JP2587383Y2 - 走行作業機の作動油タンク - Google Patents

走行作業機の作動油タンク

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JP2587383Y2
JP2587383Y2 JP1992071245U JP7124592U JP2587383Y2 JP 2587383 Y2 JP2587383 Y2 JP 2587383Y2 JP 1992071245 U JP1992071245 U JP 1992071245U JP 7124592 U JP7124592 U JP 7124592U JP 2587383 Y2 JP2587383 Y2 JP 2587383Y2
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oil tank
hydraulic oil
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seat
coil spring
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JP1992071245U
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JPH0635133U (ja
Inventor
晃 猪股
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はミニシャベル機や植苗
機その他、油圧作動式の作業機を備えた走行作業機の作
動油タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧作動式の作業機を備えた走
行作業機では本体側にポンプと作動油タンクとを備え、
そこからホースで加圧された作動油を作業機へ供給して
いる。作動油タンクはその上面にストレーナを交換する
ための比較的大きい開口と、給油のための比較的小さい
開口との2個の開口が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ストレ
ーナを交換するための開口と給油するための開口とを
に設けたのでは、作動油タンクの上面の構造が複雑にな
るばかりか、その美観が低下し、運転環境の低下につな
がる。本考案は以上の問題点に鑑みて、作動油タンクの
上面構造を可及的にシンプルに構成して、運転席から見
える作動油タンクの外観を可及的に向上させ、併せて、
その構造を単純化してコストの低減を図り得る走行作業
機の作動油タンクを提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記した不具
合を解消し、作業油タンクの上面構造をシンプルに構成
して、運転席から見える作業油タンクの外観を向上さ
せ、併せて、その構造を単純化してコストの低減を図ろ
うとするもので、油槽13の上面にストレーナのエレメ
ント16aの交換用の開口21を設け、油槽13内で上
記開口21の下方位置に設けた吸入管14に座部14a
を設、その座部14aにエレメント16aを載置し、
このエレメント16a上にロッド17を配置すると共
に、このロッド(17)の上端にコイルバネ(18)を
配置し、前記開口(21)を閉じるべく設けた蓋板(2
2)の下面により、前記コイルバネ18を下方に押圧
し、更に前記蓋板22に給油口25aを一体に設けた点
に特徴がある。
【0005】
【作 用】油槽13の上方に設けたエレメント16aを
交換するための開口21は、蓋板22によって閉じられ
ており、その交換は、蓋板22を取り外すことによって
行われる。また、作動油が消費され、その液面が定以
下になったときは、蓋板22に螺合された給油蓋28を
緩めて給油する。よって、油槽13の上方の面にはエレ
メント16aを交換するための唯一の開口21のみが開
口している。
【0006】
【実 施 例】以下、図示の実施例によってこの考案を
説明する。図1において、1はパワーショベルである。
このパワーショベル1は履帯2によって支持された車台
3上にスイングフレーム4を回転自在に支持している。
スイングフレーム4は鋼板を四角形の箱上に溶接して組
み立てたもので、その前端部にシャベル手段5を支持
し、後方にエンジンフード6によって覆われたエンジン
(図示してない)を支持している。それらの中間部には
左右方向の一側に偏して運転席7と他側に偏して作動油
タンク10とが設けられている。8は運転者の頭上を覆
って設けられた日除け覆いである。
【0007】作動油タンク10は図2、図3で示すよう
に、大きな筐体の中を隔壁12によって区画してその一
側に油槽13が設けられている。この油槽13内にある
作動油は図示してないポンプにより、吸入管14を経て
作業機へ送られ、且つ、作業機からは還流管15を介し
て戻される。16は吸入管14の開口部に設けられたス
トレーナである。このストレーナ16は吸入管14の開
口部に形成した座部14aにエレメント16aを載せ、
上方からロッド17により下方へ向け弾性的に押し付け
て固定してある。すなわち、図4で示すように、ロッド
17の上端部には受け金17aが螺合しロックナットで
緩み止めしてあって、その中にコイルバネ18が挿入さ
れ、後述する蓋板22で押さえている。
【0008】油槽13の頂面には、比較的大きな開口2
1が設けられ、蓋板22によって閉じられている。すな
わち、開口21の外面側の周縁には座リング23が水密
にろう付けされており、その上面に前記円板状の蓋板2
2が被せられ、4本のボルト24によって螺着されてい
る。なお、9は油槽13の側面に設けられた液位計測ゲ
ージであり、そこに示された3本の線はそれぞれ給油の
上限、中位、および下限を示している。
【0009】蓋板22には給油口25aを設けた給油口
部材25と、前記ロッド17を押圧するための突起2
6、および蓋板22を指で持ち上げるためのフック27
とが設けられている。給油口部材25は給油口(ねじ
孔)25aから筒部25bが下方へ向けて液位計測ゲー
ジ9の中程まで延長されている。この筒部25bは、そ
の下端までしか作動油が入らないようにするものであ
り、それ以上作動油を供給しても、この筒部25b内に
作動油が溜まるだけの機能を持つものである。作動油が
適正量以上に供給されると戻り作動油の多い時は内圧が
高くなり、作動油タンク10が破裂する恐れがある。逆
に作動油が少ないと作動油不足となるものであり、液位
計測ゲージ9を見ながら適正量の作動油を供給すること
ができる。また、28は給油口25aへ着脱自在に螺合
された給油蓋である。
【0010】突起26は前記受け金17aの孔に緩く嵌
合してコイルバネ18の上部を支承するもので、コイル
バネ18はこの突起26と前記受け金17aとの間に圧
縮状態で介装され、適度な荷重でエレメント16aを座
部14a上へ押し付けいる。なお、給油蓋28には、
図5,図6で示すように、そのねじ部外周に軸方向の圧
抜き溝29が設けてあり、給油に際して、あるいはスト
レーナのエレメント16aを交換するに際して、給油蓋
28を少し緩めれば、油槽13の内部の圧力が抜け、開
口21や給油口25aの周辺に付着した作動油が吹き出
して、その周囲を汚すことのないようにする。なお、1
9は作動油タンク10の底部に設けたドレーンボルトで
ある。
【0011】この考案に係る実施例は以上のように構成
されているので、ストレーナのエレメント16aを交換
するときは、まず、給油蓋28を少し緩めて内部の圧力
を抜く。次にボルト24を外し、蓋板22を木ハンマー
で軽く叩いて座リング23から剥離させた後、指をフッ
ク27に掛けて取り外す。そして、コイルバネ18と共
にロッド17を持ち上げて取り外し、最後に吸入管14
の座部14aに載置されたエレメント16aを取り外
す。そして、以上と全く逆の過程を経て新しいエレメン
ト16aを取付けるものである。
【0012】
【考案の効果】この考案にかかる走行作業機の作動油タ
ンクは、油槽13の上面にストレーナのエレメント16
の交換用の開口21を設け、油槽13内で上記開口2
1の下方位置に設けた吸入管14に座部14aを設
その座部14aにエレメント16aを載置し、このエレ
メント16a上にロッド17を配置すると共に、このロ
ッド(17)の上端にコイルバネ(18)を配置し、
記開口(21)を閉じるべく設けた蓋板(22)の下面
により、により、前記コイルバネ18を下方に押圧し、
更に前記蓋板22に給油口25aを一体に設けて構成さ
れている。
【0013】従って、油槽13の上面に、ストレーナの
エレメント16aを交換するための開口21とこの開口
21を閉る蓋板22を設けると共に、この蓋板22に給
口2を一体的に設けるように構成したので、油槽
13の上面にはエレメント16aの挿通に必要な最小限
の大きさの小さな開口211か所空けるだけで済む
ら、油槽13の上面における小さな開口21の場所取り
には設計上の自由度があり、小さな開口21の蓋板22
によるシールが容易かつ完全にできて油漏れが発生しに
くい上に、油槽13の上面の構造と外観がフラットかつ
シンプルでまとまりが良くなり、油槽13の上面の加工
コストを低減でき、また油槽13の上面の強度が向上す
るという顕著な効果が得られる。また、ロッド17
端のコイルバネ18を、開口21を閉じる蓋板22によ
り、下方に押圧するように構成し、コイルバネ18によ
って付勢されたロッド17によりストレーナのエレメン
ト16aを吸入管14の座部14aに一定の荷重で密接
に押しつけるので、機体の動揺等によってもエレメント
16aと座部14aに隙間が生ずることがなく、隙間か
濾過されない油を吸入管14内に吸入するおそれがな
い。
【0014】なお、給油口25aを閉じる給油蓋28の
雄ネジ部外面に軸方向の圧抜き溝29を設ければ、給油
蓋28を僅かに緩めるだけで内部の圧力が抜け、蓋板2
2や給油蓋28を取り外した瞬間に、内圧による作動油
の吹き出しが軽減され、作動油タンク1の上面を一層
清潔に保つことができる効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施したパワーショベルの左側面図
である。
【図2】その作動油タンクを示す左側面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】そのIV−IV断面図である。
【図5】給油蓋28の正面図である。
【図6】そのVI−VI断面図である。
【符号の説明】
作動油タンク 13 油槽 16a エレメ
ント 25 給油口部材 28 給油蓋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油槽(13)の上面にストレーナのエレメ
    ント(16a)の交換用の開口(21)を設け、油槽
    (13)内で上記開口(21)の下方位置に設けた吸入
    管(14)に座部(14a)を設、その座部(14
    a)にエレメント(16a)を載置し、このエレメント
    (16a)上にロッド(17)を配置すると共に、この
    ロッド(17)の上端にコイルバネ(18)を配置し、
    前記開口(21)を閉じるべく設けた蓋板(22)の下
    面により、前記コイルバネ(18)を下方に押圧し、更
    に前記蓋板(22)に給油口(25a)を一体に設け
    なる走行作業機の作動油タンク。
JP1992071245U 1992-10-13 1992-10-13 走行作業機の作動油タンク Expired - Lifetime JP2587383Y2 (ja)

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JP2008057149A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械のタンク
JP6769782B2 (ja) * 2016-08-24 2020-10-14 住友建機株式会社 ショベル

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