JPH079314U - 緊締帯 - Google Patents

緊締帯

Info

Publication number
JPH079314U
JPH079314U JP4389393U JP4389393U JPH079314U JP H079314 U JPH079314 U JP H079314U JP 4389393 U JP4389393 U JP 4389393U JP 4389393 U JP4389393 U JP 4389393U JP H079314 U JPH079314 U JP H079314U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
rubber
fibers
elasticity
shaped substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4389393U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2535359Y2 (ja
Inventor
正男 松尾
隈男 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiya Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiya Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiya Industry Co Ltd filed Critical Daiya Industry Co Ltd
Priority to JP4389393U priority Critical patent/JP2535359Y2/ja
Publication of JPH079314U publication Critical patent/JPH079314U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535359Y2 publication Critical patent/JP2535359Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 汗や湿気を透過蒸発させる効果が高く、肌に
直接装着したときに爽快な装着感が得られ、且つ保温性
等にも優れたコルセット。 【構成】 織成組織中にゴム状弾性を有する繊維aを経
芯糸として内装する帯状基体を使用したコルセットであ
って、該帯状基体は内外二層から構成され、内層7はポ
リ塩化ビニル系繊維dからなる経糸のループドパイル層
であり、外層6には上記ゴム状弾性を有する繊維aとと
もに親水性処理された合成繊維cが経糸として含まれ
る。bは緯糸である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サポータやコルセット等、身体に装着し患部の固定、保護、安静等 をはかるために使用する伸縮性を持つ緊締帯に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より腰椎保護あるいは腰痛防止のため使用されるコルセットは、腰部に装 着するときは通常アンダーシャツ等の上から装着するが、身体を動かしているう ちにアンダーシャツ等が動いて当初の装着位置からずれたり、トイレに行く度に 脱着する必要があるなどの不便がある。そこで、このコルセットを直接肌に装着 しようとすると、元々アンダーシャツ等の上から装着することを前提として作ら れているため、生地が全体に硬くゴワゴワし、また透湿性等に欠けるなど、装着 感が極めて悪いという欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来のコルセットの上記問題点に鑑み、肌に直接装着して爽快な装 着感が得られ、且つ保温性等にも優れたコルセット又は類似の緊締帯を得ること を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、織成組織中にゴム状弾性を有する繊維を経糸として内装する帯状基 体を使用した緊締帯に関し、該帯状基体が内外二層から構成され、内層はポリ塩 化ビニル系繊維からなる経糸のループドパイル層であり、外層には上記ゴム状弾 性を有する繊維とともに親水性処理された合成繊維が経糸として含まれているこ とを特徴とする。
【0005】 本考案に関わる帯状基体は、より具体的には、ゴム状弾性を有し各糸互いに平 行に配された経芯糸群、該経芯糸を挟むように上下に配された緯糸群、親水性処 理されたポリエステル系繊維からなり上下の緯糸群に交互に掛けられた経糸群、 及びポリ塩化ビニル系繊維からなり一方の表面にループドパイルが形成された経 糸群からなることを特徴とする。なお、ゴム状弾性を有する糸は例えばポリウレ タン繊維、横糸は例えばコシの強いポリエステル繊維糸が使用できる。
【0006】 さらに、本考案に関わる帯状基体は、好ましくは、その幅方向ほぼ中央部に縦 方向に延びるからめ織り(からみ織り又はもじり織りともいう)部が形成されて おり、該からめ織り部はゴム状弾性を有する経糸同士がからめ織りされているこ とを特徴とする。からめ折り部のゴム状弾性を有する経糸は、からめ織り部以外 の箇所で用いられているゴム状弾性を有する経芯糸と同一のものでも同一のもの でなくてもよい。
【0007】
【作用】
上記帯状基体において、ゴム状弾性を有する経芯糸は緊締帯に対し縦方向の伸 縮性を与えるためのものであり、親水性処理された合成繊維(具体的には例えば ポリエステル系繊維)及びポリ塩化ビニル系繊維は緊締帯に対し機能面で補完関 係にある二層構造を与えるためのものである。なお、ポリ塩化ビニル系繊維は、 保温力が大きい、透湿性が優れている、皮膚との摩擦によってマイナス静電気を 強く発生する等の特性を有し、親水性処理されたポリエステル系繊維糸は、吸水 性及び速乾性という特性を有する。
【0008】 そこで、上記内層(肌に接する側)は透湿性が大きく汗や湿気を中に溜めずに 外に放出するので、コルセットの肌に接する部分はカラッとして衛生的であり、 さらに放出された汗や湿気は外層に吸収され外層の繊維間に拡散し、次いで蒸発 するので、外層が湿っぽくなるようなことも防止され、爽快感を長く保つことが できる。また、内層のポリ塩化ビニル系繊維が高い保温力を持つことから腰痛等 に効果的であり、さらにマイナス静電気を発生しそれが皮膚のプラス静電気と相 互作用することにより保温効果を一層高めるとともに、健康管理にも有効である 。なお、内層のループドパイルは、コルセットの肌触りや保温性等を改善する。
【0009】 さらに、本考案に関わる帯状基体の幅方向中央部に縦方向に延びるからめ織り 部を形成するときは、その部分で緊締帯の比較的自由な折れ曲がりを許容し、ま た経糸の横ずれが防止されるという作用を有する。
【0010】
【実施例】
図1〜図4を参照して本考案をより具体的に説明する。まず図4に示すのは、 腰椎コルセットの平面図である。このコルセット1は、帯状基体2の広幅部分の 中央部にバックステー3が横方向(図において上下)に縫いつけられ、その幅方 向中央部に縦方向全体にわたりゴム状弾性経糸をからめ織りしたからめ織り部4 を有し、両端には面ファスナー5(一方は裏面につき図示せず)が取り付けられ る。このコルセットによれば、バックステー2により腰椎が後ろから支持され、 からめ織り部4は容易に折れ曲がることから腰の左右及び前への動きがスムース となり、面ファスナー4により着脱が容易且つ装着時の固定が的確に行われる。
【0011】 このコルセット1の帯状基体2の構造は、図1及び図2に示すように、ポリウ レタン繊維(例えばオペロン、登録商標)からなりゴム状弾性を有する経芯糸a が一平面を形成するように互いに平行に配され、ポリエステル繊維(例えばテト ロン、登録商標)からなる緯糸bが経芯糸aを挟むように上下に配され、親水性 処理されたポリエステル繊維(例えばアクアベル、登録商標)からなる経糸cが 上下の緯糸bに交互に且つ1本おきに掛け渡され、さらにポリ塩化ビニル繊維( 例えばテビロン、登録商標)からなる経糸dが一方の側に配された(図1では上 方)緯糸bに7:1の割合(7本の緯糸bを間に挟む)で掛けられ、且つ他方の 側にループドパイルを形成している。そして、経芯糸a及び経糸dはそれぞれ2 本の経糸cに挟まれ、図2に示すように規則的に配列しているものである。
【0012】 また、経糸dを挟むように配された隣同士の2本の経糸c1、c2は縦方向(図 1において左右)に互いに緯糸1本分ずれて緯糸bに掛け渡され、経糸dについ ても同じく隣同士の2本の経糸d1とd2は互いに緯糸4本分ずれて緯糸bに掛け られている。
【0013】 この実施例の帯状基体2は、ポリウレタン繊維からなる経芯糸aと親水性処理 されたポリエステル繊維からなる経糸cを主たる構成要素とする基層6と、ポリ 塩化ビニル繊維からなる経糸dのループドパイル層7の2層から構成され、これ を腰椎コルセットに使用するときは基層を外層とし、ループドパイル層7を内層 として使用する。そして、この実施例では、ゴム状弾性を有する経芯糸aがコル セット1に縦方向の伸縮性を与え、基層6の親水性処理されたポリエステル繊維 からなる縦糸cと、ポリ塩化ビニル繊維からなる縦糸dのループドパイル層7が 、コルセット1に快適な装着性と保温性等を与えるものである。
【0014】 図3はからめ織り部4を示すもの(図3の左右には前記織成組織が連続してい る)で、緯糸は前記緯糸bと同じ、経糸は前記経芯糸aと同じくゴム状弾性を有 する経糸a’及びa”からなり、経糸a”が2本づつ組になり互いにからめ織り され、縦方向に帯状基体の全長に渡り延びている。からめ織り部4では、ゴム状 弾性を有する2本の経糸a”が緯糸bを挟んでからめられているので、左右の経 糸a’の横ずれが起こりにくく、このからめ織り部4が帯状基体の幅方向中央部 に縦方向全長に渡り形成されていることにより、帯状基体の経芯糸a、経糸c、 dが横ずれするのを防止することができる。
【0015】 また、ゴム状弾性を有する経糸a”のねじれにより緯糸bは大きく蛇行(図3 において紙面に垂直に)し、その結果、からめ織り部4では緯糸bの伸縮性が生 まれ、また伸縮させても経糸a”がいずれもゴム状弾性を有するので、からめ織 り部4の織成組織の復元性がよい。さらに、からめ織り部4は、図1又は2に示 す織成組織と比較するとかなり柔軟であり横方向の伸縮性もあることから、腰の 左右及び前への動きをスムースに許容する。
【0016】
【考案の効果】
本考案に関わる緊締帯は、汗や湿気を透過蒸発させる効果が高く、肌に直接装 着したときに爽快な装着感が得られ、且つ保温性等にも優れている。また、から め織り部を有するときは、その部分で比較的自由な折れ曲がりが許容され、経糸 の横ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腰椎用コルセットの縦断面模式図である。
【図2】同横断面模式図である。
【図3】からめ織り部の模式的平面図である。
【図4】腰椎用コルセットの平面図である。
【符号の説明】
1 腰椎用コルセット 2 帯状基体 3 バックステー 4 からめ織り部 5 面ファスナー 6 帯状基体の基層(外層) 7 ループドパイル層(内層) a ポリウレタン繊維からなる経芯糸 a’、a” からめ織り部の経糸 b ポリエステル繊維からなる緯糸 c(c1、c2) 親水性処理されたポリエステル繊維か
らなる経糸 d(d12) ポリ塩化ビニルからなる経糸
フロントページの続き (72)考案者 松尾 隈男 岡山県岡山市大福1253番地 ダイヤ工業株 式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織成組織中にゴム状弾性を有する繊維を
    経糸として内装する帯状基体を使用した緊締帯であっ
    て、該帯状基体は内外二層から構成され、内層はポリ塩
    化ビニル系繊維からなる経糸のループドパイル層であ
    り、外層には上記ゴム状弾性を有する繊維とともに親水
    性処理された合成繊維が経糸として含まれていることを
    特徴とする緊締帯。
  2. 【請求項2】 ゴム状弾性を有し各糸互いに平行に配さ
    れた経芯糸群、該経芯糸を挟むように上下に配された緯
    糸群、親水性処理されたポリエステル系繊維からなり上
    下の緯糸群に交互に掛けられた経糸群、及びポリ塩化ビ
    ニル系繊維からなり一方の表面にループドパイルが形成
    された経糸群からなる帯状基体を使用した緊締帯。
  3. 【請求項3】 帯状基体の幅方向ほぼ中央部に縦方向に
    延びるからめ織り部が形成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載された緊締帯。
  4. 【請求項4】 上記からめ折り部はゴム状弾性を有する
    経糸同士がからめ織りされていることを特徴とする請求
    項3に記載された緊締帯。
JP4389393U 1993-07-17 1993-07-17 緊締帯 Expired - Lifetime JP2535359Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4389393U JP2535359Y2 (ja) 1993-07-17 1993-07-17 緊締帯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4389393U JP2535359Y2 (ja) 1993-07-17 1993-07-17 緊締帯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH079314U true JPH079314U (ja) 1995-02-10
JP2535359Y2 JP2535359Y2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=12676393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4389393U Expired - Lifetime JP2535359Y2 (ja) 1993-07-17 1993-07-17 緊締帯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535359Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090008A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Izumi Ishikawa 腰部ガードル
JP2009501033A (ja) * 2005-07-15 2009-01-15 カール オットー ブラウン ゲーエムベーハー ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 経糸方向へ長手弾性的な包帯
JP2015009133A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 柔幸 瀧本 重力を利用する腰痛又は配隋損傷痛改善具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009501033A (ja) * 2005-07-15 2009-01-15 カール オットー ブラウン ゲーエムベーハー ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 経糸方向へ長手弾性的な包帯
JP4669044B2 (ja) * 2005-07-15 2011-04-13 カール オットー ブラウン ゲーエムベーハー ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 経糸方向へ長手弾性的な包帯
JP2007090008A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Izumi Ishikawa 腰部ガードル
JP2015009133A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 柔幸 瀧本 重力を利用する腰痛又は配隋損傷痛改善具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2535359Y2 (ja) 1997-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4756942A (en) Elastic fabric
KR100217976B1 (ko) 완충 구조물
US4207885A (en) Woven elastic compression bandage
EP1052319A1 (en) Three-dimensional composite fabric articles
JP2000192356A (ja) 抗微生物強化メリヤス生地
JP2002054054A (ja) 抗微生物強化編成布
JP4618582B2 (ja) スリングシート
WO1995016416A1 (en) Bandages
US3409008A (en) Disposable elastic bandage
AU2003304315B2 (en) Weft-inserted elastic adhesive bandage and method
US2995154A (en) Elastic diaper
JP2010070871A (ja) サポーター
CA2390738A1 (en) Trousers for cyclist
JPH079314U (ja) 緊締帯
JP3014355U (ja) 合成皮革および該合成皮革を用いた革靴
CN212357523U (zh) 一种接触舒适不擦刮皮肤的双圆柱边背包带
WO2020017194A1 (ja) 衣服
US5480709A (en) Elastic fabric for support articles
JPH0670298B2 (ja) パップ剤用伸縮性を有する不織布
JPH0670299B2 (ja) パップ剤基布用伸縮性不織布
CN219927122U (zh) 一种新型防滑抗菌针织布
KR101827566B1 (ko) 탄성 직물
CN217047810U (zh) 一种抗皱型针织布
CN220385298U (zh) 一种新型弹性腰围
JP3603533B2 (ja) 水着用編地および水着

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961119