JP2015009133A - 重力を利用する腰痛又は配隋損傷痛改善具 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価且つ簡便な重力を利用する懸垂型腰痛並びに脊髄損傷痛改善具を提供する。【解決手段】ナイロン製格子状布体又はテトロン製布体より成る腹巻き状懸垂具4と、此れを懸垂する懸垂用架台5と、腹巻き状懸垂具を懸垂架台上に吊り下げる一対のナイロン製懸垂ベルト3より構成し、腹巻き状懸垂具の両側面をナイロン製懸垂ベルトで吊り上げ懸垂し、重力で腰骨、背骨をストレッチし、場合に依っては、架台の梁前面に、ステンレスパイプ等より成る前後方向に交互に揺動し得るパイプ製鐙を装着し、治療患者が空中歩行練習を行い得、又懸垂された治療患者の両脇下に、硬質製円筒芯材に軟質弾性物質を捲回し且つ固定した脇枕を挿間し、更に円筒状硬質芯材に抜き差し自在に一対のナイロン製ベルトを挿通すると共に、懸垂されている腹巻き状懸垂具の懸垂ベルトに平行して懸垂し、治療患者の重力負荷を腹巻き状懸垂具から分散させる構成とする。【選択図】図1
Description
本発明は、腰痛又は脊髄損傷痛のぶら下がり改善具に関する。
人体は、加齢と共に其の機能を失い易く、50歳を過ぎると人体ホルモンの分泌不足で、自律神経、脳、骨、血管などに異常を来たす様に成り、此の現象を一般に更年期障害と呼んでいる。
この様な時期には男女を問わず起り易い病気の一つに、腰痛や脊髄損傷痛がある。
この様な時期には男女を問わず起り易い病気の一つに、腰痛や脊髄損傷痛がある。
此れ等の病気の内、癌や腰椎骨折、椎間板ヘルニヤなどが原因に成っている場合には注意を必要とし、諸種の医療機器で原因を突き止めて治療する必要がある。
然しながら、約2800万人が苦しんでいる腰痛には、二足歩行の人間の現代的な国民病とも言われ、大半が原因不明のままである。
この様な原因不明の腰痛の場合は、安静よりも運動をと、整形外科学会、腰痛学会等は呼びかけており、痛みに伴う真理的影響を発散させて、其の痛みを和らげると共に、腰周りの筋肉を解し、血流を盛んにし、骨、筋肉の歪み等を矯正する為に、ストレッチや腰に負担の掛からない動き方等を指導して、此れ等の病気に対応している。
この様な原因不明の腰痛の場合は、安静よりも運動をと、整形外科学会、腰痛学会等は呼びかけており、痛みに伴う真理的影響を発散させて、其の痛みを和らげると共に、腰周りの筋肉を解し、血流を盛んにし、骨、筋肉の歪み等を矯正する為に、ストレッチや腰に負担の掛からない動き方等を指導して、此れ等の病気に対応している。
此の様な療法の一つに、所定高さの懸垂架台に、患者の胸部、肩部及び腕部を支える重力式腰椎牽引装置を使用するストレッチ療法が提案されている。
特開平2−500647号
此の牽引装置は、重力を利用して腰部骨格をストレッチして、腰痛を治療する装置に係る物であるが、其の時に、腰部骨格に重力が過剰に影響しすぎ無い様に、患者自身の腕で患部に加わる重力を緩和する樋状の腕掛け部材を付設すると共に、患者の前後方向の懸垂角度を変更して、其の腰部に当て板を押し当てて、腰椎、脊柱患部を矯正する様に構成した装置である。
確かに此の装置は、懸垂ストレッチの場合の患部に加わる重力を加減し、場合に依っては、腰椎背柱疾患の治療にも使用し得るが、構造がやや複雑で、装置その物の値段が高価と成る欠点がある。
本発明も又、人体の懸垂による重力を利用した腰痛又は脊髄損傷症痛の改善具に係るものであって、極めて簡単且つ安価な此の種治療具を提供する事を課題とする。
この様な目的に於いて、本発明の腰痛治療具は、主として一対の縁布に接合され、一本のナイロンベルトを其の中央部に縫合し、其の上下に等間隔で抜き差し自在に取り付けられた二本の締め付けベルトとを備えた格子状の腹巻き具と、此れを人体の腹部に巻き止めた後、其の格子状の腹巻き部の前記縫合腹巻き固着ベルトに係合して、前記腹巻き着用人体を垂直に懸垂する一対の
るものである。
るものである。
本発明は、この様な腰痛治療具に比べて極めて安価で、使い易いナイロン製ベルト、或いはテトロン布体を使用し、使用患者の良好な着心地、及び着用感を約束すると同時に、使用患者の不安感や苦痛感を与えない重力を利用した腹巻き状腰痛改善具を提供するものである。
斯くの如き腰痛改善具は、基本的には、一枚の縁布に縫合又は接合された格子状の合成樹脂ベルトと例えばナイロンベルト腹巻きと、此れを着用した患者を懸垂架台等の梁上に懸垂する一対の懸垂用ナイロンベルトとより成り、前記格子状に形成されたナイロンベルト腹巻きは、其の上下縁部に一対の締め付けベルトと、其の二本の緊締ベルト間の中央の格子状腹巻き上に縫合された一本のナイロンベルトとを備え、此の腹巻きを装着した腰痛患者を、前記一対の懸垂ナイロンベルトに依り、前記架台梁上に懸垂し、患者自身の重力により、下半身の骨間接を伸延して、其の骨格を矯正するものである。
更に又、本発明の他の態様は、上記ナイロン格子状腹巻きの代わりに、一枚の所定寸法のテトロン布体を、ジッパー等で胴体に巻きつて腹巻きを形成し、其の腹巻き胴体の外面上下に、抜き差し自在の二本の緊締ベルトと、中央部に縫合固着した一本のナイロンベルトとを取り付け、此の縫合ベルトの二箇所に、患者の両側を懸垂して架台に吊り下げる一対のナイロンベルトを挿通する、夫々二個の通し穴を設け、此の孔を介して前記一対のナイロンベルトで懸垂架台の梁上に患者を懸垂して、前記格子状腹巻き懸垂具と同様に、腰痛を改善する如く構成したものである。
一方、更に他の本発明の実施態様は、脊髄損傷痛の如き直立不可能な患者の治療の場合には、前記懸垂架台の一部に、簡単な患者懸垂用の装置を取り付け、例えば車椅子で運ばれて来た患者に、前記腹巻き状懸垂具を取り付けた後、前記簡単な懸垂装置で架台本体に懸垂し、此の架台に付設した両脚運動器の足台上に、架台に懸垂されたままの患者の両足を載置し、軽く此の足台を交互に前後に動かし、物理的に脊髄損傷部を治療して、除々に其の痛みを和らげて、じっくりと回復させる様に構成された脊髄損傷痛改善具に関するものである。
更に又、此れ等架台懸垂型の腰痛又は脊髄損傷痛改善器具は、少なくとも50Kg以上の体重を備えた患者を、重力に逆らって簡単な腹巻き状の懸垂具で吊り上げるので、ともすれば人体そのものが懸垂具からずり落ちて、重力によるストレッチ効果を削減してしまう欠点がある。
そこで本発明に於いては、此の人体のずれ落ちを防止又は軽減する簡単な器具を此のストレッチ治療に併用して、使用する患者自身に然したる苦痛若しくは不快感を与える事無く此れ等腰痛、脊髄損傷痛の改善用としての医療、整形器具を提供するものである。
即ち此の器具は、上記した腹巻き型腰痛又は脊髄損傷痛改善器具と、円筒状芯材に軟質緩衝材を巻きつけて枕状に形成すると同時に、其の両端を前記懸垂架台の梁部分に懸垂し得る如く構成し、此の脇枕上に支承される人体の重力を此の上でも受け止めて、人体懸垂時の総重力が、腹巻き型懸垂器具のみに負荷されず、後者の脇枕上にも分散負荷されて、治療されるべき患者の身体が、腹巻き型懸垂器具からずり落ちない様に構成し、常時腰痛若しくは脊髄損傷痛患部に、適当なストレッチ効果が加えられ得る様に構成した事を特徴とするものである。
上記の如き本発明の構成並びに作用に依って、此れ等態様の改善具は夫々以下の如き優れた効果を発揮する事が出来る。
(1) 構造が簡単で取り扱い易く安価である。
(2) 患者を懸垂する腹巻き状懸垂具が、布体若しくは軟質合成物質より成るもの であるので、着用して苦痛感、或いは違和感がない。
(3) 単なる腰痛治療ばかりでなく、簡単な健康、美容用ストレッチ器具として、 又単純な付属器具を加える事で、脊髄損傷痛治療具或いは血管病による下半 身麻痺のリハビリ用具としても利用する事が出来る。
(4) 収納、取り付けが簡単で、コンパクトであるから使用、操作が簡単である。
(5) 腹巻き型懸垂器具のみならず脇枕型懸垂具も併用しているので、人体の重力 が両者に分担されて負荷されるので、摩擦力、支承性の弱い前者からの患者 人体のずれ落ちが防止されると共に、適切なストレッチ効果を患者の患部に 与える事が出来る。
(6) 前記脇枕の支承強弱の融通性に依って、特に脊髄損傷痛の如き激痛の改善治 療でも、比較的苦痛を和らげる事が出来るので、其の治療改善効果を向上す る事が出来る。
以下、図面を参照して本発明の諸実施例を説明する。
(1) 構造が簡単で取り扱い易く安価である。
(2) 患者を懸垂する腹巻き状懸垂具が、布体若しくは軟質合成物質より成るもの であるので、着用して苦痛感、或いは違和感がない。
(3) 単なる腰痛治療ばかりでなく、簡単な健康、美容用ストレッチ器具として、 又単純な付属器具を加える事で、脊髄損傷痛治療具或いは血管病による下半 身麻痺のリハビリ用具としても利用する事が出来る。
(4) 収納、取り付けが簡単で、コンパクトであるから使用、操作が簡単である。
(5) 腹巻き型懸垂器具のみならず脇枕型懸垂具も併用しているので、人体の重力 が両者に分担されて負荷されるので、摩擦力、支承性の弱い前者からの患者 人体のずれ落ちが防止されると共に、適切なストレッチ効果を患者の患部に 与える事が出来る。
(6) 前記脇枕の支承強弱の融通性に依って、特に脊髄損傷痛の如き激痛の改善治 療でも、比較的苦痛を和らげる事が出来るので、其の治療改善効果を向上す る事が出来る。
以下、図面を参照して本発明の諸実施例を説明する。
本発明の腰痛改善具(1)は、図1及び図2に示す如く、ナイロンの格子状腹巻き懸垂具(4)と、此れを装着した患者(2)を、前記腹巻き状懸垂具の中央部に縫合されたナイロンベルトを介して、リフトし且つ懸垂するナイロン製吊り下げベルト(3)(3)と、所定高さの懸垂架台(5)とより成るものである。
一方、前記ナイロン製の格子状腹巻き懸垂具(4)は、図3及び図4に示す如く、2枚の上下縁布(14)(14)上に挿通自在の二本の緊締ベルト(5)(6)を装着し、夫々の内側端部に所望数のナイロン製の格子片(7)(7)を所定間隔で縫合し、その中央部に、上記二本のベルト(5)(6)と平行して夫々のナイロン製格子(7)(7)・・・上に一本の縫合ベルト(8)を縫合固着して成るものである。
斯く如き素子より成る格子状腹巻き懸垂具(4)は、図3の矢印(F)方向に向かい人体腹部に巻き付けられえ、ベルト止め(10)(10)間を挿通した上下のベルト(5)(6)で緊締されて、図2及び図3の如く装着される。
腰痛患者(2)を治療の為に懸垂架台(15)に吊り下げる場合には、別途に準備されている二対のナイロンベルト(3)(3)を、図3及び図4に示す如く、患者の胴回りの寸法又は体重に応じて、複数本のナイロン格子片(7)(7)(7)を選定し、前記懸垂用ナイロンベルト(3)(3)の一端を各格子間の間隙(13)(13)から挿入し、腹巻き中央部で縫合固着されているナイロンベルト(8)の下面に接触して所望距離を隔てた別の格子間隙から引き出し、前記懸垂架台(5)の梁(6)に吊り下げて、ベルト止め(11)(11)で連結し、所望懸垂寸法に調節し、足台(9)から足先を離して、図1の如く懸垂し、重力ストレッチングを開始する。
図5に示す本発明の他の態様の腹巻き状懸垂具(54)は、所定寸法の一枚のテトロン布体の両端内外側部分(61)に、雌雄一対のジッパーを取り付け、其の外側上下表面上にベルト挿通辺(60)(60)・・に支持された二本の緊締ベルト(55)及び(56)を備え、此れ等ベルトの中間位置に、一本のナイロンベルトを縫合固着すると共に、腹巻きの両側相対位置に、此の腹巻きを装着した治療患者を前記架台に吊り下げる一対の懸垂用ナイロンベルト(53)(53)(53)(53)を挿通する二対の吊下げ開孔(H)(H)..を備えており、此の懸垂孔を介して、前記ナイロンベルトの挿入端を差込、前記架台の梁(6)を乗り越えて、他端の連結金具(図示せず)と連結し、其の吊下げ高さを調節して、直接金具の留め金と係合して、図1と同様に懸垂する。
この腹巻き状腰痛改善具(64)も又、其の内側面上に適当寸法の合成樹脂突起を溶着して、其の内側の衣服面との摩擦係数を増大して、腰痛改善具(64)のずり上がりを防止し、又一方では、図1に示す如く、前記腰痛患者吊下げ用架台の脚部に、懸垂時の腹巻き状腰痛改善具の上向き変移を防止する一対の紐体を備え付けているのが有利である。
他方、斯くの如き懸垂式腰痛改善具(1)は、其の基本的構造を変える事無く、懸垂架台の一部に重力に依る懸垂治療中に、空中歩行練習を行い得る付属手段を組合せて、寝たきりの脊髄損傷患者の空中歩行訓練を取り入れたリハビリを行い、此の損傷による脊髄痛を改善すると共に、歩行可能に到るまでの練習も行い得る如く構成した脊髄損傷痛み改善具を提供する事が出来る。
此の種の痛み改善具は、図6及び図7に示されており、図1に示腰痛改善具(61)の架台梁部に装着された一対の空中歩行練習具(66)(66)を備えている。
此の器具(65)(66)は、夫々一本のステンレスパイプより構成され、其の上端は、回動自在に前記梁側部に取り付けられた揺動軸(71)(71)に固着され、其の下端は、架台(61)に懸垂された脊髄損傷患者(62)の足部を乗架する”鐙“(67)(68)をそなえている。
この様な構造より成る脊髄損傷痛改善具(61)の使用に於いては、腰痛患者に比べて其の痛みも酷く、起立も困難な症状が多く、普通は伏臥して療養しているので、其の治療には、第三の補助具を必要とする。
そこで患者は図7に示す如く、車椅子(69)に依って、矢印(F)方向に搬送され、脊髄痛改善具(61)の架台下に運ばれた後、上記腹巻き状腰痛若しくは脊髄損傷痛改善具(64)を装着され、図示されていないが、一種のウインチ又はリフト装置に依って図示の如く懸垂治療具まで吊り上げられ、ナイロン製懸垂ベルト(63)(63)で架台梁上に吊下げられる。
そこで患者は図7に示す如く、車椅子(69)に依って、矢印(F)方向に搬送され、脊髄痛改善具(61)の架台下に運ばれた後、上記腹巻き状腰痛若しくは脊髄損傷痛改善具(64)を装着され、図示されていないが、一種のウインチ又はリフト装置に依って図示の如く懸垂治療具まで吊り上げられ、ナイロン製懸垂ベルト(63)(63)で架台梁上に吊下げられる。
斯くの如く懸垂された脊髄損傷患者(62)は、先ず第一に懸垂する事に依って、背骨、腰骨をストレッチすると同時に、脊髄損傷患者に必用な歩行機能を回復する為に、前記架台梁側面に取り付けられた前後方向に揺動自在のステンレスパイプ(65)(66)より成る空中歩行鐙(67)(68)に足首を乗せ、此れ等両足を交互に(f)(f’)方向に出し入れして、歩行練習を繰り返す。
斯くて、本発明の懸垂型腰痛、脊髄損傷痛何れの治療に於いても、さして無理なく空中治療が行い得るので、徐々ながらも痛みを取り去り、自然な重力に依るストレッチ作用で、背骨、脊髄等の歪み、変形を整形して正常な身体構造に回復する。
以上、本発明の基本的腹巻き型腰痛又は脊髄損傷痛改善器具の基本形に就いてて説明したが、此れ等器具の使用は、比較的体重の軽い患者に使用されるに適し、其の体重の増加或いは使用時間の増加に従い、ややもすると懸垂された患者のずれ落ちが始まり、時として足先が地上又は床上に接触して、懸垂効果を阻害してしまう結果と成る場合すら発生する。
この様な場合には、図8、9及び図10に示す如く、患者懸垂用補助器具として、懸垂脇枕(81)を併用して有利に此の患者のずれ落ちを防止する事が出来る。
此の脇枕(81)は、適当な寸法、適当な材質例えば金属、木材、合成樹脂等より成る筒体(85)を芯材とし、其の外側上に適当なクッション材例えば布体、発泡合成樹脂、気泡入り合成クッション材(84)を巻きつけ、更に其の外側を、皮革、布、合成樹脂製のジッパー付外被(83)で包皮固着して、一個のクッション性筒体の脇枕本体(82)を形成し、此の芯材筒体(5)内に適当寸法のナイロン製懸垂帯(86)を着脱自在に装着した構造よりなるものである。
此の様な構造の脇枕(81)は、図10に示す如く、予め前記架台(101)に懸垂された治療患者(102)の両脇下に、図示の如く挿入し、二本のナイロン製懸垂ベルト(86)(86)の留め金(87)(87)で其懸垂寸法を調節しながら架台梁(106)上に前記腹巻き型懸垂具(104)の懸垂ベルトと平行して装着される。
この様に装着された脇枕(81)(81)は、其の治療患者懸垂時には、前記腹巻き型懸垂器具(104)の内側に掛かる人体荷重の大半を分散して受け止め、後者懸垂具の本来の役目である腹回りの懸垂固着を効果的なものとし、比較的良好に腰骨患部のストレッチ効果を達成する。
此の様な脇枕使用の腰痛患者ストレッチ治療の場合には、懸垂される患者(102)は、先ず足台(109)(109)上に両足を載せ、図示の如く爪先が床又は大地に接触する程度の爪先立ち姿勢で懸垂されるのが好ましい。
其の理由は、此の様な宙吊りの長時間の姿勢は疲れやすく、時々足を台上に戻して休憩する必要があり、又腰痛には前屈、後屈に依って痛みを誘発する病因が有るので、此れを改善する為には、前後両方向に運動可能の姿勢である事が好ましいからである。
其の理由は、此の様な宙吊りの長時間の姿勢は疲れやすく、時々足を台上に戻して休憩する必要があり、又腰痛には前屈、後屈に依って痛みを誘発する病因が有るので、此れを改善する為には、前後両方向に運動可能の姿勢である事が好ましいからである。
斯くの如くして此の脇枕懸垂補助具は、此れを併用する事に依って、前記腹巻き懸垂具からの患者本体のずれ落ちを防ぐと同時に、腹部に掛かる圧迫感を緩和すると共に、懸垂具の腹部固定により、腰骨へのストレッチ効果を維持できるので、その治療効果を向上させる事が出来る利益がある。。
斯くて本発明の懸垂型腰痛、脊髄損傷痛何れの治療に於いても、さして無理なく空中治療が行い得るので、徐々ながら痛みを取り去り、自然な重力によるストレッチ作用で、背骨、脊髄等の歪、変形を整形して正常な身体構造に回復する。
(1) 重力を利用する腰痛改善具
(2) 腰痛患者
(3) ナイロン製懸垂ベルト
(4) 格子状腹巻き懸垂具
(5) 緊締ベルト
((7) ナイロン製格子片
(8) 縫合ナイロンベルト
(10) ベルト止め
(13) 格子間隙
(14) 縁布
(15) 懸垂架台
(65) 揺動自在ステンレスパイプ
(67) 空中歩行鐙
(81) 懸垂脇枕
(82) 脇枕本体
(86) ナイロン製懸垂ベルト
(2) 腰痛患者
(3) ナイロン製懸垂ベルト
(4) 格子状腹巻き懸垂具
(5) 緊締ベルト
((7) ナイロン製格子片
(8) 縫合ナイロンベルト
(10) ベルト止め
(13) 格子間隙
(14) 縁布
(15) 懸垂架台
(65) 揺動自在ステンレスパイプ
(67) 空中歩行鐙
(81) 懸垂脇枕
(82) 脇枕本体
(86) ナイロン製懸垂ベルト
Claims (7)
- 直立懸垂架台と、それに腰痛患者等を懸垂する腹巻き状懸垂具との組合せより成り、前記腹巻き状懸垂具は、所定幅の二枚の縁布に縫合又は接合された格子状の腹巻き懸垂体と、此れを装着した患者と共に、前記懸垂架台上に垂下する一対のナイロン製懸垂ベルトとを備え、前記腹巻き状懸垂体は、夫々の縁布上下間に夫々一本の締め付けベルトと、其の中間部に、各格子状腹巻き懸垂体懸垂用の一本の縫合固着ナイロンベルトとを備え、此のベルトの下縁部を接切する前記格子状腹巻き型懸垂具の間隙部二箇所に、前記一対のナイロン製懸垂ベルトを挿通して前記懸垂架台梁部に連結し、所望患部治療時には、適当高さに前記患者を前記腹巻き型懸垂具を介して吊下げ得る如く構成した事を特徴とする、腰痛並びに脊髄損傷痛改善具。
- 前記格子状腹巻き懸垂具の各格子の裏側には、適当寸法、適当材料の摩擦用突起を備え、前記直立懸垂架台脚部と前記格子状腹巻き懸垂具との間に、此の懸垂治療間の前記腹巻き懸垂具の変移を防止する一対の紐体並びに其れ等の係止具を備えている事を特徴とする請求項1記載の腰痛並びに脊髄損傷痛改善具。
- 垂直懸垂架台と、それに腰痛患者等を懸垂する一枚の所定幅のテトロン布体の腹巻き状懸垂具との組合せより成り、前記腹巻き状懸垂具は、一枚のテトロン布体から、一対のジッパーで腹巻き状に形成され、其の表面の上下二ヶ所に、ベルト挿通孔で受け止められた一対の腹巻き締め付けベルトを、其の中央部に、全体を縫合固定された上、患者を懸垂るに適した位置に、二対の腰痛患者懸垂用ナイロンベルト挿通孔を備えた一本のナイロンベルトを具備し、後者の固定ベルトの開孔部を介して、前記懸垂用ナイロンベルトを上記懸垂架台梁上に連結し、所望患部治療時には、適当高さに前記患者を吊下げ得る如く構成した事を特徴とする腰痛並びに脊髄損傷痛改善具。
- 前記腹巻き状懸垂具は、其の内側に、適当寸法、適当材料の摩擦用突起を備え、前期直立懸垂架台脚部と前記腹巻き状懸垂具間に、此の懸垂治療間の前記腹巻き懸垂具の変移を防止する一対の紐体並びに其れ等の係止具を備えている事を特徴とする請求項3記載の腰痛並びに脊髄損傷痛改善具。
- 前記治療患者懸垂架台の梁前面に、背髄損傷痛患者の懸垂治療中に空中歩行練習が可能な様に、交互且つ前後に揺動可能の鐙付ステンレスパイプを装着した事を特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の腰痛並びに脊髄損傷痛改善具。
- 請求項1乃至5項記載の腰痛及び脊髄損傷痛改善具に於いて、此れに懸垂された治療患者の両脇下に更に、一対の弾力性の円筒状脇枕を挿間すると共に、夫々の両端を適当寸法のナイロンベルトで前記懸垂架台の梁上に、前記腹巻き状懸垂具の一対の懸垂ナイロンベルトに平行して懸垂し、この腹巻き状懸垂具に掛かる人体の荷重を軽減する如く構成した事を特徴とする腰痛及び脊髄損傷痛改善具。
- 前記弾力性円筒状脇枕は、所定寸法の硬質円筒芯材と、其の上層に捲回された弾力性クッション材と、更に其の上層を捲回被覆し固着した靭性の被覆材とより構成され、更に此の硬質円筒状芯材には、取外し自在且つ所定寸法のナイロン製懸垂ベルトが係合されている事を特徴とする請求項6記載の腰痛及び脊髄損傷痛改善具。
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