JP2587092B2 - 水洗便器における脱臭用排気管の接続構造 - Google Patents

水洗便器における脱臭用排気管の接続構造

Info

Publication number
JP2587092B2
JP2587092B2 JP17052288A JP17052288A JP2587092B2 JP 2587092 B2 JP2587092 B2 JP 2587092B2 JP 17052288 A JP17052288 A JP 17052288A JP 17052288 A JP17052288 A JP 17052288A JP 2587092 B2 JP2587092 B2 JP 2587092B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
toilet
toilet body
pipe
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17052288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0220736A (ja
Inventor
義雄 甲斐
雅敏 谷田
徳行 松井
佳津一 入船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP17052288A priority Critical patent/JP2587092B2/ja
Publication of JPH0220736A publication Critical patent/JPH0220736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587092B2 publication Critical patent/JP2587092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、水洗便器における脱臭用排気管の接続構造
に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、水洗便器において排泄物からの悪臭を如何にし
て脱臭するかと言うことは、便器特有の課題として種々
の技術が考えられている。
例えば、便鉢内に滞留する臭気を、外部に排出するも
のとして、実開昭60−80169号として公開されたものが
ある。そして、排気路の端部に排気管を接続し、その下
流に吸引ファン等を設けて、便鉢内の臭気を強制排気し
て、使用者に不快感を持たせないようにしているもので
ある。
また、外観を整えるためには、かかる排気管等を外部
に露出しないようにすることが好ましく、便器本体に設
けた排気路と、壁またはパネル等に設けた排気管との接
続部を、排気路を便器の背面に開口させると共に、排気
管の端部を、壁またはパネル等の表面からやや突出させ
て、便器の排気路と排気管との開口部を衝合わせ、不乾
性の弾性シール剤で、衝合わせ状の開口部の気密を保持
するように構成して、排気管及び持続部を外部から見え
ないようにしたものがある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の排気管と便器の排気路との持続
構造では、壁またはパネルに便器の背面を密着させる必
要があり、そのため、便器の設置位置が壁またはパネル
の近傍に限定され、便器本体を使い勝手の良い位置に設
置することができないという不具合があった。
また、便器本体の後端面には排気路を開口させる必要
があり、同便器本体のデザインも制限されると言う欠点
があった。
更に、便器本体が破損などして、同便器本体を交換す
る際、前記の不乾性弾性シール剤が、壁体と便器とを接
着しているため、便器本体を外し難く作業に手間が掛
り、また、便器本体を取り外した後の壁体に、同シール
剤が残り、これをかきおとす作業を要するという欠点が
ある。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、便所室内に設けた便器本体の内部に排気路
を設け、同排気路の吸引口を便鉢の内部に開口するとと
もに、同排気路の排出口を便器本体の内部の奥まった位
置で開口し、かつ、壁又はパネル等に設けた排気管と、
前記排気路の排出口とを、伸縮自在な排気中継管を介し
て連通連結したことを特徴とする水洗便器における脱臭
用排気管の接続構造を提供せんとするものである。
(ホ) 作用・効果 本発明によれば、便針内の排泄物の臭気は、便鉢の内
部と連通した排気路に吸引されて、壁体を挿通した排気
管から便所室の外部に排出され、使用者に悪臭による不
快感を与えるのを防止することができる。
また、便器本体内に設けた排気路の排出口と壁又はパ
ネル等に設けた排気管とを伸縮自在な排気中継管で連通
連結したため、便器本体と壁又はパネル等との間隔を自
在に調節することができる、便器本体を使い勝手のよい
位置に設置することができる。
一方、排気路の排出口を便器本体の内部の奥まった位
置に設けたため、便器本体を壁やパネルに接した状態で
設置した場合は、同排出口と伸縮自在な排気中継管との
排気接続部や、同排気中継管の一部を、実質的に便器本
体によって外部から見えないように隠蔽することが可能
となり、トイレの美観を向上することができる。
更に、便器本体を交換する際、従来とは異なり不乾性
弾性シール剤等を用いないので、便器本体を取り外しや
すく作業が簡単であり、また、便器本体を取り外した後
の壁体に、シール剤などが残らず、これをかきおとす作
業も不要である。
(ヘ) 実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図
は、便所室(B)に設けた便器(A)の構造を示す斜視
図であり、同便器(A)は床面に設置した便器本体(1
5)と、その上面に載置した便座(2)と、フラッシュ
バルブ(3)とからなり、便器本体(15)の上部前方側
には便鉢(1)が設けられている。第2図で示すように
便鉢(1)の下部に設けた底部(5)には、排出口
(6)が形成されており、同排出口(6)は、トラップ
(7)を介して浄化槽または下水道などを連通してい
る。
また、便鉢(1)の周縁部には、第2図で示すよう
に、通水用の中空リム(8)を設けて、同リム(8)に
所要の間隔を設けて洗浄水の射水口(9)を配設し、同
リム(8)に給水された洗浄水を同射水口(9)より便
鉢(1)の内周面に噴出させ、便鉢(1)の内面を洗浄
し排泄物と共に、底部(5)の排出口(6)から浄化槽
または下水道に排出するように構成している。
フラッシュバルブ(3)の下端と中空リム(8)との
間に通水パイプ(10)を介設して、同フラッシュバルブ
(13)の側面に設けたレバー(4)の操作によって、同
フラッシュバルブ(3)内の洗浄水を上記の射水口
(9)から噴出させるようにしている。
また、便器本体(15)の後部に排気路(11)を便鉢
(1)の周縁後部に排気用の吸引口(12)を穿設して便
鉢の内部に連通させると共に、上記の排気路(11)及び
後述の排気管(13)を介し、便所室(B)の外部に別途
に設けた排気用の吸引ファン(図示せず)と連通して、
便鉢(1)内部の臭気を吸引するようにしている。
また、排気路(11)の後端に臭気の排出口(14)を開
口しており、同排出口(14)は、便器本体(15)後部の
一側に、同便器本体(15)の後面から所定の間隔を保持
して隔壁(16)を設けて、同隔壁(16)に略円形状の排
出口(14)を穿設している。
また、排出口(14)がある側の便器本体(15)の側壁
(17)及び天井壁(17a)を後方に延設して、同排出口
(14)の側方及び上方を隠蔽している。したがって、便
器本体(15)を後方から見ると、排出口(14)は、便器
本体(15)の後端から内部の奥まった位置に開口してい
ることになる。
排気管(13)は、第3図で示すように一端を便所室
(B)の壁体(18)からやや突出させて便所室の内部に
向って開口(19)させ、他端を便所室(B)外部に別途
に設けた吸引ファン(図示せず)と連通している。
そして、上記の排気管(13)の開口部(19)と、便器
本体(15)の排出口(14)との間に、本発明の排気中継
管(20)を介設して排気路(17)と、排気管(13)とを
連通させている。
排気中継管(20)は、第3図で示すように、同中継管
(20)の前後両端は壁体(18)表面の開口部(19)と、
便器本体(15)の排出口(14)とに挿入されており、中
途部に蛇腹管部(21)を設けて同中継管(20)を伸縮自
在としている。
また、蛇腹管部(21)を最も短縮させたときの排気中
継管(20)の長さは、第3図で示すように、便器本体
(15)を最も壁体(18)に近づけたとき、丁度排気中継
管(20)の前後端(22)(23)を排気管(13)の開口部
(19)と、排気路(11)の排出口(14)とに挿入できる
長さとしている。
本発明の実施例は上記のように構成されており、便器
本体(15)に排気路(11)を設け、同排気路(11)を便
鉢(1)の内部と連通させると共に、該排気路(11)
と、壁体(18)を挿通した排気管(13)とを、伸縮自在
の排気中継管(20)で連通させるようにしたことで、便
鉢(1)内の排泄物の臭気を吸引して便所室(B)の外
部に排出して、使用者に悪臭による不快感を与えるのを
防止することができる。
特に、排気中継管(20)の中途部に蛇腹管部(21)を
設けて、同排気中継管(20)を伸縮自在としたことで、
便器本体(15)を壁体(18)から離れた任意の位置に設
置することができ、使い勝手のよい便所室(B)のレイ
アウトをすることができ、また、排気中継管(20)の便
器本体(15)への接続部分は、同便器本体(15)の側壁
(17)で隠蔽されて同部分の外観を簡潔なものとしてい
る。
また、便器本体(15)の設置に際し、蛇腹管部(21)
を最も短縮させたときの排気中継管(20)の長さを、便
器本体(15)を最も壁体(18)に近づけたとき、丁度排
気中継管(20)の前後端(22)(23)を排気管(13)の
開口部(19)と、排気路(11)の排出口(14)とに挿入
できる長さとしていることから、第4図で示すように、
一旦、便器本体(15)に壁体(18)に近づけることで排
気中継管(20)の前後端(22)(23)を上記開口部(1
9)と排出口(14)とに挿入することができ、しかるの
ち、第5図で示すように、蛇腹管部(21)を伸張させな
がら、便器本体(15)を壁体(18)から離れた任意の位
置に設置することができ、しかも、作業が極めて容易で
ある。
上記のように、便器本体(15)の外観を簡潔なものと
し、また、便器本体(15)の設置位置を任意にレイアウ
トすることができることから、便所室(B)を快適、か
つ、機能的な空間として演出することができる。
更に、便器本体(15)を交換する際、従来とは異なり
不乾性弾性シール剤等を用いないので、便器本体(15)
を取り外しやすく作業が簡易であり、また、便器本体
(15)を取り外した後の壁体(18)に、シール剤などが
残らず、これをかきおとす作業も不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による脱臭用排気管の接続構造を有す
る水洗便器の斜視図。 第2図は、便器本体の縦断面図。 第3図は、要部拡大断面図。 第4図は、便器本体の平面図(施工中)。 第5図は、便器本体の平面図(施工後)。 (A):便器 (B):便所室 (1):便鉢 (11):排気路 (13):排気管 (15):便器本体 (18):壁体 (20):排気中継管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入船 佳津一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−102676(JP,U) 実開 昭63−117380(JP,U) 実開 昭54−176243(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便所室(B)内に設けた便器本体(15)の
    内部に排気路(11)を設け、同排気路(11)の吸引口
    (12)を便鉢(1)の内部に開口するとともに、同排気
    路(11)の排出口(14)を便器本体(15)の内部の奥ま
    った位置で開口し、かつ、壁又はパネル等に設けた排気
    管(13)と、前記排気路(11)の排出口(14)とを、伸
    縮自在な排気中継管(20)を介して連通連結したことを
    特徴とする水洗便器における脱臭用排気管の接続構造。
JP17052288A 1988-07-07 1988-07-07 水洗便器における脱臭用排気管の接続構造 Expired - Lifetime JP2587092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17052288A JP2587092B2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07 水洗便器における脱臭用排気管の接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17052288A JP2587092B2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07 水洗便器における脱臭用排気管の接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0220736A JPH0220736A (ja) 1990-01-24
JP2587092B2 true JP2587092B2 (ja) 1997-03-05

Family

ID=15906500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17052288A Expired - Lifetime JP2587092B2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07 水洗便器における脱臭用排気管の接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587092B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0220736A (ja) 1990-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0348299Y2 (ja)
US5079782A (en) Toilet assembly
JP2017504739A (ja) 悪臭除去機能を有する水洗式腰掛便器
JP2587092B2 (ja) 水洗便器における脱臭用排気管の接続構造
JP2728167B2 (ja) 水洗便器における脱臭用排気管の接続構造
WO2005012658A2 (en) Integrated toilet and air deodorizer
KR200286778Y1 (ko) 시트를 겸하는 좌변기용 악취제거장치
JPH0621985Y2 (ja) 小便器装置
JPH10159152A (ja) 悪臭源遮蔽用発泡装置および泡沫式悪臭源遮蔽方法
JPH057344Y2 (ja)
JP2680343B2 (ja) 脱臭機能を有する水洗便器
JPH0547076U (ja) 水洗トイレ脱臭装置
JPH0643268Y2 (ja) 排臭型洋風便器
KR100654209B1 (ko) 변기용 악취 제거 장치
JPH0626604Y2 (ja) 脱臭小便器
KR200220241Y1 (ko) 청결 좌변기
JP2552399Y2 (ja) 排臭機能を有する小便器
JPH0756388Y2 (ja) 簡易水洗便器脱臭装置
JP2672565B2 (ja) 水洗便器の排気ダクト構造
JPH0726470Y2 (ja) 排臭形トイレルーム
JP3761765B2 (ja) 洋風水洗式便器
JPH0423968Y2 (ja)
KR200358023Y1 (ko) 변기용 악취 제거 장치
KR20230001389U (ko) 악취제거구조를 포함하는 양변기용 탈취장치
JPH02164948A (ja) 簡易水洗便器脱臭装置