JP2007252730A - 血液容器及び血液成分分配容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】血液が貯留される採血バッグ100であって、血液が収容される本体部101と、本体部101に接続され、本体部101に血液を流出入する接続口102とを備え、本体部101は、接続口102を封止することで血液を封入する袋体であり、本体部101の外形の少なくとも一部は、接続口102を略中心として、接続口102から流出される血液の流出方向に対して所定角度を成すテーパー辺103を形成した。
【選択図】図1
Description
しかしながら、前述した装置においては、血液を充填され遠心分離機に掛けられる血液バッグの血液を貯留する袋部分の形状は、略矩形である。このため、血液バッグ内の対流が血液バッグ内上部の角部分で滞り、遠心分離後は、血液バッグ内上部の角部分に凝血が残る場合があり、分離の精度の向上を妨げていた。
図1は、本発明の実施形態の血液容器としての採血バッグ100の正面図である。
図1に示すように、採血バッグ100は、遠心分離される血液を収容する血液収容部としての本体部101と、この本体部101の上部に接続され、本体部101に血液を流出入する血液流出入部としての接続口102と、を備える。
テーパー辺103は、接続口102から流出される血液の流出方向とによりなされる鋭角の角度が30度になるように形成されている。
接続口102には、後述する連結チューブ400(図3)の一端部が気密接続されている。
図2に示すように、採血バッグ100aは、遠心分離される血液を収容する血液収容部としての本体部101aと、この本体部101aの上部に接続され、本体部101aに血液を流出入する血液流出入部としての接続口102aと、を備える。
テーパー辺103aは、接続口102aから流出される血液の流出方向と略平行である本体部101aの辺の長さが、本体部101aの底部から接続口102aまでの長さの略3分の1となる位置まで形成されている。
なお、採血バッグ100、100aは、軟質ポリ塩化ビニルなどにより形成され、これらの内部は前もって滅菌処理が施されている。
図3に示すように、血液成分分配容器1は、血液が貯留されている血液貯留部としての採血バッグ100、採血バッグ100から採取された血清を貯留する成分収容部としての複数の分取バッグ200、血清の一部を一時的に貯留する調整バッグ300、採血バッグ100と分取バッグ200と調整バッグ300とを連結する連結チューブ400〜405、及び採血バッグ100からの流路を分岐させる分岐管450〜452とによって構成されている。
図4は、採血バッグ100に収容された血清成分を3つの分取バッグ200に送り出した状態の血液成分分配容器1の正面図である。
まず、採取した血液を貯留した採血バッグ100を遠心分離器(図示せず)にかけて、血液を成分毎に分離する。このとき、採血バッグ100内の成分層において血清成分が最上層を形成する。次に、採血バッグ100、分取バッグ200、および調整バッグ300を、これらのバッグの鉛直方向の位置関係が採血バッグ100、分取バッグ200、調整バッグ300の順に低くなるように設置する。また、クランプ500及びクランプ501は予め閉じておき、クランプ502、503、504は開放状態とする。
次に、調整バッグ300を分取バッグ200の下方に位置付けてから、手動にてクランプ501を開放して、連結チューブ406の流路を開放する。この時、3つの分取バッグ200を加圧する。これにより、図5中の矢印によって示すように、3つの分取バッグ200の上部に貯留されたエアとともに血清成分の一部が連結チューブ401〜406を通って調整バッグ300に移動する。そして、3つの分取バッグ200内からエアが調整バッグ300に全て移動し、連結チューブ401〜406内が血清成分で満たされた時点で、クランプ501を閉じて、連結チューブ406の流路を閉鎖する。
次に、調整バッグ300の底部を、血液成分分配容器1中最も高い位置に設置する。この時、調整バッグ300の接続口305は下方を向くため、調整バッグ300内においては、接続口305付近は血清成分によって満たされ、その上部にエアが貯留された状態となる。このような状態で、クランプ501を開いて、連結チューブ406の流路を開放することにより、図6中の矢印によって示すように、調整バッグ300と分取バッグ200との落差による圧力によって、調整バッグ300内の血清成分が3つの分取バッグ200に移動する。そして、調整バッグ300内に血清成分がなくなった後に、クランプ502〜504を閉鎖することによって、採血バッグ100から血清成分を採取して、3つの分取バッグ200に小分けする作業が完了する。なお、採血バッグ100や、分取バッグ200に加圧する際に加圧装置を用いることができる。また、調整バッグ300から血清成分が3つの分取バッグ200に移動しにくい場合には、調整バッグ300に手で圧力を加えて血清成分を押し出したり、加圧装置を用いて3つの分取バッグ200に加える圧力を低減させても良い。
100、100a 採血バッグ
101、101a、201、301 本体部
102、102a、205、305 接続口
103、103a テーパー辺
200 分取バッグ
210、310 孔部
300 調整バッグ
400、401、402、403、404、405、406 連結チューブ
450、451、452 分岐管
500、501、502、503、504 クランプ
Claims (3)
- 血液が貯留される血液容器であって、
血液が収容される血液収容部と、
前記血液収容部に接続され、前記血液収容部に血液を流出入する血液流出入部とを備え、
前記血液収容部は、前記血液流出入部を封止することで血液を封入する袋体であり、
前記血液収容部の外形の少なくとも一部は、前記血液流出入部を略中心として、前記血液流出入部から流出される血液の流出方向に対して所定角度を成すテーパー辺が形成された血液容器。 - 前記所定角度は、前記流出方向と前記テーパー辺とになされる鋭角の角度が略20度から略30度である請求項1に記載の血液容器。
- 請求項1又は2に記載の血液容器を用いた血液成分分配容器であって、
血液が貯留される血液貯留部と、
当該血液貯留部に連結され所定の血液成分を当該血液貯留部外に送り出す連結管と、
当該連結管から分岐してなる分岐管と、
当該分岐管に連結され、血液成分が収納される成分収容部と、
前記分岐管に連結され、血液成分の流入及び流出が可能な調整用貯留部と、を備え、
前記血液貯留部は、前記血液容器であり、
前記連結管は、前記血液流出入部に連結された血液成分分配容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006082702A JP2007252730A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 血液容器及び血液成分分配容器 |
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ID=38627555
Family Applications (1)
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JP2006082702A Pending JP2007252730A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 血液容器及び血液成分分配容器 |
Country Status (1)
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633867A (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-08 | 日本赤十字社 | 血液成分分離用血液バッグ |
JPH0497754A (ja) * | 1990-08-17 | 1992-03-30 | Terumo Corp | 液体分離装置および圧迫具 |
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2006
- 2006-03-24 JP JP2006082702A patent/JP2007252730A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS633867A (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-08 | 日本赤十字社 | 血液成分分離用血液バッグ |
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