JP2586405Y2 - オーバロックミシンの補助ベッド装置 - Google Patents
オーバロックミシンの補助ベッド装置Info
- Publication number
- JP2586405Y2 JP2586405Y2 JP1993072830U JP7283093U JP2586405Y2 JP 2586405 Y2 JP2586405 Y2 JP 2586405Y2 JP 1993072830 U JP1993072830 U JP 1993072830U JP 7283093 U JP7283093 U JP 7283093U JP 2586405 Y2 JP2586405 Y2 JP 2586405Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing machine
- auxiliary bed
- bed
- auxiliary
- sewing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B73/00—Casings
- D05B73/04—Lower casings
- D05B73/10—Devices for converting free-arm sewing machines into flat-bed machines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、フリーアーム型のオー
バロックミシンの補助ベッド装置に関するものである。
バロックミシンの補助ベッド装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】オーバロックミシンは、上
糸を有して上下動する針と、先端部の糸穴に挿通した上
ルーパ糸を有し、縫製加工物の移動方向と交錯状に作動
する上ルーパと、下ルーパ糸を有する下ルーパとが協働
して、縁かがり縫いを行う。フリーアーム型のオーバロ
ックミシンは、一般にフリーアーム及び補助ベッド（補
助テーブル）を備え、フリーアームのみを取り付けて袖
口、ズボンの裾等の筒物や袋物等の縫製加工物の縫製を
行うと共に、補助ベッドを取り付けて通常の平らな縫製
加工物にも対応可能となつている。このように、フリー
アーム型のオーバロックミシンは、筒物、袋物等の縫製
加工物の縫製には便利であるが、縫製加工物を載置する
載置面の面積が狭いため、補助ベッドを取り付けて広い
載置面を確保して、通常の平らな縫製加工物に縫製を施
している。
糸を有して上下動する針と、先端部の糸穴に挿通した上
ルーパ糸を有し、縫製加工物の移動方向と交錯状に作動
する上ルーパと、下ルーパ糸を有する下ルーパとが協働
して、縁かがり縫いを行う。フリーアーム型のオーバロ
ックミシンは、一般にフリーアーム及び補助ベッド（補
助テーブル）を備え、フリーアームのみを取り付けて袖
口、ズボンの裾等の筒物や袋物等の縫製加工物の縫製を
行うと共に、補助ベッドを取り付けて通常の平らな縫製
加工物にも対応可能となつている。このように、フリー
アーム型のオーバロックミシンは、筒物、袋物等の縫製
加工物の縫製には便利であるが、縫製加工物を載置する
載置面の面積が狭いため、補助ベッドを取り付けて広い
載置面を確保して、通常の平らな縫製加工物に縫製を施
している。
【０００３】そして、従来のフリーアーム型のオーバロ
ックミシンにおいて、縫製加工物の種類に応じて補助ベ
ッドを取付け取外しするものであつて、耐久性及び信頼
性を備えるものとして、フリーアームに対して補助ベッ
ドを着脱自在とするものが知られているが、縫製加工物
の種類の変更毎に補助ベッドの着脱作業を伴い、煩雑で
あつた。
ックミシンにおいて、縫製加工物の種類に応じて補助ベ
ッドを取付け取外しするものであつて、耐久性及び信頼
性を備えるものとして、フリーアームに対して補助ベッ
ドを着脱自在とするものが知られているが、縫製加工物
の種類の変更毎に補助ベッドの着脱作業を伴い、煩雑で
あつた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、請求項１
の考案の構成は、ミシンベッド本体１の後部一側に、上
面が縫製加工物の載置面を形成するフリーアーム３を針
板２に接続させて備えるオーバロックミシンにおいて、
フリーアーム３よりも前側に配置する補助ベッド４を、
係合部Ｓ１，６ａと被係合部４ｄ，４ｃとで係合させて
ミシンベッド本体１に前後の摺動自在かつ着脱自在に設
け、該補助ベッド４を後方に移動させた状態で、ミシン
ベッド本体１、フリーアーム３及び補助ベッド４の上面
により、縫製加工物の載置面を形成し、該補助ベッド４
を前方に移動させた状態で、該補助ベッド４の後面４ｇ
と該フリーアーム３の前面３ａとの間に所定の縫製用間
隔Ｓ２を形成することを特徴とするオーバロックミシン
の補助ベッド装置である。請求項２の考案の構成は、係
合部Ｓ１，６ａが、ミシンベッド本体１の一側壁面１ａ
との間に所定の受入れ間隔Ｓ１を隔ててミシンベッド本
体１に固定される案内板６にて区画され、被係合部４
ｄ，４ｃが、補助ベッド４の上端他側から水平に延びる
水平突出部４ｆの下面に、案内溝部４ｃを区画して形成
した突起部４ｄによつて形成され、該案内溝部４ｃに案
内板６の上端の案内部６ａを受入れ、該受入れ間隔Ｓ１
に突起部４ｄを受入れ可能であることを特徴とする請求
項１のオーバロックミシンの補助ベッド装置である。請
求項３の考案の構成は、案内板６の一側面と補助ベッド
４の他側壁４ｂとの対向箇所に、一方に鍔付き突出部
８，９，９’が形成され、他方に前後に延びる長穴部１
０ａ，１０’ａを有する開口穴１０，１０’が形成さ
れ、鍔付き突出部８，９，９’が長穴部１０ａ，１０’
ａに係合することにより、補助ベッド４の前後の摺動が
案内されることを特徴とする請求項１又は２のオーバロ
ックミシンの補助ベッド装置である。請求項４の考案の
構成は、補助ベッド４が、上部に開口４ｅを有して箱状
をなすと共に、該開口４ｅに開閉自在な蓋部材４ａを付
属することを特徴とする請求項１，２又は３のオーバロ
ックミシンの補助ベッド装置である。
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、請求項１
の考案の構成は、ミシンベッド本体１の後部一側に、上
面が縫製加工物の載置面を形成するフリーアーム３を針
板２に接続させて備えるオーバロックミシンにおいて、
フリーアーム３よりも前側に配置する補助ベッド４を、
係合部Ｓ１，６ａと被係合部４ｄ，４ｃとで係合させて
ミシンベッド本体１に前後の摺動自在かつ着脱自在に設
け、該補助ベッド４を後方に移動させた状態で、ミシン
ベッド本体１、フリーアーム３及び補助ベッド４の上面
により、縫製加工物の載置面を形成し、該補助ベッド４
を前方に移動させた状態で、該補助ベッド４の後面４ｇ
と該フリーアーム３の前面３ａとの間に所定の縫製用間
隔Ｓ２を形成することを特徴とするオーバロックミシン
の補助ベッド装置である。請求項２の考案の構成は、係
合部Ｓ１，６ａが、ミシンベッド本体１の一側壁面１ａ
との間に所定の受入れ間隔Ｓ１を隔ててミシンベッド本
体１に固定される案内板６にて区画され、被係合部４
ｄ，４ｃが、補助ベッド４の上端他側から水平に延びる
水平突出部４ｆの下面に、案内溝部４ｃを区画して形成
した突起部４ｄによつて形成され、該案内溝部４ｃに案
内板６の上端の案内部６ａを受入れ、該受入れ間隔Ｓ１
に突起部４ｄを受入れ可能であることを特徴とする請求
項１のオーバロックミシンの補助ベッド装置である。請
求項３の考案の構成は、案内板６の一側面と補助ベッド
４の他側壁４ｂとの対向箇所に、一方に鍔付き突出部
８，９，９’が形成され、他方に前後に延びる長穴部１
０ａ，１０’ａを有する開口穴１０，１０’が形成さ
れ、鍔付き突出部８，９，９’が長穴部１０ａ，１０’
ａに係合することにより、補助ベッド４の前後の摺動が
案内されることを特徴とする請求項１又は２のオーバロ
ックミシンの補助ベッド装置である。請求項４の考案の
構成は、補助ベッド４が、上部に開口４ｅを有して箱状
をなすと共に、該開口４ｅに開閉自在な蓋部材４ａを付
属することを特徴とする請求項１，２又は３のオーバロ
ックミシンの補助ベッド装置である。
【０００５】
【作用】請求項１の考案によれば、補助ベッド４を係合
部Ｓ１，６ａと被係合部４ｄ，４ｃとで係合させてミシ
ンベッド本体１に取り付けた状態で、補助ベッド４を把
持して後方に摺動させれば、補助ベッド４の後面４ｇが
フリーアーム３の前面３ａに密着し、ミシンベッド本体
１、針板２、フリーアーム３及び補助ベッド４の上面が
平坦な載置面を形成するので、平らな縫製加工物の縫製
を行うことができる。次に、補助ベッド４を前方に充分
に摺動させれば、補助ベッド４の後面４ｇがフリーアー
ム３の前面３ａに対して、所定の縫製用間隔Ｓ２を形成
するので、袖口、ズボンの裾等の筒物や袋物等の縫製加
工物の縫製を行うことができる。係合部Ｓ１，６ａと被
係合部４ｄ，４ｃとの係合を解除させ、補助ベッド４を
ミシンベッド本体１から完全に取り外せば、袖口、ズボ
ンの裾等の筒物や袋物等の縫製加工物の縫製専用とな
る。
部Ｓ１，６ａと被係合部４ｄ，４ｃとで係合させてミシ
ンベッド本体１に取り付けた状態で、補助ベッド４を把
持して後方に摺動させれば、補助ベッド４の後面４ｇが
フリーアーム３の前面３ａに密着し、ミシンベッド本体
１、針板２、フリーアーム３及び補助ベッド４の上面が
平坦な載置面を形成するので、平らな縫製加工物の縫製
を行うことができる。次に、補助ベッド４を前方に充分
に摺動させれば、補助ベッド４の後面４ｇがフリーアー
ム３の前面３ａに対して、所定の縫製用間隔Ｓ２を形成
するので、袖口、ズボンの裾等の筒物や袋物等の縫製加
工物の縫製を行うことができる。係合部Ｓ１，６ａと被
係合部４ｄ，４ｃとの係合を解除させ、補助ベッド４を
ミシンベッド本体１から完全に取り外せば、袖口、ズボ
ンの裾等の筒物や袋物等の縫製加工物の縫製専用とな
る。
【０００６】請求項２の考案によれば、ミシンベッド本
体１に固定した案内板６の上端の案内部６ａを補助ベッ
ド４の案内溝部４ｃに受入れ、かつ、ミシンベッド本体
１の受入れ間隔Ｓ１に補助ベッド４の突起部４ｄを受入
れ、補助ベッド４を係合部Ｓ１，６ａと被係合部４ｄ，
４ｃとで係合させてミシンベッド本体１に取り付けるこ
とができる。
体１に固定した案内板６の上端の案内部６ａを補助ベッ
ド４の案内溝部４ｃに受入れ、かつ、ミシンベッド本体
１の受入れ間隔Ｓ１に補助ベッド４の突起部４ｄを受入
れ、補助ベッド４を係合部Ｓ１，６ａと被係合部４ｄ，
４ｃとで係合させてミシンベッド本体１に取り付けるこ
とができる。
【０００７】請求項３の考案によれば、案内板６の一側
面と補助ベッド４の他側壁４ｂとの間において、鍔付き
突出部８，９，９’と前後に延びる長穴部１０ａ，１
０’ａとで係合させた状態で、補助ベッド４の前後の摺
動が案内される。同時に、鍔付き突出部８，９，９’の
鍔部が、長穴部１０ａ，１０’ａの周縁部に係合して、
補助ベッド４の摺動が案内される。そして、補助ベッド
４の前方移動を、長穴部１０ａ，１０’ａの後端部に鍔
付き突出部８，９，９’を当接させて制限することがで
きる。
面と補助ベッド４の他側壁４ｂとの間において、鍔付き
突出部８，９，９’と前後に延びる長穴部１０ａ，１
０’ａとで係合させた状態で、補助ベッド４の前後の摺
動が案内される。同時に、鍔付き突出部８，９，９’の
鍔部が、長穴部１０ａ，１０’ａの周縁部に係合して、
補助ベッド４の摺動が案内される。そして、補助ベッド
４の前方移動を、長穴部１０ａ，１０’ａの後端部に鍔
付き突出部８，９，９’を当接させて制限することがで
きる。
【０００８】請求項４の考案によれば、補助ベッド４
が、上部に開口４ｅを有して箱状をなすと共に、該開口
４ｅを開閉自在な蓋部材４ａを付属するので、補助ベッ
ド４内にミシンの補用品を収容することができる。
が、上部に開口４ｅを有して箱状をなすと共に、該開口
４ｅを開閉自在な蓋部材４ａを付属するので、補助ベッ
ド４内にミシンの補用品を収容することができる。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図１〜図９はオーバロックミシンの補助ベ
ッド装置の１実施例を示す。図中において符号１はオー
バロックミシンのミシンベッド本体を示し、ミシンベッ
ド本体１には、針板２、フリーアーム３及び図外のミシ
ンアームが周知の手段によつて取付けられている。フリ
ーアーム３は、針板２に接続させてミシンの後部一側に
突設され、箱状（角筒状）をなして図外の下ルーパを覆
つて着脱自在であり、ミシンベッド本体１に接続する針
板２及び後記する補助ベッド４の上面と接続して図外の
縫製加工物を載置する載置面を形成可能である。ここ
で、ミシンの後部は、図１，２上にて右上方であり、縫
製加工物の送り方向の手前側である。
て説明する。図１〜図９はオーバロックミシンの補助ベ
ッド装置の１実施例を示す。図中において符号１はオー
バロックミシンのミシンベッド本体を示し、ミシンベッ
ド本体１には、針板２、フリーアーム３及び図外のミシ
ンアームが周知の手段によつて取付けられている。フリ
ーアーム３は、針板２に接続させてミシンの後部一側に
突設され、箱状（角筒状）をなして図外の下ルーパを覆
つて着脱自在であり、ミシンベッド本体１に接続する針
板２及び後記する補助ベッド４の上面と接続して図外の
縫製加工物を載置する載置面を形成可能である。ここ
で、ミシンの後部は、図１，２上にて右上方であり、縫
製加工物の送り方向の手前側である。
【００１０】補助ベッド４は、図４に示すように上部に
開口４ｅを有して箱状をなす補助ベッド本体４ｉを有
し、開口４ｅには、開閉自在な蓋部材４ａが付属されて
いる。補助ベッド本体４ｉの他側壁４ｂ上端には水平に
延びる水平突出部４ｆが形成され、水平突出部４ｆの下
面には、補助ベッド本体４ｉの他側壁４ｂ上部との間に
案内溝部４ｃを区画するように、所定の間隔を隔てて前
後に延びる被係合部である突起部４ｄが形成されてい
る。また、補助ベッド本体４ｉの他側壁４ｂには、図４
に示すように前後に延びる長穴部１０ａ、及び長穴部１
０ａの後端部から下方に延びて下端に位置する大径穴部
１０ｂを有する逆Ｌ字状の開口穴１０が一対形成されて
いる。各開口穴１０は、前後に延びる長穴部１０ａ、及
び長穴部１０ａの一部から下方に延びて下端に位置する
大径穴部１０ｂを有すればよく、図６，図７に示すよう
にＴ字状を与えることも可能である。この補助ベッド４
は、プラスチックにて製作され、補助ベッド４本体４ｉ
の内部にはミシンの補用品を格納する。
開口４ｅを有して箱状をなす補助ベッド本体４ｉを有
し、開口４ｅには、開閉自在な蓋部材４ａが付属されて
いる。補助ベッド本体４ｉの他側壁４ｂ上端には水平に
延びる水平突出部４ｆが形成され、水平突出部４ｆの下
面には、補助ベッド本体４ｉの他側壁４ｂ上部との間に
案内溝部４ｃを区画するように、所定の間隔を隔てて前
後に延びる被係合部である突起部４ｄが形成されてい
る。また、補助ベッド本体４ｉの他側壁４ｂには、図４
に示すように前後に延びる長穴部１０ａ、及び長穴部１
０ａの後端部から下方に延びて下端に位置する大径穴部
１０ｂを有する逆Ｌ字状の開口穴１０が一対形成されて
いる。各開口穴１０は、前後に延びる長穴部１０ａ、及
び長穴部１０ａの一部から下方に延びて下端に位置する
大径穴部１０ｂを有すればよく、図６，図７に示すよう
にＴ字状を与えることも可能である。この補助ベッド４
は、プラスチックにて製作され、補助ベッド４本体４ｉ
の内部にはミシンの補用品を格納する。
【００１１】一方、ミシンベッド本体１は、図３，図４
に示すように一端部上面に一段低い段部１ｂが形成さ
れ、また、一側壁面１ａには、図４に示すようにワッシ
ャからなる間隔部材５を介在して、止めねじ７によつて
案内板６が固着され、一側壁面１ａと案内板６との間に
は、図５に示すように係合部となる受入れ間隔Ｓ１を形
成している。この案内板６の止めねじ７よりも上方の上
端部は、案内部６ａを形成している。また、案内板６の
止めねじ７よりも下方には、小径ｄの短筒状のスペーサ
８を挿通し、大径Ｄの円環状の座部９ａを有する座付き
止めねじ９が、水平位置として一対取り付けてある。こ
のスペーサ８及び座付き止めねじ９により、鍔付き突出
部を形成する。なお、ミシンベッド本体１の段部１ｂの
後側及び案内板６の後側は、図３に示すようにそれぞれ
フリーアーム３の前面３ａとの間に、所定の縫製用間隔
Ｓ２を形成可能に離隔している。
に示すように一端部上面に一段低い段部１ｂが形成さ
れ、また、一側壁面１ａには、図４に示すようにワッシ
ャからなる間隔部材５を介在して、止めねじ７によつて
案内板６が固着され、一側壁面１ａと案内板６との間に
は、図５に示すように係合部となる受入れ間隔Ｓ１を形
成している。この案内板６の止めねじ７よりも上方の上
端部は、案内部６ａを形成している。また、案内板６の
止めねじ７よりも下方には、小径ｄの短筒状のスペーサ
８を挿通し、大径Ｄの円環状の座部９ａを有する座付き
止めねじ９が、水平位置として一対取り付けてある。こ
のスペーサ８及び座付き止めねじ９により、鍔付き突出
部を形成する。なお、ミシンベッド本体１の段部１ｂの
後側及び案内板６の後側は、図３に示すようにそれぞれ
フリーアーム３の前面３ａとの間に、所定の縫製用間隔
Ｓ２を形成可能に離隔している。
【００１２】一対の座部９ａは、一対の開口穴１０の大
径穴部１０ｂのみを通過可能な大きさ及び間隔を有し、
一対のスペーサ８は、一対の大径穴部１０ｂから長穴部
１０ａに移動した後、長穴部１０ａ内を相対移動可能で
ある。また、図５に示すように一対のスペーサ８が長穴
部１０ａに係合した状態で、補助ベッド４の案内溝部４
ｃに案内板６の案内部６ａが入り込んで摺動自在に係合
し、突起部４ｄが受入れ間隔Ｓ１に入り込んで摺動自在
に係合し、更に、補助ベッド４の水平突出部４ｆがミシ
ンベッド本体１の段部１ｂに摺動自在に載置され、水平
突出部４ｆの上面を含む補助ベッド４の上面がミシンベ
ッド本体１の上面と合致して接続する。勿論、一対の座
部９ａを一対の開口穴１０の大径穴部１０ｂに通す際、
補助ベッド４の後部がフリーアーム３の前部と干渉しな
いようになつている。
径穴部１０ｂのみを通過可能な大きさ及び間隔を有し、
一対のスペーサ８は、一対の大径穴部１０ｂから長穴部
１０ａに移動した後、長穴部１０ａ内を相対移動可能で
ある。また、図５に示すように一対のスペーサ８が長穴
部１０ａに係合した状態で、補助ベッド４の案内溝部４
ｃに案内板６の案内部６ａが入り込んで摺動自在に係合
し、突起部４ｄが受入れ間隔Ｓ１に入り込んで摺動自在
に係合し、更に、補助ベッド４の水平突出部４ｆがミシ
ンベッド本体１の段部１ｂに摺動自在に載置され、水平
突出部４ｆの上面を含む補助ベッド４の上面がミシンベ
ッド本体１の上面と合致して接続する。勿論、一対の座
部９ａを一対の開口穴１０の大径穴部１０ｂに通す際、
補助ベッド４の後部がフリーアーム３の前部と干渉しな
いようになつている。
【００１３】このようにしてミシンベッド本体１に補助
ベッド４を取り付けた状態で、補助ベッド４を把持して
図１，図６に示すように後方に摺動させれば、補助ベッ
ド４の後面４ｇ上部がフリーアーム３の前面３ａ上部に
密着し、ミシンベッド本体１、針板２、フリーアーム３
及び補助ベッド４の上面が平坦な載置面を形成するの
で、平らな縫製加工物の縫製を行うことができる。その
際、補助ベッド４の案内溝部４ｃが案内板６の案内部６
ａに案内されて摺動し、突起部４ｄが受入れ間隔Ｓ１に
案内されて摺動し、補助ベッド４の水平突出部４ｆがミ
シンベッド本体１の段部１ｂを摺動し、また、補助ベッ
ド４の他側壁４ｂが案内板６の一側面に案内される。更
に、長穴部１０ａ内をスペーサ８が相対移動し、座付き
止めねじ９の座部９ａが長穴部１０ａの周縁部に係合し
て、補助ベッド４の摺動が案内される。かくして、補助
ベッド４の移動が安定的になされる。なお、補助ベッド
４の後面４ｇ上部がフリーアーム３の前面３ａ上部に密
着した状態で、長穴部１０ａの前端部１０ｃは、スペー
サ８と干渉しないようになつている。
ベッド４を取り付けた状態で、補助ベッド４を把持して
図１，図６に示すように後方に摺動させれば、補助ベッ
ド４の後面４ｇ上部がフリーアーム３の前面３ａ上部に
密着し、ミシンベッド本体１、針板２、フリーアーム３
及び補助ベッド４の上面が平坦な載置面を形成するの
で、平らな縫製加工物の縫製を行うことができる。その
際、補助ベッド４の案内溝部４ｃが案内板６の案内部６
ａに案内されて摺動し、突起部４ｄが受入れ間隔Ｓ１に
案内されて摺動し、補助ベッド４の水平突出部４ｆがミ
シンベッド本体１の段部１ｂを摺動し、また、補助ベッ
ド４の他側壁４ｂが案内板６の一側面に案内される。更
に、長穴部１０ａ内をスペーサ８が相対移動し、座付き
止めねじ９の座部９ａが長穴部１０ａの周縁部に係合し
て、補助ベッド４の摺動が案内される。かくして、補助
ベッド４の移動が安定的になされる。なお、補助ベッド
４の後面４ｇ上部がフリーアーム３の前面３ａ上部に密
着した状態で、長穴部１０ａの前端部１０ｃは、スペー
サ８と干渉しないようになつている。
【００１４】次に、図２，図７に示すように補助ベッド
４を前方に充分に摺動させれば、補助ベッド４の後面４
ｇがフリーアーム３の前面３ａに対して、所定の縫製用
間隔Ｓ２を形成するので、袖口、ズボンの裾等の筒物や
袋物等の縫製加工物の縫製を行うことができる。補助ベ
ッド４の前方移動は、長穴部１０ａの後端部１０ｄがス
ペーサ８に当接して制限される。補助ベッド４をミシン
ベッド本体１から完全に取り外せば、袖口、ズボンの裾
等の筒物や袋物等の縫製加工物の縫製専用となる。
４を前方に充分に摺動させれば、補助ベッド４の後面４
ｇがフリーアーム３の前面３ａに対して、所定の縫製用
間隔Ｓ２を形成するので、袖口、ズボンの裾等の筒物や
袋物等の縫製加工物の縫製を行うことができる。補助ベ
ッド４の前方移動は、長穴部１０ａの後端部１０ｄがス
ペーサ８に当接して制限される。補助ベッド４をミシン
ベッド本体１から完全に取り外せば、袖口、ズボンの裾
等の筒物や袋物等の縫製加工物の縫製専用となる。
【００１５】図８，図９には、案内板６に逆Ｔ字状の開
口穴１０’を形成し、補助ベッド４の他側壁４ｂに、短
筒状のスペーサ８及び円環状の座部９’ａを有する座付
き止めねじ９’からなる鍔付き突出部を形成する構造例
を示す。すなわち、案内板６の止めねじ７よりも下方
に、前後に延びる長穴部１０’ａ、及び長穴部１０’ａ
の中央部から上方に延びて上端に位置する大径穴部１
０’ｂを有する逆Ｔ字状の開口穴１０’が形成されてい
る。一方、補助ベッド４の他側壁４ｂには、小径ｄの短
筒状のスペーサ８を挿通し、大径Ｄの円環状の座部９’
ａを有する座付き止めねじ９’が一対水平位置に取り付
けてある。
口穴１０’を形成し、補助ベッド４の他側壁４ｂに、短
筒状のスペーサ８及び円環状の座部９’ａを有する座付
き止めねじ９’からなる鍔付き突出部を形成する構造例
を示す。すなわち、案内板６の止めねじ７よりも下方
に、前後に延びる長穴部１０’ａ、及び長穴部１０’ａ
の中央部から上方に延びて上端に位置する大径穴部１
０’ｂを有する逆Ｔ字状の開口穴１０’が形成されてい
る。一方、補助ベッド４の他側壁４ｂには、小径ｄの短
筒状のスペーサ８を挿通し、大径Ｄの円環状の座部９’
ａを有する座付き止めねじ９’が一対水平位置に取り付
けてある。
【００１６】この一対の座部９’ａは、一対の開口穴１
０’の大径穴部１０’ｂを通過可能な大きさ及び間隔を
有し、一対のスペーサ８は、一対の大径穴部１０’ｂか
ら長穴部１０’ａに移動した後、長穴部１０’ａ内を前
後に相対移動可能である。この構造例によつても、一対
のスペーサ８が長穴部１０’ａに係合した状態で、補助
ベッド４の案内溝部４ｃに案内板６の案内部６ａが入り
込んで摺動自在に係合し、突起部４ｄが受入れ間隔Ｓ１
に入り込んで摺動自在に係合し、更に、補助ベッド４の
水平突出部４ｆがミシンベッド本体１の段部１ｂに摺動
自在に載置され、水平突出部４ｆの上面がミシンベッド
本体１の上面と合致している。しかして、この構造例に
よつても、上記実施例と同様の作用を得ることができ
る。
０’の大径穴部１０’ｂを通過可能な大きさ及び間隔を
有し、一対のスペーサ８は、一対の大径穴部１０’ｂか
ら長穴部１０’ａに移動した後、長穴部１０’ａ内を前
後に相対移動可能である。この構造例によつても、一対
のスペーサ８が長穴部１０’ａに係合した状態で、補助
ベッド４の案内溝部４ｃに案内板６の案内部６ａが入り
込んで摺動自在に係合し、突起部４ｄが受入れ間隔Ｓ１
に入り込んで摺動自在に係合し、更に、補助ベッド４の
水平突出部４ｆがミシンベッド本体１の段部１ｂに摺動
自在に載置され、水平突出部４ｆの上面がミシンベッド
本体１の上面と合致している。しかして、この構造例に
よつても、上記実施例と同様の作用を得ることができ
る。
【００１７】
【考案の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本考案によれば、補助ベッドを把持してフリーアームに
対して摺動させるのみで、袖口、ズボンの裾等の筒物や
袋物等の縫製加工物の縫製及び平らな縫製加工物の縫製
を行うことができ、これらの縫製を交互に行う場合の補
助ベッドの切り換えが著しく能率的となる。加えて、構
造が簡素であり、耐久性及び信頼性にすぐれると共に、
安価かつ製造が容易である。
本考案によれば、補助ベッドを把持してフリーアームに
対して摺動させるのみで、袖口、ズボンの裾等の筒物や
袋物等の縫製加工物の縫製及び平らな縫製加工物の縫製
を行うことができ、これらの縫製を交互に行う場合の補
助ベッドの切り換えが著しく能率的となる。加えて、構
造が簡素であり、耐久性及び信頼性にすぐれると共に、
安価かつ製造が容易である。
【図１】 本考案の第１実施例に係るオーバロックミシ
ンの補助ベッド装置を、補助ベッドとフリーアームとを
接続させた状態として示す斜視図。
ンの補助ベッド装置を、補助ベッドとフリーアームとを
接続させた状態として示す斜視図。
【図２】 同じく補助ベッドとフリーアームとを離間さ
せた状態として示す斜視図。
せた状態として示す斜視図。
【図３】 同じく補助ベッドを取り外した状態を示す斜
視図。
視図。
【図４】 同じく一部切開して示す分解斜視図。
【図５】 同じく要部を示す断面図。
【図６】 同じく作用説明図。
【図７】 同じく作用説明図。
【図８】 同じく鍔付き突出部の他の構造例を示す説明
図。
図。
【図９】 同じく作用説明図。
１：ミシンベッド本体、１ａ：一側壁面、２：針板、
３：フリーアーム、３ａ：前面、４：補助ベッド、４
ａ：蓋部材、４ｂ：他側壁、４ｃ：案内溝部、４ｄ：突
起部（被係合部）、４ｅ：開口、６：案内板、６ａ：案
内部、８：スペーサ（鍔付き突出部）、９，９’：座付
き止めねじ（鍔付き突出部）、１０，１０’：開口穴、
１０ａ，１０’ａ：長穴部、１０ｂ，１０’ｂ：大径穴
部、Ｓ１：受入れ間隔（係合部）、Ｓ２：縫製用間隔。
３：フリーアーム、３ａ：前面、４：補助ベッド、４
ａ：蓋部材、４ｂ：他側壁、４ｃ：案内溝部、４ｄ：突
起部（被係合部）、４ｅ：開口、６：案内板、６ａ：案
内部、８：スペーサ（鍔付き突出部）、９，９’：座付
き止めねじ（鍔付き突出部）、１０，１０’：開口穴、
１０ａ，１０’ａ：長穴部、１０ｂ，１０’ｂ：大径穴
部、Ｓ１：受入れ間隔（係合部）、Ｓ２：縫製用間隔。
Claims (4)
- 【請求項１】 ミシンベッド本体（１）の後部一側に、
上面が縫製加工物の載置面を形成するフリーアーム
（３）を針板（２）に接続させて備えるオーバロックミ
シンにおいて、フリーアーム（３）よりも前側に配置す
る補助ベッド（４）を、係合部（Ｓ１，６ａ）と被係合
部（４ｄ，４ｃ）とで係合させてミシンベッド本体
（１）に前後の摺動自在かつ着脱自在に設け、該補助ベ
ッド（４）を後方に移動させた状態で、ミシンベッド本
体（１）、フリーアーム（３）及び補助ベッド（４）の
上面により、縫製加工物の載置面を形成し、該補助ベッ
ド（４）を前方に移動させた状態で、該補助ベッド
（４）の後面（４ｇ）と該フリーアーム（３）の前面
（３ａ）との間に所定の縫製用間隔（Ｓ２）を形成する
ことを特徴とするオーバロックミシンの補助ベッド装
置。 - 【請求項２】 係合部（Ｓ１，６ａ）が、ミシンベッド
本体（１）の一側壁面（１ａ）との間に所定の受入れ間
隔（Ｓ１）を隔ててミシンベッド本体（１）に固定され
る案内板（６）にて形成され、被係合部（４ｄ，４ｃ）
が、補助ベッド（４）の上端他側から水平に延びる水平
突出部（４ｆ）の下面に、案内溝部（４ｃ）を区画して
形成した突起部（４ｄ）によつて形成され、該案内溝部
（４ｃ）に案内板（６）の上端の案内部（６ａ）を受入
れ、該受入れ間隔（Ｓ１）に突起部（４ｄ）を受入れ可
能であることを特徴とする請求項１のオーバロックミシ
ンの補助ベッド装置。 - 【請求項３】 案内板（６）の一側面と補助ベッド
（４）の他側壁（４ｂ）との対向箇所に、一方に鍔付き
突出部（８，９，９’）が形成され、他方に前後に延び
る長穴部（１０ａ，１０’ａ）を有する開口穴（１０，
１０’）が形成され、鍔付き突出部（８，９，９’）が
長穴部（１０ａ，１０’ａ）に係合することにより、補
助ベッド（４）の前後の摺動が案内されることを特徴と
する請求項１又は２のオーバロックミシンの補助ベッド
装置。 - 【請求項４】 補助ベッド（４）が、上部に開口（４
ｅ）を有して箱状をなすと共に、該開口（４ｅ）に開閉
自在な蓋部材（４ａ）を付属することを特徴とする請求
項１，２又は３のオーバロックミシンの補助ベッド装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993072830U JP2586405Y2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | オーバロックミシンの補助ベッド装置 |
| US08/356,755 US5531172A (en) | 1993-12-20 | 1994-12-15 | Auxiliary bed device for overlock machine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993072830U JP2586405Y2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | オーバロックミシンの補助ベッド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0737071U JPH0737071U (ja) | 1995-07-11 |
| JP2586405Y2 true JP2586405Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=13500733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993072830U Expired - Lifetime JP2586405Y2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | オーバロックミシンの補助ベッド装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5531172A (ja) |
| JP (1) | JP2586405Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09140971A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-03 | Brother Ind Ltd | ミシン |
| JPH09140980A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-03 | Brother Ind Ltd | 縫製装置 |
| JP4120724B2 (ja) | 1998-08-18 | 2008-07-16 | セイコーエプソン株式会社 | 画像データ管理装置、画像データ管理方法および画像データ管理プログラムを記録した媒体 |
| JP4442397B2 (ja) * | 2004-11-15 | 2010-03-31 | アイシン精機株式会社 | ミシン |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2708292A (en) * | 1951-11-14 | 1955-05-17 | Globe Wernicke Co | Modular office work space and partition structure |
| US3344762A (en) * | 1965-06-10 | 1967-10-03 | Singer Co | Work supporting bed for sewing machines |
| DE7802259U1 (de) * | 1978-01-26 | 1978-05-03 | Dorina Naehmaschinen Gmbh, 7500 Karlsruhe | Naehmaschine mit stofftragarm und zusatztisch |
| JPS5940039B2 (ja) * | 1978-02-02 | 1984-09-27 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | 自動刺繍ミシン |
| JPS5525883U (ja) * | 1978-08-10 | 1980-02-19 | ||
| US4165908A (en) * | 1978-08-14 | 1979-08-28 | Shelley Manufacturing Company, a division of Alco Food Service Equipment Company | Interlocking device for portable food service cabinets |
| IT1209783B (it) * | 1980-02-29 | 1989-08-30 | Necchi Spa | Macchina per cucire con piano dilavoro trasformabile in braccio libero. |
| IT1159276B (it) * | 1982-01-19 | 1987-02-25 | Necchi Spa | Piano di cucitura trasformabile per macchina per cucire |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP1993072830U patent/JP2586405Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-12-15 US US08/356,755 patent/US5531172A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5531172A (en) | 1996-07-02 |
| JPH0737071U (ja) | 1995-07-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2586405Y2 (ja) | オーバロックミシンの補助ベッド装置 | |
| US5476052A (en) | Extension, free arm and auxiliary beds for overlock machine | |
| US4009671A (en) | Convertible bed for sewing machines | |
| JPS6062Y2 (ja) | オ−バ−ロツクミシンの布案内 | |
| JPH0139743Y2 (ja) | ||
| JPS6234540Y2 (ja) | ||
| JPS6136224Y2 (ja) | ||
| JPH0733279U (ja) | オーバロックミシンのフリーアームカバー | |
| JPH0616613Y2 (ja) | ミシンの糸通し簡易化装置 | |
| JPS5849754Y2 (ja) | サイクルミシンの被縫物保持装置 | |
| JPH0135731Y2 (ja) | ||
| JPH01153184U (ja) | ||
| JP2584354Y2 (ja) | 縁かがり縫ミシンの端切れ入れケース取付装置 | |
| JP2557873Y2 (ja) | ファスナー付けミシンのワーク保持カセット | |
| JPS6245664Y2 (ja) | ||
| JPH07204374A (ja) | 環縫い式ミシン | |
| JPH026938Y2 (ja) | ||
| JPH0729975Y2 (ja) | ミシンのパイピングテープ案内装置 | |
| JPH0956944A (ja) | ミシンの押え | |
| JPH0246853Y2 (ja) | ||
| JPS608856Y2 (ja) | 釦孔かがり用押え装置を有するミシンの加工布挾持装置 | |
| JPS6022931Y2 (ja) | ミシンテ−ブルにおける補助床取付装置 | |
| JPS6130479U (ja) | 挾持装置付手動縫製機 | |
| JPS6243507Y2 (ja) | ||
| JPH0731761A (ja) | 環ボタン用ボタン付けミシン |