JP2586054Y2 - 乗用田植機の予備苗台取付装置 - Google Patents
乗用田植機の予備苗台取付装置Info
- Publication number
- JP2586054Y2 JP2586054Y2 JP1991078849U JP7884991U JP2586054Y2 JP 2586054 Y2 JP2586054 Y2 JP 2586054Y2 JP 1991078849 U JP1991078849 U JP 1991078849U JP 7884991 U JP7884991 U JP 7884991U JP 2586054 Y2 JP2586054 Y2 JP 2586054Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- spare
- machine
- stands
- seedlings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、本機の前部両側方に架
設しておく両予備苗台を本機の後方側に移動させて予備
苗を植付部に供給できるように取り付けた乗用田植機の
予備苗台取付装置に関する。
設しておく両予備苗台を本機の後方側に移動させて予備
苗を植付部に供給できるように取り付けた乗用田植機の
予備苗台取付装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来は、４輪形本機の後方に多条式植付
部を連結して構成する乗用田植機において、予備苗台は
本機の前部両側方か、あるいは、本機の後部上方に装備
するようになっていた。
部を連結して構成する乗用田植機において、予備苗台は
本機の前部両側方か、あるいは、本機の後部上方に装備
するようになっていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、予備苗
台が本機の前部両側方にあると、機体の前方側から予備
苗を予備苗台に補給しやすいが、その予備苗台から植付
部の苗載台に補給する場合には大変な作業となって作業
性も悪く、また、予備苗台が本機の後部にあると、オペ
レータが作業中に後方の植付部を監視する際に邪魔にな
ったり、予備苗の重量により機体全体の前後バランスが
悪くなって不安定となる、といった不具合を呈してい
た。
台が本機の前部両側方にあると、機体の前方側から予備
苗を予備苗台に補給しやすいが、その予備苗台から植付
部の苗載台に補給する場合には大変な作業となって作業
性も悪く、また、予備苗台が本機の後部にあると、オペ
レータが作業中に後方の植付部を監視する際に邪魔にな
ったり、予備苗の重量により機体全体の前後バランスが
悪くなって不安定となる、といった不具合を呈してい
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、そのような不
具合を解決し、好適に実施できるよう提供するものであ
り、そのため、植付部の苗載台の上端に接近する本機の
後部にはローラ等を装備した横方向の支持台を装設し、
本機の両側部に一端部を枢支した両支持フレームの他端
部には、下部に搬出ベルトを有して複数段に予備苗を搭
載できる予備苗台をそれぞれ回動可能にして架設し、両
予備苗台を本機の前部両側方の位置より前記支持台上へ
移動させるとともに搬出ベルトにより苗載台上へ苗を送
り出し可能にして、予備苗台の回動時に予備苗台を苗載
台に係合させる係合手段を設けるとともに、苗載台には
前記搬出ベルトを始動させる苗継ぎセンサを装備して構
成したものである。
具合を解決し、好適に実施できるよう提供するものであ
り、そのため、植付部の苗載台の上端に接近する本機の
後部にはローラ等を装備した横方向の支持台を装設し、
本機の両側部に一端部を枢支した両支持フレームの他端
部には、下部に搬出ベルトを有して複数段に予備苗を搭
載できる予備苗台をそれぞれ回動可能にして架設し、両
予備苗台を本機の前部両側方の位置より前記支持台上へ
移動させるとともに搬出ベルトにより苗載台上へ苗を送
り出し可能にして、予備苗台の回動時に予備苗台を苗載
台に係合させる係合手段を設けるとともに、苗載台には
前記搬出ベルトを始動させる苗継ぎセンサを装備して構
成したものである。
【０００５】
【作用】従って、通常は予備苗台を本機の前部両側方に
位置させておくので、予備苗台への予備苗の補給作業も
容易に行うことができることになり、オペレータは後方
の植付部を充分に監視したり、機体は安定性良く走行で
きることになり、また、両支持フレームを回動させる
と、予備苗載台を機体後部の支持台上へ移動させること
ができることになって、その位置から搬出ベルトにより
苗載台上へ予備苗を良好に作業性良く補給できることに
なる。
位置させておくので、予備苗台への予備苗の補給作業も
容易に行うことができることになり、オペレータは後方
の植付部を充分に監視したり、機体は安定性良く走行で
きることになり、また、両支持フレームを回動させる
と、予備苗載台を機体後部の支持台上へ移動させること
ができることになって、その位置から搬出ベルトにより
苗載台上へ予備苗を良好に作業性良く補給できることに
なる。
【０００６】
【実施例】図２は乗用田植機全体の側面図を示し、ハン
ドル８、シート９等を装備する４輪形本機Ａの後方に
は、６条用の苗載台１、各フロート１０、各植付爪１１
等を装備した植付部Ｂをリンク機構１２を介し昇降自在
に連結して従来形構造同様に構成するが、前記苗載台１
の上端に接近することになって前記シート９の後方とな
る本機Ａ後部のリヤカバー１３上には、上面上に各ロー
ラ２を配備した横方向の支持台３を固設し、本機Ａの中
央ステップ１４の両側部に軸架した垂立の支点軸１５
ａ、１５ｂには両支持フレーム４、５の一端部４ａ、５
ａをそれぞれ回動自在に枢支し、本機Ａの前部の両側方
に装備した油圧シリンダ１６ａ、１６ｂを両支持フレー
ム４、５にそれぞれ連動連繋し、横方向に３枚で上下段
にそれぞれ予備苗７を載置できる両予備苗台Ｃ１、Ｃ２
の一端側より垂設した支軸１７ａ、１７ｂには両支持フ
レーム４、５の他端部４ｂ、５ｂをそれぞれ回動自在に
枢支し、前記支点軸１５ａ、１５ｂと支軸１７ａ、１７
ｂとの間にはタイミングベルト１８ａ、１８ｂをそれぞ
れ介装し、前記支持フレーム４、５とタイミングベルト
１８ａ、１８ｂの回動により両予備苗台Ｃ１、Ｃ２を本
機Ａの前部両側方の位置より前記支持台３上へ移動させ
ることができるようにして構成する。
ドル８、シート９等を装備する４輪形本機Ａの後方に
は、６条用の苗載台１、各フロート１０、各植付爪１１
等を装備した植付部Ｂをリンク機構１２を介し昇降自在
に連結して従来形構造同様に構成するが、前記苗載台１
の上端に接近することになって前記シート９の後方とな
る本機Ａ後部のリヤカバー１３上には、上面上に各ロー
ラ２を配備した横方向の支持台３を固設し、本機Ａの中
央ステップ１４の両側部に軸架した垂立の支点軸１５
ａ、１５ｂには両支持フレーム４、５の一端部４ａ、５
ａをそれぞれ回動自在に枢支し、本機Ａの前部の両側方
に装備した油圧シリンダ１６ａ、１６ｂを両支持フレー
ム４、５にそれぞれ連動連繋し、横方向に３枚で上下段
にそれぞれ予備苗７を載置できる両予備苗台Ｃ１、Ｃ２
の一端側より垂設した支軸１７ａ、１７ｂには両支持フ
レーム４、５の他端部４ｂ、５ｂをそれぞれ回動自在に
枢支し、前記支点軸１５ａ、１５ｂと支軸１７ａ、１７
ｂとの間にはタイミングベルト１８ａ、１８ｂをそれぞ
れ介装し、前記支持フレーム４、５とタイミングベルト
１８ａ、１８ｂの回動により両予備苗台Ｃ１、Ｃ２を本
機Ａの前部両側方の位置より前記支持台３上へ移動させ
ることができるようにして構成する。
【０００７】また、前記苗載台１の上端両外側部には、
両予備苗台Ｃ１、Ｃ２の一端側下部より突設した突片１
９ａ、１９ｂにそれぞれ係合できる係合体２０ａ、２０
ｂを弾圧自在にして取付け、両予備苗台Ｃ１、Ｃ２の下
部には、１枚の予備苗７を載置できる２つの搬出ベルト
６、６を３組にしてそれぞれ装備するとともに、前記苗
載台１の苗継ぎセンサ２１のオンにより起動するモータ
２２により搬出ベルト６を回動できるようにして、上段
の予備苗７を載置できる支承枠２３はロック装置２４、
２４により支持できるように架設するとともに、ロック
装置２４、２４をロック解除するとエアダンパ２５、２
５により支承されながら下方の搬出ベルト６、６のレベ
ルまで降下して予備苗７を搬出ベルト６、６上に載置さ
せることができるように構成する。
両予備苗台Ｃ１、Ｃ２の一端側下部より突設した突片１
９ａ、１９ｂにそれぞれ係合できる係合体２０ａ、２０
ｂを弾圧自在にして取付け、両予備苗台Ｃ１、Ｃ２の下
部には、１枚の予備苗７を載置できる２つの搬出ベルト
６、６を３組にしてそれぞれ装備するとともに、前記苗
載台１の苗継ぎセンサ２１のオンにより起動するモータ
２２により搬出ベルト６を回動できるようにして、上段
の予備苗７を載置できる支承枠２３はロック装置２４、
２４により支持できるように架設するとともに、ロック
装置２４、２４をロック解除するとエアダンパ２５、２
５により支承されながら下方の搬出ベルト６、６のレベ
ルまで降下して予備苗７を搬出ベルト６、６上に載置さ
せることができるように構成する。
【０００８】したがって、通常は図１に仮想線で示すよ
うに両予備苗台Ｃ１、Ｃ２を本機Ａの前部両側方に位置
させておくので、機体の前方側から予備苗を予備苗台Ｃ
１、Ｃ２に容易に補給できることになり、オペレータは
後方の植付部Ｂを良好に監視できることになり、機体は
安定性良く走行できることになる。
うに両予備苗台Ｃ１、Ｃ２を本機Ａの前部両側方に位置
させておくので、機体の前方側から予備苗を予備苗台Ｃ
１、Ｃ２に容易に補給できることになり、オペレータは
後方の植付部Ｂを良好に監視できることになり、機体は
安定性良く走行できることになる。
【０００９】苗載台１に予備苗７を補給する場合には、
油圧シリンダ１６ａ、１６ｂにより支持フレーム４、５
を回動させると、タイミングベルト１８ａ、１８ｂによ
り予備苗台Ｃ１、Ｃ２を旋回させながらそのまま矢印
イ、ロで示すように支持台３上へローラ２にすべらせて
移動させることができることになり、その際に、図４に
示すように、突片１９ａ、１９ｂが係合体２０ａ、２０
ｂを押し込みながら仮想線で示すように内方へはいり、
図１に示すようにそれぞれ係合する状態となって、各予
備苗７が苗載台１の各苗載面に対応したまま、苗載台１
が横方向に往復動するのにともなって両予備苗台Ｃ１、
Ｃ２も支持台３上を横方向に往復移動することになり、
その状態で、苗継ぎセンサ２１のオンによりモータ２２
が起動して、搬出ベルト６、６によりその上方の予備苗
７は苗載台１上へ矢印ハで示すように送り出されて補給
されることになり、その後にロック装置２４、２４がロ
ック解除されると、支承枠２３がエアダンパ２５、２５
により支持されながら降下してその上方の予備苗７を搬
出ベルト６、６上に乗せ、前記同様にして苗載台１へ補
給できることになる。
油圧シリンダ１６ａ、１６ｂにより支持フレーム４、５
を回動させると、タイミングベルト１８ａ、１８ｂによ
り予備苗台Ｃ１、Ｃ２を旋回させながらそのまま矢印
イ、ロで示すように支持台３上へローラ２にすべらせて
移動させることができることになり、その際に、図４に
示すように、突片１９ａ、１９ｂが係合体２０ａ、２０
ｂを押し込みながら仮想線で示すように内方へはいり、
図１に示すようにそれぞれ係合する状態となって、各予
備苗７が苗載台１の各苗載面に対応したまま、苗載台１
が横方向に往復動するのにともなって両予備苗台Ｃ１、
Ｃ２も支持台３上を横方向に往復移動することになり、
その状態で、苗継ぎセンサ２１のオンによりモータ２２
が起動して、搬出ベルト６、６によりその上方の予備苗
７は苗載台１上へ矢印ハで示すように送り出されて補給
されることになり、その後にロック装置２４、２４がロ
ック解除されると、支承枠２３がエアダンパ２５、２５
により支持されながら降下してその上方の予備苗７を搬
出ベルト６、６上に乗せ、前記同様にして苗載台１へ補
給できることになる。
【００１０】
【考案の効果】このように本考案は、通常は予備苗台Ｃ
１、Ｃ２を本機Ａの前部両側方に位置させておくことが
できるので、予備苗台Ｃ１、Ｃ２への予備苗の補給作業
も容易に行うことができることになり、オペレータは後
方の植付部Ｂを充分に監視しながら運転することがで
き、しかも、機体は安定性良く走行できることになり、
また、両支持フレーム４、５を回動させると、両予備苗
台Ｃ１、Ｃ２を機体後部の支持台３上へ移動させること
ができるとともに、予備苗台Ｃ１、Ｃ２を係合手段によ
り苗載台１に係合させることができることになって、予
備苗台Ｃ１、Ｃ２も苗載台１に同調しながら横移動し、
苗継ぎセンサ２１のオンにより搬出ベルト６によって苗
載台１上へ予備苗７を自動的に補給し、田植機を停止さ
せることなく、作業性の良い補給作業を行える。
１、Ｃ２を本機Ａの前部両側方に位置させておくことが
できるので、予備苗台Ｃ１、Ｃ２への予備苗の補給作業
も容易に行うことができることになり、オペレータは後
方の植付部Ｂを充分に監視しながら運転することがで
き、しかも、機体は安定性良く走行できることになり、
また、両支持フレーム４、５を回動させると、両予備苗
台Ｃ１、Ｃ２を機体後部の支持台３上へ移動させること
ができるとともに、予備苗台Ｃ１、Ｃ２を係合手段によ
り苗載台１に係合させることができることになって、予
備苗台Ｃ１、Ｃ２も苗載台１に同調しながら横移動し、
苗継ぎセンサ２１のオンにより搬出ベルト６によって苗
載台１上へ予備苗７を自動的に補給し、田植機を停止さ
せることなく、作業性の良い補給作業を行える。
【図１】本考案実施例の要部を概略示した平面図であ
る。
る。
【図２】乗用田植機を示した側面図である。
【図３】図２の一部を拡大して示した側面図である。
【図４】図１の一部を拡大して示した平面図である。
【図５】図３の一部の左側面を示した左側面図である。
【図６】図３の一部を示した平面図である。
Ａ 本機 Ｂ 植付部 １ 苗載台 ２ ローラ ３ 支持台 ４ 支持フレーム ５ 支持フレーム ４ａ 一端部 ５ａ 一端部 ６ 搬出ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A01C 11/02 350
Claims (1)
- 【請求項１】４輪形本機Ａの後方に多条式植付部Ｂを連
結して構成する乗用田植機において、前記植付部Ｂの苗
載台１の上端に接近する前記本機Ａの後部にはローラ２
等を装備した横方向の支持台３を装設し、前記本機Ａの
両側部に一端部４ａ、５ａを枢支した両支持フレーム
４、５の他端部４ｂ、５ｂには、下部に搬出ベルト６を
有して複数段に予備苗７を搭載できる予備苗台Ｃ１、Ｃ
２をそれぞれ回動可能にして架設し、両予備苗台Ｃ１、
Ｃ２を本機Ａの前部両側方の位置より前記支持台３上へ
移動させるとともに搬出ベルト６により前記苗載台１上
へ苗を送り出し可能にして、前記予備苗台Ｃ１、Ｃ２の
回動時に予備苗台Ｃ１、Ｃ２を前記苗載台１に係合させ
る係合手段を設けるとともに、前記苗載台１には前記搬
出ベルト６を始動させる苗継ぎセンサ２１を装備して構
成したことを特徴とする予備苗台取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991078849U JP2586054Y2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 乗用田植機の予備苗台取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991078849U JP2586054Y2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 乗用田植機の予備苗台取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0521614U JPH0521614U (ja) | 1993-03-23 |
| JP2586054Y2 true JP2586054Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=13673277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991078849U Expired - Lifetime JP2586054Y2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 乗用田植機の予備苗台取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586054Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5723120U (ja) * | 1980-07-17 | 1982-02-05 | ||
| JPS59175807A (ja) * | 1983-03-28 | 1984-10-04 | 井関農機株式会社 | 苗植機における予備苗載装置 |
| JPH0246205A (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-15 | Kubota Ltd | 田植機の苗植付装置 |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP1991078849U patent/JP2586054Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0521614U (ja) | 1993-03-23 |
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