JP2535359Y2 - 緊締帯 - Google Patents

緊締帯

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JP2535359Y2
JP2535359Y2 JP4389393U JP4389393U JP2535359Y2 JP 2535359 Y2 JP2535359 Y2 JP 2535359Y2 JP 4389393 U JP4389393 U JP 4389393U JP 4389393 U JP4389393 U JP 4389393U JP 2535359 Y2 JP2535359 Y2 JP 2535359Y2
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JP4389393U
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正男 松尾
隈男 松尾
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Daiya Industry Co Ltd
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Daiya Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サポータやコルセット
等、身体に装着し患部の固定、保護、安静等をはかるた
めに使用する伸縮性を持つ緊締帯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より腰椎保護あるいは腰痛防止のた
め使用されるコルセットは、腰部に装着するときは通常
アンダーシャツ等の上から装着するが、身体を動かして
いるうちにアンダーシャツ等が動いて当初の装着位置か
らずれたり、トイレに行く度に脱着する必要があるなど
の不便がある。そこで、このコルセットを直接肌に装着
しようとすると、元々アンダーシャツ等の上から装着す
ることを前提として作られているため、生地が全体に硬
くゴワゴワし、また透湿性等に欠けるなど、装着感が極
めて悪いという欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来のコル
セットの上記問題点に鑑み、肌に直接装着して爽快な装
着感が得られ、且つ保温性等にも優れたコルセット又は
類似の緊締帯を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、織成組織中に
ゴム状弾性を有する繊維を経糸として内装する帯状基体
を使用した緊締帯に関し、該帯状基体が内外二層から構
成され、内層はポリ塩化ビニル系繊維からなる経糸のル
ープドパイル層であり、外層には上記ゴム状弾性を有す
る繊維とともに親水性処理された合成繊維が経糸として
含まれていることを特徴とする。
【0005】本考案に関わる帯状基体は、より具体的に
は、ゴム状弾性を有し各糸互いに平行に配された経芯糸
群、該経芯糸を挟むように上下に配された緯糸群、親水
性処理されたポリエステル系繊維からなり上下の緯糸群
に交互に掛けられた経糸群、及びポリ塩化ビニル系繊維
からなり一方の表面にループドパイルが形成された経糸
群からなることを特徴とする。なお、ゴム状弾性を有す
る糸は例えばポリウレタン繊維、横糸は例えばコシの強
いポリエステル繊維糸が使用できる。
【0006】さらに、本考案に関わる帯状基体は、好ま
しくは、その幅方向ほぼ中央部に縦方向に延びるからめ
織り(からみ織り又はもじり織りともいう)部が形成さ
れており、該からめ織り部はゴム状弾性を有する経糸同
士がからめ織りされていることを特徴とする。からめ折
り部のゴム状弾性を有する経糸は、からめ織り部以外の
箇所で用いられているゴム状弾性を有する経芯糸と同一
のものでも同一のものでなくてもよい。
【0007】
【作用】上記帯状基体において、ゴム状弾性を有する経
芯糸は緊締帯に対し縦方向の伸縮性を与えるためのもの
であり、親水性処理された合成繊維(具体的には例えば
ポリエステル系繊維)及びポリ塩化ビニル系繊維は緊締
帯に対し機能面で補完関係にある二層構造を与えるため
のものである。なお、ポリ塩化ビニル系繊維は、保温力
が大きい、透湿性が優れている、皮膚との摩擦によって
マイナス静電気を強く発生する等の特性を有し、親水性
処理されたポリエステル系繊維糸は、吸水性及び速乾性
という特性を有する。
【0008】そこで、上記内層(肌に接する側)は透湿
性が大きく汗や湿気を中に溜めずに外に放出するので、
コルセットの肌に接する部分はカラッとして衛生的であ
り、さらに放出された汗や湿気は外層に吸収され外層の
繊維間に拡散し、次いで蒸発するので、外層が湿っぽく
なるようなことも防止され、爽快感を長く保つことがで
きる。また、内層のポリ塩化ビニル系繊維が高い保温力
を持つことから腰痛等に効果的であり、さらにマイナス
静電気を発生しそれが皮膚のプラス静電気と相互作用す
ることにより保温効果を一層高めるとともに、健康管理
にも有効である。なお、内層のループドパイルは、コル
セットの肌触りや保温性等を改善する。
【0009】さらに、本考案に関わる帯状基体の幅方向
中央部に縦方向に延びるからめ織り部を形成するとき
は、その部分で緊締帯の比較的自由な折れ曲がりを許容
し、また経糸の横ずれが防止されるという作用を有す
る。
【0010】
【実施例】図1〜図4を参照して本考案をより具体的に
説明する。まず図4に示すのは、腰椎コルセットの平面
図である。このコルセット1は、帯状基体2の広幅部分
の中央部にバックステー3が横方向(図において上下)
に縫いつけられ、その幅方向中央部に縦方向全体にわた
りゴム状弾性経糸をからめ織りしたからめ織り部4を有
し、両端には面ファスナー5(一方は裏面につき図示せ
ず)が取り付けられる。このコルセットによれば、バッ
クステー2により腰椎が後ろから支持され、からめ織り
部4は容易に折れ曲がることから腰の左右及び前への動
きがスムースとなり、面ファスナー4により着脱が容易
且つ装着時の固定が的確に行われる。
【0011】このコルセット1の帯状基体2の構造は、
図1及び図2に示すように、ポリウレタン繊維(例えば
オペロン、登録商標)からなりゴム状弾性を有する経芯
糸aが一平面を形成するように互いに平行に配され、ポ
リエステル繊維(例えばテトロン、登録商標)からなる
緯糸bが経芯糸aを挟むように上下に配され、親水性処
理されたポリエステル繊維(例えばアクアベル、登録商
標)からなる経糸cが上下の緯糸bに交互に且つ1本お
きに掛け渡され、さらにポリ塩化ビニル繊維(例えばテ
ビロン、登録商標)からなる経糸dが一方の側に配され
た(図1では上方)緯糸bに7:1の割合(7本の緯糸
bを間に挟む)で掛けられ、且つ他方の側にループドパ
イルを形成している。そして、経芯糸a及び経糸dはそ
れぞれ2本の経糸cに挟まれ、図2に示すように規則的
に配列しているものである。
【0012】また、経糸dを挟むように配された隣同士
の2本の経糸c1、c2は縦方向(図1において左右)に
互いに緯糸1本分ずれて緯糸bに掛け渡され、経糸dに
ついても同じく隣同士の2本の経糸d1とd2は互いに緯
糸4本分ずれて緯糸bに掛けられている。
【0013】この実施例の帯状基体2は、ポリウレタン
繊維からなる経芯糸aと親水性処理されたポリエステル
繊維からなる経糸cを主たる構成要素とする基層6と、
ポリ塩化ビニル繊維からなる経糸dのループドパイル層
7の2層から構成され、これを腰椎コルセットに使用す
るときは基層を外層とし、ループドパイル層7を内層と
して使用する。そして、この実施例では、ゴム状弾性を
有する経芯糸aがコルセット1に縦方向の伸縮性を与
え、基層6の親水性処理されたポリエステル繊維からな
る縦糸cと、ポリ塩化ビニル繊維からなる縦糸dのルー
プドパイル層7が、コルセット1に快適な装着性と保温
性等を与えるものである。
【0014】図3はからめ織り部4を示すもの(図3の
左右には前記織成組織が連続している)で、緯糸は前記
緯糸bと同じ、経糸は前記経芯糸aと同じくゴム状弾性
を有する経糸a’及びa”からなり、経糸a”が2本づ
つ組になり互いにからめ織りされ、縦方向に帯状基体の
全長に渡り延びている。からめ織り部4では、ゴム状弾
性を有する2本の経糸a”が緯糸bを挟んでからめられ
ているので、左右の経糸a’の横ずれが起こりにくく、
このからめ織り部4が帯状基体の幅方向中央部に縦方向
全長に渡り形成されていることにより、帯状基体の経芯
糸a、経糸c、dが横ずれするのを防止することができ
る。
【0015】また、ゴム状弾性を有する経糸a”のねじ
れにより緯糸bは大きく蛇行(図3において紙面に垂直
に)し、その結果、からめ織り部4では緯糸bの伸縮性
が生まれ、また伸縮させても経糸a”がいずれもゴム状
弾性を有するので、からめ織り部4の織成組織の復元性
がよい。さらに、からめ織り部4は、図1又は2に示す
織成組織と比較するとかなり柔軟であり横方向の伸縮性
もあることから、腰の左右及び前への動きをスムースに
許容する。
【0016】
【考案の効果】本考案に関わる緊締帯は、汗や湿気を透
過蒸発させる効果が高く、肌に直接装着したときに爽快
な装着感が得られ、且つ保温性等にも優れている。ま
た、からめ織り部を有するときは、その部分で比較的自
由な折れ曲がりが許容され、経糸の横ずれを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腰椎用コルセットの縦断面模式図である。
【図2】同横断面模式図である。
【図3】からめ織り部の模式的平面図である。
【図4】腰椎用コルセットの平面図である。
【符号の説明】
1 腰椎用コルセット 2 帯状基体 3 バックステー 4 からめ織り部 5 面ファスナー 6 帯状基体の基層(外層) 7 ループドパイル層(内層) a ポリウレタン繊維からなる経芯糸 a’、a” からめ織り部の経糸 b ポリエステル繊維からなる緯糸 c(c1、c2) 親水性処理されたポリエステル繊維か
らなる経糸 d(d12) ポリ塩化ビニルからなる経糸

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織成組織中にゴム状弾性を有する繊維を
    経糸として内装する帯状基体を使用した緊締帯であっ
    て、該帯状基体は内外二層から構成され、内層はポリ塩
    化ビニル系繊維からなる経糸のループドパイル層であ
    り、外層には上記ゴム状弾性を有する繊維とともに親水
    性処理された合成繊維が経糸として含まれていることを
    特徴とする緊締帯。
  2. 【請求項2】 ゴム状弾性を有し各糸互いに平行に配さ
    れた経芯糸群、該経芯糸を挟むように上下に配された緯
    糸群、親水性処理されたポリエステル系繊維からなり上
    下の緯糸群に交互に掛けられた経糸群、及びポリ塩化ビ
    ニル系繊維からなり一方の表面にループドパイルが形成
    された経糸群からなる帯状基体を使用した緊締帯。
  3. 【請求項3】 帯状基体の幅方向ほぼ中央部に縦方向に
    延びるからめ織り部が形成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載された緊締帯。
  4. 【請求項4】 上記からめ折り部はゴム状弾性を有する
    経糸同士がからめ織りされていることを特徴とする請求
    項3に記載された緊締帯。
JP4389393U 1993-07-17 1993-07-17 緊締帯 Expired - Lifetime JP2535359Y2 (ja)

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JPH079314U JPH079314U (ja) 1995-02-10
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JP2007090008A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Izumi Ishikawa 腰部ガードル
JP2015009133A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 柔幸 瀧本 重力を利用する腰痛又は配隋損傷痛改善具

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JPH079314U (ja) 1995-02-10

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