JP2585762Y2 - 容器ホルダ装置 - Google Patents

容器ホルダ装置

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JP2585762Y2
JP2585762Y2 JP1992087995U JP8799592U JP2585762Y2 JP 2585762 Y2 JP2585762 Y2 JP 2585762Y2 JP 1992087995 U JP1992087995 U JP 1992087995U JP 8799592 U JP8799592 U JP 8799592U JP 2585762 Y2 JP2585762 Y2 JP 2585762Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばバス、乗用車な
どの自動車の室内に装備され、缶ジュース、紙コップな
どの容器を保持する容器ホルダ装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の容器ホルダ装置として図6及び図7
に示すものが知られている。この容器ホルダ装置は、容
器Cが挿通される円形のホルダ穴51とそのホルダ穴5
1を介して載置された容器Cの底を支持する底支持部5
2とをもつトレイ5と、ホルダ穴51の下方でホルダ穴
51の周縁より中心に向かって突出するように配設され
たネオスポンジゴムよりなる板状のサポート6とからな
る。この容器ホルダ装置では、ホルダ穴51より挿入さ
れた容器Cが底支持部52上に載置されると、容器Cの
側周部がホルダ穴51の内周面と弾性変形したサポート
6とによって挟持され、容器Cががたつくことなく保持
される。この容器ホルダ装置は、サポート6の弾性変形
量が変わることによって、大きさの異なる数種類の容器
にも対応可能である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の容器ホルダ装置
は、ネオスポンジゴムよりなるサポート6が弾性変形す
ることにより容器Cを保持するように構成されている。
そのため、大きな容器Cを保持するときにはサポート6
が大きく弾性変形し、このような過酷な弾性変形を繰り
返すうちに弾性復帰力を喪失して変形したり、サポート
6に亀裂が発生しやすい。これにより、サポート6の押
付力による容器の保持力が低下し、容器のがたつきが発
生するという不具合がある。
【0004】本考案は上記不具合に鑑み案出されたもの
であり、サポートによる保持力の長寿命化を図り、容器
の大きさにかかわらずがたつきを防止して確実に容器を
保持できる容器ホルダ装置を提供することを解決すべき
課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の容器ホルダ装置は、載置される容器の底を
支持する底支持部と前記容器の側周部の少なくとも一方
部と当接する保持部とをもつトレイと、該トレイ上に載
置された容器を間に挟んで前記トレイの前記保持部と対
向する位置に配設され上下方向に回動自在にその上端が
枢着されたサポートと、該サポートと前記トレイとの間
に介装され前記サポートを前記保持部に近づける方向に
付勢するばね部材とからなり、前記サポートは、その上
端部に形成されたばね収納部をもち、前記ばね部材は、
コイル部と該コイル部の両端から所定角度ずれた方向に
延出する一対の端末部とをもつねじりコイルばねからな
り、前記コイル部及び一方の前記端末部が前記ばね収納
部に収納され、他方の前記端末部が前記トレイの周壁面
に当接して配置されていることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】本考案の容器ホルダ装置では、容器をトレイの
保持部とサポートとの間にばね部材の付勢力に抗して挿
入することによりトレイ上に載置する。これにより、そ
の容器の底がトレイの底支持部に支持されるとともに、
ばね部材の付勢力によりその容器の側周部を保持部側へ
押し付けるサポートと保持部とによって容器が挟持され
る。これにより、容器はその大きさにかかわらず、がた
つくことなく確実に保持される。また、サポートは、従
来のネオスポンジゴムのように弾性復帰力によらず、ば
ね部材の付勢力によって容器を保持するため、サポート
に変形や亀裂が発生することがなく、長寿命化が可能と
なる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1に本実施例の容器ホルダ装置の全体斜視図を示
す。この容器ホルダ装置は、底支持部11と保持部13
とをもつトレイ1と、トレイ1の保持部13と対向する
位置に配設されたサポート2と、サポート2とトレイと
の間に介装されたばね部材3と、を主要素として構成さ
れている。
【0008】トレイ1は、樹脂で有底円筒状に形成され
ており、載置される最大の容器の外周径より少し大きい
内周径を有する。トレイ1の底部は、載置される容器の
底を支持する底支持部11を形成している。そして、ト
レイ1の周壁の一方側には、外周面より水平方向に延出
する取付け固定用のブラケット12が一体的に設けられ
ており、このブラケット12が設けられている側の周壁
内面は、載置された容器の側周部が当接する保持部13
を形成している。また、周壁の保持部13と対向する部
分には、図2に示すように、凹状にへこんだ段部14が
形成されており、その段部14の両側面には段部14を
挟んで対向し水平方向に突出する一対の支軸15、16
が設けられている。
【0009】サポート2は、樹脂により下端が裏面側に
やや湾曲する舌状に形成されており、その両側端面の上
方端には一対の軸孔21、22が形成されている。この
サポート2は、トレイ1の段部14に設けられた一対の
支軸15、16に両軸孔21、22が嵌合されて保持部
13と対向する位置に配設されており、両支軸15、1
6を軸線として上下方向に回動自在である。
【0010】そして、サポート2の上方部には、図3に
示すように、後述のバネ部材3が収納配置されるばね収
納部23が形成されている。このばね収納部23は、一
方の軸孔21を含んで軸線方向に延びる円柱状空間部2
3aと、その円柱状空間部23aから下方端に延びる平
板状空間部23bと、円柱状空間部23aと裏面との間
に切欠き状に形成されたスリット部分23cとからな
る。スリット部分23cには、後述のバネ部材3の一方
端が係止される係止溝23dが形成されている。
【0011】なお、このサポート2の両支軸15、16
への組付は、後述のばね部材3をばね収納部23に収納
配置して軸孔22を支軸16に嵌合させた後、スリット
部分23cを押広げた状態で軸孔21を支軸15に位置
させてその押広げ状態を解除すると、スリット部分23
cが樹脂のばね作用で元の状態に復帰し、これにより軸
孔21が支軸15に嵌合することによって行われる。
【0012】ばね部材3は、ねじりコイルばねで構成さ
れており、その両端末部は角度がほぼ90°ずれた方向
へ直線状に延出している。このばね部材3は、図4に示
すように、サポート2のばね収納部23に収納配置され
ている。すなわち、ばね部材3のコイル部は円柱状空間
部23aに位置し、一方の端末部はスリット部分23c
の係止溝23dを経てその先端部がトレイ1の周壁内面
に当接し、他方の端末部は平板状空間部23bの最も奥
に位置している。これにより、ばね部材3はサポート2
の下端を保持部13に近づける方向に付勢し、サポート
2がほぼ水平状態となる位置で停止している。
【0013】以上のように構成された本実施例の容器ホ
ルダ装置は、トレイ1の保持部13とサポート2との間
にばね部材3の付勢力に抗して挿入された容器をトレイ
1上で保持する。例えば図4に示すように、径の小さい
缶などの容器Aを保持する場合には、容器Aが保持部1
3とサポート2との間に挿入されると、サポート2の下
端がばね部材3の付勢力に抗して少し下方へ押下げら
れ、サポート2は両支軸15、16を軸線として下方向
へ少し回動する。これにより、容器Aの底がトレイ1の
底支持部11に支持されるとともに、ばね部材3の付勢
力により容器Aの側周部を保持部13側へ押付けるサポ
ート2の下端と保持部13とによって容器Aが挟持さ
れ、容器Aはがたつくことなく確実に保持される。
【0014】そして、図5に示すように、径の大きい缶
などの容器Bを保持する場合には、容器Bが保持部13
とサポート2との間に挿入されると、サポート2の下端
がばね部材3の付勢力に抗して大きく押下げられ、サポ
ート2は両支軸15、16を軸線として下方向へ大きく
回動する。これにより、容器Bの底がトレイ1の底支持
部11に支持されるとともに、ばね部材3の付勢力によ
り容器Bの側周部を保持部13側へ押付けるサポート2
の下端と保持部13とによって容器Bが挟持され、容器
Bはがたつくことなく確実に保持される。
【0015】したがって、本実施例の容器ホルダ装置に
よれば、大きさの異なる容器A、Bをがたつくことなく
確実にトレイ1上に保持することができる。また、サポ
ート2は、従来のネオスポンジゴムのように弾性復帰力
によらず、ばね部材3の付勢力によって容器A、Bを保
持するように構成されているため、サポート2に変形や
亀裂が発生することがなく、サポート2による保持力を
長寿命化することができる。
【0016】さらに、本実施例の容器ホルダ装置では、
ばね部材3としてねじりコイルばねを用い、そのねじり
コイルばねのコイル部と一方の端末部とをサポート3に
形成したばね収納部23に収納配置しているため、ばね
部材3をばね収納部23に収納するのみで容易に取付配
置することができるとともに、ばね部材3が外部より見
えないので見栄えが良好となる。また、サポート3は、
予めばね部材3をばね収納部23に収納配置しておき、
ばね収納部23における樹脂のばね復帰作用を利用して
トレイ1の両支軸15、16に取付けることができるた
め、サポート3の組付作業を容易に行うことができる。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、トレイ上に載置された
容器を間に挟んでトレイの保持部と対向する位置に配設
されたサポートを、ばね部材によって保持部に近づける
方向に付勢するように構成されているため、サポートに
よる保持力の長寿命化を図ることができとともに、容器
の大きさにかかわらずがたつきを防止して確実に容器を
保持することができる。
【0018】そして、ばね部材は、所定形状のねじりコ
イルばねが用いられ、サポートに形成されたばね収納部
ねじりコイルばねの所定部分が収納配置されるように
構成されているため、ばね部材をばね収納部に収納する
のみで容易に取付配置することができる。また、ばね収
納部をもつサポートは、予めばね部材を収納配置した
ね収納部を利用してトレイに取付けることができるの
で、サポートの組付作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る容器ホルダ装置の全体斜視図であ
る。
【図2】実施例に係る容器ホルダ装置のサポートを取外
した状態の斜視図である。
【図3】実施例に係るサポートの斜視図である。
【図4】実施例に係る容器ホルダ装置の断面図である。
【図5】実施例に係る容器ホルダ装置において大きい容
器を載置した状態の断面図である。
【図6】従来の容器ホルダ装置の斜視図である。
【図7】従来の容器ホルダ装置において容器を載置した
状態の断面図である。
【符号の説明】
1…トレイ 2…サポート 3…ばね部材 11
…底支持部 13…保持部 23…ばね収納部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置される容器の底を支持する底支持部
    と前記容器の側周部の少なくとも一方部と当接する保持
    部とをもつトレイと、 該トレイ上に載置された容器を間に挟んで前記トレイの
    前記保持部と対向する位置に配設され上下方向に回動自
    在にその上端が枢着されたサポートと、 該サポートと前記トレイとの間に介装され前記サポート
    を前記保持部に近づける方向に付勢するばね部材とから
    なり、前記サポートは、その上端部に形成されたばね収納部を
    もち、 前記ばね部材は、コイル部と該コイル部の両端から所定
    角度ずれた方向に延出する一対の端末部とをもつねじり
    コイルばねからなり、前記コイル部及び一方の前記端末
    部が前記ばね収納部に収納され、他方の前記端末部が前
    記トレイの周壁面に当接して 配置されていることを特徴
    とする容器ホルダ装置。
JP1992087995U 1992-12-22 1992-12-22 容器ホルダ装置 Expired - Fee Related JP2585762Y2 (ja)

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JPH0650969U JPH0650969U (ja) 1994-07-12
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JP4878666B2 (ja) * 1999-10-21 2012-02-15 株式会社ニフコ カップホルダー
US6446894B1 (en) 2000-05-11 2002-09-10 Pure Fishing, Inc. Planetary gear assembly for fishing reel
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