JPH0754245Y2 - コルセット - Google Patents
コルセットInfo
- Publication number
- JPH0754245Y2 JPH0754245Y2 JP1991065089U JP6508991U JPH0754245Y2 JP H0754245 Y2 JPH0754245 Y2 JP H0754245Y2 JP 1991065089 U JP1991065089 U JP 1991065089U JP 6508991 U JP6508991 U JP 6508991U JP H0754245 Y2 JPH0754245 Y2 JP H0754245Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic
- corset
- elastic belt
- belt
- belts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Corsets Or Brassieres (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はコルセットに関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、美容用および医療用のコルセット
としてパンティ形式のものがある。これらのコルセット
は、同一の弾力の径糸よりなる非常に強力な弾性布地で
作られている。
としてパンティ形式のものがある。これらのコルセット
は、同一の弾力の径糸よりなる非常に強力な弾性布地で
作られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のパンティ形式の
コルセットは、同一の弾力の径糸よりなる非常に強力な
弾性布地で作られているため、コルセットによる腰、
胴、ヒップ等を強力に締め付けるので、コルセットで押
さえられた人体部分と押さえられていない人体部分とに
急激な圧力差が生じて、その境界部分にむくみが生じ、
また、血液の循環を阻害する。また、コルセットの前部
と後部との下方での連結部分の縁が、人体の大腿の付け
根を摩擦して、しばしば炎症を起こさせている。従来の
コルセットは布地が弾性強度が同一で強い弾力であるの
で使用時腰のねじり運動に強い力を必要とし、また、使
用時人体の動きにより、腰部と胴部との境界部分に波状
のシワが生じ、それが被服にも影響して外見上も見苦し
い。また、婦人はコルセットを着用した上にパンティお
よびパンティストッキングを重ねて着用するので、日に
何度もトイレを使用する際に、その都度コルセットを外
さなければならず、大変面倒である。
コルセットは、同一の弾力の径糸よりなる非常に強力な
弾性布地で作られているため、コルセットによる腰、
胴、ヒップ等を強力に締め付けるので、コルセットで押
さえられた人体部分と押さえられていない人体部分とに
急激な圧力差が生じて、その境界部分にむくみが生じ、
また、血液の循環を阻害する。また、コルセットの前部
と後部との下方での連結部分の縁が、人体の大腿の付け
根を摩擦して、しばしば炎症を起こさせている。従来の
コルセットは布地が弾性強度が同一で強い弾力であるの
で使用時腰のねじり運動に強い力を必要とし、また、使
用時人体の動きにより、腰部と胴部との境界部分に波状
のシワが生じ、それが被服にも影響して外見上も見苦し
い。また、婦人はコルセットを着用した上にパンティお
よびパンティストッキングを重ねて着用するので、日に
何度もトイレを使用する際に、その都度コルセットを外
さなければならず、大変面倒である。
【0004】この考案は、コルセットを使用しても、人
体に急激な圧力差を生じさせることなく、従って血液の
循環の阻害や炎症を起こさせることなく、使用時人体を
動かし易く、また、外見を損ねることなく、トイレ使用
時にその都度外すことの必要のないコルセットを提供す
ることを目的とする。
体に急激な圧力差を生じさせることなく、従って血液の
循環の阻害や炎症を起こさせることなく、使用時人体を
動かし易く、また、外見を損ねることなく、トイレ使用
時にその都度外すことの必要のないコルセットを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 弾性ベルト二枚を長手側
縁をほぼ接して並列に並べ、それら弾性ベルトを1また
は複数の弾性小布片で連結係止し、前記2枚の弾性ベル
トのそれぞれの端部を重ねて接着または縫い付けて固定
し、その両端のそれぞれの重ね固定部分に、互いに係止
できる係止手段を設け、前記弾性ベルトのうち1方の弾
性ベルトの側縁部に2本のテープ状小布片を固定または
着脱自在に取り付け、それら2本のテープの先端に係止
手段を設け、かつ、その弾性ベルトの両端寄りに、前記
テープ状小布片の係止手段に係合できる係止手段を設け
る。
縁をほぼ接して並列に並べ、それら弾性ベルトを1また
は複数の弾性小布片で連結係止し、前記2枚の弾性ベル
トのそれぞれの端部を重ねて接着または縫い付けて固定
し、その両端のそれぞれの重ね固定部分に、互いに係止
できる係止手段を設け、前記弾性ベルトのうち1方の弾
性ベルトの側縁部に2本のテープ状小布片を固定または
着脱自在に取り付け、それら2本のテープの先端に係止
手段を設け、かつ、その弾性ベルトの両端寄りに、前記
テープ状小布片の係止手段に係合できる係止手段を設け
る。
【0006】 1枚の弾性ベルトの中央長手方向に、両端
部を残して中央に、線状の切り目を設け、その切り目で
一部分離された弾性ベルトの2部分を弾性の小布片で係
止し、弾性ベルトの両端に互いに係止できる係止手段を
設け、弾性ベルトの長手側縁部に2本のテープ状小布片
の一端を固着または着脱自在に取り付け、そのテープ状
小布片の他端に係止手段を設け、該長手側縁部の両端寄
りに上記2本のテープ状小布片の他端を着脱自在に係止
するための係止手段を設ける。
部を残して中央に、線状の切り目を設け、その切り目で
一部分離された弾性ベルトの2部分を弾性の小布片で係
止し、弾性ベルトの両端に互いに係止できる係止手段を
設け、弾性ベルトの長手側縁部に2本のテープ状小布片
の一端を固着または着脱自在に取り付け、そのテープ状
小布片の他端に係止手段を設け、該長手側縁部の両端寄
りに上記2本のテープ状小布片の他端を着脱自在に係止
するための係止手段を設ける。
【0007】 2条のテープ状小布片を固定または着脱し
ない方の弾性ベルトに小袋を設け、該小袋の中に弾性体
を収納する。
ない方の弾性ベルトに小袋を設け、該小袋の中に弾性体
を収納する。
【0008】 弾性ベルトは、長手方向に弾性の経糸を用
いかつ、弾性強度の異なる複数の幅より構成し、それら
の幅の部分が弾性ベルトの側部より中央部の方が弾性強
度を強くする。
いかつ、弾性強度の異なる複数の幅より構成し、それら
の幅の部分が弾性ベルトの側部より中央部の方が弾性強
度を強くする。
【0009】 2枚の弾性ベルトを係止する弾性の小布片
は、対向する縁部が弾性ベルトに固定され、中間部は固
定しない。
は、対向する縁部が弾性ベルトに固定され、中間部は固
定しない。
【0010】 弾性ベルトの両端を互いに係止する係止手
段が雌雄のマジックテープ(商標)(以下面接着部材と
いう)よりなる場合に、その雄面接着部材を設けた面と
同一の面で、かつ、その雄面接着部材に接近して更に雌
面接着部材を設ける。
段が雌雄のマジックテープ(商標)(以下面接着部材と
いう)よりなる場合に、その雄面接着部材を設けた面と
同一の面で、かつ、その雄面接着部材に接近して更に雌
面接着部材を設ける。
【0011】
【実施例】以下図面に示す実施例について説明する。図
1に示すものは、弾性ベルト1、2および3を並列に、
かつ、ほぼ接して並べ、弾性ベルト1と2とを2枚の小
布片4、4で、弾性ベルト2と3とを2枚の小布片5、
5で連結し、弾性ベルト3の中央部下縁部に2条のテー
プ状の小布片6を取り付け、弾性ベルト1乃至3のそれ
ぞれの一方の端部には雄の面接着部材7を取り付け、そ
れぞれの他方の端部には、雄の面接着部材7のある表面
の裏面側に雌の面接着部材8を取り付ける。これら面接
着部材7および8は、弾性ベルト1乃至3を腰やヒップ
に巻き付けて面接着部材7と8とを係合させて弾性ベル
ト1乃至3を腰等に固定するためのものである。
1に示すものは、弾性ベルト1、2および3を並列に、
かつ、ほぼ接して並べ、弾性ベルト1と2とを2枚の小
布片4、4で、弾性ベルト2と3とを2枚の小布片5、
5で連結し、弾性ベルト3の中央部下縁部に2条のテー
プ状の小布片6を取り付け、弾性ベルト1乃至3のそれ
ぞれの一方の端部には雄の面接着部材7を取り付け、そ
れぞれの他方の端部には、雄の面接着部材7のある表面
の裏面側に雌の面接着部材8を取り付ける。これら面接
着部材7および8は、弾性ベルト1乃至3を腰やヒップ
に巻き付けて面接着部材7と8とを係合させて弾性ベル
ト1乃至3を腰等に固定するためのものである。
【0012】テープ状小布片6は弾性ベルト3に固着ま
たは着脱自在に係止してもよい。弾性ベルト3の下縁部
に取付けたテープ状小布片6の先端部には雄ホックボタ
ン9を取り付け、弾性ベルト3の着用時の表側で、かつ
両端寄りに雌ホックボタン10を取り付ける。雌ホック
ボタン10は弾性ベルト3の表裏いずれに取り付けても
よい。テープ状小布片6は弾性布地で形成するのが好ま
しい。これらテープ状小布片6は、弾性ベルト3を着用
したときに、股下をくぐらせて、ホックボタン9と10
とで係止し、弾性ベルト3のヒップへの固定を確実に
し、使用時弾性ベルトがずり上がるのを防止する。雌ホ
ックボタン10は、前記両端寄りにそれぞれ複数個設け
れば体格に応じて調整することができる。
たは着脱自在に係止してもよい。弾性ベルト3の下縁部
に取付けたテープ状小布片6の先端部には雄ホックボタ
ン9を取り付け、弾性ベルト3の着用時の表側で、かつ
両端寄りに雌ホックボタン10を取り付ける。雌ホック
ボタン10は弾性ベルト3の表裏いずれに取り付けても
よい。テープ状小布片6は弾性布地で形成するのが好ま
しい。これらテープ状小布片6は、弾性ベルト3を着用
したときに、股下をくぐらせて、ホックボタン9と10
とで係止し、弾性ベルト3のヒップへの固定を確実に
し、使用時弾性ベルトがずり上がるのを防止する。雌ホ
ックボタン10は、前記両端寄りにそれぞれ複数個設け
れば体格に応じて調整することができる。
【0013】面接着部材7および8の代わりにホックボ
タン等公知の係止手段を設けてもよい。弾性ベルトにホ
ックボタン等金属製係止手段を設ける場合には、弾性ベ
ルトのそれら手段を取り付けた部分およびその付近にラ
バー樹脂を塗布すれば補強上好ましい。
タン等公知の係止手段を設けてもよい。弾性ベルトにホ
ックボタン等金属製係止手段を設ける場合には、弾性ベ
ルトのそれら手段を取り付けた部分およびその付近にラ
バー樹脂を塗布すれば補強上好ましい。
【0014】弾性ベルト2と3とを連結している小布片
5は弾性布地よりなり、図2に示すように、上下の縁部
11で弾性ベルト2と3とに固定しており、中間部12
は固定しない。小布片5の横幅は、限定するものではな
いが、4cm位が好ましく小布片5と5との間隔は、こ
れも限定するものではないが、7〜12cm位が好まし
い。小布片5、5の位置は、弾性ベルト2と3の中央部
でもよく、または、後述する使用時に弾性ベルト2と3
の面接着部材7と8との重ね部分が脇腹部分に位置させ
るために、弾性ベルト2と3との中央よりいずれかの端
部方向へ偏ってもよい。
5は弾性布地よりなり、図2に示すように、上下の縁部
11で弾性ベルト2と3とに固定しており、中間部12
は固定しない。小布片5の横幅は、限定するものではな
いが、4cm位が好ましく小布片5と5との間隔は、こ
れも限定するものではないが、7〜12cm位が好まし
い。小布片5、5の位置は、弾性ベルト2と3の中央部
でもよく、または、後述する使用時に弾性ベルト2と3
の面接着部材7と8との重ね部分が脇腹部分に位置させ
るために、弾性ベルト2と3との中央よりいずれかの端
部方向へ偏ってもよい。
【0015】小布片4および5は2枚に限定するもので
はなく、1または複数用いることができる。
はなく、1または複数用いることができる。
【0016】弾性ベルト3の形状は、図において上下幅
が一様のものでもよいが、図1に示すように上縁両端部
を下方に傾斜させた方が、着用時にヒップにフィットし
て好ましい。
が一様のものでもよいが、図1に示すように上縁両端部
を下方に傾斜させた方が、着用時にヒップにフィットし
て好ましい。
【0017】コルセットの使用時弾性ベルト2の人体に
接する面で仙骨を押さえる部分に小袋13を設けるのが
好ましい。小袋13は使用時の上縁に開口を設け、ゴム
等の板状弾性体を挿入可能とする。この弾性体はコルセ
ット使用に仙骨を押さえることにより背筋を伸ばし脊髄
の矯正に役立つ。
接する面で仙骨を押さえる部分に小袋13を設けるのが
好ましい。小袋13は使用時の上縁に開口を設け、ゴム
等の板状弾性体を挿入可能とする。この弾性体はコルセ
ット使用に仙骨を押さえることにより背筋を伸ばし脊髄
の矯正に役立つ。
【0018】弾性ベルト1は省略してもよく、そのため
に、小布片4は、上縁部を弾性ベルト1に固定し、下縁
部には係止手段を設け、それに対応する弾性ベルト2の
上縁部にも係止手段を設け、弾性ベルト1と2とを着脱
自在に連結するのが好ましい。また、小布片4の両端と
弾性ベルト1と2とに着脱可能な係止手段を設けてもよ
い。もちろん、コルセットの弾性ベルトを2と3だけで
形成してもよく、その場合には弾性ベルト2には上記の
弾性ベルト1との係止手段を設けなくてもよい。
に、小布片4は、上縁部を弾性ベルト1に固定し、下縁
部には係止手段を設け、それに対応する弾性ベルト2の
上縁部にも係止手段を設け、弾性ベルト1と2とを着脱
自在に連結するのが好ましい。また、小布片4の両端と
弾性ベルト1と2とに着脱可能な係止手段を設けてもよ
い。もちろん、コルセットの弾性ベルトを2と3だけで
形成してもよく、その場合には弾性ベルト2には上記の
弾性ベルト1との係止手段を設けなくてもよい。
【0019】弾性ベルト1乃至3のそれぞれの弾性布地
は、図3に示すように、弾性ベルトの幅(図において縦
幅)を上縁および下縁から中央方向に向かって弾力が順
次強い複数の小幅で形成し、弾力はa部分<b部分<c
部分を形成する。a、b、c部分の弾力差は、それぞれ
の部分の径糸に弾力の異なるゴム糸、弾性繊維糸等を用
いるか、または等しい弾力のゴム糸等の複数本を径糸と
することにより求めることができる。この場合1本の経
糸の太さが異なるので、そのまま織ると布片の厚さが均
一でなくなる。従って、1本のゴム糸等に巻く糸の層の
厚み、および複数のゴム糸等を1本にまとめてそれに巻
く糸の層の厚みを調整して、上記それぞれの弾力差のあ
る経糸の太さを等しくなるようにすれば、織り上がった
布地の厚さが均一になる。小幅による構成はa、b、
c、b、aに限定するものではなく、a、b、aの構成
でもよく、またそれぞれの小幅の幅は等しくてもよく、
または異なってもよい。
は、図3に示すように、弾性ベルトの幅(図において縦
幅)を上縁および下縁から中央方向に向かって弾力が順
次強い複数の小幅で形成し、弾力はa部分<b部分<c
部分を形成する。a、b、c部分の弾力差は、それぞれ
の部分の径糸に弾力の異なるゴム糸、弾性繊維糸等を用
いるか、または等しい弾力のゴム糸等の複数本を径糸と
することにより求めることができる。この場合1本の経
糸の太さが異なるので、そのまま織ると布片の厚さが均
一でなくなる。従って、1本のゴム糸等に巻く糸の層の
厚み、および複数のゴム糸等を1本にまとめてそれに巻
く糸の層の厚みを調整して、上記それぞれの弾力差のあ
る経糸の太さを等しくなるようにすれば、織り上がった
布地の厚さが均一になる。小幅による構成はa、b、
c、b、aに限定するものではなく、a、b、aの構成
でもよく、またそれぞれの小幅の幅は等しくてもよく、
または異なってもよい。
【0020】上記のように糸で径糸の太さを均一にする
ことをしないで、各弾性ベルトの縦幅(図1において)
の上下縁部の径糸を中間部分の径糸よりも細くすれば、
皮膚とコルセットの段差を小さくするので、着用時その
段差が外見に現れるのを防ぐことができる。
ことをしないで、各弾性ベルトの縦幅(図1において)
の上下縁部の径糸を中間部分の径糸よりも細くすれば、
皮膚とコルセットの段差を小さくするので、着用時その
段差が外見に現れるのを防ぐことができる。
【0021】この考案にかかるコルセットを使用する場
合には、弾性ベルト1を胴部に当てて面接着部材7と8
とを重ねて係合し、弾性ベルト2をヒップ上方すなわち
胴のくびれ部に当てて面接着部材7と8とを重ねて係合
し、弾性ベルト3をヒップに当てて面接着部材7と8と
を重ねて係合し、小布片6、6を股下をくぐらせてホッ
クボタン9と10とを係合させる。弾性ベルト1を省略
してもよいことは前述したとおりである。
合には、弾性ベルト1を胴部に当てて面接着部材7と8
とを重ねて係合し、弾性ベルト2をヒップ上方すなわち
胴のくびれ部に当てて面接着部材7と8とを重ねて係合
し、弾性ベルト3をヒップに当てて面接着部材7と8と
を重ねて係合し、小布片6、6を股下をくぐらせてホッ
クボタン9と10とを係合させる。弾性ベルト1を省略
してもよいことは前述したとおりである。
【0022】前記使用方法は弾性ベルト1、2および3
を並列に着用する方法であるが、弾性ベルト2および3
をクロスして着用することも可能である。すなわち、図
1において、弾性ベルト2の左端の面接着部材7と弾性
ベルト3の右端の面接着部材8を係合させ、弾性ベルト
2の右端の面接着部材8と弾性ベルト3の左端の面接着
部材7とを係合させる。この場合上記2ヶ所の係合部分
が両腹部または脇腹付近のいずれに位置するように設計
してもよい。弾性ベルト2と3とのクロス部分は、弾性
ベルト2と3の中央部を脊髄部分およびヒップ後方に当
てて腹部でクロスさせるか、または、弾性ベルト2と3
とを腹部および腹部上方に当てた後背後でクロスさせ
る。背後でクロスする場合には、小袋13の位置を変更
する必要がある。
を並列に着用する方法であるが、弾性ベルト2および3
をクロスして着用することも可能である。すなわち、図
1において、弾性ベルト2の左端の面接着部材7と弾性
ベルト3の右端の面接着部材8を係合させ、弾性ベルト
2の右端の面接着部材8と弾性ベルト3の左端の面接着
部材7とを係合させる。この場合上記2ヶ所の係合部分
が両腹部または脇腹付近のいずれに位置するように設計
してもよい。弾性ベルト2と3とのクロス部分は、弾性
ベルト2と3の中央部を脊髄部分およびヒップ後方に当
てて腹部でクロスさせるか、または、弾性ベルト2と3
とを腹部および腹部上方に当てた後背後でクロスさせ
る。背後でクロスする場合には、小袋13の位置を変更
する必要がある。
【0023】図4に示すコルセットは、並列に並べた2
枚の弾性ベルト2aと3aとを小布片5で連結係止し、
それら弾性ベルト2aと3aとのそれぞれの両端を互い
に重ねて接着または縫い付け、それら接着または縫い付
けた端部の一方の表と他方の裏とに、面接着部材14、
15を設け、それら面接着部材14、15のいずれかを
雄、他方を雌として、それらを係合可能としたものであ
る。弾性ベルト3aには2条のテープ状小布片6を固定
または着脱自在に係止し、かつ、そのテープ状小布片6
の端部を係止するためのホック10を取り付ける。
枚の弾性ベルト2aと3aとを小布片5で連結係止し、
それら弾性ベルト2aと3aとのそれぞれの両端を互い
に重ねて接着または縫い付け、それら接着または縫い付
けた端部の一方の表と他方の裏とに、面接着部材14、
15を設け、それら面接着部材14、15のいずれかを
雄、他方を雌として、それらを係合可能としたものであ
る。弾性ベルト3aには2条のテープ状小布片6を固定
または着脱自在に係止し、かつ、そのテープ状小布片6
の端部を係止するためのホック10を取り付ける。
【0024】図5に示すコルセットは、一枚の弾性ベル
トでコルセットを形成したものである。すなわち、弾性
ベルト16に、その長手方向に中央に直線状に切り目1
7を設け、切り目17で分断された二つの部分16aと
16bとを小布片5で係止する。弾性ベルト16の両端
部分16cには切り目を設けないで、幅を細くし、一方
に雄面接着部材18、他方に雌面接着部材19を設け
る。弾性ベルト16の部分16aには、2条のテープ状
小布片6を固定または着脱自在に係止し、それらテープ
状小布片6の端部を係止するためのホック10を取り付
ける。弾性ベルト16は、長手方向の両側縁よりも切り
目17付近の方が弾力の強い径糸で織られたものにする
か、または、長手方向の両側縁と切り目17の縁部を弾
力が弱く、部分16aおよび部分16bの中央の方を弾
力が強い径糸で織られたものにする。
トでコルセットを形成したものである。すなわち、弾性
ベルト16に、その長手方向に中央に直線状に切り目1
7を設け、切り目17で分断された二つの部分16aと
16bとを小布片5で係止する。弾性ベルト16の両端
部分16cには切り目を設けないで、幅を細くし、一方
に雄面接着部材18、他方に雌面接着部材19を設け
る。弾性ベルト16の部分16aには、2条のテープ状
小布片6を固定または着脱自在に係止し、それらテープ
状小布片6の端部を係止するためのホック10を取り付
ける。弾性ベルト16は、長手方向の両側縁よりも切り
目17付近の方が弾力の強い径糸で織られたものにする
か、または、長手方向の両側縁と切り目17の縁部を弾
力が弱く、部分16aおよび部分16bの中央の方を弾
力が強い径糸で織られたものにする。
【0025】図4および図5のコルセットを使用する場
合には、図1の実施例の場合とほとんど同じで、弾性ベ
ルトを腰およびヒップに巻き付けて、面接着部材14と
15、18と19とを腹部等で重ね合わせて係止し、小
布片6を股下をくぐらせてその先端をホック10等係止
手段に係止させる。小布片5は、コルセットの着用時に
上下の弾性ベルト2aと3a、または弾性ベルト16の
上下部分16aと16bとが極端にはなれるのを防止
し、かつ、それらが横にずれるのを可能にする。
合には、図1の実施例の場合とほとんど同じで、弾性ベ
ルトを腰およびヒップに巻き付けて、面接着部材14と
15、18と19とを腹部等で重ね合わせて係止し、小
布片6を股下をくぐらせてその先端をホック10等係止
手段に係止させる。小布片5は、コルセットの着用時に
上下の弾性ベルト2aと3a、または弾性ベルト16の
上下部分16aと16bとが極端にはなれるのを防止
し、かつ、それらが横にずれるのを可能にする。
【0026】図1に示すように、それぞれの弾性ベルト
の雄面接着部材7の近くに雌面接着部材8aを設け、そ
れら面接着部材7と8aとを重ねて係止しておけば、弾
性ベルト1〜3の面接着部材7のいずれかが、弾性ベル
ト1〜3のいずれかの他端の面接着部材8に係止して折
り畳みした形がくずれるのを防止でき、また、他の収納
物例えばストッキング等に付着して取り外す際にストッ
キング等が傷むのを防止することができる。
の雄面接着部材7の近くに雌面接着部材8aを設け、そ
れら面接着部材7と8aとを重ねて係止しておけば、弾
性ベルト1〜3の面接着部材7のいずれかが、弾性ベル
ト1〜3のいずれかの他端の面接着部材8に係止して折
り畳みした形がくずれるのを防止でき、また、他の収納
物例えばストッキング等に付着して取り外す際にストッ
キング等が傷むのを防止することができる。
【0027】
【作用】弾性ベルト2枚または3枚が並列に並べられ、
または、切り目で二部分に形成されて、コルセットが分
割されているので、これら弾性ベルトを並列にして使用
する場合には、それらの弾性ベルトは人体の胴からヒッ
プにかけてのカーブに応じて個別に締め付ける。弾性体
2と3とはクロスして胴およびヒップに装着することも
可能とする。小布片4および5は各弾性ベルトまたは弾
性ベルトの二部分を繋止し、弾性があるので、コルセッ
トの着用時に人体の動きに応じて各弾性ベルトまたは部
分間にズレを生じさせる。小布片5は弾性があり、上縁
部が弾性ベルト2、2a、16aに、下縁部が弾性ベル
ト3、3a、16bに固定され、中間部はフリーである
ので、二枚の弾性ベルト、または二部分の弾性ベルトが
互いに反対に横方向にずれるのをスムーズにする。小布
片6は、使用時股下をくぐって弾性ベルト3等の前後に
係止されるので、弾性ベルト3等がずり上がるのを防止
する。小袋13は弾性体の収納を可能にし、コルセット
の使用時その弾性体は仙骨を押さえる。弾性ベルトは縦
輻の両端部から中央に向かって順次弾力が高くなるの
で、コルセットの着用時に順次圧力を高める。弾性ベル
トの雄面接着部材を設けた面と同一の面に、かつ、雄面
接着部材に接近して設けた雌面接着部材は、前記雄雌面
接着部材の係合を可能とする。
または、切り目で二部分に形成されて、コルセットが分
割されているので、これら弾性ベルトを並列にして使用
する場合には、それらの弾性ベルトは人体の胴からヒッ
プにかけてのカーブに応じて個別に締め付ける。弾性体
2と3とはクロスして胴およびヒップに装着することも
可能とする。小布片4および5は各弾性ベルトまたは弾
性ベルトの二部分を繋止し、弾性があるので、コルセッ
トの着用時に人体の動きに応じて各弾性ベルトまたは部
分間にズレを生じさせる。小布片5は弾性があり、上縁
部が弾性ベルト2、2a、16aに、下縁部が弾性ベル
ト3、3a、16bに固定され、中間部はフリーである
ので、二枚の弾性ベルト、または二部分の弾性ベルトが
互いに反対に横方向にずれるのをスムーズにする。小布
片6は、使用時股下をくぐって弾性ベルト3等の前後に
係止されるので、弾性ベルト3等がずり上がるのを防止
する。小袋13は弾性体の収納を可能にし、コルセット
の使用時その弾性体は仙骨を押さえる。弾性ベルトは縦
輻の両端部から中央に向かって順次弾力が高くなるの
で、コルセットの着用時に順次圧力を高める。弾性ベル
トの雄面接着部材を設けた面と同一の面に、かつ、雄面
接着部材に接近して設けた雌面接着部材は、前記雄雌面
接着部材の係合を可能とする。
【0028】
【効果】この考案に係るコルセットは、2本または3本
の弾性ベルトを弾性の小布片で係止しているので、人体
の動作に応じて弾性ベルトにずれが生じ、人体の動作に
適応し易く、波状のしわが生じないので、着用した服装
にくずれが生じない。弾性ベルトは縁部から中央部に向
かって弾力が強くなるように弾性径糸を使用しているの
で、コルセット着用時、人体におけるコルセット当接部
分と当接していない部分の境界に強力な圧力差が生じな
いので血液の循環の阻害しないのでむくみを生じること
なく、また、股ずれ等の炎症を起こさせない。着用時従
来のコルセットのような股下を連結した布地部分がな
く、2条の小布片で係止しているので、トイレ使用時に
その都度コルセットを脱ぐ必要がない。小袋の弾性体は
仙骨を押さえて仙骨を正しい位置にし、背骨を伸ばし、
神経への圧迫を正す。なお、弾性ベルトの雄面接着部材
に接近して雌面接着部材をもうければ、コルセットの不
使用時に該雄雌面接着部材を係合させて置けば、雄の面
接着部材が他の物品、たとえばストッキング等、に付着
してその他の物品を損ねることがない。
の弾性ベルトを弾性の小布片で係止しているので、人体
の動作に応じて弾性ベルトにずれが生じ、人体の動作に
適応し易く、波状のしわが生じないので、着用した服装
にくずれが生じない。弾性ベルトは縁部から中央部に向
かって弾力が強くなるように弾性径糸を使用しているの
で、コルセット着用時、人体におけるコルセット当接部
分と当接していない部分の境界に強力な圧力差が生じな
いので血液の循環の阻害しないのでむくみを生じること
なく、また、股ずれ等の炎症を起こさせない。着用時従
来のコルセットのような股下を連結した布地部分がな
く、2条の小布片で係止しているので、トイレ使用時に
その都度コルセットを脱ぐ必要がない。小袋の弾性体は
仙骨を押さえて仙骨を正しい位置にし、背骨を伸ばし、
神経への圧迫を正す。なお、弾性ベルトの雄面接着部材
に接近して雌面接着部材をもうければ、コルセットの不
使用時に該雄雌面接着部材を係合させて置けば、雄の面
接着部材が他の物品、たとえばストッキング等、に付着
してその他の物品を損ねることがない。
【図1】コルセットの背面図である。
【図2】コルセットの要部背面図である。
【図3】弾性ベルト地の説明図である。
【図4】コルセットの斜視酢である。
【図5】コルセットの背面図である。
1 弾性ベルト 2 弾性ベルト 3 弾性ベルト 4 小布片 5 小布片 6 小布片 7 面接着部材 8 面接着部材 9 ホックボタン 10 ホックボタン 11 縁部 12 中間部 13 小袋 14 面接着部材 15 面接着部材 16 弾性ベルト 17 切り目 18 面接着部材 19 面接着部材
Claims (7)
- 【請求項1】 長手側縁をほぼ接して並列に並べ、両端
部を重ねて接着または縫い付けて固定してなる二枚の弾
性ベルトと, 前記二枚の弾性ベルトの相対向する長手側縁部を連結係
止する一または複数の弾性小布片と, 前記二枚の弾性ベルトの重ねて固定した両端部に設け
た、互いに係止できる係止部材と、 よりなるコルセット。 - 【請求項2】 長手側縁をほぼ接して並列に並べ、両
端部を重ねて接着または縫い付けて固定してなる二枚の
弾性ベルトと, 前記二枚の弾性ベルトの相対向する長手側縁部を連結係
止する一または複数の弾性小布片と, 前記二枚の弾性ベルトの重ねて固定した両端部に設け
た、互いに係止できる係止部材と, 前記二枚の弾性ベルトのうち一方の弾性ベルトの長手側
縁部のほぼ中央に、間隔をおいて着脱自在に係止した、
先端に係止手段を設けた二本のテープ状小布片と, 前記二枚の弾性ベルトのうち一方の弾性ベルトの両端寄
りに設けた、前記二本のテープ状小布片の先端の係止手
段と係合できる係止手段と, よりなるコルセット。 - 【請求項3】 中央長手方向に、両端部を残して中央に
線状の切り目を設けた弾性ベルトと、 前記弾性ベルトの線状切り目の両縁を連結する弾性小布
片と, 前記弾性ベルトの両端に設けた、互いに係止できる係止
手段と, 前記弾性ベルトの長手側縁部に着脱自在に係止した二本
のテープ状小布片と, 前記二本のテープ状小布片の先端と前記弾性ベルトとを
係止するための係止手段と, よりなるコルセット。 - 【請求項4】 2条のテープ状小布片を固定していない
方の弾性ベルトに小袋を設け、該小袋の中に弾性体を収
納してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載のコルセット。 - 【請求項5】 弾性ベルトが、長手方向に弾性の経糸が
用いられ、かつ、弾性強度の異なる複数の幅よりなり、
それらの幅の部分が弾性ベルトの側部より中央部の方が
弾性強度が強いことを特徴とする請求項1乃至5のいず
れかに記載のコルセット。 - 【請求項6】 2枚または二部分の弾性ベルトを係止す
る弾性の小布片は、対向する縁部が弾性ベルトに固定さ
れ、中間部は固定されていないことを特徴とする請求項
1乃至5のいずれかに記載のコルセット。 - 【請求項7】 弾性ベルトの両端を互いに係止する係止
手段が雌雄の面接着部材よりなり、その雄面接着部材を
設けた面と同一の面で、かつ、その雄面接着部材に接近
して更に雌面接着部材を設けたことを特徴とする請求項
1乃至6のいずれかに記載のコルセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991065089U JPH0754245Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | コルセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991065089U JPH0754245Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | コルセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510407U JPH0510407U (ja) | 1993-02-09 |
JPH0754245Y2 true JPH0754245Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=13276860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991065089U Expired - Lifetime JPH0754245Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | コルセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754245Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3337384B2 (ja) * | 1996-12-04 | 2002-10-21 | 株式会社田中企画 | 医療用コルセット |
JPH10155825A (ja) * | 1996-12-04 | 1998-06-16 | Tanaka Kikaku:Kk | 医療用コルセット |
JP3542566B2 (ja) * | 2001-03-12 | 2004-07-14 | 株式会社ユ− | 骨盤矯正用ベルト付き下着 |
KR100523423B1 (ko) * | 2004-01-30 | 2005-10-25 | 현대메디칼 주식회사 | 무릎관절 보호 및 치료대 |
WO2020240841A1 (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-03 | 中山式産業株式会社 | 腰用サポーター |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5435442B2 (ja) * | 1972-11-24 | 1979-11-02 | ||
JP2585656B2 (ja) * | 1987-12-03 | 1997-02-26 | 株式会社ハヤシ・ニット | 腰当て保温コルセット |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP1991065089U patent/JPH0754245Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0510407U (ja) | 1993-02-09 |
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