JP2584688B2 - 液体分離装置および圧迫具 - Google Patents

液体分離装置および圧迫具

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JP2584688B2 JP2216667A JP21666790A JP2584688B2 JP 2584688 B2 JP2584688 B2 JP 2584688B2 JP 2216667 A JP2216667 A JP 2216667A JP 21666790 A JP21666790 A JP 21666790A JP 2584688 B2 JP2584688 B2 JP 2584688B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に血液バッグ等の柔軟性を有する容器か
ら血漿、赤血球等を分離する液体分離装置および圧迫具
に関する。
[従来の技術] 近時、輸血に際し全血輸血の弊害が問題視されたため、
血液の各成分のうち、患者にとって必要な成分のみを輸
血することにより、患者の身体的負担や免疫などによる
副作用を出来るだけ少なくする目的で血液の成分輸血が
盛んに行われている。
一方、成分血液製剤を得るためには、血液バッグの親
バッグ中に採取した血液を遠心分離機で各成分に分画
し、それぞれの成分毎に子バッグに分離する必要があ
る。
そこで、従来は、第11図に示すような分離装置71を使
用して、遠心分離された親バッグ73中の上層成分である
血漿や、中層成分である、いわゆるバッフィーコート
(主成分は白血球であり、他に血小板、赤血球、血漿が
混入したもの)を該装置を使用して、手動操作にてそれ
ぞれを収容するために個別のバッグへ分離した後、チュ
ー言ブシーラーを使用して子バッグヘの連結チューブに
封止部を作って密封するようにしている。
すなわち、まず、遠心分離を終了した親バッグ73を血
球が舞い上がらないように注意しながら分離装置71の懸
垂ピン75にセットする。
このときの親バッグの状態を第12(a)図に示す。図
中77が血漿、79がバッフィーコート、81が濃厚赤血球で
ある。
次に分離装置71のバレー83を基台84に設けられたフッ
ク85から外して、親バッグ73を分離装置71の保持板87
と、図示しないスプリングによって常時所定方向に付勢
されたレバー83を介して回動する押圧板89とで挾むこと
により上層の血漿成分77を親バッグ73から液体移送口74
を介して第1の子バッグ(図示しない。)に移送する。
このときの親バッグ73の状態を第12(b)図に示す。
さらに、同様な操作を繰り返して親バッグ73中に残っ
た血漿、バッフィーコートおよび赤血球の一部を第2の
子バッグ(図示しない。)に移送する。
移送後の親バッグ73の状態を第12(c)図に示す。
このようにして、全血を採取した親バッグから各子バ
ッグへの血液成分の移送が行われる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の分離装置71を用いて血液成分の
移送を行う場合、親バッグ73の上部に設けられた液体排
出口91にバッフィーコートを構成する白血球や血小板が
誤って入り込んでしまうという問題があった。
上述のように、本来、これらの成分は、第2の子バッ
グへ移送されるべきものである。
その結果、親バッグ73の下層に残留して回収される濃
厚赤血球成分中に、これら白血球や血小板成分が混入す
ることとなり、濃厚赤血球からの白血球等の除去が不十
分となったり、第2の子バッグに分離されたバッフィー
コート成分から血小板を回収する際に、前述のように親
バッグ73にバッフィーコートの一部が残留してしまうた
め、血小板の回収率が低いという問題があった。
また、このような問題を解決するために、第13図に示
すように、親バッグ73の肩部93が水平方向となす角θを
約18度として、肩部を下方へおとし、鋭角とすることに
より、液体移送口74を通過する血液成分の流速を高め、
バッフィーコートが液体排出口91に入り込まないように
することが考案されているが、いまだ十分に上述の問題
点が解消されるに至っていない。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、血液成分等の液体成分を他の液体成分から分離する
に際し、異なる液体成分同士の混入を防止し、分離精度
が高い液体分離装置および圧迫具を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本発明は、上部または下部に液体
移送口を有する柔軟な可撓性容器を保持するための傾斜
または鉛直に設けられた保持手段と、該保持手段に対向
して設けられるとともに、該保持手段との間に、前記可
撓性容器を挟み込んで外側から扁平になるように押圧し
得る押圧手段と、前記保持手段の、可撓性容器の液体移
送口側に付設され、前記保持される可撓性容器の液体移
送口側を圧迫して、該可撓性容器の前記液体移送口を除
く液体収容部の内壁同士を前記液体移送口に向かうに従
って狭くなる通路を形成するように密着させ得る圧迫具
とを備えることを特徴とする、液体分離装置から構成さ
れる。
さらに、本発明は、液体移送口を有する柔軟な可撓性
容器の前記液体移送口を除く液体収容部の液体移送口側
を液体移送口に向かうに従って狭くなり通路を形成する
ように可撓性容器の内壁同士を密着させ得る圧迫部を備
えることを特徴とする、可撓性容器の圧迫具から構成さ
れる。
[作 用] 本発明に係る液体分離装置を使用する際は、まず、傾
斜または鉛直に設けられた保持手段によって、上部また
は下部に液体移送口を有する柔軟な可撓性容器を保持す
る。
次に、前記保持手段の可撓性容器の液体移送口側に付
設された圧迫具を用いて前記保持される可撓性容器の液
体移送口側を圧迫して、該可撓性容器の前記液体移送口
を除く液体収容部の内壁同士を前記液体移送口74に向か
うに従って狭くなる通路を形成するように、あらかじめ
密着させる。
続いて、前記保持手段に対向して設けられた押圧手段
を用いて、前記保持手段との間に前記可撓性容器を挾み
込んで外側から扁平になるように押圧する。
すると、前記可撓性容器内において少なくとも上層成
分と下層成分に分離されている液体成分のうち、液体移
送口側成分が前記液体移送口から押し出されて排出され
る。
このとき、前述のように圧迫具により可撓性容器の液
体移送口を除く液体収容部の内壁同士は、液体移送口に
向かうに従って狭くなる通路を形成するように、あらか
じめ密着されているので、液体移送口側の液体成分は形
成された通路に沿い、液体移送口に近づくに従って次第
に加速されて排出される。
このように通路が制限されているため、液体移送口側
の液体成分は可撓性容器内の液体移送口以外の液体排出
口等に誤って入り込んだり滞留することがなくスムーズ
に排出される。
したがって、排出すべき液体成分の一部が可撓性容器
内に残留しないため、優れた分離精度が得られるととも
に、分離すべき液体成分の回収率を高めることができ
る。
[実施例] 以下、本発明を図示の実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る液体分離装置の第1の実施例
を示す図である。
第1図において、液体分離装置1の底部には、金属等
からなる基台3が設けられており、基台3の端部には、
同じく金属等から形成されるとともに可撓性容器を保持
するとめに鉛直方向に延びる保持板5が設けられてい
る。
なお、保持板5は、鉛直方向のみならず、傾斜して設
けてもよい。
基板3と保持板5の境界部分にはヒンジ7により回動
可能に押圧板9が設けられている。
押圧板9は、ガラス板あるいは透明なプラスチック板
から形成され、保持板5との間に可撓性容器を挾み込ん
で外側から扁平に押圧し得るよう構成されている。
押圧板9の下端中央部には、押圧板9による可撓性容
器の押圧が容易になるようにレバー11が取り付けられて
いる。
なお、基台3上面には図示するように、レバー11を固
定するためのフック13が設けられている。
保持板5の上部には、前記保持される可撓性容器の液
体移送口側を圧迫して、該可撓性容器の前記液体移送口
を除く液体収容部の内壁同士を前記液体移送口に向かう
に従って狭くなる通路を形成するように密着させ得る圧
迫具15が設けられている。
圧迫具15本体は、金属等から形成された棒状体であっ
て、その左右両端部が保持板5の左右側面上部に穿たれ
た開口17に挿入され、この部分を中心にして回動可能と
されている。
また、圧迫具15は、保持板5の正面方向から見たと
き、左右対称な「へ」の字状を呈し、左右の腕部19が下
方になす角度が180゜未満となるよう構成されている。
ここで少なくとも腕部19は、ステンレス製針金あるい
はアクリロニトリル・スチレン、硬質塩化ビニル樹脂等
から形成される。
ここで腕部19を透明または半透明体の板状にすること
により圧迫力があり、分離した液体成分同士の境界を見
易くすることができる。
さらに、この角度は、好ましくは150゜〜100゜であ
る。
150゜を越えると可撓性容器上部の液体排出口等の射
出成形部材に接触して圧迫が充分に行えない場合があ
り、一方、100゜未満であると、可撓性容器内に収容さ
れた液体の容積による液圧のため、腕部19による圧迫が
完全に行えない場合があるからである。
また、左右の腕部19の中央部分には保持板5から離れ
る方向へ突出した湾曲部21が形成されており、押圧時に
可撓性容器の液体移送口を圧迫しないようにしている。
一方、左右の腕部19の両端部には突起25が設けられ、
保持板5の左右両側面に一端が固定されたスプリング27
の他端が係合し、可撓性容器を保持したときに腕部19が
スプリング27の復元力により可撓性容器の液体移送口を
除く液体収容部を保持板5の方向へ圧迫するよう構成さ
れている。
このようにして圧迫されることにより、可撓性容器の
液体移送口を除く液体収容部の内壁同士は密着し、液体
移送口に向かうに従って狭くなる通路が形成されること
になる。
第2図は、本発明に係る液体分離装置の第2の実施例
を示し、第1の実施例と異なるのは、湾曲部21が腕部19
の中央部分から若干上方に突出した位置に設けられてい
る点である。
このように湾曲部21を位置させることにより、可撓性
容器の筒状を呈する液体移送口部分を鉛直方向に挾持す
ることができ、圧迫具15の圧迫による液体収容部の内壁
同士の密着をより完全に行うことができる。
第3(a)図および第3(b)図は、本発明に係る液
体分離装置の第3の実施例を示し、第3の実施例が第2
の実施例と異なるのは、圧迫具15がメガネ状を呈し、さ
らに腕部19の左端部が蝶番により保持板5の左側に固定
され、一方、腕部19の右端部には、保持板5の右側面に
設けられた金具29と係合可能なフック31が設けられてい
る点である。
第3(a)図が金具29にフック31を係合する前の状態
を示し、第3(b)図が金具29にフック31を係合した状
態を示す。
また、左右の腕部19の中央部分には、空間部形成部材
33が設けられ、形成された空間に可撓性容器の筒状の液
体移送口が挾み込まれ、液体移送口を圧迫しないように
している。
第4図は、本発明に係る液体分離装置の第4の実施例
を示し、第4の実施例が第3の実施例と異なるのは、金
具29とそれに係合可能なフック31を備えず、代りに第1
の実施例および第2の実施例と同様なスプリング27を備
えている点である。
ここで、スプリング27の代りに、ゴム状弾性体等を用
いてもよい。
なお、第4図には、可撓性容器28を圧迫具15により圧
迫固定した状態を示している。
第5図は、本発明に係る液体分離装置の第5の実施例
を示し、第5の実施例が第4の実施例と異なる主な点
は、圧迫具15本体が蝶番35を介して保持板5の上端に回
動可能に連結されている点である。
第6図は、本発明に係る液体分離装置の第6の実施例
を示す。
第6の実施例において、圧迫具15本体は、図示する形
状に金属等から形成された棒状体37を備え、該棒状体37
は上部において、押圧板9の上部に所定の角度をなして
連結されている。
さらに、押圧板9の上方から左右に延びる連結棒39が
保持板5の左右側面上部に穿たれた開口17に挿入され、
この部分を中心に回動可能とされている。
また、棒状体37の左右両側部にはフック31が設けら
れ、保持板5の左右両側面に設けられた金具29と係合可
能とされている。
この実施例においては、押圧板9は上方を中心に回動
する構造であり、前述の実施例が下部加圧方式を採用し
ていたのに対し、本実施例は、いわゆる上部加圧方式を
採用している。
この上部加圧方式によれば、可撓性容器内の液体を液
体移送口を介して移送するときの流速が、液体における
連続の法則により、可撓性容器上端の断面積の小さい部
分で速くなる。
したがって、移送すべき液体成分が可撓性容器の上部
において滞留したり残留するおそれを、より少なくする
ことができる。
以下、本発明に係る液体分離装置の使用法を、前述の
第4の実施例において説明した液体分離装置を用いた場
合を例に説明する。
まず、可撓性容器として、第7図に示すような4連の
血液バッグ41を用意する。
この血液バッグ41は、採血針42と、親バッグ43と、そ
れに連結チューブおよび分岐管を介して連結された第1
の子バッグ45、第2の子バッグ47ならびに第3の子バッ
グ49とから構成される。
そこで、次に採血針42を介して採血者より血液を400m
l、親バッグ43中に採取する。
続いて親バッグ43に採取された血液を3500 rpmで6分
間遠心分離する。
この遠心分離により、前記血液は上層の血漿成分、中
層のバッフィーコート成分(主成分が白血球であり、他
に血小板、赤血球、血漿が混入している。)および下層
の濃厚赤血球成分に分離される。
さらに、この状態で液体分離装置の圧迫具15の腕部19
をスプリング27の付勢力に抗して保持板5から引き離
し、親バッグ43を本発明に係る液体分離装置に装着す
る。装着した状態は、第4図に示す通りである。
第4図に示す親バッグ43の装着状態を右側面から見た
ときの状態を第8(a)図に示す。
第9(a)〜(d)図には、便宜上、液体分離装置の
うち圧迫具15の腕部19と空間部形成部材33のみを図示し
て親バッグ43を装着した状態を示す。
第9(a)図が前述の遠心分離直後の親バッグ43を装
着した状態を示し、図中、51が上層の血漿成分、53が中
層のバッフィーコート成分、55が下層の濃厚赤血球成分
である。
次に、第8(b)図に示すようにフック13よりレバー
11を外し、押圧板9をヒンジ7を中心にして回動させ、
親バッグ43を押圧する。
このときの状態を正面から見た図が第9(b)図であ
る。
第8(b)図および第9(b)図に示すように、上層
の血漿成分51は液体移送口57より押し出されて、連結チ
ューブ59を介して第1の子バッグ45へ移送され、中層の
バッフィーコート成分53および下層の濃厚赤血球成分55
が上昇する。
また、血漿成分51が押し出されるにしたがい、親バッ
グ43内の血液成分の内容積が減り、圧迫具15が親バッグ
43の上方を圧迫し易くなるため、スプリング27の付勢力
により、圧迫具15の腕部19は、親バッグ43の液体移送口
57を除く液体収容部を圧迫し、該液体収容部の内壁同士
を、液体移送口57に向かうに従って狭くなる通路を形成
するように密着させることになる。
さらに押圧板9を押圧すると、第9(c)図に示すよ
うにバッフィーコート成分53が親バッグ43内の上端部ま
で上昇する。
次に親バッグ43内に残存する血漿成分51、バッフィー
コート成分53および濃厚赤血球成分55の一部を、さらに
押圧板9に押圧することにより液体移送口57より連結チ
ューブ59を介して第2の子バッグ47へ移送する。
このとき、前述した通り、親バッグ43の液体移送口57
を除く液体収容部の内壁同士が密着されているため、液
体移送口57に向かうに従って狭くなる通路が形成され、
親バッグ43の液体排出口61は当該通路から遮断されてい
る。
したがって、前記移送されるバッフィーコート成分53
は、液体排出口61に混入したり、残留することなく、移
送される。
このようにしてバッフィーコート成分53を移送した後
の親バッグ43の状態を示したのが第9(d)図であり、
濃厚赤血球成分55のみが残留している。
第2の子バッグ47へ移送されたバッフィーコート成分
53は、その後遠心分離され、分離された濃厚血小板成分
が第3の子バッグ49へ移送され、血液成分分離操作が完
了する。
なお、上述の実施例では、圧迫具15が液体分離装置1
の一部を構成して、保持板5に連結されている態様につ
いて説明したが、これに限らず、圧迫具を独立した物品
として製造し、液体分離装置を構成する保持板5に脱着
可能としてもよい。
第10(a)図および第10(b)図にその一例を示す。
この態様においては、圧迫具62は、腕部19と、蝶番63
を介して連結された支持部65と、該腕部19の左端部に設
けられたフック31、および支持部65の右端部に設けら
れ、フック31に係合可能な金具29とを備えている。
その使用法は、まず保持板5に可撓性容器を保持させ
た後、この圧迫具62を第10(a)図に示すように開いた
状態で保持板5の上部にセットし、可撓性容器上部を挾
んだ状態で圧迫具62を蝶番63を中心にして閉じ、第10
(b)図に示すようにフック31と金具29とを係合して固
定する。
その後の操作は前述の実施例と同様である。
なお、圧迫具62は、上記態様に限られず、種々変形が
可能である。
なお、上述の説明では、特に液体移送口が可撓性容器
の上部に位置する場合について説明したが、下部に位置
するものであっても良い。
また、可撓性容器として血液バッグを使用した場合を
例に説明したが、本発明は、これに限られず、工業用の
液体収納容器等にも適用可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明は、上部または下部に液体
移送口を有する柔軟な可撓性容器を保持するための傾斜
または鉛直に設けられた保持手段と、該保持手段に対向
して設けられるとともに、該保持手段との間に、前記可
撓性容器を挟み込んで外側から扁平になるように押圧し
得る押圧手段と、前記保持手段の、可撓性容器の液体移
送口側に付設され、前記保持される可撓性容器の液体移
送口側を圧迫して、該可撓性容器の前記液体移送口を除
く液体収容部の内壁同士を前記液体移送口に向かうに従
って狭くなる通路を形成するように密着させ得る圧迫具
とを備えることを特徴とする、液体分離装置から構成さ
れる。
さらに本発明は、液体移送口を有する柔軟な可撓性容
器の液体移送口側を液体移送口に向かうに従って狭くな
る通路を形成するように可撓性容器の前記液体移送口を
除く液体収容部の内壁同士を密着させ得る圧迫部を備え
ることを特徴とする、可撓性容器の圧迫具から構成され
る。
したがって、便宜上、可撓性容器として血液バッグの
親バッグに適用した場合について本発明の効果を説明す
ると、本発明に係る液体分離装置の圧迫具の圧迫によ
り、親バッグの液体移送口を除く液体収容部の内壁同士
が、液体移送口に向かうに従って狭くなる通路が形成さ
れるように密着されているので、分離されて子バッグへ
移送されるバッフィーコート等の血液成分は、当該通路
のみを通過することとなり、液体移送口以外の液体排出
口等に混入したり、残留することがなく、スムーズに移
送される。
よって、親バッグ内に残存する濃厚赤血球からのバッ
フィーコートの除去が精度良く行われ、白血球の除去率
を高くすることができる。
さらに、親バッグからのバッフィーコートの除去が精
度良く行われることから、分離したバッフィーコートか
らの血小板の回収率も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る液体分離装置の第1の実施例を
説明する斜視図、 第2図は、本発明に係る液体分離装置の第2の実施例を
説明する斜視図、 第3(a)図および第3(b)図は、本発明に係る液体
分離装置の第3の実施例を説明する斜視図、 第4図は、本発明に係る液体分離装置の第4の実施例を
説明する斜視図、 第5図は、本発明に係る液体分離装置の第5の実施例を
説明する斜視図、 第6図は、本発明に係る液体分離装置の第6の実施例を
説明する斜視図、 第7図は、4連の血液バッグを示す説明図、 第8(a)図および第8(b)図は、本発明に係る液体
分離装置の使用状態を示す説明図、 第9(a)図,第9(b)図,第9(c)図および第9
(d)図は、親バッグの押圧による血液成分の移行の状
態を示す説明図、 第10(a)図および第10(b)図は、本発明に係る圧迫
具を示す説明図、 第11図は、従来の液体分離装置を示す図、 第12(a)図,第12(b)図および第12(c)図は、従
来の液体分離装置による親バッグ中の血液成分の移行の
状態を示す説明図、 第13図は、肩部を下方へおとした親バッグを示す説明図
である。 (主要部分の符号の説明) 1……液体分離装置 5……保持板 9……押圧板 15,62……圧迫具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部または下部に液体移送口を有する柔軟
    な可撓性容器を保持するための傾斜または鉛直に設けら
    れた保持手段と、 該保持手段に対向して設けられるとともに、該保持手段
    との間に、前記可撓性容器を挟み込んで外側から扁平に
    なるように押圧し得る押圧手段と、 前記保持手段の、可撓性容器の液体移送口側に付設さ
    れ、前記保持される可撓性容器の液体移送口側を圧迫し
    て、該可撓性容器の前記液体移送口を除く液体収容部の
    内壁同士を前記液体移送口に向かうに従って狭くなる通
    路を形成するように密着させ得る圧迫具と、 を備えることを特徴とする、液体分離装置。
  2. 【請求項2】液体移送口を有する柔軟な可撓性容器の液
    体移送口側を液体移送口に向かうに従って狭くなる通路
    を形成するように、前記液体移送口を除く液体収容部の
    内壁同士を密着させ得る圧迫部を備えることを特徴とす
    る、可撓性容器の圧迫具。
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