JP2586021B2 - テレビ受像機の垂直走査信号出力回路 - Google Patents

テレビ受像機の垂直走査信号出力回路

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は垂直走査信号の出力回路に関する。
さらに詳しく述べると、本発明は直接受信で動作して
いるテレビ受像機に最適化された垂直走査信号を供給す
るための回路に関する。
一般に、搬送周波数を別にすると、テレビ受像機は第
1A図および第1B図に示したような複合ビデオ信号を受信
する。画像は、走査線を2つ組合せて伝送する。
第1A図に示すように、走査線信号の終わりの部分には
水平同期信号2に隔てられた、1本の走査線に対応する
複合ビデオ信号1を含むが、この走査線信号のあとには
同期信号のみが出力される期間が続く。この期間の同期
信号は、垂直同期信号前段信号3、垂直同期信号4、垂
直同期信号後段信号5を含む。これら信号のあとには再
び水平同期信号2に隔てられた複合ビデオ信号1が続
く。
第1B図は奇数フィールドの垂直同期信号を表わす図で
ある。これに対し第1A図は偶数フィールドの垂直同期信
号を表わす図であった。第1A図と第1B図で、水平同期信
号は、水平走査期間の半分だけ位相がずれていることが
わかる。
従来は、同期信号を分離する、第1段階として、第1C
図に示したようないわゆる複合同期信号を分離する。こ
の同期信号は第1A図または第1B図に示した信号の振幅の
大きい部分をカットすることにより得られる。次に、水
平同期信号の持続時間よりも長い時定数で積分を行う
と、第1D図に示す垂直同期信号が得られる。この垂直同
期信号は第1E図に示すように成形される。このためには
例えば、第1D図に示した参照電圧−VRとの比較を行う。
複合同期信号から垂直同期信号を分離するための従来
の回路が第2図に示されている。複合同期信号がこの回
路の入力10に供給されると、抵抗11とキャパシタ12を備
える積分回路からは第1D図に示す信号が出力される。こ
の出力信号は比較器13に入力される。比較器13の他方の
入力には参照電圧VRが入力されているため、第1E図に示
す信号、すなわち垂直同期信号が比較器13の出力14に現
われる。
このような回路は、本発明が解決しようとする問題を
理解するために例として示しただけである。しかし、こ
の回路は集積回路の形態にするには明らかに適していな
い。なぜなら、大容量のキャパシタ12が必要だからであ
る。
垂直同期信号を分離する回路を集積回路とするために
は、第3図に示すタイプの回路を選んだほうがよい。複
合同期信号をこの回路の入力20に供給して電流源21のオ
ン、オフを制御する。電流源21の一端はグラウンドに接
続されており、他端は電流源21と同方向に電流が流れる
電流源22を介して電源VEに接続されている。電流源21と
22が接続されている点は、比較器23の第1の入力と小容
量のキャパシタC1とに接続されている。なお、比較器23
の他方の入力には参照電圧VRが供給され、キャパシタC1
の他端はグラウンドに接続されている。
第3図に示した回路の動作は以下の通りである。入力
20からの信号により電流源21がオフのときには、電流源
22から電流ICが流れてキャパシタC1が充電され、両極板
間の電圧VC1がVEとなる。入力20からの信号により電流
源21がオン状態となるときは、電流源21には電流IC+ID
が流れる。すなわち、キャパシタC1は定電流IDで放電す
る。放電は、VC1がグラウンドと等電位となるかあるい
は電流源21が再びオフとなるまで続く。比較器23の出力
24の信号は垂直同期信号STである。
第4A図〜第4C図は、第3図に示した回路のいろいろな
点における信号波形を示す図である。第4A図は入力20に
おける複合同期信号を表わす図である。一般に、画像信
号が送られている間および垂直同期信号前段信号が送ら
れている間は入力20の信号は水平同期信号と同調してい
るごく短い時間を除いてはロウレベルにある。これに対
して垂直同期信号期間の始まりの時刻t1からはハイレベ
ルの期間が長く続いて再びロウレベルになる。
第4B図は、キャパシタC1の極板間の電圧VC1を表わす
図である。水平同期信号と同調している間にもキャパシ
タC1は放電するが、時刻t1より前には、電圧VC1が参照
電圧VRにまで低下する十分な時間はない。時刻t1よりあ
とになって初めて電圧VC1が十分低下して参照電圧VR
等しくなる。その時刻はt2である。
第4C図は、比較器23の出力信号を表わす図である。こ
の垂直同期信号STは時刻t2に状態が変化する。
従来は、この状態変化を垂直同期信号として直接利用
して、この時刻t2に、テレビの垂直偏向コイルに印加さ
れる垂直走査用鋸波電圧の方向を反転させた。
第5図は垂直偏向を制御するための従来の回路を表わ
す図である。垂直同期信号STが鋸波電圧発生器の入力、
つまりトランジスタ30のベースに供給される。このトラ
ンジスタ30のエミッタはグラウンドに接続され、コレク
タはキャパシタCの第1の極板に接続されている。キャ
パシタCの他方の極板はグラウンドに接続されている。
このキャパシタは電流源31により充電されて、その電圧
はエミッタフォロワー接続されたトランジスタ32を介し
てパワー増幅器33に伝えられる。このパワー増幅器33の
出力は、垂直偏向コイル34に供給される。この垂直偏向
コイルには、一般に電流測定用抵抗35が直列に接続され
ている。
第6A図はこれまでに示した図よりも小さなスケールで
連続した垂直同期信号を示した図である。第6B図はキャ
パシタCの極板間の電圧VCを表わす図である。この電圧
は増幅回路を介して偏向コイルに印加される。垂直同期
信号STがないときにはキャパシタCが充電されて、電圧
VCが徐々に増加する。ところが垂直同期信号STがトラン
ジスタ30のベースに供給されるとすぐにこの電圧VCが降
下する。垂直同期信号STが断たれると再び電圧VCは上昇
し始める。
第7図はテレビの画面に現われる連続した走査線を表
わす図である。実線は奇数フィールドの走査線を表わ
し、太い点線は偶数フィールドの走査線を表わす。細い
点線は帰線を表わす。偶数フィールドの走査線は奇数フ
ィールドの走査線間の丁度真中にあることが大切であ
る。約10%中心からずれるとテレビの視聴者には見にく
く思えるようになる。通常は2つの連続した垂直同期信
号は互いにずれて、偶数フィールドの連続した鋸歯状の
走査線と奇数フィールドの連続した鋸歯状の走査線との
ずれが適当であるようになっている。
しかし、たった10%のずれでも、垂直走査における鋸
波電圧の立上がり点を非常に正確に調整することが必要
であることがわかる。実際、鋸波電圧の振幅が2Vである
とすれば、精度は、2/(10×625)=3.2×10-4V、すな
わち0.3mVでなくてはならない。しかし、このような精
度を得るのは難しいことがわかる。鋸波電圧の時間定数
を決定するのに複数の回路のいろいろな素子がかかわっ
ており、さらに、鋸波電圧の振幅が温度、時間、および
テレビ受像機ごとに異なる初期値によって変化しうるた
めである。
さらにテレビ受像機の水平走査をするには帰線期間に
かなり大きな電流変化をもつ大きな電流が必要である。
帰線期間に発生するパルスはこの帰線期間にアース回路
を大いに混乱させる(アース電流、電磁波)。第8図か
らわかるように、水平走査線PBLのノイズに起因するパ
ルスが鋸波電圧の立上がりに発生すると、第8図の上部
の実線で示した予想される鋸波電圧の代わりに点線で示
した電圧が得られる。すなわち、この垂直走査線に対応
する水平走査線すべてにずれが生ずる。この場合、次の
垂直走査線は同じようにずれることはない。なぜなら、
立上がりは2つのノイズの間で始まるからである。この
結果、垂直走査線一本ごとに鋸波電圧のレベルが異な
る。従って、視聴者に欠陥が見えることになる。
本発明の目的は、上記の欠点なしに垂直走査線の鋸波
電圧の形を制御する信号を出力するための回路を提供す
ることである。
また本発明は、通常の受信状態にあるテレビ受像機に
おいて上記の結果を得るための回路を提供することを目
的とする。
上記の目的およびその他の目的を達成するために本発
明は、複合ビデオ信号に含まれる水平同期信号および垂
直同期信号から、さらに詳しくは、水平同期信号の2倍
の周波数をもち、水平走査信号と特定の位相関係にあ
り、立上がりが水平走査線の帰線期間の持続期間には起
こらない第1の信号(H/2)から鋸波電圧の形態のテレ
ビ受像機用垂直走査信号を出力する方法を提供する。こ
の方法は、垂直同期信号の持続期間中に、 −第1の信号(H/2)が初めて立上がる瞬間に上記鋸波
電圧の下降を始めさせ、 −第1の信号(H/2)が第2回目、第3回目あるいはそ
の後に立上がるまで鋸波電圧を低いレベルに保持してお
き、 −第2回目以後に第1の信号(H/2)が立上がる瞬間に
鋸波電圧を再び上昇させ始めることからなる。
本発明はさらに、複合同期信号を入力して垂直同期信
号(ST)を出力する入力信号積分器を備える、鋸波電圧
の形態のテレビ受像機用の垂直走査信号の出力を制御す
る回路であって、該回路はさらに、上記垂直同期信号
(ST)の有無および水平同期信号の2倍の周波数をもつ
信号(H/2)により制御される一連のフリップフロップ
を備え、上記垂直同期信号(ST)がないときには上記鋸
波電圧をロウレベルにする制御信号を出力し、上記垂直
同期信号(ST)があるときには上記鋸波電圧をハイレベ
ルにする制御信号を出力し、その制御信号出力期間は上
記2倍周波数信号(H/2)の最初の立上がりからそれ以
後に現われる2倍周波数信号(H/2)の立上がりまでで
ある回路を提供する。
実施例によると、上記一連のフリップフロップは3台
であり、 −第1のフリップフロップには、入力Sに上記垂直同期
信号(ST)と上記2倍周波数信号(H/2)が入力される
アンドゲートの出力を入力し、別の入力Rに上記垂直同
期信号(ST)の反転信号を入力して、その出力Qから信
号(STN)を出力し、 −第2のフリップフロップには、第1のフリップフロッ
プの出力信号(STN)を入力してその出力Qに短い持続
時間の信号(RAZ)を出力し、 −第3のフリップフロップには、入力Sに第2のフリッ
プフロップの出力信号を入力し、入力Rに上記垂直同期
信号の分割器からの論理信号を入力して、その出力Qか
ら、上記短い信号(RAZ)がハイレベルになったときに
はハイレベルの信号を、上記2倍周波数信号(H/2)の
第3番目が現われたときにはロウレベルの信号を出力す
る。
実施例によると、第1のフリップフロップの出力信号
(STN)は、窓信号(F)も入力されるアンドゲートを
介して第2のフリップフロップの入力に供給して、垂直
同期信号(ST)が普通出現可能な期間にのみ第1のフリ
ップフロップの出力信号(STN)を第2フリップフロッ
プ(B2)に入力させる。
実施例によると、第1のフリップフロップの出力信号
(STN)は、上記2倍周波数信号(H/2)を入力されたテ
レビ受像機内の論理回路から出力された信号(TL)が第
2の入力に入力されるオアゲートを介して第2のフリッ
プフロップに供給して、上記垂直同期信号(ST)が出力
されなかったであろう場合には該垂直同期信号が出現す
る可能性の大きい瞬間の直後に第2のフリップフロップ
を動作させる。
実施例によると、第2のフリップフロップの出力(RA
Z)を、直列に接続され、それぞれの入力には上記2倍
周波数信号(H/2)が入力される一連の分割器(D1〜D1
0)のリセット入力に入力して、該分割器からの論理信
号をいろいろに組合わせることによりテレビ受像機内の
本回路の様々な同期動作を行わせることのできる論理信
号列を出力させる。
実施例によると、第3のフリップフロップの出力信号
が入力される鋸波電圧発生回路は、電流源と直列に接続
し、短絡用トランジスタと並列に接続したキャパシタを
備え、上記電流源とキャパシタに共通の接続点はアダプ
タ回路を介して参照電圧(VS)との比較を行う比較器に
接続し、第3のフリップフロップの出力信号は上記電流
源と上記比較器に供給して該第3のフリップフロップの
出力信号がハイレベルのときには上記電流源と上記比較
器とをオフにする。
本発明の上記の目的、特徴、利点およびそれ以外の目
的、特徴、利点は、添付の図面に示した実施例に関する
記述の中でさらに詳しく説明する。
第9図に示した回路は、カップリングキャパシタを介
して入力端子50に複合ビデオ信号を受信する。回路51は
分離器として作用して複合同期信号を出力する。この信
号は第3図に関して既に説明したのと同じタイプの回路
に供給される。第3図と同一の要素は同一の参照番号を
用いて示してある。すなわち、入力20、電流源21、22、
キャパシタC1、および垂直同期信号STを出力する比較器
23である。
垂直同期信号STは、アンドゲートA1を介してフリップ
フロップB1の入力Sに供給される。このアンドゲートの
他方の入力には水平同期信号の2倍の周波数で、帰線パ
ルスの位相と相関関係がある信号H/2が供給される。垂
直同期信号STはまた、インバータI1を介してフリップフ
ロップB1の入力Rにも供給される。
フリップフロップB1の出力QはアンドゲートA2とオア
ゲートO1を介してフリップフロップB2の入力Sに伝達さ
れる。アンドゲートA2の他方の入力には窓信号Fが、オ
アゲートO1の他方の入力には信号TL(自走周波数)が供
給される。
信号FとTLは、先に述べた信号H/2が入力される一連
の2分割器D1〜D10から出力される。窓信号Fは垂直同
期信号が発生する期間に対応しており、アンドゲートA2
が垂直同期信号期間外に発生する可能性のある信号を伝
達するのを避けるためのものである。信号TLは連続した
水平同期信号パルスをカウントすることにより得られる
信号で、入力された信号のうちの垂直同期信号がノイズ
に埋まるとか、様々な理由で乱される場合に信号TLでこ
の第9図の回路を機能させて、垂直走査を始めさせる。
最終段の2分割器Q10の出力、というよりはその反転出
力▲▼は、リセット信号としてフリップフロップ
B2の入力Rに供給される。
フリップフロップB2の出力Q(信号RAZ)はフリップ
フロップB3の入力Sに供給される。このフリップフロッ
プB3の入力RにはフリップフロップB2の同じ出力Qがア
ンドゲートA3を介して反転されて入力される。アンドゲ
ートA3の他の入力には、2分割器D1とD2からの信号▲
▼とQ2等の駆動信号が入力される。フリップフロップ
B3の出力Qは垂直走査線の鋸波電圧の形を制御する信号
TN(垂直走査線用鋸波電圧発生器に対する命令)であ
る。
垂直走査線用鋸波電圧を出力する上記の回路内に、第
5図に描いてあり、それと同一の機能をもつ要素が見ら
れる。すなわち、電流源31により一時的に充電されたキ
ャパシタCを短絡させるトランジスタ30である。キャパ
シタCの両極板間の電圧VCはアダプタ回路、すなわちエ
ミッタフォロワー接続のトランジスタ32を介して比較器
33に印加される。比較器33は信号TNが入力される駆動入
力を備えている。この比較器の出力によりトランジスタ
30の制御を行う。すなわち、キャパシタCを短絡させた
り、放電させたりの制御を行う。信号TNは電流源31にも
入力されて、この信号がハイレベルのときに電流源31を
オフにする。エミッタフォロー接続のトランジスタ32の
出力信号が偏向コイルの端子の電圧となる。トランジス
タ32の出力は、しきい値電圧がvである比較器を介して
アンドゲートA3の第4入力にも供給される。
第9図に示した回路の動作を第10図に示したタイムチ
ャートを参照して説明する。
第10a図の波形は上記回路の点20における複合水平同
期信号を表わす。第10a図の波形は、この信号のいろい
ろな段階における持続時間を詳しく示している。持続時
間を知るにはこの波形を参照する。
第10b図の波形は、キャパシタC1の極板間の電圧なら
びに比較器23の第2入力の電圧VRを表わす。この図に例
として示した波形においては、第1の垂直同期パルスの
立上がり時刻と電圧VC1がVRに等しくなる時刻との時間
差は14.5μsである。しかし、この時間差は変化しう
る。問題点はまさにこの時間差の変動をなくすことであ
る。
第10c図の波形は比較器23の出力に現われる垂直同期
信号STである。この垂直同期信号STは電圧VC1がVRに等
しくなるとハイレベルに変化する。
第10d図の波形はアンドゲートA1の第2入力に供給さ
れる信号H/2を表わす。アンドゲートA1の第1入力には
垂直同期信号STが入力される。信号H/2は、水平同期信
号から作られるもので、水平走査信号を決定するのに用
いる。従って、信号H/2と帰線期間の間に一定の位相関
係が存在する。帰線期間には、先に述べたように、上記
回路全体に第10k図に示すノイズが発生する。
このため、アンドゲートA1からは、垂直同期信号STが
ハイレベルに変化した後の最初のパルス信号H/2の立上
がりとともにフリップフロップB1の出力である垂直同期
数値制御信号STNがハイレベルに変化する。フリップフ
ロップB2は、第10f図に示すうに短いパルスRAZを発生す
る。このフリップフロップB2は、2分割器D1〜D10をす
べてリセットする機能とフリップフロップB3の入力Sを
制御する機能がある。信号RAZは例えば持続時間が2μ
sである。
第10g図の波形は2分割器D1の出力▲▼を示す。
リセット信号が入力されるのは信号H/2がハイレベルの
期間であるから、そのリセット信号入力の直後にこの出
力▲▼は、ハイレベルに変化する。
第10h図の波形は2分割器D2の出力Q2を表わす。この
出力は信号H/2の次のパルスが発生したとき(すなわち3
2μs後)ハイレベルに変化する。信号▲▼は信号H
/2のさらに次のパルス(すなわち64μs後)で再びハイ
レベルになる。
フリップフロップB3は、望みの出力である信号TNを出
力する。この信号は垂直走査線用鋸波電圧を制御するの
に用いられる。フリップフロップB2の出力信号RAZによ
り制御されるフリップフロップB3の出力信号TNは、信号
STNとRAZと同時にハイレベルに変化する。フリップフロ
ップB3はアンドゲートA3への入力信号、すなわち▲
▼とQ2によりリセットされる。リセットは従ってハイレ
ベルになってから64μs(あるいは32μsの倍数)後に
行われる。
第10j図の波形は垂直偏向板に供給される鋸波電圧(D
ST)を示す。この鋸波電圧は、信号STN、RAZ、TNがハイ
レベルに変化するときに下降し、この下降スピードはト
ランジスタ30によりキャパシタCが放電されるスピード
から決まる。放電は、所定のしきい値電圧VSになったと
きに止まる。この電圧VSは比較器33の第2入力に供給さ
れる電圧で、例えば1.26Vである。次に、電流源31は信
号TNによりオフとなっているため、鋸波電圧(DST)は
パルスTNの終端までは低レベルである。次いで、鋸波電
圧が上昇し始める。先に述べたように、電圧上昇は信号
H/2の立上がりと同時に始まる。信号H/2は、帰線期間と
特定の位相関係にあって、帰線が鋸波電圧の上昇と同時
に発生しないようになっている。従って、鋸波電圧が上
昇し始めるときにノイズで邪魔されることはなく、奇数
フィールドと偶数フィールドの水平走査線間のずれが生
じない。
アンドゲートA3の第4入力は、鋸波電圧が完全に低下
しないうちに、すなわち、鋸波電圧が所定の電圧vに達
しないうちに再び上昇し始めるのを防ぐ駆動入力であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図は偶数フィールドの垂直同期信号の図であり、 第1B図は奇数フィールドの垂直同期信号の図であり、 第1C図は分離した複合同期信号の図であり、 第1D図は第1C図の複合同期信号を積分した信号の図であ
り、 第1E図は第1D図の信号の整形した信号の図であり、 第2図は垂直同期信号の分離に用いる従来の回路の図で
あり、 第3図は垂直同期信号の分離に用いる集積化可能な回路
の図であり、 第4A図〜第4C図は第3図に示した回路のいろいろな点に
おける信号波形を示す図であり、 第5図は垂直偏向を制御するための従来の回路の図であ
り、 第6A図はより小さなスケールで垂直同期信号を示した図
であり、 第6B図は第5図に示したキャパシタ極板間の電圧を表わ
す図であり、 第7図はテレビの画面に現われる連続した走査線を表わ
す図であり、 第8図は鋸波電圧の波形とノイズとの関係を示す図であ
り、 第9図はテレビの信号を直接受信するための本発明によ
る回路の実施例の概略図であり、 第10A図〜第10k図は第9図に示した回路のいろいろな点
での信号の波形を表わす図である。 (主な参照番号) 1……複合ビデオ信号、 2……水平同期信号、 3……垂直同期信号前段信号、 4……垂直同期信号、 5……垂直同期信号後段信号、 13,23,33……比較器、 21,22,31……電流源、30……トランジスタ、 32……エミッタフォロワー接続のトランジスタ、 34……垂直偏向コイル、 35……電流測定用抵抗、 51……複合同期信号分離器、 B1,B2,B3……フリップフロップ、 D1,D2,……,D10……2分割器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合同期信号を入力して垂直同期信号(S
    T)を出力する入力信号積分器(20〜23)を備える、鋸
    波電圧の形態のテレビ受像機用垂直走査信号の出力を制
    御する回路において、 上記垂直同期信号(ST)の有無および水平同期信号の2
    倍の周波数をもち帰線期間と特定の位相関係をもつ信号
    (H/2)により制御される一連のフリップフロップ(B1,
    B2,B3)を備え、 上記垂直同期信号(ST)がないときにはロウレベルの鋸
    波電圧制御信号を出力し、上記垂直同期信号(ST)があ
    るときにはハイレベルの鋸波電圧制御信号を出力し、 その鋸波電圧制御信号の出力期間は上記垂直同期信号が
    ハイレベルになった後上記2倍周波数信号(H/2)の最
    初の立上がりから、それ以後に現われる所定番目の該2
    倍周波数信号(H/2)の立上がりまでであり、 上記一連のフリップフロップは3台であり、 −第1のフリップフロップ(B1)には、入力Sに上記垂
    直同期信号(ST)と上記2倍周波数信号(H/2)が入力
    されるアンドゲート(A1)の出力を入力し、別の入力R
    に上記垂直同期信号(ST)の反転信号を入力して、その
    出力Qから信号(STN)を出力し、 −第2のフリップフロップ(B2)には、第1のフリップ
    フロップ(B1)の出力信号(STN)を入力してその出力
    Qに短い持続時間の信号(RAZ)を出力し、 −第3のフリップフロップ(B3)には、入力Sに第2の
    フリップフロップ(B2)の出力信号を入力し、入力Rに
    上記2倍周波数信号の分割器からの論理信号を入力し
    て、その出力Qから、上記持続時間の短い信号(RAZ)
    がハイレベルになったときにはハイレベルの信号を、上
    記2倍周波数信号(H/2)の前期所定番目が現われたと
    きにはロウレベルの信号を前期鋸波電圧制御信号として
    出力し、 該鋸波電圧制御信号がハイレベルのときに鋸波電圧発生
    回路が前記鋸波電圧を上昇させるように構成され、該鋸
    波電圧の上昇開始が水平走査信号の帰線期間とは同時に
    発生しないように構成されることを特徴とする、テレビ
    受像機の垂直走査信号出力回路。
  2. 【請求項2】第1のフリップフロップ(B1)の出力信号
    (STN)は、窓信号(F)も入力されるアンドゲート(A
    2)を介して第2のフリップフロップ(B2)の入力に供
    給して、垂直同期信号(ST)が通常出現可能な期間にの
    み第1のフリップフロップ(B1)の出力信号(STN)を
    第2フリップフロップ(B2)に入力させることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の回路。
  3. 【請求項3】第1のフリップフロップ(B1)の出力信号
    (SNT)は、上記2倍周波数信号(H/2)を入力されたテ
    レビ受像機内の論理回路から出力された信号(TL)が第
    2の入力に入力されるオアゲート(01)を介して第2の
    フリップフロップ(B2)に供給して、上記垂直同期信号
    (ST)が出力されなかったであろう場合には該垂直同期
    信号が出現する可能性の大きい瞬間の直後に第2のフリ
    ップフロップを動作させることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項または第2項に記載の回路。
  4. 【請求項4】第2のフリップフロップ(B2)の出力(RA
    Z)を、直列に接続され、それぞれの入力には上記2倍
    周波数信号(H/2)が入力される一連の分割器(D1〜D1
    0)のリセット入力に入力して、該分割器からの論理信
    号をいろいろに組合わせることによりテレビ受像機内の
    本回路の様々な同期動作を行わせることのできる論理信
    号列を出力させることを特徴とする特許請求の範囲第1
    〜3項のいずれか1項に記載の回路。
  5. 【請求項5】第3のフリップフロップ(B3)の出力信号
    が入力される鋸波電圧発生回路は、電流源(31)と直列
    に接続し、短絡用トランジスタ(30)と並列に接続した
    キャパシタ(C)を備え、上記電流源(31)とキャパシ
    タ(C)に共通の接続点はアダプタ回路(32)を介して
    参照電圧(VS)との比較を行う比較器(35)に接続し、
    第3のフリップフロップ(B3)の出力信号は上記電流源
    (31)と上記比較器(35)に供給して該第3のフリップ
    フロップ(B3)の出力信号がハイレベルのときには上記
    電流源と上記比較器とをオフにすることを特徴とする特
    許請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の回路。
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FR2592259A1 (fr) 1987-06-26
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