的な材料のリ
ング28を有し、このリング28は、この外側ケーシング部
片のヘッド13の下面が、環状凹所を形成すべき穿孔が形
成された壁の表面に当接した時に、前記壁の表面に調節
可能に適合する。それ以外に、部片25は、冷却水を集め
る役をなす、前記リング28によって周で閉じられる環状
室29を有する。表面を打撃するヘッド13の前方には、前
記室29と長手切欠き24を連結するための半径向き切欠き
が組込まれ、前記室は、明らかに、出口管27と連通す
る。
この環状室29に対応するヘッド13は、周溝孔30を備
え、これは、真の環状の部片25と共に、液密な保持具31
によって同じく環状の室(周溝孔)を形成する。この室
30(周溝孔)には、入口管26が連結し、この室30から
は、切削具の作業区域に向う通路23がのびている。
同じく第2図に示されるように、水の入口の室30と、
水および破片の出口の室(環状室)29とは、完全に独立
である。
前述した構造から推論されるように、冷却水は、入口
管26を通って装置にはいり、室31にはいって、ここから
通路23に向い、これから、切削具の作業区域に到着し、
その冷却作業を達成しかつ破片を引出したのちに、装置
の切欠き24および開孔の壁によって形成される通路によ
って、再び出口側に戻り、室29に到着し、これから、出
口管27によって外側に向う。
同じく目立つ点として、軸4に対応する区域による冷
却水の漏洩を阻止するため、軸4に、一対の密閉材32が
配備される。
以上説明したように本発明に係る穿孔の底に環状凹所
を形成するための装置は、内側ケーシング片(7)に半
径方向に拡大するヘッド(8)を設け、前記ヘッド
(8)に歯車(9)を一体的に又は十分に固定して設
け、前記歯車(9)を無端歯車(14)又は基体(1)に
設けられた手動で駆動されるその他の回転ギヤ部材に噛
み合うようにし、かつ、外側ケーシング片(12)に半径
方向の溝を備えた半径方向に拡大するヘッドを設け、基
体(1)の側部にラチェット(18)を設け、ラチェット
(18)に、外側ケーシング片(12)を基体(1)に固定
して外側ケーシング片(12)を動かなくするために、外
側ケーシング片(12)のヘッドの半径方向溝に係合する
シャフトを設け、さらに、内側ケーシング片(7)のヘ
ッド(8)に、外側ケーシング片(12)のヘッドの肩部
(22)の端部に突き当たるスタッブ(21)を設け、それ
により、ラチェット(18)が外側ケーシング部片(12)
を開放した時に、内側ケーシング片(7)が、その回転
中に、スタッブ(21)を前記肩部(22)の作動端に当て
て、外側ケーシング片(12)を一方向又は他方向に引っ
張るように構成しているので、作業者が片手で外側ケー
シング片(12)及び内側ケーシング片(7)を回転する
ことができ、これにより、作業者が、他方の手で本発明
に係る装置に結合される駆動装置を持つことができるよ
うになるという格別の効果を奏する。
以上詳述したように本発明は構成されているので、こ
の種従来のねじ突きボルトによる固定系に導入されるコ
ンクリート壁等の穿孔の底に環状凹所即ち半径方向拡大
部を形成するようなものに比べて環状凹所の形成を正確
に達成できる等の効果を奏するものである。
この発明の範囲およびこれから導出される利点を当業
者が会得するのに、この説明をさらに詳しくする必要は
ないと思われる。
構成要素の材料、形状、寸法および配置は、発明の本
質を変更するものでない限りは、変型できる。
この説明における用語は、限定的でない広い意味を取
るべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の目的に従って作られた、任意の形
式の表面に作られた穿孔の底に環状凹所を形成するため
の装置、の側面図である。第2図は、第1図と同じ組立
体の断面図である。第3図は、第2図のA−B線に沿う
断面図であって、回転運動を内方のケーシング部片に伝
達する機構を詳細に表わす。第4図は、第2図のC−D
線に沿う別の横断面図にして、外方の第2のケーシング
部片の回転運動を限定する手段を表わす。第5図は、第
2図のE−F線に沿う、開孔の中に挿入する区域の水準
における装置の断面図である。第6図は、冷却用液体の
通路が、外方のケーシング部片の中ではなく、両ケーシ
ング部片の間に設けられる、変型を表わす、第5図と同
様の図である。 図面において、1は本体、2は穿孔機械、4は軸、5は
切削具、7は内側ケーシング部片、8は内方のケーシン
グ部片のヘッド、12は外側ケーシング部片、13は外側ケ
ーシング部片のヘッドを示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体の表面にある孔の底部に環状凹所を形
    成する、回転手段と噛合可能な装置であって、 基体(1)と、 対向する2つの端部を備え、一方の端部が他方と端部と
    回転させるために前記回転手段と接続可能に構成され
    た、前記基体(1)の内部で回転可能な回転軸(4)
    と、 前記回転軸(4)の他方の端部と一体的で、それらと共
    に回転可能な切削具(5)と、 前記基体(1)から切削具(5)まで延長し、回転軸
    (4)を収容するように構成された第1の空洞を、軸線
    に対して偏心した位置に備え、基体(1)に対して回転
    可能な円筒形状の内側ケーシング(7)と、 前記内側ケーシング片(7)を収容する第2の空洞を備
    えた円筒状の外側ケーシング片(12)と から成り、 前記内側ケーシング片(7)が外側ケーシング片(12)
    の軸線に対して偏心した位置に配置され、 前記内側ケーシング片(7)と外側ケーシング片(12)
    とを、 内側ケーシング片(7)に収納された回転軸(4)の外
    側ケーシング片(12)の軸に対する偏心度が最も小さく
    なり、切削具(5)が前記外側ケーシング(12)の軸線
    と同軸上に位置して、内側ケーシング片(7)及び外側
    ケーシング片(12)の両方が前記媒体にある孔の中に挿
    入できる位置まで相対的に回転できるように構成し、 また、 内側ケーシング片(7)と外側ケーシング片(12)と
    を、切削具(5)が外側ケーシング片(12)の外周を越
    えてかつ穴の壁内に向けて半径方向に突出するように相
    対的に回転し、その後一体的に回転するように構成し
    て、 切削具(5)を外側ケーシング片(12)の軸線に対して
    遊星的に回転させ孔内に環状の凹所を形成するようにす
    ると共に、 内側ケーシング片(7)に半径方向に拡大するヘッド
    (8)を設け、 前記ヘッド(8)に歯車(9)を一体的に又は十分に固
    定して設け、 前記歯車(9)を無端歯車(14)又は基体(1)に設け
    られた手動で駆動されるその他の回転ギヤ部材に噛み合
    うようにし、かつ、 外側ケーシング片(12)に半径方向の溝を備えた半径方
    向に拡大するヘッドを設け、 基体(1)の側部にラチェット(18)を設け、 ラチェット(18)に、外側ケーシング片(12)を基体
    (1)に固定して外側ケーシング片(12)を動かなくす
    るために、外側ケーシング片(12)のヘッドの半径方向
    溝に係合するシャフトを設け、 さらに、内側ケーシング片(7)のヘッド(8)に、外
    側ケーシング片(12)のヘッドの肩部(22)の端部に突
    き当たるスタッブ(21)を設け、 それにより、ラチェット(18)が外側ケーシング部片
    (12)を開放した時に、内側ケーシング片(7)が、そ
    の回転中に、スタッブ(21)を前記肩部(22)の作動端
    に当てて、外側ケーシング片(12)を一方向又は他方向
    に引っ張るように したことを特徴とする穿孔の底部に環状凹所を形成する
    ための装置。
  2. 【請求項2】前記内側ケーシング片(7)及び外側ケー
    シング片(12)の長さを、 それらの自由端が切削具(5)の近くで同じ水準に位置
    するように、同時に前記切削具(5)と外側ケーシング
    (12)のヘッドの下端との間の距離が装置を作動させる
    べき孔の深さに対応するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】外方のケーシング片(12)の中に、又は選
    択的に内側ケーシング片(7)の母線に沿って、冷却水
    通路(23)を形成し、この通路(23)の一方の端部を切
    削具(5)の水準で終端させ、また対向する端部を半径
    方向外方に屈曲させた後、外側ケーシング片(12)のヘ
    ッドに形成された環状室(29)に向けて開口させ、 前記環状室(29)が、環状の補助部片によって閉鎖さ
    れ、前記環状の補助部片に、水の流入のために対応する
    通路(30)が構成され、これに対して、このヘッド(1
    3)の前方を僅かに越える弾性リング(28)が、前方で
    関連し、このヘッド(13)の中に、装置が表面と結合さ
    れた時に弾性リング(28)の連携によって密に閉じられ
    る室(29)の中に通じる通路が形成され、前記室(29)
    に出口配管(27)が結合され、前記室(29)から、外方
    の補助部片内に形成された分岐通路によって、その母線
    に沿って導かれ、外側ケーシング部材(12)と孔の壁と
    の間に形成される通路を通して、切削具(5)によって
    生じる破片を冷却水で送出し、前記分岐通路が、外側ケ
    ーシング片(12)を動かすことなく内側ケーシング片
    (7)を回転させるときに切削具(5)の軸(4)によ
    って描かれる弧の前方に位置するようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項の何れか一項に
    記載の装置。
JP62000087A 1985-12-31 1987-01-05 穿孔の底に環状凹所を形成するための装置 Expired - Lifetime JP2587821B2 (ja)

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