JPH0622517U - 触媒コンバータ付きマフラ - Google Patents
触媒コンバータ付きマフラInfo
- Publication number
- JPH0622517U JPH0622517U JP3260492U JP3260492U JPH0622517U JP H0622517 U JPH0622517 U JP H0622517U JP 3260492 U JP3260492 U JP 3260492U JP 3260492 U JP3260492 U JP 3260492U JP H0622517 U JPH0622517 U JP H0622517U
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- Japan
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- muffler
- catalytic converter
- cone
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Abstract
(57)【要約】
【目的】保温効果が大きく、部品点数が少い触媒コンバ
ータ付きマフラの提供。 【構成】マフラ部11の消音室11f内に触媒コンバー
タ12を収容し、触媒コンバータ12の上流側(前側)
のコーン12bをマフラ部11のエンドプレート11b
により支持し、下流側(後側)のコーン12cをマフラ
部11のセパレータ11dにより支持する。コーン12
cに消音孔16を有するインナパイプ15の前端を取り
付け、インナパイプ15の後端をマフラ部11のエンド
プレート11cに取り付ける。
ータ付きマフラの提供。 【構成】マフラ部11の消音室11f内に触媒コンバー
タ12を収容し、触媒コンバータ12の上流側(前側)
のコーン12bをマフラ部11のエンドプレート11b
により支持し、下流側(後側)のコーン12cをマフラ
部11のセパレータ11dにより支持する。コーン12
cに消音孔16を有するインナパイプ15の前端を取り
付け、インナパイプ15の後端をマフラ部11のエンド
プレート11cに取り付ける。
Description
【0001】
この考案は自動車用マフラに関するものである。
【0002】
従来、自動車の排気系統に使用される触媒コンバータ及びマフラは一般には図 6のような配置になっている。即ち、図示しない排気マニホルドに接続する排気 管41には上流側から記載順に触媒コンバータ42、サブマフラ43、メーンマ フラ44が取り付けられている。
【0003】 触媒コンバータ42は図7に示すように触媒42aがリング状の保温材42b に囲まれており、触媒42aの両端においてはコーン42d、42eの大径部が 触媒42aと保温材42bとの間に挿入されている。コーン42d、42eの小 径部にはフランジ付きパイプ45a、45bが取り付けられている。保温材42 bとコーン42d、42eはカバー42cで覆われている。
【0004】 パイプ45bにはフランジを介して排気管41が取り付けられており、排気管 41にはサブマフラ43が取り付けられている。 サブマフラ43は外筒43aの両端にエンドプレート43b、43cを有して おり、内部に消音用のセパレータ43dを有している。排気管41はサブマフラ 43内で消音孔46を備えている。
【0005】
一般に、触媒コンバータは触媒が十分に反応するためには約500℃以上の温 度を保持する必要があるのでエンジンから出た排気ガスの温度を低下させないこ とが重要である。触媒コンバータは外気、特に冬季には冷たい外気に晒されるの で上記の反応温度を保持することはエンジンの始動時のように排気の温度が高く ない時は困難なことがある。このため従来の触媒コンバータ42は前述のように 保温材42b及びカバー42cが必要となり、部品点数が多く、重量が重く、製 作工数が多くなる欠点がある。然し、カバー42cが一重であるため触媒コンバ ータからの放射音が大きく、放射音を小さくしようとすると2重、3重のカバー が必要となるので上記の欠点は更に増大することになる。
【0006】 この考案は保温材を使用しないにも関わらず保温効果が大きく、部品点数が少 く、製作が容易であり、小型軽量で、放射音の小さい触媒コンバータ付きマフラ の提供を課題とする。
【0007】
上記の課題を解決するためこの考案はマフラ部の内部に触媒コンバータを収容 した構成を有している。
【0008】
触媒コンバータは排気ガスのため高温となっているマフラ部内に収容されてい るので、常に500℃以上の温度に保持され、排気ガス浄化の機能を十分発揮す る。一方マフラ部は排気管からの排気音をも小さくするとともに触媒コンバータ の放射音を遮り小さくする。
【0009】
以下、実施例を示す図面によりこの考案を説明する。図1〜3は第1実施例の 触媒コンバータ付きマフラ10を示す。同図において11はマフラ部、12は触 媒コンバータ、13はメーンマフラ、14は排気管である。
【0010】 マフラ部11は断面楕円形の外筒11aの両端にエンドプレート11b、11 cを有しており、内部にセパレータ11dを有している。セパレータ11dには 連通孔11eが設けられており、セパレータ11dによりマフラ部11の内部に は共鳴室11f、11gが形成される。
【0011】 触媒コンバータ12はマフラ部11の前側(図2で左側)の共鳴室11f内に 配置され、触媒12aとこの触媒12aの前、後端を保持する前側コーン12b 、後側コーン12cとから構成されている。前側コーン12bの前端はマフラ部 11の前側のエンドプレート11bにより支持され、後側コーン12cの後端は マフラ部11のセパレータ11dにより支持されている。後側コーン12cには インナパイプ15の前端が装着され、インナパイプ15の後端はマフラ部11の 後側のエンドプレート11cに取り付けられている。インナパイプ15には消音 孔16が設けられている。
【0012】 上記の構成において、図示しないエンジンの排気マニホルドからの500℃以 上の高温の排気は図2の左方の排気管14から触媒コンバータ12に入り、同触 媒コンバータ12により排気ガス中のNOx や未燃のHC、COの有害ガスが除 去される。浄化された排気はインナパイプ15に入り、その一部はインナパイプ 15の消音孔16からマフラ部11の消音室11gに入り、更にセパレータ11 dの連通孔11eを経て共鳴室11fに入る。このため、エンドプレート11c より後方(図2で右方)の排気管14を流れる排気の速度は減少し、排気の騒音 は低下する。又触媒コンバータ12の放射音はマフラ部11の外筒11a及びエ ンドプレート11bに遮られて外部に出ないので小さくなる。
【0013】 この考案の触媒コンバータ付きマフラ10では触媒コンバータ12はマフラ部 11内に保持されているので、従来の触媒コンバータとサブマフラとの組合わせ に比して小型となり、又従来の触媒コンバータのように保温材を使用しなくても 十分に反応温度を保持することができると共に保温材やカバーを必要としないの で触媒コンバータ自体は構造が簡単になる。従って、マフラ部11を含めて全体 として従来よりも軽量となり、部品点数が少なく、コストも安くなる。
【0014】 図4は第2実施例の触媒コンバータ付きマフラ20を示す。第2実施例ではマ フラ部21は第1実施例のマフラ部11と同じ構造であり、外筒21a、エンド プレート21b、21c、セパレータ21dから成っている。触媒コンバータ2 2は触媒22aと前側のコーン22bとから成り、コーン22bはマフラ部21 のエンドプレート21bに取り付けられている。触媒22aの後端部はマフラ部 21のセパレータ21dに直接取り付けられ、後側の共鳴室21gに臨んでいる 。又第1実施例と異なり、インナパイプはなく排気管14の前端はマフラ部21 のエンドプレート21cに取り付けられている。
【0015】 第2実施例においては、触媒22aにより浄化された排気ガスは下流側(図2 で右側)の共鳴室21gに入り拡散される。共鳴室21g内の排気ガスの一部は セパレータ21dの連通孔21eを経て共鳴室21fに入るので排気は更に拡散 する。この結果、排気管14を流れる排気の速度は減少し、排気の騒音は低下す る。又、第1実施例と同じく触媒コンバータ22の放射音はマフラ部21の外筒 21a、エンドプレート21b、21cにより遮られて小さくなる。
【0016】 第2実施例の触媒コンバータ付きマフラ20は第1実施例の触媒コンバータ付 きマフラ10よりも構造が簡単であるのでコストも安いが、作用、効果は第1実 施例と同じである。 図5は第3実施例の触媒コンバータ付きマフラ30を示す。マフラ30は第1 実施例のマフラ10の消音性能を高めるために、マフラ10の触媒コンバータ1 2のコーン12cに消音孔31を設けたものである。マフラ30のその他の構成 要素はマフラ10と同じであるので同じ構成要素に対しては同じ符号を付しその 説明を省く。
【0017】 マフラ30の作用効果はマフラ10と同じであるが、消音効果は消音孔31の 存在によりマフラ10より大きい。
【0018】
この考案は上記の構成を有するので次のような優れた効果を有する。 (イ)触媒コンバータはマフラ部内に配置されているので、触媒コンバータの温 度は常に反応温度以上に保持され、排気ガスの浄化性能が向上する。 (ロ)触媒コンバータはマフラ部内に配置されているので、触媒コンバータから の放射音がマフラ部の外筒、エンドプレートに遮られて小さくなる。 (ハ)構成部品が従来より減少し、小型軽量、製作が容易となり、コストが低下 する。又車両への装着が容易となる。
【図1】第1実施例を含むエンジンの排気系の概略図で
ある。
ある。
【図2】第1実施例の縦断側面図である。
【図3】図2のAーA線断面図である。
【図4】第2実施例の縦断側面図である。
【図5】第3実施例の縦断側面図である。
【図6】従来の触媒コンバータ、サブマフラ及びメーン
マフラを含むエンジンの排気系の概略図である。
マフラを含むエンジンの排気系の概略図である。
【図7】従来の触媒コンバータとサブマフラとの縦断側
面図である。
面図である。
10 触媒コンバータ付きマフラ 11 マフラ部 12 触媒コンバータ 15 インナパイプ 20 触媒コンバータ付きマフラ 21 マフラ部 22 触媒コンバータ 30 触媒コンバータ付きマフラ 31 消音孔
Claims (1)
- 【請求項1】 マフラ部の内部に触媒コンバータを収容
したことを特徴とする触媒コンバータ付きマフラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992032604U JP2534722Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 触媒コンバータ付きマフラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992032604U JP2534722Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 触媒コンバータ付きマフラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622517U true JPH0622517U (ja) | 1994-03-25 |
JP2534722Y2 JP2534722Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=12363468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992032604U Expired - Lifetime JP2534722Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 触媒コンバータ付きマフラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534722Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013083161A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 排気消音装置 |
KR20210081097A (ko) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 삼성중공업 주식회사 | Scr 시스템을 포함한 소음기 및 이를 구비한 선박 |
KR20210081099A (ko) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 삼성중공업 주식회사 | Scr 시스템을 포함한 소음기 및 이를 구비한 선박 |
KR20210081098A (ko) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 삼성중공업 주식회사 | Scr 시스템을 포함한 소음기 및 이를 구비한 선박 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54103436U (ja) * | 1977-12-29 | 1979-07-20 | ||
JPS54148733U (ja) * | 1978-04-10 | 1979-10-16 | ||
JPS5683623U (ja) * | 1979-11-30 | 1981-07-06 | ||
JPH046721U (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-22 |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP1992032604U patent/JP2534722Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH046721U (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-22 |
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KR20210081097A (ko) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 삼성중공업 주식회사 | Scr 시스템을 포함한 소음기 및 이를 구비한 선박 |
KR20210081099A (ko) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 삼성중공업 주식회사 | Scr 시스템을 포함한 소음기 및 이를 구비한 선박 |
KR20210081098A (ko) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 삼성중공업 주식회사 | Scr 시스템을 포함한 소음기 및 이를 구비한 선박 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2534722Y2 (ja) | 1997-05-07 |
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Legal Events
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