JP2586092Y2 - 内ねじ射出成形用金型装置 - Google Patents

内ねじ射出成形用金型装置

Info

Publication number
JP2586092Y2
JP2586092Y2 JP9312292U JP9312292U JP2586092Y2 JP 2586092 Y2 JP2586092 Y2 JP 2586092Y2 JP 9312292 U JP9312292 U JP 9312292U JP 9312292 U JP9312292 U JP 9312292U JP 2586092 Y2 JP2586092 Y2 JP 2586092Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
screw
molded product
plate
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9312292U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0650826U (ja
Inventor
順一 高橋
輝正 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP9312292U priority Critical patent/JP2586092Y2/ja
Publication of JPH0650826U publication Critical patent/JPH0650826U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586092Y2 publication Critical patent/JP2586092Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、樹脂よりなる筆記具の
軸筒、キャップ、或は蓋体等の内側にねじ部を同時に成
形する内ねじ射出成形用金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の一例として、内面にねじを有
する筆記具の軸筒を成形する金型装置を図10、図11
に挙げ以下説明する。成形金型101内には成形部10
2が形成されたキャビテイ103が固定されている。
又、成形金型101と対峙した位置にはコア金型104
が配置されている。そのコア金型104はストリッパ−
ブッシュ105を有する第1プレ−ト(ストリッパ−プ
レ−ト)106、ねじ部107が形成されているねじコ
ア108並びにそのねじコア108を回転させる歯車1
09を有する第2プレ−ト110、先端に回り止め11
1が形成されている中コア112を有する第3プレ−ト
113等複数のプレ−トから構成されている。
【0003】次に作用について説明する。成形金型10
1とコア金型104とを閉じた状態(図10参照)で射
出成形を行う。射出終了後、成形金型101とコア金型
104とを離型させる。次いで、図示せずの駆動源によ
り歯車109を回転させる。その歯車109の回転によ
りねじコア108が回転すると、ねじ部107により成
形品Aが移動するとともに、抱き付いていた状態の中コ
ア112と成形品Aとが図11の如く離れる。以上の動
作により内ねじ部aを有する成形品Aが得られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術においては、射出成形終了後には、中コア112と
成形品Aとが非常に強固に抱き付いている(固着してい
る状態)ため、ねじコア108を回転しても成形品Aが
中コア112より剥離せず、内ねじ部aを破損してしま
う場合があった。
【0005】又、成形品Aの中コア112より剥離を容
易にするために弾性係数の高い強力なスプリング113
を成形金型101とコア金型104との間に張設するこ
ともあるが、ねじコア108が内ねじ部aより抜け切る
寸前にスプリング113の弾発力により、内ねじ部aの
端部の一山をねじコア108のねじ部107によって削
ってしまう場合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決することを目的とし、内ねじを有する成形品が射出成
形されるキャビテイを形成した成形金型と、該キャビテ
イ内に挿入される中コア及びその外周に回動自在に装着
されたねじコアを配設したコア金型とを開閉自在に配設
した内ねじ射出成形用金型装置に於て、中コアをねじコ
アに対して摺動し得る如く嵌合し、ねじコア回転時中コ
アと成形品が抱き付いた状態で摺動しねじコアより抜け
る如くしたことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下、本願考案における一例を図1乃至図6
に基いて詳述する。成形金型1内には成形部2が形成さ
れたキャビテイ3が固定されている。又、成形金型1と
対峙した位置にはコア金型4が配置されている。そのコ
ア金型4はストリッパ−ブッシュ5を有する第1プレ−
ト(ストリッパ−プレ−ト)6、ねじ部7が形成されて
いるねじコア8並びにそのねじコア8を回転させる歯車
9を有する第2プレ−ト10及び前記第2プレ−ト10
と間隔を有して固定されている第3プレ−ト11等、複
数のプレ−トから構成されている。
【0008】又、前記第2プレ−ト10と第3プレ−ト
11との間には、エジェクタプレ−ト12が移動可能に
取り付けられており、エジェクタプレ−ト12はスプリ
ング13によりキャビテイ3の方向に付勢されている。
そして、そのエジェクタプレ−ト12には前記ねじコア
8内を摺動し得る如く中コア14が嵌合されている。
【0009】次に動作について説明する。先ず、成形金
型1とコア金型4とを閉じた状態で図1の如く樹脂の射
出を行う。射出終了後、成形金型1とコア金型4とを図
2の如く離型する。次いで、歯車9を図示せずの駆動源
により回転させる。その歯車9の回転に伴い、ねじコア
8が回転すると成形品Aが中コア14に抱き付いたまゝ
摺動し、完全にねじ部7が成形品Aより抜け切ると、ス
プリング13の力によりエジェクタプレ−ト12が押圧
され中コア14と成形品Aとが図3の如く更に摺動す
る。
【0010】次いで、第1プレ−ト(ストリッパ−プレ
−ト)6を引っ張りリンク(図示せず)等により摺動さ
せ、成形品Aを中コア14より抜き出す(図4乃至図6
参照)。以上の動作終了後、成形金型1とコア金型4と
を再び閉じると、エジェクタプレ−ト12はリタ−ンピ
ン(図示せず)等により図1の基の状態に復帰する。な
お、スプリング13の弾性力は中コア14を移動させる
だけの弾性力があればよく比較的弱いものでよい。
【0011】又、図7乃至図9に示すように成形終了後
の中コア14の復帰手段は、スプリング15で成形品A
が移動する方向とは逆の方向に付勢してもよい。
【0012】
【考案の効果】本考案は、内ねじを有する成形品が射出
成形されるキャビテイを形成した成形金型と、該キャビ
テイ内に挿入される中コア及びその外周に回動自在に装
着されたねじコアを配設したコア金型とを開閉自在に配
設した内ねじ射出成形用金型装置に於て、中コアをねじ
コアに対して摺動し得る如く嵌合し、ねじコア回転時中
コアと成形品が抱き付いた状態で摺動しねじコアより抜
ける如くしたので、成形品のねじ部に無理な力が加わら
ないようにして抜き取ることができ、内ねじが破損する
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例射出成形時正断面図であ
る。
【図2】図1の成形金型が開いた時の正断面図である。
【図3】図2のねじコアを回転し、成形品Aが中コアと
一体に摺動した時の正断面図である。
【図4】図3の第1プレ−トを少し開いた時の正断面図
である。
【図5】図4の第1プレ−トを更に開いた時の正断面図
である。
【図6】図5の第1プレ−トを更に開いて成形品Aを中
コアより抜き出した時の正断面図である。
【図7】本考案の第2実施例の図1相当図である。
【図8】本考案の第2実施例の図3相当図である。
【図9】本考案の第2実施例の図5相当図である。
【図10】従来装置の射出成形時正断面図である。
【図11】図10のねじコアを回転し成形品を中コアよ
り分離した時の正断面図である。
【符号の説明】
1 成形金型 2 成形部 3 キャビテイ 4 コア金型 6 第1プレ−ト 7 ねじ部 8 ねじコア 9 歯車 10 第2プレ−ト 11 第3プレ−ト 12 エジェクタプレ−ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 33/00 - 33/76

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内ねじを有する成形品が射出成形される
    キャビテイを形成した成形金型と、該キャビテイ内に挿
    入される中コア及びその外周に回動自在に装着されたね
    じコアを配設したコア金型とを開閉自在に配設した内ね
    じ射出成形用金型装置に於て、中コアをねじコアに対し
    て摺動し得る如く嵌合し、ねじコア回転時中コアと成形
    品が抱き付いた状態で摺動しねじコアより抜ける如くし
    た内ねじ射出成形用金型装置。
JP9312292U 1992-12-26 1992-12-26 内ねじ射出成形用金型装置 Expired - Lifetime JP2586092Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9312292U JP2586092Y2 (ja) 1992-12-26 1992-12-26 内ねじ射出成形用金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9312292U JP2586092Y2 (ja) 1992-12-26 1992-12-26 内ねじ射出成形用金型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0650826U JPH0650826U (ja) 1994-07-12
JP2586092Y2 true JP2586092Y2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=14073723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9312292U Expired - Lifetime JP2586092Y2 (ja) 1992-12-26 1992-12-26 内ねじ射出成形用金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586092Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377478B1 (ko) * 2000-10-06 2003-03-26 주식회사 대경상사 필기구용 케이스 사출성형장치
JP4600461B2 (ja) * 2007-11-06 2010-12-15 三菱電機株式会社 成形品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0650826U (ja) 1994-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4351630A (en) Pivoting hinge exercising mechanism
JP3312525B2 (ja) 内ねじキャップの成形用金型装置
JP2586092Y2 (ja) 内ねじ射出成形用金型装置
JPH081680A (ja) 成形用金型装置
JP3908332B2 (ja) 筒状体の成形法および成形型
JPS5814298B2 (ja) 成形用金型
EP0402645A3 (de) Vorrichtung zum Anspritzen eines thermoplastischen Kunststoffteiles
JP2617359B2 (ja) 成形品の取出し方法
JP2982319B2 (ja) 樹脂成形装置
KR890001514B1 (ko) 샤프트 구조체 및 그 제조방법
JP3302042B2 (ja) 円筒形成形品の内径アンダーカット処理型
JP3509355B2 (ja) ピン付キャップ成形用金型装置
JPH0239907A (ja) 外面が逆テーパーで内面にアンダーカットリブを有する成形品の離型方法
JPH0644661Y2 (ja) 射出成形金型
JPS591773Y2 (ja) ネジ付成形品の離型装置
JP3527564B2 (ja) ねじ部を有する成形品の射出成形機
JP2541324Y2 (ja) 射出成形用金型
JP2587250B2 (ja) ねじ射出成形装置
JPH05329893A (ja) 射出成形用金型
JPS55137934A (en) Molding apparatus
JPH05138692A (ja) 射出成形用金型
JP3336711B2 (ja) 射出成形用金型装置
JPH0247034A (ja) 表皮端末巻込み装置付き成形金型
JP2525487Y2 (ja) モールド金型
JPS5916186Y2 (ja) 真空引き用プラスチック成形金型

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080925

Year of fee payment: 10