JP2585956B2 - 鍵盤楽器における左右双方の鍵域決定方法、この方法を利用したコード判定鍵域決定方法及びこれ等の方法を用いた自動伴奏機能付鍵盤楽器 - Google Patents

鍵盤楽器における左右双方の鍵域決定方法、この方法を利用したコード判定鍵域決定方法及びこれ等の方法を用いた自動伴奏機能付鍵盤楽器

Info

Publication number
JP2585956B2
JP2585956B2 JP5155344A JP15534493A JP2585956B2 JP 2585956 B2 JP2585956 B2 JP 2585956B2 JP 5155344 A JP5155344 A JP 5155344A JP 15534493 A JP15534493 A JP 15534493A JP 2585956 B2 JP2585956 B2 JP 2585956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
range
chord
accompaniment
determined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5155344A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0713569A (ja
Inventor
ケイ ステファン
義行 井越
ビリアス アサン
尚明 橋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KORUGU KK
Original Assignee
KORUGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KORUGU KK filed Critical KORUGU KK
Priority to JP5155344A priority Critical patent/JP2585956B2/ja
Priority to US08/265,837 priority patent/US5486647A/en
Publication of JPH0713569A publication Critical patent/JPH0713569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585956B2 publication Critical patent/JP2585956B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/38Chord
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/571Chords; Chord sequences
    • G10H2210/591Chord with a suspended note, e.g. 2nd or 4th
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/571Chords; Chord sequences
    • G10H2210/616Chord seventh, major or minor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/12Side; rhythm and percussion devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/22Chord organs

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鍵盤楽器における左右
双方の鍵域決定方法と、この方法を利用したコード判定
鍵域決定方法及びこれ等の方法を用いた自動伴奏機能付
鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動伴奏機能付鍵盤楽器では自動
伴奏モードに設定すると、鍵盤上の適当な鍵に分割点を
定め、この分割点の例えば下側の鍵域を伴奏用のコード
判定鍵域とし、上側の鍵域を旋律等を演奏する鍵域とし
て利用できるように設定される。コード判定鍵域として
定められた鍵域では1鍵の押鍵操作でもこの押鍵操作を
伴奏コードの指定入力として判定し、伴奏コードの検出
を実行している。
【0003】図9に従来の自動伴奏機能付鍵盤楽器の概
略の構成を示す。図中1は鍵盤を示す。鍵盤1は押鍵・
離鍵検出装置2に接続される。押鍵・離鍵検出装置2の
検出出力信号は音源制御装置4とコード検出装置3に入
力される。つまり自動伴奏モードでは鍵盤1の例えば中
央の鍵から低音側が伴奏用のコード判定鍵域に設定さ
れ、この鍵域の各鍵の押鍵・離鍵検出信号がコード検出
装置3に入力される。
【0004】伴奏用のコード判定鍵域以外の鍵域の押鍵
・離鍵検出信号は音源制御装置4に入力され、音源7を
制御し押鍵された音名の音の信号を音源7で生成し、拡
声装置8から音として放音させる。従来はコード検出装
置3では1鍵の操作入力であっても、その押鍵された音
を含む伴奏用のコードを決定し、この伴奏コード情報を
伴奏パターン選択・読出装置5に与え、伴奏パターンメ
モリ6から伴奏パターン(リズム、楽器の音色等)を読
出し、その伴奏パターンを音源制御装置4に与え、伴奏
パターンによっても音源7を制御し、伴奏音も拡声装置
8から放音される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動伴奏装置で
は上述したように、伴奏用のコード判定鍵域に指定され
た鍵域では1鍵の押鍵操作でもコード検出装置3は伴奏
コードの検出を行なっている。従って伴奏以外の演奏入
力に使用することはできない。このため、伴奏に合わせ
て例えばベースラインのように低音域で旋律を演奏する
ことができない欠点があり、上級者には自動伴奏機能が
じゃまな存在になる。
【0006】このため本出願人は先に「特願平4−25
4382号、発明の名称:自動伴奏装置」を提案した、
この先に提案した自動伴奏装置は伴奏用のコード判定鍵
域において押鍵数を計数し、押鍵数が予め設定した値に
等しいか、それ以上になったとき伴奏コードの押鍵入力
として認める構造としたものである。この先に提案した
自動伴奏装置によれば、伴奏用のコード判定鍵域内であ
っても、押鍵数が予め設定した値以下の状態であれば伴
奏コードの押鍵入力として認めないから、伴奏に加えて
例えば低音域側でベースラインのような旋律を演奏する
ことができる。
【0007】然し乍ら、先に提案した自動伴奏装置では
伴奏用のコード判定鍵域と非コード指定鍵域との間の境
界点が固定であったから、コード判定のための押鍵が境
界点を跨ぐ場合にコード指定ができなくなる不都合が生
じる。また伴奏用のコード判定鍵域を予め設定して固定
化するから、演奏途中で伴奏用のコード判定鍵域を低音
側から高音側に切替えたり低音側及び高音側の双方をコ
ード判定鍵域に切替たりすることができない不都合があ
る。
【0008】この発明の目的は、伴奏用のコード判定鍵
域と非コード判定鍵域を固定化することなく、押鍵の状
況に応じて移動させ伴奏コード入力のための押鍵操作を
確実に検出できる左右双方の鍵域決定方法、コード判定
鍵域決定方法及びこれらの方法を用いた自動伴奏機能付
鍵盤楽器を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明では押鍵状況に
応じて左右の鍵域を設定する。左右の鍵域の分割点は押
鍵位置が変わるとこれに追従して変化する。この出願の
第1発明では押鍵される最低音と最高音の間に存在する
鍵の中央の鍵を左鍵域と右鍵域の分割点に決定し、鍵盤
楽器における左右双方の鍵域決定方法を提案するもので
ある。
【0010】この出願の第2発明では第1発明で規定し
た左右の鍵域を左鍵域を押鍵中の最低音に対応する鍵
と、押鍵中の最低音と最高音で決まる中央の鍵又は最低
音の鍵から所定値以上高音側に寄った位置の鍵の何れか
高い方の鍵の間に規定し、更に右鍵域は押鍵中の最高音
と、中央として定めた鍵又は最高音の鍵から所定値以上
低音側に寄った位置の鍵との間に規定する。
【0011】この第2発明によれば左右の鍵域が互に重
なり合って存在することができる。従って左手と右手の
位置が接近して演奏されるような場合に有効となる。こ
の出願の第3発明では左鍵域及び右鍵域で押鍵された鍵
の集合度を算出し、この集合度が高い方の鍵域を広く採
る鍵域の決定方法を提案するものである。この第3発明
によれば押鍵の集合度が高い方の鍵域は伴奏用コードが
押鍵されている確率が高い。従って押鍵の集合度が高い
方の鍵域を広く採ることにより適確な伴奏コードの検出
が可能となる。
【0012】この出願の第4発明では第1発明から第3
発明で提案した左右の鍵域決定方法によって分割した左
右の鍵域の何れをコード判定鍵域に決定するかを決める
伴奏コード判定鍵域決定方法を提案するものである。更
にこの出願の第5発明では第4発明で決定した伴奏コー
ド判定鍵域決定方法によって決定した伴奏コード判定鍵
域の中で押鍵されている鍵の組合せから伴奏コードを決
定し、自動伴奏する自動伴奏機能付鍵盤楽器を提案す
る。
【0013】この第5発明によって提案した自動伴奏機
能付鍵盤楽器によれば左手と右手の鍵域が押鍵位置の変
化に対応して変化する。この結果、左手と右手の押鍵位
置が鍵盤上の何れの位置に移動しても、常に正しいコー
ド判定鍵域を決定することができる。また第6発明によ
れば、コード判定鍵域が低音側又は高音側の何れにあっ
ても、コード判定鍵域で出される音に押鍵中の全ての音
の最低音をコード判定のための音に加えるから、伴奏コ
ードの中の最低音を決めることができ、全体の伴奏コー
ドの決定を誤まりなく実行することができる。
【0014】
【実施例】図1にこの出願の第1発明の実施例を示す。
図中1は鍵盤、K0 〜K16は各鍵を示す。図に示す黒丸
を付した鍵K0 ,K4 ,K7 ,K11は押鍵状態にある鍵
を示す。この押鍵状態はコード名 C メジャー セブ
ン(C Major 7th)を押鍵操作した場合を示
す。
【0015】この出願の第1発明では押鍵状態にある鍵
の中の最低音の鍵と、最高音の鍵の中央の鍵を左鍵域X
L と右鍵域XH の分割点に決定する。図1の実施例では
最低音の鍵はK0 、最高音の鍵はK11である。ここでは
これ等の鍵K0 とK11のサフィックス記号をとって、最
低音L=0、最高音H=11と表記する。これにより中
央の音ZはZ=(0+11)÷2=5となる。つまり鍵
5 を分割点と決定し、左鍵域XL を0L <5、右
鍵域XH を5H 11に決定する。
【0016】ところで、図1に示した第1発明では両手
が比較的離れている場合は適確にコード判定が可能であ
るが、両手が接近している場合に不都合が生じる。また
図1に示す例では、左鍵域XL と右鍵域XH には押鍵が
2個ずつしかない。コード判定のための必要な押鍵数を
例えば3個とすると図1の例では鍵域XLとXH の何れ
でもコード判定をしないことになる。
【0017】また図2に示す押鍵状態ド・ファ・ソ・シ
♭(C 7th SUS4)の場合は、左鍵域XL にド
のみが、右鍵域XH にファ・ソ・シ♭が含まれる。この
結果コード判定のための必要押鍵数を「3」とすると、
右鍵域XH だけがコード判定鍵域WCOD に適合すること
となるが、この例ではC 7th SUS4がG Mi
nor 7thと誤まった判定が下される不都合が生じ
る。
【0018】このため、この出願の第2発明では鍵域X
L とXH の双方の最小範囲を規定し、両手が接近して押
鍵された場合でも両方の鍵域XL とXH の各部を重なり
合わせて存在させ、押鍵数が少なくても、その少ない数
の押鍵を左右双方の鍵域に共用させて先の不都合を解消
しようとするものである。つまり、この出願の第2発明
では最低音と最高音の間の中央の音の鍵を検出すると共
に、最低音から所定数高い音か中央の音の何れか高い方
の音の鍵までの間を左鍵域XL とし、更に最高音の音か
ら所定数低い音か中央の音の何れか低い方の音の鍵まで
の間を右鍵域XH に決定する。
【0019】この実施例を図3に示す。図3の実施例に
おいて、 左鍵域XL の下限はL=0 左鍵域XL の上限はZ(中央音)か(L+8)の何れか
高い方の音(0+8)=8の鍵K8 、従って左鍵域XL
は0L <8となる(ここでは所定数高い音までの値
を「8」とした)。
【0020】右鍵域XH の上限はH=11、右鍵域の下
限はZ(中央音)か(H−8)の何れか低い方の音(1
1−8=3)の鍵K3 、従って右鍵域XH は3H
11となる。図3の実施例によれば各鍵域XL ,XH
幅は最小でも「8」を確保することになる。これによ
り、先の例のうちC Major 7thの場合は左手
の鍵域XL にド・ミ・ソが入り、右鍵域XH にミ・ソ・
シが含まれることになる。よってコードの判定はどちら
の鍵域もコード判定に適合するため、このような場合は
左右の鍵域XL とXH をコード判定鍵域WCOD とする。
【0021】図4は第2発明を説明するための他の例を
示す。この例ではC 7th SUS4を押鍵した場合
を示す。この押鍵状態に第2発明を適用すると、左鍵域
Lは上限が0+8=8、下限が0、よって0L
8、右鍵域XH は上限が10、下限が10−8=2よっ
て2L 10となる。このようにすれば左鍵域XL
と右鍵域XH の双方に3個の押鍵が含まれるから、両方
の鍵域XL とXH がコード判定に有効となり、コード判
定鍵域WCOD を0COD 10に決定する。このコー
ド判定鍵域によれば正しいコード判定を行なうことがで
きる。
【0022】この出願の第3発明では重なる部分を持っ
た鍵域XL ,XH を設定する第2発明の方法を更に改良
する方法を提案する。第3発明では押鍵された鍵の位置
が押鍵された鍵の中の最低音側に集まっているか、最高
音側に集まっているかを決める集合度を算出し、集合度
の大きい方の鍵域を他方の鍵域より広く採ることを特徴
とするものである。
【0023】押鍵された鍵の位置が最低音L側又は最高
音H側に集まっているかを決める集合度CL とCH を算
出する。その算出式は以下の如くである。 最低音Lに対する集合度CL =1/{Σ(Xn −L)} 最高音Hに対する集合度CH =1/{Σ(H−Xn )} (Xn は全ての押鍵番号0,1,2…) 集合度CL とCH の値が大きい方に、押鍵音が集まって
いるとみなすことができる。集合度が大きいということ
は、言い替えれば伴奏コードが押えられている可能性が
高い。従ってこの第3発明では鍵域の重なりの設定に集
合度CL とCH の値が大きい側の鍵域を広く採り、値が
小さい側を狭くするように条件を設定する。その設定の
一例として、 (A) CL >CH のとき(L側の集合度が高いとき) 左鍵域 下限=L 上限=Zと(L+16)のいずれか大きい方 右鍵域 下限=Zと(L+10)のいずれか大きい方 上限=H (B) CH L のとき(H側の集合度が高いとき) 左鍵域 下限=L 上限=Zと(H−10)のいずれか小さい方 右鍵域 下限=Zと(H−16)のいずれか小さい方 上限=H この条件AとBにより左右の手が近付いている場合でも
左右の鍵域の分離をより的確に行なうことができる。も
っとも左手と右手が充分に離れている場合は、第1発明
の方法によって左右の鍵域の分割点を適確に決定するこ
とができる。
【0024】図5及び図6に第3発明の実施例を示す。
図5の例ではC Minor 7thを押鍵操作した場
合を示す。この場合の最低音LはL=0、最高音HはH
=17、中央音ZはZ=(0+17)÷2=8となる。
ここで最低音Lと最高音Hに対する他の押鍵位置の集合
度CL とCH は CL =1/{(0−0)+(3−0)+(10−0)+(17−0)} =1/30 CH =1/{(17−17)+(17−10)+(17−3) +(17−0)}=1/38 従ってこの例ではCL >CH となるから、上記した条件
Aをあてはめると、 左鍵域 下限=0 上限=0+16 従って0L <16となる。
【0025】 右鍵域 下限=0+10 上限=17 従って10H 17となる。この例では左鍵域XL
に押鍵が3個存在するからコード判定鍵域WCOD は0
COD <16となる。
【0026】図6の例ではG 7thを押鍵した場合を
示す。この場合にはL=0、H=17、Z=(0+1
7)÷2=8 CL =1/{(0−0)+(7−0)+(11−0)+(14−0) +(17−0)}=1/49 CH =1/{(17−17)+(17−14)+(17−11) +(17−7)+(17−0)}=1/36 従って集合度はCL <CH となるから条件Bにあてはめ
ると、 左鍵域 下限=0 上限=8 従って0L <8となる。
【0027】 右鍵域 下限=17−16=1 上限=17 従って3H 17となる。
【0028】この図6の例では右鍵域XH に押鍵が3個
以上4個存在するから、この出願の第4発明で規定する
条件に従えばこの右鍵域XH をコード判定鍵域WCOD
決し、更に他方の鍵域XL は非コード判定鍵域に決定さ
れる。更に左右の鍵域において押鍵数が共に所定値以上
例えば「3」以上であれば図3及び図4で説明したよう
に左右鍵域XL ,XH を共にコード判定鍵域に決定し、
押鍵数が共に「3」以下であれば両方の鍵域は非コード
判定鍵域と決定する。この例では判定値を「3」とした
が、その個数は演奏者が任意に設定することができるよ
うに構成することができる。また、第2発明及び第3発
明の実施例に示した(L+8),(H−8)及び(L+
16),(L+10),(H−10),(H−16)の
各数値「8」、「10」,「16」は実験による経験値
であり、理論的な根拠は無い。従ってこれらの値は必ず
しもこの値に限られるものではない。
【0029】図7にこの出願の第5発明で提案する自動
伴奏機能付鍵盤楽器の実施例を示す。この実施例に示す
自動伴奏機能付鍵盤楽器の特徴とする構成は図9に示し
た従来の自動伴奏機能付鍵盤楽器の構成に鍵域決定手段
11と、コード判定鍵域決定手段12と、演奏スタイル
選択装置13を付加した点である。つまり、押鍵・離鍵
検出装置2で検出した押鍵信号を鍵域決定手段11に入
力することにより、先に図1乃至図6を用いて説明した
鍵域決定方法の何れか一つ、又は複数の決定方法の組合
せにより左鍵域XL と、右鍵域XH を決定する。鍵域X
L とXH が決定されると、押鍵信号はコード判定鍵域決
定手段12に送られる。コード判定鍵域決定手段12で
は演奏スタイル選択装置13に設定したコード判定のた
めの押鍵数Mが各鍵域XL ,XH の何れに存在するかを
判定する。例えばM≧3に設定されている場合は鍵域X
L ,XH に存在する押鍵数を計数し、押鍵数が「3」以
上存在する鍵域をコード判定鍵域WCOD と決定し、その
押鍵信号をコード検出装置3に与え、コード検出装置3
においてコードを決定する。
【0030】コードが決定されると、伴奏パターン選択
・読出装置5で伴奏パターン(リズム)に従って伴奏コ
ード制御信号を伴奏パターン・メモリ6から読出し、こ
の伴奏コード制御信号を音源制御装置4に与え、音源制
御装置4により音源7を制御し、音源7から伴奏パター
ンに従って変化する伴奏信号が生成され、この伴奏信号
が拡声装置8から音として放音される。
【0031】尚、コード判定鍵域に指定されない押鍵信
号はコード判定鍵域決定手段12から音源制御装置4に
直接入力され旋律の音として拡声装置8から放音され
る。この出願の第6発明ではコード判定鍵域決定手段1
2からコード検出装置3に送り出すコード判定のための
押鍵信号に、左鍵域XL がコード判定鍵域に指定されな
い場合でも押鍵中の鍵の中の最低音の鍵の信号をコード
検出装置3に与える構成を提案する。図8にその一例を
示す。この例ではC Minor 7th(11th)
を押鍵した状態を示す。押鍵中の最低音L=0,最高音
H=19,中央の音Z=(0+19)÷2=9となる。
【0032】 CL =1/{(0−0)+(3−0)+(10−0)+(17−0) +(19−0)}=1/49 CH =1/{(19−19)+(19−17)+(19−10) +(19−3)+(19−0)}=1/46 CL <CH であるから上記条件Bを適用すると、 0L <9 3H 19 となる。右鍵域XH に押鍵数が4個存在するから右鍵域
H をコード判定鍵域WCOD に決定する。これと共に、
この第6発明ではコード判定鍵域WCOD の押鍵中の音
に、押鍵中の全ての鍵の最低音K0 を加えてコード判定
を行う。つまり押鍵中の最低音の音は伴奏コードの中の
基本の音となる場合が多い。従って常時最低音の音を伴
奏コードの決定のための音に加えることにより、伴奏コ
ードの決定がより一層適確に行なわれる利点が得られ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
左鍵域XL と右鍵域XH とを固定することなく、演奏状
態に応じて鍵域XL とXH の位置を移動させ、左鍵域X
L と右鍵域XH の中でコード判定に適合するコード判定
鍵域を決定する方法を採るから、左手と右手が接近して
いても、また離れていても適確にコード判定を行なうこ
とができる。
【0034】特に鍵盤上のどの鍵域が伴奏用の鍵域とし
て限定されないから演奏者は伴奏用鍵域を意識しないで
済む。従って上級者から初級者まで自由に自動伴奏を楽
しむことができ、その効果は実用に供して頗る大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の第1発明の実施例を説明するための
平面図。
【図2】図1で説明した第1発明で生じる不都合を説明
するための平面図。
【図3】この出願の第2発明の実施例を説明するための
平面図。
【図4】第2発明の他の例を説明するための平面図。
【図5】この出願の第3発明の実施例を説明するための
平面図。
【図6】第3発明の他の例を説明するための平面図。
【図7】この出願の第5発明で提案する自動伴奏機能付
鍵盤楽器の実施例を示すブロック図。
【図8】この出願の第6発明の実施例を説明するための
平面図。
【図9】従来の自動伴奏機能付鍵盤楽器を説明するため
のブロック図。
【符号の説明】 XL 左鍵域 XH 右鍵域 WCOD コード判定鍵域 11 鍵域決定手段 12 コード判定鍵域決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井越 義行 東京都杉並区下高井戸1丁目15番12号 株式会社コルグ内 (72)発明者 アサン ビリアス 東京都杉並区下高井戸1丁目15番12号 株式会社コルグ内 (72)発明者 橋田 尚明 東京都杉並区下高井戸1丁目15番12号 株式会社コルグ内 (56)参考文献 特開 平3−89398(JP,A) 特開 昭59−143198(JP,A) 特開 昭54−158216(JP,A) 特開 平6−102878(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤楽器の鍵盤を伴奏コード判定鍵域を
    定めるために左鍵域と右鍵域に2分割した鍵盤楽器にお
    いて、 押鍵された最低音の鍵と、最高音の鍵の間の中央の鍵を
    上記左鍵域と右鍵域の分割点に決定することを特徴とす
    る鍵盤楽器における左右鍵域決定方法。
  2. 【請求項2】 鍵盤楽器の鍵盤を伴奏コード判定鍵域を
    定めるために左鍵域と右鍵域に2分割して構成される鍵
    盤楽器において、 押鍵された最低音の鍵と、最高音の鍵の間の中央の鍵を
    検出すると共に、上記最低音の鍵から所定数高音側の鍵
    又は上記中央の鍵の何れか高い分の鍵までの間を左鍵
    域、上記最高音の鍵から所定数低音側の鍵又は上記中央
    の鍵の何れか低い方の鍵までの間を右鍵域に決定するこ
    とを特徴とする鍵盤楽器における左右鍵域決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の左右鍵域決定方法におい
    て、押鍵された鍵の位置が押鍵された中の最低音側に集
    まっているか、最高音側に集まっているかを決める集合
    度をそれぞれ算出し、集合度の大きい方の鍵域を他方の
    鍵域より広く採ることを特徴とする鍵盤楽器における左
    右鍵域決定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の鍵盤楽器における
    左右鍵域決定方法の何れかにおいて、左右鍵域内の双方
    の押鍵数を計数し、この押鍵数が所定値を越えた鍵域を
    それぞれコード判定鍵域に決定すると共に、左右鍵域の
    双方の押鍵数が所定値未満では共に非コード判定鍵域に
    決定することを特徴とする鍵盤楽器におけるコード判定
    鍵域決定方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコード判定鍵域決定方法
    により決定したコード判定領域の中で押鍵されている鍵
    の組合せから伴奏コードを決定し、自動伴奏することを
    特徴とする自動伴奏機能付鍵盤楽器。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のコード判定鍵域決定方法
    で決定したコード判定鍵域が左右の何れの鍵域に決定さ
    れても、コード判定鍵域に決定した鍵域内の押鍵された
    音に、左右双方の鍵域で押鍵された全ての鍵の中の最低
    音の鍵の音をコード判定に加えることを特徴とする自動
    伴奏機能付鍵盤楽器。
JP5155344A 1993-06-25 1993-06-25 鍵盤楽器における左右双方の鍵域決定方法、この方法を利用したコード判定鍵域決定方法及びこれ等の方法を用いた自動伴奏機能付鍵盤楽器 Expired - Lifetime JP2585956B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5155344A JP2585956B2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 鍵盤楽器における左右双方の鍵域決定方法、この方法を利用したコード判定鍵域決定方法及びこれ等の方法を用いた自動伴奏機能付鍵盤楽器
US08/265,837 US5486647A (en) 1993-06-25 1994-06-24 Chord identifying method for automatic accompaniment using keyboard instrument and automatic accompaniment function equipped keyboard instrument using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5155344A JP2585956B2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 鍵盤楽器における左右双方の鍵域決定方法、この方法を利用したコード判定鍵域決定方法及びこれ等の方法を用いた自動伴奏機能付鍵盤楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0713569A JPH0713569A (ja) 1995-01-17
JP2585956B2 true JP2585956B2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=15603844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5155344A Expired - Lifetime JP2585956B2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 鍵盤楽器における左右双方の鍵域決定方法、この方法を利用したコード判定鍵域決定方法及びこれ等の方法を用いた自動伴奏機能付鍵盤楽器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5486647A (ja)
JP (1) JP2585956B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4244133B2 (ja) * 2002-11-29 2009-03-25 パイオニア株式会社 楽曲データ作成装置及び方法
DE102004028693B4 (de) * 2004-06-14 2009-12-31 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung und Verfahren zum Bestimmen eines Akkordtyps, der einem Testsignal zugrunde liegt
SE528839C2 (sv) * 2006-02-06 2007-02-27 Mats Hillborg Melodigenerator
DE102013007910B4 (de) 2012-05-10 2021-12-02 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Automatische Begleitungsvorrichtung für elektronisches Tastenmusikinstrument und in dieser verwendete Slash-Akkord-Bestimmungsvorrichtung
JP5917284B2 (ja) * 2012-05-10 2016-05-11 株式会社河合楽器製作所 分数コード決定装置
US9064483B2 (en) * 2013-02-06 2015-06-23 Andrew J. Alt System and method for identifying and converting frequencies on electrical stringed instruments
US9773487B2 (en) 2015-01-21 2017-09-26 A Little Thunder, Llc Onboard capacitive touch control for an instrument transducer
USD776188S1 (en) * 2015-03-04 2017-01-10 Incident Technologies, Inc. Electronic input device
JP7043767B2 (ja) * 2017-09-26 2022-03-30 カシオ計算機株式会社 電子楽器、電子楽器の制御方法及びそのプログラム
JP7192830B2 (ja) * 2020-06-24 2022-12-20 カシオ計算機株式会社 電子楽器、伴奏音指示方法、プログラム、及び伴奏音自動生成装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2806978C2 (de) * 1977-02-24 1981-09-24 Nippon Gakki Seizo K.K., Hamamatsu, Shizuoka Elektronisches Musikinstrument
JPS5773799A (en) * 1980-10-28 1982-05-08 Nippon Musical Instruments Mfg Electronic musical instrument

Also Published As

Publication number Publication date
US5486647A (en) 1996-01-23
JPH0713569A (ja) 1995-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2585956B2 (ja) 鍵盤楽器における左右双方の鍵域決定方法、この方法を利用したコード判定鍵域決定方法及びこれ等の方法を用いた自動伴奏機能付鍵盤楽器
JP2522761B2 (ja) 電子楽器のチャンネル割り当て装置
JPH04330495A (ja) 自動伴奏装置
CN111052222B (zh) 乐音数据播放装置及乐音数据播放方法
JP2900753B2 (ja) 自動伴奏装置
US4635519A (en) Hybrid electronic musical instrument
US5319152A (en) Chord information output apparatus and automatic accompaniment apparatus
JP2531308B2 (ja) 電子楽器
JP4471697B2 (ja) 電子楽器
JP3005915B2 (ja) 電子楽器
JP2001022354A (ja) アルペジオ生成装置及びその記録媒体
JP2819616B2 (ja) ポルタメント機能を有する電子楽器
JP2542316B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3331638B2 (ja) 電子楽器
JP3319390B2 (ja) 自動伴奏装置
JPH02146596A (ja) 電子楽器の楽音制御方法
JPH1097254A (ja) 電子鍵盤楽器
JP3099388B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3350075B2 (ja) 電子楽器
JP3430894B2 (ja) 和音検出方法、和音検出装置及び和音検出プログラムを記録した記録媒体
JP4174961B2 (ja) 演奏装置、演奏方法および情報記録媒体
JP2530892B2 (ja) 鍵盤型電子楽器
JPH04319999A (ja) 電子楽器の発音指示装置及び発音指示方法
JPH05165477A (ja) 電子楽器
JP4067399B2 (ja) グリッサンド制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term