JP3392610B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP3392610B2
JP3392610B2 JP32809095A JP32809095A JP3392610B2 JP 3392610 B2 JP3392610 B2 JP 3392610B2 JP 32809095 A JP32809095 A JP 32809095A JP 32809095 A JP32809095 A JP 32809095A JP 3392610 B2 JP3392610 B2 JP 3392610B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針棒の下端部の針
支持体に取付けられた複数の縫針と、これらの縫針に対
応する複数の糸輪捕捉用釜とを備えたミシンに関し、特
に、一部の糸輪捕捉用釜をミシン主軸で駆動し、残りの
糸輪捕捉用釜をミシン主軸とは独立に駆動するようにし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パターン縫いミシンの一種とし
て、例えばズボンのベルトを通すベルトループの両端部
を1対の縫針と1対の糸輪捕捉用釜とで同時に閂止め縫
いするような縫製の為の2本針ミシンが実用に供されて
いる。例えば、実開平6−81481号公報には、針棒
の下端の針支持体にミシン主軸方向に所定間隔あけて第
1、第2の2本の縫針を装備し、ミシン本体のベッド部
内に、2本の縫針に対応する第1、第2の2つの糸輪捕
捉用釜を装備し、ミシン主軸の駆動力を下軸に伝達する
駆動力伝達系と、下軸を第1の釜に連動連結する第1駆
動系と、下軸を第2の釜に連動連結する第2駆動系とを
設けた全回転釜型2本針ミシン及び半回転釜型2本針ミ
シンと記載されている。第1縫針は脚柱部に近い方の縫
針である。
【0003】被縫製物に応じて2本の縫針の針間隔が変
更されることから、2つの釜の釜間隔を調節する必要が
あるので、第1駆動系の入力端のギヤを軸方向に長く形
成して、第1釜と第1駆動系との軸方向位置を調節可能
にし、第2駆動系の入力端のギヤを軸方向に長く形成し
て、釜ユニット台に搭載した第2釜と第2駆動系との軸
方向位置を調節可能に構成してある。尚、第2釜と第2
駆動系とが搭載される釜ユニット台の構成については詳
細は不明であるが、この釜ユニット台は、第2駆動系と
第2釜とを支持するフレーム体であって、ベッド部に軸
方向に位置調節可能に装備されたものに過ぎない。
【0004】尚、特公昭60−21750号公報、特公
昭61−15816号公報、特開平3−234291号
公報等には、糸捕捉用釜を専用の釜駆動用駆動モータで
ミシン主軸とは独立に駆動するように構成したミシンが
提案されているが、その釜駆動用駆動モータ、その駆動
力伝達系はベッド部内に固定的に組み込まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記前者の公報に記載
の2本針ミシンのように、2つの糸捕捉用釜をミシン主
軸の駆動力で駆動する第1、第2駆動系を設ける場合、
特に第2駆動系には長さの長い駆動軸やその両端のギヤ
等も必要で、第2駆動系と第2釜の軸方向位置を調節す
る為に第2駆動系の入力端のギヤを軸方向に長く形成す
る必要があるので、第2駆動系の構成が複雑化し、部品
数も多くなるため大型化し、製作費が高価になり、第2
駆動系の駆動軸及びギヤ類をベッド部内に組み込むため
にベッド部が大型化してしまう。
【0006】しかも、2本針ミシンの機種別にベッド部
の長さや構造が異なるため、第2釜を駆動する為の第2
駆動系を機種別に製作することになるため、第2駆動系
の汎用性を高めることも難しい。また、第2駆動系や第
2釜の故障時の修理等も面倒である。前記米国特許公報
に記載の2本針ミシンでは、2つの釜を夫々駆動するサ
ーボモータを設けるので、2つの釜を駆動する駆動系の
構成が簡単になる反面、2つのサーボモータを設けて制
御するため製作費が高価になる。
【0007】本発明の目的は、複数の縫針と複数の糸捕
捉用釜を有するミシンにおいて、一部の釜の駆動系の構
成を簡単化し製作費を低減すること、汎用性を高めるこ
と、ベッド部の小型化を図ること、修理等の簡単化を図
ること等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のミシンは、針
棒の下端部の針支持体に取付けられた複数の縫針と、こ
れらの縫針に対応する複数の糸輪捕捉用の半回転釜とを
備えたミシンにおいて、複数の半回転釜のうちの一部の
半回転釜をミシン主軸に連動連結する連動連結手段と、
複数の半回転釜のうちの残りの半回転釜をミシン主軸と
は独立に駆動する駆動手段とを備えたものである。
【0009】ここで、2本針ミシンの場合には、1つの
ベッド部の基端側(右側)の半回転釜が連動連結手段で
ミシン主軸に連動連結され、残りの1つの半回転釜が駆
動手段によりミシン主軸とは独立に駆動される。また、
3本以上の縫針を有するミシンの場合には、1つのベッ
ド部の基端側(右側)の半回転釜が連動連結手段でミシ
ン主軸に連動連結され、残りの複数の半回転釜が駆動手
段によりミシン主軸とは独立に駆動される。
【0010】従って、残りの一部の半回転釜を駆動する
駆動手段の構成を小型、簡単化することができ、その分
だけベッド部を小型化することができる。しかも、駆動
手段はミシン主軸に連結されていないので、残りの半回
転釜や駆動手段の故障時には、それらをベッド部から取
り外して修理できるから修理等も簡単になる。また、一
部の半回転釜をミシン主軸の駆動力で駆動するので、モ
ータの所要数を節減して製作費を節減できる。
【0011】請求項2のミシンは、請求項1の発明にお
いて、ミシン本体のベッド部に、前記残りの半回転釜と
駆動手段とを含み着脱可能に固定される釜モジュールを
設けたものである。このように、残りの半回転釜と駆動
手段とを釜モジュールとしてユニット化し、その釜モジ
ュールを着脱可能に固定するので、針間隔を調節する場
合、釜モジュールを半回転釜の軸方向に移動させること
で対応できる。また、釜モジュールは、複数の機種のミ
シンに共通に適用可能な汎用性の高いユニットに構成で
きるため、駆動手段の汎用性を高め、製作費を低減でき
る。その他、請求項1と同様の作用を奏する。
【0012】請求項3のミシンは、請求項1の発明にお
いて、ミシン本体のベッド部に、前記残りの半回転釜と
駆動手段とを含み固定解除可能に固定される釜モジュー
ルであって、固定解除状態において半回転釜の軸方向へ
移動可能な釜モジュールを設けたものである。固定解除
状態において釜モジュールを半回転釜の軸方向へ移動さ
せるこにより、釜モジュール内のボビン交換や糸処理の
作業が簡単になる。その他、請求項1と同様の作用を奏
する。
【0013】請求項4のミシンは、針棒の下端部の針支
持体に取付けられた複数の縫針と、これらの縫針に対応
する複数の糸輪捕捉用の全回転釜とを備えたミシンにお
いて、複数の全回転釜のうちの一部の全回転釜をミシン
主軸に連動連結する連動連結手段と、複数の全回転釜の
うちの残りの全回転釜をミシン主軸とは独立に駆動する
独立駆動手段とを備えたものである。請求項4は、請求
項1の半回転釜を全回転釜に置き換えたものに相当する
ので、基本的に請求項1と同様であり、ここに重複的に
説明するのを省略する。
【0014】請求項5のミシンは、請求項4の発明にお
いて、ミシン本体のベッド部に、前記残りの全回転釜と
駆動手段とを含み着脱可能に固定される釜モジュールを
設けたものである。請求項5は、請求項2の半回転釜を
全回転釜に置き換えたものに相当するので、基本的に請
求項2と同様であり、ここに重複的に説明するのを省略
する。その他、請求項4と同様の作用を奏する。
【0015】請求項6のミシンは、請求項5の発明にお
いて、ミシン本体のベッド部に、前記残りの半回転釜と
駆動手段とを含み固定解除可能に固定される釜モジュー
ルであって、固定解除状態において半回転釜の軸方向へ
移動可能な釜モジュールを設けたものである。固定解除
状態において釜モジュールを半回転釜の軸方向へ移動さ
せるこにより、釜モジュール内のボビン交換や糸処理の
作業が簡単になる。その他、請求項5と同様の作用を奏
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る
2本針ミシンを概念的に図示したもので、この2本針ミ
シン1は、ズボンのベルトループの両端部に同時に閂止
め縫いを施す為のミシンである。図1に示すように、ミ
シン本体は、ベッド部2とその後端側の基端部から立ち
上がる脚柱部3と脚柱部3の上端から前方へ水平に延び
るアーム部4及びヘッド部5とを有する。アーム部4内
の主軸6はインダクションモータからなるミシンモータ
7で駆動され、針棒8は針棒クランク機構9を介して昇
降駆動され、針棒8の下端の針支持体10には1対の縫
針11a,11bが取付けられ、縫針11bは、取付け
位置を前後方向に調節可能に取付けられている。
【0017】ベッド部2は、ベッド部本体部12と、こ
の前端側に所定の間隔を開けて配設された釜モジュール
13とを有し、ベッド部本体部12の前端部には糸輪捕
捉用の半回転釜15が設けられ、釜モジュール13の後
端部には糸輪捕捉用の半回転釜16が設けられ、両半回
転釜15,16内には夫々下糸ボビンが装着されてい
る。前記半回転釜15を主軸6の駆動力で駆動する為
に、ベッド部本体部12の内部には下軸17が配設さ
れ、主軸6のクランク部6aに連結したクランクロッド
18とセクターギヤ19とを介して下軸17の右端のギ
ヤ20が往復回転駆動され、通常のミシンと同様に、半
回転釜15は針棒8の上下動作と同期して駆動される。
【0018】釜モジュール13は、半回転釜16と、こ
の半回転釜16を主軸6とは独立に駆動するサーボモー
タ21とを有し、この釜モジュール16は使用位置と、
この使用位置から水平に所定角度回動させて退避させた
退避位置とにわたって位置切換え可能に構成してあり、
また、縫針11a,11bの間の針間隔の変更に応じて
釜間隔を調節したり、半回転釜16の剣先と縫針11b
との位置関係を調節したりする為に、釜モジュール16
は前後方向位置を微調節できるように構成してある。
尚、この釜モジュール16の詳細構造については後述す
る。
【0019】次に、図2以降の図面を参照して、2本針
ミシン1の具体的構造について説明するが、釜モジュー
ル13に関連する構成以外の構成、つまり、針棒8、縫
針11a,11b、その駆動機構、天秤機構、加工布
(被縫製布)を前後方向と左右方向とに独立に送り移動
させる布送り機構等については、既存の2本針ミシンと
同様であるので簡単に説明する。
【0020】図2は2本針ミシン1と作業テーブル21
等の正面図、図3はそれらの右側面図であり、図2、図
3に示すように、作業テーブル21の中央部に2本針ミ
シン1が装備され、作業テーブル21の下側にはコント
ロールユニット22と手動操作ユニット23とが配設さ
れ、作業テーブル21の右端部には液晶ディスプレイ2
4と操作パネル25とを有する操作ユニット26が立設
されている。尚、ベルトループのベルトループ連続体を
供給する供給ユニット27についての説明は省略する。
【0021】図4〜図9を参照して布送り機構30につ
いて簡単に説明する。図4〜図6に示すように、縫針1
1a,11bに対応する布押え31a,31bが設けら
れ、布押え31aは支持アーム32の前端の昇降案内部
32aにL形板33aを介して支持され、布押え31b
は支持アーム32に前後方向に摺動自在に係合された可
動支持アーム32Aの前端の昇降案内部32bにL形板
33bを介して支持され、可動支持アーム32Aは2本
のノブ付きビス34で支持アーム32に固定解除可能に
固定されている。布押え31aに固定されたL形板33
aは昇降案内部32aに上下摺動自在に装着されてエア
シリンダ35aで昇降駆動され、布押え31bに固定さ
れたL形板33bは昇降案内部32bに上下摺動自在に
装着されてエアシリンダ35bで昇降駆動される。前記
支持アーム32は、XY送り機構36の連結部材37に
固着されている。尚、エアシリンダ35a,35bはコ
ントロールユニット22で駆動制御される。
【0022】布受け板38は布押え31a,31bの下
側へ延びて布押え31a,31bとの間に加工布を挟持
して加工布をX方向(左右方向)とY方向(前後方向)
とに独立に布送りするものであり、布受け板38は保持
板38aを介して送り作動体39に固定され、この送り
作動体39に連結部材37が固定されている。それ故、
布受け板38と布押え31a,31bとは加工布を挟持
したまま一体的に送り作動する。
【0023】図5〜図9に示すように、XY送り機構3
6に関して、ベッド部本体部12の基端側部分であるベ
ッド部基部12Aのケース40内のθ軸サーボモータ4
1により螺旋カム軸42が駆動され、R軸サーボモータ
43により螺旋カム軸44が駆動される。L形の揺動ア
ーム45の回動中心部のボス部45aは支軸46の上端
部に遊嵌的に枢着され、この揺動アーム45の小輪45
bが螺旋カム軸42に係合され、揺動アーム45の前端
の駒45cが送り作動体39の前後方向に細長の係合穴
39aに係合されている。揺動アーム47の基端部は支
軸48に枢着され、この揺動アーム47の途中部の小輪
47aが螺旋カム軸44に係合され、揺動アーム47の
左端の駒47bが送り作動体49の左右方向に細長の係
合穴49aに係合されるとともに、駒47bの下側の軸
部47cがボス部45aに連結されている。
【0024】送り作動部材49は、ベース部材50に対
してスライドユニット49Yにより前後方向に摺動自在
に支持され、送り作動部材39は送り作動部材49に対
してスライドユニット39Xにより左右方向へ摺動自在
に支持されている。それ故、R軸サーボモータ43によ
り螺旋カム軸44と揺動アーム47とスライドユニット
49Yを介して送り作動部材49を主に前後方向へ送り
駆動し、θ軸サーボモータ41により螺旋カム軸42と
揺動アーム45とスライドユニット39Xを介して送り
作動部材39を主に左右方向へ送り駆動することができ
る。但し、厳密には、両モータ41,43によりX方向
送りとY方向送りが実行される。それ故、コントロール
ユニット22により、両モータ41,43の回転方向と
回転量を夫々制御することで、X方向又は−X方向の送
り量、Y方向又は−Y方向の送り量を精密に制御するこ
とができる。尚、以上の布送り機構30は既存のものと
同様のものである。
【0025】次に、釜モジュール13について説明す
る。最初に、釜モジュール13の位置を切換える位置切
換え機構55と、釜モジュール13を前後方向に微動移
動させる微動機構56について説明する。図4、図7、
図10に示すように、釜モジュール13は、ほぼ直方体
状の外形のブロック状に形成され、ベッド部本体部12
と釜モジュール13の下側には回動フレーム57が設け
られ、釜モジュール13は回動フレーム57の前部の上
面に取付けられている。回動フレーム57を支持する縦
向きの枢支軸58は、回動フレーム57の枢支孔57a
を挿通してベッド部本体部12の前端側部分の左端近傍
部の穴59に嵌合され、水平向きのボルト60の先端の
テーパーネジ部が枢支軸58の穴に嵌合され、回動フレ
ーム57は、低摩擦のベアリング材61を介して枢支軸
58の頭部58aで支持され、枢支軸58の回りに水平
に回動させることで、図7に実線で図示の使用位置と、
鎖線で図示のように約45度回動させた退避位置に切換
え可能に構成してある。
【0026】釜モジュール13を使用位置にロックする
為のロックピン62は、エアシリンダ63で昇降駆動さ
れ、ロックピン62の上端のテーパー状の係合部62a
をベッド部本体部12のボス部64の係合穴に係合させ
ると、使用位置にロック状態となる。回動フレーム57
の後端部には左右1対の押圧部材65が設けられ、これ
ら押圧部材65がベアリング板66の下面に当接してい
る。釜モジュール13を使用位置から退避位置に切換え
る際には、エアシリンダ63でロックピン62を下降さ
せ、手動にて釜モジュール13を退避位置の方へ水平に
回動させると、押圧部材65がベアリング板66の下面
を摺動して退避位置に切換えられる。尚、符号67は使
用位置に係止するストッパである。尚、本実施形態では
手動にて釜モジュール13を退避位置に移動させたが、
バネ部材やエアシリンダにより自動的に位置切換えさせ
ることもできる。
【0027】ロックピン62の位置を検出する近接スイ
ッチ68は、ロックピン62を係合穴から抜くとOFF
になり、釜モジュール13の位置を検出する為の近接ス
イッチ69は、釜モジュール13が使用位置に切換えら
れるとONになる。これらスイッチ68,69の検出信
号はコントロールユニット22に供給される。釜モジュ
ール13を退避位置に切換えると、半回転釜15の前方
が開放され、半回転釜16の後方が開放されるので、こ
れら半回転釜15,16内のボビンを交換したり、絡ん
だ下糸や上糸を除去したりする作業を簡単に能率的に行
ない得る。
【0028】縫針11a,11b間の針間隔を調節した
ときに半回転釜15,16間の釜間隔を調節したり、半
回転釜16の剣先と縫針11bとの位置関係を微調節し
たりする為に、釜モジュール13を前後方向に微動移動
させる微動機構56が設けられている(図4、図10参
照)。図4に示すように、回動フレーム57の下面側に
は、パルスモータ70と、パルスモータ70で駆動され
る前後方向向きのボールネジ軸71と、ボールネジ軸7
1に螺合外嵌されたボールネジナット72等が設けられ
ている。パルスモータ70は回動フレーム57のブラケ
ットに固定され、ボールネジ軸71は回動フレーム57
の1対のブラケットに枢支されている。釜モジュール1
3の下端部に固着されたピン部材73は回動フレーム5
7の前後方向に細長い長穴74を挿通し、ピン部材73
の下端部がボールネジナット72の係合穴に係合され、
ボールネジナット72の回動が規制されている。
【0029】従って、釜モジュール13の固定を解除し
た状態において、パルスモータ70でボールネジ軸71
を駆動してボールネジナット72を前方又は後方に微動
させると、ピン部材73を介して釜モジュール13が前
方又は後方に微動する。前記ボールネジ軸71の前端部
には原点検出装置75のディスク板76が固着され、デ
ィスク板76の微小スリットを検出する磁気式又は光学
式の原点センサ77が回動フレーム57に取付けられ、
原点センサ77の検出信号はコントロールユニット22
に供給され、パルスモータ70はコントロールユニット
22により制御される。
【0030】図10は、釜モジュール13を取外した状
態における回動フレーム57の要部平面図であり、回動
フレーム47には、前後方向に長い3つの長穴78が貫
通状に形成してあり、これら長穴78に下方から夫々挿
通させたビス部材79が釜モジュール13の下端部に螺
合され、これらビス部材79を締結することで釜モジュ
ール13が回動フレーム57に固定され、また、これら
ビス部材79を緩めた状態において前記のように釜モジ
ュール13を前後に微動することができ、また、これら
ビス部材79を取り外すことで釜モジュール13を回動
フレーム57から取り外すことができる。
【0031】更に、回動フレーム57の上面に浅いキー
溝80が前後方向向きに形成され、釜モジュール13の
下端面部にもキー溝80に対向する浅いキー溝81が前
後方向向きに形成され、これらキー溝80,81に共通
のキー部材82が装着され、回動フレーム57に対する
釜モジュール13の左右方向位置がズレないように規制
されている(図14参照)。
【0032】次に、釜モジュール13の内部の諸機構に
ついて簡単に説明する。図11〜図17に示すように、
釜モジュール13は、ハウジング90と、上端面にビス
で取付けられる針板91と、半回転釜16と、半回転釜
16を駆動力伝達系を介して駆動するサーボモータ21
と、下糸と上糸を切断する糸切り機構93と、給油機構
130と、駆動力伝達系の駆動軸の原点位置を検出する
原点センサ95等を有する。釜モジュール13の上端付
近の後端部に半回転釜16が配設され、半回転釜16
は、前後方向向きの釜軸96で駆動されるドライバー9
7と、先端部に剣先98aを有しドライバー97で駆動
される中釜98と、中釜98の内側のボビンケース99
と、大釜体100等で構成されている。
【0033】前記ハウジング90の左側部分の下部には
モータ収容凹部101が形成され、その上側にはシリン
ダ収容凹部102が形成され、モータ収容凹部101に
はサーボモータ21が前後方向向きに配設され、モータ
収容凹部101とシリンダ収容凹部102の左側面がカ
バー板103で塞がれている。釜モジュール13の下部
の前後方向向きの駆動軸104の前端のプーリ105
と、サーボモータ21の出力軸に固着されたプーリ10
6とがタイミングベルト107で連動連結され、駆動軸
104のクランク部104aに連結されたクランクロッ
ド107でセクターギヤ108が支軸109を中心とし
て往復揺動駆動され、セクターギヤ108に噛合するギ
ヤ部材110と釜軸96とが一体的に往復回転駆動され
て半回転釜16のドライバー97が往復回転駆動され
る。
【0034】図12に示すように、釜軸96は、それに
外嵌されたカラー111をビス112でハウジング90
に固定することで軸方向位置が設定されるが、ビス11
2を緩めた状態で偏心ビス113を回動させることで釜
軸96の軸方向位置を微調節可能に構成してある。釜軸
96に外嵌されて大釜体100に固着されたスリーブ体
114は、ビス115によりハウジング90に固定され
るが、このビス115を緩めた状態で偏心ビス116回
動させることで大釜体100の軸方向位置を微調節可能
に構成してある。
【0035】次に、図11〜図15に示すように、糸切
り機構93は、針板91の下側近傍部位に配設された可
動刃部材120の可動刃121と、針板91の下面に設
置された固定刃123と、その下側の糸案内板122と
が協働して、加工布から針板91の針穴と糸案内板12
2の案内穴122aとを通って下方へ延びる糸124
(上糸と下糸)を切断するものである。可動刃部材12
0の前端部は、リンク板125の途中部に連結され、リ
ンク板125の右端部が立向きの連動ロッド126を介
してハウジング90に回動自在に連結され、リンク板1
25が図11の実線位置(リリース位置)から鎖線位置
(作動位置)まで揺動してから再び実線位置に復帰する
ときに糸切りがなされる。
【0036】前記リンク板125は、引張バネ127で
鎖線位置の方へ付勢されている。糸切りを所定のタイミ
ングで実行する為に、駆動軸104の駆動力でリンク板
125を駆動して糸切りするように構成してある。即
ち、連動ロッド126の上端部がリンク板125の右端
部に固着されている。連動ロッド126の下端部はアー
ム部材127の右端部に固着され、アーム部材127の
左端部のカム係合輪127aが駆動軸104のカム体1
28のカム面128aに当接可能である。
【0037】リンク板125をリリース位置と作動位置
とにわたって切換える為のエアシリンダ129がシリン
ダ収容凹部102配設され、糸切りしないときには、エ
アシリンダ129のロッド129aの先端のナット部材
129bによって、リンク板125の左端部から垂設さ
れたロッド119を後方へ押動させてリンク板125を
リリース位置に保持している。所定の糸切りタイミング
においてエアシリンダ129の付勢力を解除すると、リ
ンク板125は引張バネ127の付勢力で作動位置へ切
換えられ、カム係合輪127aがカム面128aに当接
し、カム面128aの形状に応じて連動ロッド126及
びリンク板125が作動して糸切りを実行し、その後直
ちにエアシリンダ129が切換えられてリリース位置に
切換えられる。尚、何らかの原因で糸切りの直前で釜の
回転が停止しても、エアシリンダ129でリンク板12
5をリリース位置に切換えて糸切りを終了させることが
できる。尚、エアシリンダ129に代えてソレノイド等
を用いてもよい。
【0038】次に、給油機構130について説明する
と、図16に示すように、駆動軸104の前側において
ハウジング90に形成された凹部117には、オイルタ
ンク131が設けられ、このオイルタンク131からス
リーブ体114と釜軸96との間の摺動部にオイルを供
給する灯芯132が図示のように配設され、この灯芯1
32を介して摺動部にオイルを供給できるように構成し
てある。
【0039】以上説明した2本針ミシン1の作用につい
て説明する。2つの半回転釜15,16のうちの前側の
半回転釜15と、この半回転釜15を主軸6とは独立に
駆動するサーボモータ21と、その駆動力伝達系等を釜
モジュール13としてユニット化し、この釜モジュール
13を着脱可能に取付けたので、半回転釜15を主軸6
で駆動する場合に比較してその駆動系の構成を簡単化で
き、小型、簡単化することができる。そして、ミシン1
の脚柱部3に近い方の半回転釜15は主軸6の駆動力で
駆動するように構成したので、比較的簡単な構造の駆動
系を介して半回転釜15を駆動でき、半回転釜15の為
のサーボモータを省略できるため製作コスト的に有利で
ある。
【0040】しかも、釜モジュール13を使用位置と、
この使用位置から約45度水平回動させた退避位置とに
切換え可能に構成し、退避位置に切換えた状態では、半
回転釜15の前方と、半回転釜16の後方とを開放する
ことができるため、半回転釜15,16内のボビンを交
換したり、絡んだ糸を処理したりする際の作業能率を高
めることができる。
【0041】更に、釜モジュール13を前後方向に微動
させる微動機構56を設けたので、その微動機構56で
半回転釜16の位置を前後方向に自動的に微調節できる
から、針間隔を調節したときにその針間隔に適合するよ
うに釜間隔を容易に調節することができる。半回転釜1
5の剣先98aと縫針11bの位置関係を微調節する際
にも、微動機構56を介して調節できる。また、釜モジ
ュール13を一体品として組付けることができるため、
ミシンの組立て作業の作業能率を向上でき、釜モジュー
ル13内の諸機構や機器が故障した際には、釜モジュー
ル13を回動フレーム57から容易に取外し修理するこ
とができる。また、釜モジュール13は、複数機種のミ
シンに共通に適用できる汎用性の高いものであるので、
複数機種のミシンの設計・製作費を低減できる。
【0042】釜モジュール13に糸切り機構93を組み
込んだので、コントロールユニット22からの指令によ
りエアシリンダ129を作動させて自動的に糸切りを行
うことができるから、縫製の作業能率を高めることがで
きる。また、釜モジュール13内に釜軸96の摺動部に
オイルを供給する簡単な構成の給油機構130を設けた
ため、手動操作でオイル差しをする必要がなく、オイル
切れによる耐久性の低下が生じることもない。
【0043】次に、前記実施形態の一部を変更した変更
形態について説明する。 1〕図18は、変更実施形態に係る2本針ミシン1Aを
概念的に示したもので、この2本針ミシン1Aは、1対
の全回転釜15A,16Aを備えたものであり、全回転
釜16Aを主軸6の駆動力で駆動する為、主軸6のプー
リ51と、下軸17の軸端のプーリ52とに無端のタイ
ミングベルト53が掛装され、主軸6と下軸17とが同
速度で回転するように連動連結してある。釜モジュール
13Aは、前記釜モジュール13とほぼ同様の構成のも
のであるが、半回転釜16に代えて全回転釜16Aが設
けられ、その全回転釜16Aを主軸6とは独立に駆動す
る為のサーボモータ21Aと、サーボモータ21Aの駆
動力を全回転釜16Aに伝達する駆動力伝達系が設けら
れている。
【0044】その他、前記実施形態と同一のものに同一
符号を付して説明を省略する。また、釜モジュール13
A内のその他の構成も前記釜モジュール13とほぼ同様
である。この2本針ミシン1Aは、半回転釜15,16
の代わりに全回転釜15A,16Aを設けた点で前記2
本針ミシン1と異なるのみであるので、基本的には前記
2本針ミシン1と同様の作用・効果を奏するものであ
る。
【0045】2〕図19に示すように、通常の1本針の
ミシン1Bのベッド部に、前記釜モジュール13と同様
の釜モジュール13Bを適用することも可能であるし、
また、多頭型縫製装置の各ベッド部に前記釜モジュール
13と同様の釜モジュールを適用することもできる。但
し、糸輪捕捉用釜としては、半回転釜又は全回転釜が適
用されるものとする。
【0046】3〕前記釜モジュール13は一例を示すも
のに過ぎず、その内部の諸機構や機器に種々の変更を付
加して実施できることは勿論である。例えば、前記サー
ボモータ21の代わりにパルスモータを適用したり、半
回転釜や全回転釜をサーボモータやパルスモータで直接
駆動するように構成したりすることも可能である。前記
位置切換え機構55についても、使用位置に対して約9
0度回動させた退避位置に設定することもあり得る。
【0047】前記位置切換え機構55は回動式の位置切
換え機構に構成したが、前後方向へのスライドにより釜
モジュール13を使用位置とこの使用位置から前方へ約
10cm程度移動させた退避位置にスライド移動にて切
換えるよう構成してもよい。この場合、釜モジュール1
3に対する固定を解除してから、釜モジュール13を使
用位置から退避位置に切換えると、半回転釜15,16
の間に十分なスペースを空けることができるので、ボビ
ン交換や糸処理の作業が簡単になる。尚、この位置切換
えを手動、又はエアシリンダやソレノイドで行うように
構成してもよい。このスライド式の位置切換え機構は、
図18、図19のミシンにも同様に適用可能である。そ
の他、糸切り機構や給油機構に種々の変更を付加して実
施する場合もある。
【0048】4〕前記実施形態は、2本針ミシンに本発
明を適用した場合を例として説明したが、2本以上の縫
針を同期作動させ、2本以上の縫針に対応する2つ以上
の糸輪捕捉用釜を備えた構成のミシンにも同様に適用す
ることができる。この場合、脚柱部に最も近い1つの糸
輪捕捉用釜が主軸に連動連結され、残りの糸輪捕捉用釜
と、それらの釜を駆動するモータとが釜モジュールとし
てユニット化され、ミシンのベッド部に着脱可能に固定
されることになる。
【0049】
【発明の効果】請求項1のミシンにおいては、針棒の下
端部の針支持体に取付けられた複数の縫針と、これらの
縫針に対応する複数の糸輪捕捉用の半回転釜とを備えた
ミシンにおいて、複数の半回転釜のうちの一部の半回転
釜をミシン主軸に連動連結する連動連結手段と、複数の
半回転釜のうちの残りの半回転釜をミシン主軸とは独立
に駆動する駆動手段とを備えたので、残りの一部の半回
転釜を駆動する駆動手段の構成を小型、簡単化すること
ができ、その分だけベッド部を小型化することができ
る。しかも、駆動手段は、駆動手段はミシン主軸に連結
されていないので、残りの半回転釜や駆動手段の故障時
には、それらをベッド部から取り外して修理できるから
修理等も簡単になる。また、一部の半回転釜をミシン主
軸の駆動力で駆動するので、モータの所要数を節減して
製作費を節減できる。前記残りの半回転釜については、
それらを一部の半回転釜にほぼ同期させつつも、駆動手
段に対する制御を介して、縫製条件に応じて釜の時々刻
々の回転速度や回転位置を精密に制御することも可能に
なる。
【0050】請求項2のミシンにおいては、請求項1と
同様の効果を奏するが、ミシン本体のベッド部に、前記
残りの半回転釜と駆動手段とを含み着脱可能に固定され
る釜モジュールを設けたので、残りの半回転釜と駆動手
段とを釜モジュールとしてユニット化し、その釜モジュ
ールを着脱可能に固定するので、針間隔を調節する場
合、釜モジュールを半回転釜の軸方向に移動させること
で対応できる。また、釜モジュールは、複数の機種のミ
シンに共通に適用可能な汎用性の高いユニットに構成で
きるため、駆動手段の汎用性を高め、製作費を低減でき
る。
【0051】請求項3のミシンにおいては、請求項1と
同様の効果を奏するが、ミシン本体のベッド部に、前記
残りの半回転釜と駆動手段とを含み固定解除可能に固定
される釜モジュールであって、固定解除状態において半
回転釜の軸方向へ移動可能な釜モジュールを設けたの
で、固定解除状態において釜モジュールを半回転釜の軸
方向へ移動させるこにより、釜モジュール内のボビン交
換や糸処理の作業が簡単になる。
【0052】請求項4のミシンにおいては、針棒の下端
部の針支持体に取付けられた複数の縫針と、これらの縫
針に対応する複数の糸輪捕捉用の全回転釜とを備えたミ
シンにおいて、複数の全回転釜のうちの一部の全回転釜
をミシン主軸に連動連結する連動連結手段と、複数の全
回転釜のうちの残りの全回転釜をミシン主軸とは独立に
駆動する独立駆動手段とを備えており、請求項4は、請
求項1の半回転釜を全回転釜に置き換えたものに相当す
るので、基本的に請求項1と同様の効果を奏するので、
ここに重複的に説明するのを省略する。
【0053】請求項5のミシンは、請求項4と同様の効
果を奏するが、ミシン本体のベッド部に、前記残りの全
回転釜と駆動手段とを含み着脱可能に固定される釜モジ
ュールを設けたものであり、請求項5は、請求項2の半
回転釜を全回転釜に置き換えたものに相当するので、基
本的に請求項2と同様の効果を奏するので、ここに重複
的に説明するのを省略する。
【0054】請求項6のミシンにおいては、請求項5と
同様の効果を奏するが、ミシン本体のベッド部に、前記
残りの半回転釜と駆動手段とを含み固定解除可能に固定
される釜モジュールであって、固定解除状態において半
回転釜の軸方向へ移動可能な釜モジュールを設けたの
で、固定解除状態において釜モジュールを半回転釜の軸
方向へ移動させるこにより、釜モジュール内のボビン交
換や糸処理の作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る2本針ミシンの概念的
に示した斜視図である。
【図2】2本針ミシンを含む縫製装置の正面図である。
【図3】図2の縫製装置の右側面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】布送り機構の要部の平面図である。
【図6】布送り機構の要部の部分縦断側面図である。
【図7】布送り機構の駆動系と釜モジュールの位置切換
えを示した平面図である。
【図8】布送り機構の揺動アーム等の平面図である。
【図9】図7のIX−IX線断面図である。
【図10】回動複数の要部平面図である。
【図11】釜モジュールの平面図である。
【図12】釜モジュールの横断平面図である。
【図13】釜モジュールの背面図である。
【図14】釜モジュールの正面図である。
【図15】釜モジュールの左側面図である。
【図16】釜モジュールの縦断左側面図である。
【図17】釜モジュールの縦断正面図である。
【図18】変更形態に係る2本針ミシンを概念的に示し
た斜視図である。
【図19】変更形態に係るミシンの正面図である。
【符号の説明】
1,1A 2本針ミシン 8 針棒 10 針支持体 11a,11b 縫針 13,13A 釜モジュール 15,16 半回転釜 15A,16A 全回転釜 18 クランクロッド 19 セクターギヤ 20 ギヤ 21,21A サーボモータ 51 ギヤ 52 ギヤ 53 タイミングベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒野 義和 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザ ー工業株式会社内 (72)発明者 浅野 史明 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザ ー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−54972(JP,A) 実開 平6−81481(JP,U) 特許3156574(JP,B2) 米国特許5458075(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 57/36 - 57/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針棒の下端部の針支持体に取付けられた
    複数の縫針と、これらの縫針に対応する複数の糸輪捕捉
    用の半回転釜とを備えたミシンにおいて、 複数の半回転釜のうちの一部の半回転釜をミシン主軸に
    連動連結する連動連結手段と、 複数の半回転釜のうちの残りの半回転釜をミシン主軸と
    は独立に駆動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 ミシン本体のベッド部に、前記残りの半
    回転釜と駆動手段とを含み着脱可能に固定される釜モジ
    ュールを設けたことを特徴とする請求項1に記載のミシ
    ン。
  3. 【請求項3】 ミシン本体のベッド部に、前記残りの半
    回転釜と駆動手段とを含み固定解除可能に固定される釜
    モジュールであって、固定解除状態において半回転釜の
    軸方向へ移動可能な釜モジュールを設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のミシン。
  4. 【請求項4】 針棒の下端部の針支持体に取付けられた
    複数の縫針と、これらの縫針に対応する複数の糸輪捕捉
    用の全回転釜とを備えたミシンにおいて、 複数の全回転釜のうちの一部の全回転釜をミシン主軸に
    連動連結する連動連結手段と、 複数の全回転釜のうちの残りの全回転釜をミシン主軸と
    は独立に駆動する独立駆動手段と、 を備えたことを特徴とするミシン。
  5. 【請求項5】 ミシン本体のベッド部に、前記残りの全
    回転釜と駆動手段とを含み着脱可能に固定される釜モジ
    ュールを設けたことを特徴とする請求項4に記載のミシ
    ン。
  6. 【請求項6】 ミシン本体のベッド部に、前記残りの半
    回転釜と駆動手段とを含み固定解除可能に固定される釜
    モジュールであって、固定解除状態において半回転釜の
    軸方向へ移動可能な釜モジュールを設けたことを特徴と
    する請求項5に記載のミシン。
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