JPH09140980A - 縫製装置 - Google Patents

縫製装置

Info

Publication number
JPH09140980A
JPH09140980A JP7328089A JP32808995A JPH09140980A JP H09140980 A JPH09140980 A JP H09140980A JP 7328089 A JP7328089 A JP 7328089A JP 32808995 A JP32808995 A JP 32808995A JP H09140980 A JPH09140980 A JP H09140980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing
bed
bed unit
use position
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7328089A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Asano
史明 浅野
Akio Takahashi
章郎 高橋
Yoshikazu Kurono
義和 黒野
Masaki Shimizu
正樹 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP7328089A priority Critical patent/JPH09140980A/ja
Priority to US08/747,385 priority patent/US5873321A/en
Publication of JPH09140980A publication Critical patent/JPH09140980A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B75/00Frames, stands, tables, or other furniture adapted to carry sewing machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B73/00Casings
    • D05B73/04Lower casings
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
    • D05C9/00Appliances for holding or feeding the base fabric in embroidering machines
    • D05C9/02Appliances for holding or feeding the base fabric in embroidering machines in machines with vertical needles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 縫製能率、汎用性、設備経済性を高め、ベッ
ド部の糸輪捕捉用釜やその関連部品の組付けや修理を簡
単化し、糸輪捕捉用釜及びその駆動系の汎用性を高める
こと。 【解決手段】 ベッド部10〜12が支持フレーム3か
ら分離した独立構造のベッドユニット10〜12に構成
され、ベッドユニット10〜12が使用位置とこの使用
位置から退避した退避位置とにわたって位置切換え可能
に構成されたもの。複数の縫製手段を備えた多頭型縫製
装置の場合、被縫製物のサイズの左右方向送り幅が小さ
いときには、全部のベッドユニット10〜12を使用位
置にして全部の縫製手段を作動させ、また、被縫製物の
サイズや左右方向送り幅が大きいときには、一部のベッ
ドユニット10〜12を退避位置に切換え、残りのベッ
ドユニット10〜12を使用位置に保持して、それら残
りのベッドユニット10〜12に対応する残りの縫製手
段を作動させて縫製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製装置、特にパ
ターン縫いや刺繍縫製に適した縫製装置に関し、ベッド
部を独立構造のベッドユニットに構成して、使用位置と
退避位置とに切換え可能に、或いは取り外し可能にした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パターン縫いや刺繍縫製に適用さ
れる工業用の縫製装置として、例えば、特開平4−30
7688号公報や特開平4−51991号公報に記載の
ような多頭型刺繍ミシンが実用化されている。前者の公
報の多頭型刺繍ミシンにおいては、複数の刺繍ミシンを
左右方向(X方向)に所定間隔おきに並設し、複数の刺
繍枠を取付ける為の共通の可動枠をX方向とY方向とに
独立に送り駆動する加工布送り機構を設け、各刺繍ミシ
ンのヘッド部には、複数色の刺繍糸に対応する複数の針
棒を収容した針棒ケースを位置切換え自在に装備し、ミ
シンモータで駆動されるメイン駆動軸から各刺繍ミシン
に駆動力を分配して各刺繍ミシンの主軸と下軸とを駆動
する構成である。
【0003】各刺繍ミシンのミシン本体は、ベッド部と
脚柱部とその脚柱部の上端から延びるアーム部とを有
し、アーム部の先端のヘッド部には、主軸により駆動さ
れる針棒及び縫針と天秤とが設けられ、ベッド部には下
軸により駆動される糸捕捉用釜が設けられている。尚、
ベッド部としては、平物専用タイプと、筒状の被縫製物
も縫製できるシリンダベッドタイプとがある。
【0004】前記後者の公報の多頭型刺繍ミシンにおい
ては、アームタイプと称せられ、複数の刺繍ミシンに共
通の支持フレームに、複数のアーム部と、複数のベッド
部とが一体的に取付けられ、基本的には前記公報の多頭
式刺繍ミシンと同様の構成である。但し、アーム部が省
略され、複数のヘッド部と複数のベッド部とを支持フレ
ームに固定したブリッジタイプと称する構造のものもあ
る。そして、従来の多頭型刺繍ミシンにおいては、一般
にベッド部が支持フレーム(これは、脚柱部を含む)に
一体的に固定されている。ここで、特公昭60−217
50号公報、特公昭61−15816号公報、特開平3
−234291号公報等には、糸捕捉用釜を専用の釜駆
動用駆動モータでミシン主軸とは独立に駆動するように
構成したミシンが提案されているが、その釜駆動用駆動
モータ及びその駆動力伝達系はベッド部内に固定的に組
み込まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の多頭型刺繍ミシ
ンでは、隣接するミシン間の間隔が固定されているた
め、縫製時のX方向送り幅がミシン間間隔の制約を受け
ることが避けられず、予め被縫製物のサイズや縫製時の
X方向送り幅を想定してミシン間間隔を設定するが、ミ
シン間間隔を大きく設定すると、所定スペースに設置可
能なミシンの頭数が少なくなり、設備コスト的に不利に
なる。そこで、ミシン間間隔を小さく設定して極力多く
の刺繍ミシンを装備しておき、X方向送り幅の大きな被
縫製物を縫製する際には、一部の刺繍ミシンを休止さ
せ、残りの刺繍ミシンのみ作動させて縫製する方法も採
用されているが、この場合、休止中の刺繍ミシンのベッ
ド部が被縫製物と干渉するため、円滑な自動縫製が困難
で縫製能率が低下し、汎用性に欠ける。
【0006】多頭型刺繍ミシンでない通常の単頭型ミシ
ンにおいても、ベッド部がミシン本体に一体的に構成し
てあるため、ベッド部内の駆動系や糸輪捕捉用釜の修理
等をしにくく、その作業能率が低下する。更に、針棒を
駆動する主軸と、糸輪捕捉用釜を駆動する釜軸とを連動
連結してミシンモータで共通に駆動する場合には、主軸
と釜軸とを連動連結する駆動系の構造も複雑化する。そ
して、縫製装置の機種別にベッド部の長さ等が異なるた
め、糸輪捕捉用釜を駆動する駆動系を複数機種に共通化
するのが難しく、駆動系の汎用性を高めるのも難しい。
本発明の目的は、縫製装置における縫製能率、汎用性、
設備経済性を高めること、ベッド部の糸輪捕捉用釜やそ
の関連部品の組付けや修理を簡単化すること、糸輪捕捉
用釜及びその駆動系の汎用性を高めること、等である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の縫製装置は、
縫針を装備したヘッド部とベッド部と支持フレームとを
含む縫製手段を少なくとも1つ備えた縫製装置におい
て、前記ベッド部が支持フレームから分離した独立構造
のベッドユニットに構成され、前記ベッドユニットが使
用位置とこの使用位置から退避した退避位置とにわたっ
て位置切換え可能に構成されたものである。
【0008】ここで、前記支持フレームは、アーム部を
装備してないブリッジタイプの縫製装置におけるヘッド
部とベッド部とを連結するフレーム、ヘッド部及びアー
ム部を装備しているアームタイプの縫製装置におけるア
ーム部とベッド部とを連結するフレームとを含むもので
あり、通常のミシンにおける脚柱部も支持フレームに含
まれる。この縫製装置は、縫製手段を少なくとも1つ備
えているものであるので、通常の単頭型縫製用ミシンや
刺繍縫製やパターン縫いの為の多頭型縫製装置も含むも
のである。
【0009】複数の縫製手段を備えた多頭型縫製装置の
場合、被縫製物のサイズや左右方向送り幅が小さいとき
には、全部のベッドユニットを使用位置にして全部の縫
製手段を作動させ、また、被縫製物のサイズや左右方向
送り幅が大きいときには、一部のベッドユニットを退避
位置に切換え、残りのベッドユニットを使用位置に保持
して、それら残りのベッドユニットに対応する残りの縫
製手段を作動させて縫製することができる。1つの縫製
手段だけを装備した単頭型縫製装置の場合、ベッド部の
内部の糸輪捕捉用釜やその駆動系やその他の関連部品を
修理する際にベッドユニットを必要に応じて退避位置に
切換えることができる。
【0010】請求項2の縫製装置は、請求項1の発明に
おいて、前記ベッドユニットの基端部をベッド部の長さ
方向と直交する水平支軸回りに回動自在に枢支する枢支
機構を設け、前記ベッドユニットが、使用位置と、この
使用位置から水平支軸回りに下方へ所定角度揺動させた
退避位置とにわたって切換え可能に構成されたものであ
る。ベッドユニットを枢支機構を介して支持してあるた
め、ベッドユニットを使用位置に切換えたときにその使
用位置に正確に位置決めし易くなり、ベッドユニットの
位置切換えの為の構成が簡単化する。その他請求項1と
同様の作用を奏する。
【0011】請求項3の縫製装置は、請求項1の発明に
おいて、前記ベッドユニットを使用位置と平行な水平状
態を保持したまま昇降可能に案内する案内機構を設け、
前記ベッドユニットが、案内機構を介して、使用位置
と、この使用位置から下方へ所定距離下降させた退避位
置とにわたって切換え可能に構成されたものである。前
記案内機構を介して、ベッドユニットの全体を下降させ
て退避位置に切換えることができるため、被縫製物との
干渉が生じにくくなる。その他請求項1と同様の作用を
奏する。
【0012】請求項4の縫製装置は、請求項2又は請求
項3の発明において、前記ベットユニットが、糸輪捕捉
用釜と、この糸輪捕捉用釜をミシン主軸とは独立に駆動
する駆動モータとを備えたものである。ここで、ベッド
ユニットを使用位置と退避位置とに切換える構造とする
場合には、ミシン主軸の駆動力を糸輪捕捉用釜に伝達す
る為の駆動系が著しく複雑化するけれども、糸輪捕捉用
釜をミシン主軸とは独立に駆動する駆動モータを設ける
ので、ベッドユニットの位置を切換える機能を確保しつ
つ、糸輪捕捉用釜を駆動する為の構成を簡単化できる。
【0013】請求項5の縫製装置は、縫針を装備したヘ
ッド部とベッド部と支持フレームとを含む縫製手段を少
なくとも1つ備えた縫製装置において、前記ベッド部
に、糸輪捕捉用釜と、この糸輪捕捉用釜をミシン主軸と
は独立に駆動する駆動モータとを含み着脱可能に固定さ
れる釜モジュールを設けたものである。尚、前記支持フ
レームの意味するものについては請求項1と同様であ
り、また、この縫製装置も、請求項1と同様に、通常の
単頭型縫製用ミシンや刺繍縫製やパターン縫いの為の多
頭型縫製装置も含むものである。前記釜モジュールは、
糸輪捕捉用釜をミシン主軸とは独立に駆動する駆動モー
タとを含むものであり、釜モジュールはベッド部の一部
を構成するものであり、ベッド部のうちの残りの部分ま
たは縫製装置本体に着脱可能に固定される。
【0014】それ故、ミシン主軸から糸輪捕捉用釜まで
駆動力を伝達する駆動力伝達系を設ける必要が無く、糸
輪捕捉用釜を駆動する為の構成を簡単化できる。また、
釜モジュールが着脱可能であるので、その組付けや修理
の面で有利である。特に、釜モジュールは複数機種の縫
製装置に共通に適用できるため、糸輪捕捉用釜とそれを
駆動する為の構成の汎用性を高めることができ、縫製装
置の製作コストを低減できる。また、多頭型縫製装置の
場合、使用の必要のない釜モジュールを取外しておくこ
とができるので、稼働中の縫製手段の縫製エリアや左右
方向送り幅を拡大して縫製能率を高めることができる。
【0015】請求項6の縫製装置は、縫針を装備したヘ
ッド部とベッド部と支持フレームとを含む縫製手段を少
なくとも1つ備えた縫製装置において、ベッド部が支持
フレームから分離した独立構造のベッドユニットであっ
て、取り外し可能なベッドユニットに構成されたもので
ある。即ち、複数の縫製手段を備えた多頭型縫製装置の
場合、被縫製物のサイズや左右方向送り幅が小さいとき
には、全部のベッドユニットを取付けて、全部の縫製手
段を作動させ、また、被縫製物のサイズや左右方向送り
幅が大きいときには、一部のベッドユニットを取り外
し、残りのベッドユニットを取付けた状態で、それら残
りのベッドユニットに対応する残りの縫製手段を作動さ
せて縫製することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態について、図面に基づいて説明する。本実施の形態
は、3台の刺繍ミシンを備えた多頭型刺繍ミシンに本発
明を適用した場合のものである。この多頭型刺繍ミシン
Mについて説明すると、図1に示すように、左右方向に
延びるベースフレーム1の上面の後部側には、左右方向
に所定長さを有する平面視略矩形状のミシン支持板2が
配設され、このミシン支持板2の後端部分には、左右方
向に延びる支持フレーム3が立設され、この支持フレー
ム3に、3つのヘッド部4〜6が所定間隔毎に左右方向
に並設されるとともに、ミシン支持板2の前端部に位置
するベースフレーム1には、これらヘッド部4〜6の各
々に対応させて、支持フレーム3から分離した独立構造
のベッドユニット10〜12に構成されたシリンダ状の
ベッド部7〜9が、その後端部で枢支機構70を介して
揺動可能に夫々枢支されている。
【0017】即ち、支持フレーム3に設けられたヘッド
部7〜9と独立構造のベッドユニット10〜12とから
なる多針式刺繍ミシン(縫製手段に相当する)M1〜M
3が3台並設されている。これら刺繍ミシンM1〜M3
のヘッド部4〜6の各々の前端部には、左右方向に1列
状に配列された12本の針棒21を上下動可能に支持す
るとともに、12個の天秤23を揺動可能に支持する針
棒ケース20が水平に左右方向移動可能に夫々支持され
ている。また、ミシン支持板2の前側でベッドユニット
10〜12の上面と同一高さになるように、作業用テー
ブル13が水平に配設され、この作業用テーブル13を
含み、この作業用テーブル13の左右両側に設けられた
1対の補助テーブル14・15に亙って、左右方向に延
びる平面視矩形枠状の可動枠16が載置されている。
【0018】そして、この可動枠16の左端部の駆動枠
部16aがX軸駆動機構(図示略)によりX軸方向(左
右方向)に移動駆動されるとともに、その右端部の駆動
枠部16bとこの駆動枠部16aとがY軸駆動機構(図
示略)によりY軸方向(前後方向)に移動駆動される。
従って、可動枠16は、図示外のX軸駆動モータで駆動
されるX軸駆動機構と図示外のY軸駆動モータで駆動さ
れるY軸駆動機構とにより、XY平面上を移動可能にな
っている。また、補助テーブル16bの後側には、刺繍
縫製に関するメッセージを表示したり、種々の指令をす
る為の操作パネル18が設けられている。
【0019】次に、針棒21を上下駆動する針棒上下駆
動機構25について、図2に基づいて説明する。各ヘッ
ド部4〜6の先端部には、上下方向に延びる基針棒26
が配設され、この基針棒26はその上端部及び下端部に
おいて、フレームFに固着されている。この基針棒26
には、後述の連結ピン34と係合する係合溝27aを有
する筒状の上下動部材27が挿嵌され、この上下動部材
27の下端部に設けられた針棒抱き28は、基針棒26
に一体化されている。そして、この針棒抱き28は、枢
支軸29に揺動可能に枢支された揺動レバー30に連結
されたリンク31に連結されている。
【0020】一方、各ヘッド部4〜6を挿通して左右方
向向きに配設されたミシン主軸17に偏心カム32が固
着されており、この偏心カム32に外嵌された偏心レバ
ー33の下端部が揺動レバー30に連結されている。と
ころで、前記12本の針棒15の各々には、その下端部
に縫針22が装着されるとともに、その高さ方向中段部
に連結ピン34が夫々固着されるとともに、この連結ピ
ン34と針棒ケース20の針棒支持フレームとの間に圧
縮バネ35が外嵌されており、針棒15はこの圧縮バネ
35により常に上方の針上位置に弾性付勢されている。
更に、上下動部材27に対向する針棒15の連結ピン3
4が、上下動部材27の係合溝27aに選択的に係合さ
れるようになっている。
【0021】これにより、図示外のミシンモータの所定
回転方向への回転駆動によりミシン主軸17が回転され
て、偏心レバー33と揺動レバー30とを介して上下動
部材27と針棒抱き28とが上下動するのに伴って、連
結ピン34を介して針棒15が上下に往復駆動される。
ところで、前記上下動部材27は、針棒連結モータ(図
示略)により、図2に示す連結位置と約90°だけ回転
した連結解除位置とに位置切換え可能に構成されてお
り、針棒連結モータの駆動により上下動部材27が連結
位置から連結解除位置に切換えられたときには、針棒1
5は圧縮バネ35の付勢力により針上位置に移動(ジャ
ンプ作動)するようになっている。
【0022】次に、縫製動作に調時させて押え足45を
上下動させる押え足駆動機構40について、図3に基づ
いて説明すると、前記基針棒26の後側には、上下方向
向きの枢支軸41が上下方向向きに設けられ、この枢支
軸41には、正面視略コ字状の上下動枠42が摺動可能
に支持され、この上下動枠42の内部に対応する枢支軸
41には、圧縮バネからなる段逃げバネ43と摺動ブロ
ック44とが摺動可能に外嵌され、押え足45は、その
上端部においてこの摺動ブロック44に固着されるとと
もに、その下端近傍部においてフレームFのガイド板4
6に上下動可能に支持されている。
【0023】一方、上下動枠42には、2つのリンク4
7・48を介して押え足駆動モータ49に連結されてい
る。そして、縫製動作が実行される際には、押え足駆動
モータ49の駆動により、リンク48が回転駆動される
ので、2つのリンク47・48は2点鎖線で示すように
下方に移動することから、上下動枠42と押え足45と
が下降して、押え足45の下端部で加工布を押さえるよ
うになる。このとき、段逃げバネ43のバネ力により、
押え足45の押圧力が生じるとともに、押え足45の段
差を吸収するようになっている。そして、縫製動作が終
了したときには、押え足駆動モータ49の駆動により、
リンク48が図3に実線で示す待機位置に回転駆動され
て、可動枠16の移動が許可される。
【0024】次に、ベッドユニット10〜12につい
て、図4〜図8に基づいて説明する。ここで、3つのベ
ッドユニット10〜12は同様の構成なので、左端のベ
ッドユニット10について説明する。このベッドユニッ
ト10は、前後方向に延びる断面略U字状のベッドケー
ス50の前端部分に、釜モジュール51を着脱可能に固
定するとともに、そのベッドケース50の後端部を枢支
機構70を介してミシン支持板2の前端部に位置する左
右方向に延びるベースフレーム1上に揺動可能に枢支さ
れている。ここで、ベッドケース50の上側は、その前
端部分において針板51で覆われるとともに、針板51
に連続するカバー板52で覆われている。
【0025】次に、釜モジュール51について説明す
る。図6・図7に示すように、ベッドケース50の前端
部には、取付けブロック54がビス55により着脱可能
に固着され、この取付けブロック54の後端側には、パ
ルスモータからなる釜駆動モータ56が取付けられてい
る。一方、取付けブロック54の前端側には、糸輪捕捉
用の全回転釜57が設けられ、この全回転釜57に固着
された釜駆動軸58は取付けブロック54を挿通して後
方に延びている。そして、釜駆動モータ56の駆動軸5
6aと釜駆動軸58とはカップリング59で連結されて
いる。更に、その駆動軸56aにはディスクエンコーダ
60が取付けられるとともに、このディスクエンコーダ
60に形成された複数のスリットを光学的に検出するフ
ォトセンサ61が取付けられている。そして、釜駆動モ
ータ56の駆動により、釜駆動軸58が回転駆動されて
全回転釜57が所定の回転方向に駆動される。
【0026】次に、取付けブロック54に設けられた糸
切り機構65について簡単に説明すると、取付けブロッ
ク54に固着した固定板66は全回転釜57の上側に延
び、その固定板66には、可動刃67が回転可能に枢支
されている。そして、この可動刃67と協働で上糸と下
糸とを切断する為の固定刃(図示略)、この固定板66
の直ぐ上側に設けられた針板51の下側に取付けられて
いる。更に、可動刃67に連結された糸切り作動レバー
69は、ベッドケース50内を後方に延びている。即
ち、糸切り作動レバー69の前方への移動により、可動
刃67が時計回り方向に回動して上糸と下糸とが係合さ
れた後、糸切り作動レバー69の後方への移動により、
可動刃67が反時計回り方向に回動して、可動刃67と
固定刃との協働により上糸と下糸とが同時に切断され
る。
【0027】次に、ベッドユニット10を、水平な使用
位置と、この使用位置から下方へ揺動した退避位置とに
亙って切換える枢支機構70について、図4〜図5、図
8〜図9に基づいて説明する。ここで、3つのベッドユ
ニット10〜12に設けられた枢支機構70は同様の構
成なので、左端のベッドユニット10に設けられた枢支
機構70について説明する。前記ミシン支持板2の前端
部に位置する左右方向に延びるベースフレーム1上に、
枢支ブラケット71の基端部がボルト止めされている。
【0028】一方、前記ベッドケース50の後端の基端
部は、断面略U字状の連結ブラケット72にボルト73
で固着されるとともに、この連結ブラケット72の後端
部が枢支ブラケット71に枢支ボルト74で上下揺動可
能に枢支されている。即ち、ベッドユニット10の基端
部は、ベッド部4の長さ方向と直交する水平軸回りに回
動自在に枢支されている。そして、連結ブラケット72
の下端部と、下側のベースフレーム1とに亙って、1対
の支持ブラケット75・76を介してエアーダンパー7
7が介設されている。ここで、枢支ブラケット71の内
部の枢支ボルト74にはスリーブ75aが外嵌されると
ともに、このスリーブ75aには、ベッドユニット10
を使用位置側に回動付勢する為の揺動付勢バネ78が外
嵌されている。
【0029】即ち、ベッドユニット10は、このエアー
ダンパー77の強力な弾性力により、常には、図9に示
す水平な使用位置に保持される一方、このベッドユニッ
ト10を使用いないときには、ベッドユニット10の前
端部を押し下げて、図5・図9に2点鎖線で示す略45
°まで下方に揺動した退避位置に切換えたとき、ベッド
ケース50に取付けたフック79がベースフレーム1の
係合部材80に係合して、その退避位置に固定される。
そして、図示外のリリースレバーを操作してフック79
と係合部材80との係合を解除したときには、ベッドユ
ニット10は、エアーダンパー77の弾性力により、元
の使用位置に位置切換えられる。
【0030】次に、ベッドユニット10に設けられた糸
切り機構65作動させる糸切り駆動機構85について、
図4・図8〜図9に基づいて説明する。前記糸切り作動
レバー69の後端部は、ベッドケース50の後端部に水
平回動可能に枢着された回動板86の従動部86aに連
結されている。一方、ベースフレーム1の左端部には、
図4に示すように、ベースフレーム1に固着された取付
け板87に糸切りモータ88が取付けられ、この糸切り
モータ88の駆動ギヤ89に噛合する揺動部材90が取
付け板87に回動可能に枢支されている。更に、この揺
動部材90の先端部には、左右方向に延びる糸切り作動
軸91の左端部が連結されている。
【0031】そして、その糸切り作動軸91には、回動
板86の駆動部86bに対応してピン部材91が取付け
られ、このピン部材92のピンが回動板86の駆動部8
6bに形成された長穴に係合している。これにより、糸
切りモータ88の反時計回り方向の回転により揺動部材
90が所定角度だけ時計回り方向に回動して、糸切り作
動軸91の右方への移動を介して回動板86が時計回り
方向に回動して、糸切り作動レバー69が前方へ移動さ
れる。その後、糸切りモータ88の時計回り方向の回転
により、糸切り作動軸91の左方への移動を介して回動
板86が反時計回り方向に回動して、糸切り作動レバー
69が後方へ移動され、前述したように、糸切り機構6
5により上糸と下糸とが同時に切断される。
【0032】次に、多頭型刺繍ミシンMの各ベッド部7
〜9が支持フレーム3から分離した独立構造のベッドユ
ニット10〜12に構成され、枢支機構70を介して使
用位置と退避位置とに夫々位置切換え可能に構成された
ことによる作用について説明する。被縫製物のサイズや
左右方向送り幅が小さいときには、3台のベッドユニッ
ト10〜12を使用位置に切換えて3台の刺繍ミシンM
1〜M3を作動させ、また、被縫製物のサイズや左右方
向送り幅が大きいときには、一部のベッドユニット10
〜12を退避位置に切換え、残りのベッドユニット10
〜12を使用位置に保持して、それら残りのベッドユニ
ット10〜12に対応する残りの刺繍ミシンM1〜M3
を作動させて縫製することができる。
【0033】更に、これら3つのベッドユニット10〜
12は枢支機構70により、その基端部をベッド部7〜
9の長さ方向と直交する水平支軸回りに、水平な使用位
置と下方へ所定角度だけ揺動した退避位置とに亙って切
換え可能に構成されているので、ベッドユニット10〜
12を使用位置に切換えたときに、その使用位置に正確
に位置決めし易くなり、ベッドユニット10〜12の位
置切換えの為の構成が簡単化する。
【0034】次に、ベッドユニット10〜12に、全回
転釜55と、この全回転釜55をミシン主軸17とは独
立に駆動する釜駆動モータ54や糸切り機構65などを
含んだ釜モジュール53を設けたことによる作用につい
て説明する。前述したように、ベッドユニット10〜1
2を使用位置と退避位置とに切換える構造とする場合に
は、ミシン主軸17の駆動力を全回転釜55に伝達する
為の駆動系が著しく複雑化するが、全回転釜55をミシ
ン主軸17とは独立に駆動するので、ベッドユニット1
0〜12の位置を切換える機能を保持しつつ、全回転釜
55の駆動系を簡単化できる。また、釜モジュール53
が着脱可能であるので、その組付けや修理の面で有利で
ある。特に、釜モジュール53は、複数機種の刺繍ミシ
ンに共通に適用できるため、全回転釜55とそれを駆動
する為の構成の汎用性を高めることができる。
【0035】このように、各ベッドユニット10〜12
の基端部を、ベッド部7〜9の長さ方向と直交する水平
支軸回りに回動自在に枢支する枢支機構70を設け、ベ
ッドユニット10〜12が、使用位置と、この使用位置
から水平支軸回りに下方へ所定角度揺動させた退避位置
とに亙って切換え可能に構成したので、被縫製物のサイ
ズや左右方向送り幅に応じて、また、必要に応じて一部
のベッドユニット10〜12を退避位置に切換えて、被
縫製物との干渉を防止することができるから、縫製能率
を高め、多頭型刺繍ミシンMの汎用性を高め、ヘッド部
4〜6の装備数を多くして設備経済性を高めることがで
きる。更に、ベッドユニット10〜12を使用位置に切
換えたときに、その使用位置に正確に位置決めし易くな
り、ベッドユニット10〜12の位置切換えの為の構成
が簡単化し、使用位置と退避位置とにわたる位置切換え
の操作も簡単化する。
【0036】一方、ベッドユニット10〜12に、全回
転釜55と、この全回転釜55をミシン主軸17とは独
立に駆動する釜駆動モータ54や糸切り機構65などを
含んだ釜モジュール53を設けたので、ミシン主軸17
から全回転釜55まで駆動力を伝達する駆動力伝達系を
設ける必要がなく、全回転釜55を駆動する為の構成を
簡単化できる。また、釜モジュール53が着脱可能であ
るので、その組付けや修理の面で有利である。また、縫
針22の上下動作に略同期するように、釜駆動モータ5
4により全回転釜55を駆動しつつも、釜駆動モータ5
4に対する制御を介して、縫製条件に応じて、全回転釜
55の時々刻々の回転速度や回転位置を精密に制御する
ことも可能になる。
【0037】特に、釜モジュール53は、複数機種の刺
繍ミシンに共通に適用できるため、全回転釜55とそれ
を駆動する為の構成の汎用性を高めることができ、多頭
型刺繍ミシンMの製作コストを低減できる。また、使用
の必要のない釜モジュール53を取り外しておくことが
できるので、稼働中の刺繍ミシンM1〜M3の縫製エリ
アや左右方向送り幅を拡大して縫製能率を高めることが
できる。ところで、前記ベッドユニット10Aを案内機
構95を介して、使用位置と、この使用位置に平行な水
平状態を保持したまま昇降可能に案内するように構成し
てもよい。
【0038】即ち、図10に示すように、前記ベースフ
レーム1の前側には所定長さを有するガイド板96が上
下方向向きに取付けられ、このガイド板96のベッドユ
ニット10Aに対向する部分の略前半部には、幅広のT
型溝96aが上端部から下側に所定長さだけ形成されて
いる。一方、ベッドユニット10Aの基端部、つまり連
結ブラケット72Aの基端部には、そのT型溝96aに
係合可能な係合部97aを形成した摺動部材97が固着
されている。更に、連結ブラケット72Aとベースフレ
ーム1との間に、1対の支持ブラケット75A・76A
を介してエアーダンパー77Aが介設されている。
【0039】そして、ベッドユニット10Aは、このエ
アーダンパー77Aの強力な弾性力により、常には、図
10に実線で示す使用位置に保持される一方、このベッ
ドユニット10Aを使用いないときには、ベッドユニッ
ト10A全体を押し下げて、2点鎖線で示す下方へ指定
距離下降させた退避位置に切換えできる。このとき、図
示外のロック機構により、ベッドユニット10Aが退避
位置に保持される。そして、そのロック機構によるロッ
ク状態を解除したときには、ベッドユニット10Aは、
エアーダンパー77Aの弾性力により、元の使用位置に
上昇する。
【0040】このように、ベッドユニット10Aを使用
位置と平行な水平状態を保持したまま昇降可能に案内す
る案内機構95を設け、前記ベッドユニット10Aが、
案内機構95を介して、使用位置と、この使用位置から
下方へ所定距離下降させた退避位置とにわたって切換え
可能に構成されているので、案内機構95を介して、ベ
ッドユニット10Aの全体を下降させて退避位置に切換
えることができるため、被縫製物との干渉が一層生じに
くくなる。ところで、前記各ベッドユニット10〜12
を、その基端部においてベースフレーム1に対して取り
外し可能に構成するようにしてもよい。この場合にも、
前記実施形態と同様に、被縫製物のサイズや左右方向送
り幅に応じて、また、必要に応じて一部のベッドユニッ
ト10〜12を取り外して、被縫製物との干渉を防止す
ることができるから、縫製能率を高め、多頭型刺繍ミシ
ンMの汎用性を高め、ヘッド部4〜6の装備数を多くし
て設備経済性を高めることができる。
【0041】尚、前枢支機構70は、ベッドユニット1
0〜12を使用位置と退避位置とに切換え可能に種々の
部材を用いて構成したり、案内機構95についても同様
に、ベッドユニット10〜12を使用位置と退避位置と
に昇降可能に種々の部材を用いて構成したり、釜モジュ
ール53は、釜駆動モータ56や全回転釜57を含んだ
ブロック状に構成するなど、前記実施形態に関し、既存
の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加え
ることもあり得る。更に、1つの刺繍ミシンを装備した
単頭型刺繍ミシンに本発明を適用して、ベッドユニット
を使用位置と退避位置とに位置切換え可能に構成する場
合には、ベッド部の内部の全回転釜やその駆動系やその
他の関連部品を修理する際に、ベッドユニットを必要に
応じて退避位置に切換えることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の縫製装置においては、ベッド
部が支持フレームから分離した独立構造のベッドユニッ
トに構成され、そのベッドユニットが使用位置とこの使
用位置から退避した退避位置とにわたって位置切換え可
能に構成されているので、複数のヘッド部を備えた多頭
型縫製装置の場合、被縫製物のサイズや左右方向送り幅
に応じて、また、必要に応じて一部のベッドユニットを
退避位置に切換えて、被縫製物との干渉を防止すること
ができるから、縫製能率を高め、縫製装置の汎用性を高
め、ヘッド部の装備数を多くして設備経済性を高めるこ
とができる。1つのベッド部だけを装備した単頭型縫製
装置の場合、ベッド部の内部の糸輪捕捉用釜やその駆動
系やその他の関連部品を修理する際にベッドユニットを
必要に応じて退避位置に切換えて、修理等をし易くする
ことができる。
【0043】請求項2の縫製装置においては、請求項1
と同様の効果を奏するが、前記ベッドユニットの基端部
をベッド部の長さ方向と直交する水平支軸回りに回動自
在に枢支する枢支機構を設け、前記ベッドユニットが、
使用位置と、この使用位置から水平支軸回りに下方へ所
定角度揺動させた退避位置とにわたって切換え可能に構
成したので、ベッドユニットを使用位置に切換えたとき
にその使用位置に正確に位置決めし易くなり、ベッドユ
ニットの位置切換えの為の構成が簡単化し、使用位置と
退避位置とにわたる位置切換えの操作も簡単化する。
【0044】請求項3の縫製装置においては、請求項1
と同様の効果を奏するが、前記ベッドユニットを使用位
置と平行な水平状態を保持したまま昇降可能に案内する
案内機構を設け、前記ベッドユニットが、案内機構を介
して、使用位置と、この使用位置から下方へ所定距離下
降させた退避位置とにわたって切換え可能に構成されて
いるので、案内機構を介して、ベッドユニットの全体を
下降させて退避位置に切換えることができるため、被縫
製物との干渉が一層生じにくくなる。
【0045】請求項4の縫製装置においては、請求項2
又は請求項3と同様の効果を奏するが、前記ベットユニ
ットが、糸輪捕捉用釜と、この糸輪捕捉用釜をミシン主
軸とは独立に駆動する駆動モータとを備えたので、ミシ
ン主軸の駆動力を糸輪捕捉用釜に伝達する為の複雑な駆
動系を設ける必要がなく、ベッドユニットの位置を切換
える機能を確保しつつ、糸輪捕捉用釜を駆動する為の構
成を簡単化できる。また、縫針の上下動作にほぼ同期す
るように、駆動モータにより糸輪捕捉用釜を駆動しつつ
も、駆動モータに対する制御を介して、縫製条件に応じ
て、糸輪捕捉用釜の時々刻々の回転状態や回転位置を精
密に制御することも可能になる。
【0046】請求項5の縫製装置においては、縫針を装
備したヘッド部とベッド部と支持フレームとを含む縫製
手段を少なくとも1つ備えた縫製装置において、前記ベ
ッド部に、糸輪捕捉用釜と、この糸輪捕捉用釜をミシン
主軸とは独立に駆動する駆動モータとを含み着脱可能に
固定される釜モジュールを設けたので、ミシン主軸から
糸輪捕捉用釜まで駆動力を伝達する駆動力伝達系を設け
る必要が無く、糸輪捕捉用釜を駆動する為の構成を簡単
化できる。また、釜モジュールが着脱可能であるので、
その組付けや修理の面で有利である。
【0047】また、縫針の上下動作にほぼ同期するよう
に、駆動モータにより糸輪捕捉用釜を駆動しつつも、駆
動モータに対する制御を介して、縫製条件に応じて、糸
輪捕捉用釜の時々刻々の回転速度や回転位置を精密に制
御することも可能になる。特に、釜モジュールは複数機
種の縫製装置に共通に適用できるため、糸輪捕捉用釜と
それを駆動する為の構成の汎用性を高めることができ、
縫製装置の製作コストを低減できる。また、多頭型縫製
装置の場合、使用の必要のない釜モジュールを取外して
おくことができるので、稼働中の縫製手段の縫製エリア
や左右方向送り幅を拡大して縫製能率を高めることがで
きる。
【0048】請求項6の縫製装置においては、縫針を装
備したヘッド部とベッド部と支持フレームとを含む縫製
手段を少なくとも1つ備えた縫製装置において、ベッド
部が支持フレームから分離した独立構造のベッドユニッ
トであって、取り外し可能なベッドユニットに構成され
ているので、複数の縫製手段を備えた多頭型縫製装置の
場合、被縫製物のサイズや左右方向送り幅が小さいとき
には、全部のベッドユニットを取付けて、全部の縫製手
段を作動させ、また、被縫製物のサイズや左右方向送り
幅が大きいときには、一部のベッドユニットを取り外
し、残りのベッドユニットを取付けた状態で、それら残
りのベッドユニットに対応する残りの縫製手段を作動さ
せて縫製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、多頭型刺繍ミシンの
斜視図である。
【図2】針棒上下駆動機構 の概略斜視図である。
【図3】押え足駆動機構 の概略斜視図である。
【図4】作業用テーブル及びベッドユニットを示す要部
平面図である。
【図5】作業用テーブル及びベッドユニットを示す要部
縦断側面図である。
【図6】釜モジュールを設けたベッドユニットの部分平
面図である。
【図7】釜モジュールを設けたベッドユニットの部分縦
断側面図である。
【図8】ベッドユニットの基端部の部分拡大平面図であ
る。
【図9】ベッドユニットの基端部の部分縦断側面図であ
る。
【図10】変更形態に係る図9相当図である。
【符号の説明】
M 多頭型刺繍ミシン 3 支持フレーム 7〜9 ヘッド部 10〜12 ベッドユニット 17 ミシン主軸 50 ベッドケース 53 釜モジュール 56 釜駆動モータ 57 全回転釜 58 釜駆動軸 70 枢支機構 71 枢支ブラケット 72 連結ブラケット 74 枢支ボルト 77 エアーダンパー 95 案内機構 96 ガイド板 97 摺動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 正樹 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫針を装備したヘッド部とベッド部と支
    持フレームとを含む縫製手段を少なくとも1つ備えた縫
    製装置において、 前記ベッド部が支持フレームから分離した独立構造のベ
    ッドユニットに構成され、 前記ベッドユニットが使用位置とこの使用位置から退避
    した退避位置とにわたって位置切換え可能に構成された
    ことを特徴とする縫製装置。
  2. 【請求項2】 前記ベッドユニットの基端部をベッド部
    の長さ方向と直交する水平支軸回りに回動自在に枢支す
    る枢支機構を設け、 前記ベッドユニットが、使用位置と、この使用位置から
    水平支軸回りに下方へ所定角度揺動させた退避位置とに
    わたって切換え可能に構成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の縫製装置。
  3. 【請求項3】 前記ベッドユニットを使用位置と平行な
    水平状態を保持したまま昇降可能に案内する案内機構を
    設け、 前記ベッドユニットが、案内機構を介して、使用位置
    と、この使用位置から下方へ所定距離下降させた退避位
    置とにわたって切換え可能に構成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の縫製装置。
  4. 【請求項4】 前記ベットユニットが、糸輪捕捉用釜
    と、この糸輪捕捉用釜をミシン主軸とは独立に駆動する
    駆動モータとを備えたことを特徴とする請求項1〜請求
    項3の何れか1項に記載の縫製装置。
  5. 【請求項5】 縫針を装備したヘッド部とベッド部と支
    持フレームとを含む縫製手段を少なくとも1つ備えた縫
    製装置において、 前記ベッド部に、糸輪捕捉用釜と、この糸輪捕捉用釜を
    ミシン主軸とは独立に駆動する駆動モータとを含み着脱
    可能に固定される釜モジュールを設けたことを特徴とす
    る縫製装置。
  6. 【請求項6】 縫針を装備したヘッド部とベッド部と支
    持フレームとを含む縫製手段を少なくとも1つ備えた縫
    製装置において、 前記ベッド部が支持フレームから分離した独立構造のベ
    ッドユニットであって、取り外し可能なベッドユニット
    に構成されたことを特徴とする縫製装置。
JP7328089A 1995-11-20 1995-11-20 縫製装置 Pending JPH09140980A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7328089A JPH09140980A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 縫製装置
US08/747,385 US5873321A (en) 1995-11-20 1996-11-12 Sewing device with a bed switchable between a usage position and a retracted position

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7328089A JPH09140980A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 縫製装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09140980A true JPH09140980A (ja) 1997-06-03

Family

ID=18206392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7328089A Pending JPH09140980A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 縫製装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5873321A (ja)
JP (1) JPH09140980A (ja)

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2222549A1 (de) * 1972-05-08 1973-11-22 Singer Werke Gmbh Naehmaschine
US4168671A (en) * 1978-03-06 1979-09-25 Roberts Manufacturing Company Work table for open-arm sewing machines
US4204493A (en) * 1978-08-03 1980-05-27 The Singer Company Sewing machine bed extension latch
DE3069844D1 (en) * 1979-10-15 1985-01-31 Marshall E Design Int Ltd Improvements in sewing machines
IT1151007B (it) * 1980-03-31 1986-12-17 Rockwell Rimoldi Spa Macchina per cucire modulare
JPS6021750A (ja) * 1983-07-11 1985-02-04 ダン・イ−・フイツシヤ− 歯科印像を採る際の出血を制御する方法
JPS6115816A (ja) * 1984-06-30 1986-01-23 Lion Corp 頭髪化粧料
US4520744A (en) * 1984-07-12 1985-06-04 Mario Portilla Sewing machine with articulated table assembly
DE3518474A1 (de) * 1985-05-23 1986-11-27 Kochs Adler Ag, 4800 Bielefeld Naehkopf fuer eine naehmaschine, insbesondere einen naehautomaten
JPH0718392Y2 (ja) * 1987-03-03 1995-05-01 ペガサスミシン製造株式会社 多本針筒形ミシンの糸切り装置
JPH03234291A (ja) * 1990-02-13 1991-10-18 Brother Ind Ltd ミシン
JPH0451991A (ja) * 1990-06-18 1992-02-20 Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd 刺繍ミシン
DE69131534T2 (de) * 1990-06-18 2000-01-13 Tokai Ind Sewing Machine Stickmaschine
JP2598313Y2 (ja) * 1992-06-19 1999-08-09 ジューキ株式会社 ミシンの針板装置
JPH06126054A (ja) * 1992-10-20 1994-05-10 Brother Ind Ltd 刺繍機の送り装置
JP3338492B2 (ja) * 1992-12-14 2002-10-28 東海工業ミシン株式会社 刺繍ミシン
JP2586405Y2 (ja) * 1993-12-20 1998-12-09 シンガー日鋼株式会社 オーバロックミシンの補助ベッド装置
US5458075A (en) * 1994-09-15 1995-10-17 Tice Engineering And Sales, Inc. Electronically geared sewing machine

Also Published As

Publication number Publication date
US5873321A (en) 1999-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100860191B1 (ko) 다두 자수 미싱
KR100228933B1 (ko) 재봉틀의 노루발 구동장치
JP3156574B2 (ja) ミシン
JP2004222919A (ja) ミシン
US6860213B2 (en) Sewing machine with picker and picker control program therefor
JPH09140980A (ja) 縫製装置
JP2576546Y2 (ja) 多針ミシンにおける上糸案内装置
KR100294067B1 (ko) 다두 패턴 재봉기
JPH09140971A (ja) ミシン
JPH07102263B2 (ja) ミシン
JP2845063B2 (ja) 多頭式刺繍機
JP3392610B2 (ja) ミシン
JP3404447B2 (ja) 多頭式縫製装置
JPH09285676A (ja) ミシンの針棒ジャンプ機構
JP4605455B2 (ja) ミシンの布送り装置
JP4276551B2 (ja) 多頭ミシン
JP3404448B2 (ja) 多頭式縫製装置
JP2001340678A (ja) ミシンの糸調子装置
JP2568615Y2 (ja) 多針ミシンにおける手指保護装置
JPH0754258A (ja) 多頭刺繍ミシン
US5850791A (en) Sewing machine having movable bed
JPH06304362A (ja) 刺繍ミシンの押え足切換え装置
JP3392631B2 (ja) ミシン
JPH11222762A (ja) 刺繍ミシン
JPH06304361A (ja) 刺繍ミシンの押え足機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term