JP2587349B2 - 計米装置付き炊飯器 - Google Patents
計米装置付き炊飯器Info
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- JP2587349B2 JP2587349B2 JP17572292A JP17572292A JP2587349B2 JP 2587349 B2 JP2587349 B2 JP 2587349B2 JP 17572292 A JP17572292 A JP 17572292A JP 17572292 A JP17572292 A JP 17572292A JP 2587349 B2 JP2587349 B2 JP 2587349B2
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Description
【0001】
【利用分野】本発明は、計米装置付きの炊飯器、特に、
米を収容した炊飯釜を炊飯器にセットした状態で前記収
容米量に応じた水量設定ができるようにした炊飯器に関
するものである。
米を収容した炊飯釜を炊飯器にセットした状態で前記収
容米量に応じた水量設定ができるようにした炊飯器に関
するものである。
【0002】
【従来技術および課題】炊飯器にセットされた炊飯釜内
の米量に対応してこれに適する水量を自動的に設定する
形式の炊飯器として、特願平3-346951号を提案した。こ
のものでは、炊飯器には、炊飯釜に至る給水回路が設け
られると共に、給水開始後、この給水回路からの給水量
が炊飯釜に収容された炊飯米量に適合する値になった時
点で給水を停止する給水制御装置を装備させたもので、
水量設定の精度が確保される利点がある。
の米量に対応してこれに適する水量を自動的に設定する
形式の炊飯器として、特願平3-346951号を提案した。こ
のものでは、炊飯器には、炊飯釜に至る給水回路が設け
られると共に、給水開始後、この給水回路からの給水量
が炊飯釜に収容された炊飯米量に適合する値になった時
点で給水を停止する給水制御装置を装備させたもので、
水量設定の精度が確保される利点がある。
【0003】この先行出願の明細書には、事前に計量さ
れた米を炊飯釜に投入して、これに対応した水量を自動
的に設定する方式を例示しているが、この方式の場合、
事前に計米される際の計米精度が不正確な場合には水量
設定精度も不十分となる。本発明は、かかる点に鑑みて
なされたものであり、『炊飯釜に至る給水回路を備え、
給水開始後この給水回路から炊飯釜に投入される水量が
炊飯米量に適合する設定値になった時点で給水を停止す
るようにした給水制御装置を具備する炊飯器』におい
て、炊飯釜に収容された炊飯米量の如何に関らず、炊飯
米量を自動的に計量(計米)するようにして水量設定精
度を向上させると共に、前記計米のための構成を簡素化
できるようにすることをその課題とする。
れた米を炊飯釜に投入して、これに対応した水量を自動
的に設定する方式を例示しているが、この方式の場合、
事前に計米される際の計米精度が不正確な場合には水量
設定精度も不十分となる。本発明は、かかる点に鑑みて
なされたものであり、『炊飯釜に至る給水回路を備え、
給水開始後この給水回路から炊飯釜に投入される水量が
炊飯米量に適合する設定値になった時点で給水を停止す
るようにした給水制御装置を具備する炊飯器』におい
て、炊飯釜に収容された炊飯米量の如何に関らず、炊飯
米量を自動的に計量(計米)するようにして水量設定精
度を向上させると共に、前記計米のための構成を簡素化
できるようにすることをその課題とする。
【0004】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『始動信号によって給水回路4からの給水量
が所定の初期水量N1になった時点で給水を停止する初期
給水制御装置C1と、前記初期水量N1の給水後に炊飯釜10
の加熱度合を所定のレベルに設定し且このレベルでの加
熱時間を一定時間に設定する初期加熱設定手段52と、炊
飯釜10の底部の温度を検知する温度センサ6と、前記初
期加熱開始時点の温度センサ6の検知温度と初期加熱終
了時の温度センサ6の検知温度との差に対する初期加熱
量および初期給水量の関係から炊飯米量Vを演算する演
算装置54と、この演算値に基づいて追加水量N2を演算す
る追加水量演算装置7と、この追加水量演算装置7の出
力により追加給水して追加給水量が前記追加水量N2にな
った時点で給水を停止する追加給水制御装置C2とを具備
させた』ことである。
的手段は、『始動信号によって給水回路4からの給水量
が所定の初期水量N1になった時点で給水を停止する初期
給水制御装置C1と、前記初期水量N1の給水後に炊飯釜10
の加熱度合を所定のレベルに設定し且このレベルでの加
熱時間を一定時間に設定する初期加熱設定手段52と、炊
飯釜10の底部の温度を検知する温度センサ6と、前記初
期加熱開始時点の温度センサ6の検知温度と初期加熱終
了時の温度センサ6の検知温度との差に対する初期加熱
量および初期給水量の関係から炊飯米量Vを演算する演
算装置54と、この演算値に基づいて追加水量N2を演算す
る追加水量演算装置7と、この追加水量演算装置7の出
力により追加給水して追加給水量が前記追加水量N2にな
った時点で給水を停止する追加給水制御装置C2とを具備
させた』ことである。
【0005】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。初期水
量N1を給水した炊飯釜10を所定の加熱レベルで一定時間
初期加熱すると、このときに与えられた熱量は炊飯釜10
内の初期水量N1の水と炊飯米量Vの米に吸収される。
量N1を給水した炊飯釜10を所定の加熱レベルで一定時間
初期加熱すると、このときに与えられた熱量は炊飯釜10
内の初期水量N1の水と炊飯米量Vの米に吸収される。
【0006】前記初期水量N1が予め一定の値に設定され
ているから、このときに炊飯釜10に供給された熱量のう
ち水に吸収された熱量は炊飯米量Vの多寡によって変化
する。一方、[初期加熱において炊飯釜10に供給された
熱量]から[初期水量N1の水に吸収された熱量]を差し
引いた値が、炊飯米量Vの米に吸収された熱量となる。
この熱量から米の比熱に基づいて、演算すると炊飯米量
Vが求められる。
ているから、このときに炊飯釜10に供給された熱量のう
ち水に吸収された熱量は炊飯米量Vの多寡によって変化
する。一方、[初期加熱において炊飯釜10に供給された
熱量]から[初期水量N1の水に吸収された熱量]を差し
引いた値が、炊飯米量Vの米に吸収された熱量となる。
この熱量から米の比熱に基づいて、演算すると炊飯米量
Vが求められる。
【0007】此処で、初期水量N1の水に吸収された熱量
は、温度センサ6の検知温度の差によって演算できる。
以上の演算が演算装置54によって行われる。そして、水
量演算装置7では、このようにして求められた炊飯米量
Vに基づいてこれに適合する水量が演算されると共に、
この演算値から初期水量N1を差し引いて追加水量N2が演
算されて、追加給水制御装置C2によってこの追加水量N2
が給水回路4を介して追加給水されることとなる。
は、温度センサ6の検知温度の差によって演算できる。
以上の演算が演算装置54によって行われる。そして、水
量演算装置7では、このようにして求められた炊飯米量
Vに基づいてこれに適合する水量が演算されると共に、
この演算値から初期水量N1を差し引いて追加水量N2が演
算されて、追加給水制御装置C2によってこの追加水量N2
が給水回路4を介して追加給水されることとなる。
【0008】
【効果】炊飯釜10内に投入される炊飯米量Vに正確に対
応した水量設定が可能となるから、水量設定精度が向上
する。また、炊飯米量Vが自動的に計量されるから事前
に炊飯米量Vを計米する必要がなくなる。
応した水量設定が可能となるから、水量設定精度が向上
する。また、炊飯米量Vが自動的に計量されるから事前
に炊飯米量Vを計米する必要がなくなる。
【0009】更に、重量センサ等の特別な装置を用いる
ことなく、炊飯制御のために用いるセンサの出力値を利
用して炊飯米量Vを演算できるから炊飯装置の内部構造
が簡略化できる。
ことなく、炊飯制御のために用いるセンサの出力値を利
用して炊飯米量Vを演算できるから炊飯装置の内部構造
が簡略化できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。この実施例の炊飯器は、初期水量N1を炊飯釜10に
給水した状態で初期加熱することにより炊飯釜10の温度
を検知して炊飯米量Vを演算する計米装置5を具備し、
これの出力に基づいて炊飯米量Vに適合した水量を自動
的に設定し、その後、自動的に炊飯加熱動作が進行する
ようにしたものである。このため、水量設定動作を含め
た炊飯動作を制御する制御装置C、計米装置5、給水回
路4が装備されている。以下各部の構成について詳述す
る。
する。この実施例の炊飯器は、初期水量N1を炊飯釜10に
給水した状態で初期加熱することにより炊飯釜10の温度
を検知して炊飯米量Vを演算する計米装置5を具備し、
これの出力に基づいて炊飯米量Vに適合した水量を自動
的に設定し、その後、自動的に炊飯加熱動作が進行する
ようにしたものである。このため、水量設定動作を含め
た炊飯動作を制御する制御装置C、計米装置5、給水回
路4が装備されている。以下各部の構成について詳述す
る。
【0011】炊飯釜10は、蓋体2が被冠する上部ケ−ス
1に取外し可能に収容され、前記上部ケ−ス1は、加熱
装置、バルブ装置(図示せず)、計米装置5、温度セン
サ6等を内蔵する下部ケ−ス11に載置されている。この
実施例の炊飯器はガス炊飯器としてあり、中央にリング
状のバ−ナヘッドを具備するガスバ−ナBが配置され、
前記バ−ナヘッドの中央開口に温度センサ6が配設され
ている。この温度センサ6はバネ62によって上昇方向に
付勢され、炊飯釜10の底部に対接されている。
1に取外し可能に収容され、前記上部ケ−ス1は、加熱
装置、バルブ装置(図示せず)、計米装置5、温度セン
サ6等を内蔵する下部ケ−ス11に載置されている。この
実施例の炊飯器はガス炊飯器としてあり、中央にリング
状のバ−ナヘッドを具備するガスバ−ナBが配置され、
前記バ−ナヘッドの中央開口に温度センサ6が配設され
ている。この温度センサ6はバネ62によって上昇方向に
付勢され、炊飯釜10の底部に対接されている。
【0012】上部ケ−ス1は上記した下部ケ−ス11の上
端に載置されるが、全体としては筒状となっており、そ
の胴部には断熱材D及び保温用のヒ−タHが内蔵され、
その胴部内周の上端近傍にはこの上部ケ−ス1内に収容
される炊飯釜10のセンタリングを確保し且炊飯釜10を支
持するために複数の支持片12,12 が突設されている。上
部ケ−ス1は筒状であることから、また、この上部ケ−
ス1の高さ及び前記支持片12,12 の取付位置は炊飯釜10
の高さとの関係で設定されていることから、炊飯釜10を
収容した状態でこの上部ケ−ス1を下部ケ−ス11に載置
すると、炊飯釜10の底部は温度センサ6と対接する。ガ
スバ−ナBのバ−ナヘッドは温度センサ6の頂面よりも
低く設定されているから、前記にバ−ナヘッドの炎孔部
と炊飯釜10の底部とは一定の間隔を置いて対向する。上
記上部ケ−ス1の上端開放部は蓋体2によって閉じられ
るが、この蓋体2は、上部ケ−ス1の胴部側壁の外周部
上端によって開閉自在に軸支されており、この軸支部の
反対側には、蓋体2側に設けた係合片21と上部ケ−ス1
側に設けた被係合部13とからなる係脱自在のロック装置
が装備されている。従ってこの蓋体2は片開き式で開閉
され、閉じた状態でロックされる。
端に載置されるが、全体としては筒状となっており、そ
の胴部には断熱材D及び保温用のヒ−タHが内蔵され、
その胴部内周の上端近傍にはこの上部ケ−ス1内に収容
される炊飯釜10のセンタリングを確保し且炊飯釜10を支
持するために複数の支持片12,12 が突設されている。上
部ケ−ス1は筒状であることから、また、この上部ケ−
ス1の高さ及び前記支持片12,12 の取付位置は炊飯釜10
の高さとの関係で設定されていることから、炊飯釜10を
収容した状態でこの上部ケ−ス1を下部ケ−ス11に載置
すると、炊飯釜10の底部は温度センサ6と対接する。ガ
スバ−ナBのバ−ナヘッドは温度センサ6の頂面よりも
低く設定されているから、前記にバ−ナヘッドの炎孔部
と炊飯釜10の底部とは一定の間隔を置いて対向する。上
記上部ケ−ス1の上端開放部は蓋体2によって閉じられ
るが、この蓋体2は、上部ケ−ス1の胴部側壁の外周部
上端によって開閉自在に軸支されており、この軸支部の
反対側には、蓋体2側に設けた係合片21と上部ケ−ス1
側に設けた被係合部13とからなる係脱自在のロック装置
が装備されている。従ってこの蓋体2は片開き式で開閉
され、閉じた状態でロックされる。
【0013】蓋体2の下面には上記炊飯釜10の上端フラ
ンジ14にその周縁が対接する中蓋3が両者の中央部で連
結装置30によって連結されている。また、中蓋3の一部
には開口36が形成されると共に、蓋体2の下面には、こ
れと対向する位置に給水回路4の給水ノズル41が突出
し、この給水ノズル41の下端が蓋体2を閉じた状態で開
口36内に臨む構成となっている。
ンジ14にその周縁が対接する中蓋3が両者の中央部で連
結装置30によって連結されている。また、中蓋3の一部
には開口36が形成されると共に、蓋体2の下面には、こ
れと対向する位置に給水回路4の給水ノズル41が突出
し、この給水ノズル41の下端が蓋体2を閉じた状態で開
口36内に臨む構成となっている。
【0014】計米装置5は、給水回路4からの給水量が
初期水量N1になったときに給水を停止する初期給水制御
装置C1と、初期水量N1投入状態で炊飯釜10の加熱度合を
所定のレベルに設定し且このレベルでの加熱時間を一定
時間に設定する初期加熱設定手段52と、炊飯釜10の底部
の温度を検知する温度センサ6と、炊飯米量Vを演算す
る演算装置54とからなる。
初期水量N1になったときに給水を停止する初期給水制御
装置C1と、初期水量N1投入状態で炊飯釜10の加熱度合を
所定のレベルに設定し且このレベルでの加熱時間を一定
時間に設定する初期加熱設定手段52と、炊飯釜10の底部
の温度を検知する温度センサ6と、炊飯米量Vを演算す
る演算装置54とからなる。
【0015】この演算装置54では、米の比熱(単位重量
あたりの比熱)E1、初期加熱設定手段52によって設定さ
れた加熱状態で炊飯釜10内に吸収される熱量Q0、前記初
期加熱により炊飯釜10内の初期水量N1に吸収される熱量
Q1、に基づいて炊飯米量Vが演算される。つまり、(Q0
−Q1)/E1の値が炊飯米量Vとなる。一方、初期加熱に
よって初期水量N1に吸収される熱量Q1は炊飯米量Vの値
によって変化する。この実施例では、前記熱量Q1は温度
センサ6の初期検知温度T1と初期加熱終了時の検知温度
T2との差から演算される。つまり、水の比熱を「1」と
すると、N1(T2−T1)となる。
あたりの比熱)E1、初期加熱設定手段52によって設定さ
れた加熱状態で炊飯釜10内に吸収される熱量Q0、前記初
期加熱により炊飯釜10内の初期水量N1に吸収される熱量
Q1、に基づいて炊飯米量Vが演算される。つまり、(Q0
−Q1)/E1の値が炊飯米量Vとなる。一方、初期加熱に
よって初期水量N1に吸収される熱量Q1は炊飯米量Vの値
によって変化する。この実施例では、前記熱量Q1は温度
センサ6の初期検知温度T1と初期加熱終了時の検知温度
T2との差から演算される。つまり、水の比熱を「1」と
すると、N1(T2−T1)となる。
【0016】従って、{Q0−N1(T2−T1)}/E1=Vと
なる。此処で、初期加熱によって炊飯釜10に供給される
熱量Q0は事前に与えられている。この値は、初期加熱度
合と、この加熱時間と、実験によって求められた加熱装
置の熱効率に基づいて決定される。また、初期水量N1も
予め所定の値に設定されている。これらのことから、炊
飯米量Vが演算できることとなる。
なる。此処で、初期加熱によって炊飯釜10に供給される
熱量Q0は事前に与えられている。この値は、初期加熱度
合と、この加熱時間と、実験によって求められた加熱装
置の熱効率に基づいて決定される。また、初期水量N1も
予め所定の値に設定されている。これらのことから、炊
飯米量Vが演算できることとなる。
【0017】なお、この実施例では、加熱装置をガスバ
ーナBとしていることから、ガバナなどによりガス圧力
を一定に設定した上で初期加熱時点でのガス流量を所定
の値に設定したガス回路とこれを迂回し開閉弁51を挿入
したバイパス回路を形成し、タイマー等により設定時間
だけ前記開閉弁51を閉弁して初期加熱時間を一定に設定
する。
ーナBとしていることから、ガバナなどによりガス圧力
を一定に設定した上で初期加熱時点でのガス流量を所定
の値に設定したガス回路とこれを迂回し開閉弁51を挿入
したバイパス回路を形成し、タイマー等により設定時間
だけ前記開閉弁51を閉弁して初期加熱時間を一定に設定
する。
【0018】前記給水回路4は下部ケ−ス11内に収容さ
れた給水バルブ42とこれに続けて設けた流量計43と、前
記流量計43と給水ノズル41とをつなぐ接続管44とからな
り、給水動作は制御装置C内の初期給水制御装置C1と追
加給水制御装置C2とによって制御される。上記初期水量
N1を給水する際、この給水動作は上記のように初期給水
制御装置C1によって制御されるが、このため初期給水制
御装置C1からの出力によって給水バルブ42が制御される
と共に流量計43からの信号がこの初期給水制御装置C1に
入力されている。これにより、始動信号が初期給水制御
装置C1に入力されると給水バルブ42が開弁され、流量計
43の計量値と初期水量N1を比較し両者が一致した時点で
給水バルブ42を閉弁させる。この後、前記流量計の計量
値がリセットされる。
れた給水バルブ42とこれに続けて設けた流量計43と、前
記流量計43と給水ノズル41とをつなぐ接続管44とからな
り、給水動作は制御装置C内の初期給水制御装置C1と追
加給水制御装置C2とによって制御される。上記初期水量
N1を給水する際、この給水動作は上記のように初期給水
制御装置C1によって制御されるが、このため初期給水制
御装置C1からの出力によって給水バルブ42が制御される
と共に流量計43からの信号がこの初期給水制御装置C1に
入力されている。これにより、始動信号が初期給水制御
装置C1に入力されると給水バルブ42が開弁され、流量計
43の計量値と初期水量N1を比較し両者が一致した時点で
給水バルブ42を閉弁させる。この後、前記流量計の計量
値がリセットされる。
【0019】次に、追加給水動作は追加給水制御装置C2
によって制御される。この追加給水制御装置C2では、初
期加熱終了時点において適宜経路で追加給水始動信号が
入力されて給水バルブ42が開弁され、以後、流量計43の
計量値と追加水量演算装置7によって演算された追加水
量N2とが比較されて両者が一致した時点で、給水バルブ
42が閉弁される。
によって制御される。この追加給水制御装置C2では、初
期加熱終了時点において適宜経路で追加給水始動信号が
入力されて給水バルブ42が開弁され、以後、流量計43の
計量値と追加水量演算装置7によって演算された追加水
量N2とが比較されて両者が一致した時点で、給水バルブ
42が閉弁される。
【0020】追加水量演算装置7では、上記計米装置5
によって計量された炊飯米量Vが演算されるが、炊飯米
量Vに対する適正水量Nの比率は経験によって判明して
いるから、この比率に基づいて前記適正水量Nが演算さ
れ、この適正水量Nから上記初期水量N1を差し引いて追
加水量N2が決定される。以下、上記制御装置Cによる動
作を図2に示すフロ−チャ−トに基づいて説明する。
によって計量された炊飯米量Vが演算されるが、炊飯米
量Vに対する適正水量Nの比率は経験によって判明して
いるから、この比率に基づいて前記適正水量Nが演算さ
れ、この適正水量Nから上記初期水量N1を差し引いて追
加水量N2が決定される。以下、上記制御装置Cによる動
作を図2に示すフロ−チャ−トに基づいて説明する。
【0021】始動信号が入力されると初期給水制御装置
C1の制御動作によって給水回路4から給水が開始され、
流量計43の計量値が初期水量N1になると給水が停止され
る。この後、この時の温度センサ6の検知温度が記憶さ
れ初期加熱が実行される。このときガスバーナBの火力
が初期加熱度合に設定されて、一定時間この加熱度合い
で加熱される。
C1の制御動作によって給水回路4から給水が開始され、
流量計43の計量値が初期水量N1になると給水が停止され
る。この後、この時の温度センサ6の検知温度が記憶さ
れ初期加熱が実行される。このときガスバーナBの火力
が初期加熱度合に設定されて、一定時間この加熱度合い
で加熱される。
【0022】初期加熱終了時点の温度センサ6の検知温
度と前記記憶値から既述の演算が成されて、炊飯米量V
が演算され、次いで、追加水量演算装置7によって追加
水量N2が演算される。この後、追加給水が開始されて流
量計43の計量値が追加水量N2になった時点で追加給水が
停止され、引き続いてガスバーナBに点火されて炊飯加
熱が実行される。炊飯完了時点は、従来の炊飯器と同様
に温度センサ6の検知温度によって判断され、この検知
温度が設定温度になるとガスバーナBの燃焼が停止され
る。
度と前記記憶値から既述の演算が成されて、炊飯米量V
が演算され、次いで、追加水量演算装置7によって追加
水量N2が演算される。この後、追加給水が開始されて流
量計43の計量値が追加水量N2になった時点で追加給水が
停止され、引き続いてガスバーナBに点火されて炊飯加
熱が実行される。炊飯完了時点は、従来の炊飯器と同様
に温度センサ6の検知温度によって判断され、この検知
温度が設定温度になるとガスバーナBの燃焼が停止され
る。
【0023】以上のようにして米を収容した炊飯釜10が
セットされて、運転操作されると、自動的に炊飯米量V
が計米されて、適正水量が給水され、炊飯動作が自動的
に進行する。尚、上記実施例では加熱装置としてガスバ
ーナBが採用されるが、電熱装置によって加熱する方式
としてもよい。
セットされて、運転操作されると、自動的に炊飯米量V
が計米されて、適正水量が給水され、炊飯動作が自動的
に進行する。尚、上記実施例では加熱装置としてガスバ
ーナBが採用されるが、電熱装置によって加熱する方式
としてもよい。
【図1】本発明実施例の断面図
【図2】制御装置Cの制御プログラムのフロ−チャ−ト
図
図
4・・・・給水回路 N1・・・・初期水量 C1・・・・初期給水制御装置 10・・・・炊飯釜 52・・・・初期加熱設定手段 6・・・・温度センサ 54・・・・演算装置 7・・・・追加水量演算装置 N2・・・・追加水量 C2・・・・追加給水制御装置 5・・・・計米装置
Claims (1)
- 【請求項1】 炊飯釜に至る給水回路を備え、給水開始
後この給水回路から炊飯釜に投入される水量が炊飯米量
に適合する設定値になった時点で給水を停止するように
した給水制御装置を具備する炊飯器において、始動信号
によって給水回路4からの給水量が所定の初期水量N1に
なった時点で給水を停止する初期給水制御装置C1と、前
記初期水量N1の給水後に炊飯釜10の加熱度合を所定のレ
ベルに設定し且このレベルでの加熱時間を一定時間に設
定する初期加熱設定手段52と、炊飯釜10の底部の温度を
検知する温度センサ6と、前記初期加熱開始時点の温度
センサ6の検知温度と初期加熱終了時の温度センサ6の
検知温度との差に対する初期加熱量および初期給水量の
関係から炊飯米量Vを演算する演算装置54と、この演算
値に基づいて追加水量N2を演算する追加水量演算装置7
と、この追加水量演算装置7の出力により追加給水して
追加給水量が前記追加水量N2になった時点で給水を停止
する追加給水制御装置C2とを具備させた計米装置付き炊
飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17572292A JP2587349B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 計米装置付き炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17572292A JP2587349B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 計米装置付き炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614837A JPH0614837A (ja) | 1994-01-25 |
JP2587349B2 true JP2587349B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=16001099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17572292A Expired - Fee Related JP2587349B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 計米装置付き炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2587349B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP17572292A patent/JP2587349B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0614837A (ja) | 1994-01-25 |
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