JP2587581B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2587581B2
JP2587581B2 JP6042154A JP4215494A JP2587581B2 JP 2587581 B2 JP2587581 B2 JP 2587581B2 JP 6042154 A JP6042154 A JP 6042154A JP 4215494 A JP4215494 A JP 4215494A JP 2587581 B2 JP2587581 B2 JP 2587581B2
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置に係
り、光ディスクのクランプ時の信頼性向上および装置の
小型化を達成する構成に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、光ディスクのクランプ方式として
は、光ディスクを保持するターンテーブルと上部から光
ディスクを押圧するクランパとの係合により行なってい
たが、光ディスク装置の小形化(特に高さ寸法の低減)
が要求されることから、データ用光ディスク等におい
て、日経エレクトロニクス1986年11月17日および12月29
日の記事に記載されているように、光ディスクに磁性材
を具備したハブを設け、ターンテーブル内に具備した磁
石との磁気的結合力によって光ディスクをクランプする
ことにより、従来上部に設けていたクランパ等を削除
し、小形化を図ることが考えられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、単板
の円盤状情報媒体を2枚はり合せた光ディスク構成であ
るため、ハブ構成としては、各単板ディスクの光スポッ
トを照射する面(本発明の第2面)に、磁性体を具備し
たハブを固定する構成となっているため、光ディスクの
下面からハブが突出した構成となっている。ところで現
在、光磁気ディスク等の検討が進められているが、ここ
での光ディスクは、単板の円盤状情報媒体に限定して検
討を行なっていることから、従来のはり合せ光ディスク
のハブ構成は、単板ディスクにおいては配慮されておら
ず、単板ディスクにおける一層の小形化が達成できない
問題がある。また、従来のハブ構成では、ハブと光ディ
スクとの固定部がはずれてしまった時には、光ディスク
がフリーになり光ディスクの破損や装置の破損が生ずる
問題が考えられる。 【0004】本発明の目的は、ディスク装置の小型化を
可能とするとともに、ディスク部へのハブの固定と、デ
ィスクの装置への結合の信頼性向上を図るものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、単板ディスクの中心部にハブ部材が取
り付けられてなり、その第1面側に情報記録部が設けら
れ、単板ディスクは、その中心部にディスク中心穴を有
し、ハブ部材は、合成樹脂材からなるハブ本体部材と、
このハブ本体部材と一体に設けられるとともにディスク
中心穴よりも小なる外径の磁性部材とを有してなり、ハ
ブ本体部材は、径方向に所定の幅を有してなる固定部
と、この固定部の内径側で軸方向に凸状をなし、その先
端側に上記磁性部材が設けられた凸状部とを有してな
り、ハブ部材は、その凸状部がディスク中心穴に嵌合さ
れるとともに、固定部において、単板ディスクの第1面
に取り付けられてなる構成の光ディスクが用いられ、
ディスクの前記情報記録部に、その第1面とは反対側の
第2面側から光を照射する光ヘッドと、 光ディスクをク
ランプして駆動する回転駆動手段と を備え、 この回転駆
動手段は、 単板ディスクの第2面の、径方向で前記ディ
スク中心穴より外径側でかつハ ブ本体部材の固定部の外
径内で光ディスクを軸方向に支持するディスク支持
と、 このディスク支持部よりも内径側に配置され、光デ
ィスクの磁性部材と軸方 向で所定の間隙を有して対向す
る磁力発生手段と を有する構成をなす。 【0006】 【作用】回転駆動手段の磁力発生手段は、光ディスクの
ハブ部材に設けられた磁性部材との間に磁気吸引力を発
生し、ハブ部材を介して光ディスク全体を回転駆動手段
のディスク支持部に押しつける。この場合、ディスク支
持部が、この光ディスクの単板ディスクの第2面でのデ
ィスク中心穴よりも外径側で、かつハブ部材の固定部の
外径内の領域をクランプ領域として支持するものである
から、このディスク支持部とハブ部材の固定部とが、正
面対向して、単板ディスクを挾持するように光ディスク
をクランプすることになる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。 【0008】図1は本発明による光ディスク装置に用い
る光ディスクの一構成例を示す断面図、図2は本発明
よる光ディスク装置の一実施例における光ディスクのク
ランプ状態を示す構成図、図3はハブ構成における磁性
体の固定方式の説明図、図4は本発明による光ディスク
装置に用いる光ディスクの他の構成例である。 【0009】図において、1は情報記録部2を有する第
1面1aと光スポット5が照射される第2面1bおよび
センタ穴3等で構成された単板ディスク、10は単板デ
ィスク1の第1面1aに固定部11aを有するハブホル
ダと単板ディスク1の第2面1b側に磁性体12を具備
したハブ、20はディスクモータ、21はスピンドル、
22は磁石23を具備したターンテーブルである。 【0010】次に動作について説明する。 【0011】図1により本発明の装置に用いる光ディス
クの構成例について説明する。 【0012】単板ディスク1(例えばCD:コンパクト
ディスク等と同様)は、情報記録部2を有する第1面1
aと情報記録部2に光スポット5を照射するための第2
面1bおよびセンタ穴3等で構成された円盤状情報媒体
である。この単板ディスク1のセンタ穴3を利用してハ
ブ10を具備しハブ付き光ディスクを構成するものであ
る。すなわち、単板ディスク1の情報記録部2を有する
第1面1aと固定される固定部11aを持つハブホルダ
11を具備し、単板ディスク1のセンタ穴3を介して単
板ディスク1の第2面1b側に磁性体12をハブホルダ
11の取付部11bに固定することでハブ付き光ディス
クとしたものである。なお、単板ディスク1のセンタ穴
3と係合するハブホルダ11の寸法は、センタ穴3の寸
法に対し若干小径(センタ穴直径15mmに対し14.5m
mから14.7mm程度)となっている。なお、図1の
(a),(b)は、単にハブ10における磁性体12の位置
が変化しただけのもので、図1(a)は、ハブ10におけ
る磁性体12の位置が単体ディスク1の第2面1bと略
同等位置にある場合、図1(b)は、磁性体12の位置が
単体ディスク1の第2面1bより上部すなわち、センタ
穴3内に位置したものである。したがって磁性体12の
位置は、ハブホルダ11のセンタ穴3と係合する寸法に
より任意に決定することが可能である。なお、本発明の
ハブ付き光ディスクでは単体ディスク1にハブ10を具
備しても、略単体ディスク1の厚さ寸法と同程度で構成
することが可能となり、装置の小形化(厚さ寸法の低
減)が達成することができる。 【0013】次に図2により、本発明による光ディス
ク装置の一実施例におけるハブ付き光ディスクのクラン
プ方式について説明する。 【0014】ハブ付き光ディスクのクランプ方式は、デ
ィスクモータ20のスピンドル21に固定されたターン
テーブル22上に、単体ディスク1の第2面1bのクラ
ンプエリアが保持され、ハブ10の磁性体12のセンタ
穴12aとスピンドル21とが係合することによってハ
ブ付き光ディスクの中心位置が定められる。またハブ付
き光ディスクのクランプ力は、ハブ10の磁性体12と
ターンテーブル22内に固定された磁石23との磁気的
吸引力によって確実にクランプされるものである。 【0015】したがって図5に示す従来の光ディスク
を用いた光ディスク装置では、光ディスク7のハブ10
は、光ディスク7の第2面7bに突出して固定されてい
るため、光ディスク7を保持するターンテーブル22の
位置を同等とした場合、ターンテーブル22内にハブ1
0が挿入されているため、クランプ力を発生する磁石2
3の位置はその下方に具備することになり、ターンテー
ブル22の厚さ寸法が大きくなるものである。また、第
2面7bにハブ10を固定することにより、ターンテー
ブル22の径は、ハブホルダ11の外径より大きくしな
ければならず、光ヘッド30との干渉により、本発明に
使用するハブ付き光ディスクに比較して光ヘッド30は
光ディスク7の内周部に移動することができず、記録容
量が低減することも考えられる。さらに、従来のハブ1
0は、ターンテーブル22上に保持される光ディスク7
の第2面7b側に固定されているため、光ディスク7と
ハブ10との固定がはずれた場合には、光ディスク7は
フリーとなって光ディスク装置内であれば、光ディスク
および光ヘッド、機構系等を破損することが考えられ
る。 【0016】しかしながら本発明による光ディスク装
では、前記したように、ハブ10のハブホルダ11の
固定部11aは単板ディスク1の第1面1aに設けられ
ているため、ハブ10と単板ディスク1との固定がはず
れても、ハブホルダ11の固定部11aは単板ディスク
1を押圧する構成となっているため、単板ディスク1が
フリーになることはなく、破損等の問題はない。 【0017】次に図3により、ハブ10のハブホルダ1
1と、磁性体12との固定方式について説明する。 【0018】図3(a),(b)は、ハブホルダ11と磁性
体12とを一体に成形して固定したものである。 【0019】すなわち、図3(a)は、磁性体12の数カ
所を穴部12cを具備した凹部12bに形成し、ハブホ
ルダ11を成形する時に磁性体12も一体(アウトサー
ト方式あるいはインサート方式等による)で成形するこ
とにより、凹部12bの穴部12cからハブホルダ11
の樹脂を流して固定するものである。 【0020】また、図3(b)は、磁性体12の数カ所を
切り起し部12dとし、ハブホルダ11を成形する時に
磁性体12も一体で成形することにより、磁性体12の
切り起し部12dにハブホルダ11の樹脂を流しこむこ
とで固定するものである。 【0021】また、図としては記載していないが、当然
ハブホルダ11に磁性体12を接着することでも問題は
ない。なお、単板ディスク1とハブホルダ11の固定部
11aとの固定方式は、接着方式、超音波による溶着方
式等で行なわれるものである。なお、ハブホルダ11の
材質は、単板ディスク1の特性向上から単板ディスク1
と同等の性能(熱膨張率,比重等)を有するものが利用
される。 【0022】図4は、光ディスクの他の構成例を示した
もので、特にハブ10の構成が異なるものである。 【0023】すなわち、本例では、磁性体12の形状と
して、単板ディスク1の第1面1a側にハブホルダ11
との固定部12fを設け、単板ディスク1のセンタ穴3
を介して単板ディスク1の第2面1b側に磁気的結合面
12gを設けるように構成したものである。 【0024】すなわち、磁性体12を単板ディスク1の
センタ穴3径より若干小さな径で絞り部を構成したもの
である。なお、絞り部の高さ寸法は、単板ディスク1の
厚さ寸法(約1.2mm)程度であり、成形時の問題はな
い。 【0025】すなわち、本構成では、磁性体12のハブ
ホルダ11との固定部12eが、単板ディスク1の第1
面1a側に具備されているため、ハブホルダ11と磁性
体12との固定部12eがはずれても、単板ディスク1
がフリーになることはなく、クランプ状態における一層
の信頼性向上が可能である。 【0026】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
ディスクを装置に設置した場合の全体の高さ寸法を低減
でき、小型化を達成することができる。また、光ディス
クのクランプ状態において、磁性体とターンテーブルに
具備した磁石との磁気的結合力が、ハブ部材を介して、
このハブ部材の固定部が単板ディスクを上方からディス
ク支持部に押圧する構成となっており、これら固定部と
ディスク支持部とが正面対向した配置となっているの
で、光ディスクは、単板ディスクが固定部とディスク支
持部とによって安定した挾持状態となり、クランプの信
頼性が向上するとともに、もし、単板ディスクとハブ
はずれた時でも確実に単板ディスクをディスク
支持部に押圧できる。このため、単板ディスクがフリー
になって光ディスク装置を破損させることがない。ま
た、ターンテーブル外径も小さくすることができ、光ヘ
ッドを光ディスクの内周部に動作させることが可能とな
光ディスクの記録容量を増大させることができる
等、小型高性能で、高信頼性に優れた光ディスク装置
提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による光ディスク装置に用いる光ディス
クの一例を示す構成断面図である。 【図2】本発明による光ディスク装置の一実施例におけ
る光ディスクのクランプ状態を示す図である。 【図3】ハブ構成における磁性材の固定方式の説明図で
ある。 【図4】本発明による光ディスク装置に用いる光ディス
クの他の例を示す構成断面図である。 【図5】従来の光ディスクを用いた光ディスク装置のク
ランプ状態を示す図である。 【符号の説明】 1 単板ディスク 2 情報記録部 3 センタ穴 10 ハブ 11 ハブホルダ 12 磁性体 20 ディスクモータ 21 スピンドル 22 ターンテーブル 23 磁石

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.第1面側に情報記録部が設けられた単板状の単板デ
    ィスクを有してなる光ディスクを用いる光ディスク装置
    において、 前記光ディスクは、前記単板ディスクの中心部にハブ部
    材が取り付けられてなり、前記単板ディスクは、その中
    心部にディスク中心穴を有し、前記ハブ部材は、合成樹
    脂材からなるハブ本体部材と、該ハブ本体部材と一体に
    設けられるとともに前記ディスク中心穴よりも小なる外
    径の磁性部材とを有してなり、前記ハブ本体部材は、径
    方向に所定の幅を有してなる固定部と、該固定部の内径
    側で軸方向に凸状をなし、その先端側に前記磁性部材が
    設けられた凸状部とを有してなり、前記ハブ部材は、そ
    の前記凸状部が前記ディスク中心穴に嵌合されるととも
    に、前記固定部において、前記単板ディスクの前記第1
    面に取り付けられてなる構成をなしており、 前記光ディスクの前記情報記録部に、前記第1面とは反
    対側の第2面側から光を照射する光ヘッドと、 前記光ディスクをクランプして駆動する回転駆動手段と
    を備え、 前記回転駆動手段は、 前記単板ディスクの第2面の、径方向で前記ディスク中
    心穴より外径側でか つ前記ハブ本体部材の前記固定部の
    外径内で前記光ディスクを軸方向に支持 するディスク支
    持部と、 該ディスク支持部よりも内径側に配置され、前記光ディ
    スクの前記磁性部材 と軸方向で所定の間隙を有して対向
    する磁力発生手段と を有してなることを特徴とする光デ
    ィスク装置。
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JPS59130065A (ja) * 1983-01-17 1984-07-26 Hitachi Ltd 低圧水銀蒸気放電灯
JPS62129985A (ja) * 1985-11-30 1987-06-12 Hitachi Maxell Ltd マグネツトクランプ形情報記録用デイスク

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