JP2001037794A - 腰痛帯等の身体用補具 - Google Patents

腰痛帯等の身体用補具

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JP2001037794A
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Kenichi Yokoyama
健一 横山
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Yokoyama Kenichi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腰痛帯等身体用補具の布地に伸縮性と剛性の
両特性を兼ね備え、生産性と機能が向上した編物体を使
用するように改良する。 【解決手段】 腰痛帯等の身体用補具編物において、ウ
エール方向に並列に編み込まれたエラスチックヤーンの
列に対して硬直な線条を前後両面よりその硬直な線条を
数乃至十数のウエール間をジクザグ状に編み込み、かつ
該ジグザク部の各折り返し点を支持する編み目に対して
ジグザグ部の両面がエラスチックヤーンの列を挟み込み
相互に対向するように構成した経メリヤス編物体を用い
てなることを特徴とする腰痛帯等の身体用補具の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は腰痛帯やサポータ等の身
体用補具に関するものであるが、詳しくはその素材に伸
縮性と剛性の両特性を有する立体構造の伸縮性経メリヤ
ス編物を用いた腰痛帯等の身体用補具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に使用されている腰痛
帯、足、腕のサポーター等身体用補具の布地において、
一方向において相当の強い弾力の伸縮性を有すると共に
その直角方向には剛性がある物性の布地が要求される場
合が多い。この伸縮性と剛性を満たす布地を得る方法と
して2種類以上のシートを重合して接着したものが多く
見られるが、この従来方式による場合はコスト面と接着
部の剥離及び風合いなどに多くの難点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の問題点を
改良するところに本発明が解決しようとする課題が存在
する。すなわち、本発明は伸縮性と剛性の両特性が求め
られる布地を兼ね備えると共に通気性も良く安価で生産
性を向上した立体構造の伸縮性経メリヤス編物を提供し
ようとするところに本発明の解決課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の如き課題
を解決するために従来の身体用補具を改良したものであ
って、腰痛帯等の身体用補具においてウエール方向に並
列に編み込まれたエラスチックヤーンの列に対して硬直
な線条を前後両面よりその硬直な線状を数乃至十数のウ
エール間をジクザグ状に編み込み、かつ該ジグザク部の
各折り返し点を支持する編み目に対してジグザグ部の両
面がエラスチックヤーンの列を挟み込み相互に対向する
ように構成した経メリヤス編物体を用いてなることを特
徴とする腰痛帯等の身体用補具の提供にあり、また経編
機により並列に各々の合計が1000デニール以上のエ
ラスチックヤーンを経方向に挿入し、該エラスチックヤ
ーンの列を挟んで両側に数乃至十数のウエール間をジグ
ザグ状に往復する硬直な線条を編み込み、かつ該ジグザ
グ部の折り返し点でジグザグ部の両面が互いに反対方向
に対向する状態でジグザグ部を構成とした経メリヤス編
物若しくはこれを他の組織を付加するか他の布地を重合
した経メリヤス編物を用いてなる腰痛帯等の身体用補具
の提供にある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、腰痛帯等の
身体用補具においてウエール方向に並列に編み込まれた
エラスチックヤーンの列に対して硬直な線条を前後両面
よりその硬直な線条を数乃至十数のウエール間をジクザ
グ状に編み込み、かつ該ジグザク部の各折り返し点を支
持する編み目に対してジグザグ部の両面がエラスチック
ヤーンの列を挟み込み相互に対向するように構成した経
メリヤス編物体を用いてなることを特徴とする腰痛帯等
の身体用補具であるから、従来の身体用補具では得られ
ない多くの効果が得られる身体用補具を提供することが
できる。
【0006】また本発明の実施形態は、経編機により並
列に1000デニール以上のエラスチックヤーンを経方
向に挿入し、該エラスチックヤーンの列を挟んで両側に
数乃至十数のウエール間をジグザグ状に往復する硬直な
線条を編み込み、かつ該ジグザグ部の折り返し点でジグ
ザグ部の両面が互いに反対方向に対向する状態でジグザ
グ部を構成とした経メリヤス編物若しくはこれを他の組
織を付加するか他のジグザグ構成部を重合した経メリヤ
ス編物を用いてなる腰痛帯等の身体用補具であるから、
従来の身体用補具では得られない伸縮性と剛性の両特性
を有する立体構造の伸縮性経メリヤス編物を用いた腰痛
帯等の身体用補具を提供することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に従って本発明の実施例について
説明する。図1は、本発明から構成される腰痛帯等の身
体用補具を示したものであり、5はその経メリヤス編物
である。この経メリヤス編物5は、面ファスナーA
(雄)6と面ファスナーB(雌)7とから形成されてい
る。そして、その経メリヤス編物は図2及至図5に示さ
れている。
【0008】すなわち、経メリヤス編物は経編機を使用
して図2、3、4に示すように経方向に並んで挿入した
エラスチックヤーン1に対して、その両面にエラスチッ
クヤーン1を挟むように表裏面の硬直線条2、3をジグ
ザグ状に配置し、このエラスチッククヤーン1と表裏面
の硬直線条2、3を結束する鎖編4により両方を結合す
ることにより、図5で示すようなエラスチックヤーン1
の片面にジグザグ状に編み込まれた表面硬直線条2と反
対面にジグザグ状に編み込まれた裏面硬直線条3の3層
とで立体的な構造にして経方向の伸縮性と緯方向の剛性
を有する経メリヤス編物に構成する。
【0009】更に、図1で示すように経メリヤス編物5
を使用部位に合わせて裁断して裁断部を整形した後にテ
ープと共に縫製して面ファスナーA(雄)6と面ファス
ナーB(雌)7との着脱部分を設けることによって身体
用補具が構成される。また、この表裏面の線条のジグザ
グ部を折り返し点の中心にして片面にジグザグ状に編み
込まれた表面硬直線条2と反対面にジグザグ状に編み込
まれた裏面硬直線条3の両方がエラスチックヤーン1を
挟んで前記表裏面の硬直線条2、3が逆方向になるよう
対称に編み込むことにより結合させ各々の編み目を安定
させ、更に構造が全面に存在することによってこの編物
全体の目ずれを防止することができる。
【0010】通常の経メリヤス編物において伸縮の構造
を考えた場合、エラスチックヤーンを経方向に編み込ん
であっても編み目の伸縮若しくは変形がまったくなけれ
ば経方向の伸縮性編物とはならない。そのために編み目
がエラスチックヤーンと共に変形するように編み目にゆ
るみを与えているが、この場合に部分的に前後左右に何
らかの力が加わった時に編み目の位置若しくは形状に変
化が生じて目ずれなどになり外観を損なうことになる。
しかし、ジグザグ状に編み込んだ表裏面の硬直線条2、
3はエラスチックヤーン1を挟んで互いに反対方向に対
する目ずれを止めることに大きな効果を持つことにな
る。更に、通常の経メリヤス編物の一面の合成の長繊維
によるループを密生せしめて、面ファスナーB(雌)と
し利用した場合においても面ファスナーA(雄)による
応力によって目ずれが生じ易いが、この場合にも本発明
の経メリヤス編物を用いれば目ずれが生じにくくなる。
なお、この場合はループとなる合成繊維に対してのルー
プの抜けなどを防止するための糊り付けなどは状況に応
じて行なう必要がある。
【0011】また、このジグザグ状に配置した表裏面の
硬直線条2、3はエラスチックヤーン1を中心に3層の
構造にすることにより、ハニカム構造に類似した剛性が
生じその材料特性を活用し剛性の発現に寄与することに
なり原材料の有効利用の効果を生むことも可能となる。
更にエラスチックヤーン1を太くすることにより弾力が
強くなると共に、その厚みが増大してハニカム構造の剛
性も大きくなり、またエラスチックヤーン1を必要に応
じた太さの繊維などでカバーリングすることにより、そ
の外径を調節して厚さを選定することによって得られる
布地の厚みと剛性を自在に調整することも可能となる。
【0012】また本発明の経メリヤス編物に使用されて
いる繊維は、そのコストと効率の点から合成繊維が中心
となるが、その使用繊維の中の表裏面の硬直線条2、3
はテトロン又はナイロンの1号〜5号位のモノフィラメ
ントとするのが容易であるが、通常のフィラメントヤー
ンを使用して編成した後に加工で接着剤などにより表裏
面の硬直線条2、3と同様の効果を得ることもでき、更
に易熱熔着性のフィラメントヤーン等を使用し編成した
後に加熱により硬化させる方法もある。
【0013】また、通常合成繊維を使用した剛性の編物
を身体補具用として使用した場合は皮膚と直接に接触す
るような状況では使用感にやや難があるが、本発明で使
用される経メリヤス編物においては立体構造を編む図4
で示すようにエラスチックヤーン1と表裏面の硬直線条
2、3を結束する鎖編4を編むための筬より、前側(編
機のフックの向きの反対側)に1枚及至枚数の筬を使用
してデンビー・クインコード等の編組織で綿・スフその
他の紡績糸やソフトな加工糸を編み込むことにより、こ
れ等の繊維を一面に密生させて使用時の感触を改善する
ことができ、また起毛加工するのも良い。
【0014】更に、前述の場合と同様に編機前側の筬1
枚及至数枚を使用して合成繊維のマルチフィラメントヤ
ーンを編み込み、そのシンカーループをパイル状にして
編物の一面に密生させて面ファスナーB(雌)としての
作用を担わせることによって身体補具用として使用する
ための縫製等の作業を簡略化にすることもできる。更に
編物のすべてがをファスナーの機能を持つことにより、
その用法や用途を広がることになる。次に、本発明の具
体的な実施例について説明する。
【0015】実施例1 使用機:一針床式経編機(ラッセル編機) 9は、ゲージ/インチ(18ゲージ 編機1本抜きを使
用) 筬L1:ポリエステルウーリー加工糸 150デニール
/48F×2本(組織20/02) 筬L2:ナイロン3号モノフィラメント糸(組織00/
88) 筬L3:ゴム糸20番手 直径約1.27mm(組織0
0/22) 筬L4:ナイロン3号モノフィラメント糸(組織88/
00) まず、筬L3のゴム糸直径約1.27mmを挟んで筬L
2と筬L4のナイロン3号モノフィラメントを互いに逆
方向にジグザグ状に緯入とし、筬L1の作る鎖編により
両者を結合する。ついで、上記の組織と糸使いで編機上
11コース/インチの度目で編成し、その後100℃の
熱湯で10分間加熱処理をして乾燥したならば、厚さ約
2.4mm、編目密度15.5コース/インチ、10ウ
エール/インチの編物が得られた。このように構成され
た編物に対し、ほつれ止めなどの目的で水溶性ポリウレ
タン樹脂を編目重量に対して5%(含有樹脂量に換算)
を吸着させ、更に乾燥後に熱処理をして仕上げた。仕上
がった編物の伸縮性と剛性を計測したところ、以下のよ
うな数値を得た。なお、測定には仕上がり巾125mm
の帯状の編物を使用した。 また、前記編物をコース方向の長さ50mmに裁断し5
0mm×125mmの試料につき100mmのスパンで
支持(両自由端)し、中心部に集中した荷重を加え、そ
の部分の撓み量を測定した結果は次表のとおりであっ
た。
【0016】 以上のようにコース方向に強い伸縮性を持つと共にウエ
ール方向に充分な剛性を持つ、しかも通気性に優れた身
体補具用等の編物を得ることができた。そして、この経
メリヤス編物を長さ約90cmに裁断してその裁断部を
整形、テープと共に縫製し、その一端の裏面に巾125
mm、長さ50mmの面ファスナーA(雄)を設置する
と共に縫製し、その反対端の表面に巾125mm、長さ
200mmの面ファスナーB(雌)を縫い付けることに
より腰部用の身体用補具を作ることができる。
【0017】なお、筬L2、筬L4のモノフィラメント
糸はそのジグザグ状の折り返し点を止める筬L1の作る
鎖編の編目に対し互いに対向してジグザグ状に挿入され
ており目ずれを防ぐ作用とすると共に、筬L3により挿
入された太いゴム糸の列とで3層の立体構造となりハニ
カム構造の似た剛性のある編物となり伸縮の繰返しにも
変形を起こしにくい安定したものとなった。
【0018】実施例2 使用機:一針床式経編機(ラッセル編機) 9は、ゲージ/インチ(18ゲージ編機1本抜きを使
用) 筬L1:ポリエステル糸 250デニール/24f×2
本(組織 20/02/22/22) 筬L2:ポリエステル糸 250デニール/24f×2
本(組織 22/22/20/02) 筬L3:ポリエステルウーリー加工糸 150デニール
/48f×2本(組織 20/02) 筬L4:ナイロン3号モノフィラメント糸(組織 00
/88) 筬L5:ゴム糸 20番手 直径約1.27mm(組織
00/22) 筬L6:ナイロン3号モノフィラメント糸(組織 88
/00) 前記実施例1の編地に、筬L1と筬L2によりパイル編
を編成することにより面ファスナーB(雌)として利用
する。この場合、筬L5をゴム糸として筬L4と筬L6
のモノフィラメント糸で挟み込み、更に筬L3のポリエ
ステルウーリー加工糸による鎖編で結合する。この実施
例では編立後にパイル面に対して裏面にポリウレタン樹
脂等によりコーティングをなし、一方面ファスナーA
(雄)のフックによる張力に対してパイルとなっている
編地のニードルループ側のずれや抜けを防止する必要が
ある。
【0019】以上のようにして得た経メリヤス編物を身
体用補具として使用した場合、その脱着用として面ファ
スナーA(雄)との組み合わせにより、面ファスナーB
(雌)の面が編地全体に及んでいるために体形の違いに
対しても自由に適応すると共に、使用目的に応じて装着
時の結合部位を自由に選択して緊縛力を加減することが
できるができる。なお、この実施例による編物も実施例
1と同様の編目密度及び編成時のテンションにすること
により、伸縮性及び剛性においても実施例1とほぼ同様
な通気性が得られた。
【0020】そして、この経メリヤス編物を約90cm
に裁断してこの裁断部を整形、テープとともに縫製し、
その一端のパイル面の反対側に巾125mm、長さ50
mmの面ファスナーA(雄)を設置し縫製することによ
り、上記で述べたようにパイル面が全体に面ファスナー
B(雌)の機能を果すために結合部位を自由に選択でき
る腰部用の身体用補具を作ることができる。更に、数c
m巾のゴム紐等の両端に面ファスナーA雄を縫合してな
る肩からの吊バンドを作り合せて使用することにより、
そのまま胸部の補具として用いても下方へのずり落ちを
防止することが可能となり用途が拡大される。
【0021】実施例3 使用機:一針床式経編機(ラッセル編機) 9は、ゲージ/インチ(18ゲージ編機1本抜きを使
用) 筬L1:綿糸 30/1/×2本(組織 20/24) 筬L2:綿糸 30/1/×2本(組織 24/20) 筬L3:ポリエステルウーリー加工糸150デニール/
48f×2本(組織 20/02) 筬L4:ナイロン3号モノフィラメント糸(組織 00
/88) 筬L5:ゴム糸 20番手直径約1.27mm(組織
00/22) 筬L6:ナイロン3号モノフィラメント糸(組織 88
/00) 前記実施例1の編地に、筬L1と筬L2に綿糸30/1
を使用してデンビ編にすることにより表面のタッチのソ
フト感が得られる。この場合、筬L5(20)をゴム糸
として筬L4と筬L6のモノフィラメント糸で挟み込
み、筬L3のポリエステルウーリー加工糸による鎖編で
結合する。実施例1による編物は、その表裏面がポリエ
ステル繊維であるから効率的ではあるが、直接皮膚と接
触するような用途では使用感にやや難があり、特に過敏
な皮膚を持つ人にとっては問題となる。この点につき本
実施例では、筬L1と筬L2と綿糸を編込んで接触感を
ソフトにすることができる。すなわち、筬L1と筬L2
とでデンビー編の組織で綿糸を編み込むことによりシン
カーループ側は完全に綿糸で覆う形となり、ニードルル
ープ側についても筬L1により作られるポリエステルの
ニードルループの上に筬L1と筬L2による綿糸のニー
ドルループが覆い被さる形状となってポリエステル繊維
が露出することは全くない。
【0022】以上のような構成で編成した編物につき1
00℃の熱湯に入れて加熱処理を行なえば、ナイロン及
びポリエステル繊維とが熱収縮(綿糸に比べて大きく)
を生じて弛暖・膨張した綿糸によってより完全に表面を
覆うことになる。そして、このように編成し熱処理を経
て得た厚さ約3.1mm、巾約115mmで編目密度ウ
エール方向10.5/インチ、コース方向15/インチ
の試料につき経方向の伸縮性と緯方向の剛性についての
測定値は次のとおりであった。 また、前記編物をコース方向に長さ50mmに裁断し5
0mm×115mmの試料につき100mmのスパンで
支持(両自由端)して中心部に集中荷重を加え、その部
分の撓み量を測定した結果は次表のとおりであった。
【0023】 以上に述べたとおり、経方向の伸縮性においても緯方向
の剛性についても腰痛帯等の使用につき充分な物性を持
つ経メリヤス編物と言えるものであり、また綿糸による
編物の表面の被覆とその編組織により作られる通気性は
身体用補具の用途に好適な編物が得られた。なお、上記
編成にて編上げた巾115mmの経メリヤス編物を約6
0cmに裁断し裁断部を整形、テープとともに縫製して
その一端の裏面に巾約50mmの面ファスナーA(雄)
を設置し縫製し、その反対端の表面に巾約150mmの
面ファスナーB(雌)を縫い付けることにより、直接皮
膚に触れるように使用することに好適な大腿部用のサポ
ータが得られた。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のような構成になっている
ので、経メリヤス編物からなる身体用補具は、経方向に
充分な伸縮と弾力と緯方向の剛性を持ち、更に軽量で通
気性にも優れており腰痛帯、足、腕のサポーター等を安
価で大量に提供することができる。また経メリヤス編機
により使用部位に応じて最適な巾に編上げられた経メリ
ヤス編物は、耳かがりも必要なく縫製に関しての手間が
ほとんど掛からず、製造時の裁断ロスも最小限であり原
材料の無駄が少なく身体用補具の効率的な生産を図るこ
とができる。
【0025】更に面ファスナー用パイルを一面に密生さ
せたり、紡績糸やソフトな加工糸などの繊維を一面に密
生させることによって身体用補具としての機能を一層向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明からなる腰痛帯等身体用補具の斜視図。
【図2】本発明からなる経メリヤス編物表面の平面図。
【図3】本発明からなる経メリヤス編物裏面の平面図。
【図4】本発明からなる経メリヤス編物の斜視図。
【図5】本発明からなる経メリヤス編物の一部拡大図。
【符号の説明】
1 エラスチックヤーン 2 表面硬直線条 3 裏面硬直線条 4 鎖編 5 経メリヤス編物 6 面ファスナーA
(雄) 7 面ファスナーB(雌)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰痛帯等の身体用補具において、ウエー
    ル方向に並列に編み込まれたエラスチックヤーンの列に
    対して硬直な線条を前後両面よりその硬直な線条を数乃
    至十数のウエール間をジクザグ状に編み込み、かつ該ジ
    グザク部の各折り返し点を支持する編み目に対してジグ
    ザグ部の両面がエラスチックヤーンの列を挟み込み相互
    に対向するように構成した経メリヤス編物体を用いてな
    ることを特徴とする腰痛帯等の身体用補具。
  2. 【請求項2】 経編機により並列に各々の合計が100
    0デニール以上のエラスチックヤーンを経方向に挿入
    し、該エラスチックヤーンの列を挟んで両側に数乃至十
    数のウエール間をジグザグ状に往復する硬直な線条を編
    み込み、かつ該ジグザグ部の折り返し点でジグザグ部の
    両面が互いに反対方向に対向する状態でジグザグ部を構
    成とした経メリヤス編物若しくはこれを他の組織を付加
    するか他の布地を重合した経メリヤス編物を用いてなる
    請求項1記載の腰痛帯等の身体用補具。
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