JP2586307Y2 - 農作業車用エンジンマフラー - Google Patents

農作業車用エンジンマフラー

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JP2586307Y2
JP2586307Y2 JP1990098174U JP9817490U JP2586307Y2 JP 2586307 Y2 JP2586307 Y2 JP 2586307Y2 JP 1990098174 U JP1990098174 U JP 1990098174U JP 9817490 U JP9817490 U JP 9817490U JP 2586307 Y2 JP2586307 Y2 JP 2586307Y2
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JP
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exhaust
engine
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expansion chamber
muffler
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JP1990098174U
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國祐 中村
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバイン等の農作業車に用いられるエン
ジンマフラーに関する。
〔従来の技術〕
上記エンジンマフラーにおいて、従来では、第5図に
示すように、エンジン排気が流動する排気管(30)の外
周部に排気膨張室(31)を形成して、エンジン排気が排
気管(30)と排気膨張室(31)とを交互に流動通過する
よう経路を構成するとともに、排気膨張室(31)の外周
部をグラスウール等の吸音材(32)で外囲するよう構成
したものがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来構造によるときは、排気音のうち
比較的高い周波数の騒音は効率よく消音することはでき
るけれども、比較的低い周波数の騒音に対する消音機能
が低く、改善の余地があった。
本考案は、合理的改良により、上記不具合点を解消す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、エンジン排気の流動方向上手側
に、径方向に沿う小孔を形成した排気流動筒の外周部に
共鳴室を形成するとともに、その流動方向下手側に、前
記排気流動筒に連なり径方向に沿う排気通過孔を形成し
た排気筒の径方向外方側に排気膨張室を形成し、かつ、
前記排気膨張室の外周部を吸音材で外囲して、前記共鳴
室並びに前記排気膨張室の外周側に連なる状態で外気流
動経路を設けてある点にある。
〔作用〕
エンジン排気が排気流動筒を通過する際、共鳴室によ
り比較的低い周波数の騒音が吸収され、その後、排気筒
から排気膨張室を介してエンジン排気が流動しながら、
その外周側を外囲する吸音材によって比較的高い周波数
の騒音が吸収される。しかも、最外周側の外気流動経路
を外部の冷気が流動することによってマフラー本体外周
部全体の排気熱が冷却されるのである。
〔考案の効果〕
従って、エンジン排気音が周波数帯域の略全域に亘っ
て効率よく消音作用を果たすことができて、かつ、外部
冷気により本体外周壁の表面温度が下がることになり、
安全性が確保できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を面に基づいて説明する。
第3図の農作業車の一例であるコンバインを示してい
る。このコンバインは左右一対のクローラ走行装置
(1)を備えた機体フレーム(2)上に脱穀装置(3)
を搭載するとともに、機体前部に、植立茎桿を刈取り、
後方の脱穀装置(3)まで搬送する刈取前処理部(4)
を連結し、この刈取前処理部(4)の右側に運転部
(5)を配設してある。前記運転部(5)における運転
座席(6)の下方側に原動部(7)を配設し、この原動
部(7)は第2図に示すように、原動部ボンネット
(8)内において、機体フレーム(2)上にエンジン
(9)を防振ゴム(10)を介して搭載支持するととも
に、エンジン(9)の横側に上下方向に沿う姿勢で、エ
ンジンマフラー(11)を配置させてある。
前記エンジンマフラー(11)は、排気管(12)を介し
てエンジン(9)からの燃焼後の排気ガスが流動して、
排気管を消音するよう構成してあり、消音された後の排
気ガスは機体下方側から外方に排出されるよう構成して
ある。
次に、エンジンマフラー(11)の構造について説明す
る。
第1図に示すように、前記排気管(12)に連なる排気
流動筒(13)の外周部に筒状の共鳴室(R1)を形成する
とともに、排気流動筒(13)には径方向に沿う多数の小
径孔(14)を穿設して、排気流動筒(13)の内方側と共
鳴室(R1)とを各小径孔(14)を介して連通させてあ
る。そして、その排気流動方向下手側に、前記排気流動
筒(13)に連なる排気筒(15)を設け、この排気筒(1
5)の外周部に筒状の排気膨張室(R2)を形成してあ
り、排気筒(15)には径方向に沿う排気通過孔(16)を
形成するとともに、排気管(12)における排気通過孔
(16)の排気流動方向下手側に遮断壁(17)を設け、排
気ガスが排気筒(15)から排気通過孔(16)を介して排
気膨張室(R2)に流入するよう構成してある。又、排気
筒(15)は複数直列接続してあり、排気ガスが排気筒
(15)内方側と排気膨張室(R2)とを複数回交互に流動
するよう構成してある。各排気膨張室(R2)の外周部は
グラスウール等の断熱効果を有する吸音材(18)で外囲
してある。又、前記共鳴室(R1)及び各排気膨張室
(R2)の外周側に連なる状態で外気流動経路(S)を形
成し、流動方向下手側の排気出口(19)におる排気ガス
の流動に伴うエジェクタ効果により、マフラー本体(2
0)の上手側始端部からマフラー本体(20)の外周部全
域に亘って外部冷気を流動させてマフラー本体の外壁の
表面温度を低下させるよう構成してある。
〔別実施例〕
前記共鳴室(R1)と前記排気流動筒(13)の内方側と
を連通させる複数の穿設された小孔(14)に代えて、第
4図に示すように、所定長さ(l)を有するパイプ部材
(21)を介して連通さるものであってもよい。この場
合、パイプ材(21)内方空間で小孔(14)を構成する。
共鳴室(R1)の容積が充分確保できない外形が小型のマ
フラー本体であっても、共鳴周波数を低い周波数に設定
することができる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る農作業車用エンジン
マフラーの実施例を示し、第1図は断面図、第2図は原
動部の側面図、第3図はコンバインの全体側面図、第4
図は別実施例の断面図である。そして、第5図は従来例
の断面図である。 (13)……排気流動筒、(14)……小孔、(15)……排
気筒、(16)……排気通過孔、(18)……吸音材、
(R1)……共鳴室、(R2)……排気膨張室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン排気の流動方向上手側に、径方向
    に沿う小孔(14)を形成した排気流動筒(13)の外周部
    に共鳴室(R1)を形成するとともに、その流動方向下手
    側に、前記排気流動筒(13)に連なり径方向に沿う排気
    通過孔(16)を形成した排気筒(15)の径方向外方側に
    排気膨張室(R2)を形成し、かつ、前記排気膨張室
    (R2)の外周部を吸音材(18)で外囲して、前記共鳴室
    (R1)並びに前記排気膨張室(R2)の外周側に連なる状
    態で外気流動経路(S)を設けてある農作業車用エンジ
    ンマフラー。
JP1990098174U 1990-09-18 1990-09-18 農作業車用エンジンマフラー Expired - Lifetime JP2586307Y2 (ja)

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