JP2585534Y2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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- JP2585534Y2 JP2585534Y2 JP1990010979U JP1097990U JP2585534Y2 JP 2585534 Y2 JP2585534 Y2 JP 2585534Y2 JP 1990010979 U JP1990010979 U JP 1990010979U JP 1097990 U JP1097990 U JP 1097990U JP 2585534 Y2 JP2585534 Y2 JP 2585534Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電動送風機から発する騒音に対する防音機
構を有する電気掃除機に関する。
構を有する電気掃除機に関する。
〈従来技術〉 [従来例1] 従来例1の電気掃除機は、第6図の如く、電気掃除機
本体1に、吸込口2に連通する集塵室3と、該集塵室3
に連通する機構室4とを有している。そして、前記集塵
室3と機構室4との間に、吸気口5が形成されている。
本体1に、吸込口2に連通する集塵室3と、該集塵室3
に連通する機構室4とを有している。そして、前記集塵
室3と機構室4との間に、吸気口5が形成されている。
前記機構室4は、吸込口2から吸気口5を経て機構室
4後部の電気掃除機本体後面に形成された排気口6に至
る空気流を形成する電動送風機7を内装している。
4後部の電気掃除機本体後面に形成された排気口6に至
る空気流を形成する電動送風機7を内装している。
また、左右の電気掃除機本体側面8に、車輪取付用凹
部9が形成され、車輪10の軸部11が本体側面8に回転自
在に枢支されている。なお、図中12はコードリール部で
ある。
部9が形成され、車輪10の軸部11が本体側面8に回転自
在に枢支されている。なお、図中12はコードリール部で
ある。
そして、電動送風機7の作動により吸込口2より吸込
まれた吸気は、吸気口5を通って電動送風機8に吸込ま
れる。
まれた吸気は、吸気口5を通って電動送風機8に吸込ま
れる。
電動送風機7の後部から吹き出された排気は、機構室
4の後部に流れ、排気口6から電気掃除機本体1の外へ
排出される。
4の後部に流れ、排気口6から電気掃除機本体1の外へ
排出される。
ここで、電動送風機7による騒音、排気の流れによる
風切り音等に対する騒音対策の従来例1として、電動送
風機7にフエルト等の防音材を巻付けたり、電気掃除機
本体1の内面にフエルト等の防音材を貼り付けるといっ
た方法が施されている。
風切り音等に対する騒音対策の従来例1として、電動送
風機7にフエルト等の防音材を巻付けたり、電気掃除機
本体1の内面にフエルト等の防音材を貼り付けるといっ
た方法が施されている。
[従来例2] 従来例2としては、第7,8図の如く、機構室4と電気
掃除機本体1の底部1aとの間に、半円状の仕切壁13を有
するU字状の排気流路14が形成され、該排気流路14は機
構室4との連通口15から本体後面の排気口6に至るもの
で、排気されるまでの距離を長くすることにより排気音
を低減させる。
掃除機本体1の底部1aとの間に、半円状の仕切壁13を有
するU字状の排気流路14が形成され、該排気流路14は機
構室4との連通口15から本体後面の排気口6に至るもの
で、排気されるまでの距離を長くすることにより排気音
を低減させる。
また、その他にも、電動送風機からの排気を一旦電気
掃除機本体の底部に導き、本体外周に取付けられたバン
パー、あるいは集塵室下部の本体側面から排出して、排
気音を本体の両側に分散して放射させるといった方法が
ある。
掃除機本体の底部に導き、本体外周に取付けられたバン
パー、あるいは集塵室下部の本体側面から排出して、排
気音を本体の両側に分散して放射させるといった方法が
ある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来例1では、電動送風機7から排気
口6までの排気通路は直線的であり、その距離は短かい
ので、電動送風機7からの排気は直接排気口6から排出
され、排気音を充分吸収することができない。また、電
気掃除機本体1の後部に排気が集中するので、電気掃除
機本体1の後部では暖かい空気が吹き、不快感を起こす
といった問題がある。
口6までの排気通路は直線的であり、その距離は短かい
ので、電動送風機7からの排気は直接排気口6から排出
され、排気音を充分吸収することができない。また、電
気掃除機本体1の後部に排気が集中するので、電気掃除
機本体1の後部では暖かい空気が吹き、不快感を起こす
といった問題がある。
従来例2では、電気掃除機本体1の底部に流路を設け
るため、本体の高さ寸法が大きくなる。また、排気口6
より直接、排気音が放射されるため、大幅な騒音の低減
が困難であるといった問題がある。
るため、本体の高さ寸法が大きくなる。また、排気口6
より直接、排気音が放射されるため、大幅な騒音の低減
が困難であるといった問題がある。
本考案は、上記に鑑み、電動送風機からの排気音を低
減することができ、しかも不快な温風が集中して排気さ
れるのを防止することができる電気掃除機の提供を目的
とする。
減することができ、しかも不快な温風が集中して排気さ
れるのを防止することができる電気掃除機の提供を目的
とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案請求項1による課題解決手段は、第1図の如
く、電気掃除機本体1に、電動送風機7が内装され、電
気掃除機本体側面8に軸部11を介して回転自在に車輪10
が設けられた電気掃除機に、おいて、本体側面8の軸部
11の周りに排気が車輪10に当たるべく車輪10と対向して
排気口20が設けられ、電気掃除機本体1の内部に排気口
20を電気掃除機本体1の内部と遮蔽する遮蔽板28が設け
られ、遮蔽板28で囲まれた空間29と電気掃除機本体1の
内部とを連通させ吸入断面積を減少させて消音する通過
口21が遮蔽板28に設けられ、電動送風機7から通過口21
を通り抜け空間29を経て排気口20に通じる排気通路22が
形成されたものである。
く、電気掃除機本体1に、電動送風機7が内装され、電
気掃除機本体側面8に軸部11を介して回転自在に車輪10
が設けられた電気掃除機に、おいて、本体側面8の軸部
11の周りに排気が車輪10に当たるべく車輪10と対向して
排気口20が設けられ、電気掃除機本体1の内部に排気口
20を電気掃除機本体1の内部と遮蔽する遮蔽板28が設け
られ、遮蔽板28で囲まれた空間29と電気掃除機本体1の
内部とを連通させ吸入断面積を減少させて消音する通過
口21が遮蔽板28に設けられ、電動送風機7から通過口21
を通り抜け空間29を経て排気口20に通じる排気通路22が
形成されたものである。
請求項2では、第2,3図の如く、電気掃除機本体1
に、電動送風機7が内装され、電気掃除機本体側面8に
軸部11を介して回転自在に車輪10が設けられた電気掃除
機において、本体側面8の軸部11より後側に排気が車輪
10に当たるべく車輪10に対向して排気口30が設けられ、
電気掃除機本体1の内部に電動送風機7から排気口に通
じる排気通路31が形成され、前記車輪10の内面に前記排
気口30に対向して溝部32が形成され、該溝部32に防音材
33が取付けられ、前記排気口30と軸部11との間の本体側
面8に前方への吹出しを防ぐ防護壁42が形成され、前記
排気口30よりも電気掃除機本体1の後側部に、溝部32に
沿って流れ車輪10と電気掃除機本体1との間を通過する
排気を外部に導く排気溝43が形成されたものである。
に、電動送風機7が内装され、電気掃除機本体側面8に
軸部11を介して回転自在に車輪10が設けられた電気掃除
機において、本体側面8の軸部11より後側に排気が車輪
10に当たるべく車輪10に対向して排気口30が設けられ、
電気掃除機本体1の内部に電動送風機7から排気口に通
じる排気通路31が形成され、前記車輪10の内面に前記排
気口30に対向して溝部32が形成され、該溝部32に防音材
33が取付けられ、前記排気口30と軸部11との間の本体側
面8に前方への吹出しを防ぐ防護壁42が形成され、前記
排気口30よりも電気掃除機本体1の後側部に、溝部32に
沿って流れ車輪10と電気掃除機本体1との間を通過する
排気を外部に導く排気溝43が形成されたものである。
〈作用〉 上記請求項1による課題解決手段において、電動送風
機7から放出された排気が排気通路22を通って通過口21
に流れ込み、排気口20より排出される。この際、電動送
風機7から放射された排気音は、通過口21に流入すると
き、通過口21の通過断面積が小さいので、急激な断面積
の変化となり、音響インピーダンスが不連続となり、排
気用空間29を通過する音が低下する。この原理は、一般
に空洞型消音器として用いられているものである。
機7から放出された排気が排気通路22を通って通過口21
に流れ込み、排気口20より排出される。この際、電動送
風機7から放射された排気音は、通過口21に流入すると
き、通過口21の通過断面積が小さいので、急激な断面積
の変化となり、音響インピーダンスが不連続となり、排
気用空間29を通過する音が低下する。この原理は、一般
に空洞型消音器として用いられているものである。
そして、排気口20より本体外部へ放出された排気は、
一旦車輪10に当たった後、車輪10の半径方向へ放出され
る。このため、直接排気音として音が放射されるのでな
く、車輪10に当たった反射音として、外部へ音が伝わ
る。
一旦車輪10に当たった後、車輪10の半径方向へ放出され
る。このため、直接排気音として音が放射されるのでな
く、車輪10に当たった反射音として、外部へ音が伝わ
る。
したがって、電気掃除機本体1から排出された排気
は、車輪10が一種の障壁となるため、分散して排出さ
れ、しかも直接排出されたときよりも大幅に低減した音
の放射により、大幅な排気音の低減化が可能になる。
は、車輪10が一種の障壁となるため、分散して排出さ
れ、しかも直接排出されたときよりも大幅に低減した音
の放射により、大幅な排気音の低減化が可能になる。
また、電気掃除機本体1を大型化せずに簡単な構造で
電動送風機7の排気音を低減することができるので、電
気掃除機の低騒音化に要するコストが少なくてすみ、価
格の上昇も防止し得る。
電動送風機7の排気音を低減することができるので、電
気掃除機の低騒音化に要するコストが少なくてすみ、価
格の上昇も防止し得る。
請求項2では、電気掃除機本体1の排気口30から車輪
10に向かって吹き出された排気は、車輪10の内面に取付
けられた防音材33に当たり、排気音が吸収されて、騒音
が減衰する。また、排気は、防護壁42により排気口30よ
り前方への流れが阻止され、電気掃除機本体1の後側方
向に向かい、車輪10と電気掃除機本体側面8との間を通
って、排気溝43に導かれる。そして、排気溝43より電気
掃除機本体1の後方に排出される。
10に向かって吹き出された排気は、車輪10の内面に取付
けられた防音材33に当たり、排気音が吸収されて、騒音
が減衰する。また、排気は、防護壁42により排気口30よ
り前方への流れが阻止され、電気掃除機本体1の後側方
向に向かい、車輪10と電気掃除機本体側面8との間を通
って、排気溝43に導かれる。そして、排気溝43より電気
掃除機本体1の後方に排出される。
したがって、電気掃除機本体1からの排気音を減衰さ
せ、しかも、防護壁42と排気溝43により排気をスムーズ
に外部へ排出させることができ、車輪10内で騒音がこも
るといったことがなくなり、電気掃除機の低音化を図る
ことができる。
せ、しかも、防護壁42と排気溝43により排気をスムーズ
に外部へ排出させることができ、車輪10内で騒音がこも
るといったことがなくなり、電気掃除機の低音化を図る
ことができる。
また、排気を排出するまでの距離が長くなり、しかも
防音材33に排気を直接当てることにより、暖かい排気の
冷却効果が増し、不快な排気臭や温風を低減させること
ができる。
防音材33に排気を直接当てることにより、暖かい排気の
冷却効果が増し、不快な排気臭や温風を低減させること
ができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の第一実施例を示す電気掃除機の横断
面図である。なお、従来と同じ構成部品には同一符号を
付す。
面図である。なお、従来と同じ構成部品には同一符号を
付す。
本実施例の電気掃除機は、図示の如く、電気掃除機本
体1に、電動送風機7が内装され、電気掃除機本体側面
8に軸部11を介して回転自在に車輪10が設けられてい
る。
体1に、電動送風機7が内装され、電気掃除機本体側面
8に軸部11を介して回転自在に車輪10が設けられてい
る。
そして、本体側面8の軸部11の周りに排気口20が設け
られ、電気掃除機本体1の内部に吸入断面積を減少させ
て消音する通過口21が設けられ、電動送風機7から通過
口21を経て排気口20に通じる排気通路22が形成されてい
る。
られ、電気掃除機本体1の内部に吸入断面積を減少させ
て消音する通過口21が設けられ、電動送風機7から通過
口21を経て排気口20に通じる排気通路22が形成されてい
る。
前記電気掃除機本体1は、箱形に形成され、その内部
は、前側に集塵室3が配され、後側に電動送風機7を内
装した機構室4が配されており、集塵室3と機構室4と
は隔離壁23で仕切られ、該隔離壁23に集塵室3と機構室
4とを連通する吸気口5が開口されている。
は、前側に集塵室3が配され、後側に電動送風機7を内
装した機構室4が配されており、集塵室3と機構室4と
は隔離壁23で仕切られ、該隔離壁23に集塵室3と機構室
4とを連通する吸気口5が開口されている。
そして、前記集塵室3の上部に吸入口2が設けられ、
前部に持ち運び用把手24が形成されている。また、前記
吸気口5の前方にはフイルタ25が取り付けられている。
前部に持ち運び用把手24が形成されている。また、前記
吸気口5の前方にはフイルタ25が取り付けられている。
前記機構室4には、電動送風機7が前記吸気口5に近
接して配され、電動送風機7に並んでコードリール12が
配されている。
接して配され、電動送風機7に並んでコードリール12が
配されている。
そして、電動送風機7は、防振ゴム26を介して電気掃
除機本体1に支持されており、電動送風機7の外周面に
排気孔7aが設けられ、その外周面はスポンジからなる防
音材27により覆われている。
除機本体1に支持されており、電動送風機7の外周面に
排気孔7aが設けられ、その外周面はスポンジからなる防
音材27により覆われている。
前記車輪10は、円板状でその中心に前記軸部11が突設
され、該軸部11が、左右の本体側面8の車輪取付用凹部
9に回転自在に支持されている。
され、該軸部11が、左右の本体側面8の車輪取付用凹部
9に回転自在に支持されている。
前記排気口20は、車輪10に対向して本体側面8に穿設
された複数個の小孔からなる。
された複数個の小孔からなる。
そして、本体側面8の凹部9近傍に、前記排気口20を
機構室4の内部と遮閉する遮閉板28が立設され、該遮閉
板28で囲まれた排気用空間29の本体内部側の開口が前記
通過口21とされる。
機構室4の内部と遮閉する遮閉板28が立設され、該遮閉
板28で囲まれた排気用空間29の本体内部側の開口が前記
通過口21とされる。
前記排気通路22は、電動送風機7の排気孔7aから左右
の本体側面8に向かい、通過口21を通って排気用空間29
に達し、車輪10の軸部11周りの排気口20に至る流路であ
る。
の本体側面8に向かい、通過口21を通って排気用空間29
に達し、車輪10の軸部11周りの排気口20に至る流路であ
る。
上記構成において、電動送風機7の作動により塵埃を
含んだ空気は、吸込ホースを通して吸込口2から集塵室
3に入り、塵埃は集塵室3で捕集され、吸気は吸気口5
から電動送風機7に吸込まれる。
含んだ空気は、吸込ホースを通して吸込口2から集塵室
3に入り、塵埃は集塵室3で捕集され、吸気は吸気口5
から電動送風機7に吸込まれる。
吸い込まれた空気は、電動送風機7内のコイルを冷却
しながら排気孔7aから放出され、機構室4内に拡散す
る。このとき、機構室4内の圧力増加が生じる。このた
め、排気通路22の通過口21に排気が流れ込み、排気用空
間29を通って排気口20より排気が放出される。この際、
電動送風機7の排気孔7aから放射された排気音は、機構
室4内を拡散するが、排気用空間29に流入するとき、通
過口21の通過断面積が小さいので、急激な断面積の変化
となり、音響インピーダンスが不連続となり、排気用空
間29を通過する音が低下する。この原理は、一般に空洞
型消音器として用いられているものである。
しながら排気孔7aから放出され、機構室4内に拡散す
る。このとき、機構室4内の圧力増加が生じる。このた
め、排気通路22の通過口21に排気が流れ込み、排気用空
間29を通って排気口20より排気が放出される。この際、
電動送風機7の排気孔7aから放射された排気音は、機構
室4内を拡散するが、排気用空間29に流入するとき、通
過口21の通過断面積が小さいので、急激な断面積の変化
となり、音響インピーダンスが不連続となり、排気用空
間29を通過する音が低下する。この原理は、一般に空洞
型消音器として用いられているものである。
そして、排気用空間29に流入した排気は、本体側面8
の排気口20より、本体外部へ放出される。このとき、吹
き出した排気は、一旦車輪10に当たった後、車輪10の半
径方向へ放出される。このため、直接排気音として音が
放射されるのでなく、車輪10に当たった反射音として、
外部へ音が伝わる。
の排気口20より、本体外部へ放出される。このとき、吹
き出した排気は、一旦車輪10に当たった後、車輪10の半
径方向へ放出される。このため、直接排気音として音が
放射されるのでなく、車輪10に当たった反射音として、
外部へ音が伝わる。
したがって、電気掃除機本体1から排出された排気
は、車輪10が一種の障壁となるため、分散して排出さ
れ、しかも直接排出されたときよりも大幅に低減した音
の放射になり、大幅な排気音の低減化が可能になる。
は、車輪10が一種の障壁となるため、分散して排出さ
れ、しかも直接排出されたときよりも大幅に低減した音
の放射になり、大幅な排気音の低減化が可能になる。
また、従来例2の如く電気掃除機本体1を大型化する
必要がなく、簡単な構造で電動送風機7の排気音を低減
することができるので、電気掃除機の低騒音化に要する
コストが少なくてすみ、価格の上昇も防止し得る。
必要がなく、簡単な構造で電動送風機7の排気音を低減
することができるので、電気掃除機の低騒音化に要する
コストが少なくてすみ、価格の上昇も防止し得る。
第2図は本考案の第二実施例を示す電気掃除機の横断
面図、第3図は同じく車輪軸部の断面図、第4図は電気
掃除機本体の斜視図、第5図は電気掃除機の斜視図であ
る。なお、第一実施例と同じ構成部品には同一符号を付
す。
面図、第3図は同じく車輪軸部の断面図、第4図は電気
掃除機本体の斜視図、第5図は電気掃除機の斜視図であ
る。なお、第一実施例と同じ構成部品には同一符号を付
す。
本実施例では、電気掃除機本体側面8の軸部11より後
側に排気口30が設けられ、電気掃除機本体1の内部に電
動送風機7から排気口30に通じる排気通路31が形成さ
れ、前記車輪10の内面に前記排気口30に対向して溝部32
が形成され、該溝部32に防音材33が取付けられ、前記排
気口30と軸部11との間の本体側面8に前方への吹出しを
防ぐ防護壁42が形成され、前記排気口30よりも電気掃除
機本体1の後側部に、溝部32に沿って流れ車輪10と電気
掃除機本体1との間を通過する排気を外部に導く排気溝
43が形成されている。
側に排気口30が設けられ、電気掃除機本体1の内部に電
動送風機7から排気口30に通じる排気通路31が形成さ
れ、前記車輪10の内面に前記排気口30に対向して溝部32
が形成され、該溝部32に防音材33が取付けられ、前記排
気口30と軸部11との間の本体側面8に前方への吹出しを
防ぐ防護壁42が形成され、前記排気口30よりも電気掃除
機本体1の後側部に、溝部32に沿って流れ車輪10と電気
掃除機本体1との間を通過する排気を外部に導く排気溝
43が形成されている。
前記排気通路31は、電動送風機7の後部から電動送風
機7と本体側面8との間を経て一側の排気口30に至る流
路と、電動送風機7の後部からコードリール側に向かい
コードリール12と本体側面8との間を経て他側の排気口
30に至る流路とからなる。
機7と本体側面8との間を経て一側の排気口30に至る流
路と、電動送風機7の後部からコードリール側に向かい
コードリール12と本体側面8との間を経て他側の排気口
30に至る流路とからなる。
前記溝部32は、車輪10の縁部10aと軸部11との間に円
環状に形成され、その排気口30と対向する車輪10の内面
および縁部10aの内面に、フエルト等の防音材33が一体
的に貼着されている。
環状に形成され、その排気口30と対向する車輪10の内面
および縁部10aの内面に、フエルト等の防音材33が一体
的に貼着されている。
前記防護壁42は、前記軸受41の電気掃除機本体1の後
側部が車輪10の軸部11に沿って延設されたものである。
側部が車輪10の軸部11に沿って延設されたものである。
前記排気溝43は、下本体1aの車輪取付用凹部9に、排
気口30より後側から電気掃除機本体1の後面に向かって
形成された帯状のくぼみである。
気口30より後側から電気掃除機本体1の後面に向かって
形成された帯状のくぼみである。
上記構成において、電動送風機7の後部から出た排気
は、排気通路31を通って本体側面8に回り込み、排気口
30に達する。
は、排気通路31を通って本体側面8に回り込み、排気口
30に達する。
そして、排気口30から車輪10に向かって吹き出された
排気は、車輪10の内面に取付けられた防音材33に当た
り、排気音が吸収されて、騒音が減衰する。また、排気
は、防護壁42により排気口30より前方への流れが阻止さ
れ、電気掃除機本体1の後側方向に向かい、車輪10の縁
部10aと電気掃除機本体側面8との間を通って、排気溝4
3に導かれる。そして、排気溝43より電気掃除機本体1
の後方に排出される。
排気は、車輪10の内面に取付けられた防音材33に当た
り、排気音が吸収されて、騒音が減衰する。また、排気
は、防護壁42により排気口30より前方への流れが阻止さ
れ、電気掃除機本体1の後側方向に向かい、車輪10の縁
部10aと電気掃除機本体側面8との間を通って、排気溝4
3に導かれる。そして、排気溝43より電気掃除機本体1
の後方に排出される。
したがって、電気掃除機本体1からの排気を車輪10の
内部の溝部32に取付けられた防音材33に当てることによ
り排気音を減衰させ、しかも、防護壁42と排気溝43によ
り排気をスムーズに外部へ排出させることができ、車輪
10内で騒音がこもるといったことがなくなり、電気掃除
機の低音化を図ることができる。
内部の溝部32に取付けられた防音材33に当てることによ
り排気音を減衰させ、しかも、防護壁42と排気溝43によ
り排気をスムーズに外部へ排出させることができ、車輪
10内で騒音がこもるといったことがなくなり、電気掃除
機の低音化を図ることができる。
また、排気を排出するまでの距離が長くなり、しかも
防音材33に排気を直接当てることにより、暖かい排気の
冷却効果が増し、不快な排気臭や温風を低減させること
ができる。
防音材33に排気を直接当てることにより、暖かい排気の
冷却効果が増し、不快な排気臭や温風を低減させること
ができる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
例えば、車輪の溝部にリブを螺旋状に設けてもよい。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案請求項1による
と、電気掃除機本体側面の軸部の周りに排気が車輪に当
たるべく車輪と対向して排気口が設けられ、電気掃除機
本体の内部に排気口を電気掃除機本体の内部と遮蔽する
遮蔽板が設けられ、遮蔽板で囲まれた空間と電気掃除機
本体の内部とを連通させ吸入断面積を減少させて消音す
る通過口が遮蔽板に設けられ、電動送風機が通過口を通
り抜け空間を経て排気口に通じる排気通路が形成され、
電動送風機から放出された排気は、排気通路の通過口に
流れ込む際、通過断面積が小さく急激な断面積の変化と
なるので、排気音を低下させることができる。
と、電気掃除機本体側面の軸部の周りに排気が車輪に当
たるべく車輪と対向して排気口が設けられ、電気掃除機
本体の内部に排気口を電気掃除機本体の内部と遮蔽する
遮蔽板が設けられ、遮蔽板で囲まれた空間と電気掃除機
本体の内部とを連通させ吸入断面積を減少させて消音す
る通過口が遮蔽板に設けられ、電動送風機が通過口を通
り抜け空間を経て排気口に通じる排気通路が形成され、
電動送風機から放出された排気は、排気通路の通過口に
流れ込む際、通過断面積が小さく急激な断面積の変化と
なるので、排気音を低下させることができる。
したがって、排気口から排出された排気は一旦車輪に
当たり、車輪の半径方向に放射状に分散して排出される
ので、排熱を含んだ排気が使用者に直接当たることによ
る不快感を確実に防止することができる。しかも直接排
出されたときよりも大幅に低減した音の放射になり、大
幅な排気音の低減化が可能になる。また、電気掃除機本
体内の一部を区切るだけでよいので、新たな部材を付加
する必要がなく、電気掃除機本体の小型化の妨げになら
ない。
当たり、車輪の半径方向に放射状に分散して排出される
ので、排熱を含んだ排気が使用者に直接当たることによ
る不快感を確実に防止することができる。しかも直接排
出されたときよりも大幅に低減した音の放射になり、大
幅な排気音の低減化が可能になる。また、電気掃除機本
体内の一部を区切るだけでよいので、新たな部材を付加
する必要がなく、電気掃除機本体の小型化の妨げになら
ない。
請求項2において、電気掃除機本体側面の車輪軸部よ
り後側に排気が車輪に当たるべく車輪に対向して排気口
が設けられ、電気掃除機本体の内部に電動送風機から排
気口に通じる排気通路が形成され、前記車輪の内面に前
記排気口に対向して溝部が形成され、該溝部に防音材が
取付けられ、前記排気口と軸部との間の本体側面に前方
への吹出しを防ぐ防護壁が形成され、前記排気口よりも
電気掃除機本体の後側部に、溝部に沿って流れ車輪と電
気掃除機本体との間を通過する排気を外部に導く排気溝
が形成され、排気を車輪の内部の溝部に取付けられた防
音材に当てることにより排気音を減衰させ、しかも、防
護壁と排気溝により排気をスムーズに外部へ排出させる
ことができ、車輪内で騒音がこもるといったことがなく
なり、電気掃除機の低音化を図ることができ、さらに排
気を一方向に導くことが可能となり、床面に向かって排
出することを防止でき、塵等の舞い上がりを防ぐことが
できる。
り後側に排気が車輪に当たるべく車輪に対向して排気口
が設けられ、電気掃除機本体の内部に電動送風機から排
気口に通じる排気通路が形成され、前記車輪の内面に前
記排気口に対向して溝部が形成され、該溝部に防音材が
取付けられ、前記排気口と軸部との間の本体側面に前方
への吹出しを防ぐ防護壁が形成され、前記排気口よりも
電気掃除機本体の後側部に、溝部に沿って流れ車輪と電
気掃除機本体との間を通過する排気を外部に導く排気溝
が形成され、排気を車輪の内部の溝部に取付けられた防
音材に当てることにより排気音を減衰させ、しかも、防
護壁と排気溝により排気をスムーズに外部へ排出させる
ことができ、車輪内で騒音がこもるといったことがなく
なり、電気掃除機の低音化を図ることができ、さらに排
気を一方向に導くことが可能となり、床面に向かって排
出することを防止でき、塵等の舞い上がりを防ぐことが
できる。
また、排気を排出するまでの距離が長くなり、しかも
防音材に排気を直接当てることにより、暖かい排気の冷
却効果が増し、不快な排気臭や温風を低減でき、排気が
使用者に直接当たることによる不快感を確実に防止する
ことができる。しかも、車輪を利用しているので、新た
な部材を付加する必要がなく、電気掃除機本体の小型化
の妨げにならず、さらに車輪の軽量化、ひいては電気掃
除機の軽量化に寄与できる。
防音材に排気を直接当てることにより、暖かい排気の冷
却効果が増し、不快な排気臭や温風を低減でき、排気が
使用者に直接当たることによる不快感を確実に防止する
ことができる。しかも、車輪を利用しているので、新た
な部材を付加する必要がなく、電気掃除機本体の小型化
の妨げにならず、さらに車輪の軽量化、ひいては電気掃
除機の軽量化に寄与できる。
第1図は本考案の第一実施例を示す電気掃除機の横断面
図、第2図は本考案の第二実施例を示す電気掃除機の横
断面図、第3図は同じく車輪軸部の断面図、第4図は電
気掃除機本体の斜視図、第5図は電気掃除機の斜視図、
第6図は従来例1の電気掃除機の断面図、第7図は従来
例2の電気掃除機の断面図、第8図は同じくその横断面
図である。 1:電気掃除機本体、7:電動送風機、8:本体側面、10:車
輪、11:軸部、20,30:排気口、21:通過口、22,31:排気通
路、32:溝部、33:防音材、34:通風路、42:防護壁、43:
排気溝。
図、第2図は本考案の第二実施例を示す電気掃除機の横
断面図、第3図は同じく車輪軸部の断面図、第4図は電
気掃除機本体の斜視図、第5図は電気掃除機の斜視図、
第6図は従来例1の電気掃除機の断面図、第7図は従来
例2の電気掃除機の断面図、第8図は同じくその横断面
図である。 1:電気掃除機本体、7:電動送風機、8:本体側面、10:車
輪、11:軸部、20,30:排気口、21:通過口、22,31:排気通
路、32:溝部、33:防音材、34:通風路、42:防護壁、43:
排気溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 多久 島朗 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)考案者 杉本 豊優 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−32579(JP,U) 実開 昭63−196650(JP,U) 実開 昭48−57956(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】電気掃除機本体に、電動送風機が内装さ
れ、電気掃除機本体側面に軸部を介して回転自在に車輪
が設けられた電気掃除機において、本体側面の軸部の周
りに排気が車輪に当たるべく車輪と対向して排気口が設
けられ、電気掃除機本体の内部に排気口を電気掃除機本
体の内部と遮蔽する遮蔽板が設けられ、遮蔽板で囲まれ
た空間と電気掃除機本体の内部とを連通させ吸入断面積
を減少させて消音する通過口が遮蔽板に設けられ、電動
送風機から通過口を通り抜け空間を経て排気口に通じる
排気通路が形成されたことを特徴とする電気掃除機。 - 【請求項2】電気掃除機本体に、電動送風機が内装さ
れ、電気掃除機本体側面に軸部を介して回転自在に車輪
が設けられた電気掃除機において、本体側面の軸部より
後側に排気が車輪に当たるべく車輪に対向して排気口が
設けられ、電気掃除機本体の内部に電動送風機から排気
口に通じる排気通路が形成され、前記車輪の内面に前記
排気口に対向して溝部が形成され、該溝部に防音材が取
付けられ、前記排気口と軸部の間の本体側面に前方への
吹出しを防ぐ防御壁が形成され、前記排気口よりも電気
掃除機本体の後側部に、溝部にそって流れ車輪と電気掃
除機本体との間を通過する排気を外部に導く排気溝が形
成されたことを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010979U JP2585534Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010979U JP2585534Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03103053U JPH03103053U (ja) | 1991-10-25 |
JP2585534Y2 true JP2585534Y2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=31514526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990010979U Expired - Fee Related JP2585534Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585534Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5151580Y2 (ja) * | 1971-10-29 | 1976-12-10 | ||
JPS5691723U (ja) * | 1979-12-17 | 1981-07-22 | ||
JPS63196650U (ja) * | 1987-06-09 | 1988-12-19 | ||
JPH01155951U (ja) * | 1988-03-28 | 1989-10-26 |
-
1990
- 1990-02-05 JP JP1990010979U patent/JP2585534Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03103053U (ja) | 1991-10-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |