JP2585656B2 - 腰当て保温コルセット - Google Patents

腰当て保温コルセット

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JP2585656B2 JP62308006A JP30800687A JP2585656B2 JP 2585656 B2 JP2585656 B2 JP 2585656B2 JP 62308006 A JP62308006 A JP 62308006A JP 30800687 A JP30800687 A JP 30800687A JP 2585656 B2 JP2585656 B2 JP 2585656B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は腰当て保温コルセットに係り、特に、腰痛治
療のために腰部を保温し、かつ腰部を固定するための腰
当て保温コルセットに関する。
(従来の技術) 一般に、従来の腰当てコルセットはベルト状のもので
あり、人の腰部の形状に適合させ、かつ各部に適切な伸
びを得るため、複数の布地を縫合することにより成形さ
れるものであった。また、この腰当てコルセットは、そ
の両端に面ファスナー等の固定具を備えており、これに
よって腰部固定を可能にしていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上述のごとく構成された腰当てコルセット
にあっては、以下のような問題があった。
すなわち、複数の布地を縫合して成形するため、製作
に手間が掛かった。また、人体の腰部固定時には、固定
具に大きな力が掛かり、その固定具が傷み易くもあっ
た。腰部固定時にはさらに、固定具が嵩高であるため、
衣服を着用した状態で腰部がでこぼこして不格好に見え
るという不具合があった。
本発明は上述のごとき問題点に鑑み、これらを有効に
解決すべき創案されたものである。従ってその目的は、
丸編み機で編成できる、言わば腹巻き型の腰当て保温コ
ルセットを提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る腰当て保温コルセットは、従来技術の問
題点を解決し、その目的を達成するために以下のように
構成されている。
すなわち、ウエスト部の腹側に当接するウエスト部腹
側当接部,ウエスト部の背中側に当接するウエスト部背
側当接部,該ウエスト部腹側当接部及びウエスト部背側
当接部の上方にそれぞれ隣接して、上腹部及び背下部に
当接する上腹・背下部当接部,前記ウエスト部腹側当接
部に対して前記上腹・背下部当接部とは反対側に、つま
り下側に隣接して、下腹の上部に当接する下腹上部当接
部,前記ウエスト部背側当接部に対して、前記上腹・背
下部当接部とは反対側に隣接して、尻の上部に当接する
尻上部当接部の5部分よりなる腹巻き型のものであっ
て、丸編み機で編成することができる。そして編み地全
体が地糸、すなわち綿等の普通の糸を用いたメリヤス編
み地で構成されると同時に、全体に強弾性糸が螺旋状に
地糸の編み目に素通しされ、かつその径寸法が変化せし
められることにより編み地全体の外形形状が成形される
ものであり、編み地の内面にはパイル糸が編み込まれて
いる。前記ウエスト部腹側当接部及びウエスト部背側当
接部における強弾性糸の周方向の弾性力は、前記上腹・
背下部当接部,下腹上部当接部及び尻上部当接部におけ
る強弾性糸の周方向の弾性力よりも大きい。また、前記
ウエスト部背側当接部及び尻上部当接部においては、地
糸と弱弾性糸が交互に編み目のコースを作り、一方、上
腹・背下部当接部,ウエスト部腹側当接部及び下腹上部
当接部においては、弱弾性糸の単独の編み目はない。
なお、上記構成において、ウエスト部腹側当接部及び
ウエスト部背側当接部と、上腹・背下部当接部,下腹上
部当接部及び尻上部当接部との間の強弾性糸の周方向の
弾性力の違いを生ぜしめるためには、後者に用いる強弾
性糸の本数より前者に用いる強弾性糸の本数を多くして
も良いし、あるいは、後者に用いる強弾性糸よりさらに
弾性力の大きな太い強弾性糸を前者に用いても良い。
また、上腹・背下部当接部,ウエスト部腹側当接部及
び下腹上部当接部において弱弾性糸の単独の編み目がな
いとは、これらの部分においては弱弾性糸が不要である
ということを意味する。もっとも、この部分に弱弾性糸
が編み込まれていても良いが、この弱弾性糸の伸びは抑
制する必要がある。例えば、弱弾性糸を地糸に重ね合わ
せて地糸と共に編み目を作ることによりこれを達成でき
る。また、弱弾性糸を正規に編み込まず、地糸のメリヤ
ス編み地より浮かせて置いても良いし、あるいは、この
浮かされた弱弾性糸を除去しても良い。
本発明においては、弾性力の異なる弾性糸が少なくと
も二種類用いられ、二種類の場合には、弾性力の大きい
方を強弾性糸と称し、また弾性力の小さい方を弱弾性糸
と称する。
<作用> 本発明に係る腰当て保温コルセットによれば、少なく
とも二種類の弾性糸を用い、また、前記上腹・背下部当
接部,ウエスト部腹側当接部,ウエスト部背側当接部,
下腹上部当接部,尻上部当接部の5部分それぞれの編み
組織を異ならせることにより、着用者の上腹・背下部,
ウエスト部腹側,ウエスト部背側,下腹上部,尻上部そ
れぞれの形状・動きに対応する上記5部分の伸縮性及び
弾力性を得ることができる。また、編み地の内面にはパ
イル糸を編み込んでいるので、着用時に人の腰部及びそ
の近辺を良く保温することができるのは言うまでもな
い。
ウエスト部背側当接部及び尻上部当接部においては、
地糸に加えて弱弾性糸も単独で編み目のコースを作って
いるので、地糸のみの場合に比較すれば、編み目の縦方
向の伸縮性により富んでいる。しかもウエスト部背側当
接部は、尻上部当接部に比べて、強弾性糸による弾性力
が大きく、編み目の横方向、換言すれば、強弾性糸の周
方向の同じ大きさの張力に対する収縮力は大きいのであ
る。
上腹・背下部当接部,ウエスト部腹側当接部及び下腹
上部当接部は基本的に地糸のみのメリヤス編み地で構成
されており、弱弾性糸は単独で編み目のコースを作って
いないので、編み目の横方向には伸びるが、編み目の縦
方向にはウエスト部背側当接部及び尻上部当接部に比べ
ればほとんど伸びない。しかもウエスト部腹側当接部
は、上腹・背下部当接部及び下腹上部当接部に比べて、
強弾性糸の周方向の同じ大きさの力に対する収縮力は大
きい。
(実施例) 以下に本発明の好適な一実施例について第1A・1B・1C
図〜第7A・7B図を参照して説明する。
第1A図は本発明に係る腰当て保温コルセット1の外形
を示す斜視図である。外形線7は、着用時に人のへその
上を通る、上腹・背下部当接部Iからウエスト部腹側当
接部II及び下腹上部当接部IVにかけての湾曲線に相当す
る。また、外形線8は、着用時に人の背骨に当接する、
上腹・背下部当接部Iからウエスト部背側当接部III及
び尻上部当接部Vにかけての湾曲線に相当する。本実施
例においては、第1A図に示すように、ウエスト部背側当
接部III及び尻上部当接部Vの全体に対する割合は、ウ
エスト部腹側当接部II及び下腹上部当接部IVの全体に対
する割合よりもかなり大きくなっている。これは、本腰
当て保温コルセット1の着用者が、屈んだ状態で編み目
の縦方向の伸びを必要とする部分にウエスト部背側当接
部III及び尻上部当接部Vを設定しているためである。
また、上腹・背下部当接部Iからウエスト部背側当接部
III及び尻上部当接部Vにかけての編み目の縦方向に沿
う長さは、上腹・背下部当接部Iからウエスト部腹側当
接部II及び下腹上部当接部IVにかけての編み目の縦方向
に沿う長さよりも長くしてある。これは、腹側において
は、余分な編み地をなくすことで、本コルセット1の着
用者が屈んだ状態で弛みが生じないようにし、また、背
側においては、編み地を長くすることで、着用者の背骨
を添え木の如く押圧してこれを真直に伸ばすという効果
を生み出すためである。
第1A図は、本実施例の腰当て保温コルセット1を人が
着用していない状態を示すものであり、この図から明ら
かなように、ウエスト部腹側当接部II及びウエスト部背
側当接部IIIにおける径寸法はその他の部分の径寸法よ
り小さくなったいる。これは、編み地全体に螺旋状に地
糸(2)の編み目に素通しされている強弾性糸(3)の
径寸法が、ウエスト部腹側当接部II及びウエスト部背側
当接部IIIにおいて、その他の部分より小さくなってい
るためである。第1A図に示した本実施例の腰当て保温コ
ルセット1内の強弾性糸3は、第1B図に示すように編み
地全体に螺旋状に入っている。このように本実施例の腰
当て保温コルセット1は、強弾性糸3の径寸法が連続的
に変化せしめられることにより、人がこれを着用してい
ない状態でも人の腰部の形状に近い外形を呈するように
成形することができるのである。
一方、本実施例の腰当て保温コルセット1を人が着用
した状態を第1C図に示す。この図から明らかなように、
本コルセット1は人の腰部に極めて良く当接する。ウエ
スト部腹側当接部II及びウエスト部背側当接部IIIは、
人のウエスト部を帯状に取り巻いて、これを強く締め付
ける。上腹・背下部当接部Iはウエスト部腹側当接部II
及びウエスト部背側当接部IIIの上側に隣接し、上腹部
及び背下部を帯状に取り巻く。下腹上部当接部IV及び尻
上部当接部Vはそれぞれちょうどウエスト部腹側当接部
II及びウエスト部背側当接部IIの下側に隣接して下腹上
部及び尻上部を帯状に取り巻き、その幅は腹側から背中
側に向かってしだいに広くなっている。
次に上腹・背下部当接部I,ウエスト部腹側当接部II,
ウエスト部背側当接部III,下腹上部当接部IV及び尻上部
当接部Vそれぞれにおける編み組織について述べる。本
実施例においては上腹・背下部当接部I及び下腹上部当
接部IVの編み組織は同じであり、それを第2図に示す。
これらの二つの部分においては第2図に示すように地糸
2の緻密な編み目のコースが連続して形成されると共
に、弱弾性糸4が編み目の横方向に一つおきに地糸2に
重ね合わされて編み目を作る。このため、弱弾性糸4の
弾力性は地糸2により抑制され、これらの部分において
は編み目の縦方向にはほとんど伸びない。また、強弾性
糸3は地糸2と弱弾性糸4が重ね合わさって作る編み目
のコースの間に一本素通しされている。このため、編み
目の横方向には若干伸びることができ、かつ弾力性を示
す。ウエスト部腹側当接部IIにおいても上腹・背下部当
接部I及び下腹上部当接部IVと同様に弱弾性糸4が地糸
2に重ね合わされて編み目を作っており、これを第3図
に示す。第3図から明らかなように、ウエスト部腹側当
接部IIと上腹・背下部当接部I及び下腹上部当接部IVと
の違いは、編み目のコースの間に素通しされている強弾
性糸3が、後者の場合一本ずつであるのに対し、前者の
場合二本ずつであるということだけである。従ってウエ
スト部腹側当接部IIと上腹・背下部当接部I及び下腹上
部当接部IVとを比較すると、編み目の縦方向については
前者は後者と同様ほとんど伸びず、また、編み目の横方
向、換言すれば強弾性糸3の周方向の弾力性は、後者よ
りも前者の方が大きいのである。尻上部当接部Vにおい
ては、地糸2及び弱弾性糸4が交互に編み目のコースを
作っており、これを第5図に示す。
この部分では、弱弾性糸4の弾性力が生かされて編み
目の縦方向に若干伸び、かつ弾力性を示す。また、強弾
性糸3は、弱弾性糸4の編み目のコースの下に地糸2の
編み目のコースが連なるかみ合わせ部分の間に一本素通
しされている。このため、強弾性糸3の周方向にも若干
伸び、かつ大きな弾力性を示す。ウエスト部背側当接部
IIIにおいても、尻上部当接部Vと同様地糸2及び弱弾
性糸4が交互に編み目のコースを作っており、これを第
4図に示す。第4図から明らかなように、ウエスト部背
側当接部IIIと尻上部当接部Vとの違いは、弱弾性糸4
の編み目のコースの下に地糸2の編み目のコースが連な
るかみ合わせ部分の間に素通しされている強弾性糸3
が、後者の場合一本ずつであるのに対し、前者の場合二
本ずつであるということだけである。従ってウエスト部
背側当接部IIIと尻上部当接部Vとを比較すれば、編み
目の縦方向については、前者は後者と同様若干伸び、か
つ弾力性を示し、また、強弾性糸3の周方向の弾力性
は、後者よりも前者の方が大きいのである。また、パイ
ル糸6に関して言うと、ウエスト部背側当接部III及び
尻上部当接部Vにおいては、地糸2及び弱弾性糸4両方
にパイル糸6が絡ませてあるが、上腹・背下部当接部I,
ウエスト部腹側当接部II及び下腹上部当接部IVにおいて
は、地糸2に対してのみパイル糸6が絡ませてある。
上述のような編み組織は、第6図にその概略構造を示
したような、円形のかま5及びそのまわりの糸供給口
A1,A2,B1,B2,C1,C2を備えた丸編み機により生成され
る。このような丸編み機によれば、中央のかま5が回転
すると同時に糸供給口から糸が供給されることにより、
丸編み地が形成されるのである。第7A図は、前記丸編み
機により編成されるウエスト部腹側当接部II及びウエス
ト部背側当接部IIIの間に生ずる編み目のコース数の違
いを説明するためのものである。ウエスト部背側当接部
IIIにおいては、A1から供給される地糸2の編み目にB1
から供給されるパイル糸6が絡ませられ、一つのコース
が作られる。次のコースでは、A2から供給される弱弾性
糸4の編み目にB2から供給されるパイル糸6が絡ませら
れる。そして、丸編み機のかま5が回転することによ
り、前記二種類の編み目のコースが交互に作られ、その
間にC1,C2から供給される二本の強弾性糸3が素通しさ
れるのである。また、ウエスト部腹側当接部IIにおいて
は、A1から供給される地糸2の編み目にB1から供給され
るパイル糸6が絡ませられ、A2から供給される弱弾性糸
4は、地糸2に重ね合わされて一つの編み目のコースが
作られる。かま5が回転することによりこれが繰り返さ
れ、その間にC1,C2から供給される二本の強弾性糸3が
素通しされる。なお、この部分においてはB2から供給さ
れるパイル糸6は編成されずに編み地より浮かされた状
態になり、このパイル糸6は後で切断される。上記説明
から明らかなように、ウエスト部背側当接部IIIに対し
てウエスト部腹側当接部IIの編み目のコース数は半減す
るのである。また、第7B図は下腹上部当接部IV及び尻上
部当接部Vの間に生ずる編み目のコース数の違いを説明
するものであって、第7A図の場合と同様第6図に示した
丸編み機により生成される。第7A図と第7B図との違い
は、かま5が一回転する間に供給される強弾性糸3の本
数が、前者では二本であるに対して後者ではC1から供給
される一本のみであるというだけである。従って、尻上
部当接部Vに対して下腹上部当接部IVの編み目のコース
数は半減するのである。
第7A図及び第7B図についての説明から明らかなよう
に、ウエスト部腹側当接部IIから下腹上部当接部IVにか
けての編み目のコースの総数は、ウエスト部背側当接部
IIIから尻上部当接部Vにかけての編み目のコースの総
数に対して半減するのである。このため、ウエスト部背
側当接部IIIから尻上部当接部Vにかけての編み目の縦
方向に沿う長さは、ウエスト部腹側当接部IIから下腹上
部当接部IVにかけての編み目の縦方向に沿う長さより長
くなるのである。この両者の長さの違いが、腹側におい
ては、着用者が屈んだ状態でも弛みを生じさせず、ま
た、背側においては、広範に背骨を押圧してこれを真直
に伸ばすという効果を生み出すのである。
(効果) 以上の説明より明らかなように、本発明によれば次の
ごとき優れた効果が発揮される。
すなわち、本発明に係る腰当て保温コルセットは、腹
巻き型の丸編み地からなり、編み地全体に螺旋状に入っ
ている強弾性糸によって充分な弾性力が得られる。この
ため、面ファスナー等の固定具を必要とせずに、本発明
に係る腰当て保温コルセットを着用者の腰部にしっかり
と固定することができる。従って、従来のコルセットに
おいて、固定具を使用しなければならなかったために生
じた問題点は解消されるのである。また、本発明に係る
腰当て保温コルセットは、いくつかの布地を塗合するこ
とにより成形されるものではなく、丸編み機によって簡
単に編成することができるため、大量生産に適してい
る。
しかも本発明に係る腰当て保温コルセットは上腹・背
下部当接部,ウエスト部腹側当接部,ウエスト部背側当
接部,下腹上部当接部及び尻上部当接部の5部分よりな
り、着用者の腰部の形状に極めて良くフィットする。ウ
エスト部腹側当接部及びウエスト部背側当接部は着用者
のウエスト部を強く締め付けてこれをしっかりと固定す
る。また、これらの二部分の上下に隣接する上腹・背下
部当接部,下腹上部当接部及び尻上部当接部は、前記二
部分を補強する役目を果たす。ウエスト部背側当接部及
び尻上部当接部においては着用者が屈んだ状態で、ウエ
スト部背側及び尻上部に対してずれることなくそれらの
部分の伸びに対応して編み目の縦及び横方向に伸び、そ
の状態から着用者が体を直立させると、それに対応して
一度伸びた編み目は収縮することができる。また、ウエ
スト部腹側当接部IIから下腹上部当接部IVにかけての編
み目の縦方向に沿う長さに比べて、ウエスト部背側当接
部IIIから尻上部当接部Vにかけての編み目の縦方向に
沿う長さの方が長く、これは腹部において着用者が屈ん
だ状態で弛みを生じさせず、背部においては着用者の背
骨に対して充分押圧し、これを真直に伸ばすという効果
をもたらす。
さらに、編み地内面のパイル糸は、充分な保温効果を
発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A,1B,1C図〜第7A,第7B図は、本発明の実施例を示
し、第1A図は腰当て保温コルセットの斜視図、第1B図は
第1A図に示されたコルセットに編み込まれた強弾性糸を
示す斜視図、第1C図は第1A図に示されたコルセットの着
用状態を示す斜視図、第2・3・4・5図はそれぞれ第
1A図に示されたコルセットの各部分I及びIV・II・III
・Vの編み組織を示す図、第6図は上記コルセットを編
成するために用いられる丸編み機の概略図、第7A図は上
記コルセットの部分II及びIIIにおける編み目のコース
を表わす概念図、第7B図は上記コルセットの部分IV及び
Vにおける編み目のコースを表わす概念図である。 1……腰当て保温コルセット、2……地糸、3……強弾
性糸、4……弱弾性糸、5……丸編み機のかま、6……
パイル糸、I……上腹・背下部当接部、II……ウエスト
部腹側当接部、III……ウエスト部背側当接部、IV……
下腹上部当接部、V……尻上部当接部、A1,A2,B1,B2,
C1,C2……丸編み機の糸供給口。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上腹・背下部当接部(I),ウエスト部腹
    側当接部(II),ウエスト部背側当接部(III),下腹
    上部当接部(IV),尻上部当接部(V)よりなる丸編み
    地の腰当て保温コルセット(1)にして、 編み地全体が地糸(2)のメリヤス編み地で構成される
    と共に、該編み地全体に強弾性糸(3)が螺旋状に地糸
    (2)の編み目に素通しされ、かつその径寸法が変化せ
    しめられることにより該編み地全体の外形形状が成形さ
    れ、また、編み地の内面にはパイル糸(6)が編み込ま
    れてなり、 前記ウエスト部腹側当接部(II)及びウエスト部背側当
    接部(III)における前記強弾性糸(3)の周方向の弾
    性力が、前記上腹・背下部当接部(I),下腹上部当接
    部(IV)及び尻上部当接部(V)における該強弾性糸
    (3)の周方向の弾性力よりも大きく、 さらに、前記ウエスト部背側当接部(III)および尻上
    部当接部(V)においては、地糸(2)と弱弾性糸
    (4)が交互に編み目のコースを作るように編成された
    ことを特徴とする、腰当て保温コルセット。
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