JP2586802Y2 - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JP2586802Y2
JP2586802Y2 JP1992072834U JP7283492U JP2586802Y2 JP 2586802 Y2 JP2586802 Y2 JP 2586802Y2 JP 1992072834 U JP1992072834 U JP 1992072834U JP 7283492 U JP7283492 U JP 7283492U JP 2586802 Y2 JP2586802 Y2 JP 2586802Y2
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rail
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河村光直
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車座席を前後に調
整移動させるシートスライド装置に関するもので、特
に、自動車の急停止、或は、衝突などによる衝撃荷重が
加わっても破損することのないシートスライド装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、実開平4−208
42号が一般的である。実開平4ー20842号におい
てシートスライド装置は、断面略C字形のロアレール
と、断面略逆T字形のアッパーレールから成り、ロー
ラ、ボールなどの転動部材を介して前記アッパーレール
がロアレールの長手方向に摺動自在に嵌合している。ま
た、アッパーレールの後部には、シートベルトアンカー
が直接取り付けられているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のシー
トスライド装置の座席を後方に移動させるとそれに共な
い前部ローラーが中央付近に移動する。この状態におい
て、自動車が急停止、或は衝突した場合には例えば図4
に示すように、自動車座席にシートベルトを架けて着座
している乗員を前方に投げ出す力Fが加わる。この力F
はシートベルトアンカーを介してアッパーレールの後部
を上方に押し上げる力となって作用する。ところが、ア
ッパーレールは、ロアレールと嵌合しているため、その
力Fはロアレールとフットの接合部Aに加わると共に、
アッパーレールの前方には下方に向かう力Pが作用す
る。このため、支点Aを中心とし力の作用点B、即ち、
アッパーレールを支持する前部ローラーとロアレールの
底片との当接部一点に非常に大きな力が加わり、特に、
ロアレールの側壁に直接複数のロック穴を設けてあるロ
アレールの場合は、前部ローラーとロアレールの底片と
の当接部が変形、または、破損してしまう問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上述した問題を
一掃するために、車体の床側に固定されるロアレール
は、底片と、前記底片から各々上方に伸びる側片と、前
記側片から各々内側に向かって伸びる上片と、前記上片
から各々下方に向かって伸びる下片から形成されている
と共に、前記ロアレールに対して転動部材を介して摺動
可能なアッパーレールは、一対の断面略L字状片を背中
合わせに固着させた断面略逆T字状を呈しており、前記
ロアレールの対向する下片の間に配設される起立部と、
前記起立部の下端から外側に向かって伸びる水平部と、
前記水平部の端部から上方に伸びる係合部から成るシー
トスライド装置であって、前記アッパーレールの前端の
起立部に、前記ロアレールの上片と適宣間隔をあけてフ
ランジ部を一体に設けたことを特徴とするシートスライ
ド装置を提供する。また、上述したロアレールとアッパ
ーレール及びアッパーレールに設けられるフランジ部を
軽合金で成形してもよい。
【0005】
【作用】自動車が急停止、又は、衝突した場合、自動車
座席のシートレールの前方に加わる衝撃荷重は、初めに
アッパーレールを支持する前側のローラーとロアレール
の当接部に加わりロアレールが変形を始める。すると次
に、アッパーレールの前端のフランジ部と、ロアレール
の上片との隙間がなくなり、フランジ部とロアレールの
上片が当接してロアレールの前部に加わる衝撃荷重を2
点で受け止める。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1において、シートスライド装置1は、車体の床
2にフット3、4を介して固定される断面略C字形のロ
アレール5と、前記ロアレール5と嵌合して摺動自在な
断面略逆T字形のアッパーレール6から成り、前記アッ
パーレール6にはシートバック7及びシートクッション
8から成る自動車座席が取り付けられ、図示されない調
整機構によりロアレール2に対してアッパーレール3を
調整移動させている。
【0007】図2において、車体の床に固定されるロア
レール5は、長手方向に伸びる底片5aと、前記底片5
aの端部から上方に各々伸びる側片5b、5b、前記側
片の上端から内側に向かって各々伸びる上片5c、5
c、前記上片から下方に向かって伸びる下片5d、5d
から成っている。又、ロアレール5の側片5b、5bの
一方には、等しい間隔で設けられる複数のロック孔9が
設けられている。
【0008】前記ロアレール5内を摺動するアッパーレ
ール6は、一対の断面略L字状片を背中合わせにして溶
接等で固着させた断面略逆T字状を呈しており、前記ロ
アレール6の下片5d、5dの間に配設される起立部6
a、6aと、前記起立部6aの下端から外側に向かって
伸びる水平部6b、6bと前記水平部6b、6bの端部
から上方に伸びる係合部6c、6cから形成されてい
る。又、アッパーレール6の前端にはロアレール5の上
片と適宣間隔をあけてフランジ部10の下端10aとロ
アレール5の上片5c、5cと当接するよう配設されて
いる。このフランジ部10は、プレス加工時に形成され
るもので、後工程での加工は不要である。
【0009】前記ロアレール5の底片5aと前記アッパ
ーレール6の水平部6b、6bの間にはローラー11
が、また、前記ロアレール5の係合片5d、5dと前記
アッパーレール6の係合部6c、6cの間にはボール1
2が各々配設されアッパーレール6の摺動を助けてい
る。
【0010】本考案は上述した実施例に限定されるもの
ではなく図5、図6に示す構成のように断面略C字形の
ロアレールと2枚の成形材からなるアッパーレールの組
合せのシートレールであれば容易にフランジ部を設ける
ことが可能であることは言うまでもない。
【0011】更に、図7に示すようにロアレールとアッ
パーレール及びアッパーレールの前端に設けられるフラ
ンジ部を軽合金で成形することも考えられる。
【0012】
【考案の効果】以上のことから明らかなように、本考案
は、車体の床側に固定されるロアレールは、底片と、前
記底片から各々上方に伸びる側片と、前記側片から各々
内側に向かって伸びる上片と、前記上片から各々下方に
向かって伸びる下片から形成されていると共に、前記ロ
アレールに対して転動部材を介して摺動可能なアッパー
レールは、一対の断面略L字状片を背中合わせに固着さ
せた断面略逆T字状を呈しており、前記ロアレールの下
片の間に配設される起立部と、前記起立部の下端から外
側に向かって伸びる水平部、と前記水平部の端部から上
方に伸びる係合部から成るシートスライド装置であっ
て、前記アッパーレールの前端の起立片に、前記ロアレ
ールの上片と適宣間隔をあけてフランジ部を一体に設け
たことを特徴とし、更には、ロアレールとアッパーレー
ル及びアッパーレールに設けられるフランジ部を軽合金
で成形したもので、自動車が急停止、或は、衝突した場
合にその衝撃荷重をローラーとアッパーレールのフラン
ジ部で受け止め、衝撃荷重の一点集中を回避することに
より、シートレールの極度の変形、または、破損を防止
できる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
図1 本考案の前部を示す斜視図 図2 本考案のシートスライド装置を示す側面図 図3 本考案のシートスライド装置を示す正面図 図4 衝撃荷重の作用を示す原理図 図5 本考案の他の実施例を示す図 図6 本考案の他の実施例を示す図 図7 本考案の他の実施例を示す図
【0014】
【符号の説明】
1..シートスライド装置 5..ロアレール 5a‥底片
5b..側片 5d..下片 6..アッパーレール 6
a..起立部 6b..水平部 6c..係合部 9..ロック
孔 10..フランジ部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の床側に固定されるロアレールは、底
    片と、前記底片から各々上方に伸びる側片と、前記側片
    から各々内側に向かって伸びる上片と、前記上片から各
    々下方に向かって伸びる下片から形成されていると共
    に、前記ロアレールに対して転動部材を介して摺動可能
    なアッパーレールは、一対の断面略L字状片を背中合わ
    せに固着させた断面略逆T字状を呈しており、前記ロア
    レールの対向する下片の間に配設される起立部と、前記
    起立部の下端から外側に向かって伸びる水平部と、前記
    水平部の端部から上方に伸びる係合部から成るシートス
    ライド装置であって、前記アッパーレールの起立片の長
    手方向の両端の少なくとも一方に、前記ロアレールの上
    片と適宣間隔をあけてフランジ部を一体に設けたことを
    特徴とするシートスライド装置。
  2. 【請求項2】前記ロアレールとアッパーレール及びアッ
    パーレールの長手方向の両端の少なくとも一方に設けら
    れるフランジ部を軽合金で成形することを特徴とする請
    求項1に記載のシートスラスド装置。
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JPH0645836U JPH0645836U (ja) 1994-06-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6364839A (ja) * 1986-09-04 1988-03-23 Tachi S Co Ltd シ−トのスライドレ−ル

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